JPH02139483A - 機械的強度を付与させた平滑性ミクロポーラス銀面の製造方法 - Google Patents

機械的強度を付与させた平滑性ミクロポーラス銀面の製造方法

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JPH02139483A
JPH02139483A JP15384088A JP15384088A JPH02139483A JP H02139483 A JPH02139483 A JP H02139483A JP 15384088 A JP15384088 A JP 15384088A JP 15384088 A JP15384088 A JP 15384088A JP H02139483 A JPH02139483 A JP H02139483A
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若原 博之
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憲一 田川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、人工皮革の銀面の製造方法に関するものであ
る。更に詳しくは、透湿性を持つ風合い良好な且つ平滑
性に優れた湿式の薄層銀面に、耐摩耗性、耐屈曲性等機
械的強度を付与させる製造方法に係るものである。
(従来の技術) 従来200ミクロン以下、好ましくは100ミクロン以
下の平滑性根面を得る技術としては、離型紙上に銀面樹
脂原料をコーティングし、基材に転写し乾燥する所謂、
乾式離型紙法が作用されている。しかし本方法では、ミ
クロポーラスをaする銀面化は望めず、高いi3湿と云
う機能性を犠牲にせざるを得ないものである。
又、織編物、不織布の繊維集合体にバインダー加工した
基材とに、銀面樹脂原料をコーティングし、湿式再生す
る所謂、湿式再生法ではミクロポーラス銀面は得られる
が、基材上の織編目又は、不織布の毛羽、バインダーの
凹凸で200ミクロン好ましくは、100ミクロン以下
のミクロポーラス銀面を得る事は、非常に可かしくまし
てや平滑性を、期待する事は、至難の事であった。
一方この技術的欠点を比較的上手く改良しようとする方
法に、水蒸気凝固法がある0例えば特公昭37−443
4.同42 56499etcであり、これらは未凝固
銀面に直接水爆気を当てて、平滑性水平面を保ちつつ凝
固せしめる所謂、水蒸気凝固法関連の技術である。これ
らの方法は、比較的多量の銀面樹脂原料をコーティング
し、その液体の水平面原理により平滑性は得られやすい
が、銀面の厚味は300〜500ミクロンが通常であり
、200ミクロン以下では、安定な平滑面を得る事が出
来なかった。そこで我々は、上記の問題点に鑑み、特願
昭62−327946号、同6368889号の通り、
透ン品性を持ち風合い良好な、且つ平滑性に優れた湿式
薄層銀面の製造方法を開発したが、iS tW性を付与
させる為のミクロポーラス層のセル構造(発泡構造)を
制御する事が出来なかった為、透湿性を得るために耐摩
耗性耐屈曲性等の機械的強度を犠牲にせざるを得なかっ
た。
以上述べた如く、高いiS ?W性を持つ風合い良好な
、且つ平滑性に優れた、200ミクロン以下の薄層湿式
銀面で、耐屈曲性等機械的強度に冨むものは、従来得る
事が困難であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、ソフトで風合い良好な且つ平滑性に優れた、
湿式薄層銀面に、高い透湿性と同時に耐摩耗性、耐屈曲
性等機械的強度を付与させる事を狙ったものである。勿
論銀面の下にくる基材は、はとんどの繊維集合体もしく
はそれらにバインダー加工されたものが充当され、特別
な基材上の加工を施す必要はなしに、上記特徴の銀面を
得る事を狙ったものである。
本発明者らは、上記従来技術の問題点に鑑み鋭意研究し
た結果、まず平滑性離型ベルト上に、界面活性剤を添加
した銀面形成溶液をコーティングし、次いでその上に水
湿潤化させた塞材をラミネートし、その基材上から加熱
し、あるタイミング時間後、ベルトを離型すると云う非
常に華純な操作ではあるが、安定した銀面加工方法を見
い出し、本発明に至ったものである。
その特徴は、ポリウレタンエラストマーを主体とする、
銀面形成溶液に、該ポリウレタン固形分に対して8重量
パーセント以下の界面活性剤を添加する事により、ミク
ロポーラス層のセル構造(発泡構造)を制御した事であ
る。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するためには、まず平滑性離型ヘル
ド上にポリウレタンエラストマーを主体とする水混和性
存I!溶媒溶液に界面活性剤を添加した混合液をコーテ
ィングし、その上に水湿潤化された基材の一面を重ね合
せ、次いで他の一面より加熱し基材内に生じる飽和水蒸
気により、該ポリウレタンエラストマーを実質的に凝固
せしめた後、該ヘルド上から離型し、水洗、乾燥してな
る平滑性薄層ミクロポーラス銀面の製造方法によって達
成される。
以下、本発明の構成要件を具体的に詳述する。
本発明で云う基材とは、合成繊維、天然繊維からなる織
物1編物及びそれらの起毛加工物又は、不織布等の繊維
集合体そのもの、及びそれらの繊維集合体にバインダー
加工されたものが用いられる。1ffi常繊維としては
工業的に容易に入手しやすい綿、レーヨン、ナイロン、
ポリエステル等が、よく用いられる。
基材のバインダーとしては、高分子エラストマーが最適
でありポリアクリル酸エステル、ポリウレタン、SBR
,NBR主体又はそれらの共重合物が用いられる。バイ
ンダー加工の方法としては、湿式凝固法・乾式凝固法等
が採用され、風合い。
弾性等人工皮革として好ましい範囲に繊維とエラストマ
ーの重量比を調整する必要がある。
−IGに基材の密度としては、0.15〜0.50g/
cm’が良く、特に好ましい範囲は、0.25〜0.4
5 g / c m ’である。
繊維単独の場合は、風合いはソフトであるが腰がなく、
また二次製品化のときの後加工がしにくいきらいがある
為通常は、バインダー加工された基材が好まれる。
該基材の表面は、バインダー加工されたそのままの面で
も良く、又はスライス加工・サンディング加工された比
較的平滑化加工されたものでも良い。
人工皮革として、最も好まれる基材として一例を挙げる
と、ナイロン短繊維からなる不織布に、ポリウレタンエ
ラストマーのN、N−ジメチルホルムアミド溶液を含浸
し、湿式凝固・水洗乾燥したもので、必要に応じて更に
柔軟・tθ水加工したものである。
次いで平滑性型ベルトについて述べる。離型ベルトはフ
ラフトなものでも良いし、所望のシボに対して逆転彫刻
加工、或いは型押しされたものでも良い。装置的には、
エンドレスタイプが望ましいが、勿論単独の一枚型物で
あっても良い。比較的安価なシボ加工された離型紙でも
良いが、この場合は、連続使用に耐えにくいものである
離型ベルトの材質としては、ステンレススチール・繊維
又はガラスクロスで補強された亮分子エラストマー複合
体状ベルトが好ましい。咳高分子エラストマーとしては
、ポリ弗化エチレン・MBR−3BR・エチレンプロピ
レン系ジエンゴム・シリコン系ゴム等が良好である。又
ポリエステルフィルム・ポリプロピレンフィルム・テト
ロンフィルム等も本発明のベルトに、好適なものである
いづれにしても水及び次に述べるポリウレタンエラスト
マーの水混合性溶媒に膨潤しない材質が好ましく、ある
程度の弾性を保持しているものが更に好ましい。又、後
の工程でポリウレタンエラストマーの湿式フィルム面と
の離型性が軽い材質が、好ましい0例えば、ステンレス
スチールベルト等の基本的に離型性が重い金属等は、表
面に弗素樹脂加工する事は、良い結果をもたらす。
次いで本発明の主要な特徴の一つである該平滑性離型ベ
ルト上にコーティングするポリウレタンエラストマーを
主体とする水混和性溶媒溶液について述べる。
ポリウレタンエラストマーとは、ポリオールと有機ジイ
ソシャネートと鎖伸長剤からなる主としては、ウレタン
結合により高分子化されたポリマーをいう。該ポリマー
を主体として、その目的によって他のポリマーを小量、
例えば5〜30%混合されても良い。他のポリマーとし
ては、ポリウレタン主体ポリマーと相溶性であることが
好ましい。
ポリウレタンエラストマーを構成する成分について、も
う少し詳細に述べる。まずポリオールとは、主として両
末端に水酸基を有する分子〒500〜3000程度の化
合物である。ポリエーテルタイプとポリエステルタイプ
があり、ポリエーテルタイプには、ポリプロピレングリ
コールエーテル、ポリテトラメチレングリコールエーテ
ル等があり、それらの共重合物であっても良い。ポリエ
ステルタイプには、低分子グリコール、1.4−ブチレ
ングリコール、1.6−ヘキサングリコール等と、ジカ
ルボン酸例えば、アジピン酸、セバシン酸、イソフタル
酸等とを、重縮合反応せしめたもの、或いはポリε−カ
プロラクトン。
等のポリラクトンタイプがある。又、有機ジイソシャネ
ートとは、を機化合物に2つのイソシャネート5を有す
るもので、例えば2.4−)リレンジイソシャネート、
4.4’−ジブエニールメタンジイソシャネート、1.
6−ヘキサンジイツシヤネート、イソホロンジイソシャ
ネート等が、挙げられる。更に、[&の成分である鎖伸
長剤としては、2つの活性水素4有する化合物であり、
王として低分子の化合物である9例えば、エチレングリ
コール、ブチレングリコール等のグリコール類、ヒドラ
ジン、エチレンジアミン、1.2−プロピレンジアミン
、m−トリレンジアミン等のジアミン類、アミノアルコ
ール類等がある。
ポリウレタンエラストマーを重合する方法としては、t
8?f1重合、塊状重合、粉末重合等で行うが、本発明
の目的には以下に述べる溶媒中で行う)8液重合が望ま
しい。その理由は、使用する形が溶液状で前述のベルト
上にコーティングする為に粘度・濃度等が、情度よくコ
ントロール出来る重合法だからである。
以上述べたポリウレタンエラストマーの中で、最も好ん
で用いられる標準的なものは、ポリオールとしてポリブ
チレンアジペート、打機ジイソシャネートとして4.4
−ジフェニルジイソシャネート、鎖伸長剤としてはエチ
レングリコールから成るものである。又、ポリオールと
有機ジイソンヤネートのモル比の変化により該ポリウレ
タンの、硬軟度が比較的自由に変化出来る事もポリウレ
タンエラストマーの特徴の一つである。
これらのポリウレタンエラストマーの)8媒としては、
種々あるが、本発明のミクロポーラス銀面の製造方法と
しては、水混和性溶媒が必要である。
例えば、N、N−ジメチルホルムアミド、  N、 N
−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドテトラ
メチル尿素、N−メチルピロリドン等がある。又、一部
稀釈溶媒として、ジオキサン、メチルエチルケトン、テ
トラヒドロフラン等も可能である。
前述のポリウレタンエラストマーを主体とするポリマー
を1亥?容媒?容液とするものであるが、そのポリマー
ン;度は、−触に10〜4QwL%であり、好ましくは
15〜3Qwt%、更に好ましくは20〜25wt%で
ある。又その粘度は、適用する基材の密度によっても異
なるが、5000c p s / 30℃から30,0
OOCり3/30℃である。最も好んで用いられる溶媒
としては、工業的安価及びポリウレタンエラストマーの
良好な溶媒である見地からN、N−ジメチルホルムアミ
ドが挙げられる。
以上力、ポリウレタンエラストマーを主体とする水混和
性有機溶媒溶液である。この溶液には、無機・存機糸の
充填剤や接着剤その他の添加物の混合も可能である。こ
こで本発明の目的である高い透湿性と同時に耐摩耗性5
耐屈曲性等機械的強度を付与させる為に、該ポリウレタ
ンエラストマーに対して界面活性剤を添加する。好まし
くは0.5〜8重量パーセントより好ましくは、1〜4
重量パーセントの界面活性剤を添加する。界面活性剤に
ついて、もう少し詳しく述べる。
界面活性剤としては、イオン性、非イオン性両性のいず
れでも使用可能である。該界面活性剤によるミクロポー
ラス根面のセル構造(発泡構造)を制御nする方法は、
非常に簡単なものであり、親水性(非イオン界面゛活性
剤では、HoL、Bの値が高い)界面活性剤を添加すれ
ば、容易にセル構造は大きくなり、反対に疎水性(非イ
オン界面活性剤では、H,L、Bの値が低い)界面活性
剤を添加すれば、容易にセル構造は小さくなる。該方法
により、ポリウレタンエラストマーの種類及び濃度等に
かかわらず、ミクロポーラス根面のセル直径を5〜lO
μ程度に制御出来、高いy1湿性と同時に耐屈曲性、耐
摩耗性等機械的強度を得る事が出来る。従来より界面活
性剤は、湿式再生法等で利用されていたが、湿式再生法
のミクロポーラス銀面は、その厚味が厚かった為、セル
構造を制inするまでには至らなかった。しかし、本発
明のFil1層ミクロポーラス銀面は、その厚味が20
0μ以下と薄い為、従来の界面活性剤によって、上述し
た簡単な方法で、セル構造を制御することが出来、その
結果高い透湿性と同時に耐屈曲性、耐摩耗性等機械的強
度を得る事が、可能になった。
本発明の重要な構成の要件は、前述の平滑性離型ヘルド
に、界面活性剤を添加したポリウレタン溶液をコーティ
ングし、その上に頭初に述べた水湿潤化させた基材の一
面を重ね合せ、次いで他の一面より加熱する事である。
この水湿潤化基材の度合としては、多くの場合絞り率は
、30〜150重量%であり、10重■%より低いと単
に乾燥した基材を重ね合わせた場合に近く、他の一面よ
り加熱した場合溶媒が乾燥し易<、該ポリウレタンエラ
ストマーによる乾式バインダー加工を、基材の表面に行
った場合に近い結果になり、風合いは非常に固くなり良
好なミクロポーラスを有する薄層銀面は、得られない。
又、200重量%以上に及ぶ場合は、基材表面に遊離水
が部分的に現れ該ポリウレタン溶液が、その遊離水によ
り直ちにゲル化し、咳基材と銀面との接着性が得られず
、良好な銀面を有する製品を作る事が出来ない。ちょう
どこれらの中間である30〜1503i量%の絞り率の
場合、更に60〜100%の場合が最適であり、裏面か
らの水蒸気による銀面凝固が順調に進み、面子滑性を得
る事が出き、且つソフト性、接着性が極めて良好となる
次いで裏面より加熱する方法としては、熱の原理である
熱の移動・輻射を利用する事である。即ち水湿潤化させ
た基材の裏面を加熱体に接触させる方法、加熱空気に当
てる方法、熱線を照射する方法等が考えられる。一般に
その加熱温度と時間は、50〜150℃で0.1〜10
分程度で充分であるが、その適正条件は次に挙げる条件
を検討した」二で決定出来るものである。それは、基材
の厚味・密度及び水分率、又加熱方法による熱の伝導、
ポリウレタンエラストマーを主体とする溶液のコーテイ
ング量の相乗作用の影響を受けるからである。好ましい
条件範囲としては、60〜90℃前後、時間は1〜2分
という加工条件である。温度が低すぎると該エラストマ
ーの凝固に長時間かかり、工業的見地から好ましくない
し、又100℃以上になれば基材の水分が乾燥にて失わ
れる率が高く、凝固コントロールに難がある1時間は、
実質的に該エラストマーが凝固するに充分な時間を採用
すれば良いが、これも工業的見地から、ある程度短い程
有利である。
次いで基材上にて該エラストマーが実質的に凝固した段
階で平滑性離型ベルトから離型し、水洗した上で乾燥す
れば平滑性に優れた薄層ミクロポーラス銀面が得られる
。この時点でミクロポーラスな構造は完成しているが、
その内部に水混和性溶媒を多量に保持している為に、充
分水洗して脱溶媒を行う事は、従来からの湿式凝固法と
全く同じである。脱溶媒不充分のまま乾燥すれば、該エ
ラストマーのミクロポーラスが再溶解を起こし、単なる
乾式フィルムに近い状態になり、ソフトな風合いは出な
い上に、更に透湿性も期待出来ない物になることがある
(発明の効果) 以上本発明の実施態様について詳しく述べてきたが、本
発明の特徴は、湿式法ミクロポーラスと同一以上の銀面
が薄層でいかなる基材上にも容易に加工出来る事である
。また小量の界面活性剤を添加する事により、高い透湿
性と同時に耐摩耗性・耐屈曲性等機械的強度を付与出来
る事は、驚くべき事と考える。
以下、本発明の好適な実施態様をまとめて記す。
(イ)界面活性剤の量は、該ポリウレタン固形分に対し
て8重量パーセント以下とする事を特徴とする特許請求
範囲第1項記載の人工皮革の製造方法。
(ロ)基材の水分率は、30〜150%とする事を特徴
とする特許請求範囲第1項記載の人工皮革の製造方法。
(実施例) 次に実施例にて詳細に述べる。
なお、実施例中に示した物性項目は、下記に準して測定
した。
(1)銀面剥離強力 25m/mx 150m/mの試験片を2枚裁断し、両
眼面を接着用ポリウレタンエラストマー溶液により接着
し、自記記録装置付引張試験機を用。
い、ツカミ間隔を50m/m、引張速度100mm/m
inとして50m/mfJIJi[tする。測定は5回
としそれぞれ極大値及び極小値を3箇所とり、その平均
値で表す。
(2)ガーレ剛軟度 JIS  L−1096に準j処し、3回測定の平均値
を取る。
(3)摩耗率 JIS  L−1079に準拠し、3回測定の平均値を
取る。
ASTM  D−1175(ロータリー法)に規定する
試験器を使用。
(4)耐屈曲性 JIS  K−6545に準拠した。屈曲回数50万回
(常温)とし、その判定方法は、以下に示す。
1級□一部分が切断するが、または亀裂が著しく使用に
耐えないもの。
2級□亀裂が、著しいもの。
3級□亀裂が、やや著しいもの。
4級□亀裂が、少数のもの。
5級□亀裂が、生しないもの。
(5)面状態 肉眼判定による。カーフ調の平滑性が得られたものを良
好とし、得られながったものを不良とした。
実施例1〜7及び比較例1 ポリエステル短繊維から不織布(F)及び、ブチレンア
ジペート系エステル型ポリウレタンエラストマー(R)
を含浸してなる厚味1.30m/m目付470g/m”
、見掛は密度0.36g/cm3であり、F/r?の重
量比率が60/40である基材を得た。この基材表面は
、ニードリングの針跡等で多少凹凸は見られるが、絞り
率80%に水湿潤加工されているものである。
次いで銀面用ポリウレタンエラストマーとして、ブチレ
ン系エステル型/ポリテトラメチレンエーテル系エーテ
ル型の50150重量パーセント?f1合物であり、固
形分濃度25%のN、N−ジメチルホルムアミド溶液を
調整した。なおこのものは、ポリウレタンエラストマー
に対して0.5重量%のカーボンブラックで着色されて
おり、更に同ポリウレタンエラストマーに対し、2,0
重量%の界面活性剤、詳しくは花王アトラス(株)のア
ニオン界面活性剤ソジウムジオクチルスルフォサクシネ
ートを添加した。なお、このポリウレタンエラストマー
を主体とした水混和性溶媒溶液の粘度は、12.000
cps/30℃であった。
ポリ弗化エチレンで薄くコーティングされたステンレス
ヘルド上に、該水混和性溶媒溶液を100g/m” の
割合で流延し、直ちに前述の水湿潤加工された基材を均
一に重ね合せ、その上から遠赤外線ヒーターで加熱した
。湿潤化された基材表面は70℃であり、4分間加熱し
たところその表面からは、うつすらと水蒸気が昇る程度
であり、次いで冷却ロール表面に接触せしめ40℃に冷
却してから該離型ベルトから銀面加工された基材を剥超
し、更に60℃の場にて90分洗浄し、脱溶媒を完全に
した後、乾燥した。
ここに得られたミクロポーラス銀面の平均J¥味は、5
0ミクロンであり、その銀面表面は兄事に平滑性が固定
されていた。更に常法に従って黒のグラビアインクで仕
上げ加工したものは、その風合い、ルックスともに天然
皮革とそっくりのものであり、又その剥離強力は、9.
5 k g 7インチであリソフト性の目安であるガー
レ剛軟度は、630mgと柔軟にして充実感のあるもの
であった。又i3湿度及び耐摩耗性、耐屈曲性等機械的
強度は、第1表及び第1図に示したや なお実施例1に於いて、界面活性剤の添加量を、Qwt
%、1wt%、3wt%、4wt%、6wt%、8wL
%、lQwt%と変え、その他は、仕上げ加工まで実施
例1と全く同様に処理した(比較例1及び実施例2.3
,4,5,6.7)それぞれの物性も、第1表及び第1
図に示した。
実施例8 ソジウムオクチルスルフォサクシネートの代わりとして
、分子量3,000のポリプロピレングリコールの両末
端に、分−Pit5ooのポリエチレングリコールを付
加させたノニオン系界面活性剤を2.5重量%用いる他
は、実施例1と全(同様にして薄層の人工皮革を得た。
その結果、剥離強度9、3 k g /インチ、ガーレ
剛軟度640mg、m湿度7.9 m g / c m
 t−h r 、摩耗率3.5%、耐屈曲性5級1面状
態良好な人工皮革を得た。
実施例9〜12及び比較例2 ポリウレタンエラストマー水混和性溶媒溶液の流延量を
60.200,350,500,650g/m’ とす
る他は、すべて実施例1と同様にして人工皮革を得た。
(実施例9,10.11゜12及び比較例2)。それぞ
れの物性は、第2表に示したとおり、銀面厚味200μ
以下では、面状M、i3湿度、Pi耗率、耐屈曲性とも
良好な値となった。
実施例13 不織布基材の代りに、テトロン/レーヨン−65/35
の混合紡糸がらなり、片面起毛された1v味0.9 m
 / m 、目付200g/m”の織物を90%の絞り
率で水湿潤処理したものを用いる他は、実施例1と全く
同様とした。
ここに得られた皮革状物は、非常にソフトであり機械的
強度も良好であり、特にi3湿度は13.2mg/cm
”  ・hrと、好結果を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、界面活性剤の添加量に対する透湿度及び摩耗
率を示すグラフである。第2図は、銀面剥#強力の測定
に使用する試験片を示す図である。 5〇− 事件の表示 昭和63年特許願第153840号 発明の名称 補正をする者 事件との関係    特許出願人 住所 東京都墨田区墨田五丁目17番4号〒534 大阪市部島区友淵町1丁目5番90号 鐘紡株式会社特許部 5、補正により増加する発明の数    な し6、補
正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」及び [図面」の欄 7、補正の内容 (1)明細書第7頁第8行の「平滑性型」を「平滑性離
型」と訂正する。 (2)同書第7頁第15〜16行の「ステンレススチー
ル・m維」をrステンレススチール、繊維Jと訂正する
。 (3)同書第7頁第18〜19行のrMBRJをrNB
RJと訂正する。 (4)同書第17頁第18〜19行の「極小値を3箇所
とり、その平均値」を「極小値を除き、残りの3箇所の
平均値」と訂正する。 (5)同書第26頁の図面を別紙の通り補正する。 8、添付書類の目録 (1)別紙         1 通 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材上に平均銀面厚味200ミクロン以下のミク
    ロポーラス銀面を被覆するに於いて、まず平滑性離型ベ
    ルト上にポリウレタンエラストマーを主体とする水混和
    性有機溶媒溶液に界面活性剤を添加した混合液をコーテ
    ィングし、その上に水湿潤化された基材の一面を重ね合
    わせ、次いで他の一面より加熱し、基材内に生じる飽和
    水蒸気により、該ポリウレタンエラストマーを実質的に
    凝固せしめた後、該ベルト上から離型し、水洗・乾燥し
    てなる平滑性薄層ミクロポーラス銀面を有する人工皮革
    の製造方法。
JP15384088A 1988-06-22 1988-06-22 機械的強度を付与させた平滑性ミクロポーラス銀面の製造方法 Expired - Lifetime JP2576960B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001004202A1 (de) * 1999-07-07 2001-01-18 Bayer Aktiengesellschaft Polyurethanharnstofffasern mit erhöhter festigkeit

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WO2001004202A1 (de) * 1999-07-07 2001-01-18 Bayer Aktiengesellschaft Polyurethanharnstofffasern mit erhöhter festigkeit

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