JP6792912B2 - 配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料 - Google Patents

配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料 Download PDF

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Description

本発明は、食用カエル粉(ブルフロッグミール)、食用カエルの卵の卵細胞及び/又は食用カエル油(ブルフロッグオイル)を主体とした配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料に関する。
わが国で養殖されている主な魚は、マグロ、ブリ、マダイ、サケ、ウナギ、アナゴ等の肉食性が強い魚である。肉食性が強い魚に適する養魚用の配合飼料には、主要栄養素としてタンパク質を多く含む魚粉が平均して55%配合されている。
この魚粉は、水揚げされた魚を大きな釜で煮熟したあとに圧搾機で脂と水を分離し、乾燥して出来たものである。フィッシュミールとも呼ばれる。水分を10%以下に乾燥したものが常温で流通されている。
各原料の栄養価や消化性に問題がなければ、肉食系養魚は飼料成分として、タンパク質50%前後、脂質10〜15%および糖質10%前後を要求する。ブタ、ウシおよびニワトリのタンパク質要求量は、飼料の24〜10%の範囲にあることから、肉食系養魚のそれはかなり高いことになる。
成長段階によってタンパク質要求量は変化し、稚魚、若魚そして成魚に成長する間に、50%〜45%程度に減少する。この高いタンパク質要求性が、飼料原料の利用を大きく制限している。
肉食系養魚は多不飽和脂肪酸を必要とする。なかでも、海産魚類は高度不飽和脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)やイコサペンタエン酸(EPA)を必須栄養素とする。魚油にはDHA・EPAが多く含まれている。
養殖用の配合飼料の主原料である魚粉は大半を輸入に頼っているが、魚粉は魚類養殖だけでなく養豚・養鶏用等の畜産飼料としても利用されており、魚類養殖や畜産業が世界的に盛んになっている中、魚粉の需要は世界的に増大し、価格も上昇を続けている。
近年の魚粉輸入価格の動向をみると、平成16(2004)年に平均76円/kgであったものが平成25(2013)年には154円/kgと約2倍になり、過去最高の水準に達している。
このため、国では平成22(2010)年度から漁業者と国が一定の割合であらかじめ積立てを行い、配合飼料価格が一定以上上昇した際にその積立金から補填金を交付する「漁業経営セーフティーネット構築事業」を実施している。
平成26(2014)年3月末で加入率は64%、加入件数は749件となっており、配合飼料価格が高騰した平成25(2013)年に購入した配合飼料1トン当たり4〜6月期3,550円、7〜9月期11,610円、10〜12月期11,560円をそれぞれ補填している。
また、本事業では養殖業者の負担に対応した補填となるよう補填基準を見直すなど情勢に応じた柔軟な対応をとっている。
魚粉は需要の増大だけでなく、資源変動の大きいカタクチイワシ等の多獲性浮魚類を原料としているため資源変動による生産量の増減が激しく、価格の動向を一層不安定なものとしている。一方で、養殖大国となった中国が南米から200万トン近くの魚粉(フィッシュミール)を輸入するようになり、世界的な魚粉魚油の需給バランスが大きく変わってきている。
魚粉の原料となるカタクチイワシ等が乱獲されて水産資源が減少し、生物多様性が損なわれてしまう環境問題や、魚粉を用いて養殖魚を成長させる過程でヒトが摂取可能な動物性タンパク質が10分の1程度に減少してしまう食糧問題も生じているといえる。
増え続ける世界人口に対して、限られた耕地面積での農業生産の拡大は限界が見られ、健康食品としての魚が大きく注目され魚食の増大が世界的に進みつつある。
このように、明日の食料を支える貴重なタンパク質生産として養殖産業への急速な展開が魚粉魚油の奪い合いと言う事態を招いていることも事実である。
ちなみに、魚粉類の需給動向について言うと、世界全体での魚粉類の供給(生産)量は、エルニーニョ現象の影響等、年ごとの変動を伴いながらも、基本的には原料魚の資源量減少を反映して2000年の699万トンから2007年の562万トンへと減少傾向にある。一方、需要面では、養殖漁業で拡大している。
国際連合食糧農業機関(FAO)によると、世界の魚介類需要量は2013〜2015年平均1.5億トンで、2025年には1.8億トン近くに達する見込みである。このうち天然の魚介類は年9,000万トン程度で一定に推移するため拡大は見込めず、今後の魚介類需要を満たせるかは水産養殖にかかっている。
また、世界第1位の魚粉生産量を誇るペルーでは資源保護と価格安定を目的に漁獲調整をしており、魚粉の増産は期待できない。
養魚飼料原料は、カタクチイワシなどの魚を乾燥して粉砕した魚粉が使われてきたが、魚粉の供給不足が懸念されており、2025年に120万〜160万トンの魚粉代替飼料原料が必要といわれている。
このような環境問題や食糧問題に即した持続可能な養殖を実現させるためには、飼料代を低減させるためにも、養魚用の配合飼料の原料として、飼料の配合設計として魚粉に代わる原料が求められる。
そこで、近年、魚粉のタンパク質の代替えに植物からタンパク質を得る研究開発がされているが、肉食性が強い魚は、繊維質を消化することができず、繊維質含量が多い飼料を摂餌しないか摂餌しても吐き出してしまう場合がある。また、肉食性が強い魚は、祖タンパク質含量が少ない飼料を摂餌すると、体重の増加が抑えられてしまう、という問題がある。
動物性原料としては、食肉工場などの副産物の肉粉・肉骨粉等が挙げられる。肉粉・肉骨粉等は、アミノ酸組成が優れているものが多いが、副産物の発生場所は限定されるため供給量に限界がある。また、腐敗や細菌汚染への対応など安全性の確保にも注意が必要である。さらに、狂牛病の影響で一時的に使用が禁止されていた牛肉骨粉については社会的受容に注意が必要である。
また、新たな魚粉代替飼料向けの原料開発において、微細藻類、昆虫や、メタンを原料とした単細胞タンパク質の生産が有望な新たな魚粉代替飼料原料であるが、現段階で発表されている生産規模では2025年の魚粉の不足分を賄うことはできない。
例えば、既存の魚粉代替飼料原料や昆虫は、食品副産物発生場所近くで生産する必要がある。また、メタンを用いた単細胞タンパク質の生産では安価なシェールガスが調達可能な場所が生産地となる。事業の対象地域において安定調達可能な資源が何であるかを把握した上で、地域特性に応じた魚粉代替飼料原料の生産を行う必要性がある。
以上から、魚粉代替飼料原料を検討する際には、(1)安全性、(2)嗜好性、(3)栄養価、(4)価格、(5)供給量、(6)社会的受容、の6点が重要な検討項目となる。
従って、本発明の目的は、魚粉の代替えとなり、安全・嗜好性・栄養価・価格・供給・社会的受容性をふまえ、タンパク質を多く必要とする肉食系の魚にとって繊維質がなく、魚粉の材料となる、メロードやサバや片口イワシよりも多くの良質のタンパク質に優れている配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料を提供することにある。
本発明は、上記の目的の達成するために、食用カエルの粉体、食用カエル油、食用カエルの卵の卵細胞及び食用カエルのソリュブルを主原料とする配合飼料の原料において、前記食用カエルの卵の卵細胞は、該卵細胞を遠心分離して得られる、卵黄、卵抽出液及び/又は脂質であることを特徴とする配合飼料の原料を提供するものである。
前記食用カエルの粉体は、該食用カエルを煮熟して圧搾機で脂と水を分離し水分を10%以下に乾燥したものであることを特徴とする。
前記食用カエル油は、該食用カエルを煮熟して圧搾機で脂と水を分離する際に得られる油を精製したものであることを特徴とする。
前記食用カエルのソリュブルは、前記食用カエルの粉体の製造工程で副生する煮熟液や圧搾液を遠心分離し、固形分と油脂を除き濃縮したものであることを特徴とする。
前記食用カエルの粉体に、前記食用カエル油、前記食用カエルの卵の卵細胞、前記食用カエルのソリュブルのいずれか又はいずれかの組み合わせあるいは全てを配合することを特徴とする。
前記食用カエル油に、前記食用カエルの卵の卵細胞、前記食用カエルのソリュブルのいずれか又は全てを配合することを特徴とする。
前記食用カエルの卵の卵細胞に、前記食用カエルのソリュブルを配合することを特徴とする。
前記食用カエルの粉体と前記食用カエル油と前記食用カエルの卵の卵細胞と前記食用カエルのソリュブルは、天然食用カエル又は養殖食用カエルから生成されることを特徴とする。
前記食用カエルの粉体、前記食用カエル油及び/又は前記食用カエルの卵の卵細胞及び/又は前記食用カエルのソリュブルは、畜産用及び肉食系養魚用並びにウナギ及び/又はウナギ目アナゴ科の幼生用に用いられることを特徴とする。
また、本発明は、上記の目的の達成するために、上記原料に、飼料添加物及び/又は魚粉及び/又は植物タンパク質を配合したことを特徴とする配合飼料を提供するものである。
前記飼料添加物は、
・抗酸化剤として、エトキシキン及び/又はプロピオン酸、
・粘結剤として、アルギン酸ナトリウムカゼインナトリウムカルボキシルメチルセルロースナトリウム及び/又はポリアクリル酸ナトリウム、
・乳化剤として、グリセリン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステル、
・アミノ酸として、L−アルギニン塩酸L−リジンDL−メチオニンL−グルタミン酸ナトリウム及び/又はタウリン(合成タウリン)、
・ビタミンとして、L−アスコルビン酸イノシトール塩化コリン塩酸チアミンビタミンA粉末及び/又はビタミンE粉末、
・無機物(ミネラル)として、塩化カリウムクエン酸鉄炭酸亜鉛フマール酸第一鉄硫酸亜鉛及び/又はリン酸一水素ナトリウム、
・酵素として、アミラーゼセルラーゼフィターゼ及び/又はリパーゼ、
を用いることを特徴とする。
また、本発明は、上記の目的の達成するために、食用カエルの卵の卵細胞を遠心分離し、卵黄、卵抽出液及び/又は脂質を得、飼料原料とする、ことを特徴とする記載の配合飼料の原料の製造方法を提供するものである。
本発明は、以上のように食用カエルを大きな釜で煮熟したあと、圧搾機で脂と水を分離し、乾燥して水分を10%以下に乾燥した食用カエルの粉体(ブルフロッグミール)を得ることにより、高騰する魚粉また、不足する魚粉の代替えとして貢献できる。これにより、安全・嗜好性・栄養価・価格・供給・社会的受容性をふまえ、タンパク質を多く必要とする肉食系の魚にとって繊維質がなく、魚粉の材料となる、メロードやサバや片口イワシよりも多くの良質のタンパク質に優れている配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料を提供することができる。
また、食用カエルを大きな釜で煮熟したあと、圧搾機で脂と水を分離し、得た油を精製し、食用カエル油を得ることにより、高騰し不足する魚油の代替えとして貢献できる。これにより、安全・嗜好性・栄養価・価格・供給・社会的受容性をふまえ、タンパク質を多く必要とする肉食系の魚にとって繊維質がなく、魚粉の材料となる、メロードやサバや片口イワシよりも多くの良質のタンパク質に優れている配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料を提供することができる。
また、食用カエルの卵の卵細胞を遠心分離して卵黄・卵抽出液・脂質を得、これに飼料添加物を添加して肉食系養魚用並びにウナギ及びウナギ目アナゴ科の幼生用の餌としての飼料の原料とすることにより、栄養素の高い糖タンパク質を豊富に含む食用カエル(ブルフロッグ)として幼生用の新しい餌となる。これにより、安全・嗜好性・栄養価・価格・供給・社会的受容性をふまえ、タンパク質を多く必要とする肉食系の魚にとって繊維質がなく、魚粉の材料となる、メロードやサバや片口イワシよりも多くの良質のタンパク質に優れている配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料を提供することができる。
また、食用カエルを煮熟及び圧搾によって煮熟液と圧搾液を抽出し、該煮熟液や圧搾液を遠心分離して固形分と油脂を除き濃縮物を得ることにより、高騰する魚粉また、不足する魚粉の代替えとして貢献できる。これにより、安全・嗜好性・栄養価・価格・供給・社会的受容性をふまえ、タンパク質を多く必要とする肉食系の魚にとって繊維質がなく、魚粉の材料となる、メロードやサバや片口イワシよりも多くの良質のタンパク質に優れている配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料を提供することができる。
また、本発明からなる食用カエルの粉体等の配合飼料の原料と従来の魚粉等との配合又は植物タンパク質(例えば、大豆等)との配合、または、養魚用の飼料添加物の原料との配合により、肉食性が強い魚に適する養魚用の配合飼料を調製することができる。
また、繁殖力の旺盛な食用カエルを人工的に養殖することにより、より安定的な食用カエルの粉体(ブルフロッグミール)等を供給できる。
試験管に詰めたカエル卵を遠心破砕することにより、卵黄、卵抽出液、脂質の3層に分離されることを示す図である。 アナゴに給餌した冷凍生餌の成分表(可食部100g中)である。 食用カエルの可食部100g中の成分表である。 メロードと食用カエルとの比較成分表である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面等を参照しながら説明する。
本発明は、肉食系養殖魚が、植物性飼料の場合には繊維質を消化することができない問題点や、動物性飼料の生産の限界という問題点、あるいは、新たな魚粉代替飼料原料においても生産性の課題に鑑みてなされたものである。この課題の解決のために、世界中に生息している食用カエル、または、人工的に養殖した食用カエル、からフィッシュミール(魚粉)の代替えとなるブルフロッグミール(食用カエルの粉体)と食用カエル油(ブルフロッグオイル)と食用カエルの卵の卵細胞から抽出した配合飼料の原料を提供するものである。
ところで、食用カエルの代表的なウシガエルは、環境の変化にも強くかなりの繁殖力がある。その為、人工的な養殖も比較的簡単に行うことができる。
日本でもわずか24匹のウシガエルが、12年で約52万匹に増えた事実があり驚異の繁殖力である。
また、1970〜1980年代には、主に食用とされていたヨーロッパトノサマガエルの代用とて、ウシガエルなど数種類のカエルがフランスに6000万匹も輸入されたと言われている。
食用カエルは、フランスをはじめとするスペインやイタリアなどのヨーロッパ諸国、アメリカ、メキシコやブラジルなどの中南米、インドやオーストラリア、中国、東南アジア等、世界各地に生息しており、素材原料として容易に調達することができると共に人口養殖も容易である。
食用カエルの形態は、例えば、ウシガエルの体長は成体が120〜180mm、幼生が100〜120mmとなる。体重は、500g〜600gになる。背面は、黄緑色、緑色、暗緑色または緑褐色で、暗色の斑紋が不規則に多数散在する。背中線、背側線はない。腹面は白色。雄の咽喉部は淡黄色で、灰色あるいは灰褐色の斑紋があるものが多い。鼓膜はほぼ円形で非常に大きく、その直径は雄では眼径の2倍近くあるが、雌では、眼径にほぼ等しい。水陸両方で生活する。
また、アフリカツメガエルの体調成体が、雌で100〜120mm、幼生が40mmとなる。体重は、200gになる。体は背腹方向に扁平していて、頭部は小さくて、目も小さい。指は細く、前肢には水かきがないが、後肢にはよく発達した水かきをもっている。後肢には5本の指をもっているが、この内の3本には角質層の爪がある。水中で生活する。
ウシガエルの生息場所は、平地の池や沼などに生息する。標高の高い山地部などにはいない。繁殖は、産卵期:6〜7月で、池や沼、河川の下流などの静水域で、水草の多い水面に産卵する。産卵数は、1万〜2万個。卵の卵細胞はゼリー層に覆われていて、卵の上半分は黒色あるいは黒褐色で直径1.2mm〜1.7mm、寒天質の厚い包層に包まれている。その主成分は、糖に富んだ糖たんぱく質である。卵黄の主な成分は、タンパク質・脂肪・無機質である。卵は約1週間で孵化する。幼生のまま越冬し、翌年の夏、変態する個体が多い。
アフリカツメガエルは暖かい湖沼などに生息していて、止水を好み、流れのある川などでは滅多に見られない。繁殖の多くは春季に見られるが、繁殖は1年を通して見られ、地域によっては年4回繁殖することができる。卵は直径1.0〜1.2mm程度で、雌は一度に500〜2、000個程の粘着卵を産む。多くのカエル類は半水生の生活をしているが、ほぼ完全な水生のカエルで、ほとんどの時間を水中で過ごす。
外来生物法の特定外来生物に指定され、無許可の飼育や譲渡、運搬、放流などはすべて禁じられており、許認可のもとに冷凍状態で輸入するか、海外の産地でブルフロッグミール(食用カエル粉)に製造するのが望ましい。しかしながら、魚粉需要と供給の動向を考慮すれば、今後は、国内での養殖食用カエルの飼育・捕獲・販売・譲渡・運搬が認可されるべきであろう。アフリカツメガエルは、研究用の実験材料として流通している。
食用カエルの種類として、欧米では、ヨーロッパトノサマガエル・ウシガエル、アジア(中国、インドネシア、ベトナム)では、トラフガエル・ヌマガエル・インドクサクイガエル、南米では、ナンベイウシガエル、アフリカでは、アフリカツメガエル、日本では、ナミエガエル、毛瀰(アカガエルと推定)等がいる。
食用カエルにおいては、従来から食用材料であり安全性は高い。しかし、毒性を持ったカエルが生息するので注意が必要である。毒性のある主なカエルとしては、ヤドクガエル、ヒキガエル、アカメアマガエル、モトイドクガエル、キイロヤドクガエル、チャコヤドクガエル、ヒイクフキヤガエル等々である。
本発明では、上記した食用カエルから食用カエルの粉体(ブルフロッグミール)を得る。その製法は、食用カエルを大きな釜で煮熟したあと、圧搾機で脂と水を分離し、乾燥して水分を10%以下に乾燥し、これを破砕して粉体として畜産用及び肉食系養魚用並びにウナギ及び/又はウナギ目アナゴ科の幼生用の飼料原料とする。これにより、高騰する魚粉また、不足する魚粉の代替えとして貢献できる。
また、本発明では、上記した食用カエルから食用カエル油(ブルフロッグオイル)を得る。その製法は、食用カエルを大きな釜で煮熟したあと、圧搾機で脂と水を分離し、得た油を精製して畜産用及び肉食系養魚用並びにウナギ及び/又はウナギ目アナゴ科の幼生用の飼料原料とする。これにより、高騰し不足する魚油の代替えとして貢献できる。
ちなみに、福井県畜産試験場研究報告第19号によれば、魚油を飼料に添加し、豚に給与すると、脂肪組織内のEPA、DHA含量が多くなるが、発育成績や肉質成績には悪影響を与えることはなかった。また、抗酸化剤を添加すると魚油の劣化を防ぎ長期間利用できることが確認されている。このことから、魚油は、畜産飼料としても利用されており、食用ガエル油(ブルフロッグオイル)も畜産飼料として利用できる可能性が高い。
また、本発明では、上記した食用カエルの卵の卵細胞(ゼリー状形態も含む)を遠心破砕し、卵黄、卵抽出液、脂質の3層に分離し、ウナギ及び/又はウナギ目アナゴ科の幼生用の飼料原料とする。
その場合、図1に示すように、具体的には、食用カエルの卵の上半分の直径1.2mmくらいを選んで、試験管に詰め、余分な緩衝液を取り除いた後に遠心破砕すると(10,000グラム程度)、卵黄、卵抽出液、脂質の3層に分離し、これを飼料原料とする。
また、本発明では、食用カエルから得られる新鮮な液状物を濃縮した食用カエルのソリュブル(ブルフロッグソリュブル)を得る。ブルフロッグソリュブルとは、食用カエルの粉体(ブルフロッグミール)の製造工程で副生する煮熟液(クッカードレイン)や圧搾液を遠心分離し、固形分と油脂を除き濃縮したものである。
原料の煮汁を自家消化あるいはタンパク分解酵素を添加することにより分解し、消化タンパク液を遠心分離などにより精製したものを真空濃縮して製造する。用途は、おもに家畜や魚の配合飼料の原料であるが、成分中で重要視されるのはビタミン類とタンパク質である。とくにビタミンB群の含量が魚粉(フィッシュミール)の数倍と高い。
以上で製造された飼料原料に飼料添加物を混合して、糖タンパク質を豊富に含む栄養素の高い肉食系養魚用並びにウナギ及びウナギ目アナゴの幼生用の餌としての配合飼料を製造する。
上記の飼料添加物には、
1.飼料原料の酸化を抑制する「抗酸化剤」、
2.飼料の粘結補助する「粘結剤」、
3.飼料の水や油との馴染みを助ける「乳化剤」、
4.たん白質のアミノ酸バランスを補助して飼料効率を高める「アミノ酸」、
5.不足するビタミンや強化することで健康度を高める「ビタミン」、
6.健康度を高める「無機物(ミネラル)」、
7.消化を助ける「酵素」、
等を混合するのが望ましい。
飼料添加物としては、
1.においては、エトキシキン・プロピオン酸等、
2.においては、アルギン酸ナトリウム・カゼインナトリウム・カルボキシルメチルセルロースナトリウム・ポリアクリル酸ナトリウム等、
3.においては、グリセリン脂肪酸エステル・ショ糖脂肪酸エステル・ソルビタン脂肪酸エステル等、
4.においては、L−アルギニン・塩酸L−リジン・DL−メチオニン・L−グルタミン酸ナトリウム・タウリン(合成タウリン)等、
5.においては、L−アスコルビン酸・イノシトール・塩化コリン・塩酸チアミン・ビタミンA粉末・ビタミンE粉末等、
6.においては、塩化カリウム・クエン酸鉄・炭酸亜鉛・フマール酸第一鉄・硫酸亜鉛・リン酸一水素ナトリウム等、
7.においては、アミラーゼ・セルラーゼ・フィターゼ・リパーゼ等がある。
上記4のアミノ酸である、タウリン(合成タウリン)においては、タンパク質を構成する成分ではなく、生体内に遊離状態で存在するアミノ酸で、これまで魚類はタウリンを生合成できるため、餌・飼料中にタウリンは必要ないとされてきた。しかしながら近年、海産魚類ではタウリンの合成能が微弱あるいは存在しないため、餌・飼料中にタウリンを要求する可能性が示唆されている。また、養殖魚の成長過程において最も注目される飼料添加物の一つである。
タウリンは数種の海産魚類において重要な栄養素であることが明らかになった。今後、仔魚から稚魚期までの餌・飼料の改善を図ることが可能となるばかりでなく、魚粉に代わるタンパク質原料の積極的な利用と、環境負荷低減飼料の開発に大きく貢献するものと期待される。
なお、合成タウリンは、平成21年6月23日付で農林水産大臣より飼料添加物として「資料の栄養成分その他の有効成分の補給」の用途、「アミノ酸等」の区分に指定されている。
以上から、配合飼料の原料としては、以下の組み合わせが考えられる。
(1)食用カエル粉
(2)食用カエルの卵の卵細胞
(3)食用カエル油
(4)食用カエルソリュブル
(5)食用カエル粉+食用カエルの卵の卵細胞
(6)食用カエル粉+食用カエル油
(7)食用カエル粉+食用カエルソリュブル
(8)食用カエル粉+食用カエルの卵の卵細胞+食用カエル油
(9)食用カエル粉+食用カエルの卵の卵細胞+食用カエルソリュブル
(10)食用カエル粉+食用カエル油+食用カエルソリュブル
(11)食用カエル粉+食用カエルの卵の卵細胞+食用カエル油+食用カエルソリュブル
(12)食用カエルの卵の卵細胞+食用カエル油
(13)食用カエルの卵の卵細胞+食用カエルソリュブル
(14)食用カエルの卵の卵細胞+食用カエル油+食用カエルソリュブル
(15)食用カエル油+食用カエルソリュブル
以上の配合飼料の原料に上記の飼料添加物及び/又は魚粉及び/又は植物タンパク質との配合を加えて配合飼料とする。即ち、食用カエル粉(ブルフロッグミール)、食用カエル油(ブルフロッグオイル)及び食用カエルの卵の卵細胞から抽出される脂質・卵抽出液・卵黄及び/又は食用カエルソリュブル等の原料と従来の魚粉等との配合及び/又は植物タンパク質(例えば、大豆等)との配合及び/又は養魚用の飼料添加物の原料との配合により、肉食性が強い魚に適する養魚用の配合飼料を調製することもできる。
なお、ウナギは、卵から孵化した後、卵黄を吸収しつくすまでのプレレプトケファルスの時期は、まだ眼も黒化しておらず、このため恐らく視力はほとんど無いものと考えられており、針歯状の歯も未発達であるため、活発に餌を捕食できない。口を開けながら泳ぐため、底に堆積されたコロイド状の餌を食べることになる。この時期の餌は、遠心分離した卵黄と食用ガエルの粉体又は魚粉並びに飼料添加物を混合した、沈降する配合飼料となる。
また、レプトケファルス時期では、眼が黒化して、遊泳を開始し、活発に餌の捕食が観察される。この時期の餌は、遠心分離した卵黄・卵抽出液・脂質を食用ガエル粉又は魚粉並びに飼料添加物を混合した配合飼料となる。
また、レプトケファルスは、変態を起こしてゼラチン質から硬質のシラスウナギへと大きく形態を変化する。このシラスウナギ時期の餌は、遠心分離した卵黄・卵抽出液・脂質を食用ガエル粉又は魚粉並びに飼料添加物を混合した配合飼料となる。
ところで、本発明者は、5年間のアナゴ養殖の実績がある。その実績からは、アナゴが一番好むのは、メロード(イカナゴ類)が最も良い結果を得られることが分かっている。
図2は、アナゴに給餌した冷凍生餌の成分表である。サバ−Aの場合は、サバの臭いが残り、骨を食べ残す。身が固く、肉厚が薄く、脂の乗りが悪い結果となった。
片口イワシの場合は、イワシの臭いが残り、骨はいったん全部食べるが、後から吐き出す。身が固く、肉厚が薄く、脂の乗りが悪い結果となった。青魚系は飼育後の品質の仕上がりが良くない結果となった。
メロードの場合、臭みがなく・身が柔らかく・肉質が厚く・脂の乗りが良いため、上質のアナゴを養殖することができる。
図3は、食用カエルの可食部100g中の成分表である。また、図4は、メロードと食用カエルとの比較成分表である。これらの表と図2から明らかなように、食用カエルは、メロードやサバや片口イワシより、質・量とも多くのタンパク質を含む魚粉代替飼料として最適な材料であることが分かる。
なお、図4の±(プラスマイナス)分において、一部分を補充する必要がある。エネルギー・水分・ビタミンB2においては、差が小さいので影響がない。マイナスが大きいのは、脂質・カルシウム・リン・ナトリウム・鉄、カリウム・レチノール・ビタミンA・ビタミンB1である。これらの不足分栄養素を認可された飼料添加物で補充をして配合する。
不足分が大きい順に、ミネラルでは、リン・カルシュウム・ナトリュウム・カリウム・鉄である。ビタミンAに関しては、食用カエルは0%である。
よって、上記の不足分栄養素を飼料添加物で調整することにより、アナゴが好む配合飼料を製造することができる。
食用カエルの成分には、メロードの成分にない、多くのビタミン類が含まれている。例えば、ビタミンB3・B5・B6・B9・B12がある。他には、マグネシウム・亜鉛・マンガン・脂肪酸・コレストロール等がある。
なお、繁殖力の旺盛なウシガエルとアフリカツメガエルは、カエルツボカビ症に対して免疫性がある。カエルツボカビ症とは、両生類の皮膚に含まれるケラチンを分解して生きている真菌(カビ)で、水を介して他の両生類に感染する。
その症状は、感染した両生類は皮膚を侵されるので、体内の浸透圧の調整や皮膚呼吸が妨げられる。その結果、元気や食欲がなくなり、縮こまった姿勢をとったり、口を開けたりし、発症から数週間で死に至る。カエルツボカビ症は、人間には感染しない。
前述したように、ウシガエルとアフリカツメガエルは、このようなカエルツボカビ症に対して免疫性があるため、人工的に養殖することに大変適している。まして、繁殖力が旺盛であるため、より安定的な食用カエル粉(ブルフロッグミール)を供給することができる。
以上、本発明によれば、安全・嗜好性・栄養価・価格・供給・社会的受容性をふまえ、タンパク質を多く必要とする肉食系の魚にとって繊維質がなく、魚粉の材料となる、メロードやサバや片口イワシよりも多くの良質のタンパク質に優れている配合飼料の原料、その製造方法、その原料を用いて製造される配合飼料を提供することができる。

Claims (12)

  1. 食用カエルの粉体、食用カエル油、食用カエルの卵の卵細胞及び食用カエルのソリュブルを主原料とする配合飼料の原料において、
    前記食用カエルの卵の卵細胞は、該卵細胞を遠心分離して得られる、卵黄、卵抽出液及び/又は脂質であることを特徴とする配合飼料の原料。
  2. 前記食用カエルの粉体は、該食用カエルを煮熟して圧搾機で脂と水を分離し水分を10%以下に乾燥したものであることを特徴とする請求項1に記載の配合飼料の原料。
  3. 前記食用カエル油は、該食用カエルを煮熟して圧搾機で脂と水を分離する際に得られる油を精製したものであることを特徴とする請求項1に記載の配合飼料の原料。
  4. 前記食用カエルのソリュブルは、前記食用カエルの粉体の製造工程で副生する煮熟液や圧搾液を遠心分離し、固形分と油脂を除き濃縮したものであることを特徴とする請求項1に記載の配合飼料の原料。
  5. 前記食用カエルの粉体に、前記食用カエル油、前記食用カエルの卵の卵細胞、前記食用カエルのソリュブルのいずれか又はいずれかの組み合わせあるいは全てを配合することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配合飼料の原料。
  6. 前記食用カエル油に、前記食用カエルの卵の卵細胞、前記食用カエルのソリュブルのいずれか又は全てを配合することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配合飼料の原料。
  7. 前記食用カエルの卵の卵細胞に、前記食用カエルのソリュブルを配合することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配合飼料の原料。
  8. 前記食用カエルの粉体と前記食用カエル油と前記食用カエルの卵の卵細胞と前記食用カエルのソリュブルは、天然食用カエル又は養殖食用カエルから生成されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の配合飼料の原料。
  9. 前記食用カエルの粉体、前記食用カエル油、前記食用カエルの卵の卵細胞及び/又は前記食用カエルのソリュブルは、畜産用及び肉食系養魚用並びにウナギ及び/又はウナギ目アナゴ科の幼生用に用いられることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の配合飼料の原料。
  10. 請求項1〜9に記載した原料に、飼料添加物及び/又は魚粉及び/又は植物タンパク質を配合したことを特徴とする配合飼料。
  11. 前記飼料添加物は、
    ・抗酸化剤として、エトキシキン及び/又はプロピオン酸、
    ・粘結剤として、アルギン酸ナトリウムカゼインナトリウムカルボキシルメチルセルロースナトリウム及び/又はポリアクリル酸ナトリウム、
    ・乳化剤として、グリセリン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステル及び/又はソルビタン脂肪酸エステル、
    ・アミノ酸として、L−アルギニン塩酸L−リジンDL−メチオニンL−グルタミン酸ナトリウム及び/又はタウリン(合成タウリン)、
    ・ビタミンとして、L−アスコルビン酸イノシトール塩化コリン塩酸チアミンビタミンA粉末及び/又はビタミンE粉末、
    ・無機物(ミネラル)として、塩化カリウムクエン酸鉄炭酸亜鉛フマール酸第一鉄硫酸亜鉛及び/又はリン酸一水素ナトリウム、
    ・酵素として、アミラーゼセルラーゼフィターゼ及び/又はリパーゼ、
    を用いることを特徴とする請求項10に記載の配合飼料。
  12. 食用カエルの卵の卵細胞を遠心分離し、卵黄、卵抽出液及び/又は脂質を得、飼料原料とする、ことを特徴とする配合飼料の原料の製造方法。
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