JPH02140249A - 液体食品用容器及び容器の蓋体 - Google Patents
液体食品用容器及び容器の蓋体Info
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- JPH02140249A JPH02140249A JP63292429A JP29242988A JPH02140249A JP H02140249 A JPH02140249 A JP H02140249A JP 63292429 A JP63292429 A JP 63292429A JP 29242988 A JP29242988 A JP 29242988A JP H02140249 A JPH02140249 A JP H02140249A
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- fatty acid
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は食用油等の粘稠性を有する液体用の容器、特に
注出口部分を形成するのに適する合成樹脂であり、且つ
、注出口を有する形状として成形される容器口部又は蓋
体において注出口における液切れ性を良好とし得るもの
である。
注出口部分を形成するのに適する合成樹脂であり、且つ
、注出口を有する形状として成形される容器口部又は蓋
体において注出口における液切れ性を良好とし得るもの
である。
[従来の技術]
従来、粘稠性を有する液体容器においては、内容液の注
出に際して液切れが悪く、注出時に容器口部の端部に残
留付着した内容液が注出後に11部外側に垂れることが
多く、垂れた内容液が凝固したり、はこりが封着して不
衛生となる、等の問題が生じていた。
出に際して液切れが悪く、注出時に容器口部の端部に残
留付着した内容液が注出後に11部外側に垂れることが
多く、垂れた内容液が凝固したり、はこりが封着して不
衛生となる、等の問題が生じていた。
この問題を解決する為、−船釣には容器口部又は蓋体に
おける注出口の端部形状等を改良し、以て内容液が注出
口の外側に垂れにくい構造とするもの(例えば実公昭4
8−28.284号)や、容器口部において注出口の外
側に垂れた液体を容器内に回収し得る構造とするもの(
例えば実公昭58−41.166号、実開昭82−35
.953号)等が有り、容器口部の形状又は蓋体の形状
に種々の改良が試みられている。
おける注出口の端部形状等を改良し、以て内容液が注出
口の外側に垂れにくい構造とするもの(例えば実公昭4
8−28.284号)や、容器口部において注出口の外
側に垂れた液体を容器内に回収し得る構造とするもの(
例えば実公昭58−41.166号、実開昭82−35
.953号)等が有り、容器口部の形状又は蓋体の形状
に種々の改良が試みられている。
[発明が解決しようとする課題]
容器及び蓋体等の生産性を向」ニさせる為に、容器口部
又は蓋体における注出「1の形状を単純化すると、内容
液を注出する際、又は注出後に、口部外側等に内容液が
垂れて口部周縁を汚すことが多くなる欠点が生じ、他方
、11部周縁に液が垂れることを防止し得る形状に容器
1−1部ヌは蓋体等における注出[−1の端部形状を改
良したり、容器口部構造又は蓋体の構造を改良して液垂
れを防止することが試みられているが未だ充分とは言え
ず、又、形状的改良を加えると金型の成形が困難となる
場合が多く、容器や蓋体の成形製造が複雑となる為に生
産性の向上を図り難い等の欠点が生じる。
又は蓋体における注出「1の形状を単純化すると、内容
液を注出する際、又は注出後に、口部外側等に内容液が
垂れて口部周縁を汚すことが多くなる欠点が生じ、他方
、11部周縁に液が垂れることを防止し得る形状に容器
1−1部ヌは蓋体等における注出[−1の端部形状を改
良したり、容器口部構造又は蓋体の構造を改良して液垂
れを防止することが試みられているが未だ充分とは言え
ず、又、形状的改良を加えると金型の成形が困難となる
場合が多く、容器や蓋体の成形製造が複雑となる為に生
産性の向上を図り難い等の欠点が生じる。
[課題を解決するための手段]
本発明は容器又は蓋体を成形する為の容器成形用合成樹
脂に脂肪酸アミド系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0.
1乃至0.5重量%添加する。
脂に脂肪酸アミド系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0.
1乃至0.5重量%添加する。
更に、脂肪酸アミド系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0
.1乃至0.5重量%添加した合成樹脂を用いて容器又
は蓋体の少なくとも注出口を形成することとする。
.1乃至0.5重量%添加した合成樹脂を用いて容器又
は蓋体の少なくとも注出口を形成することとする。
[作用]
本発明は容器成形用の合成樹脂に滑剤を添加し、合成樹
脂の疎水性を増大させ、以て該合成樹脂により容器又は
蓋体を形成すると、内容液注出時に容器等の口部周辺に
イ・1着する液体の残留量を減少させることができ、容
器を正立状態に戻したときに11部周辺に残留した内容
液が[1部の外側に流れることを防止できる故、液垂れ
を防止しつつ[1部周辺の形状を単純化することも可能
となり注出口を有する容器又は蓋体の成形製造を容易と
することができる。
脂の疎水性を増大させ、以て該合成樹脂により容器又は
蓋体を形成すると、内容液注出時に容器等の口部周辺に
イ・1着する液体の残留量を減少させることができ、容
器を正立状態に戻したときに11部周辺に残留した内容
液が[1部の外側に流れることを防止できる故、液垂れ
を防止しつつ[1部周辺の形状を単純化することも可能
となり注出口を有する容器又は蓋体の成形製造を容易と
することができる。
又、この合成樹脂により成形される容器及び蓋体は、内
容液を流出又は滴下させた場合等における口部周辺に付
着する液体の残留量を減少させ、以て容器を正立状態に
戻したとき、口部周辺に残留した内容液が口部の外側に
流れることを防止できる。
容液を流出又は滴下させた場合等における口部周辺に付
着する液体の残留量を減少させ、以て容器を正立状態に
戻したとき、口部周辺に残留した内容液が口部の外側に
流れることを防止できる。
[実施例]
本発明の実施例は、液体容器の蓋体を形成するポリエチ
レン又はポリプロピレン樹脂に5離型剤として用いられ
ている脂肪酸アミド系滑剤又は脂肪酸エステル系滑剤を
0.1重量%、 0.3重量%、0.5重量%添加する
ものである。
レン又はポリプロピレン樹脂に5離型剤として用いられ
ている脂肪酸アミド系滑剤又は脂肪酸エステル系滑剤を
0.1重量%、 0.3重量%、0.5重量%添加する
ものである。
尚、従来、1−記脂肪酸アミド系の滑剤又は脂肪酸エス
テル系の滑剤及びシリコーンオイル等の滑剤は、合成樹
脂の成形においては離型剤として用いられており、その
使用法は金型へ塗布することが多く、場合によっては合
成樹脂に混入されることが有るも、添加物を加えること
自体が好ましくないとされ、0.05重量%程度の極く
微量を混入する様にして使用されていた。
テル系の滑剤及びシリコーンオイル等の滑剤は、合成樹
脂の成形においては離型剤として用いられており、その
使用法は金型へ塗布することが多く、場合によっては合
成樹脂に混入されることが有るも、添加物を加えること
自体が好ましくないとされ、0.05重量%程度の極く
微量を混入する様にして使用されていた。
本実施例は、滑剤を添加することによって成形不良が生
じない様にする為に、滑剤の最大添加量をポリエチレン
樹脂に対して0.5重量%と限定し、滑剤を無添加のポ
リエチレン樹脂及び滑剤を0.05重量%、 0.1重
量%、 0.3重量%、 0.5重量%添加したポリエ
チレン樹脂を用意し、第1図に示す様に、直径数Hの小
孔である注出口15及び空気孔17を有する蓋体10を
射出成形により作成した。そして、この滑剤添加量を異
にする蓋体lOを半袖を満たした容器に被蓋し、この容
器を25秒間に1回の割合で垂直状態から水平以上に傾
け、以て注出口15から内容液である半袖を滴下注出さ
せ、再度垂直状態に戻すことを繰り返し、各蓋体におい
て内容液が注出口の外側に垂れる迄の注出回数を測定す
る試験を行なった。
じない様にする為に、滑剤の最大添加量をポリエチレン
樹脂に対して0.5重量%と限定し、滑剤を無添加のポ
リエチレン樹脂及び滑剤を0.05重量%、 0.1重
量%、 0.3重量%、 0.5重量%添加したポリエ
チレン樹脂を用意し、第1図に示す様に、直径数Hの小
孔である注出口15及び空気孔17を有する蓋体10を
射出成形により作成した。そして、この滑剤添加量を異
にする蓋体lOを半袖を満たした容器に被蓋し、この容
器を25秒間に1回の割合で垂直状態から水平以上に傾
け、以て注出口15から内容液である半袖を滴下注出さ
せ、再度垂直状態に戻すことを繰り返し、各蓋体におい
て内容液が注出口の外側に垂れる迄の注出回数を測定す
る試験を行なった。
この結果、第2図の表に示す様に、滑剤を無添加のもの
は約10回余りの注出を行なうと内容液が口部外側に垂
れ、シリコーンオイルを0.05重量%添加したものは
20回前後の注出で液垂れを生じ、シリコーンオイルを
0.1重量%添加したものは約20回乃至30回の注出
で、0.3重量%及び0.5重量%添加したものは50
回乃至60回前後の注出で液垂れを生じた。又、脂肪酸
アミド系の滑剤であるエルカ酸アミド(C22H43N
O)又は脂肪酸エステルの滑剤であるグリセリン脂肪酸
エステルを0.05重量%添加したものでは30回乃至
40回程度の注出を行なうと液垂れが生じ、グリセリン
脂肪酸エステルを0.1重量%添加したものでは約60
回、エルカ酸アミドを 0.1重量%添加したものでは
約70回乃至80回の注出を行なうと液垂れが生じ、グ
リセリン脂肪酸エステルを0.3重量%添加したものは
70回乃至100回の注出により、グリセリン脂肪酸エ
ステルを0.5重量%添加したものでは80回乃至10
0回の注出により液垂れが生じ、エルカ酸アミドを0.
3重量%又は0.5重量%添加したものでは100回注
出を行なっても液垂れが生じなかった。
は約10回余りの注出を行なうと内容液が口部外側に垂
れ、シリコーンオイルを0.05重量%添加したものは
20回前後の注出で液垂れを生じ、シリコーンオイルを
0.1重量%添加したものは約20回乃至30回の注出
で、0.3重量%及び0.5重量%添加したものは50
回乃至60回前後の注出で液垂れを生じた。又、脂肪酸
アミド系の滑剤であるエルカ酸アミド(C22H43N
O)又は脂肪酸エステルの滑剤であるグリセリン脂肪酸
エステルを0.05重量%添加したものでは30回乃至
40回程度の注出を行なうと液垂れが生じ、グリセリン
脂肪酸エステルを0.1重量%添加したものでは約60
回、エルカ酸アミドを 0.1重量%添加したものでは
約70回乃至80回の注出を行なうと液垂れが生じ、グ
リセリン脂肪酸エステルを0.3重量%添加したものは
70回乃至100回の注出により、グリセリン脂肪酸エ
ステルを0.5重量%添加したものでは80回乃至10
0回の注出により液垂れが生じ、エルカ酸アミドを0.
3重量%又は0.5重量%添加したものでは100回注
出を行なっても液垂れが生じなかった。
ところで、上記ポリエチレン樹脂に添加した各種の滑剤
は、射出成形品の形状が複雑な場合等金型から成形品を
取り出すことが困難な場合に、射出成形品を金型から取
り出すことを容易とする為の離型剤として従来から用い
られていたものであるも、この離型剤としての使用は、
通常は樹脂への添加ではなく滑剤を金型に塗布する様に
して使用することが多く、塗布に際しては、多量に使用
すると金型への密着性が悪く成形品の外観を悪化させる
ことが有り、又、成形品相互を組み立てる際の密着不良
を生じさせることが有る為、少量の滑剤を注意深く塗布
する様に使用していた。
は、射出成形品の形状が複雑な場合等金型から成形品を
取り出すことが困難な場合に、射出成形品を金型から取
り出すことを容易とする為の離型剤として従来から用い
られていたものであるも、この離型剤としての使用は、
通常は樹脂への添加ではなく滑剤を金型に塗布する様に
して使用することが多く、塗布に際しては、多量に使用
すると金型への密着性が悪く成形品の外観を悪化させる
ことが有り、又、成形品相互を組み立てる際の密着不良
を生じさせることが有る為、少量の滑剤を注意深く塗布
する様に使用していた。
本発明の実施例は、滑剤の添加量を増大させるとスクリ
ュー式射出成形装置においてはスリップの為に吐出圧が
低下することにより樹脂の吐出量不足が生じて成形不良
が発生する為、この吐出量不足による成形不良も生じな
い範囲として滑剤添加量を限定し、旧つ、成形品相互の
密着不良等が生じない範囲として、前述の様に滑剤の添
加量を0.5重量%以下とするものである。
ュー式射出成形装置においてはスリップの為に吐出圧が
低下することにより樹脂の吐出量不足が生じて成形不良
が発生する為、この吐出量不足による成形不良も生じな
い範囲として滑剤添加量を限定し、旧つ、成形品相互の
密着不良等が生じない範囲として、前述の様に滑剤の添
加量を0.5重量%以下とするものである。
この様に、滑剤の添加量を最大0.5重量%とした種々
の合成樹脂を用意して同一形状の蓋体を成形し、液垂れ
に関する実験を行なったところ、従来の滑剤無添加又は
滑剤を0.05重量%添加したポリエチレン樹脂で成形
した容器口部では、10回乃至30回の使用で口部外側
に内容液が垂れていたのに対し、脂肪酸エステル系の滑
剤を0.1重量%添加することにより約60回以し、脂
肪酸エステル系の滑剤を0.3重量%又は脂肪酸アミド
系の滑剤を0.1重量%添加することにより70回以上
、脂肪酸エステル系の滑剤を0.5重量%添加すること
により80回以L、特に脂肪酸アミド系の滑剤を 0.
3重量%又は0.5重量%添加すれば100回以上の注
出を行なっても液垂れが生じないことが見出された。
の合成樹脂を用意して同一形状の蓋体を成形し、液垂れ
に関する実験を行なったところ、従来の滑剤無添加又は
滑剤を0.05重量%添加したポリエチレン樹脂で成形
した容器口部では、10回乃至30回の使用で口部外側
に内容液が垂れていたのに対し、脂肪酸エステル系の滑
剤を0.1重量%添加することにより約60回以し、脂
肪酸エステル系の滑剤を0.3重量%又は脂肪酸アミド
系の滑剤を0.1重量%添加することにより70回以上
、脂肪酸エステル系の滑剤を0.5重量%添加すること
により80回以L、特に脂肪酸アミド系の滑剤を 0.
3重量%又は0.5重量%添加すれば100回以上の注
出を行なっても液垂れが生じないことが見出された。
従って、微量の滑剤添加により液切れ性を最も良好とし
得るのは、脂肪酸アミド系滑剤をポリエチレン樹脂に対
して0.3重量%程度添加した合成樹脂であるも、滑剤
添加による成形不良の発生を防止し得る添加量の範囲に
して、且つ、口部外側への液垂れを防止し得る効果を発
揮する添加量の範囲どして、ポリエチレン樹脂に対して
脂肪酸アミド系の滑剤又は脂肪酸エステル系の滑剤を0
.1重量%乃至0.5重量%添加することとし、この合
成樹脂を用いて液体用容器の口部を形成することとした
。
得るのは、脂肪酸アミド系滑剤をポリエチレン樹脂に対
して0.3重量%程度添加した合成樹脂であるも、滑剤
添加による成形不良の発生を防止し得る添加量の範囲に
して、且つ、口部外側への液垂れを防止し得る効果を発
揮する添加量の範囲どして、ポリエチレン樹脂に対して
脂肪酸アミド系の滑剤又は脂肪酸エステル系の滑剤を0
.1重量%乃至0.5重量%添加することとし、この合
成樹脂を用いて液体用容器の口部を形成することとした
。
尚、前記脂肪酸アミド系又は脂肪酸エステル系の滑剤を
ポリプロピレン樹脂に添加した場合も、はぼ同様の効果
を得ることができる。
ポリプロピレン樹脂に添加した場合も、はぼ同様の効果
を得ることができる。
そして、滑剤を添加した合成樹脂により成形する蓋体は
、第1図に示した様なヒンジ封きキャップ全体を本発明
に係る合成樹脂により成形する場合に限ることなく、第
3図に示す様に、注出口15部分を有する中蓋13を滑
剤添加の合成樹脂により成形し、該中蓋13に通常の合
成樹脂により成形した上蓋19を被せる様にする場合、
又、注出口を有する容器全体を滑剤添加の合成樹脂によ
り成形する場合や、第4図に示す様に、容器口部の注出
口15部分を滑剤添加の合成樹脂により成形して蓋体を
被蓋し得る様にした容器口部20を形成する場合等が有
る。
、第1図に示した様なヒンジ封きキャップ全体を本発明
に係る合成樹脂により成形する場合に限ることなく、第
3図に示す様に、注出口15部分を有する中蓋13を滑
剤添加の合成樹脂により成形し、該中蓋13に通常の合
成樹脂により成形した上蓋19を被せる様にする場合、
又、注出口を有する容器全体を滑剤添加の合成樹脂によ
り成形する場合や、第4図に示す様に、容器口部の注出
口15部分を滑剤添加の合成樹脂により成形して蓋体を
被蓋し得る様にした容器口部20を形成する場合等が有
る。
[発明の効果]
本発明はポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂に脂
肪酸アミド系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0.1乃至
0.5重量%添加した容器成形用合成樹脂で成形された
注出口を有する蓋体又は容器である故、疎水性が強く、
内容液の注出に際して容器口部の端部に内容液が付着残
留することが少なく、該容器の繰り返し使用に際して内
容液が容器口部又は蓋体の注出口における口部外側に垂
れることを防止し、蓋体を含む容器口部等が汚れること
を防止した衛生的な注出口部を有する液体用容器である
。
肪酸アミド系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0.1乃至
0.5重量%添加した容器成形用合成樹脂で成形された
注出口を有する蓋体又は容器である故、疎水性が強く、
内容液の注出に際して容器口部の端部に内容液が付着残
留することが少なく、該容器の繰り返し使用に際して内
容液が容器口部又は蓋体の注出口における口部外側に垂
れることを防止し、蓋体を含む容器口部等が汚れること
を防止した衛生的な注出口部を有する液体用容器である
。
又、この滑剤を0.1乃至0.5重量%添加した合成樹
脂は、疎水性が強く、容器口部の形状等を複雑にするこ
となく液垂れを効果的に防止し得る容器口部を成形する
ことができる故、注出口を有する蓋体又は容器の成形を
容易とし、蓋体又は容器の生産性を向上させることがで
きる容器成形用合成樹脂である。
脂は、疎水性が強く、容器口部の形状等を複雑にするこ
となく液垂れを効果的に防止し得る容器口部を成形する
ことができる故、注出口を有する蓋体又は容器の成形を
容易とし、蓋体又は容器の生産性を向上させることがで
きる容器成形用合成樹脂である。
第1図は本発明に係る合成樹脂を用いて成形した液体容
器の蓋体を示す図にして、第2図は本発明に係る合成樹
脂及び従来の合成樹脂により成形した第1図に示す形状
の蓋体による液垂れ試験の結果を示す表であり、第3図
は注出口を有する中蓋が別体とされた蓋体の一例を示す
図にして、第4図は注出口部分を取り付けた容器の一例
を示す図である。 IO−蓋体、 13−中蓋、 15=注出口、
17=空気孔、 18=上蓋、 20=容器口
器の蓋体を示す図にして、第2図は本発明に係る合成樹
脂及び従来の合成樹脂により成形した第1図に示す形状
の蓋体による液垂れ試験の結果を示す表であり、第3図
は注出口を有する中蓋が別体とされた蓋体の一例を示す
図にして、第4図は注出口部分を取り付けた容器の一例
を示す図である。 IO−蓋体、 13−中蓋、 15=注出口、
17=空気孔、 18=上蓋、 20=容器口
Claims (3)
- (1)ポリエチレン又はポリプロピレンに脂肪酸アミド
系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0.1重量%乃至0.
5重量%添加したことを特徴とする容器成形用合成樹脂
。 - (2)ポリエチレン又はポリプロピレンに脂肪酸アミド
系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0.1重量%乃至0.
5重量%添加した合成樹脂により成形された注出口を有
する蓋体。 - (3)ポリエチレン又はポリプロピレンに脂肪酸アミド
系又は脂肪酸エステル系の滑剤を0.1重量%乃至0.
5重量%添加した合成樹脂により成形された注出口を有
する容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29242988A JP2779505B2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 液体食品用容器及び容器の蓋体 |
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