JPH0212520Y2 - - Google Patents

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JPH0212520Y2
JPH0212520Y2 JP13465581U JP13465581U JPH0212520Y2 JP H0212520 Y2 JPH0212520 Y2 JP H0212520Y2 JP 13465581 U JP13465581 U JP 13465581U JP 13465581 U JP13465581 U JP 13465581U JP H0212520 Y2 JPH0212520 Y2 JP H0212520Y2
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JP
Japan
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air
louver
outlet
air outlet
louvers
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JP13465581U
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JPS5847037U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主として工場等の大空間空調にお
ける、空調気流吹出口の構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、工場等の大空間を空調する場合、室内の
上部に多数の吹出口を設け、ここから空調風を吹
き降ろすようにしている。そして、通常の吹出口
には、複数枚のルーバーが設けられており、これ
らによつて吹出口の開閉あるいは風向きの変更を
行なつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、吹出口自体が相当に高所に設け
られ、またその数も多いことから、ルーバーの操
作が困難かつ繁雑であること、またここから吹出
される風の中には、空調に有効でない方向に吹出
してしまうものもあり、空調効率がよくない等の
問題がある。さらには、従来の吹出口の場合、各
季節に適応して吹出し速度を変化させることが考
慮されていないため、年間を通じて一様速度で吹
出されると、特に冬季に温風が吹付けられると、
不快を感じる問題もあつた。そこで、本考案で
は、操作が容易でかつ効率よく空調を行なうこと
ができ、しかも季節に対応した空調を可能ならし
める吹出し口を提供せんとしたのである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は次のよ
うに構成される。すなわち、空調用のダクトに連
通するチヤンバーの一部には空調風の吹出口が斜
め下向きに開口する吹出口部が設けられ、この吹
出口部には吹出口の開閉および空調風の風向きを
切替え可能な一対のルーバーが、前記吹出口の開
口時においてそれぞれの外端側をチヤンバーの外
方へ突出させるように上下に並列して組込まれる
とともに、これらはリンクにて連動可能に連結さ
れ、さらに上側に配置されるルーバーは半翼形状
に形成されかつ吹出口の上縁に沿つて取付けられ
た支軸回りの回動可能に組付けられ、一方下側に
配置されるルーバーについては、全翼形状に形成
されかつその中心軸線を通り前記吹出口部の開口
面上に位置するように取付けられた他の支軸の回
りに回動可能に組付けられ、さらに吹出口の開口
縁にはルーバーがほぼ水平位置に回動されたとき
に全翼形状のルーバーの内端辺が隙間無く当接し
て該ルーバーの下方への通風を阻止するフランジ
縁が内向きに張出されている構成にしたのであ
る。
(作用) したがつて、上記の構成によれば、風向きの変
更あるいは吹出し口の開閉を行なう場合には、外
方へ突出されたリンクを操作することで、両ルー
バーを容易に連動して操作することができる。ま
た、上側に半翼ルーバーを配置したため、空調風
は常にこのルーバーの下面側を通過して室内側に
のみ吹き降ろすことになり、空調効率がよくな
る。また、両ルーバーが水平位置にあるとき、つ
まり夏季の空調のときには、全翼ルーバーの内端
片が吹出口のフランジ縁に当接するため、空調風
の流路は両ルーバー間に絞り込まれるため、ここ
を比較的早い速度で通過するのに対し、それ以外
の位置では吹出口全体の広い流路を通過するた
め、その速度は遅くなる。よつて、例えば夏季で
は爽かさを感じる程度の速度で冷気を吹付けるこ
とができるが、逆に冬季では速度を押えた暖気を
吹出すことができるため、快適な空調が可能とな
る。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
第1図は空調気流吹出口の正面図を示し、第2
図は第1図のA−A線断面図を示す。第1図、第
2図において、1は空調気流のダクトであり、2
は多数の開口部を設けたチヤンバーであり、ダク
ト1に連通している。3はチヤンバー2に設けら
れた吹出口部の1つを示している。各吹出部3に
ついて説明すると、チヤンバー2の側面の各開口
部分には、その周縁に内向きのフランジ縁2bを
有する取付け枠10が嵌着されており、吹出口2
aを斜め下向きに開設している。そして、取付け
枠10には上下一対の矩形状のルーバー4,4′
が取付けられるとともに、これらの外端側は吹出
口2aの開口時において外方へ突出するように配
設されその外端同士がリンク6にて連動可能に連
結されている。
ルーバー4,4′は、吹出口2aの長手方向中
心線に沿つて上、下に付設され、吹出口2aの長
手寸法にほぼ等しい長縁を有し、上方のルーバー
4の短縁は下方のルーバー4′の短縁の半分の寸
法である。つまり、上方のルーバー4は半翼形状
に形成され、下方のルーバー4′は全翼形状に形
成されている。半翼ルーバー4はその一方の長縁
と同心かつ吹出口2aの上縁に沿つて取付けられ
た支軸5まわりに、また全翼ルーバー4′はその
対向する短縁の中心(全翼ルーバー4′の中心軸
線)を通り吹出口2aの開口面上に位置するよう
に設けられた支軸5′のまわりにそれぞれ回動可
能であり、さらにリンク6によりルーバー4,
4′の短縁の先端が連結され、連結部は支軸7,
7′により回動可能である。すなわちルーバー4,
4′は支軸5,5′の回りで互いに平行に回動でき
るものである。回動可能な角度は約135゜となつて
いる。また、リンク6にはその中央部に風向調整
ノブ8が設けられている。なお、ルーバー4,
4′が水平の回動位置(第5図に示すC位置)に
あるときには、全翼形状のルーバー4′の内端辺
が取付け枠10のフランジ縁2bに隙間無く当接
当接して該ルーバー4′の下方への通風を阻止す
るようになつている。
第1図、第2図に示す吹出し口部3の、複数個
を外周に設けたチヤンバー2を第3図に示す。第
3図に示すチヤンバー2の平面図を第4図に示
す。第3図、第4図において、風向調整ノブ8を
操作器具9等を用いて、人力でまたは遠隔操作に
より上下動することにより、風向変更、夏冬の季
節の切替えをワンタツチで行なうことができる。
即ち、風向調整ノブ8の上下動により、リンク6
を介して、ルーバー4,4′が支軸5,5′を中心
として回動する。第2図に示す状態にあつては、
ダクト1からチヤンバー2に流入した空調気流
は、吹出口2aから吹出され、空調気流は床面に
対して45゜の角度となる。この角度は年間のうち、
主に夏及び冬以外の中間期に用いられる角度であ
る。また冬季位置は第5図に示すようにルーバー
がBのように垂直のとき、夏季位置はルーバーが
Cのように水平のときである。水平時には空調気
流はルーバー4,4′の間のみから吹出される。
ところで、ルーバー4,4′が冬季の位置にあ
るとき、吹出し口2aの有効幅はW2であり、夏
季の位置にあるときは、これがW1(W2>W1)と
なつている。すなわち、夏季では冷風の吹出し流
路が絞り込まれているため、吹出しの際の流速が
早められ、冷風を遠くまで運ぶことができる。加
えて、両ルーバー4,4′は共に外方へ突出され
ていることから、コアンダー効果によつて冷風の
吹出し方向が確実に制御される。また、冷風の流
路は両ルーバー間に拘束され、他からの漏れが規
制されているため、効率のよい冷房が可能とな
る。このように、冷房が効率よく行なわれること
は、熱源の多い工場の空調にとつてきわめて意義
の大きいものと言える。
一方、冬季では夏季位置に比べて流路が広げら
れており、温風の吹出し速度が遅くなつている。
これは人間の生理上、一定以上の温度が吹付けら
れると、不快を感じることから、温風の吹出し速
度を抑制して快適な暖房を行なうためである。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案は空調
風を高所から吹き降ろす形式の吹出口に適用した
ものであつて、吹出口の開閉および風向きの切替
え操作を容易に行なうことができる。また、風向
制御が確実であるとともに、夏季と冬季では空調
風の吹出し流路の断面積を変えて、それぞれの季
節に対応した風速を得ることができるため、快適
な空調が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す空調気流
吹出口の正面図、第2図は第1図のA−A線断面
図を示す。第3図は第1図、第2図に示す吹出部
を複数設けたチヤンバーを示す。第4図は第3図
の平面図である。第5図は冬・夏季のルーバーの
位置を示す説明図である。 2……チヤンバー、4,4′……ルーバー、6
……リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調用のダクトに連通するチヤンバーの一部に
    は空調風の吹出口が斜め下向きに開口する吹出口
    部が設けられ、この吹出口部には吹出口の開閉お
    よび空調風の風向きを切替え可能な一対のルーバ
    ーが、前記吹出口の開口時においてそれぞれの外
    端側をチヤンバーの外方へ突出させるように上下
    に並列して組込まれるとともに、これらはリンク
    にて連動可能に連結され、さらに上側に配置され
    るルーバーは半翼形状に形成されかつ吹出口の上
    縁に沿つて取付けられた支軸回りの回動可能に組
    付けられ、一方下側に配置されるルーバーについ
    ては、全翼形状に形成されかつその中心軸線を通
    り前記吹出口部の開口面上に位置するように取付
    けられた他の支軸の回りに回動可能に組付けら
    れ、さらに吹出口の開口縁には両ルーバーがほぼ
    水平位置に回動されたときに全翼形状のルーバー
    の内端辺が隙間無く当接して該ルーバーの下方へ
    の通風を阻止するフランジ縁が内向きに張出され
    ていることを特徴とする空調気流吹出口。
JP13465581U 1981-09-09 1981-09-09 空調気流吹出口 Granted JPS5847037U (ja)

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JP13465581U JPS5847037U (ja) 1981-09-09 1981-09-09 空調気流吹出口

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JP13465581U JPS5847037U (ja) 1981-09-09 1981-09-09 空調気流吹出口

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JPS5847037U JPS5847037U (ja) 1983-03-30
JPH0212520Y2 true JPH0212520Y2 (ja) 1990-04-09

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JP13465581U Granted JPS5847037U (ja) 1981-09-09 1981-09-09 空調気流吹出口

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JP5528242B2 (ja) * 2010-07-21 2014-06-25 高砂熱学工業株式会社 ルーフファンユニット及びルーフファンユニットの施工方法

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JPS5847037U (ja) 1983-03-30

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