JPH02138943A - 養魚用飼料の給餌方法 - Google Patents

養魚用飼料の給餌方法

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JPH02138943A
JPH02138943A JP1157264A JP15726489A JPH02138943A JP H02138943 A JPH02138943 A JP H02138943A JP 1157264 A JP1157264 A JP 1157264A JP 15726489 A JP15726489 A JP 15726489A JP H02138943 A JPH02138943 A JP H02138943A
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fish
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feeding
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば閉鎖環境下で飼育きれるディスカス、
グツピー等の熱帯魚、金魚、鯉等の淡水魚、チョウチョ
ウウオ、スズメダイ等の海水魚等の鑑賞前用の養魚用飼
料及び魚類、甲殻類、両性類、爬虫類等の動物を飼育す
る際の飼料の給餌方法に関する。
(従来の技術) 従来、例えば上述のような閉鎖環境下で飼育されるディ
スカス、グツピー等の熱帯魚、金魚、鯉等の淡水魚、チ
ョウチョウウオ、スズメダイ等の海水魚等の鑑賞魚等の
養魚用飼料としては、魚か自然環境下で食べ摂餌し、誘
引・嗜好性も良く栄養面もある程度溝している生伊餌が
一般的であるが、生き餌は、常時供給可能な種類が限ら
れ、栄養に偏りがあり、魚の体色に与える影響や健康面
で充分なものではない。
そこで、栄養要求や体色への影響等を考慮した人工飼料
が用いられる。このような人工飼料としては、フレーク
状、顆粒状、ペレット状あるいは粉末等の乾燥配合飼料
、あるいは牛の心臓や肝臓等の生原料を主原料としてブ
ロック状に冷凍した冷凍混合飼料等が用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した養魚用飼料としての乾燥配合飼
料は、乾燥及び加工工程において蛋白質やビタミン等が
変性したり減耗して、誘引・嗜好性が劣るという不都合
かある。また、冷凍混合飼料は、主原料が生原料である
ので、水分の含有量が多くて水中での保形性が弱いため
に、摂餌効率が低下するだけでなく、摂餌に伴なって飼
料が溶出して水槽内を汚濁したり水質を悪化させるとい
う不都合がある。
また、人工飼料は対象動物の摂餌習性や自然環境下での
摂餌様式を考慮したものではなく、上述したフレーク状
、顆粒状、ペレット状、粉末あるいはブロック状という
形状はいずれも自然環境下では存在しにくい形状であり
、特にペースト状のものやブロック状の飼料は、対象魚
の口の大きさに合わせて細くすれば水中で一層ばらけて
しまい、その十ま投餌しても養魚が水中でつついてやは
りばらけてしようという不都合がある。
本発明は栄養及び誘引・嗜好性に優れて摂餌効率を向上
した養魚用飼料及び摂餌効率を向上した飼料の給餌方法
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項1の発明(以下、「第
1発明」という。)は、養魚用飼料に栄養補助材及び誘
引補助材として環形動物、水棲昆虫、動物性プランクト
ンのエキス及び/又はその乾燥物を含有した。
第1発明を適用する養魚用飼料の原料としては、例えば
魚介類摩砕物及び魚肉擦り身が挙げられる。
魚介類摩砕物としては、例えばイカ肉、オキアミ肉、カ
キ肉等が挙げられる。また魚肉擦り身として用いる魚種
としては、例えばスケトウダラ、グチ、エソ、トビウオ
、サメ等が挙げられるか、出来れば白身魚を用いること
か好ましい。魚介類摩砕物及び魚肉擦り身の比(重量比
)は2:1〜1:2の範囲であることが好ましく、この
範囲を越えると粘結性が失なわれたり、固くなりすぎた
りすることかある。
また、第1発明を適用する養魚用飼料には、例えば魚介
類の内臓摩砕物や卵黄、家畜、家禽の肝臓とその乾燥物
等の栄養補助材を添加することができる。この栄養補助
材は、例えば上記魚介類摩砕物及び魚肉擦り身をよく混
合・攪拌したものに添加する。栄養補助材の添加量は3
〜30重量%の範囲であることが好ましく、より好まし
くは5〜15重景%重量である。添加量が3重量%未満
であると、栄養補助材としての効果が発揮されず、また
添加量が30重量%を越えると、飼料全体の粘結性を損
ない飼料が水中でばらけてしようことがある。
更に、また、第1発明を適用する養魚用飼料には、誘引
補助材として、例えばイカ精製油、タラ肝油、イワシ精
製油等の高度不飽和脂肪酸等を含む油脂類を添加するこ
とができる。この油脂類の添加量は、0.1〜5重量%
の範囲が好ましい。
この油脂類の添加量が0.1重量%未満であると、効果
が少なく、添加量が5重量%を越えると、これらの油脂
は酸化し易いので飼料全体の酸化を促進して品質劣化を
招き易くなる。
そして、第1発明の養魚用飼料においては、環形動物、
水棲昆虫若しくは動物性プランクトンのエキス及び/又
はその乾燥物を栄養補助及び誘引・嗜好性向上のために
添加する。
環形動物としては、ゴカイ、ミミズ、イトミミズ等を挙
げることができ、水棲昆虫としてはユスリカ、トビケラ
、カワゲラやその幼虫等を挙げることができ、動物性プ
ランクトンとしては、アルテミア、ミジンコ、ワムシ等
を挙げることができる。
これらの乾燥物を製造するための乾燥処理は、可及的に
熱処理を避けた乾燥処理が好ましく、例えば凍結真空乾
燥、凍結乾燥等の蛋白質の変性を来さない温度で乾燥す
る処理が好ましく、熱風乾燥等はあまり適切でない。
また、これらの環形動物、水棲昆虫若しくは動物性プラ
ンクトンのエキス及び/又はその乾燥物の添加量は、0
.1〜10重量%の範囲が好ましく、より好ましくは0
15〜3重量%の範囲である。これらの添加量か0.1
重量%未満であると、誘引・嗜好性向上の効果が十分に
発揮されず、また10重置火を越えるとエキスを添加す
る場合には水分含有量が増加して飼料の粘結性が低下し
、乾燥物を添加する場合には飼料か固くなりすぎること
がある。
更に、第1発明を適用する養魚用銅1には、ビタミン、
ミネラル類を添加することもできる。
第1発明の養魚用飼料は生成俊速やかに冷凍保存するこ
とが好ましく、また給餌する際には対象魚に応じた大き
さに切断して解凍した後投餌すればよい。この場合、予
め対象魚に応じた大ききのブロック状に成形して凍結し
ておけば、給餌する際の作業性が良くなる。
次に、請求項3の発明(以下、「第2発明」という。)
は、先端部にノズルを取付けた押出し容器内に飼料を充
填し、この押出し容器にノズル先端から飼料を押出して
m、に給餌する。
この第2発明で使用する押出し容器としては、例えばシ
リンジ等を挙げることができ、またノズルは、例えば開
口が円形状、星形のもの等、対象魚に適した形状のもの
を使用する。
更に、第2発明で使用する飼料は、上記第1発明の養魚
用飼料に限らず、乾燥配合飼料、冷凍摩砕物の配合物等
を水で戻して練ったペースト状で、ある程度の粘結性を
有するものであって、ノズルから押出すときに簡単にば
らけずにその形状を維持し得るものであればよい。この
飼料は予め容器の形状に合うように成形しておくことに
より充填作業が容易になる。
更に、第2発明を実施して給餌する対象は、魚類、爬虫
類(亀等)、両性類(イモリ等)か挙げられる。
(実施例) まず、第1発明の実施例について添付図面を参照して説
明する。
尖施五土 水棲昆虫としての赤虫のエキス及び乾燥物を用い、次の
1に2〜8を添加してよく攪拌し、ぺ一スト状の養魚用
飼料を得た。
1、魚介類摩砕物      ・・・53重量部(内訳
;イカ肉摩砕物   ・・・25重量部オキアミ摩砕物
  ・・20重量部 カキ肉摩砕物   ・・・ 8重量部)2、スケソウダ
ラ擦り身   ・・・30重量部3、卵黄      
    ・・・ 5重量部4、牛肝臓ペースト    
 ・・・ 5重量部5、真空凍結乾燥オキアミ粉末・・
・ 3重量部6、赤虫エキス       ・・・ 2
重量部7、タラ肝油        ・・・ 1重量部
8、真空凍結乾燥赤虫粉末  ・・・ 1重量部この飼
料は、イカ肉摩砕物及びスケソウダラ擦り身の効果によ
って粘結剤を用いないでも適度な粘結性を保持すること
ができる。また、水棲昆虫としての赤虫は誘引効果に優
れている。なお、この飼料の水分は72.3重量%、粗
蛋白質は16.8重量%、粗脂肪は9.5重量%であっ
た。
比較五土 市販の冷凍飼料(日本水槽工業fIQ製「ディス力B− ス増色用ハンバーグロイヤル」)を用いた。
[飼育試験コ 実施例1の飼料及び比較例1の飼料を用いて次のとおり
の投餌飼育試験を行なった。
供試魚 ・・・淡水熱帯魚であるディスカス(レッドロ
イヤルブルーデイスカス)5尾 水 槽 −4,5am水槽(45X35X26cm)を
用い、上面に濾過器を設置し、水 温30℃±1℃、PH6,8〜 7.2に維持した。
飼育期間・50日間 投餌方法・・・両飼料と共、冷凍庫から取出して解凍し
て投餌した。また、前回投餌し た飼料が残っていない状態で投餌し て、投四量=摂餌量になるようにし た。
総投朗量・・・90g 上記投餌飼育試験開始前に、実施例】の飼料を投餌する
水槽で飼育する供試魚の体重組成(第1図(イ)参照)
及び比較例1の飼料を投餌する水槽で飼育する供試魚の
体重組成(同図(ロ)参照)をそれぞれ測定しておき、
上記投餌飼育試験終了後同様に実施例1の飼料を投餌し
た水槽で飼育した供試魚の体重組成(第2図(イ)参照
)及び比較例1の飼料を投餌した水槽で飼育した供試魚
の体重組成(同図(ロ)参照)の測定を行なった。
この測定結果を第1表にも示す。
第  1  表 この飼育試験結果から分るように、投四量−摂餌量であ
るので、実施例1の飼料効率は34.2%、比較例1の
飼料効率は24.7%であり、かつ実施例1と比較例1
は同量を投餌しているので、実施例1は比較例1に比べ
て約10%飼料効率の良い飼料である。
また、供試魚の色調を確認したところ、実施例1の飼料
を投餌した供試魚は、赤色縦帯が明瞭になり、赤味が強
調されたが、比較例1の飼料を投餌した供試魚は、やや
黒ずんだ赤色になり、色調面でも実施例1の飼料の方が
比較例1の飼料に比べて優れていた。
災厳適2 環形動物としてのミミズのエキス及び乾燥物を用いて、
次の1〜10を混合し、良く攪拌して、ペースト状の飼
料を得、この飼料にミミズ粉末5重量%及びミミズエキ
ス3重量%を外掛けで添加して養魚用飼料を得た。
1、タラ自振り身       ・30重量%2、小麦
粉         ・・200重量3、大豆粕   
      ・・10重量%4、脱脂米糖      
  ・ 10重量%5、蛸扮          ・・
・ 8重量%6、飼料用酵母       ・・・ 7
重量%7、北洋魚粉         ・・・ 5重量
%8、アルファルファミール   ・・・ 5重量%9
、卵黄           ・・・ 3重量%10、
グアガム         ・・・ 2重量%比較孤2 上記実施例2の1〜10を混合し、よく攪拌して、ペー
スト状の養魚用飼料を得た。
[飼育試験] 実施例2の飼料及び比較例2の飼料を用いて次のとおり
の投餌飼育試験を行なった。
供試魚 ・・ティラピア6尾 水 槽 −600m水槽(60X35X29cm)を用
い、上面に濾過器を設置し、水 温25℃±1℃に維持した。
飼育期間・・・40日間 投餌方法・両飼料と共、冷蔵庫から取出して解凍して投
餌した。また、投餌量は体 重の6〜8%程度を目安として1日 2回投餌した。残餌が出た場合には、 サイフオンで取り除き、逆にすぐ食 べおえてしまえば追加して投餌した。
上記投餌飼育試験開始前に、実施例2の飼料を投餌する
水槽で飼育する供試魚の体重組成及び比較例2の飼料を
投餌する水槽で飼育する供試魚の体重組成をそれぞれ測
定しておき、上記投餌飼育試験終了後同様に実施例2の
飼料を投餌した水槽で飼育した供試魚の体重組成及び比
較例2の飼料を投餌した水槽で飼育した供試魚の体重組
成の測定を行なった。この測定結果を第2表に示す。
第2表 この飼育試験結果から分るように、実施例2の飼料を投
餌した水槽で飼育した供試魚の増重倍率は6.4倍、比
較例2の飼料を投餌した水槽て飼育した供試魚の増重倍
率は5.3倍であり、実施例2の飼料は比較例2の飼料
に比べて増重倍率が優れている。
1憔り玉 動物性プランクトンとしてミジンコの乾燥物を用いて、
次の1〜9を混合、攪拌して養魚用飼料を得た。
]、北洋魚粉         ・・28重量%2、小
麦粉          ・ 28重量%3、蛸粉  
         ・・26重量%4、大豆粕    
      ・・・ 7重量%5、ルーサンミール  
    ・・・ 4重量%6、ミジンコ粉末     
    4重量%7、混合ビタミン       ・・
 1重量%8、天然ベタイン       ・・・ 1
重量%9、食塩           ・  1重量%
この得られた飼料は、小分けして脱酸素剤を添付して密
封し、冷暗所に保存した。
−比11舛3− 次の1〜8を混合、攪拌して養魚用飼料を得た(上記実
施例3の6を除いたもの)。 、1、北洋魚粉    
     ・・・32重量%2、小麦粉       
   ・−・28重量%3、蛸粉          
 ・・26重量%4、大豆粕          ・・
 7重量%5、ルーサンミール      ・・ 4重
量%6、混合ビタミン       ・・ 1重量%7
、天然ベタイン       ・・・ 1重量%8、食
塩           ・・ 1重量%この得られた
飼料は、小分けして袋に入れ、脱酸素剤を添付して密封
し、冷暗所に保存した。
[飼育試験] 実施例3の飼料及び比較例3の飼料を用いて次のとおり
の投餌飼育試験を行なった。
供試魚 ・・コイ25尾 水 槽 ・・90cm水槽(90X45X35cm)を
用い、上面に濾過器を設置し、ま たエアレーションも行なった。水温 は25℃±1℃に維持した。
飼育期間・・50日間 投餌方法・・・両飼料と共、袋から取出し、供試魚の口
に合わせて細の目に切り、1日 2回与えた。投餌はゆっくり行ない、 供試魚が食し、投餌行動を行なわな くなるまで投餌した。
上記投餌飼育試験開始前に、実施例3の飼料を投餌する
水槽で飼育する供試魚の体重組成及び比較例3の飼料を
投餌する水槽で飼育する供試魚の体重組成をそれぞれ測
定しておき、上記投餌飼育試験終了後同様に実施例3の
飼料を投餌した水槽で飼育した供試魚の体重組成及び比
較例3の飼料を投餌した水槽で飼育した供試魚の体重組
成の測定を行なった。この測定結果を第3表に示す。
この飼育試験結果から分るように、実施例3の飼料を投
餌した水槽で飼育した供試魚の増重倍率は2.18倍、
比較例3の飼料を投餌した水槽で飼育した供試魚の増重
倍率は1.92倍であり、実施例3の飼料は比較例3の
飼料に比べて増重倍率が優れている。
また、投餌の際には様子を見ながら行なったので、投餌
率−摂餌率と考えてよく、これから計算した飼料効率す
よ、実施例3では92.1%、比較例3では83.4%
であり、実施例3の飼料は比較例3の飼料に比べて飼料
効率も優れている。
次に、第2発明の実施例について添付図面を参照して説
明する。
第3図は第2発明で使用する押出し容器の一例を示す説
明図である。
この押出し容器1は、シリンダ2及びこのシリンダ2内
周面に摺接するピストン3を有し、シリンダ2の先端部
にはノズル4を有し、またピストン3には押出しロッド
5を取付けている。
そして、この押出し容器1のシリンダ2内に飼料6を充
填した後、押出しロッド5によってピストン3を押すこ
とによって、先端ノズル4から例えば麺状の給餌飼料7
が押出される。
なお、押出し容器としては、このようにピストン及びシ
リンダからなる容器の他に例えば、袋状容器の先端部に
ノズルを取(=Jけたようなものも使用することかでき
る。
次に、この第2発明の具体的実施例について説明する。
この第2発明による給餌方法(以下、「実施例4」とい
う。)及び従来の給餌方法(以下、「比較例4」という
。)を用いて次の給餌飼育試験を行なった。
[給餌飼育試験] 飼料・次の1〜】】を配合した養魚用飼料を用いた。
1、タラ自振り身    ・・45重量%2、オキアミ
ペースト  ・・・16重重量3、牛心臓ペースト  
 ・・15重量%4、生畑ペースト    ・・・ 5
重量%5、オートミール       ・・ 5重量%
6、牛肝臓ペースト     ・・ 4重量%7、スキ
ムミルク      ・・ 2重量%8、小麦胚芽  
      ・・ 2重量%9、活性グルテン    
  ・・・ 2重量%10、アルギン酸ナトリウム  
・・・ 2重量%11、グアガム        ・ 
2重量%供試魚 ・・金魚(和合)5尾 水 槽 ・−60cm水槽(60X35X29cm)を
用い、上面に濾過器を設置した。
飼育期間・・・50日間 給餌方法 実施例4では、上記飼料を押出し容器としてのシリンジ
(シリンダ内径12mm、長き55mm、ノズル長10
mm、ノズル径1mm)に充填して冷凍保存したものを
解凍し、解凍後ピストンを押してノズル先端から麺状に
して水槽内に投餌した。
比較例4では、上記飼料を一辺12mmの立方体のブロ
ックになるような皿に充填して冷凍保存したものを解凍
し、解凍後そのまま水槽内に投餌した。
この場合、実施例4と比較例4との給餌量が同量になる
ように、先ず実施例4の方法で給餌する際に給餌前及び
給餌後のシリンジの重量を測定して給餌量を求め、この
給餌量と同じ量だけ比較例4の方法によって給餌した。
また、給餌量は体重の5%を目安とした。
総給餌量・・・78.5g 上記給餌飼育試験開始前に、実施例4の方法で給餌する
水槽で飼育する供試魚の体重組成(第4図(イ)参照)
及び比較例4の方法で給餌する水槽で飼育する供試魚の
体重組成(同図(ロ)参照)をそれぞれ測定しておき、
上記給餌飼育試験終了後同様に実施例4の方法で給餌す
る水槽で飼育する供試魚の体重組成(第5図(イ)参照
)及び比較例4の方法で給餌する水槽で飼育する供試魚
の体重組成(同図(ロ)参照)の測定を行なった。
この測定結果を第4表にも示す。
2〇− 第4表 この飼育試験結果から分るように、給餌量−摂餌量であ
るので、実施例4の飼料効率は29.0%、比較例4の
飼料効率は21.0%であり、かつ実施例4と比較例4
は同量を投餌しているので、実施例4は比較例4に比べ
て約8%飼料効率が良かった。また、供試魚の色調を確
認したところ実施例4による給餌をした供試魚の方が比
較例4による給餌した供試魚に比べて奇麗であり、濾過
器の濾過材の汚れも実施例4による方が比較例4による
場合に比べて少なかった。
、I この第2発明による給餌方法(以下、「実施例5jとい
う。)及び従来の給餌方法(以下、「比較例5」という
。)を用いて次の給餌飼育試験を行なった。
[給餌飼育試験1 飼料・次の1〜8を配合して、1.5倍の水て練った養
魚用飼料を用いた。
1、沿岸魚粉      ・60重量%2、乾燥アミエ
ビ粉末  −15重量%3、乾燥1!lTI粉    
   ・ 7重量%4、米糖        ・ 3重
量%5、クロレラ粉末    ・ 2重量%6、乾燥ミ
ミズ粉末   ・  2重量%7.0#粉末     
 ・ 9重量%8、グアガム      ・  2重量
%供試動物・・タイリクバラタナゴ(両性類)5尾。
なお、タイリクバラタナゴはフィー ルド(自然界)より採集したものを 用いた。
水 槽  60cm水槽(60X35X29cm)を用
い、底面に砂を入れ、底面濾過 器を設置した。
給餌方法 実施例5では、上記飼料を押出し容器としてのシリンジ
(シリンダ内径12m+++、長ざ55 m m zノ
ズル長10mm、ノズル径1mm)に充填して、ピスト
ンを押してノズル先端から麺状にして水槽内に投餌した
比較例5では、上記飼料を団子状にして、そのまま水槽
内に投餌した。
上述めような飼胃試験を実施した結果、タイリクバラタ
ナゴを水槽に収容後3日間経過してから給餌を開始した
ところ、実施例5による給餌を行なったタイリクバラタ
ナゴは初日から活発に摂餌したが、比較例5による給餌
を行なったタイリクバラタナゴは最初は殆ど摂餌せず、
飼Hに慣れて活発に摂餌し出すには更に6日間を要した
この結果から分るように、環形動物を摂餌する動物の場
合に第2発明の方法で給餌することにより、違和感がな
いために誘引性が良く、飼料に慣一部一 れるのが早くなって、摂餌効率が向上する。
(発明の効果) 以上説明したように、第1発明によれば、養魚用飼料に
栄養補助材及び誘引補助材として環形動物、水棲昆虫若
しくは動物性プランクトンのエキス及び/又はその乾燥
物を含有したので、栄養及び誘引・嗜好性に優れ、摂餌
率が向上して飼料効率が向上する。
また、第2発明によれば、先端部にノズルを取付けた押
出し容器内に飼料を充填し、この押出し容器のノズル先
端から飼料を押出して給餌するので、誘引性が向上し、
水中等てばらけにくくなって水槽等の汚れが少なくなり
、摂餌率が向上して飼料効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は第1発明の実施例及び比較例の説明
に供する説明図、第3図は第2発明の実施例で使用する
押出し容器の例を示す説明図、第4図及び第5図は第2
発明の実施例及び比較例の説明に供する説明図である。 舒 なお、図面中、1は押出し容器、2はシリンダ、3はピ
ストン、4はノズル、6は飼料である。 第 圓 (イ) (CI) 体重(g) 第 (イ) 体重(g’) 第 図 第4 図 (イ) 体重(g) (ロ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 栄養補助材及び誘引補助材を含有する養魚用飼料に
    おいて、前記栄養補助材及び誘引補助材が環形動物、水
    棲昆虫若しくは動物性プランクトンのエキス及び/又は
    その乾燥物であることを特徴とする養魚用飼料。 2 請求項1の養魚用飼料において、環形動物、水棲昆
    虫若しくは動物性プランクトンの乾燥物は可及的に熱処
    理を避けていることを特徴とする養魚用飼料。 3 飼料を魚に対して供給する飼料の給餌方法において
    、先端部にノズルを取付けた押出し容器内に前記飼料を
    充填し、この押出し容器のノズル先端から飼料を押出す
    ことを特徴とする養魚用飼料の給餌方法。
JP1157264A 1988-08-04 1989-06-20 養魚用飼料の給餌方法 Expired - Lifetime JP2847295B2 (ja)

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JP19518888 1988-08-04
JP63-195188 1988-08-04

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