JPS6123852Y2 - - Google Patents

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JPS6123852Y2
JPS6123852Y2 JP5607079U JP5607079U JPS6123852Y2 JP S6123852 Y2 JPS6123852 Y2 JP S6123852Y2 JP 5607079 U JP5607079 U JP 5607079U JP 5607079 U JP5607079 U JP 5607079U JP S6123852 Y2 JPS6123852 Y2 JP S6123852Y2
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transistors
complementary
emitter
transistor
differential amplifier
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JP5607079U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は相補出力を有する差動増幅回路の改良
に関する。
第1図に従来例を示す。図に於いて、等しい特
性を有するNPNトランジスタ33と34及び定
電流源32によつて構成された第1の差動増幅回
路の出力はそれぞれのトランジスタのコレクタか
ら正電源(+B)に接続された抵抗45及び46
の夫々の両端に生じ、端子25及び27より差動
出力が得られる。
又第1の差動増幅回路のトランジスタ33と3
4に対し相補特性を有し、それぞれ等しい特性を
有するトランジスタ35と36及び定電流源31
によつて構成された第2の差動増幅回路の出力
は、それぞれのトランジスタのコレクタから負電
源(−B)に接続された抵抗47及び48のそれ
ぞれの両端に生じ、端子28及び26より差動出
力が得られる。
この時第1及び第2の差動増幅回路のそれぞれ
の入力端子はそれぞれの対応する入力端子同志が
共通接続される。
以上の構成による増幅回路は、2組の差動出力
を有し、その2組の出力が互に相補特性を有して
いる為次段に接続される相補プツシユプル回路を
駆動する場合、接続が容易で相補特性によつて優
れた低歪率特性を得ることが出来、該2組の差動
増幅回路のトランジスタのそれぞれのベース電流
は、互いに相補トランジスタのベース電流によつ
て相殺される方向である為、入力端オフセツト電
流も少なくすることが出来、DCアンプの初段と
して比較的好ましい増幅回路である。
しかし前記方法に於て、特に入力端子に印加さ
れる入力信号の信号源インピーダンスが比較的高
い値である場合には、トランジスタのコレクタベ
ース間接合容量Cobによるミラー効果が生じ、高
域特性の劣化を招き歪率が増加することになり、
又コレクタベース間電圧が高電圧である為、コレ
クタ遮断電流Icboも無視出来ず相補トランジスタ
の特性の不平衡によつて入力オフセツトドリフト
が生じる。
従つて実用的には第2図に示す様なカスコード
回路との併用を考慮しなければならない。又一般
的に増幅器は発振安定性を保つため高域位相補正
を行うが、これによつて負荷インピーダンスは高
域周波数に於いて低下してしまうため、大きな駆
動出力を必要とすることになる。
しかし該増幅回路の最大出力能力は定電流源3
2と31の電流値によつて制約されてしまい、そ
れぞれのトランジスタ33と34及び35と36
には、それぞれの定電流源32及び31の電流値
より以上のコレクタ電流を流し込む能力を有して
いない。
従つて高域負荷インピーダンスの低下に伴い駆
動能力の低下が大きい。
上述の様な同一導電型トランジスタによる差動
増幅回路の駆動能力の飽和を改善する為、異なる
導電型の相補トランジスタによつて構成された相
補差動増幅回路を用いることがある。
一般にこの様な相補差動増幅回路のトランジス
タの飽和レベルは低負荷インピーダンスに於いて
も非常に大きなレベルであり、大きな駆動能力を
有しているが該相補差動増幅回路のトランジスタ
のIcboによるドリフトやCobのミラー効果による
高域特性の劣化等の欠点は依然としてなくならな
い。
本考案はこの様な欠点をなくすために成された
もので該相補差動増幅回路の前段にエミツタホロ
ワを付加し信号源インピーダンスを極めて低い値
となし、該エミツタホロワトランジスタのコレク
タには前記相補差動増幅回路からブートストラツ
プをかけることにより、IcboやCobの影響を排除
しようとするものである。
以下図面に従つて詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例であり、相補特性を
有するトランジスタ5及び6のベースは共通接続
され入力端子1に接続され、トランジスタ5のエ
ミツタは抵抗4と定電流源3の直列回路を介し正
電源(+B)に接続され、コレクタはトランジス
タ17のエミツタと抵抗16の接続点に接続さ
れ、トランジスタ6のエミツタは抵抗7と定電流
源8の直列回路を介し負電源(−B)に接続さ
れ、コレクタはトランジスタ10のエミツタと抵
抗11の接続点に接続される。
相補特性を有するトランジスタ21及び22の
ベースは共通接続され入力端子2に接続され、ト
ランジスタ21のエミツタは抵抗20と定電流源
19の直列回路を介し正電源(+B)に接続さ
れ、コレクタはトランジスタ12のエミツタと抵
抗11の接続点に接続され、トランジスタ22の
エミツタは抵抗23と定電流源24の直列回路を
介して負電源(−B)に接続され、コレクタはト
ランジスタ15のエミツタと抵抗16の接続点に
接続される。
相補特性を有するトランジスタ10及び12の
エミツタは抵抗11を介して接続され、トランジ
スタ10のコレクタは端子25に接続されると共
に抵抗9を介して正電源(+B)に接続され、ベ
ースは前記直列接続された抵抗4と定電流源3の
共通接続点に接続され、トランジスタ12のコレ
クタは端子26に接続されると共に抵抗13を介
して負電源(−B)に接続され、ベースは前記直
列接続された抵抗23と定電流源24の共通接続
点に接続される。
相補特性を有するトランジスタ15及び17の
エミツタは抵抗16を介して接続され、トランジ
スタ15のコレクタは端子27に接続されると共
に抵抗14を介し正電源(+B)に接続され、ベ
ースは前記直列接続された抵抗20と定電流源1
9の共通接続点に接続され、トランジスタ17の
コレクタは端子28に接続されると共に抵抗18
を介し負電源(−B)に接続され、ベースは前記
直列接続された抵抗7と定電流源8の共通接続点
に接続される。
ここで上述のそれぞれの相補特性を有するトラ
ンジスタは、トランジスタ5と21及びトランジ
スタ6と22の特性がそれぞれ等しく、トランジ
スタ10と15及びトランジスタ12と17の特
性もそれぞれ等しく、定電流源3.8.19.2
4のそれぞれの電流値は等しく、抵抗9,13,
14,18のそれぞれの抵抗値は等しく、抵抗
4.7.20.23のそれぞれの抵抗値は等し
く、抵抗11.16のそれぞれの抵抗値も等し
く、それぞれ設定される。
又トランジスタ5及び6は第1の相補エミツタ
ホロワを構成し、トランジスタ21及び22は第
2の相補エミツタホロワを構成し、トランジスタ
10及び12は第1の相補差動増幅回路を構成
し、トランジスタ15及び17は第2の相補差動
増幅回路を構成している。
以上の構成による動作について次に説明する。
第1及び第2の相補エミツタホロワのトランジ
スタ5と6及び21と22の動作電流は、それぞ
れ等しい電流値を有する定電流源3と8及び19
と24によつて決定され、それぞれ等しい電流値
となる。
今抵抗値をR、電流値をI、トランジスタのベ
ースエミツタ間電圧をVbeとし、第3図のそれぞ
れの抵抗の抵抗値、トランジスタ及び定電流源の
電流値、トランジスタのベースエミツタ間電圧に
ついては各抵抗、トランジスタ及び定電流源に付
した番号を添字として付して表わすものとする
と、第1及び第2の相補差動増幅回路トランジス
タ10.12及び15.17の各動作電流I10.I12
及びI15.I17は I10=I12=(I・R+Vbe+I24・R23+Vbe22)−(Vbe10+Vbe12)/R11 ここでそれぞれのトランジスタのVbeは等しいも
のとすると I10=I122・I・R/R11 同様にして I15=I17=(I19・R20+Vbe21+I・R+Vbe)−(Vbe15+Vbe17)/R16 前式と同様にして I15=I17=2・I19・R20/R12 ここで抵抗11及び16の抵抗値が等しいものと
すると I10=I12=I15=I17=2・I・R/R11 従つてそれぞれのトランジスタの動作電流は上
式の如く、定電流源の電流値及び第1及び第2の
相補エミツタホロワと第1及び第2の相補差動増
幅回路のそれぞれのトランジスタのエミツタに接
続されたエミツタ抵抗の抵抗値によつて決定さ
れ、それぞれのトランジスタのベースエミツタ間
電圧Vbeの温度ドリフトによる動作点の変動もな
く、直流安定性も良い。
次に入力信号が印加された場合について説明す
る。
まず、入力端子2が接地の状態で、入力端子1
に正の入力信号が印加されると、トランジスタ5
のエミツタ電位が上昇し、抵抗4と定電流源3の
接続点にあるトランジスタ10のベース電位も上
昇する。
ここで該トランジスタ10のエミツタ抵抗11
の一方の端は、この時ベース接地として動作する
トランジスタ12のエミツタに接続されている
為、インピーダンスは極めて低く、ほぼ接地とみ
なせる。
従つてトランジスタ10はエミツタ接地と等し
い動作となり、コレクタ電流は増大し、抵抗9の
電圧降下も増大し、端子25に負極性の出力信号
が得られる。
ここで該出力信号の最大出力レベルは前記エミ
ツタ抵抗11とコレクタ抵抗9及び端子25に接
続される負荷抵抗によつて定まる。
同様にしてトランジスタ6のエミツタ電位も上
昇し、抵抗7と定電流源8の接続点にあるトラン
ジスタ17のベース電位も上昇する。
ここで該トランジスタ17のエミツタ抵抗16
の一方の端は、この時ベース接地として動作する
トランジスタ15のエミツタに接続されている
為、インピーダンスは極めて低く、ほぼ接地とみ
なせる。
従つてトランジスタ17はエミツタ接地と等し
い動作となり、コレクタ電流は減少し、抵抗18
の電圧降下も減少し、端子28に負極性の出力信
号が得られ、該出力信号は前記トランジスタ10
と該トランジスタ17が相補特性を有しているた
め前記端子25と28の出力信号は一対で相補プ
ツシユプル出力となる。又トランジスタ5及び6
のコレクタ電位は、それぞれのコレクタが、前記
トランジスタ17及び10のエミツタに接続さ
れ、該エミツタ電位は入力信号に応じて変化する
為、該トランジスタ5及び6の共通ベース端の信
号レベルとほぼ等しく変化する。
従つてトランジスタ5及び6のコレクタベース
間の電圧は入力信号レベルが変化してもほとんど
変化しない為、該トランジスタのコレクタベース
間接合容量Cobによるミラー効果も生じない。
又上記接続によつてトランジスタ5及び6のコ
レクタベース間の直流印加電圧は、トランジスタ
5と10及びトランジスタ6と17のそれぞれの
ベースエミツタ間電圧Vbeが等しければ、それぞ
れの抵抗7及び4の直流電圧降下に等しく極めて
低い直流電圧になし得る。
従つて該トランジスタのコレクタ遮断電流Icbo
も極めて少なくなり、入力端子に接続される信号
源インピーダンスが高い値であつても該Icboの温
度ドリフトによる問題も生じない。
同様にトランジスタ10及び17の信号源はそ
れぞれトランジスタ5及び6からなるエミツタホ
ロワである為インピーダンスは極めて低い値とな
り、上述と同様にしてミラー効果も生じないし、
Icboの影響も生じない。
次に、上述の入力端子1から端子25及び28
の信号経路に対し、以下に説明する入力端子2か
ら端子27及び26の信号経路は回路が対称的で
あり同様の動作をする為詳細な説明は省略する
が、入力端子1が接地の状態で、入力端子2の正
の入力信号が印加されると、上述の説明と同様に
して、端子27及び26に負極性の出力信号が得
られ、該出力信号は相補プツシユプル出力であ
り、トランジスタ21と22及び15と12のそ
れぞれのCobやIcboの問題も生じない。
次に入力端子1に正、入力端子2に負のそれぞ
れ等しいレベルの逆相入力信号が印加された場合
は、上述と同様にして詳細な説明は省略するが、
端子25と26及び27と28のそれぞれの出力
信号レベルは上述の場合に比べ2倍の出力レベル
となり、且つそれぞれが相補特性を有している為
歪率も少ない。
又この場合端子25と28には反転出力が得ら
れ端子27と26には非反転出力が得られ、端子
25と26及び27と28の出力はそれぞれ差動
出力である。
次に入力端子1及び2に同相同レベルの入力信
号が印加され、それぞれの信号が正であつた場
合、トランジスタ5と6及び21と23のエミツ
タ電位が上昇し、トランジスタ10と12及び1
5と17のベース電位も上昇する。
従つて抵抗11及び16のそれぞれの両端の電
圧降下は変化せず、該トランジスタ10と12及
び15と17の出力即ち端子25と26及び27
と28のそれぞれの出力は生じない。
以上の様に本考案によれば、異なる導電型によ
る相補差動を用いるので上述の様にエミツタ接地
動作に等しい動作になる為、負荷インピーダンス
が低い値となつても大きな最大出力レベルを得る
ことが出来、しかもミラー効果も生じない為高域
特性の劣化が少なく広帯域高利得増幅が可能な相
補差動増幅回路を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は相補出力を有する差動増幅回路の従来
例、第2図は第1図にカスコード回路を付加した
従来例、第3図は本考案による相補差動増幅回路
の一実施例を示す回路図である。 図中1,2は入力端子、5,6,10,12,
15,17,21及び22はトランジスタ、2
5,26,27及び28は出力端子である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相補特性を有する第1及び第2の導電型のトラ
    ンジスタのエミツタ同志を抵抗を介して接続した
    第1及び第2の相補差動増幅回路と、相補特性を
    有する第1及び第2の導電型のトランジスタから
    なるエミツタホロワ回路の入力同志を共通接続し
    た第1及び第2の相補エミツタホロワから成り、
    前記第1及び第2の相補差動増幅回路の第1の導
    電型のトランジスタのベースにはそれぞれ前記第
    1及び第2の相補エミツタホロワの第2の導電型
    のトランジスタのエミツタホロワ出力を接続し、
    前記第1及び第2の相補差動増幅回路の第2の導
    電型のトランジスタのベースにはそれぞれ前記第
    2及び第1の相補エミツタホロワの第1の導電型
    のトランジスタのエミツタホロワ出力を接続し、
    前記第1及び第2の相補差動増幅回路の第1の導
    電型のトランジスタのエミツタにはそれぞれ前記
    第1及び第2の相補エミツタホロワの第1の導電
    型のトランジスタのコレクタを接続し、前記第1
    及び第2の相補差動増幅回路の第2の導電型のト
    ランジスタのエミツタにはそれぞれ前記第2及び
    第1の相補エミツタホロワの第2の導電型のトラ
    ンジスタのコレクタを接続したことを特徴とする
    相補差動増幅回路。
JP5607079U 1979-04-26 1979-04-26 Expired JPS6123852Y2 (ja)

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