JPH0212743Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212743Y2 JPH0212743Y2 JP11981583U JP11981583U JPH0212743Y2 JP H0212743 Y2 JPH0212743 Y2 JP H0212743Y2 JP 11981583 U JP11981583 U JP 11981583U JP 11981583 U JP11981583 U JP 11981583U JP H0212743 Y2 JPH0212743 Y2 JP H0212743Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistors
- cascode
- amplifier
- bases
- resistors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は増幅器に係り、特に、周波数特性の温
度ドリフトを補正するようにした回路に関する。
度ドリフトを補正するようにした回路に関する。
（従来技術）
一般に、半導体はその周囲温度によつて周波数
特性が変動するという性質がある。そのため、何
等かの温度補償を施してその変動を抑制する必要
があるが、第１図に示すようなカスコード接続型
増幅器用のものとしては回路構成が複雑になつた
り、また、簡便な回路を用いた場合には充分な補
償効果が得られない等の問題があり、従来適当な
ものがなかつた。
特性が変動するという性質がある。そのため、何
等かの温度補償を施してその変動を抑制する必要
があるが、第１図に示すようなカスコード接続型
増幅器用のものとしては回路構成が複雑になつた
り、また、簡便な回路を用いた場合には充分な補
償効果が得られない等の問題があり、従来適当な
ものがなかつた。
（考案の目的）
本考案は上記した点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、簡単な構成で適確な温度補償効
果を得ることができるようにしたカスコード接続
型の増幅器を提供することにある。
り、その目的は、簡単な構成で適確な温度補償効
果を得ることができるようにしたカスコード接続
型の増幅器を提供することにある。
（考案の構成）
本考案に係るカスコード接続型増幅器は、その
後段側に位置する２つのトランジスタのベースが
複数の抵抗器を介して接続されており、それら抵
抗器の中点がアースに接続されているものにおい
て、 上記２つのトランジスタのベース同士を橋絡す
るようにサーミスタが設けられており、周囲温度
に応じてベース抵抗を変化させることにより周波
数特性の温度ドリフトを補正するように構成され
ていることを特徴とする。
後段側に位置する２つのトランジスタのベースが
複数の抵抗器を介して接続されており、それら抵
抗器の中点がアースに接続されているものにおい
て、 上記２つのトランジスタのベース同士を橋絡す
るようにサーミスタが設けられており、周囲温度
に応じてベース抵抗を変化させることにより周波
数特性の温度ドリフトを補正するように構成され
ていることを特徴とする。
（実施例）
本考案の実施例を第２図及び第３図に基づいて
説明する。図中、Q1〜Q4は夫々トランジスタを
示し、Q1とQ2及びQ3とQ4が夫々カスコード接続
となつている。Q1，Q3は前段側のトランジスタ、
Q2，Q4は後段側のトランジスタであつて、トラ
ンジスタQ1，Q3の夫々のエミツタは夫々抵抗R1，
R2を介して−側電源に接続されており、トラン
ジスタQ2，Q4の夫々のベースは複数の抵抗、実
施例では抵抗R3，R4を介して接続されており、
その中点はアースＥに接続されている。R5はサ
ーミスタであつて、上記トランジスタQ2，Q4の
夫々のベース同士を橋絡するように接続されてい
る。トランジスタQ2，Q4の夫々のコレクタは
夫々抵抗R6，R7を介して＋側電源に接続されて
いる。信号ＳはトランジスタQ1，Q3の夫々のベ
ース間に入力されるようになつており、トランジ
スタQ2，Q4の夫々のコレクタ間から出力
（OUT）されるようになつている。
説明する。図中、Q1〜Q4は夫々トランジスタを
示し、Q1とQ2及びQ3とQ4が夫々カスコード接続
となつている。Q1，Q3は前段側のトランジスタ、
Q2，Q4は後段側のトランジスタであつて、トラ
ンジスタQ1，Q3の夫々のエミツタは夫々抵抗R1，
R2を介して−側電源に接続されており、トラン
ジスタQ2，Q4の夫々のベースは複数の抵抗、実
施例では抵抗R3，R4を介して接続されており、
その中点はアースＥに接続されている。R5はサ
ーミスタであつて、上記トランジスタQ2，Q4の
夫々のベース同士を橋絡するように接続されてい
る。トランジスタQ2，Q4の夫々のコレクタは
夫々抵抗R6，R7を介して＋側電源に接続されて
いる。信号ＳはトランジスタQ1，Q3の夫々のベ
ース間に入力されるようになつており、トランジ
スタQ2，Q4の夫々のコレクタ間から出力
（OUT）されるようになつている。
上記した構成においてその動作例を説明する
に、先ず、上記サーミスタR5は第３図に示すよ
うな負の温度特性を有しており、温度上昇に伴つ
て抵抗が減少し、トランジスタQ2，Q4のエミツ
タからみたインピーダンスも減少する。トランジ
スタQ2，Q4のエミツタはトランジスタQ1，Q3の
コレクタに接続されているためトランジスタQ1，
Q3のインピーダンスも亦小さくなる。したがつ
て、トランジスタQ1，Q3のミラー効果による信
号帰還が少なくなり、高域カツトオフ周波数は高
い方に移動する。一方、温度が下降した際にはサ
ーミスタR5の抵抗値が増加し、トランジスタQ1，
Q3のミラー効果による信号帰還が増加し、高域
カツトオフ周波数は低い方へと移動する。
に、先ず、上記サーミスタR5は第３図に示すよ
うな負の温度特性を有しており、温度上昇に伴つ
て抵抗が減少し、トランジスタQ2，Q4のエミツ
タからみたインピーダンスも減少する。トランジ
スタQ2，Q4のエミツタはトランジスタQ1，Q3の
コレクタに接続されているためトランジスタQ1，
Q3のインピーダンスも亦小さくなる。したがつ
て、トランジスタQ1，Q3のミラー効果による信
号帰還が少なくなり、高域カツトオフ周波数は高
い方に移動する。一方、温度が下降した際にはサ
ーミスタR5の抵抗値が増加し、トランジスタQ1，
Q3のミラー効果による信号帰還が増加し、高域
カツトオフ周波数は低い方へと移動する。
一般に、上記した形式のカスコード接続型増幅
器の裸特性は温度が上昇すると高域カツトオフ周
波数は低い方向へ移動し、温度が下降すると高域
カツトオフ周波数は高い方向へ移動するという性
質があるが、本考案の如き温度補償を施すことに
よりそれら不安定要因は相殺され、温度変化に伴
う周波数特性の変動を抑制することができる。
器の裸特性は温度が上昇すると高域カツトオフ周
波数は低い方向へ移動し、温度が下降すると高域
カツトオフ周波数は高い方向へ移動するという性
質があるが、本考案の如き温度補償を施すことに
よりそれら不安定要因は相殺され、温度変化に伴
う周波数特性の変動を抑制することができる。
（考案の効果）
本考案に係るカスコード接続型増幅器によれば
温度変化に伴う周波数特性の変動を抑制すること
ができる。また、構成が簡単で部品点数も少ない
ため安価に実施することができる等の優れた特長
がある。
温度変化に伴う周波数特性の変動を抑制すること
ができる。また、構成が簡単で部品点数も少ない
ため安価に実施することができる等の優れた特長
がある。
第１図は一般的なカスコード接続型増幅器を示
す回路図、第２図及び第３図は本考案に係るカス
コード接続型増幅器の実施例を示し、第２図は回
路図、第３図はサーミスタの温度−抵抗値を示す
グラフである。 Q2，Q4：後段側に位置するトランジスタ、
R5：サーミスタ。
す回路図、第２図及び第３図は本考案に係るカス
コード接続型増幅器の実施例を示し、第２図は回
路図、第３図はサーミスタの温度−抵抗値を示す
グラフである。 Q2，Q4：後段側に位置するトランジスタ、
R5：サーミスタ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カスコード接続型増幅器の後段側に位置する２
つのトランジスタのベースが複数の抵抗器を介し
て接続されており、それら抵抗器の中点がアース
に接続されているものにおいて、 上記２つのトランジスタのベース同士を橋絡す
るようにサーミスタが設けられており、周囲温度
に応じてベース抵抗を変化させることにより周波
数特性の温度ドリフトを補正するように構成され
ていることを特徴とするカスコード接続型増幅
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11981583U JPS6027513U (ja) | 1983-08-02 | 1983-08-02 | カスコ−ド接続型増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11981583U JPS6027513U (ja) | 1983-08-02 | 1983-08-02 | カスコ−ド接続型増幅器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6027513U JPS6027513U (ja) | 1985-02-25 |
| JPH0212743Y2 true JPH0212743Y2 (ja) | 1990-04-10 |
Family
ID=30274828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11981583U Granted JPS6027513U (ja) | 1983-08-02 | 1983-08-02 | カスコ−ド接続型増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6027513U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2540715B2 (ja) * | 1993-06-17 | 1996-10-09 | 株式会社御池鐵工所 | 廃棄物の選別機 |
-
1983
- 1983-08-02 JP JP11981583U patent/JPS6027513U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6027513U (ja) | 1985-02-25 |
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