JPH0321969Y2 - - Google Patents

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JPH0321969Y2
JPH0321969Y2 JP1984175814U JP17581484U JPH0321969Y2 JP H0321969 Y2 JPH0321969 Y2 JP H0321969Y2 JP 1984175814 U JP1984175814 U JP 1984175814U JP 17581484 U JP17581484 U JP 17581484U JP H0321969 Y2 JPH0321969 Y2 JP H0321969Y2
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platen
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drive
gear
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はキヤリツジをプラテンに沿つて移動
させながらプラテン上の印字用紙に印字を行うプ
リンタに係り、特にそのキヤリツジ駆動機構に関
するものである。
(従来の技術) 従来のプリンタとしては、例えばフレームの左
右両端部の固定位置に駆動プーリ及び被動プーリ
をそれぞれ回転可能に支持するとともに、両プー
リ間に掛装したベルトの一部をキヤリツジに固定
し、キヤリツジ上の印字ヘツドにて一文字分の印
字動作を行う毎に、前記駆動プーリを回転駆動す
ることにより前記キヤリツジとともに印字ヘツド
をプラテンに沿つて移動するようにしたものがあ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述した従来のプリンタにおいて
は、前記被動プーリがその支軸から脱落すること
を防止するために、止め輪等の小さな部品を使用
したりする必要を生じ、その取付け作業が非常に
面倒であつた。更に従来のプリンタにおいては、
ベルトの張力を一定に維持する手段が必ずしも満
足し得るものではなく、場合によつてはベルトに
緩みがでて円滑なキヤリツジの移動が確保し得な
くなるおそれがあつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するためにこの考案において
は、印字ヘツド58が載置され、かつプラテン3
2に沿つて移動可能に配設されたキヤリツジ35
と、 そのキヤリツジ55に前記プラテン32に沿う
移動力を付与するキヤリツジ駆動機構Bとを備
え、 前記キヤリツジ55をプラテン32に沿つて移
動させながらプラテン32上の印字用紙に印字を
行うプリンタにおいて、 前記キヤリツジ駆動機構Bは、 前記キヤリツジ移動範囲の一端側に配置され、
駆動モータ78により回転駆動される駆動プーリ
82と、 前記キヤリツジの移動範囲の他端側におけるフ
レーム10に突設した、キヤリツジの移動方向に
延びる案内溝84と、この案内溝84の前記駆動
プーリ84側において案内溝84に連通し、この
案内溝84より大きな取付け溝4aとを備えてた
案内部Aと、 前記案内溝84に案内されて移動可能なよう
に、前記取付溝84aを貫通して前記フレーム1
0の下方に配置される突部86aより小さな幅の
案内部86bとを備えT字型に構成された案内片
86を下面に突設し、案内溝84に沿つて移動可
能なようにフレーム10上に配置され、上面に支
軸88を有する支持部材85と、 支持板85と収納凹部83との間に配設され、
前記支持部材85を駆動プーリ82から遠ざかる
方向に付勢する、ほぼU字状をなす板ばね92
と、 前記各プーリ82,89間に掛装され、その一
部において前記キヤリツジ55に固定されたベル
ト91と を備え、 前記フレーム10には、前記支持部材85をフ
レーム10に取付けたとき、被動プーリ89の支
軸88からの脱落を防止する脱落防止部90を一
体に形成するという構成を採用している。
(作用) 上記の構成によりこの考案においては、止め輪
等の特別な部品を使用することなく、被動プーリ
の支軸からの脱落を確実に防止することができ、
そのための構成を簡略化して安価に製造すること
ができる。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
従つて説明する。
第2,3図に示すように、プリンタのケース9
は合成樹脂材料にて有底箱状に形成され、その後
側部にはプリント機構部用のフレーム10が配設
されている。このフレーム10は合成樹脂材料に
てほぼ有底箱状に形成され、その前後両側におい
て底部11には互いに平行に延びるとともに、四
角筒状をなす補強部12,13が形成されてい
る。その各補強部12,13には前後の対向内壁
部間を一体に連結する多数のリブ(図示せず)が
配設されている。
前記フレーム10の左右両側壁10a,10b
の間においてフレーム10の後部にはプラテン3
2が回転可能に支持されている。
前記プラテン32の下方においてフレーム10
にはそのプラテン32の後方から前方に向かつて
印字用紙を案内するための案内部材40が一体形
成されている。プラテン32の前部下方において
両側壁10a,10bには互いに対向する一対の
透孔41が穿設されるとともに、プラテン32の
前部下方にはガイド棒42が配設されている。こ
のガイド棒42の左右両端には前記透孔41より
小径の軸部42aが突設され、その各軸部42a
が前記各透孔41に遊挿されている。
第2図に示すように、前記各透孔41の下方に
おいて両側壁10a,10bの外面のピンには回
動レバー43が下端においてそれぞれ回転可能に
支持され、その上端においてねじ44等により前
記ガイド棒42に回動可能に連結されている。従
つて、前記ガイド棒42は各回動レバー43の下
端支持点を回動中心として回動し得、その回動に
伴い、プラテン32に接近離間し得るようになつ
ている。
前記前方の補強部12の後側部にはその補強部
12に沿つて延びるガイド部54が形成されてい
る。また、前記ガイド棒42にはキヤリツジ55
がその後方の軸筒部56にて移動可能に嵌挿支持
され、その前方に突出形成したガイド片57が前
記ガイド部材54の上面に係合されている。この
キヤリツジ55上にはドツトマトリツクス状の文
字を印字するための印字ヘツド58が載置され、
そのノーズ部が前記プラテン32に対向配置され
ている。
第3図に示すように、前方の補強部12上には
無端状のインクリボン60を備えたリボンカセツ
ト61が配設され、その左右両端の後方へ突出す
るガイド部間において前記リボン60の一部が張
設状態で露出されている。そして、このリボン露
出部が印字ヘツド58とプラテン32との間に配
置されている。前記フレーム10の左右両側壁1
0a,10bには取付け凹部63が形成されると
ともに、リボンカセツト61の左右両側面には各
取付け凹部63に係脱し得る一対の係合片62が
突設され、両者62,63の係合に基づき、前記
リボンカセツト61がフレーム10に係止保持さ
れている。
第4,5図に示すように、前記リボンカセツト
61の右側部内には一対の歯車状の回収ローラ6
4,65が回転可能に収容されている。そして、
一方のローラ64が前記キヤリツジ55の往復移
動に連動して一方向へ回転駆動されるとともに、
他方のローラ65が追従回転されることにより、
両ローラ64,65間において狭持される使用済
のインクリボン60がカセツト61内に右方ガイ
ド部から回収されるとともに、カセツト61内の
リボン60が左右ガイド部から引き出されるよう
になつている。
次に、前記プラテン32、キヤリツジ55等を
駆動するための駆動機構について説明する。
第1図及び第4図に示すように、前記フレーム
10の右側下方には金属板にて折曲形成した支持
部材70がその左側縁部において2個のねじ71
により取付けられるとともに、その支持部材70
の前側部に突設した取付け片72が第1項に示す
前記ねじ19によりフレーム10に固定されてい
る。この支持部材70の後部に形成した起立部7
3の外面にはプラテン駆動用の駆動モータ74が
装着され、前記起立部73を貫通するモータ軸に
は前記起立部73の内方に位置する駆動ギア75
が固着されている。
前記起立部73の内面には前記駆動ギア75に
噛合する大径の中間ギア76及び前記プラテン3
2に固定された被動ギア36に噛合する小径の中
間ギア77が同一軸線上において一体回転可能に
支持されている。従つて、駆動モータ74の正逆
回転に伴い、各ギア75〜77,36を介して前
記プラテン32が正逆回転される。
なお、前記駆動モータ74、各ギア36,75
〜77等によりプラテン駆動機構Aが構成されて
いる。
前記支持部材70の中央部下面には前記キヤリ
ツジ55の駆動及び使用済リボン60の回収を遂
行するための偏平な駆動モータ78が配設され、
支持部材70を貫通して上方へ突出するモータ軸
には小径の駆動ギア79が固着されている。この
駆動ギア79に隣接して支持部材70上には支軸
80が突設され、その上端が前記フレーム10の
外側面に突設した支持片80aに挿入されてい
る。この支軸80には前記駆動ギア79に噛合す
る大径の中間ギア81及び歯付の駆動プーリ82
が一体回転可能に支持されている。
一方、第2,3図に示すように、前記フレーム
10の左側底部には収容凹部83が形成されると
ともに、その凹部83の底面にはキヤリツジ移動
方向に延びる一対の案内溝84がキヤリツジ移動
方向に所定の間隔をおいて形成されている。ま
た、各案内溝84の右側にはそれらに各別に連な
るとともに各案内溝84より大きな幅を有する取
付け溝84aが形成されている。前記収容凹部8
3内には支持部材としての支持板85がキヤリツ
ジ移動方向へ移動可能に収容され、その支持板8
5の下面には前記各取付け溝84aを貫通して前
記フレーム10の下方に配置される突部86a
と、その突部86aを支持板85に連結するとと
もに、前記案内溝84に沿つて移動し得、前記突
部86aより小さな幅の案内部86bとからなる
一対の案内片86が突設されている。
また、前記支持板85の左側部上面には前後に
所定間隔をおいて一対の支軸88が突設され、各
支軸88には被動プーリ89が回転可能に外嵌さ
れている。一方、前記フレーム10の左側壁10
aには前記収容凹部83に連通する開口87が形
成されている。
そして、前記駆動プーリ82と各被動プーリ8
9との間には歯付のベルト91が掛装され、その
ベルト91の一部が前記キヤリツジ55に固定さ
れている。従つて、前記駆動モータ78の正逆回
転に伴い、各ギア79,81、各プーリ82,8
9及びベルト91を介して、キヤリツジ55とと
もに印字ヘツド58が左右に往復移動される。さ
らに、第2図に示すように、支持板85の右側面
と収容凹部83の内側壁との間にはほぼU字状を
なす板ばね92が配置され、そのばね力により、
前記支持板85とともに各被動プーリ89が左方
へ移動付勢されている。従つて、前記板ばね92
により、前記ベルト91に張力が付与されてい
る。
また、この板ばね92のばね力によりベルト9
1に張力が付与された状態においては支持板85
の左方向への移動が規制され、この状態において
は、前記開口87内に前記各被動プーリ89が配
置され、その上端が前記開口87の上部内面に形
成した脱落防止面90に近接対向して、前記各被
動プーリ89が各支軸88から脱落することが防
止されている。なお、前記駆動モータ78、各ギ
ヤ79,81、駆動プーリ82、案内部A、支持
部材85、板ばね92等によりキヤリツジ駆動機
構Bが構成されている。
前記駆動プーリ82上において前記支軸80に
は同プーリ82と一体に回転する中間ギア100
が設けられるとともに、その中間ギア100上に
おいて支軸80には連係レバー101がその基端
において揺動可能に支持されている。この連係レ
バー101の先端は二叉状に形成され、その先端
部102には作動軸103が回動可能に狭持され
ている。また、この作動軸103の下端には前記
中間ギア100に常時噛合する伝達ギア104が
一体形成されている。そして、前記先端部102
の狭持力により、作動軸103の回動に対する抵
抗が付与されるようになつている。
第1図及び第5図に示すように、前記支持部材
70の前部に形成した折曲部105の上面には大
径のリボン用駆動ギア106が回転可能に支持さ
れ、その中央部上面には前記一方の回収ローラ6
4の軸部の孔に離脱可能に嵌合される嵌合突部1
07が形成されている。前記折曲部105上には
駆動ギア106に常時噛合するとともに、径の異
なる2個の中間伝達ギア108,109が回転可
能に支持されている。さらに、前記折曲部105
上には一方の中間伝達ギア108に常時噛合する
小径の中間伝ギア110が回転可能に支持されて
いる。そして、キヤリツジ55の移動方向変更に
伴う前記連係レバー101の揺動に基づき、前記
作動軸103上の伝達ギア104が前記中間伝達
ギア109、中間ギア110に択一的に噛合され
るようになつている。
すなわち、前記キヤリツジ55の右方移動時に
は、連係レバー101が第1図に示す位置に配置
されて、連係ギア104が他方の伝達ギア109
に噛合され、このため、駆動モータ78により駆
動ギア79を介して、中間ギア81、駆動プーリ
82、中間ギア100が第1図の時計方向へ一体
回転され、その回転力が伝達ギア104、他方の
中間ギア109を介して駆動ギア106に伝達さ
れる。それにより、同ギア106が第1図の反時
計方向へ回転駆動され、嵌合突部107と一方の
回収ローラ64との嵌合を介して、使用済のイン
クリボン60が前記リボンカセツト61内に回収
されるとともに、未使用のリボン60が前記カセ
ツト61から引出される。
一方、駆動モータ78の回転方向が切り換えら
れて、キヤリツジ55の移動方向が右から左に変
更された時には、駆動モータ78により駆動ギア
79を介して、中間ギア81、駆動プーリ82、
中間ギア100の回転方向が第1図の反時計方向
へ切り換えられる。この切り換え時においては、
前記作動軸103に対する連係レバー101の回
動抵抗に基づき、支軸80を中心として、連係レ
バー101、作動軸103及び伝達ギア104が
第1図の反時計方向へ一体的に揺動され、その伝
達ギア104が前記中間伝達ギア109から中間
ギア110に切り換え噛合される。
その後、前記駆動プーリ82、中間ギア100
等が第1図の反時計方向へ継続回転されることに
より、キヤリツジ55が左方へ移動されるととも
に、前記各ギア104,110,108を介して
駆動ギア106が前記キヤリツジ55の右方向移
動時と同様に第1図の反時計方向へ回転駆動され
て、使用済のリボン60がカセツト61内に回収
されるとともに、未使用のリボン60が前記カセ
ツト61から引出される。
また、キヤリツジ移動方向が左から右へ変更さ
れる時も、同様にして連係レバー101が揺動さ
れ、第1図の状態になる。
なお、第5図に示すように、他方の中間伝達ギ
ア109の上面にはフレーム10の前部下面に形
成した切欠凹部10cの下面が近接して配置され
ているため、その下面により、前記中間伝達ギア
109の支軸109aからの抜け止めがなされて
いる。また、前記駆動ギア106、回収ローラ6
4等により、リボン回収機構Cが構成されるとと
もに、前記中間ギア100、連係レバー101、
作動軸103、各ギア104,108〜110等
により中間伝達部材Dが構成されている。
そして、上記の説明から明らかなように、前記
プラテン駆動機構A、キヤリツジ駆動機構B、リ
ボン回収機構Cおよび中間伝達部材Dが前記支持
部材70上にユニツト化して組み付けられ、その
状態でフレーム10に組み付けられている。
ここで、キヤリツジ駆動機構Bの組付け順序に
ついて詳細に説明する。予めベルト91の一部を
固定したキヤリツジ55に印字ヘツド58を載置
固定し、その印字ヘツド58とともにキヤリツジ
55をガイド棒42に装着する。そして、そのガ
イド棒42を、予めプラテン32が装着されたフ
レーム10に取付ける。
次に、支持部材70の起立部73に駆動モータ
74、各ギア75〜77を装着するとともに、前
記支持部材70の中央部下面に駆動モータ78、
支軸80に中間ギア81、駆動プーリ82、中間
ギア100、連係レバー101及び伝達ギア10
4をそれぞれ装着する。さらに、前記支持部材7
0の折曲部105上に各ギア106,108〜1
10を装着する。また、前記駆動ギア75の近傍
に弾性片160を取付ける。それにより、駆動機
構部ユニツトの組立てが完了する。
次に、この駆動機構部ユニツトの駆動プーリ8
2のベルト91の一部を掛装した状態でその駆動
機構部ユニツトを第1図及び第2図に示す前記フ
レーム10の右側部に配置し、前記被動プーリ8
9にベルト91の他部を掛装する。その状態で支
軸80をサブフレーム10に形成した支持片80
aに挿入するとともに、2個のねじ71により前
記ユニツトをサブフレーム10に取付ける。引き
続き、前記支持板85を左方へ移動し、その支持
板85と収容凹部83の左側内壁との間に形成さ
れる空間にばね92を収容する。
この時、前記被動プーリ89は開口87内に配
置され、前記ばね92の付勢力によりその上端部
が脱落防止面90に相対した状態に保持されると
ともに、前記ばね92の付勢力によりベルト91
に張力が付与される。また、前記印字ヘツド58
は前記ベルト91の前後両辺部間に配置され、そ
の下部がベルト91より下方へ突出する。
上記の作業によりキヤリツジ駆動機構Bを含む
プリント機構部ユニツトの組立てが終了する。
さて、上記のように構成されたプリンタを例え
ば殴文ワードプロセツサに接続し、そのワードプ
ロセツサに記憶された文字データの印字を行う場
合には、まず、プリンタに電源を投入した後、用
紙挿入スイツチ(図示しない)を操作し、前記プ
ラテン32と印字ヘツド58との間に単票を挿入
する。
次いで、印字開始スイツチ(図示しない)を操
作すれば、駆動回路(図示しない)を介して各駆
動モータ74,78及び印字ヘツド58に所定の
駆動信号が入力される。
そして、前記駆動モータ78の正転に伴い、駆
動ギア79を介して中間ギア81、駆動プーリ8
2、中間ギア100が第1図及び第4図の時計方
向へ一体回転されてベルト91が第1図の時計方
向へ周回移動され、キヤリツジ55とともに印字
ヘツド58が右方へ移動される。この移動中にお
いて印字ヘツド58が作動されることにより、前
記単票用紙上に印字が行われる。
このキヤリツジ55の右移動時においては、第
1図に示すように、連係レバー101上の伝達ギ
ア104が他方の中間伝達ギア109に噛合され
ているため、前記中間ギア100の時計方向の回
転運動が前記各ギア104,109を介してリボ
ン用駆動ギア106に伝達される。従つて、その
駆動ギア106が第1図の反時計方向へ回転さ
れ、一対の回収ローラ64により、印字済のリボ
ン60が前記印字ヘツド58の移動に連動してリ
ボンカセツト61内に回収されるとともに、未使
用のリボン60が前記カセツト61から引出され
る。
また、一行分の印字動作の終了後においては、
前記駆動モータ74が所定角度分、正方向へ回転
駆動され、各ギア75,76,77及び被動ギア
36を介して前記プラテン32が第4図の時計方
向へ回転され、単票用紙が一行分上方へ移送され
る。その後、前記駆動モータ78が逆方向へ回転
駆動されて、前記中間ギア100の回転方向が反
転されると、前記作動軸103に対して回動抵抗
が付与され、かつ伝達ギア104が中間ギア10
0に噛合されているため、前記中間ギア100の
逆方向回転の開始時において、前記伝達ギア10
4の回転が停止された状態で、その伝達ギア10
4及び連係レバー101が支軸80を中心として
第1図の反時計方向へ揺動される。従つて、前記
伝達ギア104が他方の中間伝達ギア109から
離間するとともに、中間ギア110に噛合され
る。
引き続く前記駆動モータ78の逆転に伴い、キ
ヤリツジ55が左方へ移動されながら、印字ヘツ
ド58により印字動作がおこなわれる。このキヤ
リツジ左方移動時においては、前記伝達ギア10
4と中間ギア110との噛合に基づき、各ギア1
00,104,110,108を介して前記リボ
ン用駆動ギア106がキヤリツジ右方移動時と同
様に第1図の反時計方向へ回転され、印字済のリ
ボン60がリボンカセツト61内に回収されると
ともに、未使用のリボン60が引出される。
しかも、この実施例においては、フレーム10
に開口87を形成して、その開口87に脱落防止
部としての脱落防止面90を一体に設けたので、
止め輪等の特別な部品を用いることがなく、被動
プーリ89の支軸88からの脱落を確実に防止す
ることができ、そのための構成を簡略化して安価
に製造することができる。さらに、前記開口87
内に被動プーリ89を配置したので、フレーム1
0を小型化することができる。
考案の効果 以上、詳述したようにこの考案は支持部材をフ
レームに取付けたとき、被動プーリの支軸からの
脱落を防止する脱落防止部をフレームに一体に形
成したので、止め輪等の特別な部品を用いること
なく、被動プーリの支軸からの脱落を確実に防止
することができる。更に支持板は前記したように
して底部に取付けらればねによつて付勢されてい
るので、ベルトの緩みは完全に吸収されキヤリツ
ジの移動は常に円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したプリンタの一実
施例を示す要部平面図、第2図はプリンタの要部
を示す分解斜視図、第3図は断面図、第4図は駆
動機構部の分解斜視図、第5図は駆動機構部の部
分拡大断面図である。 図において、10はフレーム、32はプラテ
ン、55はキヤリツジ、58は印字ヘツド、82
は駆動プーリ、85は支持部材としての支持板、
88は支軸、89は被動プーリ、90は脱落防止
面、91はベルト、Bはキヤリツジ駆動機構であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 印字ヘツド58が載置され、かつプラテン32
    に沿つて移動可能に配設されたキヤリツジ35
    と、 そのキヤリツジ55に前記プラテン32に沿う
    移動力を付与するキヤリツジ駆動機構Bと、 を備え、 前記キヤリツジ55をプラテン32に沿つて移
    動させながらプラテン32上の印字用紙に印字を
    行うプリンタにおいて、 前記キヤリツジ駆動機構Bは、 前記キヤリツジ移動範囲の一端側に配置され、
    駆動モータ78により回転駆動される駆動プーリ
    82と、 前記キヤリツジの移動範囲の他端側におけるフ
    レーム10に突設した、キヤリツジの移動方向に
    延びる案内溝84と、この案内溝84の前記駆動
    プーリ84側において案内溝84に連通し、この
    案内溝84より大きな取付け溝84aとを備えた
    案内部Aと、 前記案内溝84に案内されて移動可能なよう
    に、前記取付け溝84aを貫通して前記フレーム
    10の下方に配置される突部86aより小さな幅
    の案内部86bとを備えた案内片86を下面に突
    設し、案内溝84に沿つて移動可能なようにフレ
    ーム10上に配置され、上面に支軸88を有する
    支持部材85と、 支持板85と収納凹部83との間に配設され、
    前記支持部材85を駆動プーリ82から遠ざかる
    方向に付勢する板ばね92と、 前記各プーリ82,89間に掛装され、その一
    部において前記キヤリツジ55に固定されたベル
    ト91と を備えたことを特徴とするプリンタのキヤリツジ
    駆動機構。
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JPS60187056U (ja) * 1984-05-22 1985-12-11 セイコーエプソン株式会社 キヤリツジ送り機構

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