JPH0747766Y2 - 電子機器におけるスイッチ部材 - Google Patents

電子機器におけるスイッチ部材

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JPH0747766Y2
JPH0747766Y2 JP1991079409U JP7940991U JPH0747766Y2 JP H0747766 Y2 JPH0747766 Y2 JP H0747766Y2 JP 1991079409 U JP1991079409 U JP 1991079409U JP 7940991 U JP7940991 U JP 7940991U JP H0747766 Y2 JPH0747766 Y2 JP H0747766Y2
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JP
Japan
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recess
switch
piece
end plate
switch case
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JP1991079409U
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JPH0523355U (ja
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文隆 高橋
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電子機器における回路
切換え用のスイッチ部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の一種である電子鍵盤楽器にお
いて、例えば音色切換え用のスイッチ機構は、図4に示
すように回路基板Fにアンプ等につながる細長な共通の
固定端子A(以下共通端子という)と、これに並列して
音色回路につながる複数の個別端子B1 ,B2 ,B3
4 …が組込まれており、可動端子をなすスイッチ部材
により共通端子Aに対し個別端子B1 を接続した際に
は、例えばピアノの音色を出し、次の個別端子B2 に接
続すればバイオリン、更に次の個別端子B3 に接続すれ
ばトランペットの音色を出すようになされている。
【0003】上記の固定端子に対する可動端子2はステ
ンレス鋼又は燐青銅等の金属板から二股状の接片2a,
2bを備えるように打抜かれかつ接片2a,2bがばね
性を持つように曲げ加工されており、この可動端子2は
プラスチック製角枠状の保持体1の下側にねじ,溶着等
により固定され、保持体1は上面に突片1aを備え、こ
の突片1aは楽器の器体に組込まれるスイッチケースC
の直線状のガイド孔Caを貫通していて、その突出端に
摘み3が取付けられ、可動端子2の一方の接片2aは回
路基板F上の共通端子Aに接し、他方の接片2bは個別
端子B1 ,B2…に接するようになされていて、摘み3
を操作することにより可動端子2をガイド孔Caに沿っ
て移動させて、共通端子Aに対する個別端子B1 ,B2
…の接続状態を随意に切換えるようになされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の切
換え用のスイッチ部材では、端子間の接触状態を軽快か
つ均一で滑らかなものにするように、保持体1と回路基
板Fとの間隔を一定に保つことが望ましいが、完全に一
定に保つことは難しいので、そのばらつきを可動端子2
の接片2a,2bにばね性を付与して吸収するようにし
ており、そのため、接片2a,2bは常に回路基板F上
の固定端子に対し相当の圧力で押し付けながら摺動する
ことになり、従って可動端子及び基板上の固定端子は摩
耗し易く、腐食したりするために、ニッケル又は金メッ
キによる表面処理が必要でコスト高になっている。
【0005】そこで、この考案は端子間の接触状態を柔
らかくし摩耗し難く、コスト高な表面処理を必要としな
いようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的のもとにこの考
案は、器体又は器体に組込まれるスイッチケースに摺動
可能に保持され、回路基板に設けられた複数の固定端子
を選択切換えるようにした電子機器におけるスイッチ部
材として、上記器体又はスイッチケースに凹所とその中
央部にこれに平行なスリットを設けると共に凹所の下面
に凹所に沿った長目,短目の下向き突片を間隔をおいて
設ける一方、下側開放の箱部と逆L字形の端板とで保持
体を形成し、箱部の内部には長手片と交差片により区分
して複数の凹所を並列形成し、該凹所の両側の対をなす
部分には導電性の弾性材からなるU字状の可動端子を着
脱可能に嵌め込み装着し、上記器体又はスイッチケース
の凹所内には摘みを摺動可能に配設し、上記保持体の端
板上の突片をスリットを介し摘みに結合し、凹所下面の
長目の下向き突片を保持体端板の前端突部に当接させる
と共に短目の下向き突片を箱部の上面に当接させたこと
を特徴としている
【0007】
【実施例】以下図1ないし図3を参照してこの考案の実
施例について説明する。図1においてFは回路基板で、
その表面には前記のようにアンプ等につながる細長な共
通端子Aと、これに並列して音色回路につながる複数の
個別端子B1 ,B2 ,B3 ,B4 …が組込まれている。
【0008】11はプラスチック製の保持体で、下側の
開放された箱部11aと、幅広な逆L字形の端板11b
とからなり、箱部11aの内側は複数(図では二つ)の
長手片11dと中央の交差片11eとにより区分され、
複数の凹所11fが並列して形成されており、端板11
b上には所要高さの突片11cが立設され、又、端板1
1bの下面両側部と箱部11aの端部下面には摺動突子
11gがそれぞれ設けられている。
【0009】そして、12は柔軟な導電性のゴム又は合
成樹脂からなる可動端子で、正面U字状をなし、その太
さは、保持体11の箱部11a内に区分して形成された
凹所11fの平面の大きさにほぼ等しく、かつ高さは凹
所11fの深さにほぼ等しくなされ、図示の例では1つ
のものの両側片12aが箱部11aの左半部の対をなす
両側の凹所11f中に図3のように嵌め込んで装着さ
れ、その底片12bの下面は箱部11a及び端板11b
に設けられた摺動突子11gの下面にほぼ一致するよう
になされている。
【0010】又、図1において15は器体に組込まれる
スイッチケースで、その一部には上記回路基板Fの並列
する固定端子A,B1 ,B2 …に対応する状態に摘み嵌
め込み用の凹所16を備え、この凹所16の中央部には
凹所16に平行してガイドスリット16aが穿設される
と共に凹所16の下面には保持体11の端板当接用の長
目の下向き突片17aと箱部11a当接用の二列の下向
き突片17bが設けられている。
【0011】そこで、保持体11はその端板上の突片1
1cをスイッチケース凹所16中のガイドスリット16
aに下側から挿入し、その突出端に摘み13を凹所16
に嵌め合せながらほぞ孔13aを介して取付けることに
より、図2のようにスイッチケース15即ち器体に摺動
可能に装着される。
【0012】その際には、可動端子12の底片12bが
回路基板F上の共通端子A及び個別端子B1 ,B2 …に
柔軟に接触するように対向配置されると共に保持体11
下面の摺動突子11gが基板Fに当接し、又保持体11
の逆L字形端板11bの水平片端面の突部11hがスイ
ッチケースの長目の下向き突片17aの側面に当接する
一方、箱部11aの上面がスイッチケースの他の下向き
突片17bに当接し、保持体11の移動時の振れを防ぐ
ようになされている。
【0013】上記構成のもとに、使用時に摘み13を操
作して保持体11と共に可動端子12を移動し、回路基
板F上の共通端子Aに対し一つの個別端子B1 を接続さ
せれば、押鍵操作により一種の音色例えばピアノの音色
を出し、次の個別端子B2 に接続させればバイオリンの
音色を出すというように、端子の接続状態を随時切換え
ることにより、所望の音色を得ることができる。
【0014】なお、上述の例では電子鍵盤楽器について
説明したが、この考案はこれに限らず、種々の動作や効
果を得るために回路基板に複数の固定端子を備え、その
切換えを必要とする電子楽器に適用することができる。
又、図示の例では一接点形式のものを示したが、保持体
11に複数の弾性可動接点12を取付けて複数接点形式
のものとすることができる。更に、図示の例では器体に
組込むスイッチケースに保持体を吊持させるようにした
ものを示したが、これは器体に直接凹所とガイドスリッ
トを設けて、これに保持体を吊持するようにしてもよ
い。
【0015】
【考案の効果】この考案は、器体又は器体に組込まれる
スイッチケースに摺動可能に保持され、回路基板に設け
られた複数の固定端子を選択切換えるようにした電子機
器におけるスイッチ部材として、上述のように構成され
ているので、可動端子はこれまでのような圧接状態のば
ね板材でないため、摩耗し難く効果なメッキ処理を施す
必要がなく、又可動端子と固定端子の接触状態は柔軟で
あり、固定端子の摩耗も少なく、固定端子にも高価な表
面処理を必要とせず、プリント基板にカーボン粉末糊を
焼付蒸着するカーボン処理のような安価なものですみ、
しかも、回路の切換えに当たり、可動端子の保持体は下
向き長目の突片と短目の突片により規制されてガタつく
ことなく円滑に摺動させることができ、そして、可動端
子は嵌め込み式なので、ねじ止めしたり、溶着したりす
る面倒がなく、組付けや交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の分解斜視図。
【図2】組立て状態の一部切断側面図。
【図3】図2のX−X線に沿った断面図。
【図4】従来のスイッチ部材の分解斜視図。
【符号の説明】
11 保持体 11a 箱部 11b 端板 11c 突片 11d 長手片 11e 交差片 11f 凹所 12 可動端子 12a 側片 12b 底片 13 摘み 15 スイッチケー
ス 16 凹所 F 回路基板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】器体又は器体に組込まれるスイッチケース
    に摺動可能に保持され、回路基板に設けられた複数の固
    定端子を選択切換えるようにしたスイッチ部材におい
    て、上記器体又はスイッチケース15に凹所16とその
    中央部にこれに平行なスリット16aを設けると共に凹
    所16の下面に凹所16に沿った長目,短目の下向き突
    片17a,17bを間隔をおいて設ける一方、下側開放
    の箱部11aと逆L字形の端板11bとで保持体11を
    形成し、箱部11aの内部には長手片11dと交差片1
    1eにより区分して複数の凹所11fを並列形成し、該
    凹所11fの両側の対をなす部分には導電性の弾性材か
    らなるU字状の可動端子12を着脱可能に嵌め込み装着
    し、上記器体又はスイッチケースの凹所16内には摘み
    13を摺動可能に配設し、上記保持体11の端板11b
    上の突片11cをスリット16aを介し摘み13に結合
    し、凹所下面の長目の下向き突片17aを保持体端板1
    1bや前端突部11hに当接させると共に短目の下向き
    突片17bを箱部11aの上面に当接させてなる電子機
    器におけるスイッチ部材。
JP1991079409U 1991-09-05 1991-09-05 電子機器におけるスイッチ部材 Expired - Lifetime JPH0747766Y2 (ja)

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JPH0523355U JPH0523355U (ja) 1993-03-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335251Y2 (ja) * 1972-11-01 1978-08-29
JPS5472673U (ja) * 1977-11-02 1979-05-23
JPH0320916A (ja) * 1989-06-16 1991-01-29 Seiko Epson Corp スイッチ基板

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JPH0523355U (ja) 1993-03-26

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