JPH037863Y2 - - Google Patents

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JPH037863Y2
JPH037863Y2 JP1985103566U JP10356685U JPH037863Y2 JP H037863 Y2 JPH037863 Y2 JP H037863Y2 JP 1985103566 U JP1985103566 U JP 1985103566U JP 10356685 U JP10356685 U JP 10356685U JP H037863 Y2 JPH037863 Y2 JP H037863Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子楽器に用いられる鍵スイツチに
関する。
(従来の技術) 従来、電子鍵盤楽器において、押鍵時における
鍵の速度を2つのスイツチの開閉時間差を測定す
ることにより検出し、この開閉時間差から鍵のタ
ツチに応じた楽音を得るようにしたいわゆるイニ
シヤル・タツチ・コントロールが行なわれてい
る。
そのために使用する鍵スイツチとして、第1図
示のような構成のものが知られる。
該鍵スイツチは、鍵a下部の鍵盤シヤーシbに
各鍵毎に設置されており、3枚の板ばね接点C1
C2,C3とそれらを固定する樹脂基台dとプリン
ト基板eとで構成されている。離鍵状態において
板ばね接点C2(以下可動接点C2という)及び該コ
モン電極と接触しており、鍵aを押鍵することに
より鍵aのアクチユエータfが可動接点C2を移
動させる。これに伴つて固定接点C1が移動して
ストツパーgに当接し、可動接点C2と離れて第
1のスイツチが開成する。さらに押鍵が進むと、
可動接点C2はストツパーgに接触している板ば
ね接点C3(以下固定接点C3という)に接触して第
2のスイツチが閉成する。これら2つのスイツチ
の開閉時間差を検出して、イニシヤルタツチコン
トロールを行なうようにしている。
該鍵スイツチにおいて、固定接点C1およびC3
は、可動接点C2と接触していない時ストツパー
gに当接して少したわんだ状態に保持されてお
り、可動接点C2と接触している時に電気的信頼
性を得るために必要な接点荷重が得られるように
しており、また鍵aを強打した場合にも固定接点
C1およびC3は、板バネの反発力により固有振動
は抑制され、チヤタリングを起すことはなく、火
花が発生することもない。
又、第2図および第3図示のような構造のもの
も知られる。該スイツチはドーム状弾性可動部h
内に、円形の第1導電体iと、該導電体iを中心
にその周囲に円環状第2導電体jとが配設されて
おり、押鍵に伴つて、該弾性可動部hが変形し、
第2導電体jによつてプリント基板K上の電極
l,mが橋絡してから、第1導電体iによつて電
極n,pが橋絡するようになつており、l,mの
橋絡から電極m,Pの橋絡までの開閉時間差を検
出することによつて、イニシヤルタツチコントロ
ールを行なうようにしているものである。
また、鍵の長手方向に平行に円弧面をなす長方
形の導電性可撓部材と、鍵の長手方向に平行な細
長状コモン電極及び該コモン電極の長手方向に沿
つて配列された複数の独立電極から成る固定接点
とを有し、鍵を押下したときに、導電性可撓部材
がコモン電極と電極群とに順次橋絡するようにし
た鍵スイツチも知られている(例えば、実開昭58
−170731号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら前記従来の第1図示の鍵スイツチ
は、ストツパ部品を配設する必要があり、そのた
めにスイツチの構造が複雑化し、接点も3枚必要
であるから部品点数が多過ぎる。従つて加工上の
バラツキも発生し易く、接点の開閉時間差の精度
を高めることは困難であり、また所定の接点荷重
に必要な曲げ角度を設定するための曲げ加工に高
い精度が要求されるために、製作が非常に困難で
あるばかりでなく、製作時或いは保守点検時にお
いても曲げ角度に狂いが生ずる恐れがあつた。さ
らに接点同志が接触する際に、雑音が発生するな
どの問題も無視できない。
また従来の第2図及び第3図に示す鍵スイツチ
は、弾性可動部内に複数の接点を設けるようにし
たので、構造が複雑で製造が面倒となり、また弾
性可動部hを斜めの方向から押下した場合、電極
l、m或いは電極n,pを安定確実に橋絡するこ
とが出来なくなり、一定の鍵タツチに応じたスイ
ツチのオン時間差にバラツキが生ずる。それに加
えて、両方の接点を閉成させるためには相当の荷
重をかけなければならないので、鍵タツチを著し
く悪化させる。
従来の前記第3の鍵スイツチは、例えばグリツ
サンド奏法等により押鍵して鍵がその配列方向に
傾いた場合に、導電性可撓部材の円弧面も同じ角
度で傾き、そのため、電極と導電性可撓部材との
接触は線接触に極めて近い状態になり、コモン電
極と独立電極間の導通が困難となつて、発音動作
が不良になる恐れがある。
本考案は、前記のような従来の鍵スイツチの不
都合を無くすことをその目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、基板上に配設された少なくとも2組
の電極と、該電極と対向する位置に設置された略
半球状の弾性可動接点と、該可動接点と一体成型
されて該電極を覆うように該基板上に取り付けら
れたキヤツプ状弾性部材と、該弾性部材上に一体
成型された押鍵時鍵によつて押圧されて該弾性部
材を変形させる筒状部とを具備し、該複数組の電
極は押鍵時、基板への接触により変形する可動接
点で順次橋絡されることを特徴とする。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面について説明する。
第4図及び第5図において、1はプリント基板
で、該プリント基板1はスペーサ2を介して鍵盤
シヤーシ3上に設置されている。該プリント基板
1上には2組の電極4と5,4,5と6が配設さ
れている。それぞれ半円形状の電極4と5は微小
間隙を介して対向し、その周りを電極6が間隙を
介して包囲している。また該プリント基板1に
は、該電極4,5,6を覆うキヤツプ状弾性部材
7が固定されている。該キヤツプ状弾性部材7の
中央部には略半球状の例えば導電ゴムから成る弾
性可動接点8が下方に突出して一体成型されてお
り、離鍵時、その頂点は所定間隔を介して前記電
極4,5,6と対向している。また可動接点8の
上部には、中空の円筒部9が一体成型され、該円
筒部9は鍵10の押圧部11と対向するように配
置されている。
次にその作動について説明する。
今、第6図示のように、鍵10を押鍵すると、
押圧部11は円筒部9に接触してこれを下降させ
る。この下降によりキヤツプ状弾性部材7は弾性
変形を起し、可動接点8は下降する。まず、弾性
可動接点8がプリント基板1上の1組の電極4と
5に接触し、これを橋絡する。更に押鍵が進む
と、可動接点8は円筒部9に押され、該円筒部9
とプリント基板1との間に挟まれて弾性変形し、
電極4,5との接触面積を広げながら電極6にも
接触し、他の1組の電極4,5と6を橋絡する。
鍵10を離鍵すると、変形していた弾性部材7は
元の状態に復帰し、電極4,5と6,4と5の順
に開成する。
この2組の電極4と5,4,5と6が可動接点
8でそれぞれ橋絡される時間差を測定すれば、前
述のように鍵10の速度を検出でき、イニシヤ
ル・タツチ・コントロールを行なうことができ
る。
(考案の効果) このように本考案によるときは、第1図示のよ
うな板ばね接点を用いた従来のものに比べて構造
が簡単であると共に、可動接点は基板との当接時
に弾性変形するため、鍵にかかる荷重が急に増加
することがなく、鍵タツチが良好である。第2図
示のような従来の鍵スイツチに比べて弾性可動接
点の構成が簡単で、製造が容易であり、鍵を斜め
方向から押下してもスイツチのオンの時間差にば
らつきが生じない。また鍵の押下部が下降した量
に対して、可動接点と電極との接続面の円の半径
の増加量はそれ以上に増幅されるので、より高精
度なスイツチが得られ、また基板上の電極の巾を
変更することのみによつてスイツチのタイミング
を容易に調整可能である。また、従来の第3の鍵
スイツチに比べて鍵がその配列方向に傾いても少
なくとも2組の電極と弾性可動接点とが確実に接
触し、少なくとも2組の電極は安定した導通が得
られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鍵スイツチの1例の側面図、第
2図は他の例の断面図、第3図は第2図示のプリ
ント基板の平面図、第4図は本考案の1実施例の
断面図、第5図はそのプリント基板の平面図、第
6図は第4図示のものの押鍵時の状態を示す断面
図である。 1……プリント基板、4,5,6……電極、7
……キヤツプ状弾性部材、8……弾性可動接点、
9……円筒部、10……鍵。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板上に配設された少なくとも2組の電極と、
    該電極と対向する位置に設置された略半球状の弾
    性可動接点と、該可動接点と一体成型されて該電
    極を覆うように該基板上に取り付けられたキヤツ
    プ状弾性部材と、該弾性部材上に一体成型された
    押鍵時鍵によつて押圧されて該弾性部材を変形さ
    せる筒状部とを具備し、該複数組の電極は押鍵
    時、基板への接触により変形する可動接点で順次
    橋絡されることを特徴とする電子楽器の鍵スイツ
    チ。
JP1985103566U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPH037863Y2 (ja)

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