JPH02135208A - 樹脂組成物及びコンクリート組成物 - Google Patents

樹脂組成物及びコンクリート組成物

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JPH02135208A
JPH02135208A JP28851488A JP28851488A JPH02135208A JP H02135208 A JPH02135208 A JP H02135208A JP 28851488 A JP28851488 A JP 28851488A JP 28851488 A JP28851488 A JP 28851488A JP H02135208 A JPH02135208 A JP H02135208A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気乾燥性及び靭性に優れた樹脂組酸物及び
該樹脂組成物を含むコンクリ−日■酸物に関する。
[従来の技術] エポキシ樹脂に不飽和−塩基酸、特に、アクリル酸ある
いはメタクリル酸を反応させて得られる所謂エポキシア
クリレート及び該エステルと共重合可能な単量体の混合
物を基礎とする組成物は、既に公知である。この組成物
は、従来、例えば繊維強化プラスチック、接着剤等とし
て使用されてきた。しかしながら、公知の組成物を、下
塗剤、上塗剤、含浸剤、注型材料、ポリマーコンクリー
ト用結合材あるいは被覆材として使用する際には色々な
問題が生じていた。例えば、該エステルと共重合可能な
単量体としては、−11Qにスチレンが用いられている
が、該エステルとスチレンの混合物を、有機過酸化物を
用いて常温で硬化させる場合、空気中の酸素により、表
面の硬化が阻害され、いつまでもヘタツキが残る欠点が
あった。
この欠点を解消するため、パラフィンワフクス等のワッ
クスを添加し、表面にワックスの膜を作り、酸素を遮断
する方法があるが、二次接着に問題を生じ、下塗剤とし
て用いられないことや、外気温、風等により、ワックス
の浮きムラが生じ、上塗剤、含浸剤、注型剤、被覆材あ
るいは結合材として用いた場合、表面にベタツキと乾燥
のムラが生じる。更に、この混合物を硬化させた場合、
十分に可とう性を示すことが無いので、少しのひずみで
、膜にクラックを生じるなどの欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記の欠点を解消し、空気乾燥性があり、し
かも靭性に優れた樹脂組成物及びこれを用いたポリマー
コンクリート組成物を提供するものである。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、(a)エポキシ樹脂に不飽和−塩基酸及び必
要に応じて更に多塩基酸を反応させて得られる不飽和エ
ステル5〜60重量%及び(b)−数式 〔式中RはH又はCH,であり、R1は2〜12個の炭
素原子を有するアルキレン基又は少なくとも2個の炭素
原子を有する2個以上のアルキレン基が酸素原子で結合
された、全体として4〜12個の炭素原子を有するオキ
シアルキレン基である〕で表される少なくとも1種のジ
シクロペンテニルオキシアルキルアクリレート又はジシ
クロペンテニルオキシアルキルメタクリレート95〜4
0重量% からなる樹脂組成物に関する。
本発明の樹脂組成物は、上記の(a)及び(b)成分か
らなるものであるが、(a)成分の不飽和エステルの原
杜として用いられるエポキシ樹脂としては、特に制限は
なく、例えば−数式〔式中、XはO〜15の範囲の整数
である〕で表されるものが用いられる。
市販されているものとしては、シェル化学社製エピコー
ト828、エピコート1001、エピコート1004、
旭化成工業製AER−664HlAER−331、AE
R−337、ダウケミカル社製り、E、R,330、D
、E、R,660、D。
E、R,664などがある。
また、上記エポキシ樹脂の水素原子の一部をハロゲン(
例えば臭素)で置換したタイプも使用できる。この種の
市販品の例としては、東部化成■エボトー)YDB−4
00、YDB−340、住友化学製スミエポキシESB
−340、ESB−400、ESB−500、ESB−
700、ダウケミカル社製DER−542、DER−5
11、DER−580、油化シェル社製1045.10
50.1046、DX−248などがある。
また、−数式 〔式中、R1、R2及びR1はそれぞれ独立に水素原子
又はアルキル基を示し、Xは0〜15の範囲の整数であ
る〕で示されるものを用いることもできる。
市販されているものとしては、ダウケミカル社製り、E
、N、431、D、E、N、43 B、シェル化学社製
エピコート152、エピコート154、チバ社製EPN
1138などがある。
また、ユニオンカーバイド社製ERL4211、チバガ
イギー社製CY20B、CY221、CY350、XB
2615、CY192、CY184等も用いられる。
これらのエポキシ樹脂は、単独で又は2種以上併用する
ことができる。また、作業性の改善のため、エピ−ビス
タイプのエポキシ樹脂、フェノールノボラックタイプの
エポキシ樹脂、タレゾールノボラックタイプのエポキシ
樹脂等と低粘度エポキシ樹脂とを併用することもできる
エポキシ樹脂に反応させる不飽和−塩基酸としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、けい皮酸、トリ
シクロ(5,2,1,0”″6〕−4−デセンー8又は
9残基と不飽和二塩基酸残基を構成要素として含む部分
エステル化カルボン酸などを用いることができる。部分
エステル化カルボン酸の例としては、8又は9−ヒドロ
キシトリシクロデセン−4−(5,2,1,02°’)
1.00〜1.20モル及び無水マレイン酸、イタコン
酸、シトラコン酸などの不飽和二塩基酸1モルを不活性
ガス気流下で70〜150°Cで加熱して得られる不飽
和二塩基酸モノエステルがある。
トリシクロデカジエン−4・8− (5,2,1゜02
°6〕にマレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽
和二塩基酸を硫酸、ルイス酸などの触媒の存在下で付加
して得られる不飽和二塩基酸モノエステルを用いること
もできる。
マレイン酸を例に採って例示すると、下記のようになる
必要に応じて用いられる多塩基酸としては、マレイン酸
、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコ
ン酸、シトラコン酸、アジピン酸、アゼライン酸、フタ
ル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無
水トリメリット酸などが挙げられる。
必要に応じ更に用いられる多塩基酸として、炭素数が1
2個以上の二塩基酸を用いるのが好ましい。その具体例
としては、トデカンニ酸、市販品として同村製油■製5
LB−12、また、炭素数16の不飽和二塩基酸の異性
体の混合物であるULB−20(同じく同村製油■製)
、炭素数20の飽和二塩基酸主体の混合物である5L−
20(同じく同村製油■製)、更に炭素数36の通称ダ
イマー酸と言われているトール油脂肪酸を原料とする2
量化脂肪酸などがある。このダイマー酸の市販品として
は、エンボール1022、エンポール1024 (エメ
リー社製)、バーサダイム216、バーサグイム28日
(第一ゼネラル社製)、ハリダイマー#200(播磨化
学工業■製)などがある。
エポキシ樹脂と不飽和−塩基酸及び必要に応じて用いら
れる多塩基酸とは、60〜150 ’C1好ましくは7
0〜130°Cの温度で反応させて不飽和エステルとさ
れる。
不飽和−塩基酸及び必要に応じて用いる多塩基酸の割合
は、これらの酸成分のカルボキシル基とエポキシ樹脂の
エポキシ基がほぼ当量となる割合で用いることが好まし
い。
不飽和エステルの生成は、不飽和−塩基酸及び必要に応
じて用いる多塩基酸のカルボキシル基を定量し、酸価に
より調べることが出来る。この酸価は好ましくは50以
下、より好ましくは15以下とされる。
反応に際し重合によるゲル化を防止するためにヒドロキ
ノン、バラベンゾキノン、p−第3級ブチルカテコール
、ヒドロキノンモノメチルエーテルなどの重合禁止剤を
用いるのが好ましい。
また、このエステル化反応に際しては、トリメチルベン
ジルアンモニウムクロリド、ピリジニウムクロリドなど
の第4級アンモニウム塩、トリエチルアミン、ジメチル
アニワンなどの第3級アミン、塩化第二鉄、水酸化リチ
ウム、塩化リチウム、塩化第二スズなどのエステル化触
媒を用いて反応時間を短縮することもできる。
本発明の樹脂組成物は、さらに(b)成分として、−数
式 〔式中、R及びR1は前記のものを示す〕で表される少
なくとも1種のジシクロペンテニルオキシアルキルアク
リレート又はジシクロペンテニルオキシアルキルメタク
リレートを含む。
これらの化合物は、公知の化合物であって、例えばジシ
クロペンテニルオキシエチルアクリレート、ジシクロペ
ンテニルオキシエチルメタクリレート、ジシクロペンテ
ニルオキシプロビルアクリレート、ジシクロペンテニル
オキシプロビルメタクリレート等が挙げられる。これら
の化合物は、特公昭61−43337号公報に記載され
ているように、ジシクロペンタジェンにアルキレングリ
コール又はオキサアルキレングリコールを付加反応させ
、生成したアルキレングリコールモノジシクロペンテニ
ルエーテル又はオキサアルキレングリコールモノジシク
ロペン子ニルエーテルをメタクリル酸と縮合反応させる
か又はメタクリル酸メチルとエステル交換反応させるこ
とによって製造することができる。このメタクリル酸又
はメタクリル酸メチルをアクリル酸又はアクリル酸メチ
ルで代えることも可能である。また、特開昭57−20
0331号公報に記載されているように、アルキレング
リコールモノアクリレート又はアルキレングリコールモ
ノメタクリレートをジシクロペンタジェンに付加反応さ
せることによっても製造することができる。
本発明の樹脂組成物は、(a)の不飽和エステル5〜6
0重量%と(b)の−数式で表される化合物95〜40
重量%からなる。−数式で表される化合物の量が40重
量%未満であると、樹脂組成物の粘度が高くなり、作業
が行いにくくなる欠点や、この樹脂組成物を硬化させた
場合、表面のベタツキが残り、好ましくない。
一方、−数式で表される化合物の割合が95重量%を越
えると、樹脂組成物を硬化させた樹脂硬化物がもろくな
り、その結果、得られたコンクリートも脆く、強度の低
いものとなってしまう。
本発明の樹脂組成物は、空気乾燥性及び靭性に優れ、ポ
リマーコンクリートの製造に好適である。
すなわち、本発明は、さらに、 (A)不活性な微粒子状及び/又は粒状の無機骨材材料
及び (B)上記の骨材材料に対して5〜40重量%の上記の
樹脂組成物を含むコンクリート組成物に関する。
本発明はさらに、上記CB)成分の樹脂組成物に対して
0.1〜10重量%の有機過酸化物を加えたコンクリー
ト組成物に関する。
本発明は、さらに上記(B)成分の樹脂組成物に対して
0.01重量%〜10重量%の芳香族アミン系促進剤及
び/又は上記(B)成分の樹脂組成物に対して0.01
重量%〜5重量%の多価金属塩及び/又は錯体を加えた
コンクリート組成物に関する。
本発明のコンクリート組成物は、−44=klAヰ書許
上記の樹脂組成物(B)及び上記の無機骨材材料を含み
、さらに有機過酸化物、又はさらに芳香族アミン系促進
剤及び/又は多価金属塩及び/又は錯体を組み合わせる
ことにより、各々の作業温度下においてラジカル硬化さ
れる。特に、室温又はそれに近い温度において、表面の
ベタツキを無くすことが必要な場合においては、多価金
属塩及び/又は錯体を必須成分とし、有機過酸化物又は
さらに芳香族アミン系促進剤を組み合わせるべきである
次に、本発明において用いられる(A)の不活性な微粒
子状及び/又は粒状の無機骨材材料としては、砂、シリ
カ粉末、粉砕岩石、例えば粉砕された石英、方解石、長
石、玄武岩、石、小石、更に、焼成ボーキサイト、珪酸
アルミニウム、珪酸マグネシウム、雲母等を使用するこ
とができる。
この骨材材料の使用量は、所望の流動性等の作業性に応
じ、また、所望のポリマーコンクリートの強度等により
決定されるが、上記の本発明の樹脂組成物(B)は、(
A)の骨材材料に対して5〜40重泄%の範囲とされる
樹脂組成物(B)が、5重量%未満となるように骨材材
料を使用した場合には、骨材材料に粗粉砕岩石を使用し
たとしても、樹脂組成物(B)が結合材として、十分な
働きをすることが出来ず、得られたポリマーコンクリー
トは強度の低いものとなってしまう。
逆に、40重量%を越えて用いたのでは、骨材材料の補
強効果が十分発揮されず、剛性の低いポリマーコンクリ
ートとなってしまう。
次に、有機過酸化物としては、過酸化ベンゾイル、クメ
ンヒドロペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシ
ド、アセチルアセトンペルオキシドなどを用いることが
出来る。
その使用量は、樹脂組成物(B)に対して好ましくは0
.1〜lO重量%、より好ましくは0.5〜3重量%で
ある。0.1重量%未満では、有機過酸化物からのラジ
カル発生量が不十分となり、樹脂組成物が十分硬化しな
い場合がある。また、10重量%を越えると、有機過酸
化物が可塑剤の働きを示し、硬化樹脂が軟質になる傾向
がある。
芳香族アミン系促進剤としては、アニリン、N。
N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、ト
ルイジン、N、N−ジメチル−p−)ルイジン、N、N
−ジ(ヒドロキシエチル)トルイジンなどの一種以上の
組み合わせで用いることが出来る。
その使用量は、樹脂組成物(B)に対して0.01〜1
0重量%の範囲が好ましく、0.1〜1重量%の範囲が
より好ましい。使用量が0.01重量%未満では、促進
効果が十分でなく、また、10重量%を越えると、可塑
効果が働き、樹脂硬化物の強度の低下を招き、好ましく
ない。
次に、多価金属塩及び/又は錯体は、一般に乾燥剤(ド
ライヤー)と呼ばれているもので、高級脂肪酸の金属塩
が良く知られている。例えばナフテン酸、オクテン酸の
多価金属塩であり、多価金属とは、カルシウム、銅、ジ
ルコニウム、マンガン、コバルト、鉛、鉄、バナジウム
などを示す。
特に好ましい例としては、オクテン酸コバルト、ナフテ
ン酸コバルトがある。
錯体の例としては、アセチルアセトンの錯体が良く知ら
れており、コバルトアセチルアセトネート、マンガンア
セチルアセトネートなどがある。
これらは樹脂組成物に対して好ましくは0.01〜5重
量%の範囲で用いられるが、これらは有機過酸化物の作
用を促進する働きを示し、0.01重量%未満では、効
果が十分でなく、5重量%を越えても、それ以上の効果
を示さない。
また、これらの樹脂組成物及び/又はコンクリート組成
物には、顔料、染料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、流動
制御剤、チキソトロピー剤、可塑剤、ワックス等を必要
に応じ添加することも可能である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。実施例中r部」は特に断ら
ない限り「重量部」である。
実施例1及び2 (1)ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート
の合成 ジシクロペンタジェン660部、エチレングリコール1
60部及びパラトルエンスルホン酸4部を120°Cで
4時間反応させた後、80°Cまで温度を下げ、更にメ
タクリル酸430部とバラトルエンスルホン酸4部を添
加し、100°Cで水を留出させつつ5時間反応させ、
得られた反応物を酸化マグネシウムで中和した。反応物
を水洗した後、減圧蒸留により精製した。
(2)不飽和エステル(1)の合成 メタクリル酸411部、エビ−ビス型エポキシ樹脂Ep
−828,453部、Ep−1001,1136部(共
にシェル社製)、ヒドロキノン0.4部及びトリメチル
ベンジルアンモニウムクロリド4部を100°Cで10
時間加熱して酸価15の不飽和エステル(1)を得た。
この不飽和エステル(1)と、上記のジシクロペンテニ
ルオキシエチルメタクリレートを第1表の割合で混合し
て樹脂組成物(1)及び(I[)を得た。
この樹脂組成物100部に対し、6%ナフテン酸コバル
ト1部、ジメチルアニリン0.1部、50%過酸化ベン
ゾイルペースト2部を加え、良く混合した後、金型中へ
流し込み、25°Cで24時間硬化させ、厚さ3Mの樹
脂硬化物を得た。
この樹脂硬化物をJIS  K6901により、試験速
度を1000+nIII/分として曲げ試験を行った。
その結果を第1表に示す。
次に、上記樹脂組成物300部に対し、6%ナフテン酸
コバルト3部、ジメチルアニリン0.3部、50%過酸
化ベンゾイルペースト12部を加え、良く混合した後、
珪砂5号200部を加え、良く混練し、コンクリート組
成物を得た。その後、JIs  R5201に規定され
た二連モルタル型枠へ流し込み、充填させた。25°C
で24時間硬化させ、4cmX 4cmX 12cmの
コンクリート成形体を得た。このコンクリート成形体の
空気にさらされていた面は、完全にベタツキが無かった
。このコンクリート成形体についてJIS  R520
1の方法で曲げ試験を行った。その結果を第1表に示す
比較例1 比較例として、実施例1で合成したジシクロペンテニル
オキシエチルメタクリレートのみを用いて実施例1と同
様の6%ナフテン酸コバルト、ジメチルアニリン、50
%過酸化ベンゾイルペースト及び珪砂5号を用い、同様
の添加量でジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレ
ート硬化物及びコンクリート成形体を得た。
更に実施例1と同様の試験方法により、曲げ試験を行っ
た。その結果を第1表に示す。
実施例3及び4 (1)不飽和エステル(II)の合成 エピ−ビス型エポキシ樹脂Ep−828,1017部、
ハリダイマー#200(ダイマー酸:播磨化成■製)7
52部及びトリメチルベンジルアンモニウムクロリド4
部を110°Cで2時間加熱して酸価が4となったので
、更にメタクリル酸230部及びヒドロキノン0.4部
を加え、110°Cで更に加熱を続けた。6時間加熱し
て酸価が10の不飽和エステル(I[)を得た。
この不飽和エステル(II)と実施例1の(1)で合成
したジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレートを
第1表の割合で混合して樹脂組成物(1)及び(IV)
を得た。
この樹脂組成物を用いて実施例1と同様の方法で、樹脂
硬化物及びコンクリート成形体を得た。
各々曲げ試験を行い、その結果を第1表に示す。
得られたコンクリート成形体の空気にさらされていた面
は、完全にベタツキが無かった。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂組成物は、空気乾燥性及び靭性に優れてお
り、特に、炭素数が12個以上の二塩基酸を用いた不飽
和エステルを含む場合には、更にその効果が向上する。
また、本発明のコンクリート組成物は、良好な空気乾燥
性及び強度を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)エポキシ樹脂に不飽和−塩基酸及び必要に応
    じて更に多塩基酸を反応させて得られる不飽和エステル
    5〜60重量%及び (b)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中RはH又はCH_3であり、R^1は2〜12個
    の炭素原子を有するアルキレン基又は少なくとも2個の
    炭素原子を有する2個以上のアルキレン基が酸素原子で
    結合された、全体として4〜12個の炭素原子を有する
    オキシアルキレン基である〕で表される少なくとも1種
    のジシクロペンテニルオキシアルキルアクリレート又は
    ジシクロペンテニルオキシアルキルメタクリレート95
    〜40重量% からなる樹脂組成物。 2、必要に応じて更に用いられる多塩基酸が炭素数12
    個以上の二塩基酸である請求項1記載の樹脂組成物。 3、(A)不活性な微粒子状及び/又は粒状の無機骨材
    材料及び (B)上記の骨材材料に対して5〜40重量%の請求項
    1記載の樹脂組成物を含むコンクリート組成物。 4、請求項3記載のコンクリート組成物に(B)成分の
    樹脂組成物に対して0.1〜10重量%の有機過酸化物
    を加えたコンクリート組成物。 5、請求項4記載のコンクリート組成物に(B)成分の
    樹脂組成物に対して0.01重量%〜10重量%の芳香
    族アミン系促進剤及び/又は(B)成分の樹脂組成物に
    対して0.01重量%〜5重量%の多価金属塩及び/又
    は錯体を加えたコンクリート組成物。
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