JP2000188219A - 巻鉄心変圧器の製造方法 - Google Patents

巻鉄心変圧器の製造方法

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JP2000188219A
JP2000188219A JP10364940A JP36494098A JP2000188219A JP 2000188219 A JP2000188219 A JP 2000188219A JP 10364940 A JP10364940 A JP 10364940A JP 36494098 A JP36494098 A JP 36494098A JP 2000188219 A JP2000188219 A JP 2000188219A
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JP
Japan
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iron core
wound
wound iron
coil
block
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Pending
Application number
JP10364940A
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English (en)
Inventor
Takahiro Iwagami
孝浩 岩上
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Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻鉄心変圧器のコイル平均周長を短くし、電線
使用量を少なくする。 【解決手段】巻鉄心2の外周側において、複数枚の鋼板
からなるブロック5を、巻鉄心2のコーナー部に接合部
6を2箇所有する分割構造とし、鉄心挿入作業で問題に
なるブロック5のコーナー部の成形された部分をより直
線に近い形で挿入することを可能にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻鉄心変圧器の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の巻鉄心変圧器1の製造方法は図4
に示すように、巻鉄心2とコイル3の間に鉄心挿入作業
性を考慮したスペース7が5〜10mm程度確保されてい
る。これは巻鉄心2は、一般的に丸巻き(鋼板を1ター
ンカットしながら円形に巻き付ける工程)、角成形(丸
巻きされた鉄心を矩形に成形する工程)、焼鈍(角成形
により生じた鋼板に生じる歪みを取る工程)という各工
程からなるが、焼鈍後の巻鉄心はブロックをコイルに挿
入する際に接合面4を開く必要がある。この際、巻鉄心
の内周から外周に順次ブロックを挿入して行くが、外周
側は挿入するブロックとコイルの隙間が狭くなるため、
最外周のブロック5では接合面4を開いてもコーナー部
分が直線状にはならず、ブロックの厚みよりも大きなス
ペース(前記5〜10mm)が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
巻鉄心2とコイル3間を大きくすると、巻鉄心3の外周
に巻かれるコイル3の周長を長くすることになり、コイ
ル3に使用している電線使用量を増やすため巻鉄心変圧
器1が高価になるとともに負荷損失が増加するとともに
変圧器全体の寸法も大きくなるという欠点があった。そ
こで本発明は、コイル3の周長を短くし、安価で低損失
な巻鉄心変圧器1の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、巻鉄
心の外周側のブロックを、巻鉄心のコーナー部に接合部
を2箇所有する分割構造とし、鉄心挿入作業で問題にな
るブロックのコーナー部の成形された部分をより直線に
近い形で挿入することを可能にしたことを特徴としてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0006】図1は本発明の巻鉄心変圧器1の製造方法
一実施の形態例であり、巻鉄心変圧器1には巻鉄心2お
よびそれに巻装したコイル3を有している。巻鉄心2は
コイル3の一方向からブロック毎に順次挿入され、接合
面4で合わされる。しかし外周側のブロック5は図1
(b)(c)に示すように巻鉄心2のコーナー部で2分
割されており、コイル3の双方向から挿入し接合部6で
合わされる。この様に分割挿入することで、巻鉄心2と
コイル3の間のスペース7が従来と比べて狭くても、外
周側のブロック5の鉄心焼鈍時の成形によるコーナー部
の曲がり度合いがほとんどないため、比較的容易に挿入
することが可能になる。尚、前記の2分割するブロック
5は、1つのブロックまたは複数のブロックで構成す
る。
【0007】外周側のブロック5の2ヶ所の接合部6の
構造を図2および図3に示す。図2の場合は、外周側の
ブロック5を構成する鋼板8を0〜3mmのギャップ9で
接合したもので、各ギャップの位置を一枚毎に3〜15
mmの範囲でずらしたものである。図3の場合は、外周側
のブロック5を構成する鋼板8を3〜15mmの重ね合わ
せ10で接合したもので、重ね合わせ位置を一枚毎にギ
ャップ0〜3mmの範囲でずらしたものである。
【0008】なお本実施の形態例では、接合部6を巻鉄
心2の対角線上にしてあるが、同一側のコーナー部に設
けても良い。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、巻鉄心とコイルの間の
スペースを小さくとることができるため、コイルの周長
が短くなり電線使用量を減らすことができる。これによ
り安価な巻鉄心変圧器を提供できると共に、変圧器の損
失はコイルの周長に比例することから、低損失な巻鉄心
変圧器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻鉄心変圧器の製造方法の一実施の形
態例を示し、(a)は上面図、(b)は鉄心挿入時の側
面図、(c)は鉄心挿入後の側面図である。
【図2】本発明の巻鉄心の外周側ブロックの接合部の構
造図である。
【図3】本発明の巻鉄心の外周側ブロックの接合部の構
造図である。
【図4】従来の巻鉄心変圧器の製造方法の一例を示し、
(a)は上面図、(b)は鉄心挿入時の側面図、(c)
は鉄心挿入後の側面図である。
【符号の説明】
1 巻鉄心変圧器 2 巻鉄心 3 コイル 4 接合面 5 外周側のブロック 6 接合部 7 スペース 8 鋼板 9 ギャップ 10 重ね合わせ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁路の途中に接合部を有する巻鉄心と、前
    記巻鉄心に巻装されたコイルからなる巻鉄心変圧器の製
    造方法において、コイルに巻鉄心を挿入する工程で、巻
    鉄心の周長の短い順から数枚から数十枚を1ブロックと
    したものをコイルに挿入し、巻鉄心の外周側の複数枚の
    鋼板からなるブロックを1つのブロックまたは複数のブ
    ロックについて、巻鉄心のコーナー部に接合部を2ヶ所
    有する分割構成としたことを特徴とする巻鉄心変圧器の
    製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の巻鉄心のコーナー部に接合
    部を2ヶ所有する外周側のブロックを構成する鋼板を0
    〜3mmのギャップで接合し、各ギャップの位置を一枚毎
    に3〜15mmの範囲でずらして接合したことを特徴とす
    る巻鉄心変圧器の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の巻鉄心のコーナー部に接合
    部を2ヶ所有する外周側のブロックを構成する鋼板を3
    〜15mmで互いに重ね合わせて接合し、重ね合せ位置を
    一枚毎にギャップ0〜3mmの範囲でずらして接合したこ
    とを特徴とする巻鉄心変圧器の製造方法。
JP10364940A 1998-12-22 1998-12-22 巻鉄心変圧器の製造方法 Pending JP2000188219A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005470A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 三相巻鉄心及び三相変圧器
CN113628849A (zh) * 2021-07-16 2021-11-09 中铁第一勘察设计院集团有限公司 变压器铁心及变压器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005470A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 三相巻鉄心及び三相変圧器
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