JP3557527B2 - 折畳型防風雪柵 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路脇等に道路に沿って設置することにより強風地域における突風を遮断したり、降雪地域における吹雪による吹きだまりの形成防止や視程障害の緩和、車両や歩行者の安全を確保するための折畳型防風雪柵に関する。
【0002】
【従来の技術】
防風雪柵を設置する場合、地域の気象条件や地形により防風雪柵の効果範囲を大きく必要とする場所がある。このような場所に設置する防風雪柵は、図8乃至図11に示すように、横方向に等間隔に列設する複数の縦支持柱51、51、・・・の高さHを隣接する該縦支持柱51、51間のスパンWよりも高く設定した形式のものにすることにより、風や雪の吹き抜けによる地吹雪等を効果的に防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、使用期間が終了する春には防風雪柵は折り畳むことにより、農作業の障害にならないようにしたり、景観を維持するようにしているが、縦支持柱51の高さHを縦支持柱51、51間のスパンSよりも高く設定してある防風雪柵にあっては、縦支持柱51を図8に示すように二重折畳型に構成する必要がある。即ち、縦支持柱51は地盤に固設する固定基体52と、該固定基体52の上端にヒンジ53により結合して矢示イ方向の横方向に起伏可能に連結した可倒中段支持体54と、該可倒中間支持体54の上端にヒンジ55により結合して矢示ロ方向の横方向に起伏可能に連結した可倒上段支持体56とから構成し、可倒中段支持体54は長さL を縦支持柱51、51間のスパンSよりも短く設定することにより、可倒中段支持体54と可倒上段支持体56が縦支持柱51、51間のスパンSに納まるようにしている。なお、各図において、縦支持柱51、51間に架設する防風雪板は図の煩雑を避けるために省略してある。
【0004】
しかし、上述した従来技術の二重折畳型防風雪柵にあっては、以下の欠点がある。第1に、縦支持柱51はヒンジ53、55により2か所で結合した構成になっているため、部品点数及び溶接個所が多く、製造コストが嵩むことである。第2に、連結部が多いために強度性と耐久性に欠けることである。第3に、縦支持柱51を折畳む場合、作業車に乗って先ず可倒上段支持体56を矢示ロ方向に折り曲げ、次に可倒中段支持体54を矢示イ方向に折り曲げる手順になるのであり、施工時の組み立て作業はもとより使用開始時及び収納時の作業の際に高所作業が必要であるために危険が伴うし、各作業に手間を要することから時間が掛ることである。
【0005】
本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、二重折畳構造のものと比較して構造が簡単であるから製造コストの低減並びに強度性と耐久性の向上を図ることができるし、折畳及び立設のための高所作業を不要にできるので作業性と安全性に優れており、折畳んだ状態では従来技術よりも低くなるので農作業への障害も小さくできるし、走行車両からの景観を確保することができる折畳型防風雪柵を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本発明の手段は、横方向に等間隔に列設される複数の縦支持柱と、隣接する該縦支持柱間に格納可能に支持される防風雪板とからなり、隣接する縦支持柱間のスパンに対して該縦支持柱の高さ寸法を長く設定してなる防風雪柵において、前記縦支持柱は地盤側に立設される固定基体と、該固定基体の上端側に連結され、前記縦支持柱の列設方向に対して斜め方向に倒伏可能な可倒支持体とからなる。
【0007】
そして、前記可倒支持体は、前記縦支持柱の列設方向に対して斜め後方に倒伏するようにするとよい。
【0008】
また、前記固定基体は地盤に埋設するコンクリートブロックに立設された前後幅を有する脚部と、該脚部の前側又は後側のいずれかの上端に固着され、横長のガイド穴が形成されたガイド部とから構成し、前記可倒支持体は前後幅を有する長尺の柱状支持部と、該柱状支持部の前側又は後側のいずれかの下端に固着され、前記ガイド部のガイド穴に摺動可能に嵌合した可動連結体と、該可動連結体とは他側の後側又は前側の位置で、前記可倒支持体の下端を前記固定基体の上端に揺動可能に連結する遊動連結体とから構成するとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1、1、1は2本で1対を形成する縦支持柱を示し、該縦支持柱1の高さHは従来技術のものと同じ高さからなっている。2は該各縦支持柱1を構成し、縦支持柱1の全長の略4分の1以下の高さからなる固定基体で、該固定基体2は脚部3とガイド板4とから構成してある。
【0010】
該脚部3は鋼材からなる前後一対の脚材3A、3Bと、該一対の脚材3A、3Bを連結する連結材3Cとから略冂形に構成してあり、地盤Gに埋設するコンクリートブロックBに各脚材3A、3Bをアンカーボルトで固定することにより脚部3は立設してある。4は前記脚部3の前側上端3Dに固着されたガイド板で、該ガイド板4は横長の金属板に横方向に長穴のガイド穴4Aを穿設した形状からなっている。
【0011】
5は後述する複数枚の防風雪板13を重畳した状態で格納するために一対の固定基体2の後方に設けた格納体を示し、該格納体5は各後側脚材3Bに上、下2段に固着した受け材5A、5A、・・と、該各受け材5A、5Aに突設した一対の支持軸5B、5Bとから構成してある。
【0012】
次に、6は固定基体2の上端に起伏可能に支持された可倒支持体を示し、該
可倒支持体6の長さL は縦支持柱1、1間のスパンSよりも長く設定してある。7は該可倒支持体6を構成し、複数枚の防風雪板13を係脱可能に支持する長尺の柱状支持部で、該柱状支持部7は全長の4分の1の上部側7Aは略く字状に後方に屈曲形成してある。そして、該柱状支持部7の後部には、柱状支持部7の略3分の2の長さの鋼材からなる後部補強材8が柱状支持部7との間に梯子の踏み板状に架設した複数の連結材9、9、・・・によって固着してある。また、10、10、・・・は柱状支持部7の後面7Bに縦方向に離間して突設した複数の支持ピンを示し、該各支持ピン10は防風雪板13を着脱可能に支持するものである。
【0013】
更に、11は可動支持体6の前側下端6Aに固着した可動連結体で、該可動連結体11は金属製の丸棒からなっており、前記ガイド板4のガイド穴4Aに摺動可能に挿嵌している。他方、12は可動支持体6の後側下端6Bを固定基体2の上端に連結する遊動連結体を示す。該遊動連結体12は例えば一対の羽12A、12Bと、該羽12A、12Bに遊嵌した連結ピン12Cとから構成したヒンジからなっており(但し、12A、12B、12Cは図示せず。)、一方の羽12Aは固定基体2の後側上端2Bに固着し、他方の羽12Bは可動支持体6の後側下端6Bに固着することにより、可動支持体6は固定基体2に対して僅かに揺動可能に連結されている。
【0014】
13、13、・・・は上述の構成からなる縦支持柱1、1間に多段状に架設する防風雪板を示し、該各防風雪板13は長手両端側に穿設したピン穴に縦支持柱1に突設してある支持ピン10を嵌合することにより、係脱可能に掛止されている。
【0015】
本実施の形態は上述の構成からなるが、次に折畳み時の作動について説明する。縦支持柱1、1間に架設してある防風雪板13、13、・・・のうち、可倒支持体6、6間に架設してある各防風雪板13は取り外し、格納体5に積重した状態でピン穴に支持軸5B、5Bを挿通することにより格納する。次に、固定基体2に対して可倒支持体6の前側下端6Aを後方である矢示ハ方向に回転させる。即ち、可倒支持体6は前側下端6Aに固着した可動連結体11がガイド穴4Aに案内されて横方向に変位可能に支持されており、可倒支持体6の後側下端6Bは遊動連結体12によって固定基部2に遊動可能に連結されているから、固定基部2に対して可倒支持体6は斜め後方に回転するように変位することができる。そして、斜め後方に変位した可倒支持体6を隣接する固定基体2の後方に転倒させることにより、縦支持柱1、1間のスパンSより長い可倒支持体6を略水平状態に転倒させて格納することができる。
【0016】
なお、本実施の形態では固定基体2の前側上端2Aにガイド板4を固着し、後側上端2Bに遊動連結体12を連結する構成にしたが、上記とは逆に固定基体2の前側上端2Aに遊動連結体12を連結し、後側上端2Bにガイド板4を逆向きの横方向に固着する構成にしてもよいものである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)縦支持柱は固定基体と可倒支持体との間の一か所で屈曲する構成にしたから、従来の二重折畳構造のものと比較して簡単な構造からなり、部品点数の削減と溶接個所の減少による製造期間の短縮及び製造コストの低減、並びに強度性と耐久性の向上を図ることができる。
(2)縦支持柱を構成する可倒支持体は固定基体の上端の位置で斜め方向に屈曲させるだけでよいから、折畳及び立設の作業を効率的に行うことができるし、折畳及び立設のための高所作業も不要になるので作業の安全性に優れている。
(3)折畳型防風雪柵は折畳んだ状態では従来技術よりも低くなるので農作業への障害も小さくできるし、走行車両からの景観を確保することができる。
(4)可倒支持体は固定基体の上端の位置で斜め後方に屈曲させることにより道路側への突出を避けるようにしたから、交通の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図7は本発明の実施の形態に係り、図1は折畳型防風雪柵の部分正面図である。
【図2】折畳型防風雪柵の側面図である。
【図3】折畳型防風雪柵を折畳んだ状態の側面図である。
【図4】折畳型防風雪柵を折畳んだ状態の部分正面図である。
【図5】折畳型防風雪柵を折畳んだ状態の部分平面図である。
【図6】折畳型防風雪柵を折畳んだ状態の要部拡大平面図である。
【図7】折畳型防風雪柵を折畳んだ状態の要部拡大正面図である。
【図8】図8乃至図11は従来技術に係り、図8は二重折畳型防風雪柵の構成概略図である。
【図9】二重折畳型防風雪柵の側面図である。
【図10】二重折畳型防風雪柵を折畳んだ状態の正面図である。
【図11】二重折畳型防風雪柵を折畳んだ状態の平面図である。
【符号の説明】
1 縦支持柱
2 固定基体
2A 前側上端
2B 後側上端
3 脚部
4 ガイド板
6 可倒支持体
6A 前側下端
6B 後側下端
7 柱状支持部
11 可動連結体
12 遊動連結体
13 防風雪板

Claims (3)

  1. 横方向に等間隔に列設される複数の縦支持柱と、隣接する該縦支持柱間に格納可能に支持される防風雪板とからなり、隣接する縦支持柱間のスパンに対して該縦支持柱の高さ寸法を長く設定してなる防風雪柵において、前記縦支持柱は地盤側に立設される固定基体と、該固定基体の上端側に連結され、前記縦支持柱の列設方向に対して斜め方向に倒伏可能な可倒支持体とから構成したことを特徴とする折畳型防風雪柵。
  2. 前記可倒支持体は、前記縦支持柱の列設方向に対して斜め後方に倒伏するようにしてあることを特徴とする請求項1記載の折畳型防風雪柵。
  3. 前記固定基体は地盤に埋設するコンクリートブロックに立設された前後幅を有する脚部と、該脚部の前側又は後側のいずれかの上端に固着され、横長のガイド穴が形成されたガイド部とから構成し、前記可倒支持体は前後幅を有する長尺の柱状支持部と、該柱状支持部の前側又は後側のいずれかの下端に固着され、前記ガイド部のガイド穴に摺動可能に嵌合した可動連結体と、該可動連結体とは他側の後側又は前側の位置で、前記可倒支持体の下端を前記固定基体の上端に揺動可能に連結する遊動連結体とから構成してあることを特徴とする請求項1記載の折畳型防風雪柵。
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