JPH02112567A

JPH02112567A - スライド式車庫装置

Info

Publication number: JPH02112567A
Application number: JP16304788A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Otaka; 英昭大高
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-06-30
Filing date: 1988-06-30
Publication date: 1990-04-25
Also published as: JPH0477109B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は自動車の車庫等として用いられるスライド可能
な収納装置に係り、自動車の収納及び発進が容易で分解
、組立、移動可能なスライド式車庫装置に関するもので
ある。

［従来の技術］近年における我が国の自動車の普急は目を見張るものが
ある。男女、年令あるいは職業を問わず、沢山の人が自
動車を所存あるいは運転する時代である。一方、我が国
の土地価格は一般的に上昇しており、自動車の収納に供
される面積は逆比例して次第に縮小されていく。これは
やむを得ないことであるが、車庫内への車の収納、いわ
ゆる車庫入れは難しくなってくる。この種車庫入れ、車
庫出しの従来から行われている方法は、定まった場所に
固定して建てられた車庫に、後退、前進あるいはその切
り賛えの繰り返しによるものであった。

又、簡易車庫としてパイプ車庫、片流れＬ字型、あるい
はＵ字型支柱式車庫等があった。

［発明が解決しようとする課題］前記従来の自動車の車庫入れにおいて、車庫が十分に大
きく、車庫の回りに建蔽物や車の運転の障害となるもの
が無い場合は良いとして、車庫の面積が少な（、設置場
所も窮屈なところに限定されるようになって（ると、車
庫入れの際、自動車と車庫あるいは他の障害物との接触
が発生する、といった問題がでて（る。接触による損傷
事故は、車庫入れの時程ではないにしても、車庫出しの
際にも発生する。ことに、現在は家庭の主婦や高令の運
転者数が増える情勢にある。

又、パイプ式簡易車庫は、組み立て式ではあるが、移動
や地盤が硬い所、舗装されて〜）る所等への設置が難し
かった。片流れＬ字型あるいはＵ字型方式の簡易車庫は
、支柱を固定しなければならず、車庫の移動はできない
。そして、その構成は殆ど屋根だけであるため、風で雨
水が自動車の車体にかかり遮蔽の用をなさないといった
問題点があった。車庫ではないが、簡易型の変形の一種
とも言える車のシートカバーは、移動が簡単ではあるが
、車体汚損の保護にはあまり効果がないといった欠点が
あった。

ここにおいて、本発明の目的は、前記従来の車庫の欠点
を解決し、所要“面積が小さく、転向困難な場所に建て
られた車庫であっても、容易に自動車を収納、発進でき
、且つ、分解、組立、移動可能なスライド式車庫装置を
提供することにある。

［課題を解決するための手段］すなわち、前記本発明、の目的は、アでチ・形屋根体の
両側に複数対のレールを取り付け敷設し、これらレール
を相互にアームで連結し、レールに接合しスライドさせ
ることができるように自動車の車輪を搭載する車輪載板
を設け、レール上にそれぞれ順次大きさの違う前記アー
チ形屋根体の下辺部をレールに滑り対偶をなすように装
着設置してなることを特徴とするスライド式車庫装置に
よって達成される。

［作　　　用コ前記のように構成されたスライド式車庫装置によれば、
車庫の屋根体を分割しスライドできるようにしたので、
自動車が出入りする際、屋根体の大部分をずらせば、自
動車の転向や切り返しをせずに、容易に出入が可能とな
る。また、車庫の床に車輪載板を設け、レールに連結し
たので自動車の自重で、屋根体の安定を図ることができ
る。従って、下地がコンクリートやアスファルトであっ
たり、市街地の駐車場等でも、固定せずに安定な使用が
可能となる。又、組立ができ移動が可能である。

［実　施　例コ以下、本発明の実施例について、添付した図面を参照し
て説明する。第１図（ａ）及び（ｂ）は、本発明になる
スライド式車庫装置の、一実施例を示す一部破断斜視図
、及びレール１．２．３を示す平面図である。図に示す
例では、３対のそれぞれの平行なレール１．２及び３を
地面Ｇに敷設する。レールの対数は、敷設する土地の状
況により決められ、限定はされな０゜これらレール１．
２及び３はそれぞれ左右対で一体化して敷設するが、後
述するように、移設できるよう分解、組立が可能である
。前記レール１．２．３は、アーム４により対相互に連
結されている。そして、アーム４には、自動車の車輪を
載せて前後、左右に自由にスライドさせることができる
車輪載板６が設置しである。車輪載板５は、レールｌに
平行あるいは直交するように、あるいは又、それらを折
中する形で設置する。

要は、自動車の車輪を載せ、その重量により装置全体を
安定させるべ（、前後、左右に移動調整できるものとす
る。６はフレーム４を地面Ｇに固定するためのアンカー
ビンである。本車庫装置は自動車の自重で安定が保てる
のでアンカービン６は必ずしも必要無いが、例えば下地
が砂利や土砂の場合に、アンカービン６でも簡易に設置
できる。

更に、前記各レール１．２、及び３には、順次大きさの
異なるアーチ形屋根体７．８及び９を載せる。例えば、
屋根体７より屋根体８０寸法が僅かに小さ（、屋根体７
の内側に屋根体８が移動可能に重なり、屋根体９の外回
り寸法が屋根体８の内側より僅かに小さ（、屋根体８の
内側に屋根体９が納まる・ようにする。その°逆に、寸
法を屋根体９＞８＞７としてもよい。これら屋根体７．
８及び９は、対のレール１．２、及び３の上を自在にス
ライドできるようにしておく。そして、アーチ形屋根体
７．８及び９には、シート、金属板、樹脂等が展張され
ている。

以上が、本発明の一実施例の構成であるが、アーチ形屋
根体７を前側、アーチ形屋根体９を後側とすると、後側
の屋根体９を固定とし、レール３を設けないものも本発
明の一態様で、後部に屋根体７．８及び９を後側に一括
できる。

車庫内の清掃等を考慮して、レール３をレール２と平行
に同じ長さに構成し、屋根体７．８及び９を真中、及び
後部の何れでも一括できるようにしてもよい。屋根体相
互の端部は、第１図（ｂ）に示すように、フック状にな
っており雨や埃を防ぐよう密着して重合される。

ここで、第２図の斜視図を第１図と合せ用いて本発明の
使用態様を説明する。第２図（ａ）、（ｂ）は、自動車
１０を後退させながら車庫入れを行う例である。アーチ
形屋根体７．８及び９は後部に一括しであるので、車庫
入れが誰人にも容易にできる。自動車１０を車庫枠すな
わち、レール１．２．３内に納めた後、アーチ形屋根体
７．８をレール１．２の上をスライドさせて、自動車１
０を覆うようにする。この際、自動車１０の車輪１１が
車輪載板５に載るように収納すると、自動車の重量が、
車輪載板５、アーム４を介して、レール１．２及び３に
掛かり、延〜）ではアーチ形屋根体７．８．９を安定さ
せる。車輪載板５は、前後左右にスライドできるので、
収納する自動車１０の車種が変った場合、その車輪幅に
合わせて予め幅員を調整しておけばよい。

ここまでは、自動車１００車庫入れについて説明したが
、車庫出しの場合も、後退が、前進に変るだけで、本発
明の車庫装置は同じ機能を発揮する。それぞれ広げられ
て、自動車ｌＯの車体を覆っていたアーチ形屋根体７．
８及び９を、後側９の位置に一括して車庫出しを行えば
、これらは運転の障害とならず、狭い場所でも容易に車
庫出しが可能である。

次に、第３図に示すのは、前記アーチ形屋根体７．８．
９の形状例の正面図で、屋根の役をなせばその形は限定
されないが、第１図（ａ）の実施例における逆Ｕの字形
の外、第３図（ａ）のコの字形、　（ｂ）の逆Ｖの字形
、　（Ｃ）の半円形等も考えられる。又、これ等屋根体
７は組立に便利なように、複数に分割してもよい。第４
図は、レール１．　２あるいは３上をアーチ形屋根体７
．８あるいは９をスライドさせる部分の一例である。こ
れも一般的な既存のものでよいが、具体例として示すも
のである。７は、ここではアーチ形屋根体の、特に両側
下辺の何れか一方を示す部分で、下端にローラ１２が付
属している。１はレールの一例で１型鋼を使用し、これ
にアーチ形屋根体７を移動可能に保持、案内するＵ型フ
ック１３が備えられている。この、Ｕ型フック１３は屋
根体７とその上端を固着し、下端はレール１と滑り対°
偶をなしている。そして、全体として、分解、移動、組
立可能なように、接地部分、その他の結合部分が構成さ
れる。

部材としては、軽合金、スチ「ル、スレート、ＦＲＰそ
の他が使用される。

［発明の効果コ上記説明から分かるように、本発明によれば、屋根体を
複数に分割し、自動車を覆う部分をスライドして一個所
に集め、他の部分は開放することができるので、他の車
輌や人の通行が自由にできるようになる。また、設置場
所が限定され、且つ狭い車庫でも、自動車の収納発進が
極めて容易になる。又、簡単に分解、組立ができるので
移動可能である。更に、自動車を車輪載板に載せるので
、自動車の重量により、車庫全体の安定が画れ、下地が
硬い所や舗装された駐車場等にも設置でき、風雨に耐え
るといった多くの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）及び（ｂ）は、本発明の一実施例を示す全
体斜視図、及びレール部の平面図、第２図（ａ）（ｂ）
は、本発明の使用態様例を示す斜視図、第３図はアーチ
形屋根体の形状例を示す正面図、第４図はアーチ形屋根
体をスライドさせる部分の一例を示す断面図である。１．２．３・・・レール　４・・・アーム　５・・・車
輪載板　７．８．９・・・アーチ形屋根体　１０・・・
自動車　Ｇ・・・地面

Claims

【特許請求の範囲】

アーチ形屋根体の両側に複数対のレールを取り付け敷設
し、これらレールを相互にアームで連結し、レールに接
合しスライドさせることができるように自動車の車輪を
搭載する車輪載板を設け、レール上にそれぞれ順次大き
さの違う前記アーチ形屋根体の下辺部をレールに滑り対
偶をなすように装着設置してなることを特徴とするスラ
イド式車庫装置。