JPH02139350A - 圧潰性ラベル付押出容器及びその製法 - Google Patents

圧潰性ラベル付押出容器及びその製法

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JPH02139350A
JPH02139350A JP63288987A JP28898788A JPH02139350A JP H02139350 A JPH02139350 A JP H02139350A JP 63288987 A JP63288987 A JP 63288987A JP 28898788 A JP28898788 A JP 28898788A JP H02139350 A JPH02139350 A JP H02139350A
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label
container
plastic
mold
parison
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Tadahiko Kuzura
忠彦 葛良
Toshibumi Tanahashi
俊文 棚橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧潰性ラベル付押出容器及びその製法に関し
、より詳細には、容器胴部が小さい力で容易に変形する
プラスチック製押出(絞り出し)容器に対して、美麗さ
、耐久性及び耐剥離性に優れたラベルを貼着した容器及
びその製法に関する。
(従来の技術) プラスチック製の圧潰性押出容器は、種々の分野で広く
使用されている0例えば、低密度ポリエチレンの内外層
及びエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の中間層か
ら成る多層プリフォームのブロー成形で形成された薄肉
ボトルは、マヨネーズやケチャツプ等の粘性食品類に対
する圧潰性押出容器として広(使用されている。
しかしながら、この容器はその胴部が小さい力でも大き
く変形することから、印刷やラベル貼着を行うことが困
難であり、そのため内容物を充填した容器を、表面に印
刷を施した透明フィルム製袋に詰め、これを市販に供し
ている。
(発明が解決しようとする問題点) このように、プラスチック製の圧潰性押出容器を印刷し
た透明袋で二重包装することは、余分の操作及び工程を
必要とすると共に包装コストの増大を招き好ましくない
、また印刷された透明袋は押出容器の開封時には廃棄さ
れるため、押出容器には内容物に関する必要な表示、例
えば、内容物充填時の日付や可使期限等の表示が全くな
されていないことから、需要者に不便を与えることにな
る。
勿論、プラスチック製の圧潰性押出容器に強いて印刷を
施し、或いはラベルの貼着を行うことが考えられるが、
この場合には、容器胴部の変形を抑制するために例えば
、内部に空気圧を加える、或いはマンドレル等の支持部
材を挿入する等の面倒な操作が必要であり、しかも胴部
外表面に形成される印刷層やラベルは、圧潰力を反復し
て加えられることにより、破損したり或いは剥離したり
する可能性が大きい。
従って、本発明の目的は、小さな力で容易に変形し得る
胴部な備えたプラスチック製の圧潰性押出容器に対して
ラベルが強固に結合され、美麗で耐久性及び耐剥離性の
あるラベル印刷像が、容器使用の全期間にわたって維持
される圧潰性ラベル付押出容器を提供するにある。
本発明の他の目的は、前述したプラスチック製圧潰性押
出容器へのラベルの貼着が型内ラベル操作により容易に
行われる圧潰性ラベル付押出容器の製造方法を提供する
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、小さな力で容易に変形し得る胴部と内
容品押出用の口部とを備えたプラスチック製の圧潰性押
出容器と、少なくとも内面側がプラスチックから成り、
外面側から視ることが可能な印刷層を有し且つ容器胴部
と全面にわたって結合されたフィルムベースのラベルと
から成り、且つ胴部外面とラベル外面との間には実質上
段差が存在しないことを特徴とする圧潰性ラベル付押出
容器が提供される。
本発明によればまた、少なくとも内面側がプラスチック
から成り且つ外面側から視ることが可能な印刷層を有す
るフィルムベースのラベルをブロー型のキャビティ内表
面に貼着し、このブロー型内に単層または多層のプラス
チックパリソンを導入して、小さな力で容易に変形し得
る胴部と内容品押出用の口部とを備えた圧潰性押出容器
にブロー成形し、且つ同時に容器の胴部にラベルを結合
させることから成る圧潰性ラベル付容器の製法が提供さ
れる。
(作 用) 本発明は、プラスチック製の圧潰性押出容器の製造に際
し、型内ラベル操作によりフィルムベースのラベルを施
すと、プラスチック製容器の圧潰性能及び押出性能を実
質上積なうことなしに、美麗さ、耐久性及び耐剥離性に
優れたラベルの貼着が可能となるという知見に基づくも
のである。
プラスチック製の圧潰性押出容器は、一般に溶融状態或
いは軟化状態にあるプラスチックパリソンが金型(割型
)内で加圧流動気体の吹き込みにより膨張され、膨張さ
れたプラスチックが金型のキャビティ表面と接触し、冷
却されることにより、小ざな力で容易に変形される薄肉
の胴部と内容品押出用の口部とを備えた容器の形で成形
される。成形された容器は、金型を開いて外部に取出さ
れる。型内ラベル操作は、パリソンの吹き込み成形に先
立って、ラベルを金型のキャビティ内表面に保持させ、
膨張される溶融プラスチックパリソンがラベルと接触し
て熱接着が進行することにより行われるようにする。
本発明においては、少なくとも内面側がプラスチックか
ら成るフィルムベースのラベルを用いることにより、吹
き込み成形されつつある著しく薄肉の胴部が有する少な
い熱量によって、容器胴部のプラスチックとラベル内表
面のプラスチックとが確実に、よく熱接着し、ラベル全
面にわたって強固な結合が得られる。これは、ラベルの
プラスチックフィルムが膨張される溶融状態の容器胴部
と接触する際一種の断熱層として作用し、フィルム内表
面温度が高温の溶融状態となって、確実に熱接着が進行
するためと思われる。
この事実は、添付図面第1図を参照することにより島ち
に明白となる。第1図は、ラベルフィルムを金型のキャ
ビティ表面に貼着し、ポリプロピレンパリソンの吹き込
み成形を行った際におけるフィルム外面側(金型側)及
び内面側(パリソン側)の経過時間と温度との関係をプ
ロットしたものである。この第1図から、内面側到達最
高温度は175℃であるのに対して、外面側到達最高温
度は50℃であり、しかも最高温度に到達する時間は、
内面側の方が外面側よりも早いという事実が明らかとな
る。このように、本発明によれば、ラベルに用いるフィ
ルムが型内ラベル時に断熱層として作用することにより
、フィルムの内面側が著しく薄肉化されつつある容器胴
部が有する少ない熱量によっても溶融乃至熱活性化され
、それにより容器胴部とラベルとの間に強固な結合が生
じるのである。
次に、型内ラベル操作により容器胴部ヘラベルの貼着を
行うと、胴部外面とラベル外面との間に実質上段差がな
(、両面が面一となるという特徴が得られる。ラベルと
容器胴部との接着構造を考えた場合2この接着構造の最
も弱い部分はラベルの端縁部であり、この端縁部から接
着破壊が生じ剥離が生じるようになる。これに対して、
本発明においては1両者の外面が面一となっているごと
により、応力集中がラベル端縁部に生じにくく、接着破
壊や剥離が生じにくいことが了解される。
しかも、本発明に用いるラベルは、連続し且つ厚みの小
さいフィルムをベースとしていることから、容器胴部の
ラベル貼着部に内容物押出しのための押圧力乃至圧潰力
を作用させた場合にも、これに呼応して自由な変形を生
じ、容器の圧潰性能や押出性能を実質上低下させること
がない、また、このような変形が多数回にわたって反復
される場合にも、フィルムが有する柔軟性、可撓性、自
由さ等によってそれ自体破損することがなく、耐久性に
優れている。更に、フィルムは平滑性と連続性に優れて
いることから、それに施された印刷像は、鮮明さ、解像
力、コントラスト、濃度等に優れていて、美麗で、商品
価値を高め得るという作用を有する。
(発明の好適態様) 本発明に用いるラベルは、フィルムをベースとしており
且つ印刷層を有しているという範囲内で任意の層構成を
採用し得る。このラベルの数例を第2−A乃至第2−H
図により示す、第2−A図において、ラベルlは、プラ
スチックフィルム基材2、及びその外表面に施された印
刷層3から成る。プラスチックフィルム基材2は単層フ
ィルムでも多層フィルムでもよいが、外面側がプラスチ
ック容器に対して熱接着性のものでなければならない、
第2−D図のラベルlは、印刷層3の上にこれを保護す
るオーバーコート層4が設けられている点を除けば第2
−A図のものと同様である。
オーバーコート層4としては透明な樹脂コート層が用い
られる。第2−C図のラベルlはフィルム基材2の内面
側に熱接着性を示す接着剤樹脂層5がコーティング等の
手段で施されている。第2−D図のラベルlは、第2−
C図の印刷層3の上にオーバーコート層4が用いられて
いるものである。第2−E図のラベル1は、フィルム基
材2の内面側に印刷層3が所謂裏印刷として施されてお
り、この印刷層3上に接着剤樹脂層5が設けられたもの
である。第2−F図は、第2−E図のラベルのフィルム
基材2の外面側にオーバーコート層4が設けられたもの
である。第2−G図のラベルlは、フィルム基材2の内
面側に印刷層3.その上に1例えば蒸着等による金属薄
層6、及びその上に接着剤樹脂層5が設けられたもので
ある。この金属薄層6は印刷層にメタリック光沢を付与
するのに役立つ、第2−H図は、第2−G図のラベルに
おいて、フィルム基材2の外面側にオーバーコート層4
を設けたものである0本発明に用いるラベルの積層構成
は勿論、上に例示したものに限定されない。
フィルム基材を構成するプラスチックとしては、例えば
、結晶性ポリプロピレン、結晶性ブロピレン−エチレン
共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチ
ルペンテン−1、低−中−1或いは高密度ポリエチレン
、エチレン−酢酸ビニル共重合体CEVA)、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体(、EEA)、イオン架橋
オレフィン共重合体(アイオノマー〕等のポリオレフィ
ン類:ボリスチレン、スチレン−ブタジェン共重合体等
の芳香族ビニル重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニルデ
ン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体:アクリロニトリル
−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブ
タジェン共重合体の如きニトリル重合体;ナイロン6、
ナイロン6.6、バラまたはメタキシリレンアジパミド
の如きポリアミド類:ポリエチレンテレフタレート、ポ
リテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類:
各種ポリカーボネート:ポリオキシメチレン等のポリア
セタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。こ
れらのフィルム基材は、未延伸のものでもよく、また−
軸方向または二軸方向に延伸されたものでもよい、また
、このフィルムは通常の透明フィルムでもよいし、軽度
に発泡したフィルムや、充填剤または顔料を配合した半
透明乃至不透明フィルムであってもよい。
フィルム基材の厚みは、容器の圧潰性を阻害するもので
あってはならなく、一般に20乃至250μm、特に5
0乃至150umの範囲にあるのが適当である。
印刷層を形成するインキとしては、フィルム印刷に使用
されるそれ自体公知のインキ、例えば、ポリエステルウ
レタン、ビニルウレタン、アクリルウレタン、エポキシ
ウレタン、エポキシビニル、エポキシアクリル、塩素化
ポリプロピレン等をビヒクルとし、着色料を含むインキ
が使用される。印刷は、オフセット印刷、グラビア印刷
、凸版印刷、電気写真印刷、ホットスタンプ等の手段で
施し得る。
ラベルに用いるフィルムと容器外表面のプラスチックと
の間に、中空成形時に直接でも十分な熱接着力が得られ
る場合には特に必要でないが、般にはホットメルト接着
樹脂を介して、延伸フィルム基体と豐器外壁プラスチッ
クとの熱接着を行うのがよい、このようなホットメルト
接着樹脂としては、酢酸ビニル含有量が5乃至40重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アクリ
ル酸含有量が5乃至40重量%のエチレン−アクリル酸
エチル共重合体(EEA)や、低密度ポリエチレン(L
DPE)、EVA、EEA等のエチレン系樹脂や、これ
らの樹脂にロジン類、テルペン系樹脂、石油樹脂、スチ
レン系樹脂等の粘着付与剤を5乃至30重量%配合した
ものが使用される。また塩素化ポリプロピレンも使用さ
れる。
ホットメルト接着樹脂は、一般に基体フィルム上に3乃
至40μm、特に5乃至15μmの厚みで設けるのがよ
い。
オーバーコート層としては、透明性と耐傷性とに優れた
樹脂、例えばニトロセルロース、アクリル樹脂、アクリ
ル−ビニル塗料、アクリル−フェノール塗料、アクリル
−アミノ塗料等が使用される。オーバーコート層は一般
に1乃至20μm、特に2乃至10μmの厚みに設ける
のがよい。金属薄層は、アルミニウム等の金属の蒸着ま
たはホットスタンピング(転写)により設けることがで
き、その厚みは一般に0.005乃至15μm、特に0
、Ol乃至9μmの範囲にあるのがよい。
本発明のプラスチック製圧潰性押出容器の一例を示す第
3図において、このボトル型の押出容器IOは、小さな
力で容易に変形し得る胴部1)と内容品押出用の口部1
2とを備えており、この胴部1)にはラベルが前述した
ように貼着されている。この具体例では、胴部1)の下
部には閉じられた底部13が存在し、且つ胴部1)と口
部12との間には長く延びた首部14が介在し得る。他
の例を示す第4図において、チューブ状押出容器lOは
、やはり筒形の圧潰性胴部1)と内容品押出用の口部1
2とから成る。胴部llの下方は切断されていて、内容
品充填用の開口端15となっている。この開口端15に
近接した胴部には、開口端15をシールした状態におい
て、胴部径方向寸法が端まで一定となるように、先細り
のテーパ一部16が形成されていてもよい。胴部1)の
上部と押出用口部12との間には一般に肩部17が存在
する。筒状胴部1)の外表面にはうベルIが前述したよ
うに貼着されている。
ラベル貼着部分の断面を拡大して示す第5図において、
ラベルlはその全面にわたって容器胴部17に強固に結
合しているが、ラベルlの外表面20と容器胴部の外表
面21.即ちラベル貼着部以外の外表面21との間には
実質状段差がなく、面一となっている。即ち、ラベルl
の端縁部22は容器胴部1)内に埋め込まれていて、端
縁部への応力集中によるめくれ等が防止されるようにな
っている。
容器10は、ラベルフィルム基材について述べた樹脂、
例えばポリオレフィン系樹脂の単層から成っていること
ができるが、容器胴部1)が、小さな力で容易に変形し
得るように著しく薄肉化されており、従って、器壁を通
しての酸素ガスや香り成分の透過が無視し得なくなるこ
とから耐湿性樹脂と耐酸素透過性樹脂との積層構造から
成ることが好ましい。容器の多層構造の一例を示す第6
図において、この容器lOは、酸素バリヤー性熱可塑性
樹脂中間層23、耐湿性熱可塑性樹脂の内外層24a、
24b及び必要により両樹脂の間に挿入された接着剤樹
脂層25a、25bから成る。
本発明において、内容物の保存性及び保香性の点で、酸
素透過係数(PO,)が5.5 X 10−”cc・c
m/cm”−see−cmHg (37℃、0%R)I
)以下、特に4.5 X 10−” cc′cm/cm
2−sec−craHg以下の熱可塑性樹脂の単独のも
の、或いは樹脂のブレンド物を酸素バリヤー性樹脂とし
て用いることが望ましい。
かかる樹脂の最も好適な例としては、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、特にビニルアルコール単位の含有
量が40乃至85モル%、特に50乃至80モル%のも
のを挙げることができる。このようなエチレン−ビニル
アルコール共重合体は、エチレン或いはエチレンの大部
分とプロピレン等の他のオレフィンの少量成分の組合せ
と、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど
低級脂肪酸のビニルエステルとの共重合体、特にエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が96%以上、特
に99%以上となるようにケン化することにより得られ
る。
酸素バリヤー性樹脂の他の例としては、ナイロン樹脂、
特にナイロン6、ナイロン8、ナイロン1)、ナイロン
12、ナイロン6.6、ナイロン6.10、ナイロン1
0.6、或いはナイロン6−6.6共重合体を挙げるこ
とができる。
更に、ハイニトリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビ
ニル樹脂等も本発明の目的に使用し得る。
酸素バリヤー性樹脂は、所謂ブレンド物の形で使用する
ことができ、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重
合体とナイロン樹脂とのブレンド物を使用することがで
き、更にエチレン−ビニルアルコール共重合体と、他の
樹脂、例えばポリエチレンや、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、或いはアイオノマーとのブレンド物も、酸素透
過係数が上述した範囲内にあれば、本発明の目的に使用
し得る。
耐湿性熱可塑性樹脂としては、低−1中−或いは高−密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノ
マー等のオレフィン系樹脂が好適に使用される。
酸素バリヤー性樹脂と耐湿性樹脂との間に層間接着性が
ない場合には、両相脂層の間に接着剤層を介在させる。
接着性樹脂(C)としては、前述した酸素バリヤー性熱
可塑性樹脂(A)及び耐湿性熱可塑性樹脂(B)の両者
に対して接着性を示−す樹脂の任意のものが使用される
。かかる接着性樹脂(C)としては、−Sに、遊離カル
ボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸エステル、カルボン
酸アミド、カルボン酸無水物、炭酸エステル、ウレタン
、ウリア等の官能基に基づくカルボニル基(−C−)を
含有する熱可塑性重合体或いはこれらの重合体と他の熱
可塑性重合体とのブレンド物が使用される。これらの熱
可塑性重合体中のカルボニル基濃度は種々変化し得るが
、一般にはカルボニル基をlO乃至1400ミリモル/
100g重合体、特に30乃至1200ミリモルフ10
0g重合体の濃度で含有するものが望ましい、好適な接
着剤は、不飽和カルボン酸、酸無水物、エステル、アミ
ドなどのうち少なくとも一種類のエチレン系不飽和単量
体によって変性されたポリオレフィン、特にマレイン酸
、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル酸、
イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シ
トラコン酸、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、
マレイン酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ア
クリル酸アミド、メタクリル酸アミド、ヤシ油脂肪酸ア
ミド、マレイミド等で変性されたポリプロピレン、高密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体などであり、他にエチレン−アクリレー
ト共重合体、アイオノマー(デュポン社製サーリンA)
、ポリアルキレンオキシド・ポリエステルブロック共重
合体、カルボキシメチルセルロース誘導体或いはこれら
とポリオレフィン類とのブレンド物等である。なお、こ
れらの樹脂の内カルボニル基含有量の少ないものはそれ
自体耐湿性樹脂として使用し得る。
本発明の容器における胴部は、小さな力で変形が容易に
行われるように、一般に100乃至600μm、特に2
00乃至400μmの厚みを有するのがよい。
型内ラベル操作を説明するための第7図において、工程
Aにおいて、プラスチックパリソンのブロー成形に先立
って、ブロー割型30a、30bは開いた状態にあり、
これらの少なくとも一方のキャビティ表面31に、ラベ
ルlを予め施す、即ち、キャビティ表面31にはラベル
1を支持する部分があり、この部分には減圧吸気機構3
2が設けられており、ラベルlはサクションによりキャ
ビティ表面31に保持される。この場合、ラベルはプラ
スチックが内側となる位置関係とする。ラベル1のキャ
ビティ表面31への施用及び固定は、サクションに限定
されることなく、例えば静電気によっても行うことがで
きる。
次いで工程Bにおいて、ダイス33から溶融プラスチッ
クパリソン34が押出され、ブロー割型30a、30b
を閉じ、閉じられたパリソン34内に加圧気体を吹き込
む。
工程Cで、型内で膨張するパリソンは型表面に保持され
、ラベルlに押圧されて両者の密着が行われ、且つ膨張
されたパリソンは金型表面と接触して冷却され、ラベル
付容器10となる。
ブロー成形は、水平ロータリー式ブロー成形機や縦型ロ
ータリー式ブロー成形機等を用いるダイレクト・ブロ一
方式の他に、インジェクションブロー、2段ブロー、シ
ートフォーミンク、延伸ブロー等の任意のブロー成形方
式で行うことができる。
(発明の効果) 本発明によれば、フィルムベースのラベルを小さな力で
容易に変形し得る胴部を備えたプラスチック製の圧潰性
押出容器の製造に際して型内ラベル操作で施すことによ
り、フィルムが断熱層として作用し、ラベル表面と容器
胴部との強固な熱接着による結合が可能となった。また
、ラベル外面と容器胴部外面とが段差なしに面一となり
、ラベル端縁部への応力集中が解除されて耐剥離性に優
れたものとなった。またフィルムベースのラベルの使用
によりフィルムが有する柔軟性、可撓性、自由さ等によ
ってそれ自体破損することがな(、このラベルの耐久性
に優れていると共に、容器本来の圧潰性や押出特性を阻
害することがない、更にフィルムは平滑性と連続性に優
れていることから、それに施された印刷像は、鮮明さ、
解像力、コントラスト、濃度等に優れていて、美麗で商
品価値を高めることが可能となった。
(実施例) 本発明の詳細な説明する。
実施例1 融点が137℃のエチレン−プロピレンランダム共重合
体から成る厚さ100μmの熱収縮性2軸延伸フイルム
の一方の面に印刷を施し、更にその上に塩素化ポリプロ
ピレン50重量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体50
重量部のブレンド物から成るシーラントを塗布した。
次に得られたラベル基材から縦90mm、横60mmの
オーバル状のラベルを打ち抜き、第7図に示すような工
程により、第3図に示すような形状で、胴部の厚さが3
50umである低密度ポリエチレン/接着剤層/エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体/接着剤層/低密度ポリ
エチレンから成るボトルに貼着した。この場合の多層パ
リソンの低密度ポリエチレン層の溶融樹脂温度は220
℃、ブロー金型塩度は9℃であった。また、ブロー成形
時のラベル接着面の温度は最高175℃に達した。
このようにして得られたインモールドラベルボトルの外
観は非常に良好で、ラベル表面とボトル表面との間に段
差は認められなかった。
またボトル本体を治具で固定し、球状の頭部を有するア
ームでボトルのラベル表面を繰り返し押し付けるスクイ
ーズテストを1000回実施したが、ラベルのボトルか
らの剥離は全く認められず、接着性は良好であった。
一方、得られたインモールドラベルボトルにマヨネーズ
を充填し、内容品の押出し取出し性をテストしたところ
、胴部を押えることにより非常にスムーズに内容品を取
出すことが可能であった。
実施例2 実施例1と同様のラベル材料を用い、実施例1と同様の
多層ボトル材料を用いて、第4図に示すようなインモー
ルドラベルを貼着した多層ブローチューブを作製した。
得られた多層チューブのスクイーズテストを行ったとこ
ろ、剥離、ラベルのシワ発生等は全く認められなかった
。また、内容品として練りからしを充填し、押出しテス
トを行ったが、スクイーズ性は良好で、内容品がスムー
ズに取出すことが可能であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のインモールドラベルをボトルに貼着
する時のラベル表面と金型表面の温度を経時時間との関
係でプロットした図であり、第2図は1本発明に用いる
ラベルの断面構造の例を示す図であり、 第3図は1本発明のプラスチック製圧潰性押出容器の一
例を示す図であり、 第4図は、本発明のチューブ状押出容器の一例を示す図
であり、 第5図は1本発明の容器のラベル貼着部分の断面を拡大
した図であり、 第6図は、本発明の容器本体の断面構造の一例を示す図
であり、 第7図は、型内ラベル操作を説明する図であつある。 第1図 引照数字lはラベル、2はプラスチックフィルム基材、
3は印刷層、4はオーバーコート層、5は接着剤樹脂層
、6は金属薄層、10はラベル付容器、30はブロー割
型、31はキャビティ表面32は減圧吸気機構、33は
ダイス、34はパリソンを各々示す。 倚 間 <p>> 第2−A図 第2−B図 第2−C図 第2−D図 第2−E図 第2−F図 第2−G図 第2−H図 第 図 Z 第 図 第 図 第 図 第 図 工程 A 工程

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)小さな力で容易に変形し得る胴部と内容品押出用
    の口部とを備えたプラスチック製の圧潰性押出容器と、
    少なくとも内面側がプラスチックから成り、外面側から
    視ることが可能な印刷層を有し且つ容器胴部と全面にわ
    たって結合されたフィルムベースのラベルとから成り、
    且つ胴部外面とラベル外面との間には実質上段差が存在
    しないことを特徴とする圧潰性ラベル付押出容器。
  2. (2)少なくとも内面側がプラスチックから成り且つ外
    面側から視ることが可能な印刷層を有するフィルムベー
    スのラベルをブロー型のキャビティ内表面に貼着し、こ
    のブロー型内に単層または多層のプラスチックパリソン
    を導入して、小さな力で容易に変形し得る胴部と内容品
    押出用の口部とを備えた圧潰性押出容器にブロー成形し
    、且つ同時に容器の胴部にラベルを結合させることから
    成る圧潰性ラベル付容器の製法。
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