JPH0213770Y2 - - Google Patents

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JPH0213770Y2
JPH0213770Y2 JP16976882U JP16976882U JPH0213770Y2 JP H0213770 Y2 JPH0213770 Y2 JP H0213770Y2 JP 16976882 U JP16976882 U JP 16976882U JP 16976882 U JP16976882 U JP 16976882U JP H0213770 Y2 JPH0213770 Y2 JP H0213770Y2
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【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は家具などにおいて、引出板や天板など
(以下単に、天板という)を回動自在に片持支持
するための軸支持構造に係り、詳しくは、天板な
どの板材にストラスベアリングを装着して成る軸
支持構造に関する。
(2) 従来技術とその問題点 従来、家具などにあつては第1図のように天板
Aを家具本体に形成された中抜りBにはめ込み、
手前一隅部に装着された支軸Cを中心として回動
自在に片持支持した構造がある。この従来の天板
などの軸支持構造は第2図示のようになつてい
る。即ち、支軸Cの一端に鍔部Dを有し、この支
軸Cが天板Aと、中抜りBの上下壁E,Fとに貫
装され、支軸Cの他端にナツトGが螺着されてい
る。従つて、ナツトGを締付けることによつて支
軸Cが上下壁E,Fに固定される。しかし、ナツ
トGを締過ぎた場合には、上下壁E,Fが天板A
に接触して、回動抵抗が大きくなり、天板Aの回
動操作が不便になつたり、天板Aが全く回動でき
なくなる。又、ナツトGの締付けが弱い場合に
は、天板Aの繰弁される回動により、ナツトGが
支軸Cから外れ、支軸Cが脱落可能な状態にな
る。しかも、天板Aと上下壁E,Fとの間の間隙
により、天板Aが片下りとなりつつ、天板Aの下
面a1と下壁Fの上面f、天板Aと支軸Cが常に
接触するので、それらの接触部分が天板Aの回動
毎に擦り減り、天板Aの立て付け具合が悪くな
る。
また、ナツトGの締過ぎを防止するために、第
3図示のような構造にすることもある。この構造
は、支軸Cの先端を縮径Hとなし、この縮径Hに
よる支軸Cの断面Iが家具の固定部分を構成する
支え板Jに当接されるとともに、縮径Hな部分に
ナツトGが螺着されている。しかし、この構造に
おいても、製作時における天板Aの厚さと支軸C
の長さの固体誤差により、天板Aの上面a2と鍔
部Dとの間に間隙が生じ、天板Aが支軸Cの軸心
方向にがた付く。しかも、第3図示の構造と同様
に天板Aの下面a1と支え板Jの上面j、天板A
と支軸Cが常に接触しているので、使用による天
板Aの立て付け具合の悪化を解消できない。
上記不具合を解消するものとして家具などの天
板ではないが、実公昭10−3801号公報の調理品回
送器には、回転棚の下側表面に板状の鍔金を固着
するとともに下部外枠上面に板状の座金を取付
し、鍔金と座金との間に回転棚を荷重を受けるス
ラストベアリングを介在させた軸支持構造が開示
されている。又、一般にスラストベアリングの軸
支持構造に関しては、実公昭35−14504号公報の
如く歯車などの回転体側面に埋込みすることが公
知である。従つて、回転棚の下側表面から埋込溝
を設け、この埋込溝に鍔金を入れないで或いは入
れてスラストベアリングを埋込することによつ
て、回転棚と枠との間隙を狭く形成することがで
きる。
しかしながら上記間隙構造においては、例えば
家具などの材質によつては組付誤差が依然避けら
れない欠点があつた。しかも、上記構造では支軸
が中心に位置しているが支軸が偏心する片持構造
の場合には、スラストベアリングへの偏荷重が避
けられない欠点もあつた。さらには上記公報から
は、天板などの如く板厚が限られている部材への
スラストベアリング取付構造は開示も示唆もされ
ていないものであつた。
(3) 考案の目的 しかして本考案は、上記欠点を解消するための
ものであつて、取付部材の段部にストラスベアリ
ングの外輪を係止させることによつて、天板など
の堀入穴両側から外輪外端面を正確に突出させる
とともに偏荷重に対応させることができるように
したことを、その主な目的とするものである。
(4) 考案の構成 そして、上記目的を達成するための本考案の構
成は、少なくともいずれか一方の上下壁に片持支
持した天板などを回動自在に出入させるための軸
支持構造であつて、取付部材が側方へ張出した支
持板部を有する取付鍔とこの取付鍔両端から軸心
方向へ夫々突出されて先端に段部を有する径小な
装着軸とから構成されるとともに、上記各装着軸
端面までの長さが天板などの板厚と略同一又は薄
く形成され、上記各装着軸にはスラストベアリン
グを夫々装着して各スラストベアリングの径小な
外輪装着孔が段部に受けとめられることによつて
外輪外端面が装着軸端面よりも突出されて成り、
取付部材の中心の軸受孔には一端に鍔部を有して
前記外輪外端面よりも長い支軸が装着されてこの
支軸他端がボルト・ナツト構造とされた天板など
の軸支持構造としたことに特徴がある。
(5) 考案の一実施例 以下、第4図と第5図に基づいて、本考案の施
された天板などの軸支持構造の一実施例の詳細を
説明する。
この天板などの軸支持構造は第4図示のように
取付部材1を備える。この取付部材1は大径な取
付鍔2を備え、この取付鍔2の軸心方向両端略中
央部には小径な装着軸3,3が突出され、各装着
軸3,3の両端面までの長さが天板Aの板厚と略
同一又は薄く形成される。上記取付鍔2の一端に
は支持板部4が固着され側方へ突出されている。
この支持板部4は取付鍔2の径よりも長い帯板状
になつており、支持板部4の短手幅は取付鍔2の
径と略同一になつている。支持板部4の略中央部
には装着軸3を逃げる逃げ穴5が穿たれ、この逃
げ穴5の周囲には支持板部4を取付鍔2に固定す
るためのサラ穴6,6が複数個穿たれる。取付鍔
2の環状になつた一端面には2aには上記サラ穴
6,6が会合する複数個のねじ穴7,7が刻設さ
れており各サラ穴66からサラねじ88をねじ穴
77に着座させることによつて、支持板部4が取
付鍔2に固定される。取付鍔2の外周よりも径方
向両側に突出される支持板部4の両端部には、取
付部材1を天板Aに固定するための取付穴9,9
がサラ穴にて穿たれている。
また、上記取付部材1の軸心方向両端即ち各装
着軸3,3の外周には、スラストベアリング1
0,10が装着される。各スラストベアリング1
0,10の外径は取付鍔2の径と略同一になつて
いる。各ストラスベアリング10,10はそれぞ
れの内輪11と外輪12の間に多数個の転動体1
3,13…介装した転がり軸受になつている。各
ストラスベアリング1010の中央部には各装着
軸3,3にはめ込むための装着孔が軸心方向に穿
たれているが、この装着孔は次のようになつてい
る。即ち、内輪11の装着孔14が外輪12の装
着孔15よりも大きい。内輪11の装着孔14は
装着軸3の大径部3aの外径よりもわずかに大き
く、外輪12の装着孔15は装着軸3の小径部3
bの外径よりもわずかに大きい。そして各ストラ
スベアリング10,10を各装着軸3,3にはめ
込んだとき、転動体13側に位置する外輪12の
内端面の一部、即ち装着孔15の周囲に位置する
外輪12の内端面12aが各装着軸3,3の大径
部3aと小径部3bの間に形成された段面16に
て受けとめられる。しかも、各ストラスベアリン
グ10,10が取付部材1に装着されたとき、各
外輪12,12の外端面12b,12bは取付部
材1の軸心方向両端面1a,1aよりも突出され
る(第5図参照)。
上記取付部材1の中心には軸受孔17が軸心方
向へ貫通されており、この軸受孔17には支軸1
8が回転自在に貫装される。従つて、取付部材1
と支軸18とにより、滑りによるラジアルベアリ
ングが構成される。支軸18は前記ストラスベア
リング10,10の外輪12,12の外端面12
b,12b間の距離Tよりも長くなつている。支
軸18の軸心方向の一端には鍔部19を備える。
支軸18の他端には雄ねじ20が刻設され、この
雄ねじ20にはナツト21が着脱自在に螺着され
る。また、上記外輪12,12外端面12b,1
2b間の距離Tは第5図示のように天板Aの厚さ
tよりも大きい。上記鍔部19の頂面には切溝2
が刻設されている。
次に、以上のように構成された前記実施例にお
いて、天板Aを家具などの中抜りBに回動自在に
組付ける場合について説明する。第5図示のよう
に、中抜りBの上下壁E,Fには従来と同様に支
軸18を貫装する貫通孔K,Kが穿たれている。
先ず、天板Aの下面a1に堀込みLを刻設すると
ともに、堀込みLの底部略中央部には天板Aの上
面a2に貫通する装着孔Mを穿つ。また、堀込み
Lの底部に支持板部4を位置させ、取付穴9から
取付けねじNを天板Aにねじ込む。これによつ
て、支持板部4が天板Aに固定される。そして、
取付部材1の両側外周にストラスベアリング1
0,10を配した状態で、天板Aを上下壁E,F
間にはめ込む。上下壁E,Fの貫通孔K,Kに軸
受孔17を会合させる。その後、支軸18の雄ね
じ20を上壁Eの貫通孔Kから軸受孔17を通つ
て下壁Fの貫通孔Kに突出させ、雄ねじ20にナ
ツト21を螺着させた後、切溝22にドライバ等
の工具を差込んで支軸18の回動を阻止しつつナ
ツト21を締付ける。これによつて天板Aの組付
けは終了する。
一方、この天板などの軸支持構造にあつては、
ナツト21の締付けによつて、上下壁E,Fが天
板A側に近づくが、上壁Eの下面eと下壁Fの上
面fが外輪12,12の外端面12b,12bに
受けとめられる。しかも、外輪12,12の外端
面12b,12bは取付部材1の両端面1a,1
aよりも突出しているので、上壁Eの下面e、下
壁Fの上面fによる取付部材1の締付けがない。
また、天板Aは支持板部4を介して取付部材1
の軸心方向への移動が阻止されている。しかも、
天板Aに取付部材1を固定させる際、天板Aの上
下面a1,a2を外輪12,12の外端面12
b,12bよりも突出させないようにすることに
よつて、天板Aの上下面a1,a2が上下壁E,
Fの上下面e,fとの間で擦り合うことがない。
(6) 考案の変形例 (a) 第6図は本考案の他の実施例を示す第5図に
相当する断面図であつて、前記実施例と同一部
材については同一符号を付して重複説明を省略
する。この実施例の特徴は、前記実施例の上下
壁E,Fのいずれか一方に相当する壁部材Xが
一つであることである。従つて、前記実施例の
鍔部19に相当する鍔部19Aが大径になつて
おり、この鍔部19Aにて上方の外輪12の外
端面12Bが受けとめられる。
(b) 第7図は本考案の更に他の実施例を示す第5
図に相当する断面図であつて、前記各実施例と
同一部材については同一符号を付して重複説明
を省略する。この実施例の特徴は、前記各実施
例の支持板部4に相当する支持板部4Aと、前
記各実施例の内輪11,11に相当する内輪1
1A,11Aとが、取付部材1と一体構成され
ていることである。
(c) 本考案にあつては図示を省略するが次のよう
な変形例も考えられる。即ち、取付鍔2の外周
を軸心方向に直交する断面視角形に形成すると
ともに、この角形なる外周面を取付鍔2の軸心
方向に向けてテーパに形成する。そして、天板
Aに穿たれる装着孔Hを上記取付鍔2と合同な
角形かつテーパに形成する。これによつて天板
を軸支持した際に、天板Aを取付部材1の軸心
方向への移動を阻止させつつ固定させることが
できる。
(d) 支軸18の鍔部19を上下壁E,Fのいずれ
か一方に固定させてもよい。
(e) 鍔部19を支軸18と分割構成し、鍔部19
を支軸18に組付けることもできる。
(f) 鍔部19をナツトにて構成し、このナツトを
支軸18に螺着差せてもよい。
(7) 考案の効果 以上説明したように本考案によれば次のような
効果がある。
(イ) 取付部材を径大な取付鍔と径小な装着軸とか
ら構成したので、装着軸にスラストベアリング
を簡単に装着できるうえ、取付鍔を中間に介在
させたサンドウイツチの如き密着構造として薄
型化できた。その結果、天板などの板材へも取
付することが可能となり、取付鍔とスラストベ
アリングとが略同一外径となるために天板の装
着孔への押込作業も容易に行なえる。
(ロ) 装着軸の段部に各スラストベアリングの各外
輪を受けとめることによつて、外輪外端面の傾
斜を阻止できる特徴を有する。その結果、ベア
リング転動体への偏荷重を防ぐことができるう
え、天板などを狭い間隙内であつても上下壁に
接触させることなくスムーズに回動させること
ができる。
(ハ) 上記(ロ)の理由によつてスラストベアリングを
取付部材の装着軸端面よりも常に正確に突出さ
せ、装着軸端面に確実に隙間を形成することが
できる利点がある。
(ニ) 上記(ロ)の理由によつて、ナツトの締過ぎによ
る天板の回動不能を防止できる。
(ホ) 取付鍔に支持板部が張出されているので、天
板などの装着孔の堀込み面に支持板部をねじな
どにより固定でき、間隙内での天板の上下位置
ズレを正確に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は天板が回動自在に装着された従来の家
具の斜視図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は他の従来例の第2図に相当する断面図、
第4図は本考案の施された天板などの軸支持構造
を分解した斜視図、第5図は同天板などの軸支持
構造を組付けた状態での軸心方向に断面した断面
図、第6及び第7図は本考案の他の実施例を示す
第5図に相当する断面図である。 1……取付部材、2……取付鍔、3……装着
軸、4……支持板部、9……取付穴、10……ス
トラスベアリング、11……内輪、12……外
輪、12b……外端面、17……軸受孔、18…
…支軸、19……鍔部、20……雄ねじ、21…
…ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくといずれか一方の上下壁に片持支持した
    天板などを回動自在に出入させるための軸支持機
    構であつて、取付部材が側方へ張出した支持板部
    を有する取付鍔とこの取付鍔両端から軸心方向へ
    夫々突出されて先端に段部を有する径小な装着軸
    とから構成されるとともに、上記各装着軸端面ま
    での長さが天板などの板厚と略同一又は薄く形成
    され、上記各装着軸にはスラストベアリングを
    夫々装着して各スラストベアリングの径小な外輪
    装着孔が段部に受けとめられることによつて外輪
    外端面が装着軸端面よりも突出されて成り、取付
    部材の中心の軸受孔には一端に鍔部を有して前記
    外輪外端面よりも長い支軸が装着されてこの支軸
    他端がボルト・ナツト構造とされた天板などの軸
    支持構造。
JP16976882U 1982-11-11 1982-11-11 天板などの軸支持構造 Granted JPS5975142U (ja)

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JPS5975142U JPS5975142U (ja) 1984-05-22
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JPS5975142U (ja) 1984-05-22

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