JPH0212664Y2 - - Google Patents

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JPH0212664Y2
JPH0212664Y2 JP4805584U JP4805584U JPH0212664Y2 JP H0212664 Y2 JPH0212664 Y2 JP H0212664Y2 JP 4805584 U JP4805584 U JP 4805584U JP 4805584 U JP4805584 U JP 4805584U JP H0212664 Y2 JPH0212664 Y2 JP H0212664Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、電子鍵盤楽器に用いられる鍵盤スイ
ツチに関する。
従来、電子鍵盤楽器において、第1図示のよう
に、押鍵に伴つて鍵と連動する板ばね接片A(以
下接片Aという)及び板ばね接片C(以下接片C
という)と、離鍵時に接片A及び接片Cとはそれ
ぞれ離間状態にあり、押鍵時に、それぞれ接片A
及び接片Cと閉成する板ばね接片B(以下接片B
という)及び板ばね接片D(以下接片Dという)
とで構成される2個のスイツチを備える鍵盤スイ
ツチを用い、接片Aの接点aと接片Bの接点bが
接触してから接片Cの接点cと接片Dの接点dが
接触するまでの閉成時間差を検出することによつ
て鍵のタツチに応じた楽音を得るようにすること
が行なわれている。該鍵盤スイツチにおいて、接
片A及び接片Cの先端部は鍵に当接する突起部E
及びFが形成されており、接片Aの突起部Eの高
さは接片Cの突起部Fの高さよりも所定寸法だけ
高く形成されている。また接片B及び接片Dはそ
れぞれ接片A及び接片Cの下側に、第1図Aに示
すように、鍵を外した状態において一定の間隔を
おいて相対しており、したがつて接片Aの接点a
及び接片Bの接点bとの間隙と接片Cの接点cと
接片Dの接点dとの間隙とは等しく配設されてい
る。
かくて第1図Bに示す離鍵時の状態から押鍵し
て鍵に当接する接片A及び接片Cを下動させたと
きは、離鍵時において接片Aの突起部Eと接片C
の突起部Fの高さの違いによる分だけ接片Aは接
片Cよりも多く下方に撓んでおり、接点a及び接
点bの間隙は、接点c及び接点dの間隙よりも狭
くなつているので、接点cが接点dに接触するよ
りも早く接点aは接点bに接触して閉成し、閉成
の時間差が生ずる。
この鍵盤スイツチは、接片A及びCが常時撓み
によるばね力によつて鍵に当接しているため、常
に鍵に連動し、その強打時においても接片A及び
Cが固有振動することによるチヤツタリングを起
すことがなく、また、接片A及びCの突起E及び
Fの高さを正確に変えておけば接点開閉の時間差
を極めて小さくできるが、接片を3種類用意しな
ければならないので、製造コストが高まることは
勿論のこと、接片の種類が多くなれば加工上のば
らつきも発生し易く、接点の開閉時間差の精度を
高くすることがそれだけ困難となる不都合があつ
た。
またこの鍵盤スイツチは、図示しないが、離鍵
時における接片B及びDをストツパ部品により少
し撓んだ状態に保持して、鍵を強打した場合に、
接片A及びCが接触したときの衝撃により接片B
及びDが大きく固有振動してチヤツタリングを起
し火花が発生するのを防止しているが、別個にス
トツパ部品が必要であるので、スイツチの構造が
複雑である等の不都合があつた。
本考案は、従来のかかる不都合を無くすことを
その目的としたもので、押鍵に伴つて鍵1と連動
する第1板ばね接片21,22と、該第1板ばね接
片21,22と離鍵時には離間状態にあり、押鍵時
には閉成する第2板ばね接片31,32とで構成さ
れるスイツチを2個41,42備え、第1のスイツ
チ41と第2のスイツチ42とが時間差をもつて閉
成するものにおいて、前記スイツチ41,42の第
2板ばね接片31,32にはストツパ片51,52
一体に形成されると共に、2個のスイツチ41
2の第1板ばね接片21,22と第2板ばね接片
1,32はそれぞれ同一形状に形成され、第1の
スイツチ41のストツパ片51と第2のスイツチ4
のストツパ片52は離鍵時において係止部材61
2に互いに異なる撓み状態で当接することを特
徴とする。
以下本考案の実施例を図面につき説明する。
第2図及び第3図において、2個のスイツチ4
,42の第1板ばね接片21,22(以下第1接片
1,22)は同一形状に形成され、先端部にU字
状に折曲して形成された突起部71,72と、基端
部の両側に折曲して形成された取付部片81,8
、82,82と、前記突起部71,72の直角折曲部
付近に固着された接点91,92とを具備し、該取
付部片81,81、82,82先端縁は、それぞれ第
1接片21,22の面に対して所定の角度傾斜して
形成されると共に、基板11に取付けるたための
爪片121,122を有する。各第1接片21,22
は取付部片81,81、82,82の爪片121,12
,122,122を基板11の孔13に嵌入して
折曲し、必要に応じて半田付けすることにより基
板11に一定の高さだけ離隔して取付けた、基板
11に対し、曲げ加工なしで所定の角度傾斜した
第1接片21,22の先端の突起部71,72は、離
鍵状態の鍵1の下面を圧接し、鍵1を強打したと
き、第1接片21,22と鍵1が離隔することによ
る第1接片21,22の固有振動に帰因したチヤタ
リングを防止するようにした。
2個のスイツチ41,42の第2板ばね接片31
2(以下第2接片31,32という。)も同一形状
に形成されており、先端部に固着された接点14
,142と先端部の両側に折曲して形成されたス
トツパ片51,51、52,52と、基端部の両側に
折曲して形成された取付部片151,151、15
,152とを具備し、その取付部片151,152
の先端縁は、それぞれ第2接片31,32の面に対
して所定の角度傾斜して形成されると共に、基板
11に取付けるための爪片161,162を有す
る。また各第2接片31,32はその接点141
142がそれぞれ第1接片21,22の接点91,92
の下方に位置するように、各第1接片21,22
長さ方向に一直線上に配置し、取付部片151
152の爪片161,162を基板11の孔13に
嵌入して折曲し、必要に応じて半田付けすること
により基板11上に一定の高さだけ離隔して取付
けた。更にまた、第2接片31,32の先端のスト
ツパ片51,52の直上の基板11の下面位置には
それぞれ絶縁材171,172が付設され、該絶縁
材171,172に第2接片31,32のストツパ片
1,52が撓んだ状態で当接されるようにした。
第2接片31,32の取付部片151,152の長
さ、その先端縁の接片31,32の面に対する傾斜
角及びストツパ片51,52の長さは、押鍵時に第
1接片21,22が下動して接点91,92がそれぞ
れ第2接片31,32の接点141,142に接触し
た直後における接点荷重が電気的信頼性を得るの
に必要最小限値以上であるように設定した。
また、前記絶縁材171,172の厚さは、第2
接片32に当接するもの172を第2接片31に当
接するもの171よりも所定値だけ厚くして第2
接片31,32の接点141,142の位置に互に上
下の差をつけて一方のスイツチ41の第1及び第
2接片21,31の接点91,141の閉成と、他方
のスイツチ42の第1及び第2接片22,32の接
点92,142の閉成との時間差が所定値になるよ
うにした。
前記基板11は前記第1及び第2接片21,3
、22,32に接続した配線パターンを有し、ス
ペーサ18を介して鍵盤シヤーシ19に固着し
た。この実施例では、所定の接点開閉時間差を設
定するために、基板11に厚さの異なる絶縁材1
1,172を付設してこれを係止部材61,62
したが、第4図示のように、第2接片31,32
先端のストツパ片51,52の形状を凸形に形成す
ると共に係止部材61,62として、基板11にお
ける一方の第2接片31のストツパ片51の先端突
出部51aが当接する位置に孔20を形成し、他方
の第2接片32のストツパ片52の先端突出部52a
が当接する位置には孔を形成しないものとするこ
とにより、離鍵状態において一方の第2接片31
のストツパ片51の基部51bを基板11の面に当
接させ、他方の第2接片32のストツパ片52の先
端突出部52aを基板11の面に当接させて、すな
わち、第2接片31,32を互いに異なる撓み状態
に係止部材61,62に当接させて第2接片31
2の接点141,142の位置に互いに上下の差
が生じるようにしてもよい。次にその作動につい
て説明する。
第2図示の離鍵状態にある鍵1を押鍵すると、
鍵1と連動して第1接片21,22は共に下動し、
先ず第1接片21の接点91が第2接片31の接点
141に接触して閉成する。更に押鍵が進むと第
1接片22の接点92が第2接片32の接点142
接触して閉成する。第2接片31,32は共に接点
閉成以前においても少し撓んだ状態にあるため、
接点91及び141と接点92及び142はそれぞれ
閉成直後において所定の接点荷重が加わつた状態
となり、電気的信頼性が高くチヤツタリングする
こともなく火花を発生しない。押鍵状態から離鍵
状態へ移行した時においても第2接片31,32
ストツパ片51,52が係止部材61,62に撓んだ
状態で係止されることにより一定位置に保持され
るから、自由振動を起さない。
このように本考案によるときは、2個のスイツ
チ41,42の第1板ばね接片21,22と第2板ば
ね接片31,32がそれぞれ同一形状に形成され、
第1スイツチ41の第2板ばね接片31と一体に形
成されたストツパ片51と第2スイツチ42の第2
板ばね接片32と一体に形成されたストツパ片52
は離鍵時において係止部材61,62に互に異なる
撓み状態で当接するようにしたから、鍵1の下動
の速さ即ち鍵1の押鍵の強さに対応する所定の時
間差をもつて閉成する鍵盤スイツチの製造コスト
が低減でき、また前記2つのスイツチの開閉時間
差の精度を高くすることができる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図A及び第1図Bはそれぞれ従来の鍵盤ス
イツチの鍵を外した状態及び離鍵状態における斜
視図、第2図は離鍵状態における本考案の一実施
例の側面図、第3図はその要部の分解斜視図、第
4図Aは第2板ばね接片31の変形例の斜視図、
第4図Bは第4図Aの第2板ばね接片31,32
用いた離鍵状態における本考案の他の実施例の側
面図を示す。 1……鍵、21,22……第1板ばね接片、31
2……第2板ばね接片、41,42……スイツチ、
1,52……ストツパ片、61,62……係止部
材、71,72……突起部、81,82……取付部
片、91,92……接点、11……基板、13……
孔、141,142……接点、151,152……取
付部片、171,172……絶縁材、18……スペ
ーサ、19……鍵盤シヤーシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押鍵に伴つて鍵1と連動する第1板ばね接片2
    ,22と、該第1板ばね接片21,22と離鍵時に
    は離間状態にあり、押鍵時には閉成する第2板ば
    ね接片31,32とで構成されるスイツチを2個4
    ,42備え、第1のスイツチ41と第2のスイツ
    チ42とが時間差をもつて閉成するものにおいて、
    前記スイツチ41,42の第2板ばね接片31,32
    にはストツパ51,52が一体に形成されると共
    に、2個のスイツチ41,42の第1板ばね接片2
    ,22と第2板ばね接片31,32はそれぞれ同一
    形状に形成され、第1のスイツチ41のストツパ
    片51と第2のスイツチ42のストツパ片52は離
    鍵時において係止部材61,62に互いに異なる撓
    み状態で当接することを特徴とする鍵盤スイツ
    チ。
JP4805584U 1984-04-03 1984-04-03 鍵盤スイツチ Granted JPS60160429U (ja)

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JP4805584U JPS60160429U (ja) 1984-04-03 1984-04-03 鍵盤スイツチ

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JPS60160429U JPS60160429U (ja) 1985-10-25
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