JPH0213196Y2 - - Google Patents

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JPH0213196Y2
JPH0213196Y2 JP1983090717U JP9071783U JPH0213196Y2 JP H0213196 Y2 JPH0213196 Y2 JP H0213196Y2 JP 1983090717 U JP1983090717 U JP 1983090717U JP 9071783 U JP9071783 U JP 9071783U JP H0213196 Y2 JPH0213196 Y2 JP H0213196Y2
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JP
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pen
hammer
carriage
bracket
recording sheet
Prior art date
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JP1983090717U
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JPS59194984U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、キヤリツジを任意の位置に停止させ
た状態にてペンの取替えができるようにしたペン
式記録装置に関する。
第1図にペン式記録装置の概略構成を側面図に
て示す。このペン式記録装置1のプラテン上に記
録シート2をセツトした状態にて作動スイツチ
(図示せず)をONさせると、ソレノイド3が引
かれ、ガイド軸4に枢支された駆動レバー5が矢
印A方向へ旋動する。そして、この駆動レバー5
はキヤリツジ(図示せず)にピン6を介して枢支
されたハンマ7の後部から離反する。すると、ハ
ンマ7はピン6に巻装されたスプリング8の付勢
力で先部が下降する方向へ旋動し、ペン9の基端
を押圧する。この結果、ペン9はリターンスプリ
ング10に抗してスライドし記録シート2上の書
込み位置Oにペン先が当接する。次いで、記録シ
ート2とキヤリツジ(図示せず)とが平面的に相
対移動することで、記録シート2上に所望の図形
などを描画するようになつている。
ところが、従来この種のペン式記録装置1のペ
ン9を書込みの中途で取替える場合には、キヤリ
ツジをテーブルの端に移動させ、そこでペン取り
レバーなどを使用して取り外していた。そのた
め、キヤリツジの移動の際の時間的損失があつ
た。また、レバーなどを用いて取り外さなければ
ならないため、作業が煩雑であつた。その上キヤ
リツジをテーブルの端のペン取り出し位置にまで
移動させるためのスイツチを特別に設けなければ
ならなかつた。
特に、多色のペンを使用しているものでは、色
換えをレバー配置側と反対側の端に設けた押しピ
ンなどで行なうようにしてあるので、ペン取り外
しと色換えが連続的に行われる場合に、その時間
的損失は多大なものであつた。
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、ペンの取替えがスムースで時間的損
失がないばかりでなく、ペン取替え作業の効率も
大幅に向上するようにしたペン式記録装置を提供
することを目的としている。
本考案によるペン式記録装置におけるペンの取
替え作業は、まず、書込み中のキヤリツジを停止
させる。次いで、キヤリツジに枢支されたハンマ
ブラケツトに互いの嵌合部を介して係止されてい
るハンマをハンマブラケツトから解離する。その
後、このハンマをハンマブラケツトに対する枢支
点を中心にペンをキヤリツジから抜き出す方向へ
折曲げる。すると、ペンはその基端にハンマが対
向していないため、基端の方向へ移動させること
でペンを取り外せるようにしたものである。
以下、本考案の1実施例を第2図以下の図面に
よつて説明する。
〔ペン式記録装置の概略説明〕
第2図は本考案の1実施例としての多色切換方
式のペン式記録装置の一部斜視図である。
図中の符号1aはペン式記録装置である。記録
シート2はテーブル(図示せず)の上に載置され
るようになつている。この記録シート2はテーブ
ルに設けられた移送ローラとピンチローラ(図示
せず)とに挟持されて矢印Y方に往復移送自在に
されている。また、この記録シート2の上方には
キヤリツジ11が設けられている。このキヤリツ
ジ11は互いに平行に設けられたガイド軸4とペ
ン切換軸13とに支持されており、この両軸4,
13に沿つて移動自在にされている。このキヤリ
ツジ11はステツピングモータによつて駆動され
るワイヤ(図示せず)に牽引されて矢印X方向へ
往復移動するものである。
このキヤリツジ11の下端には支持板14が固
定されている。この支持板14の前端部には2本
に分岐された押圧体14aが設けられている。こ
の押圧体14aはV字形状に曲げ形成されてお
り、この曲げ部分が記録シート2を押え、書込み
の際にシートによれが生じないようにされてい
る。また、この支持板14とキヤリツジ11の上
部11aとの間にはペンホルダ15が垂直方向の
軸によつて回動自在に取付けられている。そし
て、このペンホルダ15には4本のペン9が記録
シート2に対し垂直に対向し且つ記録シート2に
対して近接離反動作自在に保持されている。この
4本のペン9は水性あるいは油性ペンであり、
赤、青、黒、緑などに色分けされている。また、
各ペン9の先部にはリターンスプリング10が外
装されており、このリターンスプリング10の弾
性力によつて、ペン9はペン先が記録シート2か
ら離れる方向(垂直上方)へ付勢されている。ま
た、4本のペン9のうち1つはペンホルダ15の
回転により書込み位置(Oにて示す位置)にセツ
トされる。この書込み位置Oにあるペン9の基端
に対向してハンマ16が設けられている。このハ
ンマ16はハンマブラケツト17に係止されてい
る。
〔本考案の特徴部分の説明〕
第3図にハンマ16とハンマブラケツト17と
の分解斜視図を示す。
このハンマブラケツト17はそのほぼ中央部が
ピン6(第2図参照)によつてキヤリツジ11の
上部11aに回動自在に支持されている。このピ
ン6にはトーシヨンスプリング8が巻装されてお
り、このトーシヨンスプリング8の腕部がハンマ
ブラケツト17の前部上面に掛止されてハンマ1
6をペン9を押圧する方向へ付勢している(第2
図参照)。また、このハンマブラケツト17の後
部上面には前記第1図と同様にガイド軸4と平行
に配設された駆動レバー5が対向しており、この
駆動レバー5の端部にはソレノイド3などの駆動
機構が連結されている。このハンマブラケツト1
7の前部の両側からは互いに平行なアーム17a
が延出されており、このアーム17aの前端には
嵌合部17bが凹状に形成されている。また、ア
ーム17aのほぼ中央部には支持穴17cが穿設
されている。
一方、ハンマ16は、ペン9の基端に対向する
押圧部16aを有し、この押圧部16aの後部の
両側から互いに平行なアーム16bが後方に延出
されている。このアーム16bの後部には長穴1
6cが穿設されている。また、アーム16bの基
部両側にはボス状の嵌合部16dが突設されてい
る。
上記ハンマ16のアーム16bはハンマブラケ
ツト17のアーム17aの間に嵌装される。そし
て、その長穴16cがハンマブラケツト17の支
持穴17cにピン6aを介して支持される。ハン
マ16はピン6aを中心に回動自在にされてい
る。また、ハンマ16のアーム16bの間にある
ピン6aと押圧部16aの後部には圧縮スプリン
グ18の両端が掛止される。
第4図にハンマ16とハンマブラケツト17と
を組立てた状態を部分断面図で示す。ハンマ16
は圧縮スプリング18によりピン6aの方向へ付
勢されている。この状態でハンマ16に突設され
た嵌合部16dはハンマブラケツト17の凹状の
嵌合部17bに係止され、、ハンマ16の回動が
規制されている。
次に、上記構成による本考案の作用ならびに効
果を説明する。
記録動作は記録シート2を矢印Y方向へ往復移
送し、キヤリツジ11を矢印X方向へ往復移動さ
せることによつて行う。その間、ソレノイド3を
作動させて、駆動レバー5をハンマブラケツト1
7から離れる方向へ回動させる。すると、ハンマ
ブラケツト17はトーシヨンスプリング8の付勢
力によつて前部が下方に旋回する。その結果、ハ
ンマブラケツト17に互いの嵌合部16d,17
bを介して係止されているハンマ16も一体とな
つて旋動する。このハンマ16の押圧部16aは
書込み位置Oに臨まされているペン9の基端を押
圧する。このためペン9はリターンスプリング1
0に抗してスライドしそのペン先が記録シート2
に当接する。したがつて、記録シート2には所望
の図形などが描画される。
一方、非書込み状態ではソレノイド3が突出
し、駆動レバー5を逆方向へ旋回させることによ
り、ハンマブラケツト17をトーシヨンスプリン
グ8に抗して逆方向へ旋回させ、ペン9に対する
押圧力を解除する。これにより、ペン9はリター
ンスプリング10の弾発力で記録シート2から離
反する。
ところが、記録動作の中途でペン9をインク切
れなどの理由で取替える場合には、まずキヤリツ
ジ11の相対移動を停止させる。それとともにソ
レノイド3を初期状態にしてペン9の先端を記録
シート2から離反させておく(第4図の状態)。
次いで、ハンマ16を圧縮スプリング18に抗し
て前方(第4図〜第6図の図示左方向)へ引く
と、ハンマ16の長穴16cがピン6a上をスラ
イドして、ハンマ16は前出する。すると、ハン
マ16のピン状の嵌合部16dがハンマブラケツ
ト17の凹状の嵌合部17bから離脱する(第5
図の状態)。したがつて、ハンマ16はピン6a
を中心に旋動自在になる。そこで、このハンマ1
6を上方へ旋動させると、ペン9の基端の上方は
開放される(第6図の状態)。したがつて、ペン
9を上方へ容易に取り出すことができる。
一方、新たなペン9をペンホルダ15に装着し
た後は、上述操作の逆を行なうことにより、再び
ハンマ16をペン9の基端に対向させる。そし
て、再度、記録動作を行う。キヤリツジ11は記
録動作の中途で停止している状態から書込み作動
を開始するので、書込み位置Oがずれることはな
く、図形などはペン9を取替える前の状態から連
続的に描画できることになる。
なお、図の実施例は多色切換方式のペン式記録
装置であるが、ペンが1本だけのものであつても
よく、またハンマ16をスライドさせるための長
穴16cはハンマブラケツト17側に穿設し、ハ
ンマ16に対してピン6aを支持する穴17cを
穿設するようにしてもよい。さらにハンマ16と
ハンマブラケツト17とに設けられた嵌合部16
d,17bをハトメ状の着脱自在構造にして圧縮
スプリング18を削除してもよい。
以上のように本考案によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) ペンの基端に対向してペンを記録シート方向
へ押圧するハンマが、キヤリツジに枢支された
ハンマブラケツトに対して、ペンをキヤリツジ
から抜き出す方向へ折曲自在に枢支されてい
る。そのため、記録動作の途中であつてもキヤ
リツジを停止させてハンマを上方へ折曲げるだ
けで容易にペンをキヤリツジから取り出すこと
ができる。また、ハンマは非折曲げ状態ではハ
ンマブラケツトと一体となつているが、折曲げ
時には、弾性部材により折曲げられた状態に保
持されるため、抜き出すペンがハンマに当るよ
うなことはない。したがつて、従来のものに比
しペンの取替えに要する時間的損失が大幅に削
減される。
(2) 上記の効果は多色のペンを使用しているもの
においては特に顕著であり、キヤリツジが色換
えのためにテーブルの端まで移行する中途でも
ペンの取替えを行うことができる。
(3) また、このペン取替え作業に際しては工具を
必要としないため、作業効率は大幅に向上す
る。
(4) その上構造が比較的簡単であるため、保守性
がよく、故障も少ない。
(5) ハンマとハンマブラケツトには非折曲状態の
ときに両者が互いに係止される嵌合部を有して
いるので、記録動作時にはハンマとハンマブラ
ケツトとは一体で作動する。したがつて、誤動
作をすることはない。
(6) ペン取替えの際にキヤリツジは記録動作の中
途で停止したままの状態なので、再動作すると
きは、その停止状態から連続して図形などが描
画される。したがつて、再作動の際に図形など
の線にずれが生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のペン式記録装置の概略を示す側
面図、第2図以下は本考案の1実施例を示すもの
であり、第2図はペン式記録装置の概略を示す斜
視図、第3図は本考案の特徴部分を示す分解斜視
図、第4図は第3図の組立てた状態を示す部分断
面図、第5図、第6図は動作を示す部分断面図で
ある。 1a……ペン式記録装置、2……記録シート、
9……ペン、11……キヤリツジ、16……ハン
マ、17……ハンマブラケツト、16d,17b
……嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録シートに沿つて相対的に移動するキヤリツ
    ジに、ペンが記録シートに対向して進退自在に保
    持されており、且つキヤリツジ上には、ペンの基
    端に対向してペンを記録シート方向へ押圧するハ
    ンマが設けられているペン式記録装置において、
    前記ハンマは、キヤリツジに枢支されたハンマブ
    ラケツトに対してペンをキヤリツジから抜き出す
    方向へ折曲自在に枢支されており且つ、ハンマは
    弾性部材によりハンマブラケツトに引き付けら
    れ、ハンマとハンマブラケツトとには、非折曲状
    態のときに前記弾性部材により引き付けられて両
    者が互いに係止される嵌合部が設けられているこ
    とを特徴とするペン式記録装置。
JP9071783U 1983-06-14 1983-06-14 ペン式記録装置 Granted JPS59194984U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9071783U JPS59194984U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 ペン式記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9071783U JPS59194984U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 ペン式記録装置

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Publication Number Publication Date
JPS59194984U JPS59194984U (ja) 1984-12-25
JPH0213196Y2 true JPH0213196Y2 (ja) 1990-04-12

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ID=30220668

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JP9071783U Granted JPS59194984U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 ペン式記録装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543777U (ja) * 1977-06-11 1979-01-11
JPS5855946B2 (ja) * 1979-04-27 1983-12-12 株式会社ブリヂストン ゴムクロ−ラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855946U (ja) * 1981-10-12 1983-04-15 アルプス電気株式会社 ペン式記録装置

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JPS59194984U (ja) 1984-12-25

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