JPH02136229A - 微孔性peek膜とその製造法 - Google Patents

微孔性peek膜とその製造法

Info

Publication number
JPH02136229A
JPH02136229A JP1263170A JP26317089A JPH02136229A JP H02136229 A JPH02136229 A JP H02136229A JP 1263170 A JP1263170 A JP 1263170A JP 26317089 A JP26317089 A JP 26317089A JP H02136229 A JPH02136229 A JP H02136229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peek
membrane
polymer
solution
sulfonating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1263170A
Other languages
English (en)
Inventor
Ja-Young Koo
ジヤ―ヤング コー
Joel R Racchini
ジヨイル アール ラチニー
Chieh-Chun Chau
チー‐チユン チヤウ
Ritchie A Wessling
リツチー エイ ウエスリング
Matthew T Bishop
マチユー テイ ビシヨツプ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Chemical Co
Original Assignee
Dow Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Chemical Co filed Critical Dow Chemical Co
Publication of JPH02136229A publication Critical patent/JPH02136229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/28Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof by elimination of a liquid phase from a macromolecular composition or article, e.g. drying of coagulum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/52Polyethers
    • B01D71/522Aromatic polyethers
    • B01D71/5222Polyetherketone, polyetheretherketone, or polyaryletherketone
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/24Formation of filaments, threads, or the like with a hollow structure; Spinnerette packs therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2371/00Characterised by the use of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Derivatives of such polymers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness
    • Y10T428/24496Foamed or cellular component
    • Y10T428/24504Component comprises a polymer [e.g., rubber, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は微孔性PEEK換とその製造法に関する。
微孔性膜は流体成分を分離する技術分野における重要な
製品である。ポリ(オキシ−1,4−)ユニしンオキシ
ー1.4−フェニレン−カーボニル−1,4−フェニレ
ン)、更に一般的にはポリ(エーテルニーエーテルケト
ン)あるいはPEEKとして知られている、は多(のこ
のような用途に有利な化学的および物理的な性質を示す
。高い融点(約367℃)、高いガラス転移点(約14
5℃)、低い溶解度および高い化学耐性はPEEKを苛
酷な環境の分離用途にえらばれる物質にしている。
〔従来の技術〕
PEEKは室温で通常の有機溶媒によって悪影響を受け
るとは知られていない。PEEKはまた高!1度の強酸
は例外として酸および塩基に対して耐性がある。PEE
Kの一般的な不溶性は、所定の場所での膜の有用で有利
な性質であるけれども、微孔性膜を包含する有用な物品
をPEEKから製造することを複雑にしている。
限外濾過膜および逆浸透膜の支持体として有用なポリマ
ーフィルムは伝統的に、溶媒中にポリマーを溶解させ、
ポリマー溶液を支持体上で薄いフィルムとしてキヤスチ
ングし、次いで支持体とポリマーフィルムをポリマー溶
媒とは混和性であるがポリマー用の溶媒ではない浴に浸
漬することによって製造される。
PEEKの濃硫酸中での溶解度は報告された(西独特許
第3,321,860号)。農はPEEXからキャスト
され濃II、50. 中に溶解された。然し、生成した
膜はもはやPEEKではなくて、むしろスルホン化され
た。化学組成の変化の結果として、このwXはもはやP
Eklの有利な性質を示さず、水に長く露出させると膨
潤することが知られている。H4xhop、M、T、ら
のMacrornolaestgB1985.18.8
6参照。
〔発明が解決しようとする課題〕
スルホン化されていない、従って水中で膨潤しないP 
E E Allをその溶液から製造することができれば
、それは非常に望ましいことである。本発明が解決しよ
うとする課題はぞのようなPEEK膜をその溶液から製
造することにある。換言すれば本発明の目的は多孔性固
体繊維、膜フィルムおよび中空膜繊維を包含する有用な
物品をPEEKから製造することにある。本発明の膜は
限外濾過、マイクロ濾過、および逆浸透について改良さ
れた耐久性をもつ。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるPEEl、の物品(膜を包含する)は、非
スルホン化性の酸または非スルホン化性の酸類混合物中
に溶解させたPEEI、から製造される。非対称の限外
濾過(UF)膜として好適な及び逆浸透(RO)膜の支
持体として好適な牛透換は今やPEEKポリマーを非ス
ルホン化性の酸溶媒に溶解させ、この溶液をたとえばキ
ヤスチングまたは押出しによって物品に成形することに
よってPEEK型のポリマーから製造することができる
。この方法は次いでPEEKポリマーに対しては非溶媒
であるが上記の非スルホン化性の酸溶媒とは混和性であ
る凝固浴中で上記の物品を凝固させ、それによって上記
の浴が物品←膜)から非スルホン化性の酸溶媒を浸出さ
せるよう圧することを必要とする。シート形体の微孔性
膜および中空繊維の形体の微孔性膜を本発明の方法に従
って製造することができる。中空繊維膜は非スルホン化
性の酸く溶解させたPEEK型ポリマーから製造するこ
とができる。増強したフラックスをもつPEEK膜は少
量のハロゲン化炭化水素を添加することによって非スル
ホン化性の酸に溶解させたPEEKをポリマーから製造
することができる。
〔発明の態様〕
本発明の物品および微孔性膜は固体粒状形体のPEEK
ポリマーたとえば粉末、小片、ペレットまたは他の通常
の若しくは入手しうる粉砕形体のPEEKから好都合に
製造される。PEEKまたはPEEK型ポリマーとして
、たとえば出発物質として4,4′−ジフルオロベンゾ
フェノンおよびハイドロキノンを使用し、これに無水炭
酸カリウムを窒素雰囲気中320℃までの温度で添加す
ることを包含する縮重合反応によって製造されるポリマ
ーがあげられる。
該ポリマーの製造についての詳細は米国特許第4,32
0゜224号に記載されている。
微孔性膜は強酸であるが非スルホン化性である酸洗固体
PEEKを溶解させた溶液から製造される。ここに使用
する非スルホン化性の酸とは約5i1Uf%以上の量の
PEEKを溶解させるがPEEKと反応せずPEEKの
化学構造を変化させない酸および酸類混合物をいう。非
スルホン化性の酸としてメタンスルホン酸(MSA)、
トリクロロメタンスルホン酸、フッ化水素酸、リン酸お
よびトリフルオロメタンスルホン酸(TFMSA)があ
げられる。
硫酸(4”4)は非スルホン化性の酸の希釈剤として有
効に使用することができるが、ただし硫酸の割合はPE
EKの溶液の粘度を増大させないように限定される。P
EEK溶液粘度の増大は膜のキヤスチング工程における
PEEK溶液の流れを悪くし、あるいはPEEKのスル
ホン化をもたらすからである。室温でMSA中60%以
上のH,S O。
を含むものをPEEHの溶媒として使用すると、PEE
Kのスルホン化が起る。H,50,単独はPEEK膜の
製造にとって好適な溶媒ではないことが注目されへ本発
明(より均一な膜を製造するためには、PEEKは酸ま
たは酸類混合物に実質的に均一に溶解させなければなら
ない。本発明の微孔性膜の製造に好適なPEEKはキヤ
スチング溶液中に5〜40重量%、好ましくは8〜20
重量%の範囲の量で存在する。
PEEKを溶解させて膜のキヤスチング溶液を製造する
工程は室温から40℃の範囲の温度で容易に行なうこと
ができる。40℃を越える温度は実質的に均一なPEE
K溶液を作るに必要な時間を減少させるのには有用であ
りうる。
然し温度は酸溶媒によるPEEKの劣化もしくはスルホ
ン化を生せしめるほど上昇させるべきではない。室温よ
り低い温度は特殊な膜の性質を得るのには有利であると
見出されるかも知れない。15〜30℃の温度が本発明
の方法でPEEK膜をキヤステングするのに一般に好ま
しい。
膜組成物の製造に有用なPEFIポリマーの形体は7.
000−100,000の分子量をもつポリマーを包含
する。粉砕固体PEEKポリマーの寸法と形状すなわち
小片、粒子またはビーズの寸法は変え5るが、溶解と混
合の容易さのために、酸溶媒に利用し5る表面積によっ
て実用上限定される。
PEEKの物品または膜フィルムのキヤスチングは伝統
的な膜製造法で達成される。代表的には、物品はPEE
K溶液を物品の型に注入することによって、あるいは薄
いフィルムの場合にはPEEK溶液を不浸透性表面に広
げることによって製造される。生成する膜の均一な厚さ
は通常の方法たとえば支持媒体上に堆積させたPEEK
のチャスト溶液を横切ってキヤスチング棒、ガラス棒ま
たはナイフをひきすることによって達成される。PEE
Kのキヤステング溶液はある時間支持体上にとどめられ
る。その時間はキヤスチング工程を完了させるに必要な
最/ト時間からキャストPEEK溶液が流体浴中で凝固
する数分前の範囲でありうる。
本発明の1つの好ましい態様において、PEEK溶液は
繊維質補強用媒体上にキャストさせることができる。該
媒体は剛性と強度を与えるものであり、たとえば不織ガ
ラス繊維マットまたは不織ポリエステルマットをガラス
板のような不浸透性表面においたものである。あるいは
また、pEExHフィルムは補強材なしにガラス板のよ
うな不浸透性支持体表面上にキャストすることもできる
。凝固浴中でのPEEKの凝固後に、PEEK膜はガラ
ス板から除いて更なる処理または使用に供することがで
きる。
凝固浴は酸または酸類混合物が混和性であるがPEEK
の溶媒ではない溶液である。水はMSAとTFMSA双
方にとっての好適な凝固流体である。PEEKからの物
品の製造において、物品の形状にキャストされたPEE
K溶液はたとえば浸漬によって凝固流体浴と接触せしめ
られる。
凝固浴はPEEK用の非スルホン化性の酸溶媒の希釈に
よって溶解PEEKの凝固を生ぜしめる。非スルホン化
性の酸に溶解したPEE、Kからキャストした有利物品
は凝固浴に浸漬させたときその一体性と形状を一般に保
持する。非スルホン化性の酸に溶解したPEEKからキ
ャストした膜は凝固浴におだやかに浸漬させたとき膜と
しての一体性を保持する。
PEEKの膜は注意深(取扱ったとき、凝固後に使用ま
たは更なる処理に十分な構造一体性を示す。キヤスチン
グおよび凝固後に、PEEK膜は残存する酸溶媒を除去
するために一般に約30〜60分間水中で洗浄される。
使用前に1膜は任意に更に稀塩基溶液で洗って非スルホ
ン化性の酸の除去を促進させることができる。
ここに記載したPEEK溶液はまた、固体繊維に又は中
空繊維に成形することもできる。これはたとえばIEn
cy−clopadieL e/  Polymar 
 5ci−%am  asd  Teaルno−”yy
p 2d、’″Ftbar Ma*5faatsr−”
Mark、H0Fラ著、ワイリー・インターサイエンス
にューヨーク)1986刊行、およびEnayalop
adia of ChmmtoalTechnolog
y、3d 、”Eollow Fiber Membr
ane  、Mark、H,F、ら著、ワイリー・イン
ターサイエンスにューヨーク)、1980刊行に記載の
エア・ギャップ湿式紡糸法によって行なわれる。PEE
K溶液からのPEEKの固体繊維または中空繊維の製造
はMSA中のPEEKの室温溶解度が重量/重量基準で
約8%に限定されるという事実によって達成される。こ
の限定された濃度は、時としてポリマー物質の「紡糸」
と呼ばれるポリマー繊維の実用上の下限に近い粘度をも
たらす。本発明の特徴はMSA中のPEEKの溶解度限
界を他の非スルホン化性の酸を添加してPEEK用の溶
媒混合物を作ることによって増大させることである。M
SAを100%までTFMSAで置換すると、PEEK
の溶解度は室温で約40重量%程度に増大する。90%
MSA/10%TFMSAの混合物がPEEKの好都合
な溶媒である。
PEEK@維は8〜40%の好ましくは16%から10
%の範囲のPEEK濃度で非スルホン化性の酸溶媒中の
PEEK溶液から好都合に押出される。
本発明の更なる特徴はPEEK溶液の粘度が、PEEK
用の非スルホン化性の酸溶媒に該溶媒の約60重世%ま
でのH2BO3を混合することによって、PEEKのス
ルホン化を生せしめることなしに増大させうろことであ
る。PEEK用の非スルホン化性の酸溶媒中に希釈剤と
して混合しうるH、SO2の量はE、50.によってP
EEKがスルホン化され始まる濃度によって限定される
。スルホン化の始まるH、504濃度は温度が高くなる
ほど低い。
エア・ギャップ紡糸法の他に、溶解PEEKの溶液は白
菜技術に周知の常法で繊維に押出すことができる。中空
繊維は、環状オリフィスを通してPEEK溶液を押出す
と同時に環状オリフィスから出るPEEK溶液の流れの
中心にコア流体を流すことによって製造することができ
る。コア流体の流量は繊維の流量に匹敵する水準に実験
的に調節される。繊維流量はまた、液体凝固浴への浸漬
前に、均一に広がった流れを生ずるように実験的に調節
される。
本発明の更なる特徴は非スルホン化性の酸溶媒に溶解さ
せたPEEKから生成される膜の表面特性を凝固浴流体
を変えることによって調節することである。PEEK膜
の製造用の種々の凝固浴流体の使用は、膜表面の片面ま
たは両面のスキンの生成ならびに膜の表面間の細長いノ
・チの巣状の多孔質構造の生成を可能にする。
膜の表面間の多孔質構造は、逆浸透の用途の複合膜の支
持体のような高圧での使用の支持体としての用途に特に
適するPEEK型ポリマーの多孔質中空繊維を作るため
の、膜面への構造上の支持体を与える。PEEK膜の多
孔質構造の更なる利点は膜表面の間に多数の流れ溝を形
成し、膜表面に生成したスキン層もしくは複合膜を浸透
液が通過した後に浸透性流体の流れを妨害しないことで
ある。
膜の構造と物性は凝固浴流体、ポリマーの分子量または
非スルホン化性の酸溶媒を変えることによって変化させ
ることができる。PEEKポリマー相への凝固溶液体の
高い相対拡散率をもつ凝固浴を使用することによって、
微孔性スキンが中空繊維の外表面に生成する。非スルホ
ン化性の酸溶媒を含むPEEKポリマー相への凝固浴流
体の拡散率は凝固浴流体(たとえば水中に52%H,S
O4を含む非スルホン化性の凝固浴)K酸を添加するこ
とによって示される。
凝固浴流体の拡散率を水の拡散率から示す他の方法とし
て凝固浴中の水を100%ポリグリコールまでの濃度で
ポリグリコールに置換することがあげられる。
PEEKポリマー用の非スルホン化性の酸溶媒について
高い相対拡散率をもつ流体中でのPEEKポリマーの凝
固はPEEKポリマー相への低い相対拡散率をもつ凝固
浴流体中でのPEEKポリマーの溶液の凝固よりも小さ
くて少ない細孔をもつ厚いスキン層をもたらすことが観
察された。
水はPEEKポリマー用の非スルホン化性の酸溶媒に対
して高い相対拡散率をもつ流体の例である。水よりも低
い相対拡散率をもつ流体の例は増粘された水またはポリ
エチレングリコールである。水の粘度は増粘された水ま
たはポリエチレングリコールの粘度より低く、その結果
として、水中での非スルホン化性の酸溶媒の相対拡散率
は増粘された水またはポリエチレングリコール中での相
対拡散率よりも高い。
PEEKポリマー用の非スルホン化性の酸浴媒中での高
い相対拡散率をもつ凝固浴流体中でPEEKポリマーを
凝固させることによって、膜の表面間の構造は低い相対
拡散率をもつ凝固浴流体にPEEKポリマーの凝固から
見られる構造よりも多孔性が大きいことが観察された。
これとは反対に内部膜構造に減少した多孔性が観察され
るのは、非スルホン化性の酸溶媒中への低い相対拡散率
をもつ凝固浴流体を使用する場合に生ずる。腹のフラッ
クスは膜の厚さ、多孔性、ポリマー分子量および細孔寸
法ならびに内部膜構造の多孔性に関連するので、非スル
ホン化性の酸溶媒、ポリマー分子量および凝固浴流体の
相対拡散率についての膜製造パラメータの最適化は、流
体成分の膜分離を意図するそれぞれの系を益するであろ
う。
本発明により製造されるPEEK膜の1つの態様は多孔
質の非対称構造によって特徴づけられる。たとえば、中
空繊維押出し法から生ずるPEEIr膜稙維は微孔性膜
繊維の対向面の間に内部多孔質の指状もしくはリブ付き
の構造を含へこれらの指もしくはリブは外面もしくはス
キンと繊維内腔との間にはソ径方向にのびている。これ
らの指もしくはリブはPEEKJi内に生成された空泡
な取り巻t・ている。この放射性構造は中空繊維膜の用
途にとって有利である。それは弁別微孔性膜スキンと内
腔との間を流れる多孔質溝を与えるからである。非対称
中空膜繊維中のこれらの指もしくはリブ逆浸透膜支持体
のように、中空繊維PEEK膜の使用に用いられる高圧
下での弁別スキン層の追加の構造支持体を提供する。
PEEK溶媒に対して比較的低い拡散率をもつコア流体
を中空繊維膜の孔中に注入すると、孔中でのスキン形成
は減少させることができるか、あるいは避けられる。
中空繊維PEEK膜の物理的特性は孔の流体の特性と浸
漬用浴の特性を逆にすることによって逆にすることがで
きる。このようにして、押出し器において中壁PEEK
繊維の孔に非スルホン化性の酸溶媒に対して高い親和性
をもつ流体を注入することによって、スキンを内腔面に
生成させることができる。
浸漬浴が、PEEKを溶解させる非スルホン化性の酸も
しくは酸類混合物に対して強い親和性をもたない流体を
宮んでいると、指もしくはリブ状の構造物か中空繊維の
孔または内腔に生成するスキンから外側にはソ径方向に
生じる。
非スルホン化性の酸溶媒に共に高い親和性をもつ孔流体
と浸漬浴を使用することによって、PEEK中空繊維膜
の孔と外面の双方にスキンが生ずる。内腔なしに押出さ
れたPEEK稙維の表面および内部の性質は同様に外面
から変性される。
中空繊維膜が有利に製造される酸浴媒中のPERIL#
液の粘度は、中空繊維膜の紡糸押出し器および関連機械
についての技術と操作上の知識をもつ当業者によって実
験的に確立される。操作上の粘度は一般に2〜12セン
チボイズの範囲にある。
本発明の付加的特徴はPEEK用の非スルホン化性の酸
溶媒中に3個以下の炭素原子のハロゲン化炭化水素溶媒
を使用することである。十分量のハロゲン化炭化水素溶
媒の配合は該炭化水素溶媒なしで製造した膜よりも増強
した水準の流体フラックスをもたらす。更なる利点は増
強したフラックス量が膜の選択性の代償において起るも
のではないということである。
非スルホン化性の酸溶媒に添加するのに好適なノ・ロゲ
ン化炭化水素は、非スルホン化性の酸に溶解したPEE
Kの膜キヤスチング溶液と混和性でなければならず且つ
溶液からPEEKを沈殿させないものでなければならな
い。えらばれたハロゲン化炭化水素は凝固浴流体と非混
和性であるべきである。えらばれたハロゲン化炭化水素
は室温または膜の製造が行なわれる他の温度において比
較的揮発性でなければならない。好適なハロゲン化炭化
水素としてクロロホルム、メチレンクロライド、4塩化
炭素、1,1.2−トリクロロエタン、1,1.2−ト
リクロロトリフルオロエタン、またはテトラクロロエタ
ンがあげられる力ζこれらに限定されない。上記の溶媒
のリストは本発明の範囲内に含まれる化合物のすべてを
列記したわけではな(、また必要であると記述した特性
をもつ他のハロゲン化炭化水素を除外するものでもない
。非常に満足で有用なフィルム繊維および中空繊維は非
スルホン化性の酸もしくは酸類混合物を使用して製造さ
れるけれども、増強したフラックスは膜キヤステング溶
液が20重量%までの、好ましくは2〜15重量%の範
囲の、最も好ましくは4〜10i量%の範囲の濃度でハ
ロゲン化炭化水素を含む場合にみられる。
本発明の更なる特徴は、本発明により製造されたPEE
K膜が薄層ポリマーで作られた複合体逆浸透膜中の支持
体として、又はコアセルベートとして、又はイオン性複
合体としても有用なことである。このような複合膜の代
表的なものは、米国特許第4,259,183号に記載
されているような多官能性2級アミンと多官能性酸ハラ
イドとの界面縮合から製造しうる複合膜または米国特許
第4,277,344号に記載されているような交差結
合した界面重合の芳香族ポリアミドから製造した複合膜
である。複合体逆浸透膜はまた複合膜の支持体として本
発明により製造したPEEK膜を使用して、逆浸透膜に
よる流体分離について知られており実施されているほと
んど他の方法によっても製造することができる。
〔実施例〕
以下に述べる実施例によって本発明を更に具体的に説明
する。
これらの実施例で使用するPEEK型ポリマーはアイ・
シー・アイ・アメリカズ、インコーボレーテツドから入
手したものであり、製造者によって示された分子fはグ
レード150Gについては7.000 ;グレード38
0GKついては13,000 ;グレード450pにつ
いては18.000であった。重量平均分子量の測定は
B15hop、 M 、 T 、  らのデータから確
立されたMark 、 Ilouwixkの関係(k=
0.000745、(1=0.65)を使用して、硫酸
中に溶解させた試料の固有粘度の測定から行なわれた。
なお上記の関係式には硫酸中のPEEK試料のスルホン
化から生ずる分子量変化を考慮した補正が含まれている
。グレード150GのPEEK試料の重量平均分子蓋は
20,700でアリ、グレード380Gについては32
,200であり、グレード450pについては39,2
00である。ここ罠いう分子量は製造者によって与えら
れた平均分子蓋に関する。
実施例1゜ Viatraz PEEKグレード450pなる商品名
のポリ(エーテルエーテルケトン)の4.01を50+
aJの単口の丸底フラスコ中に秤量して入れる。上記の
ポリ(エーテルエーテルケトン)は米国プラウエア州1
9897、ウイルミントンのインペリアル・ケミカル・
インダストリーズの製品である。17.69のメタンス
ルホン酸および11.7Fのトリフルオロメタンスルホ
ン酸を連続して加える。フラスコの口に丸いガラス・ベ
アリングおよびポリテトラフルオロエチレンの刃をもつ
丸いガラス攪拌棒を接続する。混合物を暗えび茶色の溶
液がえられるまで約30〜607panで攪拌する。・
攪拌時間は室温で約12時間である。
膜支持体として使用すべきポリエステル不賊布のシート
をガラス板上にテープでとめる。溶解したPEEK溶液
のこねたものを上記の裏打ち材の上にそそぎ、ドクター
刃で不織布を横切って広げてガラス板より上KO315
2鵡の間隙を与える。このガラス板を直ちに室温で30
分間、水浴に浸漬する。ピンク色の凝固膜が見られる。
10重量%の炭酸ナトリウム中に3〜10分間浸漬し、
次いでメタノール中で3〜10分間浸漬し、そして最後
に水で洗うことKよって残存する酸を膜から除く。膜は
白色の外観を呈し、光の透過に対しては不透明である。
実施例2゜ 種々の非スルホン化性の酸を使用する以外は実施例1と
同様圧して一連の膜を製造する。これらの膜を試験して
、水中0.1%デキストラン溶液の345KPaの圧力
でのフラックスと排除率を測定する。該デキストランは
35,000〜s o、o o oの分子量をもつ。種
々のPEEIJと酸溶媒系のフラックス量を第1表に示
す。
第1表 実施例1により製造したPEEK膜の限外濾過性(供給
:345KPaにおける0、1%35−5OfデΦスト
ラン)2.4 41.1 94.7 85.9 H,50゜ 2.6 100%TFM SA 38.7 実施例3゜ 複合体逆浸透膜用の支持体として多孔性PEEK膜を使
用するために、実施例1の方法によりPEEK膜を製造
する。このPEEK膜は60%MSA/40%TFMS
Aのブレンドの溶液中12重量%のPEEK溶液からキ
ャストして作ったものである。水洗後に、膜を薄いフィ
ルム複合膜用の支持体として使用するまで、湿潤状態に
保持する。
複合体の逆浸透層を製造するために、シートPEEK膜
試料を2%メタフェニレンジアミン水溶液中に約1分間
浸漬する。アミン浴からPEEK膜支持体を除いた後、
該支持体をガラス板の上に、キャツチングおよび凝固の
際に空気に露出したPEEK膜面を上にして置いた。過
剰のアミン溶液をPEFI型膜支持体からゴム・ローラ
を用いる温和なローリングによっておだやかにしぼりと
る。PEEK型支持体を次いで11112−)!Jジク
ロロトリフルオロエタン中0.1重量/容量%のトリメ
ソイルクロライド溶液に平らにおき、次いで生成膜から
液を排出させる。生成した膜を次いで室温で少なくとも
2時間風乾し、その後に1.380 KP aの操作圧
で塩排除率を試験する。製造した膜の塩排除率を1.3
80 KP gの操作圧で0.2%NaC1溶液を使用
して試験する。第■表に塩排除率を示す。
第■表 3.1 ”   18.000 3−2(”    7.000 3−3(2)   13,000 :L4(”   18,000 90.7 88.7 84.8 87.6 つの試験クーポンの平均。
実施例4゜ 60%MSA/40%TFMSAの溶媒中に溶解させた
12x量%のPEEK型ポリマー溶液から実施例3のよ
うにしてPEEK膜をキャストする。実施例3の方法に
おけるメタフェニレンジアミンの溶液を2重量%のピペ
ラジンと2重量%のトリエチルアミンと0.2i量のラ
ウリル硫酸ナトリウムの水溶液に置き換える。硫酸マグ
ネシウムの0.2重量%水溶液を使用して1.380 
KP aの操作圧において膜の硫酸マグネシウム排除率
を測定する。
注) (1)不織ポリエステル繊維裏打ち材なしでキャストし
た2つの試験クーポンの平均。
(2)不縁ポリエステル繊維の支持体上でキャストした
3第 ■ 表 4.1 ”    18.000   476  91
.44.2(2)7,000   810  82.8
4.3 ”    13,000   851  96
.54.4”    18,000   794  7
1.2注) (1)  不織ポリエステル繊維の裏打ち支持体なしに
キャストしたもの。
(2)不織ポリエステル繊維の裏打ち支持体上でキャス
トしたもの。
実施例5゜ 〆1ctraz PEEK  450 pなる商標でイ
ンペリアル・ケミカル・インダストリーから市販される
平均分子量18.000のPEEXの小片0.51?を
30−ガラスびん中のメタンスルホン酸10.6fと混
合する。この混合物を室温で72時間攪拌プレート上で
攪拌して透明な均一溶液を作る。この透明溶液をガラス
板上にキャストし、キヤスチング棒を使用して0.51
mmの均一な厚さのフィルム膜に引伸ばす。15秒後に
、このガラスびんを水平に対して30°の角度で21℃
の水浴中に注意深く浸漬してキャスト溶液を凝固させる
凝固させた膜試料は白色で不透明である。凝固させたP
EEK試料はガラス板から明らかに上昇する。次いでこ
の膜を水中で16時間洗い、風乾させる。キヤステング
の時点で空気に露出させたPEEKgの面は光沢がある
ようにみえるが、ガラス支持体と接触した膜面は曇った
外観をもっている。走査電子顕微鏡検査は約0.2μm
以下の細孔をもつマトリックスの組織表面に均一に分散
したミクロン以下の微細孔を示している。然し、ガラス
接着面は3μ惰以上の程度の大きな孔径な示す。この膜
は非常に非対称である。
1気圧で10,824 l /m”7日の水容動量が観
察される。
膜は0.091μ鍋の粒子寸法をもつポリスチレン・ラ
テックスを保持する。
実施例6゜ 実施例5で述べたようにして製造した膜試料を切断し、
ジメチルホルムアミド中に21日間浸漬する。実施例5
で述べたようにして製造した追加の膜試料を切断し、ジ
メチルアセトアミド中に21日間浸漬する。溶媒から除
いた後の膜試料の検査は膜かもとの一体性を保持し、そ
れぞれの有機溶媒に溶解せず軟化しないままでいること
を示している。溶解性および軟化性の欠如を気膜が膜の
キヤスチング過程において酸混合溶媒によってスルホン
化されていたいことを示唆するものである。
実施例7゜ 平均分子量39.200のPEEKの小片1.54 P
を30仁のガラスびん中のメタンスルホン酸20.62
 fと混合する。この混合物を室温で72時間、攪拌プ
レート上で攪拌して透明な均一溶液を作る。この溶液を
0.254態の間隙でキヤスチング棒を使用して0.0
970の厚さの不織ポリエステル繊維基質上にキャスト
する。キャスト溶液をもつ基質を直ちic、14℃に保
持された透明な水中に浸漬して膜を凝固させる。この膜
を流水中で30分間洗い、そして風乾する。膜の表面は
光沢があり平滑である。この膜のフラックス量および寸
法保持特性を、平均分子量40,000のポリビニルピ
ロリドン(pyp)の17重量%水溶液を用いて試験す
る。膜は345APaの圧力において1461/惰2・
日の限外濾過量を示す。この農は90%のPVPを保持
する。
実施例8゜ 平均分子量39,200をもつPEFIの小片4tをガ
ラスびん中で501のMSAと混合する。この混合物を
72時間攪拌して透明な均一溶液を作る。製造したポリ
マー溶液を中空繊維膜の紡糸用のラム押出し器の胴部に
供給する。
この押出し器はコア流体用の0.343簡の中心孔をも
つ単一孔の紡糸口金を備えた直径15謁のステンレス鋼
製の胴部から成り、約1.6nの内径と約2.1n&の
外径をもつ同心環状形の材料流れ溝によって上記の中心
が包囲されている。これらの寸法は120の押出し係数
(ダイ面での公称押出し物速度を胴部中のプランジャー
の速度で割った値)を与える。
製造したポリマー溶液を室温で胴部に供給する。押出し
器のプランジャーな51m/分の一定速度で胴部中で移
動させる。環状の流れ溝にPEEK溶液が出る。約1.
5m/分の繊維速度がダイ面でえられる。
コア流体は20%の水と90%のポリグリコール(平均
分子量1,000 )との混合物を含む。コア流体の流
れはニードル弁を用いて実験的に調節され一成形溶液が
水の凝固浴に入る前に成形PEEK溶液の均一な流れが
生ぜしめられる。押出された中9繊維は紡糸口金を出て
水平に対して直角に下降して流れて水凝固浴に入る。紡
糸口金と下方の水凝固浴との間には7.6αの空気間隙
が存在する。
凝固後に、繊維はモータ駆動巻き取り器に巻きつけられ
る。1mの外径と500μ渦の内径をもつPEEK繊維
を生成させるように巻き取り速度を調節する。収集した
繊維を15〜60分間水中で浸出させ洗浄する。
生成した繊維は非対称の微孔性構造をもつ。繊維の断面
の端部図の走査電子顕微鏡写真を第1図に示す。濾過試
験は83−4fPaにおいて81〜24417m” ・
日のフラックスを示す。分子量カット・オフは80%保
持で360.000であった。
実施例9゜ 実施例8と実質的に同様にしてポリマー溶液を製造する
PEEJK中空繊維膜を実施例8の装置と方法を使用し
て製造する。ただしコア液体は水であり、凝固浴はテト
ラエチレングリコールである。紡糸繊維は、凝固の完了
の指標である完全に白色不透明に繊維が変わるまで、凝
固浴中に浸漬しておく。その後圧、繊維を水浴に移して
洗浄を行なう。
本発明により製造した繊維は内腔面にスキン生成を伴な
う非対称微孔性構造を示づ゛。指状の微孔性構造をもち
、指が内腔のスキンから外面に向ってのびており、内部
が空洞のスポンジ状多孔質構造の層が外面近(に示され
る。生成する膜繊維壁の断面の端部図の走査電子顕微鏡
検査を第2図に示す。走査電子顕微鏡検査は0.2〜0
.5μ欝の範囲の細孔寸法をもつ多孔質の外面を示して
いる。
実施例10゜ 実施例8のようなポリマー溶液と膜紡糸法を使用してP
EEK中空繊維膜を製造する。ただしコア流体と凝固用
媒質は共に水である。製造した膜は繊維の厚さを横切る
スキンから対向面に向ってのびる指状構造を内部および
外部の双方のスキン層を示す。この実施例で製造した繊
維膜の走査電子顕微鏡写真を第3図に示す。
実施例11゜ 平均分子tht39,200のPEEKの小片41をガ
ラスびん中で52のMSAと72時間攪拌しながら混合
して透明な均一溶液を作る。次いで樵々の量の液体クロ
ロホルムを第■表に示すそれぞれのPEEK部分圧加え
る。この混合物を少なくとも更に1時間攪拌する。0.
25m1の間隙のキヤステング棒を使用して不織ポリエ
ステル基質上の溶液から膜をキャストする。この基質と
PEEKキヤスチング溶液を次いで直ちに15〜18℃
に保持された水中に約20分間浸漬して溶液を膜に凝固
させる。この膜を流水中で1時間洗浄し、次いで風乾さ
せる。50M容量のAm i a o%Medal 8
050(濾過セルを使用して流量と分子寸法保持を試験
する。この濾過セルは米国マサチューセッツ州デンバー
・コナントストリート182の製造者から入手しうるも
のである。分子i40.000のポリビニルピロリドン
の水中0.5%溶液を使用して寸法保持を測定する。紫
外吸収スペクトルによって浸透液濃度を測定する。
クロロホルム荷重の膜のフラックスとPVP保持%を第
■表に示す。
第■表 11.1     0        50     
   > 9511.2     5      79
4        >9011.3    10   
   186       >905%クロロホルムを
含む溶液からキャストした膜は、分子量カット・オフの
目立った変化なしに劇的な水フラックスの改良を示す。
実施例12゜ 酸類混合物を溶媒として使用する以外は実施例11と同
様にして膜溶液を製造する。90%MSA/10%TF
MSAの比のMSAとTFMSAを溶媒として室温で使
用する。実施例11のようにしてPEEKを溶解させた
後に、クロロホルムを分別量に加え、層液を更に1時間
攪拌する。使用した膜キヤスチング溶液中のPEEK濃
度および膜の試lA結果を第7表に示す。キャストした
膜のフラックスおよび分子寸法保持を試験し、その結果
も第7表に示しである。
第7表 12.1 12.2 12.3 12.4 12.5 12.6 5パーセント 5 、NO−セント 5ノ寸−セント 〉95 〉95 〉95 〉95
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例8によりPEEK型ポリマーか
ら製造した中空繊維微孔性膜の端部断面の走査電子顕微
鏡写真である。 第2図は本発明の実施例9によりPEEK型ポリマーか
ら製造した中空繊維微孔性膜の端部面の走査電子顕微鏡
写真である。 第3図は本発明の実施例10によりPEEK型ポリマー
から製造した中空繊維微孔性膜の端部側面の走査電子顕
微鏡写真である。 特許出願人 ザ ダウ ケミカル カンパニー化 理 
人 弁理士  ★ 藤 武 産量   弁理士  川 
瀬 良 治− FIG、1 FIG、2 手 続 補 正 書 平成1年11月17日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非スルホン化性の酸溶媒にPEEKポリマーを溶解
    させ;このPEEKポリマー溶液を物品の形状に形成さ
    せ;そしてPEEKポリマーに対しては非溶媒であるが
    上記の非スルホン化性の酸溶媒とは混和性である凝固浴
    中で上記の物品を凝固させ、それによつて上記の浴が物
    品から非スルホン化性の酸溶媒を浸出させるようになし
    たことを特徴とするPEEKポリマーの物品の製造法。 2、物品がPEEKポリマーの微孔性半透膜フィルムで
    あり、更にPEEKポリマー溶液を不浸透性表面上でキ
    ヤスチングしてPEEKポリマーの微孔性膜を生成させ
    次いで凝固浴中でPEEKポリマーのキャスト溶液を凝
    固させることによつて該フィルムを生成させることを含
    む請求項1記載の方法。 3、非スルホン化性の酸溶媒がメタンスルホン酸、トリ
    クロロメタンスルホン酸、フッ化水素酸、リン酸、トリ
    フルオロメタンスルホン酸、またはそれらの混合物から
    成る請求項1または2記載の方法。 4、膜を生成させる工程が更にガラス、ポリエステル、
    天然繊維、またはポリエーテルスルホンの織つた又は不
    織の繊維から製造した支持性基質上に溶解PEEKポリ
    マーの溶液をキヤスチングすることを含む請求項2記載
    の方法。 5、更に、非スルホン化性の酸溶媒に3個またはそれ以
    下の炭素原子をもつハロゲン化炭化水素を加えて生成す
    る膜のフラックスを増強させることを含む請求項3記載
    の方法。 6、非スルホン化性の酸溶媒が60%までの硫酸を含む
    請求項3記載の方法。 7、凝固浴がポリマー相への高い相対拡散率をもつ請求
    項3記載の方法。 8、凝固浴がポリマー相への低い相対拡散率をもつ請求
    項3記載の方法。 9、該物品がオリフィスを通してPEEKポリマー溶液
    を押出し、凝固浴中に繊維を浸漬させることによつて生
    成させたPEEK繊維から成る請求項1記載の方法。 10、膜が中空繊維であり、その製造法が更に、PEE
    Kポリマー溶液を環状オリフィスを通して押出し、この
    ようにして生成させた繊維の内腔にコア流体をオリフィ
    スにおいて注入し、そして該繊維を凝固浴中に浸漬させ
    ることを含む請求項3、5および6に記載の方法。 11、膜面間に非対称構造を含むPEEKポリマーの微
    孔性膜のフィルムまたは中空繊維。 12、該フィルムまたは繊維が更に界面縮合反応生成物
    の弁別層を含む請求項11記載の微孔性のフィルムまた
    は繊維。 13、1μm〜3μmの孔寸法をもつ請求項11記載の
    微孔性膜。 14、請求項3、4、5または6の方法により製造した
    0.1μm〜3μmの孔寸法をもつ微孔性膜。 15、PEEKポリマーを含む多孔質膜を通して流体を
    ろ過することを特徴とする流体成分の分離法。 16、微孔性PEEK膜によつて支持された弁別層を通
    して水をP過することを特徴とする水からのイオンの分
    離法。 17、PEEKポリマーを含み更に交差結合させた又は
    重合させたポリマーの薄層を含む微孔性膜のフィルムま
    たは繊維。
JP1263170A 1988-10-11 1989-10-11 微孔性peek膜とその製造法 Pending JPH02136229A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US255220 1988-10-11
US07/255,220 US4992485A (en) 1988-10-11 1988-10-11 Microporous peek membranes and the preparation thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02136229A true JPH02136229A (ja) 1990-05-24

Family

ID=22967364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1263170A Pending JPH02136229A (ja) 1988-10-11 1989-10-11 微孔性peek膜とその製造法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4992485A (ja)
EP (1) EP0368003B1 (ja)
JP (1) JPH02136229A (ja)
AU (1) AU638418B2 (ja)
CA (1) CA2000458A1 (ja)
DE (1) DE68912078T2 (ja)
DK (1) DK502789A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996017676A1 (fr) * 1994-12-05 1996-06-13 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Procede de preparation d'une membrane en polyether ether cetone

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8901672D0 (en) * 1989-01-26 1989-03-15 Ici Plc Membranes
GB8902760D0 (en) * 1989-02-08 1989-03-30 Ici Plc Anion exchange membranes
US5338605A (en) * 1990-01-31 1994-08-16 Ketema, Inc. Hollow carbon fibers
FR2665087B1 (fr) * 1990-07-24 1992-10-09 Lorraine Carbone Procede de fabrication d'une membrane minerale ultra-mince et asymetrique.
GB9103259D0 (en) * 1991-02-15 1991-04-03 Ici Plc Membranes
US5480554A (en) * 1992-05-13 1996-01-02 Pall Corporation Integrity-testable wet-dry-reversible ultrafiltration membranes and method for testing same
US5788862A (en) * 1992-05-13 1998-08-04 Pall Corporation Filtration medium
GB9325346D0 (en) * 1993-12-10 1994-02-16 North West Water Group Plc Production of membranes
DE19511361C1 (de) * 1995-03-28 1996-06-05 Rehau Ag & Co Verfahren zur Herstellung von Polymermembranen auf der Basis von Polyetheretherketon und ihre Verwendung
US6017455A (en) * 1995-05-09 2000-01-25 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Porous membrane
US5598874A (en) * 1995-08-11 1997-02-04 Mg Generon, Inc. Loom processing of hollow fiber membranes
WO2001083091A2 (en) * 2000-05-02 2001-11-08 Bernd Schindler Sulfonated aryl sulfonate matrices and method of production
ATE466648T1 (de) * 2001-06-26 2010-05-15 Victrex Mfg Ltd Herstellungsverfahren für membranen
WO2004099299A2 (en) * 2003-05-05 2004-11-18 Porogen Corporation Porous poly(aryl ether ketone) membranes, processes for their preparation and use thereof
US7176273B2 (en) * 2004-11-03 2007-02-13 Porogen Llc Functionalized porous poly(aryl ether ketone) materials and their use
US20070056901A1 (en) * 2005-09-14 2007-03-15 General Electric Company Solvent-resistant membranes from solvent-inert polyimides and polyketones
US7439291B2 (en) * 2005-09-14 2008-10-21 General Electric Company Solvent-resistant membranes from solvent-inert polyimides and polyketones
WO2007084759A2 (en) * 2006-01-18 2007-07-26 Board Of Regents, The University Of Texas System Chlorine resistant desalination membranes based on directly sulfonated poly(arylene ether sulfone) copolymers
US20070256969A1 (en) 2006-05-04 2007-11-08 Porogen Corporation Composite Perfluorohydrocarbon Membranes, Their Preparation and Use
CN101225555B (zh) * 2008-02-01 2010-05-12 吉林大学 聚醚醚酮纤维的熔融纺丝热拉伸定型制备方法
US8216473B2 (en) * 2008-06-13 2012-07-10 Solution Dynamics, Llc Apparatus and methods for solution processing using reverse osmosis
CN102301046B (zh) 2009-02-02 2015-07-29 阿科玛股份有限公司 高性能纤维
JP5676485B2 (ja) 2009-02-05 2015-02-25 アーケマ・インコーポレイテッド ポリエーテルケトンケトン繋ぎ層を含む組立品
US8829108B2 (en) * 2009-02-05 2014-09-09 Arkema Inc. Fibers sized with polyetherketoneketones
EP2408830B1 (en) 2009-03-20 2015-09-23 Arkema Inc. Polyetherketoneketone nonwoven mats
EP2749588B1 (en) * 2011-09-09 2015-12-16 Asahi Kasei Fibers Corporation Polyketone porous film
US9376757B2 (en) 2011-12-20 2016-06-28 Ingeteam Power Technology, S.A. SPEEK diaphragm for alkaline electrolysis and its use
JP2015529946A (ja) 2012-07-30 2015-10-08 サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ 高温溶融完全性セパレータを含むシステム、および、フィルム/ポリマー膜の作製方法
TWI595920B (zh) * 2014-08-13 2017-08-21 Asahi Chemical Ind Positive osmosis membrane and positive osmosis treatment system
US10518221B2 (en) 2015-07-29 2019-12-31 Gradiant Corporation Osmotic desalination methods and associated systems
WO2020041542A1 (en) 2018-08-22 2020-02-27 Gradiant Corporation Liquid solution concentration system comprising isolated subsystem and related methods
EP4247522A4 (en) 2020-11-17 2024-10-09 Gradiant Corp OSMOTIC PROCESSES AND SYSTEMS WITH ENERGY RECOVERY
WO2022125741A1 (en) * 2020-12-09 2022-06-16 Red Bank Technologies Llc Graphene oxide-like membranes for reverse osmosis
CN115245748B (zh) * 2021-04-28 2024-03-26 天津膜天膜科技股份有限公司 复合膜制备方法
US11505671B1 (en) 2021-06-16 2022-11-22 Avanpore LLC Preparation of mesoporous poly (aryl ether ketone) articles and use thereof
US11491464B1 (en) 2021-06-24 2022-11-08 Avanpore LLC Mesoporous poly (aryl ether ketone) hollow fiber membranes and use thereof in mass transfer processes
US11673099B2 (en) 2021-07-14 2023-06-13 Avanpore LLC Composite poly (aryl ether ketone) membranes, their preparation and use thereof
US11511238B1 (en) 2021-07-20 2022-11-29 Avanpore LLC Composite covalent organic framework membranes
CN114534513B (zh) * 2022-03-23 2023-03-17 烟台大学 一种聚醚醚酮中空纤维多孔膜及其制备方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3928295A (en) * 1973-05-25 1975-12-23 Ici Ltd Aromatic polymers containing ketone linking groups and process for their preparation
EP0001879B2 (en) * 1977-09-07 1989-11-23 Imperial Chemical Industries Plc Thermoplastic aromatic polyetherketones, a method for their preparation and their application as electrical insulants
EP0041780A1 (en) * 1980-06-10 1981-12-16 Imperial Chemical Industries Plc Sulphonated polyaryletherketones
JPS57191322A (en) * 1981-05-11 1982-11-25 Toray Ind Inc Aromatic polyether ketone fiber and its preparation
JPS5863417A (ja) * 1981-10-13 1983-04-15 Sumitomo Bakelite Co Ltd 等方性配向ポリエ−テルエ−テルケトンフイルムの製造方法
DE3321860A1 (de) * 1983-06-16 1984-12-20 Forschungsinstitut Berghof Gmbh, 7412 Eningen Integralasymmetrische, loesungsmittelbstaendige ulrafiltrationsmembran aus partiell sulfoniertem, aromatischem polyetheretherketon
DE3402471A1 (de) * 1984-01-25 1985-08-01 Forschungsinstitut Berghof Gmbh, 7412 Eningen Kationanaustauschermembran und herstellungsverfahren
US4721732A (en) * 1984-05-18 1988-01-26 Raychem Corporation Polymeric articles and methods of manufacture thereof
GB8428525D0 (en) * 1984-11-12 1984-12-19 Ici Plc Membranes
EP0202082B1 (en) * 1985-05-10 1992-09-23 Celanese Corporation Aromatic polyetherketone fiber product and process
GB8523460D0 (en) * 1985-09-23 1985-10-30 Ici Plc Filamentary yarn & film
JP2513460B2 (ja) * 1985-10-18 1996-07-03 日東電工株式会社 複合半透膜及びその製造方法
GB8530023D0 (en) * 1985-12-05 1986-01-15 Ici Plc Polymer composition
JPS6320339A (ja) * 1986-07-14 1988-01-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 多孔質膜の製造方法
EP0254341B1 (en) * 1986-07-23 1990-01-03 Akzo N.V. Novel 18-phenyloestrane derivatives
NL8602402A (nl) * 1986-09-23 1988-04-18 X Flow Bv Werkwijze voor de vervaardiging van hydrofiele membranen en dergelijke membranen.
JP2694341B2 (ja) * 1987-02-04 1997-12-24 ハイドロノーティクス 改良された耐酸化性膜およびその製造方法
GB8715530D0 (en) * 1987-07-02 1987-08-12 Ici Plc Microporous products

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996017676A1 (fr) * 1994-12-05 1996-06-13 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Procede de preparation d'une membrane en polyether ether cetone

Also Published As

Publication number Publication date
CA2000458A1 (en) 1990-04-11
DK502789D0 (da) 1989-10-10
EP0368003A3 (en) 1990-08-22
DK502789A (da) 1990-04-12
EP0368003A2 (en) 1990-05-16
EP0368003B1 (en) 1994-01-05
AU4280889A (en) 1990-04-26
US4992485A (en) 1991-02-12
DE68912078T2 (de) 1994-06-30
AU638418B2 (en) 1993-07-01
DE68912078D1 (de) 1994-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02136229A (ja) 微孔性peek膜とその製造法
US7632439B2 (en) Poly(ethylene chlorotrifluoroethylene) membranes
US4957817A (en) Film, fiber, and microporous membranes of poly(etheretherketone)dissolved in high boiling point polar organic solvents
CA2359050C (en) Integrally asymmetrical polyolefin membrane
KR100654592B1 (ko) 일체형 비대칭 폴리올레핀 막의 제조방법
EP0407684A1 (en) Process for the preparation of microporous film or hollow fibre membranes from polyetheretherketones dissolved in high boiling point polar organic solvents
JPH02151636A (ja) 等方性の微孔性ポリスルホン膜の製造法
JPH0122003B2 (ja)
JP4217627B2 (ja) インテグラル非対称構造を有するポリオレフィン膜の製造法
CN108211809A (zh) 一种永久亲水的聚偏氟乙烯膜及其制造方法
EP0037185A1 (en) A semipermeable membrane
JPS5891732A (ja) ポリフツ化ビニリデン系樹脂多孔膜及びその製法
JP2736992B2 (ja) ポリスルホン系中空糸膜及びその製造方法
JPH0278425A (ja) ポリ弗化ビニリデンに基づく親水性かつ乾燥性の半透膜
JPS61164602A (ja) ポリスルホン系樹脂製中空糸膜
JP7305621B2 (ja) 微多孔膜およびその作製方法
JPS62117812A (ja) 中空繊維およびその製造方法
JPS61402A (ja) 分離用半透膜
JPS6329562B2 (ja)
JP2675197B2 (ja) 高強度・多孔質ポリスルホン中空糸膜の製法
JP3464000B1 (ja) 高性能中空糸状精密濾過膜の製造方法
JPH08257380A (ja) 微多孔性分離膜
JPS59169510A (ja) 異方性中空糸膜
KR100200040B1 (ko) 스폰지구조의 폴리설폰 중공사막
JP2818352B2 (ja) 中空糸膜の製造方法