JP3617061B2 - カッター装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ラベルプリンタ等の電子機器における簡易で良好な切断結果が得られるカッター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
印刷装置として、所望の場所で所望の情報を手軽に印刷できるようにしたハンディータイプのものが広く普及している。このようなハンディータイプの印刷装置の中の一つとして、剥離紙付きの粘着テープに所望の情報を印刷し、その印刷された粘着テープをカッター装置(機構)により切断して、ラベルとして使用できるようにした所謂ラベルプリンタがある。
【0003】
そして、このようなラベルプリンタに使われる印刷用カセットは、所謂ラベルテープとインクリボンとをカセット本体内に収納し、ラベルプリンタに装着して、ラベルプリンタのサーマルヘッド等の印刷ヘッドによりインクリボンを用いてラベルテープに所望の情報が印刷される。その印刷後、インクリボンは再びカセット本体内に巻き取られ、ラベルテープのみカセット本体の外に送り出され、所定の位置で、ラベルプリンタに備えられたカッターによって、ラベルテープが押し切られる。
【0004】
例えば、そのラベルプリンタに備えたカッター機構は以下のような構成である。即ち、カッターレバーとカッターギヤのギヤ部分が噛み合っており、カッターギヤの穴部にカッターホルダが嵌め込んである。カッターホルダにはカッターが動く方向に溝が設けてあり、シャーシ側に設けられた凸部を摺動するようになっている。
【0005】
従って、カッターレバーに力を掛けて回転させることにより、カッターギヤが回転し、この回転運動が穴部に嵌め込まれたカッターホルダの溝により直線運動に変化して、カッターカートリッジの付いたカッターホルダを押し出し、カッターがテープの方向に向かい、テープを切断する。なお、カッターレバーに加えた力を取り除くと、カッターバネの復元力によりカッターレバーが戻り、カッターがテープから遠ざかり、初期状態に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、カッター機構を備えたラベルプリンタによれば、使用者は印刷後のラベルテープの切断を容易に行える。
【0007】
しかし、従来のカッター機構では、加えた力が、カッターレバー、カッターギヤ、カッターホルダと伝わるために、力の損失が大きく、部品点数が多い。また、カッターレバー、カッターギヤのギヤ部分は、その噛み合わせのための位置が必要なので、作業性が悪い。カッターバネは多少のテンションをかけてカッターレバーを被せる実装なので、作業性が悪い。
【0008】
そして、回転運動を直線運動に変化させるのに、カッターギヤの穴部にカッターホルダの軸を嵌め込んでおり、その穴部と軸の寸法差が生じるために、力がテープの長さ方向に逃げる。さらに、カッターギヤのギヤ部がカッターホルダの下側にしかないので、カッターホルダの上方向に加わる力が弱く、テープのその部分が切れにくいという欠点があった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、部品点数が少なく、組立が簡単でコンパクトであり、力の損失が少なくて、切れ味が向上するカッター装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく本発明は、被切断部材を切断するカッター刃を有するカッター部材と、前記カッター部材を動作させるために回動操作する操作部材と、前記操作部材に設けられた単一の押圧部と、前記カッター部材に設けられ前記押圧部と係合する単一の被押圧部とを備え、前記押圧部は、前記操作部材の回動操作に伴って、前記カッター部材が前記被切断部材に向けて移動するべく、前記被押圧部を押圧するとともに、前記カッター刃を刃すじ方向に沿った両側の所定の角度範囲に揺動動作を行わせるべく、前記被押圧部との接触位置を順に変化させて前記被押圧部を介して前記カッター部材が受ける力の方向を順に変化させるように構成したことを特徴とする。
【0011】
例えば、前記押圧部と前記被押圧部との係合による前記カッター刃の揺動動作は、前記刃すじ方向の両方向に沿った往復運動である。
【0012】
【作用】
切断操作すると、押圧部と被押圧部の係合によりカッター部材に対する操作部材からの力の加わる方向が順次変化して、カッター刃がその刃すじ方向に沿って揺動するので、切れ味が向上する。
【0013】
しかも、従来のようなギヤを介さずに、押圧部材に加えた力をカッター部材に直接伝える構成なので、部品点数が少なく、力学的に力の損失も少ない。
【0014】
なお、カッター刃を刃すじ方向の両方向に沿って往復運動させることで、より確実な切断が行える。
【0015】
【実施例】
以下に、本発明に係るカッター装置の実施例を図1乃至図13に基づいて説明する。
【0016】
先ず、図1乃至図6は本発明を適用した一例としての印刷装置1を示すもので、2は装置本体、11は回転ドラム、12はドラムツマミ、13はドラム回転軸、21はカッターレバー、31はカッターホルダ、41はカセット装填部である。
【0017】
図1に示すように、印刷装置1は、その装置本体2の上面に、電源をON/OFFする電源スイッチ3、印刷書体を選択する書体選択スイッチ4、印字の大きさを選択する印字大小選択スイッチ5、既に印刷した内容を繰り返して印刷するリピートボタン6、被印刷テープを繰り出すフィードボタン7を備えると共に、ドラム表示窓8およびレバースライド孔9を設けてある。さらに、ドラム表示窓8の手前には、10個の選択ボタン10を備えている。
【0018】
ドラム表示窓8に外周面を臨ませる円筒形の回転ドラム11は、図4に示すように、装置本体2の左右に回転自在に支持したドラムツマミ12,12と共にドラム回転軸13に固定されている。このドラム回転軸13は、図6に示すように、回転ドラム11と一方のドラムツマミ12との間において、装置本体2に固定されたサブシャーシ14の左右に起設した軸受ブラケット15,15に回転自在に支持されている。
【0019】
回転ドラム11の外周面には、例えば、印刷すべき要素である文字、記号、制御用文字、絵文字等(以下、「絵文字」という。)11aがマトリクス状に、すなわち、円周方向に32列で横方向に10行ずつ印刷されている。そして、この回転ドラム11の回動操作により、特定の絵文字の列が前記選択ボタン10に沿った部分に位置した状態でその列が選択されると共に、行数に対応した10個の選択ボタン10の一つを押すことで、その行が選択される。この結果、選択された列と行との交点に位置する絵文字が印刷のために選択されることとなる。
【0020】
ドラム回転軸13には、図4に示すように、回転ドラム11とその隣の軸受ブラケット15との間において、ドラム基板16が固定されており、このドラム基板16の外側面には前記絵文字の列に対応した複数の電子回路パターンが同心円状に設けられている(図示せず)。17はその電子回路パターンにそれぞれ対応する接点を有するドラム接点バネ、18はサブシャーシ14の上方に配置されたシャーシ、19は回転ドラム11の手前側に配置された回路基板、20は装置本体2の後側に沿って設けた電源部である。
【0021】
さらに、ドラム回転軸13には、図6に示すように、回転ドラム11と反対側の軸受ブラケット15の内側面に接するようにして、カッターレバー21が回転自在に装着されている。このカッターレバー21は、上端のツマミ部22が前記レバースライド孔9から上方に突出して、その下の円弧状部23がレバースライド孔9の内方を覆っている。
【0022】
そして、このカッターレバー21は、図8に示すように、下端部に左右の二股部24を備えている。この二股部24は、ドラム回転軸13の貫通部より下方に延長して設けられており、且つドラム回転軸13の貫通部の下方に形成した凹部25より後方に位置している。この二股部24の前縁部がカッターホルダ押圧面26,26となっている。
【0023】
以上のカッターレバー21の押圧により動作するカッターホルダ31は、図5に示すように、前記サブシャーシ14と前記シャーシ18との間に摺動自在に配置されている。即ち、カッターホルダ31は、上下面にガイド凸部32,33を有すると共に、後部の左右に円柱形の被押圧部34,34を備えている。ガイド凸部32,33はシャーシ18およびサブシャーシ14のガイド溝に係合し、被押圧部34,34の外周面に前記カッターホルダ押圧面26,26がそれぞれ接触する。
【0024】
また、カッターホルダ31の後部とサブシャーシ14の後方部に起設した突片14aとの間には、カッターバネをなす引張コイルバネ35が架設されている。この引張コイルバネ35の引張力によって、カッターホルダ31は後方への後退方向に引き寄せられている。従って、このカッターホルダ31後部の被押圧部34,34にカッターホルダ押圧面26,26が接触するカッターレバー21は、そのツマミ部22を手前に傾けた状態となっている。
【0025】
そして、カッターホルダ31の前部には、図8および図9に示すように、カッターカートリッジ36が取り付けられている。このカッターカートリッジ36は、カッター刃37を備えており、且つカッターホルダ31に対してくさび形状の係合構造により着脱自在となっている。
【0026】
さらに、カッターカートリッジ36の前部には、カッター刃37が突出自在なカッターガード38が設けられている。このカッターガード38は、カッター刃37を突出する通過孔を有し、圧縮コイルバネ39により突出方向に付勢されている。このようにしてカッター装置が構成されている。なお、図10以降においては、カッターガード38を省略している。
【0027】
以上の印刷装置1は、その装置本体2の下面側に開口するカセット装填部41を備えている。このカセット装填部41には、図3に示すように、図示右側の駆動軸42、図示左側の位置決めピン43、図示右上側の位置決めピン44が備えられると共に、その左上側のプラテンローラ45、印刷ヘッドであるサーマルヘッド46(図5参照)およびそのガード47が備えられている。
【0028】
そして、カセット装填部41内には、前記カッター装置が配置されている。即ち、図示右側の位置決めピン44と対向するようにして、前記カッターガード38を備える前記カッターホルダ36が配置されている。
【0029】
また、図2に示すように、装置本体2の側壁には、テープ排出口48が形成されている。さらに、以上のカセット装填部41には着脱自在な蓋体49が装着される。
【0030】
なお、駆動軸42およびサーマルヘッド46には、駆動モータ51からギヤ機構52を経て回転動力が伝達される。また、カセット装填部41の周囲の一部には作動ボタン53が設けられており、この作動ボタン53を蓋体49の装着により押し込むことで、サーマルヘッド46がプラテンローラ45側に圧接するように揺動する。
【0031】
次に、図7は以上の印刷装置1に使用される印刷用カセット70を示すもので、そのカセット本体71内に、インクリボン81を巻き付けたインクリボン供給スプール82と、インクリボン81を巻き取るインクリボン巻取りスプール83と、被印刷テープ85を巻き付けた被印刷テープ供給スプール89とを組み付けてなる。
【0032】
ここで、インクリボン81は、基材に熱溶融性インクあるいは熱昇華性インクを含浸させた周知の構成のものである。また、被印刷テープ85は、図11に示すように、そのPET(ポリエチレンテレフタレート)等による基材86に接着層87を介して剥離紙88を積層してなるラベルテープである。
【0033】
また、カセット本体71には、その長辺側の一辺部に印刷ヘッド収容凹部72が形成されており、この印刷ヘッド収容凹部72内には、その図示右側の通過孔73からインクリボン81および被印刷テープ85が外部に露出するよう導出されている。そして、インクリボン81は、印刷ヘッド収容凹部72の図示左側の通過孔(図示省略)から再びカセット本体71内に戻されるが、被印刷テープ85は、印刷ヘッド収容凹部72の図示左側にそのまま排出されるようになっている。
【0034】
即ち、カセット本体71は、印刷ヘッド収容凹部72の図示左側において、上下の突片部74,74を有し、この突片部74,74間にテープガイドピン75を備えており、その図示左側をテープ切断受部76としている。
【0035】
以上の印刷用カセット70は、印刷装置1のカセット装填部41に対し、カセット本体71の印刷ヘッド収容凹部72をサーマルヘッド45に合わせ、インクリボン巻取りスプール83を駆動軸42に係合し、被印刷テープ供給スプール89を位置決めピン43に合わせると共に、位置決め穴部77(図8参照)を位置決めピン44に合わせて、装着する。
【0036】
この装着状態において、インクリボン81および被印刷テープ85は、サーマルヘッド46とプラテンローラ45との間に挟み込まれている。
【0037】
このように印刷用カセット70をカセット装填部41に装着してから、ドラムツマミ12,12を回して、回転ドラム11の外周面に表示した印刷したい絵文字11aの入っている列を選択し、ドラム表示窓8内の決定する位置に合わせて、その列の手前側にある選択ボタン10により絵文字の行を選択すると、これら列と行との交点に位置する絵文字11aの一つの文字の印刷が行われる。
【0038】
このように、印刷したい絵文字を直接選ぶことで、簡易に入力と印刷とを行うことができるため、幅広い年齢層を対象とすることができる。
【0039】
そして、印刷は、駆動軸42およびプラテンローラ45の回転駆動と共に、サーマルヘッド46の発熱素子の駆動によって行われる。
【0040】
即ち、駆動軸42およびプラテンローラ45の回転駆動によって、インクリボン巻取りスプール83にインクリボン81が巻き取られると共に、サーマルヘッド46およびプラテンローラ45間に挟み込まれて密着状態のインクリボン81から被印刷テープ85への印刷が行われて、印刷済みの被印刷テープ85がテープガイドピン75を経て印刷装置1のテープ排出口48から排出される。
【0041】
そして、以上の1文字の印刷またはこのような文字の連続印刷が終了したなら、印刷装置1のカッターレバー21を回動操作して、カッター刃37を前進させ、印刷用カセット70のカセット本体71のテープ切断受部76面において、印刷済みの被印刷テープ85をカッター刃37により所望の長さに切り離す。
【0042】
この被印刷テープ85の切断は、詳細には以下の通り行われる。
【0043】
先ず、図9および図10に示すように、カッターホルダ押圧部材をなすカッターレバー21に矢印Y方向の力をかけると、カッターレバー21は引張コイルバネ35のばね力に抗してドラム回転軸13を中心として矢印Z方向に回転運動をし、このカッターレバー21の二股部24のカッターホルダ押圧面26がカッター部材をなすカッターホルダ31の被押圧部34を押圧する。
【0044】
この場合、ドラム回転軸13に対するカッターレバー21の回動角度位置によりそのカッターホルダ押圧面26は逐一変化し、よってカッターホルダ31に加わる力の方向が変化する。すなわち、カッターホルダ31の被押圧部34は円柱形のため、互いの接触は点接触となり、連続的に向きが変わる力を受ける。しかしながら、カッターレバー21の回動初期段階では、カッターホルダ31を所定方向にガイドするサブシャーシ14,18は、カッターホルダ31が図9中、左右方向に揺動可能なようにある程度空間を保って固定されているので、押圧係合部を構成するカッターホルダ押圧面26から被押圧部34へ力F(図10参照)が作用すると、図11に示すように、カッターホルダ31は移動することとなる。
【0045】
即ち、図11に示す切断過程1において、カッターホルダ押圧面26から被押圧部34へ左斜め下向きに力Fがかかるため、2点鎖線で示した位置からカッターホルダ31は各サブシャーシ14,18内において、図11中、左斜め下方向に向かって移動する。このため、カッター刃37は被印刷テープ85に角度を持って当接するので、カッター刃37の同図中右端側から被印刷テープ85の切断が開始される。
【0046】
引き続き、カッターレバー21を回動操作すると、図12に示すように、カッターホルダ31は移動することとなる。この図12に示す切断過程2において、カッターレバー21が実線の位置まで動くと、カッターホルダ押圧面26の水平面26aが被押圧部34に当接するので、カッターホルダ押圧面26から被押圧部34へ垂直方向(同図中下方向)に力Fが加わるようになり、この時、カッター刃37は中心線CHの方向真っすぐに押されて、被印刷テープ85の切断が進行する。
【0047】
さらに、カッターレバー21に力をかけると、切断の完了過程を示す図13に示すように、カッターホルダ押圧面26から被押圧部34へ右斜め下向きの力Fがかかるため、カッターホルダ31の先端部が図示右側に若干移動する。これにより、カッター刃37が被印刷テープ85に対し図示左側から右側へ移動して、被印刷テープ85は完全に切断される。つまり、図10乃至図13の一連の流れでカッター刃37は中心線方向に動作すると共に、図13の矢印(イ)の如く揺動し、あたかも包丁で食品を切るかの如く被印刷テープ85を良好に切断する。 その後、カッターレバー21に力をさらに加えても、カッターレバー21には、その円弧状部23にレバー停止面27(図5参照)があるので、このレバー停止面27が装置本体2のケース内壁等にぶつかって止まり、それ以上は回転しない。
【0048】
なお、カッターレバー21にかけていた力を取り除くと、引張コイルバネ35の復元力によって、カッターホルダ31が後退方向に移動して戻ると共に、カッターレバー21も初期状態に戻る。
【0049】
以上の通り、カッター装置は、カッターレバー21とカッターホルダ31とを直接接触させており、部品点数が少ないので、コストダウンが可能であり、また、力学的に力の損失が少なく、さらに、カッター刃37をその刃すじ方向の両方向に沿って往復運動させて切断するので、切れ味が向上する。
【0050】
しかも、ドラム回転軸13とカッターレバー21とを共通のドラム回転軸13で回動可能に支持しているので、この面でも部品点数が少なく、低価格に提供できるばかりでなく、ドラム回転軸13およびカッターレバー21を別々な軸部材で支持する場合と比較して装置全体を小型かつ軽量とすることができる。
【0051】
なお、以上の実施例においては、インクリボンおよび被印刷テープを収納したカセットを装着する印刷装置用のカッター装置としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、被印刷テープのみを収納したカセットや他のテープカセットを装着するカセット装填部を備える他のテープカセット装着装置等、他の電子機器等におけるカッター装置であってもよい。
【0052】
また、カッター装置の押圧係合部のカムプロフィール等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るカッター装置によれば、押圧部と被押圧部の係合によりカッター部材に対する操作部材からの力の加わる方向が順次変化して、カッター刃がその刃すじ方向に沿って揺動する方式としたので、従来のようなギヤを介さずに、操作部材に加えた力をカッター部材に直接伝えることができ、部品点数を少なくでき、また、組立が簡単でコンパクトに構成でき、しかも、力学的に力の損失も少なくして、さらに、切れ味の向上を達成することができる。
【0054】
また、請求項2記載のように、カッター刃を刃すじ方向の両方向に沿って往復運動させることによって、より確実に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての印刷装置を示す概略平面図である。
【図2】同じく印刷装置の左側面図である。
【図3】同じく印刷装置を底面側から蓋体をはずして見た斜視図である。
【図4】同じく印刷装置の内部構成を示す平面図である。
【図5】図4の矢印A−A線に沿った断面図である。
【図6】同じく図4の矢印B方向から装置背部を開放して見た図である。
【図7】実施例の印刷装置に装着するテープカセットの一例を示す概略斜視図である。
【図8】本発明を適用したカッター装置の初期状態をテープカセットと併せて下方から見た状態を示す要部底面図である。
【図9】同じくカッター装置の初期状態の要部側面図である。
【図10】同じくカッター装置の初期状態を示す要部拡大側面図である。
【図11】同じくカッター装置の切断過程1の状態を示す要部拡大側面図である。
【図12】同じくカッター装置の切断過程2の状態を示す要部拡大側面図である。
【図13】同じくカッター装置の切断完了状態を示す要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置
10 選択ボタン
11 回転ドラム
12 ドラムツマミ
13 ドラム回転軸
15 軸受ブラケット
16 ドラム基板
17 ドラム接点バネ
21 カッターレバー(押圧部材)
22 ツマミ部
23 円弧状部
24 二股部
26 押圧面
31 カッターホルダ(カッター部材)
32,33 ガイド凸部
34 被押圧部
35 引張コイルバネ
36 カッターカートリッジ
37 カッター刃
38 カッターガード
41 カセット装填部
42 駆動軸
45 プラテンローラ
46 印刷ヘッド
48 テープ排出口
49 蓋体
70 印刷用カセット
71 カセット本体
72 印刷ヘッド収容凹部
76 テープ切断受部
81 インクリボン
82 インクリボン巻取りスプール
83 インクリボン供給スプール
85 被印刷テープ(被切断部材)
89 被印刷テープ供給スプール

Claims (2)

  1. 被切断部材を切断するカッター刃を有するカッター部材と、
    前記カッター部材を動作させるために回動操作する操作部材と、
    前記操作部材に設けられた単一の押圧部と、
    前記カッター部材に設けられ前記押圧部と係合する単一の被押圧部とを備え、
    前記押圧部は、前記操作部材の回動操作に伴って、前記カッター部材が前記被切断部材に向けて移動するべく、前記被押圧部を押圧するとともに、前記カッター刃を刃すじ方向に沿った両側の所定の角度範囲に揺動動作を行わせるべく、前記被押圧部との接触位置を順に変化させて前記被押圧部を介して前記カッター部材が受ける力の方向を順に変化させるように構成したことを特徴とするカッター装置。
  2. 前記押圧部と前記被押圧部との係合による前記カッター刃の揺動動作は、前記刃すじ方向の両方向に沿った往復運動であることを特徴とする請求項1記載のカッター装置。
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