JPH0211279A - 電子ビーム溶接による角鋼管の製造方法 - Google Patents
電子ビーム溶接による角鋼管の製造方法Info
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- JPH0211279A JPH0211279A JP16069088A JP16069088A JPH0211279A JP H0211279 A JPH0211279 A JP H0211279A JP 16069088 A JP16069088 A JP 16069088A JP 16069088 A JP16069088 A JP 16069088A JP H0211279 A JPH0211279 A JP H0211279A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、鉄骨建築物の柱等として用いられる角鋼管
を4枚の鋼板の電子ビーム溶接により製造する方法に関
するものである。
を4枚の鋼板の電子ビーム溶接により製造する方法に関
するものである。
従来、鉄骨建築物の柱等として用いられる角鋼管の製造
方法の一つとして、特公昭50−35487号公報によ
り公表されているように、4枚の鋼板を溶接により結合
して角鋼管を製造する方法が知られている。
方法の一つとして、特公昭50−35487号公報によ
り公表されているように、4枚の鋼板を溶接により結合
して角鋼管を製造する方法が知られている。
4枚の鋼板を溶接により結合して角鋼管を製造する場合
、各鋼板のシーム溶接を電子ビーム溶接により行なえば
、鋼板の板厚が厚くなるほど板厚に対する溶接量の割合
が減少するので、溶接コストが低減する。しかし一方の
w4Fj、の平面に他方の鋼板における板面に直角な端
間を接合してその接合部を電子ビーム貫iJ1溶接する
と、第1O図に示すように、貫通した電子ビームにより
角鋼管の内面が…傷11を受ける可能性が強い。
、各鋼板のシーム溶接を電子ビーム溶接により行なえば
、鋼板の板厚が厚くなるほど板厚に対する溶接量の割合
が減少するので、溶接コストが低減する。しかし一方の
w4Fj、の平面に他方の鋼板における板面に直角な端
間を接合してその接合部を電子ビーム貫iJ1溶接する
と、第1O図に示すように、貫通した電子ビームにより
角鋼管の内面が…傷11を受ける可能性が強い。
この対策として、特開昭59−156585号公報によ
り公表されているように、一方の鋼板における側部の内
側に、その鋼板の端面に向かって板厚が漸減するように
傾斜する内側斜面を設け、他方の鋼板にその内側斜面と
同−傾斜角の傾斜端面を設け、その傾斜端面と内側斜面
とを接合し、各斜面による傾斜接合部を電子ビームFt
iffl溶接により結合して角鋼管を製造することが考
えられる。
り公表されているように、一方の鋼板における側部の内
側に、その鋼板の端面に向かって板厚が漸減するように
傾斜する内側斜面を設け、他方の鋼板にその内側斜面と
同−傾斜角の傾斜端面を設け、その傾斜端面と内側斜面
とを接合し、各斜面による傾斜接合部を電子ビームFt
iffl溶接により結合して角鋼管を製造することが考
えられる。
しかしながら、2枚の鋼板の接合部を、その接合部に沿
って移動される電子銃により電子ビーム貫通溶接を行な
う場合、各鋼板は長尺であるので溶接熱により変形し、
そのため高精度の角鋼管を製造することができないとい
う問題がある。
って移動される電子銃により電子ビーム貫通溶接を行な
う場合、各鋼板は長尺であるので溶接熱により変形し、
そのため高精度の角鋼管を製造することができないとい
う問題がある。
また4枚のm板の傾斜接合部を電子ビーム貫通溶接によ
り結合して角鋼管を製造する場合、前記11ft斜接合
部を貫通したビームが、鋼板の内面に当たってその鋼板
の内面を削り取るので、角鋼管の品質が低下し、しかも
鋼板の接合部の裏側に健全な裏波ビードを形成できない
可能性がある。
り結合して角鋼管を製造する場合、前記11ft斜接合
部を貫通したビームが、鋼板の内面に当たってその鋼板
の内面を削り取るので、角鋼管の品質が低下し、しかも
鋼板の接合部の裏側に健全な裏波ビードを形成できない
可能性がある。
この発明は、溶接熱による鋼板の変形を防止しながら、
角鋼管構成用鋼板を電子ビーム溶接により健全にシーム
溶接することができ、かつ鋼板内面(母材内面)にMi
ffiビームにより傷がつけられるのを防止しながら、
角鋼管構成用鋼板を電子ビーム溶接することができる電
子ビーム溶接による角鋼管の製造方法を提供することを
目的とするものである。
角鋼管構成用鋼板を電子ビーム溶接により健全にシーム
溶接することができ、かつ鋼板内面(母材内面)にMi
ffiビームにより傷がつけられるのを防止しながら、
角鋼管構成用鋼板を電子ビーム溶接することができる電
子ビーム溶接による角鋼管の製造方法を提供することを
目的とするものである。
前記目的を達成するために、この発明の電子ビーム溶接
による角鋼管の製造方法においては、4枚の鋼板を接合
して溶接により結合することにより角鋼管を製造する方
法において、隣り合う一方のw4仮1における巾方向の
端部の内側に、その鋼板1の巾方向端間に向かって板厚
が漸減するように傾斜する内側斜面2を設け、隣り合う
他方の鋼板3における巾方向の端部に、前記内側斜面2
と同−傾斜角の傾斜端面4を設け、前記内側斜面2と傾
斜端面4とを接合させた状態で、隣り合う鋼板1.3の
内面の隅部に、仮付は用連続隅肉溶接を施して溶接肉盛
5を形成するか、または裏当金6を配置して板付溶接7
により固定し、次に前記鋼板1の内側斜面2および鋼板
3の(9斜端面4の接合部と、前記溶接肉盛5または裏
当金6とに電子ビームを貫;mさせて、電子ビーム溶接
により各鋼板を結合すると共に、前記溶接肉盛5および
裏当金6の部分に裏波ビードを形成する。
による角鋼管の製造方法においては、4枚の鋼板を接合
して溶接により結合することにより角鋼管を製造する方
法において、隣り合う一方のw4仮1における巾方向の
端部の内側に、その鋼板1の巾方向端間に向かって板厚
が漸減するように傾斜する内側斜面2を設け、隣り合う
他方の鋼板3における巾方向の端部に、前記内側斜面2
と同−傾斜角の傾斜端面4を設け、前記内側斜面2と傾
斜端面4とを接合させた状態で、隣り合う鋼板1.3の
内面の隅部に、仮付は用連続隅肉溶接を施して溶接肉盛
5を形成するか、または裏当金6を配置して板付溶接7
により固定し、次に前記鋼板1の内側斜面2および鋼板
3の(9斜端面4の接合部と、前記溶接肉盛5または裏
当金6とに電子ビームを貫;mさせて、電子ビーム溶接
により各鋼板を結合すると共に、前記溶接肉盛5および
裏当金6の部分に裏波ビードを形成する。
また鋼板の接合部に電子ビームを貫通させると共に、電
子ビームの先端部を裏当金6内に止める方法もある。
子ビームの先端部を裏当金6内に止める方法もある。
さらにまた、すべて同一角度の(9斜端面を有する同一
種類の4枚の鋼板を使用して角鋼管を製造するために、
4枚の鋼板10の巾方向両端部に、それぞれ板面に対し
45°の角度で傾斜する傾斜端面4を設ける。
種類の4枚の鋼板を使用して角鋼管を製造するために、
4枚の鋼板10の巾方向両端部に、それぞれ板面に対し
45°の角度で傾斜する傾斜端面4を設ける。
角鋼管を構成する鋼板1.3の接合部の内側隅部が連続
隅肉溶接または板付溶接された裏当金6を介して仮付け
されているので、各鋼板11.3の接合部を、その接合
部の長手方向に連続して電子ビーム溶接する場合、各鋼
板1,3の溶接熱による変形が抑制される。また電子ビ
ームを各鋼板113の接合部に貫通させ、かつ電子ビー
ムの先端を裏当金6内に止める場合は、電子ビーム溶接
によるスパイク欠陥が発生することがあっても、そのス
パイク欠陥は裏当金6内に発生する。
隅肉溶接または板付溶接された裏当金6を介して仮付け
されているので、各鋼板11.3の接合部を、その接合
部の長手方向に連続して電子ビーム溶接する場合、各鋼
板1,3の溶接熱による変形が抑制される。また電子ビ
ームを各鋼板113の接合部に貫通させ、かつ電子ビー
ムの先端を裏当金6内に止める場合は、電子ビーム溶接
によるスパイク欠陥が発生することがあっても、そのス
パイク欠陥は裏当金6内に発生する。
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第1図はこの発明の実施例において用いられる角鋼管構
成用鋼板を示すものであって、角鋼管の対向する2辺を
構成する一対の綱板lにおける巾方向の両端部の内側に
、その綱板1の巾方向端面に向かって板厚が漸減するよ
うに傾斜する内側斜面2が設けられ、かつ角鋼管の対向
する他の2辺を構成する一対の鋼板3におけるl】方向
の両端部に、前記内側斜面2と同一傾斜角で鋼板3の外
面から内面に向かって鋼板中間側に偏位するように傾斜
する傾斜端面4が設けられている。
成用鋼板を示すものであって、角鋼管の対向する2辺を
構成する一対の綱板lにおける巾方向の両端部の内側に
、その綱板1の巾方向端面に向かって板厚が漸減するよ
うに傾斜する内側斜面2が設けられ、かつ角鋼管の対向
する他の2辺を構成する一対の鋼板3におけるl】方向
の両端部に、前記内側斜面2と同一傾斜角で鋼板3の外
面から内面に向かって鋼板中間側に偏位するように傾斜
する傾斜端面4が設けられている。
次に第1図に示す4枚の鋼板を使用して角鋼管を製造す
るこの発明の第1実施例について説明する。
るこの発明の第1実施例について説明する。
まず第2図に示すように、隣り合う一方の鋼板1の内側
斜面2に他方の鋼板3の傾斜端面4を接合した状態で、
隣り合う鋼板1.3の内面の隅部に、鋼板全長にわたっ
て仮付は用連続隅肉溶接を施して溶接肉盛5を形成し、
次に第3図に示すように、各tI21板1,3の接合部
の外側に配置された電子銃8をその接合部に沿って移動
させ、その電子銃8から発射される電子ビームを、前記
接合部および溶接肉盛5に貫通させて、鋼板1.3の接
合部を電子ビーム貫通による溶接金属9を介して結合す
ると共に、前記溶接肉盛5の部分に健全な裏波ビードを
形成し、このように健全な裏波ビードを有する電子ビー
ム溶接を反復して行なって、第4図に示すような角鋼管
を製造する。
斜面2に他方の鋼板3の傾斜端面4を接合した状態で、
隣り合う鋼板1.3の内面の隅部に、鋼板全長にわたっ
て仮付は用連続隅肉溶接を施して溶接肉盛5を形成し、
次に第3図に示すように、各tI21板1,3の接合部
の外側に配置された電子銃8をその接合部に沿って移動
させ、その電子銃8から発射される電子ビームを、前記
接合部および溶接肉盛5に貫通させて、鋼板1.3の接
合部を電子ビーム貫通による溶接金属9を介して結合す
ると共に、前記溶接肉盛5の部分に健全な裏波ビードを
形成し、このように健全な裏波ビードを有する電子ビー
ム溶接を反復して行なって、第4図に示すような角鋼管
を製造する。
第1実施例の場合は、鋼板1.3の隅肉溶接による仮付
けによって、電子ビーム溶接の熱による鋼板1.3の変
形を抑制することができ、かつ隣り合う鋼板1.3の内
面の隅部に連続隅肉溶接による溶接肉盛5が存在するの
で、鋼板1,3の接合部および溶接肉盛5に電子ビーム
を貫通させて電子ビーム)容接を行なう場合、電子ビー
ムが溶接肉盛5における鋼板内面から離れた部分を通過
し、そのため鋼板内面すなわち母材内面に電子ビームに
より傷がつけられるのを防止することができる。
けによって、電子ビーム溶接の熱による鋼板1.3の変
形を抑制することができ、かつ隣り合う鋼板1.3の内
面の隅部に連続隅肉溶接による溶接肉盛5が存在するの
で、鋼板1,3の接合部および溶接肉盛5に電子ビーム
を貫通させて電子ビーム)容接を行なう場合、電子ビー
ムが溶接肉盛5における鋼板内面から離れた部分を通過
し、そのため鋼板内面すなわち母材内面に電子ビームに
より傷がつけられるのを防止することができる。
次に第1図に示す4枚の鋼板を使用して角鋼管を製造す
る請求項3記戦の発明の実施例について説明する。
る請求項3記戦の発明の実施例について説明する。
まず第5図に示すように、隣り合う一方の14451の
内側斜面2に他方の鋼板3の傾斜端面4を接合した状態
で、隣り合う鋼板1.3の内面の隅部に、鋼板全長にわ
たって連続して延長するほぼ3角形断面の鋼製裏当金6
を当接して板付溶接7により固着する。
内側斜面2に他方の鋼板3の傾斜端面4を接合した状態
で、隣り合う鋼板1.3の内面の隅部に、鋼板全長にわ
たって連続して延長するほぼ3角形断面の鋼製裏当金6
を当接して板付溶接7により固着する。
次に第6図に示すように、前記各鋼板1,3の接合部の
外側に配置された電子銃8をその接合部に沿って移動さ
せ、各鋼板1.3の接合部に電子ビーl、を貫通させる
と共に、電子ビームの先端を裏当金6内に止めて電子ビ
ー1./8接を行ない、鋼板1,3の接合部を電子ビー
ム溶接による溶接金属9を介して一体に結合し、このよ
うな電子ビーム溶接を反復して行なって、第7図に示す
ような角鋼管を特徴する 請求項3記載の発明の実施例の場合は、各t12I板1
.3に対する裏当金6の仮付溶接7によって、電子ビー
ム溶接の熱による鋼板1.3の変形を抑制することがで
き、さらに電子ビームの先端は裏当金6内を裏当金長手
方向に移動するので、電子ビーム先端通過部にスパイク
欠陥12が発生することがあっても、そのスパイク欠陥
の位置は角鋼管の強度に悪影響を及ぼさない裏当金6で
あり、したがって、角鋼管の強度を低下させることはな
い。
外側に配置された電子銃8をその接合部に沿って移動さ
せ、各鋼板1.3の接合部に電子ビーl、を貫通させる
と共に、電子ビームの先端を裏当金6内に止めて電子ビ
ー1./8接を行ない、鋼板1,3の接合部を電子ビー
ム溶接による溶接金属9を介して一体に結合し、このよ
うな電子ビーム溶接を反復して行なって、第7図に示す
ような角鋼管を特徴する 請求項3記載の発明の実施例の場合は、各t12I板1
.3に対する裏当金6の仮付溶接7によって、電子ビー
ム溶接の熱による鋼板1.3の変形を抑制することがで
き、さらに電子ビームの先端は裏当金6内を裏当金長手
方向に移動するので、電子ビーム先端通過部にスパイク
欠陥12が発生することがあっても、そのスパイク欠陥
の位置は角鋼管の強度に悪影響を及ぼさない裏当金6で
あり、したがって、角鋼管の強度を低下させることはな
い。
次にこの発明の他の実施例について説明する。
第5図に示した裏当金6として比較的小断面のものを使
用し、電子ビー1、を鋼板の接合部および裏当金6に貫
通させて電子ビーム溶接を行なう。
用し、電子ビー1、を鋼板の接合部および裏当金6に貫
通させて電子ビーム溶接を行なう。
この実施例の場合は、裏当金6に健全な裏波ビードが形
成される。
成される。
この発明を実施して角鋼管を製造する場合、第8図に示
すように、巾方向の一端部に内側斜面2を設けると共に
巾方向の他端部に傾斜端面4を設けた4枚の鋼板10、
あるいは第9図に示すように、巾方向の両端部にそれぞ
れ板面に対し45°の角度で傾斜する傾斜端面4を設け
た4枚の鋼板110を使用して、第1実施例ないし第3
実施例の場合と同様にして角鋼管を製造してもよい。こ
の場合は、1種類の4枚の鋼板10を使用して角鋼管を
製造することができる。また電子銃8を固定し鋼板を移
動させて電子ビーム溶接を行なってもよい。
すように、巾方向の一端部に内側斜面2を設けると共に
巾方向の他端部に傾斜端面4を設けた4枚の鋼板10、
あるいは第9図に示すように、巾方向の両端部にそれぞ
れ板面に対し45°の角度で傾斜する傾斜端面4を設け
た4枚の鋼板110を使用して、第1実施例ないし第3
実施例の場合と同様にして角鋼管を製造してもよい。こ
の場合は、1種類の4枚の鋼板10を使用して角鋼管を
製造することができる。また電子銃8を固定し鋼板を移
動させて電子ビーム溶接を行なってもよい。
この発明は、前述のように構成されているので、以下に
記載するような効果を奏する。
記載するような効果を奏する。
隣り合う鋼板1,3の接合部の内側隅部が、仮付は用達
続隅肉冷接または仮付溶接された裏当金6を介して結合
されているので、各鋼板1,3の接合部を、その接合部
の長手方向に連続して電子ビーム溶接によりシーム溶接
していく場合、各鋼板1.3の溶接熱による変形を抑制
して、高精度の角鋼管を製造することができ、かつ前記
仮付は用連続隅肉溶接による溶接肉盛5および裏当金6
は、各鋼板]、3の内側隅部に配置され、前記接合部の
外側縁部は全長にわたって露出しているので、電子銃8
を接合部の外側縁部に倣って移動させて、高精度の電子
ビーム溶接を行なうことができる。
続隅肉冷接または仮付溶接された裏当金6を介して結合
されているので、各鋼板1,3の接合部を、その接合部
の長手方向に連続して電子ビーム溶接によりシーム溶接
していく場合、各鋼板1.3の溶接熱による変形を抑制
して、高精度の角鋼管を製造することができ、かつ前記
仮付は用連続隅肉溶接による溶接肉盛5および裏当金6
は、各鋼板]、3の内側隅部に配置され、前記接合部の
外側縁部は全長にわたって露出しているので、電子銃8
を接合部の外側縁部に倣って移動させて、高精度の電子
ビーム溶接を行なうことができる。
また電子ビームが鋼板相互の接合部と溶接肉盛5または
裏当金6とを貫通する場合は、電子ビームが溶接肉盛5
および裏当金6における鋼板内面から離れた部分をii
l遇するので、電子ビームによって鋼板内面に傷がつけ
られるのを防止することができると共に、前記溶接肉盛
5および裏当金6に健全な裏波ビードを形成することが
できる。
裏当金6とを貫通する場合は、電子ビームが溶接肉盛5
および裏当金6における鋼板内面から離れた部分をii
l遇するので、電子ビームによって鋼板内面に傷がつけ
られるのを防止することができると共に、前記溶接肉盛
5および裏当金6に健全な裏波ビードを形成することが
できる。
また電子ビーl、の先端が裏当金6内にとどまる場合は
、電子ビーム先端通過部にスパイク欠陥12が発生する
ことがあっても、そのスパイク欠陥の位置は角鋼管の強
度に悪影響を及ぼさない裏当金6であり、したがって、
角鋼管の強度を低下させることはない。さらにまた、4
枚の鋼板10の巾方向両端部に、それぞれ板面に対し4
5°の角度で傾斜する傾斜端面4を設けることにより、
すべて同一角度の傾斜端面4を有する同一種類の4枚の
鋼板10を使用して角鋼管を製造することができる。
、電子ビーム先端通過部にスパイク欠陥12が発生する
ことがあっても、そのスパイク欠陥の位置は角鋼管の強
度に悪影響を及ぼさない裏当金6であり、したがって、
角鋼管の強度を低下させることはない。さらにまた、4
枚の鋼板10の巾方向両端部に、それぞれ板面に対し4
5°の角度で傾斜する傾斜端面4を設けることにより、
すべて同一角度の傾斜端面4を有する同一種類の4枚の
鋼板10を使用して角鋼管を製造することができる。
図面はこの発明の実施例を示すものであって、第1図は
角鋼管の製造に用いられる4枚の鋼板を示す斜視図であ
る。第2図ないし第4図はこの発明の第1実施例を示す
ものであって、第2図は2枚のw4板を接合して連続隅
肉溶接した状態を示す断面図、第3図は2枚の鋼板を電
子ビーム溶接した状態を示す断面図、第4図は完成した
角鋼管を示す断面図である。第5図ないし第7図は請求
項3記叔の発明の実施例を示すものであって、第5図は
2枚の鋼板の接合部に裏当金を配置して仮付溶接した状
態を示す断面図、第6図は電子ビームを2枚のm仮の接
合部に貫抽させ裏当金に貫通させないで鋼板を電子ビー
ム溶接した状態を示す断面図、第7図は完成した角鋼管
を示す断面図である。第8図および第9図はこの発明を
実施する場合に使用できる鋼板の他の例を示す斜視図で
ある。 第10図は角鋼管を構成する鋼板の内面が電子ビームに
よる…傷を受けた状態を示す断面図である。 図において、1は鋼板、2は内側斜面、3は鋼板、4は
傾斜端面、5は溶接肉盛、6は裏当金、7は仮付溶接、
8は電子銃、9は溶接金属、10はt12i+反である
。 第4図
角鋼管の製造に用いられる4枚の鋼板を示す斜視図であ
る。第2図ないし第4図はこの発明の第1実施例を示す
ものであって、第2図は2枚のw4板を接合して連続隅
肉溶接した状態を示す断面図、第3図は2枚の鋼板を電
子ビーム溶接した状態を示す断面図、第4図は完成した
角鋼管を示す断面図である。第5図ないし第7図は請求
項3記叔の発明の実施例を示すものであって、第5図は
2枚の鋼板の接合部に裏当金を配置して仮付溶接した状
態を示す断面図、第6図は電子ビームを2枚のm仮の接
合部に貫抽させ裏当金に貫通させないで鋼板を電子ビー
ム溶接した状態を示す断面図、第7図は完成した角鋼管
を示す断面図である。第8図および第9図はこの発明を
実施する場合に使用できる鋼板の他の例を示す斜視図で
ある。 第10図は角鋼管を構成する鋼板の内面が電子ビームに
よる…傷を受けた状態を示す断面図である。 図において、1は鋼板、2は内側斜面、3は鋼板、4は
傾斜端面、5は溶接肉盛、6は裏当金、7は仮付溶接、
8は電子銃、9は溶接金属、10はt12i+反である
。 第4図
Claims (4)
- (1)4枚の鋼板を接合して溶接により結合することに
より角鋼管を製造する方法において、隣り合う一方の鋼
板1における巾方向の端部の内側に、その鋼板1の巾方
向端面に向かって板厚が漸減するように傾斜する内側斜
面2を設け、隣り合う他方の鋼板3における巾方向の端
部に、前記内側斜面2と同一傾斜角の傾斜端面4を設け
、前記内側斜面2と傾斜端面4とを接合させた状態で、
隣り合う鋼板1、3の内面の隅部に仮付け用連続隅肉溶
接を施して、溶接肉盛5を形成し、次に前記鋼板1の内
側斜面2と鋼板3の傾斜端面4との接合部および前記溶
接肉盛5に電子ビームを貫通させて、電子ビーム溶接に
より各鋼板を結合すると共に前記溶接肉盛5の部分に裏
波ビードを形成する電子ビーム溶接による角鋼管の製造
方法。 - (2)4枚の鋼板を接合して溶接により結合することに
より角鋼管を製造する方法において、隣り合う一方の鋼
板1における巾方向の端部の内側に、その鋼板1の巾方
向端面に向かって板厚が漸減するように傾斜する内側斜
面2を設け、隣り合う他方の鋼板3における巾方向の端
部に、前記内側斜面2と同一傾斜角の傾斜端面4を設け
、前記内側斜面2と傾斜端面4とを接合させた状態で、
隣り合う鋼板1、3の内面の隅部に裏当金6を配置して
仮付溶接7により固定し、次に前記鋼板1の内側斜面2
と鋼板3の傾斜端面4との接合部および前記裏当金6に
電子ビームを貫通させて、電子ビーム溶接により各鋼板
を結合すると共に前記裏当金6の部分に裏波ビードを形
成する電子ビーム溶接による角鋼管の製造方法。 - (3)電子ビームは各鋼板1、3の接合部を貫通し裏当
金6を貫通しない請求項2記載の電子ビーム溶接による
角鋼管の製造方法。 - (4)4枚の鋼板10の巾方向両端部に、それぞれ板面
に対し45゜の角度で傾斜する傾斜端面4が設けられて
いる請求項1、2または3記載の電子ビーム溶接による
角鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16069088A JPH0211279A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 電子ビーム溶接による角鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16069088A JPH0211279A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 電子ビーム溶接による角鋼管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0211279A true JPH0211279A (ja) | 1990-01-16 |
Family
ID=15720360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16069088A Pending JPH0211279A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 電子ビーム溶接による角鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0211279A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1988-06-30 JP JP16069088A patent/JPH0211279A/ja active Pending
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