JPH02131147A - 解体装置 - Google Patents

解体装置

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JPH02131147A
JPH02131147A JP28399288A JP28399288A JPH02131147A JP H02131147 A JPH02131147 A JP H02131147A JP 28399288 A JP28399288 A JP 28399288A JP 28399288 A JP28399288 A JP 28399288A JP H02131147 A JPH02131147 A JP H02131147A
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Yasushi Takakura
高倉 康氏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、解体装置に関するものであり、特にスクラ
ップ自動車のエンジンや古タイヤなどを解体処理するた
めの操縦式の解体装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のスクラップ自動車解体作業においては、車輪とエ
ンジンその他部品を取り外したのちに車体ボディおよび
シャシ−をプレスにかけて圧縮ブロックにし、エンジン
は手作業で電装部品を取外し、また古タイヤは手作業や
専用のタイヤホイル分111機によってタイヤとホイー
ルとに分け、タイヤの良品は再生タイヤ原料として資源
回収を行っている。
近年、資源不足によりスクラップから種々の原材料の回
収が行なわれており、その中でも比較的高価なアルミニ
ウムの回収は特に盛んである。
最近の自動車においては、車体の軽量化を図るべくエン
ジンに多くのアルミニウム合金が使用すれており、自動
車を廃車処分する際には、スクラップ自動車から取出し
たエンジンを加熱炉に投入してアルミニウム溶解温度以
上に加熱することによりアルミニウムの回収を行なって
いる。
この際、従来では、手作業または機械作業によってエン
ジン外面の付属部品、たとえばダイナモやコンプレッサ
、各種の電装部品、マフラー、エアクリーナー、キャブ
レター等を取り外した後にエンジン本体をそっくり溶解
炉中に投入し、溶解温度以上に加熱して、炉からアルミ
ニウムを回収している。
一方、古タイヤについても資源回収が要望されており、
再生タイヤ資源としてホイールからタイヤを取り外すに
は手作業や専用の機械で一つずつ処理している。
[発明が解決しようとする課題] 前述のように、従来のスクラップ自動車の解体はその多
くを手作業または専用の機械によっており、エンジンは
エンジン専用の作業工具や機械が必要であり、タイヤに
はタイヤ専用の工具や機械が必要であフた。
また、最近の自動車用エンジンは、その軽量化と成形性
の改善のためにエンジンハウジングの殆どをアルミニウ
ムダイカスト族とし、内部のピストンやクランクシャフ
トは強度の優れた鉄台金製としている。したがって、こ
のようなエンジンのスクラップからアルミニウムを回収
する場合、前記溶解炉ではアルミニウムより融点の高い
金属部品は単に加熱されるたりてそのまま炉から取り出
されるから、その分たり溶解炉で余分な熱エネルギーを
消費していることになり、炉の燃料費がかさむという欠
点があった。
さらに古タイヤについては、再生タイヤ資源回収のため
に手作業や専用の機械で一つずつ処理しているため、−
台の自動車からスペアタイヤを含めて通常5木ずつ生じ
る古タイヤの膨大な量に到底追いイ」けず、やむをえず
古タイヤをタイヤごと径方向に圧潰してタイヤが切断さ
れてもかまわすにホイールを変形させて取り除き、再生
タイヤ資源の回収を一部諦めてでも大量処分を確保する
必要があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、スク
ラップエンジンや古タイヤなどの種々の対象物を同一装
置主体の機械動力によって安全性及び効率よく解体でき
る装置を実現すると共に、異種金属部品を効率よく分別
解体し、例えばエンジンのアルミニウム製部品のみを溶
鉱炉へ投入して熱効率を向上できるようにし、また古タ
イヤについてもタイヤに損傷を与えずにホイールを分離
することができるようにした解体装置を提供することを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本願の請求項1に記載の発明に係る解体装置ては、前述
の課題を解決するために、先端に開閉作業工具を有する
ブームを旋回および伏仰可能に備えた自走作業車両の車
体部に、先端が水平方向に開閉可能な一対の開閉アーム
を取付け、前記開閉アームを油圧操作によって開閉加圧
駆動できるようにすると共に、前記開閉アームの各先端
にハンド取付座を設け、前記解体対象物を挟みつける一
対の作業ハンドを前記取付座に交換可能に向い合って固
定可能としてなるものである。
請求項2に記載の発明に係る解体装置では、前記開閉ア
ームの各先端に、前記解体対象物を間に挟持するための
向い合った凹部を設り、前記ハンド取イ1座を前記凹部
の周縁に形成しである。
請求項3に記載の発明に係る解体装置では、前記一対の
作業ハンドの夫々に、前記開閉アームの各先端で互いに
向い合う凹形状をもたせている。
請求項4に記載の発明に係る解体装置では、前記一対の
作業ハンドの夫々に、前記開閉アームの各先端で互いに
向い合う凸形状をもたせている。
請求項5に記載の発明に係る解体装置では、前記一対の
作業ハンドを、前記開閉アームの各先端で互いに向い合
う雌雄の凹凸形状をイJするものとしである。
請求項6に記載の発明に係る解体装置では、前記一対の
作業ハンドに、前記開閉アームの先端を接近させたとき
にアーム先端間でほぼ中央に間隙を有した支持面を形成
する水平テーブル半部材を夫々装備させている。
請求項7に記載の発明に係る解体装置では、前記支持面
中央の間隙を、支持面上にタイヤを置いた状態で該タイ
ヤに嵌まっているホイールの外径より大きな幅とし、前
記水平テーブル半部材の互いに向い合う前面上縁を、前
記開閉アームを閉じる方向に駆動したときに前記支持面
上に首かれたタイヤのホイールのディスク側リム内にほ
ぼ水平に食い込むことのできるエツジ形状にしである。
[作用] 請求項1に記載の発明に係る解体装置においては、開閉
アーム先端の取付座に作業ハンドを固定しておいて、ブ
ーム先端の開閉作業工具によって解体対象物、例えばス
クラップエンジンを掴んで開閉アーム先端の一対の作業
ハンドの間に置き、ブームと開閉作業工具とを作業車両
の運転席から操作することによって所望の向きと位置の
調整を行い、前記開閉アームを閉じる方向に駆動して先
端の作業ハンドでエンジンを両側から挟み、この状態で
エンジンに付属しているダイナモ等の部品をブーム先端
の開閉作業工具によって掴んで引き千切る。この間、開
閉アームによる挟持を緩めれば、ブームと開閉作業工具
との操作によってエンジンを挟持点間を結ぶ軸心周りに
回動させて姿勢を換えさせることもでき、このようにし
てエンジン周囲のイ」属部品をブームと開閉作業工具と
の連係操作によって容易かつ能率的に取り外すことがで
きる。
またエンジンのシリンダヘットなどのアルミニウム製品
をブーム先端の開閉作業工具で強く挟めばこれを鋳鉄部
分から割って取ることもできる。
さらにまた開閉アーム先端に請求項2に従って向い合っ
た凹部を設け、その周縁に前記ハンド取付座を形成した
ものでは、前記凹部自体が前記エンジン等の挟持用の支
持面を与え、従って作業ハンドを付りない状態で前記挟
持動作を行うことができる。
開閉アーム先端の取付座の夫々に、請求項3または4或
は5に従って互いに向い合う凹または凸形状をもつ作業
ハンドを装着すると、作業ノ\ンド間に挟んだ解体対象
物に対して開閉アームを油圧操作で強く挟み付けること
により該個所に集中的な強圧下を加えることができ、こ
れによって対象物の応力集中個所に破断を生しさせて、
そこから割って分断することができる。例えば自動車エ
ンジンなどでは、エンジン本体ハウジングとミッション
ケース、或はエンジン本体ハウジングとシリンダヘッド
カバーなどの境目に強圧下を加えるとこれらが容易に境
目で割れ、したがって異種金属の接合部で分断すれば、
これら異種金属を別々に回収可能である。分断された部
品片はブーム先端の開閉作業工具で掴んで処理すればよ
く、また割れ残りの細かい部分を割る作業は開閉作業工
具自体で行えばよい。
特に請求項5に記載の解体装置では、前記作業ハンドと
して互いに向い合う雌雄の凹凸形状をもつものを開閉ア
ーム先端の取付座に固定して、両作業ハンドの間で対象
物を強く挟みつけ、座屈によって対象物を特徴する 請求項6と7に記載の解体装置は特にタイヤホイール分
離作業に好適なものであり、これも作業ハンドの交換で
実現する。すなわち、作業ハンドとして水平デープル半
部材をもつものを開閉アーム先端の取付座に固定すると
、開閉アームを適当に閉じたときにアーム先端間てほぼ
中央に間隙をもった支持面が形成される。ブーム先端の
開閉作業工具によって古タイヤを掴み、そのディスクホ
イールのディスク側か下になるように前記支持面の上に
平に置き、前記間隙にディスクホイールのディスク側の
リム部が入りこむように古タイヤを整列させる。次いで
ブームと開閉作業工具とを油圧操作して、開閉作業工具
をホイール外径より少し大きく開いたままホイールの外
側の心対称位置でタイヤを若干押込みぎみに押え、その
まま開閉作業工具を閉じることによりディスクホイール
の上を向いているトラム開放端側のリム部を外側から中
心へ向けて押込んで変形させ、この変形をホイールの周
方向の複数個所に生しさせることによって実質的に前記
リム部側のトラムの輪郭が前記タイヤのリム内孔の内側
に納まるようにドラムを変形させる。その後は、ホイー
ルのトラム開放端側が既に縮径状に変形されているので
、ブームと開閉作業工具によってタイヤに対してホイー
ルを支持台中央の間隙から下へ押出し、分離したタイヤ
とホイールを別々に搬出する。
ここで請求項7に記載の発明では水平テーブル半部材の
前面上縁が前記エツジ形状に形成されているので、支持
台上に穴と整列して置かれた古タイヤのホイールを開閉
作業工具で上から押え、ホイールの下側に位置するディ
スク側リム部を間隙の上縁よりも下げた状態にしたまま
開閉アームを更に閉じると、前記両水平デープル半部旧
の前記エツジ形状の前面上縁が、前記間隙の中に押し下
げられた前記ホイール下側のディスク側リム部に食い込
んでこれを掴み、従って前述と同様なホイールトラム側
の内側への変形の後に、開閉作業工具によってタイヤを
引上げることでもホイールとの分離を行うことができる
[実施例] 以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図には本発明の一実施例に係る解体装置の外観が示
されている。
図において、10,12.14.16.18はシヨヘル
カー等に使用される周知の旋回作業車と同様な構成部品
であり、10.12はブームを構成する第1アーム及び
第2アームであり、油圧により伏仰動作できるようにな
っている。  14は作業車両の上部車体構造であり、
ギャタピラ16により自走可能な下部車体構造の上に旋
回可能に取り付けられており、その中央付近には前記第
1アーム10が枢支されている。また、上部構造14の
一部には中に人間か入って操縦するための操縦室18が
設けられている。
20は作業車両の前部に2木のアーム22にょって上下
動可能に設けられたブラケットイ」き排上板であり、そ
の前面の一対のブラケット21には各々枢支軸26によ
って一対の開閉アーム24が取り付けられており、操縦
室18からの油圧操作によって開閉アーム24の先端を
左右に開閉できるようにしである。この場合、各開閉ア
ームの先端が開閉動作に応じてなるべく平行に近い動キ
をするように、枢支軸26が貫通する各アーム24の基
部の軸穴は所定角度の楕円穴形状にするのがよい。
各開閉アーム24の先端は互いに向い合う凹部25とそ
の周縁のハンド取(=J座27として形成されており、
このハンド取付座27には後述の第2〜4図に示すよう
な各種の作業ハンドが着脱可能に固定される。
即ち、第1図の例では開閉アーム24の先端が互いに向
い合う凹部25に形成されているから、この凹部25に
よって解体対象物を直接挟持することもできるが、その
場合は周縁の取付座27を損傷する恐れがあるので、好
ましくは第2図A〜Eに示したような挟持作業用の作業
ハンドを取付座27にボルトで装着して解体作業を行う
第2図Aに示す作業ハンド28aは摺り鉢状の凹部を有
する円形のもの、第2図Bに示す作業ハンド28bは谷
状の凹部をもつ角型のもの、第2図Cに示す作業ハンド
28cは逆ピラミッド状の凹部を有する角型のもの、第
2図りに示す作業ハンド28dはギザを入れた谷状の凹
部をもつ角型のもの、第2図Eに示す作業ハンド28e
は谷状の凹部の中凹部を滑らかな凹面にして両脇をギザ
付きの凹面に形成した角型のものである。
この実施例では、取付座27と各作業ハンド28a−e
との取付を正方形の取付面で等角度間隔のボルト穴によ
り行っており、したがって取付座27には作業ハンド2
8 a −eを90度、或いは180度向きを変えて取
付可能となっている。またこれら作業ハンド28 a 
−eは前面に凹部を含む支持面を有するものであり、両
側の開閉アーム先端に装着されてそれらの間に解体対象
物を挟持したときに、挟持圧力を少し緩めれば解体対象
物を挟持したまま外力で解体対象物を挟持点間を通る軸
周りに回動させ得るものであるが、作業ハンド自体、遠
隔操作でこの回動をなすべく回転駆動可能な構成を備え
ていてもよい。
取付座27に交換可能に固定される作業ハンドの別の例
は第3図および第4図に示されている。
即ち、第3図は、開閉アーム先端において解体対象物を
両側から挟圧して応力集中または座屈により割るための
作業ハンドの種々の例を示している。第3図において、
作業ハンド28fはほぼ三角柱状の雄型ラム形状をもつ
もの、作業ハンF 28gは前記雄型ラム形状に対応す
る一u1型ラム形状をもつもの、作業ハンド28hは前
記雄型ラム形状の陵線部分中央部を凹部にしたもの、作
業ハンド28iは逆に前記陵線部分中央部を凸状にした
もの、作業ハンド28jは複数の三角突起を一列に形成
したもの、作業ハンド28には複数の三角突起を二列に
形成したものを各々示す。これら作業ハンドの取付座2
7への取付部は同じ共通構造をとなっており、一対の開
閉アーム24の先端に両側同じ形のものを取付けても、
あるいは28fと28g、28hと281.28jと2
8にの各組合せを取付りるようにしてもよい。
第4図は後述のタイヤホイール分離作業を行う場合に使
用する作業ハンド28mを両側の開閉アーム24の先端
にに装着した様子を示している。
この作業ハンド28mは、取付部281に補強部材28
2によってに固定された水平テーブル半部材283を有
しており、両側の開閉アーム先端に向い合って装着され
たときに互いに向い合うテーブル前縁部284は、第4
A図に拡大断面で示すように上面側が鋭角となるテーパ
ーエツジ形状となっている。
さて、前記開閉アーム24の開閉作動は操縦室18内か
ら遠隔で行われ、解体対象物、例えば自動車エンジン(
図示せず)を左右両側から挟持・挟圧できるようになっ
ている。なお作業車両の移動時には、開閉アーム24の
先端部をアーム22または以下に述べるぶ−む先端の開
閉作業工具30によって所定の高さだけ上方に持ちあげ
た状態とすることができる。
ブーム(10,12)の先端に取りイ1りられた開閉作
業工具30は、ブーム軸心周りに回動して向きを変えら
れるようになっている。開閉作業工具30は前記開閉ア
ーム24の先端間にエンジン等の解体対象物を持ちこみ
、開閉アーム24が対象物を挟持したその不要部品を引
きちぎり、対象物の向きや位置を変え、古タイヤのタイ
ヤ部分またはホイール部分を押え、タイヤホイール等を
掴んで縮径状に変形させ、或は小物部品を挟みつりて割
るためのものであって、図示の例では操縦室18からの
油圧による操作によフて開閉作動する互いに対向した四
つの開閉爪部32,34を備えているが、これは二つま
たは三つ、或はその他の数の開閉爪部構成としてもよい
第1図において前後方向の一対の開閉爪部32と左右方
向の一対の開閉爪部34とはそれぞれ同時または独立し
て作動可能な油圧シリンダ装置33.35によって開閉
駆動され、これらは−帯的な支持アッセンブリ38にj
;フてブーム先端に回勅向きを可変制御可能に支持され
ている。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず初めにエンジンの解体の場合、両開閉アーム24の
先端の取付座27に第2図A〜Eに示したもののうちの
どれかの作業ハンド28を装着してアーム24の先端を
エンジン寸法より大きく開いておき、上部車両構造14
の旋回とブーム(10,12)の上下動操作によって、
予め自動車から取り出されたエンジン(図示せず)の直
下に開閉作業工具30を位置させた後、第1A図に示す
ように開閉作業工具30の左右の開閉爪部34を開いた
状態に保持したまま、該工具3oの前後の開閉爪部32
によって当該エンジンをつかみ、開閉アーム24の両先
端の作業ハンド28の間にエンジンを運びこみ開閉アー
ム24を閉して両作業ハンドによってエンジンを軽く挟
持する。
そして、ブーム10.12と開閉作業工具3゜の操作に
よってエンジンを適当な姿勢にした後、開閉アーム24
の挟持圧力を増加させて両側の作業ハンド28によフて
エンジンを強く挟持して固定保持し、作業工具30によ
りエンジンにイ」属しているキャブレター、ポンプ、コ
ンブレッサーダイナモ等の部品を引きちぎって取り外す
その後、作業ハンドを第3図に示したもののどれかに交
換し、エンジンの分断希望個所を開閉アーム24の油圧
操作で左右両側より挾んで強く圧下すると、エンジンは
この強圧下部分で割れ、エンジンハウジングがばらばら
になる。
分断されたエンジンの部品は、アルミニウムと鋳鉄とい
う具合に分りられるが、この作業は、前記開閉作業工具
30を利用して行なうことができる。この際、分断され
たエンジンを排上板20によって押して別の場所へ移し
てもよい。
このようにして、この実施例の装置では、解体されたエ
ンジン部品のうちアルミニウム製品だCプを選んで溶解
炉に入れることかでき、したがりてアルミニウムの融点
(660° C)に近い温度で熱効率よく溶解して、最
終的に型に流し込んだのち、インゴットに成形して回収
することが可能である。
次に、上記実施例によってタイヤホイールの分離を行う
場合について第1図および第4図とその作業手順を示す
第5A〜5D図および第6A〜60図により説明する。
まず初めに、両開閉アーム24の先端の取付座27に第
4図に示すように夫々水平テーブル半部材283を有す
る作業ハンド28mを装着しておき、分離対象のタイヤ
ホイールの寸法に応じて開閉アーム24の開き角度を定
め、両テーブル半部材283間にホイール外径より若干
多き目の間隙(穴G、第4図)を形成させておく。次い
で上部車両構造14の旋回とブーム10.12の上下動
操作によって、山積みとされた古タイヤの真上に開閉作
業工具30を位置させた後、該作業工具30の四つの爪
部32,34を全て用いて一木の古タイヤをその周囲か
ら掴み、開閉アーム先端に取りイ」りられた作業ハンド
28mの両テーブル半部月283によって形成されたタ
イヤ支持面Sの上に運びこむ。
そして、ブーム10,12と開閉作業工具3゜の操作に
よって第5A図に示すように古タイヤを穴Gの真上に整
列させて平に置く。尚、第5A〜5D図において古タイ
ヤはドロップセンタ型のディスクホイールhとそれに装
着されたタイヤtとして示されている。
次いで開閉作業工具30の各爪部32,34を一旦開い
て位置を変え、各爪部32,34を閉じた状態にして支
持面S上のタイヤtのホイールl]に若き、第5B図に
示すようにホイールhのトラム開放端側からホイールh
を上から押しつりでその下面側のディスク側リム部を穴
G内に進入させた状態に保持する。この状態のまま開閉
アーム24を閉じる方向へ油圧駆動すると、第2C図に
示すように穴Gの向い合うテーブル前緑野デーバーエツ
ジ284がホイールhのディスク側リムとタイヤビード
部との隙間に挿し込まれ、これによってホイールhをタ
イヤtの弾性の作用によって穴G上の支持面Sに係留す
る。この後、各開1’RJ爪部32.34を開いて位置
を変え、ホイールhのドラム開放端側のリム部を外側か
ら各爪部で掴み、そのまま開閉爪部32,34を油圧力
によって強く閉じていく。これによりホイールhのドラ
ム開放端側が第5D図に示すように周囲四個所で内側に
押込まれ、第6A図の右側の図に示すようにホイールh
のドラム開放端側のリム部が縮径状に変形される。この
状態から各爪部32,34を閉じたまま下降させてホイ
ールhを上から押すか、或は再び第5A図に示したよう
にタイヤtを開閉爪部32,34で外側から抱えて引上
げるかすることにより、ホイールhがタイヤtから分離
し、ホイールhだりが穴Gから下方に落下する。このタ
イヤtは開閉作業工具30で掴まれたまま所定個所へ運
ばれることになる。また落下したホイールhは後で開閉
作業工具30でつまんで所定の集積個所へ搬出してもよ
い。
尚、前述のテーパーエツジ284を利用する作業はタイ
ヤとホイールが強固に固着していて分離しにくい場合に
特に有効であるが、そうでない場合は開閉アーム24を
閉じることなく、単に開閉爪部32,34によってホイ
ールhのドラム開放側のリム部を内側へ押しつぶしても
よい。
またこのテーパーエツジ284の形状は、図示の三角状
にへこんだ形状に限るものではなく、半月弧状のへこみ
形状や鋸歯状刃のような形状等、種々のものを選ぶこと
ができる。
尚、前述の実施例では開閉作業工具30の各爪部32,
34は四本構成のものであるが、三木構成の場合は前述
縮径状の変形は第6B図に示すようになり、また三木構
成の場合は第6C図に示すように一回変形させてから爪
とホイールとを総体的に90度回転させて再度変形させ
ればよい。勿論、この他の本数および形状の爪を用いる
ような変形も可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ブームの先端に
開閉作業工具を有する旋回作業車両の前部に種々の作業
ハンドを交換可能に固定できる油圧操作開閉アームを備
えているから、異種金属部品が混在する自動車エンジン
などを効率よく分解して特定金属の分別回収か容易であ
り、またその作業の安全性及び効率が著しく向上すると
いう効果がある。
また、本発明によればエンジンの解体のみならずタイヤ
ホイール分離作業にも対応でき、その場合、古タイヤを
掴んで作業位置に置き、そのタイヤとホイールとを分離
し、さらに分離したタイヤやホイールを搬出するという
殆どの作業を油圧操作の開閉作業工具によって遠隔操作
で行うことができ、汚れた古いタイヤに直接手を触れず
に安全にしかも能率よく作業を行うことができるだけで
なく、タイヤに大きな力や変形を与えないのでタイヤが
傷まず、再生タイヤ資源として有効に活用することも同
時に可能となるものである。
用作業ハンドの種々の例を示す斜視説明図、第4図はタ
イヤホイール分離用の作業ハンドを示ず8,4視図、第
4A図はターバーエツジを示す部分拡大断面図、第5A
〜5D図はこの発明によるタイヤホイール分離作業の手
順を説明する断面説明図、第6Δ〜60図は開閉作業工
具によるホイール変形の様子を示す説明図である。
(主要部の符号の説明) 10.12・・・ブーム(第1および第2アーム)、1
4・・・上部車体構造、18・・・操縦室、20・・・
ブラケット付き排土板、24・・・開閉アーム、26・
・・枢支軸、27・・・ハンド取イ]座、28a−に9
m・・・作業ハンド、283・・・水平テーブル半部旧
、30・・・開閉作業工具、32.34・・・開閉爪部
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の好適な実施例の構成を示す斜視図、
第1A図は開閉作業工具の一つの作動状態を示す部分斜
視図、第2A〜2D図は挟持用作業ハンドの種々の例を
示す斜視図、第3図は圧潰代理人 弁理士 佐 藤 正
 年 味 区 味 手続補正書勧式) 特許庁長官殿          平成01年04月0
6日1、事件の表示 昭和63年特許願第283992号 2、発明の名称 解   体   装   置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 氏名 高含 再開 4、代理人〒105 住 所  東京都港区虎ノ門−丁目21番19号秀和第
2虎ノ門ビル 起案日:平成01年02月13日 全送日:平成01年03月07日 6、 補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄 補正の内容 明細書第25頁下から2行目の「2D」をr2EJに補
正111Nk

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、先端に開閉作業工具を有するブームを旋回及び伏仰
    可能に備えた自走作業車両の車体部に、先端が水平方向
    に開閉可能な一対の開閉アームを取付け、前記開閉アー
    ムを油圧操作によって開閉加圧駆動できるようにすると
    共に、前記開閉アームの各先端にハンド取付座を設け、
    前記解体対象物を挟みつける一対の作業ハンドを前記取
    付座に交換可能に向い合って固定可能としたことを特徴
    とする解体装置。 2、前記開閉アームの各先端に、前記解体対象物を間に
    挟持するための向い合った凹部が設けられ、前記凹部の
    周縁に前記ハンド取付座が形成されている請求項1に記
    載の解体装置。 3、一対の作業ハンドの夫々が、開閉アームの各先端で
    互いに向い合う凹形状を有することを特徴とする請求項
    1に記載の解体装置。 4、一対の作業ハンドの夫々が、開閉アームの各先端で
    互いに向い合う凸形状を有することを特徴とする請求項
    1に記載の解体装置。 5、一対の作業ハンドが、開閉アームの各先端で互いに
    向い合う雌雄の凹凸形状を有することを特徴とする請求
    項1に記載の解体装置。 6、一対の作業ハンドが、開閉アームの先端を接近させ
    たときにアーム先端間でほぼ中央に間隙を有した支持面
    を形成する水平テーブル半部材を夫々有することを特徴
    とする請求項1に記載の解体装置。 7、前記支持面中央の間隙が、支持面上にタイヤを置い
    た状態で該タイヤに嵌まっているホィールの外径より大
    きな幅をもち、水平テーブル半部材の互いに向い合う前
    面上縁が、前記開閉アームを閉じる方向に駆動したとき
    に前記支持面上に置かれたタイヤのホィールのディスク
    側リム内にほぼ水平に食い込むことのできるエッジ形状
    を有することを特徴とする請求項6に記載の解体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511323A (ja) * 2002-11-12 2006-04-06 ラマン,ジョン,アール 一つのあごセットの複数のツールのアタッチメント装置
JP2014181960A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Shigeki Kobayashi 自動車エンジン3次元計測装置および検査装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689400A (en) * 1979-12-21 1981-07-20 Yutani Juko Kk Operating machineary for automobile scrapping

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