JPS6032515Y2 - 多分岐ダクトに対する空調空気の脈流分配装置 - Google Patents

多分岐ダクトに対する空調空気の脈流分配装置

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JPS6032515Y2
JPS6032515Y2 JP2514781U JP2514781U JPS6032515Y2 JP S6032515 Y2 JPS6032515 Y2 JP S6032515Y2 JP 2514781 U JP2514781 U JP 2514781U JP 2514781 U JP2514781 U JP 2514781U JP S6032515 Y2 JPS6032515 Y2 JP S6032515Y2
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JP
Japan
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duct
damper
air
pulsating flow
ducts
Prior art date
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Expired
Application number
JP2514781U
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JPS57139142U (ja
Inventor
則夫 佐藤
明宏 原
宜仁 藤井
三男 川角
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は空調設備において空調空気をダクトに分配す
る分配装置に関する。
工場内において作業をする作業者に対して吹出口から直
接冷風を吹きつけて、空調を行なう従来のスポット空調
装置においては、作業者に対して当初設計した風量、風
速にて常に送風するようになっている。
従って、例えば自動車の組立ラインのように作業の性質
上作業者自身が絶えず動き回りつつ作業をする場合は、
作業者が動くことにより吹出口からの冷風を受けたり受
けなかったりするため、体表面は冷暖の刺激をうけるが
、部品組付は作業のように作業者がほぼ同一の場所で作
業を行なう場合には、吹出口から送風される空調気流に
対し、体が慣れてしまう。
このために、空調に使用するエネルギーが多い割には空
調効果が上らず、作業者を満足させることができなかっ
た。
この考案は上記にかんがみ、作業者に対してスポット空
調を行なう場合において、作業場所を移動せずに作業を
行なう作業者に対しても冷・暖の刺激をあたえて空調の
効果をあげることのできる空気の脈流分配装置の提供を
目的とするものである。
つぎに、この考案を図面に示す実施例にもとづいて説明
する。
第1図、第2図において、脈流分配器1は箱形をした密
閉室になっており、互いに平行な前壁2と後壁3とを有
している。
脈流分配器1の後壁3には、この分配器1に対し空調装
置(図示しない)から送られてくる空調空気を供給する
ための供給ダクト4が取りつけられている。
脈流分配器1の前壁2には、円筒状で、かつ同一形状の
送風ダクト5及び6が並列に取りつけられている。
送風ダクト5(以下第1ダクトという。
)はその下部に空調空気の吹出ロアが適数個設けられて
おり、又脈流分配器1と反対側端部8は閉鎖されている
従って、送風ダクト5は脈流分配器1に接続された開口
5aから、ダクト5内に空調空気が流入すると、この空
気は各吹出ロアから下方へ吹き出すようになっている。
送風ダクト6(以下第2ダクトという。
)も、第1ダクト5と同様に適数個の吹出口9が設けら
れており、脈流分配器1と反対側端10は閉鎖されてい
る。
ダンパ軸11は第1.第2ダクト5及び6の近傍におい
て、両ダクト5及び6の中心部を水平方向に気密に貫通
して取りつけられている。
そして、このダンパ軸11は脈流分配器1の前壁2と平
行になっている。
ダンパ軸11には第1ダクト5の内径より僅かに小さな
直径を有する円板状の第1ダンパ12と第2ダンパ13
とが位相を90度違えて取りつけられている。
そして、第1ダンパ12は第1ダクト5内に、又第2ダ
ンパ13は第2ダクト6内に配設されている。
ダンパ軸11は図示しない軸受により回動可能に支承さ
れている。
従って、ダンパ軸11の回転に伴い、第1ダンパ12、
第2ダンパ13は、それぞれ第1ダクト5、第2ダクト
6内において、3600にわたり回転可能である。
1ダクト5から突出した端部にスプロケットホイール1
4が取りつけられている。
工場の適宜位置には低速のモータ15が設けられており
、このモータ15の軸16にスプロケットホイール17
が取りつけられている。
そして、両スプロケットホイール14及び17にはスプ
ロケットチェーン18が巻き掛けられている。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
モータ15を作動させ、モータ15の軸16に取りつけ
られたスプロケットホイール17を、第2図において時
計方向に回転させると、スプロケットチェーン18が同
方向に回動し、ダンパ軸11のスプロケットホイール1
4を時計方向に回転させ、ダンパ軸11を同方向へ回転
させる。
いま、第1図に示すように、第2ダンパ13が水平にな
って、第2ダクト6の開口6aを全開にしているときに
は、第1ダンパ12が垂直になって第1ダクト5の開口
5aを全閉にしている。
そして、この状態からダンパ軸11が回転すると、第1
ダンパ12は第1ダクト5の開口5aを順次開き、又第
2ダンパ13は第2ダクト6の開口6aを順次閉じる。
そして、ダンパ軸11が始めの位置から90度回転する
と前とは逆に、第1ダンパ12が水平になって第1ダク
ト5の開口5aを全開し、又第2ダンパ13が垂直にな
って第2ダクト6の開口6aを全閉する。
従って、空調装置から供給ダクト4を経て脈流分配器1
内に送り込まれた空調用の涼風は、第1図の場合には第
2ダクト6の各吹出口9から吹き出すが、第1ダクト5
の各吹出ロアからは吹き出さない。
そして、ダンパ軸11が回転するのにともない、第2ダ
クト6の吹出口9からの吹き出す風量は順次少くなり又
風速も落ちる。
一方、第1ダクト5の吹出ロアから吹き出す風量は順次
多くなり、又風速も早くなる。
そして、モータ15の作動により、ダンパ軸11が時計
方向に連続回転することによって、上記の作用がくり返
して行なわれる。
いま、第1ダクト5及び第2ダクト6に脈流分配器1か
ら流入する風量と時間との関係を示すと、第3図に示す
ようになる。
この図において、X軸には時間を又y軸には風量をとっ
ており、実線Aは第1ダクト5の風量、点線Bは第2ダ
クト6の風量をそれぞれ示している。
そして、実線Aと点線Bとは交互に山をなし脈流になっ
ている。
従って、第1ダクト5の各吹出ロア及び第2ダクト6の
各吹出口9から吹き出す涼風も、早い速度で多量に吹き
出す時と殆んど吹き出さない時がある。
このため、作業者に対して多量の涼風が吹きつける時と
涼風が吹きつけない時とが周期的に変化して、作業者の
膚に冷・暖の変化を与えるので、作業者は馴れによる感
覚麻痺が抑えられ涼感が向上する。
第4図は脈流分配装置の別実施例を示す。
脈流分配器20は第1実施例の脈流分配器1と同様に箱
形をしており、この脈流分配器201こは断面長方形の
分岐ダクトが4個取りつけられている。
いま、これらのダクトを右方から順次第1ダクト21、
第2ダクト22、第3ダクト23及び第4ダクト24と
すると、これ等のダクトは並列に取りつけられている。
そして、各ダクト21゜22.23.24には、第1実
施例と同様に各ダクトを水平方向に貫通してダンパ軸2
5が設けられている。
そして、ダンパ軸25には、長方形をした第1ダンパ2
6.第2ダンパ27、第3ダンパ28及び第4ダンパ2
9が、それぞれ第1ダクト21、第2ダクト22、第3
ダクト23及び第4ダクト24内において取りつけられ
ている。
そして、各ダンパのダンパ軸25に対する取付は角を第
5図に示すように、第1ダンパ26と第2ダンパ27と
の角度は45度相違し同様にして、第2ダンパ27と第
3ダンパ28及び第3ダンパ28と第4ダンパ29との
角度もそれぞれ45度相違している。
従って、第4図、第5図に示すように、第1ダンパ26
が全開になっていると、第3ダンパ28が全閉、第2、
第4ダンパ27,29が半開になっている。
このため、脈流分配器20内に流入した空調空気は第1
ダクト21、第2ダクト22及び第4ダクト24内に流
入し第3ダクト23には流入しない。
そして、第1ダクト21には多量の空調空気が流れ、こ
のダクト21に設けられた吹出口(図示しない)からは
多量の空気が吹き出される。
一方、第3ダクト23の吹出口(図示しない)からは空
気の吹き出しがなく、第2、第4ダクト22.24の各
吹出口(図示しない)からは第1ダクト21の吹出口よ
り少ない量の空気が吹き出す。
そして、ダンパ軸25が回転すると、各吹出口から吹き
出す空気の量が変化する。
なお、この実施例において、各ダンパ26,27,28
及び29はいづれも位相が45°ずつずれているため、
2個以上のダクトが同時に全開あるいは全閉となること
はない。
そして、この実施例のダクトの吹出口から吹き出す涼風
を受ける作業者は第1実施例の場合と同様膚に冷・暖の
変化をあたえられる。
なお、上記各実施例においては各ダンパが水平方向に配
置されたダンパ軸により回転させられるものを示したが
、各ダクトは並列でなく各ダクトに別々にダンパ軸が取
りつけられ、この各ダンパ軸に180°/n(nはダク
トの数)の位相差でダンパが取りつけられ、各ダンパ軸
を同一速度で回転させても本願と同等の効果を有する。
この考案は上記のように、空調空気を分配させる分配器
と、この分配器より分岐された複数のダクトを備えた分
配装置であって、前記各ダクトに360°にわたり回転
可能に支承されたダンパを設け、また前記各ダンパを連
続的に回転させる機構を設け、かつ前記各ダクトをそれ
ぞれ異なる空気吹出口に連通させたことにより、吹出口
から吹き出す風量、風速が周期的に変化するため、作業
者の馴れによる感覚麻痺が抑えられて空調効果を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は装置の一部切欠
き斜視図、第2図は装置の側面図、第3図はダクト内に
流入する風量と時間の関係を示す図、第4図、第5図は
別実施例を示し、第4図は装置の一部切欠き斜視図、第
5図はダンパの配置を示す図である。 1・・・・・・脈流分配器、5・・・・・・第1ダクト
、5a・・・・・・開口、6・・・・・・第2ダクト、
6a・・・・・・開口、7゜9・・・・・・吹出口、1
1・・・・・・ダンパ軸、12.13・・・・・・ダン
パ、20・・・・・・脈流分配器、21.22.23.
24・・・・・・ダクト、25・・・・・・ダンパ軸、
26゜27.28.29・・・・・・ダンパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調空気を分配させる分配器と、この分配器より分岐さ
    れた複数のダクトを備えた分配装置であって、前記ダク
    トに3600にわたり回転可能に支承されたダンパを設
    け、また前記各ダンパを連続的に回転させる機構を設け
    、かつ前記各ダクトをそれぞれ異なる空気吹出口に連通
    させたことを特徴とする多分岐ダクトに対する空調空気
    の脈流分配装置。
JP2514781U 1981-02-23 1981-02-23 多分岐ダクトに対する空調空気の脈流分配装置 Expired JPS6032515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2514781U JPS6032515Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23 多分岐ダクトに対する空調空気の脈流分配装置

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JP2514781U JPS6032515Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23 多分岐ダクトに対する空調空気の脈流分配装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57139142U JPS57139142U (ja) 1982-08-31
JPS6032515Y2 true JPS6032515Y2 (ja) 1985-09-28

Family

ID=29822854

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2514781U Expired JPS6032515Y2 (ja) 1981-02-23 1981-02-23 多分岐ダクトに対する空調空気の脈流分配装置

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JP (1) JPS6032515Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010190434A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Shin Nippon Air Technol Co Ltd 空調装置及び空調制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010190434A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Shin Nippon Air Technol Co Ltd 空調装置及び空調制御方法

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JPS57139142U (ja) 1982-08-31

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