JPH0722328Y2 - トラクターの空気調和装置 - Google Patents

トラクターの空気調和装置

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JPH0722328Y2
JPH0722328Y2 JP1985126596U JP12659685U JPH0722328Y2 JP H0722328 Y2 JPH0722328 Y2 JP H0722328Y2 JP 1985126596 U JP1985126596 U JP 1985126596U JP 12659685 U JP12659685 U JP 12659685U JP H0722328 Y2 JPH0722328 Y2 JP H0722328Y2
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JP
Japan
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air
cabin
engine
conditioning unit
tractor
Prior art date
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JP1985126596U
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English (en)
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JPS6233914U (ja
Inventor
正彦 芳野
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、トラクターの空気調和装置に関し、空調ユ
ニットを単一のユニットとしてまとめ、構成の簡潔化と
メンテナンスの容易化を図ろうとするものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 従来技術を開示するものに、実開昭58-134125号公報や
実公昭57-28651号公報に記載されたものがある。
実開昭58-134125号公報のものは、ルームクーラの熱交
換器類の設置場所に関するものであって、ボンネット内
のエンジン上方に設置するかあるいはエンジン後部のキ
ャビン室内対応位置(キャビン室内の前方下部)に選択
して設置するというものであり、この従来例では、空気
温度調整後の空気をどのようにキャビン室に供給するか
について開示していない。
実公昭57-28651号公報のものは、空調ユニットの設置場
所に関するものであって、空調ユニットを、キャビン前
壁開口部からキャビン室内にユニット後端部を突出状と
してボンネット上の外部に設置したものであり、この従
来例は、空気温度調整後の空気を直接ユニット後端から
キャビン室に供給しているものである。
ところで空調ユニット内には、冷却用の冷媒蒸発器や加
温用の熱交換器が必要であり、これらは一度エンジン駆
動側に設けたコンプレッサーや冷却水通路と連結する
と、取り外したくない部分である。特に、冷媒廻りは空
気中の水分吸収による氷結不具合や冷媒蒸発を防ぐ必要
から、管路接続部の暖め調節さえしたくない箇所であ
る。
実公昭57-28651号公報で示す装置では、空調ユニットと
エンジン間にボンネットがあり、空調ユニットとエンジ
ン間は配管類で連結されているから、ボンネットの脱着
が面倒となってエンジンの点検整備が容易に行なえない
問題点がある。
[問題を解決するための手段] この考案は、従来装置の不具合を解消するため次のよう
な、技術的手段を講じた。即ち、キャビン14を有するト
ラクター5の前部にエンジン3を搭載し、このエンジン
3の周囲を箱型のボンネット4で被覆したトラクターに
おいて、キャビン14の前壁30でエンジンルーム側とキャ
ビン室側とを仕切り、この前壁30には空調済空気取込口
17を開口し、又、エンジン3とボンネット4の上面とで
囲まれた空間内のキャビン14室寄り部位に空調ユニット
1を設け、この空調ユニット1後部に設けた空調済空気
吐出口16と前記空調済空気取込口17の孔の廻り間にシー
ル体を設けて両者間を接続したことを特徴とするトラク
ターの空気調和装置の構成とする。
[考案の効果] この考案は、上記の構成により次のような特有の効果を
奏する。即ち、空調ユニット1後部に設けた空調済空気
吐出口16と空調済空気取込口17の孔の廻り間にシール体
を設けて両者間を接続しているので、エンジン3廻りの
熱気が空調済空気取込口17部からキャビン14室内に吹き
込むことがなく、空調ユニット1部で温度調節した空調
済空気の温度変化が少なく、キャビン14室内の運転操作
者に対して好ましい空調済空気を供給できる。
また、エンジン3に取り付けた空調ユニット1の外方に
ボンネット4が取り付けられているため、ボンネット4
の脱着が容易であり、エンジン3の整備性が低下しな
い。
[実施例] 図例は、この考案を農用トラクター5に折り込んだもの
であって、エンジン3の上方に上部空間Aが設けられ、
この上部空間A部に箱枠2が取り付けられている。この
箱枠2内部には、電磁クラッチ付コンプレッサー6や電
動ファン7付コンデンサー8や送風ファン9や冷媒蒸発
器10や熱交換器11等から成る空調ユニット1が配管及び
配線を終えて取付けられている。図示しないが、コンプ
レッサー6で加圧された冷媒は、コンデンサー8部で冷
却され冷媒蒸発器10部で蒸発し廻りの熱を奪いコンプレ
ッサー6に戻るものであり、冷媒通過用のパイプで閉回
路に連結されている。また、熱交換器11には、後述する
ラジエター12内の冷却水を流すパイプが取り付けられ加
温調節している。
図例では、ユニット1内にコンプレッサー6やコンデン
サー8を一体的に設けているが、少なくとも、送風ファ
ン9と冷媒蒸発器10と熱交換器11があれば良い。
箱枠2の横側壁2aには吸気口2bが開口され、この吸気口
2bの内方には送風ファン9が位置している。
12はエンジン3用ラジエター、13は冷却ファンであって
エンジン3の前方に配設される。
14はキャビンであって図示しないが、内部に運転者のた
めの座席やハンドルを設けている。
15はキャビン壁であって、空調ユニット1の空調済空気
吐出口16対応部の前壁30部には、空調済空気取込口17が
開口されており、図示しないが、両者間壁部の孔の廻り
にはエンジンの熱気が吹き込まずに空調済空気がキャビ
ン14に流れるようにシール体を取り付けている。
箱枠2の側方や上方の適所に取付孔である取付部18,1
8...を設けており、この取付部18対応個所にボンネット
4の取付孔19,19...を設け、エンジン3側の図示しない
取付座に箱枠2を取り付けると共に、この箱枠2にボン
ネット4を取り付けている。
補足すると、トラクター5では、エンジン3を機体前部
の主フレームとし、機体後部の図示しないリヤーアクス
ルや伝動ケースを後部の主フレームとし、両者をクラッ
チハウジングで一体に前後連結しており、機体前部のこ
の主フレームに空調ユニット1を内装した箱枠2や外装
品であるボンネット4等を取り付けている。
20は開閉蓋であって、ボンネット4の横側壁4aに開口し
た外気取入口4bを開閉するものであり、送風ファン9部
へ外気を取り込む時は開け、閉めることにより、外気が
入らないからキャビン14内の内気が循環する。
21は前輪、22は後輪、23はクランクプーリーである。
次に図例の作用について説明する。
空調ユニット1は箱枠2内に収納された状態でエンジン
3近傍に取付けられている。電磁クラッチ付コンプレッ
サー6のプーリをエンジン3のクランクプーリ23とVベ
ルト24を介して連動連結しており、電磁クラッチがONと
なるとコンプレッサー6で冷媒を圧縮する。
圧縮された高温の冷媒はコンデンサー8を通過する際に
冷却されたあと、図視しない配管を介して接続した冷媒
蒸発器10内で膨張し周囲の温度を吸収する。
ここに送風ファン9で生じる風を当てると、冷たい空気
が空調ユニット1の空調済空気吐出口16からシール体で
囲んだ通路を経て、前壁30の空調済空気取込口17からキ
ャビン14室に吹き込む。
膨張した冷媒は、ドライヤー(図示せず)を通過して冷
媒内の水分を除去したあと再度コンプレッサー6に戻
る。
コンデンサー8後方に取付けられた電動ファン7の排風
は、箱枠2の天井孔2c及びボンネット4の排風孔25を経
てキャビン14のフロントウインド26に接当し窓のくもり
を取ることもできる。
27は仕切板であって、コンデンサー8からの排風を前述
のように上方に案内すると共に、ユニット1後方である
箱枠2の横側壁2aに開口した吸気口2bへの熱風巻き込み
を防止している。
外気は、ボンネット4の横側壁4aに設けた開閉蓋20を開
けることにより、そこに開口した外気取入口4bから箱枠
2の吸気口2bへ連通可能となり、ユニット1内の送風フ
ァン9が回転するとボンネット4横側方の冷たい外気が
キャビン14内に送りだされる。
【図面の簡単な説明】
図例は、この考案の一実施例を示すもので、第1図は要
部の斜視図、第2図は一部断面した全体側面図である。 図中、符号1は空調ユニット、3はエンジン、4はボン
ネット、5はトラクター、14はキャビン、16は空調済空
気吐出口、17は空調済空気取込口、30は前壁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビン14を有するトラクター5の前部に
    エンジン3を搭載し、このエンジン3の周囲を箱型のボ
    ンネット4で被覆したトラクターにおいて、キャビン14
    の前壁30でエンジンルーム側とキャビン室側とを仕切
    り、この前壁30には空調済空気取込口17を開口し、又、
    エンジン3とボンネット4の上面とで囲まれた空間内の
    キャビン14室寄り部位に空調ユニット1を設け、この空
    調ユニット1後部に設けた空調済空気吐出口16と前記空
    調済空気取込口17の孔の廻り間にシール体を設けて両者
    間を接続したことを特徴とするトラクターの空気調和装
    置。
JP1985126596U 1985-08-19 1985-08-19 トラクターの空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0722328Y2 (ja)

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JPS6233914U JPS6233914U (ja) 1987-02-28
JPH0722328Y2 true JPH0722328Y2 (ja) 1995-05-24

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ID=31020549

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5385707B2 (ja) * 2009-07-08 2014-01-08 株式会社クボタ 作業車両のためのエアコン装置及びこのエアコン装置を備えた作業車両
JP5667950B2 (ja) * 2011-09-08 2015-02-12 ヤンマー株式会社 コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746770Y2 (ja) * 1980-07-26 1982-10-14
JPS58580U (ja) * 1981-06-26 1983-01-05 株式会社日立製作所 カラ−テレビ受信機
JPS58134125U (ja) * 1982-03-05 1983-09-09 株式会社クボタ キヤビンつき車両におけるル−ムク−ラ設備

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JPS6233914U (ja) 1987-02-28

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