JPH0212507Y2 - - Google Patents

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JPH0212507Y2
JPH0212507Y2 JP1985106053U JP10605385U JPH0212507Y2 JP H0212507 Y2 JPH0212507 Y2 JP H0212507Y2 JP 1985106053 U JP1985106053 U JP 1985106053U JP 10605385 U JP10605385 U JP 10605385U JP H0212507 Y2 JPH0212507 Y2 JP H0212507Y2
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JP
Japan
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electric wire
opening
cover
outdoor unit
casing
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JP1985106053U
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JPS6214237U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は空気調和機の室外ユニツトに関する
もので、特に配線カバーの改善された室外ユニツ
トに係る。
(従来の技術) 空気調和機の室外ユニツトにおける配線カバー
の従来例としては、例えば実開昭56−23378号公
報(同公報第3図)を挙げることができる。その
構造を模式的に第6図に示すが、これは本体ケー
シング51の一側面部に電線52を挿通するため
の開口部53を開設すると共に、この開口部53
を覆うプレート状の電線カバー54を、上記開口
部53の周縁に取付けたものである。そして上記
電線カバー54には外方へと膨出した膨出部55
を、その中途部から下端部にかけて形成し、上記
開口部53の下縁と上記膨出部55との間に電線
52を挿通してケーシング51の外部へと導出し
てある。なお上記電線52の内端部は、本体ケー
シング51内の端子盤56に接続されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記のような室外ユニツトを、例えば
船舶用空調機の室外ユニツトとして使用し、船舶
に据付けた場合には、波が上記電線カバーを直撃
することがある。そうすると、海水が上記膨出部
55内から上記開口部53を経由して本体ケーシ
ング51内へと浸入し、端子盤56に付着して、
これにより漏電事故を招くおそれがあつた。
この考案は上記した従来の欠点を解決するため
になされたものであつて、その目的は、上記のよ
うに船舶に据付けて使用したり、あるいは風雨の
激しい環境下で使用しても、電線挿通用の開口部
から本体ケーシング内に海水や雨水が浸入するの
を防止することのできる空気調和機の室外ユニツ
トを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案の空気調和機の室外ユニツトに
おいては、本体ケーシング2の側面部に電線3挿
通用の開口部6を設けると共に、その周縁部に開
口部6を覆う電線カバー4を取付け、上記電線カ
バー4には外方へと膨出した膨出部7を、その中
途部から下端部にかけて形成し、上記開口部6の
下縁と上記膨出部7との間に電線3を挿通すると
共に、この電線3を本体ケーシング2の側面部に
沿つて下方へと導出し、さらに上記膨出部7の下
端部には、上記下方へと導出された電線を覆う延
長カバー部5の一端を連設し、また上記膨出部7
の上端部と上記延長カバー部5の下端部との間の
位置において、その内面には、内方へ突出すると
共に横方向に延びる複数条の弾性部材19,20
を取着し、各弾性部材19,20を電線3に押
圧、接触させてある。
(作用) 上記した室外ユニツト1においては、本体ケー
シング2から外部へと導出された電線3は、電線
カバー4の膨出部7と、それに連設された延長カ
バー部5との両者によつて覆われることになる。
したがつて海水や雨水は、延長カバー部5の下部
開口部から該カバー部5の内部を通つて上方へと
移動し、ついで本体ケーシング2に形成された上
側の開口部6からケーシング2内に至るという経
路をたどらなければならないが、実際問題として
上記のような経路をたどることは不可能であり、
そのため海水や雨水の本体ケーシング2内への浸
入を防止し得ることとなる。しかも上記のように
弾性部材19,20を設けてあるので、もし仮に
海水や雨水が上記経路をたどろうとしても、それ
は弾性部材19,20によつて阻止されることに
なり、浸入防止をより一層確実に行えることにな
る。
(実施例) 次にこの考案の空気調和機の室外ユニツトの具
体的な実施例について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。
まず第3図に全体の概略構成を示すが、図にお
いて、1は室外ユニツト、2はそのケーシング、
3は電線、4は電線カバー、5は延長カバー部を
それぞれ示している。
第1図及び第2図に基づいてさらに詳しく説明
すると、上記本体ケーシング2の一側面部には、
概略四角形の開口部6が形成されており、この開
口部6の周縁に、該開口部6を覆うようにプレー
ト状の電線カバー4が取付けられている。上記電
線カバー4には、水平方向中央部の位置におい
て、高さ方向の中途部からその下端部に至る膨出
部7が形成されている。この膨出部7は、電線カ
バー4の一部を外方へと膨出させることによつて
形成されたものである。一方、上記開口部6は区
画形成するケーシング2の下側の縁部近傍は、ケ
ーシング2の内方の斜め上方へと折曲されてお
り、この折曲部8に、クリツプ9によつて電線3
が固定されると共に、この電線3の内端部が、端
子盤10に接続されている。上記電線3は、上記
開口部6の下縁11と上記膨出部7の内面とによ
つて形成される空間内を挿通して本体ケーシング
2の外部へと導出されると共に、本体ケーシング
2の表面に沿つて下方へと延びている。そして上
記膨出部7の下端部には、上記膨出部7と略同じ
断面形状の延長カバー部5の一端が連設されてお
り、この延長カバー部5によつて上記電線3の下
方へと延びる部分が覆われている。なおこの延長
カバー部5は、この実施例のように、上記電線カ
バー4の膨出部7と別体に形成してもよいが、上
記膨出部7の下端部に一体的に連設することも可
能である。
上記延長カバー部5の詳細を第4図及び第5図
に示す。この延長カバー部5は、本体ケーシング
2に沿つて上下方向に延びる前壁12と、この前
壁12の両側から本体ケーシング2の方向へと延
びる一対の側壁13,14と、各側壁13,14
の先端部から水平方向外方へと延びる一対の取付
脚部15,16とを有しており、各取付脚部1
5,16に穿設した透孔17,18を利用して上
記本体ケーシング2に取付けるようになつてい
る。また上記延長カバー部5の内面には、水平方
向に略平行に延びる一対の弾性部材19,20が
取着されているが、この弾性部材19,20は合
成樹脂、好ましくは独立気泡を有する合成樹脂発
泡体によつて形成されたものである。この弾性部
材19,20は、延長カバー部5を本体ケーシン
グ2に取付けて電線3を覆つた際に、第2図のよ
うに電線3の表面に押圧、接触し、これによつて
水の浸入に対する抵抗を増加させる作用をなすも
のである。なお第1図のように上記膨出部7内に
も同じ目的で略同様な弾性部材21が配設されて
いる。
上記室外ユニツト1においては、延長カバー部
5の下部開口部から、該カバー部5及び膨出部7
の各内部を通つて開口部6へと至る経路は、上向
きであると共に比較的長い経路であり、しかもそ
の途中に水の浸入を阻止する弾性部材19,2
0,21が介設されているので、この室外ユニツ
ト1を船舶に据付け使用して波が直撃したり、あ
るいは風雨の激しい環境下で使用する場合に、本
体ケーシング2内に水が浸入するのを防止するこ
とが可能となる。
(考案の効果) この考案の空気調和機の室外ユニツトにおいて
は、本体ケーシングの開口部から導出されると共
に下方へと延びる部分の電線を、電線カバーの膨
出部に連設した延長カバー部によつて覆うように
し、さらにその内面に水の浸入を阻止するための
弾性部材を取着してあるので、この室外ユニツト
を船舶に据付け使用したり、あるいは風雨の激し
い環境下で使用する場合にも、本体ケーシング内
に海水や雨水が浸入するのを防止し得ることとな
る。そのため、上記海水や雨水の浸入による漏電
事故を防止することができ、その安全性を向上す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の空気調和機の室外ユニツト
の一例の中央縦断面図、第2図は前図−線に
沿う横断面図、第3図は上記室外ユニツトの全体
側面図、第4図は上記において用いる延長カバー
部の一例の背面図、第5図はその正面図、第6図
は従来例を示す縦断面図である。 1…室外ユニツト、2…本体ケーシング、3…
電線、4…電線カバー、5…延長カバー部、6…
開口部、7…膨出部、19,20…弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ケーシング2の側面部に電線3挿通用の開
    口部6を設けると共に、その周縁部に開口部6を
    覆う電線カバー4を取付け、上記電線カバー4に
    は外方へと膨出した膨出部7を、その中途部から
    下端部にかけて形成し、上記開口部6の下縁と上
    記膨出部7との間に電線3を挿通すると共に、こ
    の電線3を本体ケーシング2の側面部に沿つて下
    方へと導出し、さらに上記膨出部7の下端部に
    は、上記下方へと導出された電線3を覆う延長カ
    バー部5の一端を連設し、また上記膨出部7の上
    端部と上記延長カバー部5の下端部との間の位置
    において、その内面には、内方へ突出すると共に
    横方向に延びる複数条の弾性部材19,20を取
    着し、各弾性部材19,20を電線3に押圧、接
    触させたことを特徴とする空気調和機の室外ユニ
    ツト。
JP1985106053U 1985-07-10 1985-07-10 Expired JPH0212507Y2 (ja)

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JP1985106053U JPH0212507Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

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JP1985106053U JPH0212507Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

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Publication Number Publication Date
JPS6214237U JPS6214237U (ja) 1987-01-28
JPH0212507Y2 true JPH0212507Y2 (ja) 1990-04-09

Family

ID=30981058

Family Applications (1)

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JPS6214237U (ja) 1987-01-28

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