JPH02122698A - 回路基板用ペーストおよび該ペーストを用いた多層セラミック回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板用ペーストおよび該ペーストを用いた多層セラミック回路基板の製造方法

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JPH02122698A
JPH02122698A JP27444288A JP27444288A JPH02122698A JP H02122698 A JPH02122698 A JP H02122698A JP 27444288 A JP27444288 A JP 27444288A JP 27444288 A JP27444288 A JP 27444288A JP H02122698 A JPH02122698 A JP H02122698A
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Toru Mizuno
透 水野
Kyoji Saeki
佐伯 恭二
Hisatomi Taguchi
久富 田口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、回路基板用ペーストおよび該ペーストを用い
た多層セラミック回路基板の製造方法に関し、詳しくは
多層セラミック回路基板を製造する際に用いられる、金
属粉末または金属混合粉末、ガラス粉末およびアルミナ
粉末を含有する回路基板用ペーストおよび該ペーストを
用いた特性に優れ、しかも安価な多層セラミック回路基
板の製造方法に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課題]従来、
混成集積回路に用いられる多層基板の製造方法としては
、例えば特開昭58−52900号公報や特開昭59−
171195号公報に開示されているように、アルミナ
を絶縁体とし、Mo、W等を内部導体とする多層基板上
にAg−Pd、Ag−P を等の導体を印刷後、約85
0℃で焼成し、次に酸化ルテニウム系抵抗体を印刷後、
約850℃で焼成し、さらに保護用ガラスペーストを印
刷後、約500℃で焼成して厚膜回路を形成する方法が
知られている。
しかし、これらの製造方法では、多層基板は酸化性雰囲
気中で繰り返し焼成されるため、W等の導体と上部厚膜
回路中のAg−P d等の導体との境界での電気的な接
続が悪化し易く、この境界を含む配線の抵抗値が大きく
上昇したり、極端な場合には電気的な接続が失なわれる
等の課題を有する。また、場合によっては絶縁体である
アルミナ部分がW等の酸化のため黄変して電気的接続は
維持し得るものの、製品として美観に劣ったり、酸化し
たW等の影響で上部に形成したAg−Pd等の導体の半
田濡れ性が悪くなる等の課題を有する。
また、特公昭83−18358号公報等に示されるよう
な、ガラス中に貴金属を分散させた導電性ガラスを使用
するものは、表層の厚膜導体にガラス成分が滲み出し半
田濡れ性を悪化させ、またガラス成分が多いため体積固
有抵抗が大きい等の課題を有する。
さらに、内部導体として白金を用いれば、内部導体の酸
化という問題はなくなるが、ptは高価であるため、コ
ストの上昇を招いて好ましくない。
また、ptは体積固有抵抗が高く、これを使用すること
は内部配線の抵抗値を増大させ、回路の性能を悪化させ
るという意味でも好ましいものではない。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので
あり、内部導体の酸化劣化が少なく、安定した導電性を
有し、しかも安価な多層セラミック回路基板の製造方法
および該製造方法に好適に用いられる回路基板用ペース
トを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は上記目的を達成するため、種々検討した結
果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の回路基板用ペーストは、(a)ニッ
ケルを30〜100重量%、パラジウムを0〜30重量
%、銀を0〜80重量%の割合で含み、かつ各成分元素
の重量比を3角図で示した場合、金属含有量(Ni :
 Pd :Ag)がそれぞれ、A−100: 0: O B−70:30: 0 C−3(1:3(1:40 D−40+10:50 E−80:  0:20 である各頂点(A、B5C5D、E)によって結ばれる
多角形の領域内に包含される金属粉末または金属合金粉
末および (b)SiO□50〜70重量%、B20.g〜13重
量%、AizOi  5〜15重量%、CaO5〜20
重量%、MgO0〜5重量%から成るガラス粉末を成分
とし、かつ前記金属粉末または金属混合粉末100重量
部に対して前記ガラス粉末を5〜20重量部含有するも
のである。
本発明のペーストは、上述のように(a)金属粉末また
は金属合金粉末(以下、金属粉末と総称する)および(
b)ガラス粉末を必須成分とする。
この成分うち、(a)金属粉末は、ニッケル30〜10
0重量%、好ましくは30〜80重量%、パラジウム0
〜30重量%、好ましくはl[l〜30重回%、銀0〜
80重量%、好ましくは10〜80重量%の割合で含む
ものである。
Niの含有量が上記範囲未満では抵抗値が高く、また黄
変しおくなる。Agの含有量が上記範囲を超えると接続
抵抗の変化率が高くなり過ぎ、焼成回数に対して早く抵
抗値が上昇する。Pdの含有量が上記範囲を超えると酸
化による黄変が早くなり、また抵抗値も早く上昇する。
これら各成分の粒径範囲は、NiO,1〜1μm、Pd
  O,2〜Lttm、 Ag  O,2〜2umが好
ましい。
また、この(a)金属粉末は、Ni−Pd−Ag各成分
の重量比を第1図に示されるような3角図で示した場合
、金属含有ffi (Ni : Pd :Ag)がそれ
ぞれ、 A−100: 0: O B−70:30: O C−30:30:40 D−40:10:50 E−80: 0:20 である各頂点(A、BSC,D、E)によって結ばれる
多角形の領域内に包含されることが必要である。
金属粉末のNi5PdおよびAgの比率が第1図の多角
形の領域内から外れると、2回以上の850℃焼成にお
いて、WまたはMOが酸化されアルミナ絶縁層と反応し
て黄変が激しくなり、抵抗値が上昇するか、または黄変
せずとも接続抵抗が高(なり過ぎ、回路基板としての使
用に耐えられない。
(b)ガラス粉末は、5in250〜70重量%、B2
0i8〜13重量%、A42035〜15重量%、Ca
 O5〜2Offi量%、Mg0O〜5重量%からなる
ものが用いられ、その軟化点は850℃近辺、平均粒径
は2〜3μmが好ましい。このガラス粉末の含有量は、
前記した(a)金属粉末100重量部に対して5〜2O
ffi ffi部である。ガラス粉末の含有量が5重量
部未満では、セラミック基板製造時に酸化防止層の周辺
部がアルミナ絶縁層から剥離し易くなり、後の酸化雰囲
気下の焼成で内部の高融点金属層が酸化される。また2
0重量部を超えると、酸化防止層上に形成される厚膜導
体の半田濡れ性が悪化する。
さらに、本発明のペーストにアルミナ粉末を添加すると
より好ましい結果が得られ、平均粒径2〜4μmのもの
が望ましく用いられる。このアルミナ粉末の含有量は、
前記した(a)金属粉末100重量部に対して1〜5重
量部である事が特に望ましい。アルミナ粉末の含有量が
1重量部未満では、アルミナ絶縁層と酸化防止層との接
着強度の低下、酸化防止層表面へのガラスの滲み出し、
厚膜導体の半田濡れ性の悪化等が生じる危険性が高まる
また5重量部を超えると、ガラスの結晶化が進み過ぎ、
後の約850℃での厚膜焼成工程で、酸化防止層と高融
点金属層、アルミナ絶縁層との応力緩和がうまく出来な
くなり、酸化防止層が剥離したり、酸化防止層に亀裂が
入ったりして、高融点金属層が酸化され易いという問題
が生じる。
また、本発明のペーストには、上記(a)および(b)
成分またはアルミナ粉末に加えてエチルセルロース、ア
クリル系樹脂等の有機バインダーやブチルカルピトール
アセテートやα−ターピネオール等の有機溶剤が好まし
く含有される。
このような本発明のペーストは、多層セラミック回路基
板の酸化防止層として好適に利用される。
次に、本発明の多層セラミック回路基板の製造方法を図
面に基づいて詳しく説明する。
第2図は、本発明に係る多層セラミック回路基板の縦断
面図を示す。
第3図(a)〜(d)は、本発明の一実施例に使用され
る印刷パターン図を示したものであり、同図(a)は導
体層印刷パターン図、同図(b)は絶縁層印刷パターン
図、同図(c)は酸化防止層印刷パターン図、同図(d
)は厚膜導体層印刷パターン図をそれぞれ示す。
第2図および第3図(a)〜(d)において、1はアル
ミナグリーンシート、2は高融点金属層、3はアルミナ
ペースト印刷層(焼成後はアルミナ絶縁層となる)、4
は開口部、5は酸化防止ペースト層(焼成後は酸化防止
層となる)、6は厚膜導体、7は抵抗体、8は保護体、
9はAgまたはAg合金層、20は導体層印刷パターン
図、30は絶縁層印刷パターン図、50は酸化防止層印
刷バターン図、80は厚膜導体層印刷パターン図をそれ
ぞれ示す。
本発明の製造方法においては、まず通常のアルミナグリ
ーンシート1上に、導体層印刷パターン図20および絶
縁層印刷パターン図30をそれぞれ用い、必要な層数骨
のWSMo等からなる高融点金属層2およびアルミナペ
ースト印刷層3を形成後、還元性雰囲気中で焼成し、内
部で互いに接続された多層の導体を有する多層基板を得
る。
次に前記多層基板の焼成により得られたアルミナ絶縁層
3の開口部4より露出した高融点金属層2上に、酸化防
止層印刷パターン図50を用いて、上記した(a)およ
び(b)成分を一定割合で含有する本発明の酸化防止ペ
ースト層5をスクリーン印刷法にて乾燥後の厚さが10
〜30μm程度になる様に印刷し、950℃〜1100
℃の温度で水素二窒素の体積比が3:lから0:工程度
の非酸化性雰囲気中で5〜15分間熱処理を行ない、酸
化防止層5を形成する。
必要に応じて、さらにこの酸化防止層5の上に粒径0.
2〜2μmのAgまたはAg合金粉末を含むAgまたは
Ag合金ペーストを酸化防止層印刷パターン図50を用
いて、乾燥後の厚さが15μm〜50μm程度になる様
にスクリーン印刷後、空気中で300〜400℃で10
〜20分間予め脱バインダー処理し、水素と窒素の体積
比が3=1から 0:工程度の非酸化性雰囲気中で、A
gまたはAg合金の融点以上でかつ1100℃以下の温
度でAgまたはAg合金を5〜15分間溶融し、Agま
たはAg合金層9を形成し、酸化防止層5と接合させる
。ここに用いられるビヒクルに含まれる有機バインダー
は、エチルセルロース、アクリル系樹脂等が好ましく、
有機溶剤は、ブチルカルピトールアセテートやα−ター
ピネオール等が好ましい。このAgまたはAg合金層9
は、高融点金属層2への酸素の侵入を防止する能力をさ
らに補助し、かつ後に形成される厚膜導体6との電気接
続をより確実にする目的で必要に応じて設けられる。
次に、このようにして形成された酸化防止層5もしくは
AgまたはAg合金層9の上に通常の方法に従い、厚膜
導体6、抵抗体7および保護体8の各層を形成する。
ここにおいて、厚膜導体6は、Ag−Pt。
Ag−Pd等を主成分とし、厚膜導体層印刷パターン図
80により印刷後800〜900℃で焼成される。
また、抵抗体7は、複合型ルテニウム化合物、酸化ルテ
ニウム系等が用いられ、750〜900℃で焼成される
保護体8は、低融点のガラスペースト等が好ましく用い
られ、450〜800℃で焼成される。
このような製造方法により、多層セラミック回路基板が
製造される。
[作用] 次に、本発明により高融点金属の酸化が防止され、高融
点金属層と厚膜導体の電気的接続が維持される作用を説
明する。
高融点金属層の酸化を防止するには、酸素の侵入を防止
すれば良いことは明らかである。
酸化防止ペースト層中のガラスは溶融しながら酸化防止
層からしみ出し、アルミナ絶縁層や高融点金属層と濡れ
接着する。また、アルミナ粉末が添加された場合、ガラ
ス粉末はアルミナ粉末と反応し、部分的に結晶化しなが
ら強度を増す。析出する結晶はアノーサイトが主となる
。また、しみ出して形成されたガラスからなる層と、高
融点金属層、酸化防止層は、主に機械的に噛み合って接
合する。また、高融点金属層と酸化防止層中の金属成分
は一部合金化し、電気的に接合する。
酸化防止層のみでも酸素の高融点金属層への侵入は充分
に防止されるが、この上に、溶融したAgまたはAg合
金層を設ける事により、酸素の遮断はより良くなる。
この酸化防止層は後の酸化性雰囲気中での厚膜形成工程
(約850℃)でも安定であり、高融点金属層への酸化
防止の能力は、繰り返しの約850℃の焼成でも低下し
難い。この理由は約850℃の厚膜焼成工程では、ガラ
スが軟化し、アルミナ絶縁層、高融点金属層と酸化防止
層との熱膨張係数の差により生じる応力を緩和するから
である。また、ガラス粉末、アルミナ粉末およびその反
応物は、酸化防止層中の金属成分よりも熱膨張係数が小
さいため、酸化防止層の平均の熱膨張係数を下げ、アル
ミナ絶縁層や、高融点金属層の熱膨張係数に近づける事
により、熱応力はより小さくなる。また、酸化防止層中
およびアルミナ絶縁層や高融点金属層との界面にあるガ
ラス成分が酸素の高融点金属層への侵入を防止する事は
いうまでもない。
酸化防止層中にPd、Ag等が含まれる場合は、Niは
その粒子の表面がPd、Ag等で覆われるのでそれ自体
の酸化は防止される。
PdはAgのマイグレーションの防止および、NiとA
gの接合、酸化防止層と高融点金属層との接合を助長す
るのに役立っている。
[実施例] 以下実施例および比較例により、本発明をさらに詳しく
説明する。
実施例1〜22 アルミナ(Al2O3 ) 94重量%およびMgO。
Ca OSS I O2からなるフラックス成分6重量
%の合計100重量%の無機成分と、ポリビニルブチラ
ール(バインダー)、ジオクチルフタレート(可塑剤)
、ソルビタントリオレエート(分散剤)からなる有機成
分およびエタノール、トルエン混合溶剤から調製、混練
されたスラリーを用い、ドクターブレード法でキャリア
フィルム上に厚さ約0.8蔵のアルミナグリーンシート
を形成した。
次に、粒径0.5〜5μmのW金属粉末とエチルセルロ
ース、ターピネオールを主成分としたビヒクルから高融
点金属ペーストを調製し、アルミナグリーンシート上に
第2図(a)に示されるような導体印刷パータン図を用
いて、スクリーン印刷法で乾燥後の厚さが約20μmに
なるよう印刷した。
この高融点金属ペーストを乾燥後、その上にアルミナグ
リーンシートと同じ無機成分および有機成分から調製し
たアルミナペーストを第2図(b)のような絶縁層印刷
パターンを用いて、乾燥後の厚さが約40μmになるよ
うに印刷して高融点金属層およびアルミナ絶縁層から形
成される積層体を得た。
前記積層体を乾燥後、水素:窒素の体積比が3=1〜1
:10程度、露点が30から80℃の還元性雰囲気中で
、約1550℃で焼成してセラミック回路基板を得た。
このセラミック回路基板の上に、第1表に示す成分の酸
化防止ペースト層を第2図(c)に示されるパターンを
用いて乾燥後の厚さが約20μmとなるように印刷し、
乾燥後、水素二窒素の体積比が3=1から 1〜10程
度の乾燥した混合ガス雰囲気中、約1000℃で5分間
熱処理をした。
Ni金属粉末の粒径は0.1〜0.3cz mSP b
金属粉末の粒径は0.5〜0.8μm、Ag金属粉末の
粒径は0,5〜1.0μm1ガラス粉末の平均粒径は2
〜3μmおよびアルミナ粉末の平均粒径は2〜4μmの
ものを用い、ビヒクルとしてはエチルセルロースおよび
ターピネオールを用いた。
なおAg層を設けるものは、さらにこの層の上に粒径0
.5〜1.0μmのAg金属粉末とアクリル樹脂および
ブチルカルピトールアセテート(有機溶剤)より成るビ
ヒクルとを調製、混練して得たAgペーストを乾燥後の
厚さが約30μmになるように印刷し、乾燥後的350
℃で20分間予め脱バインダー処理を行なった後、水素
:窒素の体積比か3=1から 1=IO程度の乾燥した
混合ガス雰囲気中で約5分間、約1000℃に加熱して
Agを溶融し、Ag層を設けた。
このようにして得られた基板上に、Pt約1%を含有す
るAg−P を系ペーストで、第2図(d)に示される
ようなパターンを印刷し、850℃酸化性雰囲気中で焼
成した。この時の厚膜焼成炉の昇温カーブは大概第4図
のようであった。
この後、第2図(d)の端子AB間の電気抵抗を測定し
た。また2回〜5回焼成後の電気抵抗も測定し、それら
の結果を第1表に示した。
また、回路表面の目視観察を行ない、まるで異常が見ら
れないものをパランク、わずかにWが酸化しているもの
をBランク、Wがかなり酸化しているものをCランクと
して第1表に示した。
さらに実施例6〜10および12の酸化防止ペーストを
用いて酸化防止層とアルミナ絶縁層との接着強度評価試
験(ピーリング試験)を行なった。
まず、このビーリング試験は第5図にその概要が示され
るように、アルミナ基板10上に、第2表に示す成分の
酸化防止ペースト層13をスクリーン印刷法にて乾燥後
の寸法が、縦X横が20s+ X 20s 。
厚さがlO〜30μm程度になるように印刷し、950
〜1ioo℃の温度で、水素:窒素の体積比が約3:l
から0:1程度の非酸化性雰囲気中で5〜15分間熱処
理を行ない、酸化防止層13をアルミナ基板10上に焼
付けた。
次に、酸化防止層13の上にPb : Sn :八gの
重量比が80:38:2の半田11を用いて、直径0.
611Il11のスズメツキ銅線12を半田付けした。
この後、アルミナ基板10を固定し、スズメツキ銅線1
2を引張って、アルミナ基板10と酸化防止層13の接
着強度を測定した。
同様の試験を合計10回行ない、その最小値および平均
値を第2表に示した。
比較例1〜6 第1表に示す組成の酸化防止ペースト層を用いた以外は
、実施例1〜22と同様にして、供試試料を作成し、実
施例1〜22と同様の測定、観察を行ない、その結果を
第1表に示した。
なお、第1表中“閃″は抵抗値が1にΩ以上であること
を表わす。
第1表から明らかなように、850℃で繰り返し焼成し
た場合でも、本発明のペーストを用いて形成される多層
セラミック回路基板は良好な耐酸化性、通電性を示して
いる。
また、第2表から明らかなように、本発明のペーストを
用いて形成される酸化防止層と、アルミナ絶縁層は良好
な接着強度を有している。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のペーストを多層セラミッ
ク回路基板の酸化防止層とすることによって高融点金属
層への酸素の侵入を防止することができる。
また、高融点金属層と厚膜導体との電気的な接続が良好
であり、かつ酸化防止層中の金属成分の主成分を比較的
安価なNi金属粉末としたことで、コストの上昇を抑さ
えることができる。
さらに、酸化防止層をアルミナ絶縁層に確実かつ強固に
接着させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Ni−Pd−Ag合金組成の三角図、第2図
は、本発明の一実施例に係る多層セラミック回路基板の
縦断面図、 第3図(a)は、導体層印刷パターン図、第3図(b)
は、絶縁層印刷パターン図、第3図(c)は、酸化防止
層印刷パターン図、第3図(d)は、厚膜導体層印刷パ
ターン図、第4図は、実施例1〜22および比較例1〜
6に係る厚膜焼成炉の昇温カーブを示す図、第5図は、
実施例6〜10および12に係るピーリング試験の概要
を示す縦断面図である。 1・・・アルミナグリーンシート、 2・・・高融点金属層、 3・・・アルミナペースト印刷層(アルミナ絶縁層)、 4・・・開口部、 5.13・・・酸化防止ペースト層(酸化防止層)、6
・・・厚膜導体、 7・・・抵抗体、 8・・・保護体
、9・・・AgまたはAg合金層、 10・・・アルミナ基板、 11・・・半田、 12・・・スズメツキ銅線、20・
・・導体層印刷パターン図、 30・・・絶縁層印刷パターン図、 50・・・酸化防止層印刷パターン図、80・・・厚膜
導体層印刷パターン図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)ニッケルを30〜100重量%、パラジウム
    を0〜30重量%、銀を0〜80重量%の割合で含み、
    かつ各成分元素の重量比を3角図で示した場合、金属含
    有量(Ni:Pd:Ag)がそれぞれ、 A=100: 0: 0 B= 70:30: 0 C= 30:30:40 D= 40:10:50 E= 80: 0:20 である各頂点(A、B、C、D、E)によって結ばれる
    多角形の領域内に包含される金属粉末または金属混合粉
    末および (b)SiO_2 50〜70重量%、B_2O_3 
    8〜13重量%、Al_2O_3 5〜15重量%、C
    aO 5〜20重量%、MgO 0〜5重量%から成る
    ガラス粉末を成分とし、かつ前記金属粉末または金属混
    合粉末100重量部に対して前記ガラス粉末を5〜20
    重量部含有することを特徴とする回路基板用ペースト。
  2. 2.アルミナセラミックスを絶縁体とし、高融点金属層
    を内部導体として構成した多層配線基板上に厚膜導体、
    抵抗体および保護体を酸化性雰囲気中で焼成、焼付する
    セラミック回路基板の製造方法において、前記高融点金
    属層上に、請求項1に記載のペーストを印刷し、これを
    焼成したペースト焼成層を高融点金属層と接続した後に
    、この上に厚膜導体、抵抗体および保護体を順次、印刷
    と酸化性雰囲気下の焼成を繰り返して形成することを特
    徴とする多層セラミック回路基板の製造方法。
  3. 3.前記ペースト焼成層の上に銀または銀合金粉末を含
    有するペーストを印刷後溶融し、この溶融接合された銀
    または銀合金上に厚膜導体、抵抗体および保護体を順次
    形成する請求項2に記載の多層セラミック回路基板の製
    造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5946946A (en) * 1997-11-04 1999-09-07 Whirlpool Corporation Suspension system for an automatic washing machine

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US5946946A (en) * 1997-11-04 1999-09-07 Whirlpool Corporation Suspension system for an automatic washing machine

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