JPH0351444Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は軒樋の取付けと同時に取付け施工で
き、施工性に優れた集水器飾りの取付け構造に関
する。

［背景技術］ 従来にあつては、第３図に示すように集水器４
の軒樋取付口５に軒樋６を嵌め込み、その後集水
器４に集水器飾り１′を取付けているが、集水器
飾り１′を軒樋６と別々に取付けなければならな
く取付け施工性に劣るだけでなく、集水器飾り
１′の取付け強度も小さいものであつた。

［考案の目的］ 本考案は上記事情に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、取付け施工性に優
れ、しかも取付け強度も大きい集水器飾りの取付
け構造を提供することにある。

［考案の構成］ 本考案の集水器飾りの取付け構造は、集水器飾
り１を軒樋嵌着部２と飾り部３とで形成し、この
集水器飾り１の軒樋嵌着部２を集水器４の軒樋取
付口５に嵌め込み、集水器飾り１の軒樋嵌着部２
に軒樋６を嵌着して成るものであり、この構成に
より上記目的を達成できたものである。即ち、集
水器４の軒樋取付口５に嵌め込んだ集水器飾り１
の軒樋嵌着部２に軒樋６の端部を嵌着することに
より、軒樋６の取付けと同時に集水器飾り１を取
付けることができ、取付け施工性に優れるだけで
なく、軒樋６の自重を利用して集水器飾り１を強
固に取付けることができるものである。

以下本考案を添付の図面に示す実施例に基づい
て説明する。上面が開口した角筒状の集水器４の
相対向する側面には上端縁と連続した半円状の軒
樋取付口５を設けており、この軒樋取付口５を設
けた側面と隣接する側面の上端縁には屈曲自在な
複数の取付片７を設けている。集水器４の軒樋取
付口５の上端部には軒樋耳部１１の載置部１２を
設けている。又集水器４の下部は這呼び樋などを
接続する排水口８となつている。集水器飾り１は
円弧状の嵌着片９の一端を取付棒１０で連結した
軒樋嵌着部２と、軒樋嵌着部２の嵌着片９の他端
を連結する飾り部３とから形成したものであり、
嵌着片９の両端部の軒樋耳部１１の嵌め込み部１
３の上端からは屈曲自在な巻き込み片１４を連出
している。この集水器飾り１の軒樋嵌着部２を集
水器４の軒樋取付口５に嵌め込んで嵌め込み部１
３を載置部１２に位置させ、集水器飾り１の軒樋
嵌着部２に排水孔１５を穿孔した軒樋６を嵌め込
むと共に軒樋耳部１１を嵌め込み部１３に位置さ
せ、巻き込み片１４を屈曲させて軒樋耳部１１を
巻き込むと共に取付片７を屈曲させて集水器飾り
１の軒樋嵌着部２の取付棒１０と軒樋耳部１１を
集水器４に取付けて集水器飾り１を集水器４に取
付けている。

［考案の効果］ 本考案にあつては、集水器の軒樋取付口に嵌め
込んだ集水器飾りの軒樋嵌着部に軒樋を嵌着して
いるので、軒樋の取付けと同時に集水器飾りを取
付けることができ、取付け施工性に優れるだけで
なく、軒樋の自重を利用して集水器飾りを強固に
取付けることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２
図は同上の分解斜視図、第３図は従来例を示す分
解斜視図であつて、１は集水器飾り、２は軒樋嵌
着部、３は飾り部、４は集水器、５は軒樋取付
口、６は軒樋である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 集水器飾りを軒樋嵌着部と飾り部とで形成し、
   この集水器飾りの軒樋嵌着部を集水器の軒樋取付
   口に嵌め込み、集水器飾りの軒樋嵌着部に軒樋を
   嵌着して成る集水器飾りの取付け構造。