JPH02122234A - リークテスト装置 - Google Patents

リークテスト装置

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JPH02122234A
JPH02122234A JP27659988A JP27659988A JPH02122234A JP H02122234 A JPH02122234 A JP H02122234A JP 27659988 A JP27659988 A JP 27659988A JP 27659988 A JP27659988 A JP 27659988A JP H02122234 A JPH02122234 A JP H02122234A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、パイプや密閉容器などの中空状の被試験体の
漏れを検出するリークテスト装置に関する。
B、従来の技術 この種のリークテスト装置として真空法を用いたものが
知られている。真空法とは、中空状の被試験体内部を真
空引きした後、外部からヘリウムガス等のプローブガス
を吹き付け、漏れ個所から内部に侵入するヘリウムガス
を検出して被試験体の漏れを検知するものである。
しかしながら、このような真空法は、外部の大気圧と真
空圧との圧力差により変形する被試験体には適用できな
い。そこで、このような被試験体に対しては、加圧法に
より漏れ試験を行っている。
加圧法とは、例えばスニファ法のように被試験体の内部
にヘリウムガスを充填し、漏れ個所から外部に漏れるヘ
リウムガスを吸い取り、漏れを検知するものである。
C0発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような加圧法では、外部に漏れるヘ
リウムガスなどのプローブガスが大気中で拡散するから
、漏れを定量的に正確に測定することかできない。また
、被試験体の形状が複雑な場合には漏れを発見できない
おそれもある。
本発明の技術的課題は、真空法を用いて被試験体を変形
させることなく正確に漏れを定性的及び定量的に検出す
ることにある。
90課題を解決するための手段 本発明は、被試験体内部を真空排気する第1の真空排気
手段と、被試験体内外の圧力差によってその内部に流入
したプローブガスを検出する検出手段とを備えたリーク
テスト装置に実施される。
そして、被試験体を覆い被試験体の周囲に外気と隔離さ
れた空間を形成するフードと、第1の真空排気手段によ
り真空排気される被試験体内部よりも高い真空圧となる
ように上記空間を真空排気する第2の真空排気手段と、
上記空間にプローブガスを導く導入手段とを具備し、こ
れにより上記技術的課題を解決する。
E6作用 第1の真空排気手段により被試験体内が所望の真空圧ま
で真空排気される。この真空圧は、主にプローブガスの
検出手段、例えば質量分析計の感度にとって最適な値が
設定される。また、第2の真空排気手段により、フード
で形成された空間内も被試験体内部よりも高い真空圧に
真空排気される。導入手段により空間内に導入されたプ
ローブガスは漏れ個所から被試験体内部に侵入し、その
プローブガスが検出手段で検出され、被試験体の漏れ量
が検知される。これにより、被試験体を所望の真空力ま
で下げても被試験体内外の圧力差が従来よりも小さくな
り、被試験体の変形が防止される。
F、実施例 第1図および第2図に基づいて本発明の一実施例を説明
する。
全体構成を示す第1図において、テーブル1の上部に設
置された中空状の被試験体2は、フード3により覆われ
、これらの被試験体2およびフード3は、ガスケット4
により封止される。これにより被試験体2の周囲に外気
と隔離された空間SPが形成される。この空間SPは、
電磁式開閉弁(以下、電磁弁)5を介して真空ポンプ6
(第2の真空排気手段)により真空引きされるとともに
、絞り付き電磁弁7(導入手段)を介してプロブガスと
してのヘリウムガスがこの空間SP内に導かれるように
なっている。この電磁弁7の絞りは、空間SPの圧力を
徐々に増加させるためのものである。また被試験体2の
内部は、電磁弁8を介して粗引きポンプ9により真空排
気(粗引き)されるとともに、分析管11と協働する本
引き用ポンプ18によっても真空排気されるようになっ
ている。電磁弁5,7.8は、制御回路14により切換
制御される。
12.13は、空間SPおよび被試験体2内部の圧力(
真空圧)をそれぞれ検出する真空計であり、これらの検
出結果は制御回路14に入力される。制御回路14は、
その検出結果に基づいて上述の電磁弁5,8を切換制御
し、ポンプ6.9による真空引きを制御する。
被試験体2に漏れがあった場合、空間SPのヘリウムガ
スが漏れ個所から被試験体2内部に流入し、その後、電
磁弁10を介して分析管11に導かれるようになってお
り、ここでヘリウムガスの漏れ量が検出され制御回路1
4に入力される。制御回路14は、入力された分析管1
1(検出手段)からの検出出力をデータ処理回路15に
伝送し、ここで被試験体の漏れ量が演算される。なお、
16.17は、空間SPおよび被試験体2内部のヘリウ
ムガスを外部に放出するための電磁弁であり、制御回路
14により切換制御される。
次に、第2図(a)、(b)のフローチャートに基づい
て制御回路14によるリークテストの手順を説明する。
テスト前は全ての電磁弁が閉じているとする。
テスト開始を指令するスイッチ(不図示)が操作される
とこのプログラムが起動され、まず第2図(a)のステ
ップS1で電磁弁8を開き、粗弓きポンプ9により被試
験体2内部の粗引きを開始するとともに、ステップS2
で電磁弁5を開いて真空ポンプ6により空間SPの真空
引きを開始する。次いでステップS3で真空計12の検
出結果から空間SPの圧力(真空圧)P□が100 T
orrになるまて待ち、100 Torrになるとステ
ップS4で電磁弁5を閉して空間spの真空引きを停止
する。次にステップS5て被試験体2内の圧力(真空圧
)P2が所定の粗引き終了圧力(例えば1.0−2T 
orr)となったか否かを真空H」13の検出結果から
判定する。ステップS5が否定されるとステップS19
で粗引き開始から所定時間か経過したか否かを判定し、
否定されるとステップS5に戻り、肯定されるとグロス
リークと判断してステップS20に進む。グロスリーク
とは、分析管11で測定する意味がない大きな漏れであ
り、ステップS20では、電磁弁16゜17を開いてス
テップS21にて3秒待ち、その後、ステップS22で
電磁弁16.17を閉じて処理を終了させる。ステップ
S5が肯定されるとステップS6に進み、空間SPの圧
力P□が100 Torrより小さくなったか否かを判
定し、肯定されるとこの場合もクロスリークと判定して
ステップ520−822に進む。
ステップS6が肯定されるとステップS7に進んて電磁
弁5を再び開けて空間SPの真空引きを再開し、次いで
ステップS8で空間SPの圧力P、が10−’ T o
rrであるか否かを判定する。ステップS8が否定され
ると肯定されるまで待ち、P□=10−1Torrにて
電磁弁5を閉して空間spの真空引きを停止する。次い
でステップSIOでバルブ7を開いて空間SPにヘリウ
ムガスを導入するとともに、ステップSllで電磁弁8
を閉じ電磁プt、 1.1を開く。これにより、真空ポ
ンプ18によって被試験体2内が引き続き真空排気され
る。
次いで、ツーI−3内の圧力P1が100 Torrに
なるまで待ち(第2図(b)のステップ512)、10
0ゴorrになるとステップS13で電磁弁7を閉して
ヘリウムガスの導入を停止させる。
その後、空間SP内のヘリウムガスは、漏れ個所から被
試験体2内部に侵入し、電磁弁10を介して分析管11
に達する。このとき、分析管11内の圧力は約1O−4
Torrとなり、分析管11の感度にとって最適な値に
保持される。分析管]1はヘリウムガスの漏れ量を検出
して制御回路14に入力し、制御回路14は、ステップ
S14において被試験体2内部の圧力P2および空間S
Pの圧力P1とともに漏れ量のデータをデータ処理装置
15に送出する。データ処理装置15は、ヘリウムガス
の漏れ量と被試験体2内外の圧力の差からこの漏れ量を
大気−真空における漏れ量に換算し表示する。
次いでステップS15でテスI・終了か否かを判定し、
肯定されるまで待ってステップ816に進む。この判定
は、例えばテスト終了の操作がなされたか否かによって
行われる。ステップ816では、電磁弁16.17を開
きその後ステップS」7て3秒間待ち、しかる後、ステ
ップS18で電磁弁16.17を閉じて処理を終了させ
る。
以上の手順によれば、被試験体2内部と空間SPとが共
に真空引きされるから、分析管11内が]○−4T o
rr程度まで真空排気しても、被試験体2内外の圧力の
差が小さくなる。したがって、従来の真空法では被試験
体2が変形してしまうようなものに対しても、定量的な
精度の高い真空法を適用できる。
なお以上では、プローブガスとしてヘリウムガスを用い
たが、その他のプローブガスでもよい。
また、一連のテストシーケンスを制御回路14により自
動的に行う例を示したが、例えば電磁弁の切換等を手動
により行うものにも本発明を適用できる。さらに、第1
図に示す全体構成にも本発明は限定されない。要するに
、被試験体をツー1〜て画成した空間内に配置し、被試
験体の内外を真空排気しながら漏れテストを行うような
タイプのりクデテクタに本発明を適用できる。
G1発明の効果 本発明は上述のように構成したから、被試験体内外の圧
力差を小さくすることができ、真空法により被試験体を
変形させることなく正確にその漏れ量を検知する事が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
はリーグテスト装置の全体構成図、第2図(a)、(b
)は制御回路による処理手順を示すフローチャートであ
る。 2:被試験体     3:フート 5.7,8,10:電磁弁 6.9:真空ポンプ 11:分析管     14:制御回路15:データ処
理回路 SP:空間 特許出願人  株式会社島津製作所 代理人弁理士   永 井 冬 紀 第2図(a) 67i扉] 第2図(b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被試験体内部を真空排気する第1の真空排気手段と、前
    記被試験体内外の圧力差によってその内部に侵入するプ
    ローブガスを検出する検出手段とを備えたリークテスト
    装置において、前記被試験体を覆い該被試験体の周囲に
    外気と隔離された空間を形成するフードと、前記第1の
    真空排気手段により真空排気される前記被試験体内部よ
    りも高い真空圧となるように前記空間を真空排気する第
    2の真空排気手段と、前記空間にプローブガスを導く導
    入手段とを具備することを特徴とするリークテスト装置
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