JP3859610B2 - 仮設道路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路分野における仮設道路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車輛の増加によって交通渋滞が生じることが多くなり、また道路の損傷が激しくなって不定期または定期的に補修されることが多くなっている。そして、道路工事が施工されると、交通渋滞となって自動車等の車輛の走行状態が著しく悪くなり、いろいろな支障が生じる。
【0003】
【先行技術文献】
出願人は、このような交通渋滞解消の仮設道路について特許調査をしたところ、特開平5−247913号公報、特開平9−221707号公報が検索された。
【0004】
特開平5−247913号公報は、立体道路式路面補修橋に係るもので、予め剛体の立体道路構成単位体を形成しておいて、この剛体の立体道路構成単位体を剛体結合して架橋上に設置するものである。
【0005】
また、特開平9−221707号公報は、可動仮設路面構造体に係るもので、デッキをスライド可能として摺動するようにして既設道路面上を動かせるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの従来のものは、構造体を構成する部材が剛体として結合したもので、設置するのに長時間車輛等を遮断しなければならず、また保管や搬送が容易でない。そのため、長時間車輛等を遮断することなく、交通に支障のない範囲で素早く組み立てられ、素早く分解できるようにすることが課題であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、パイプやチャンネル材を主体としたフレームの4000〜8000mm幅、1500〜2100mm高さの矩形状の枠体を下位に位置する枠体の上端部に上位に位置する枠体の下端部を組み立て分解可能に接続して垂直方向に所定の高さに組み立てるようにするとともに、これらの側端部に他の組み立てた枠体を隣接して連結金具等を介して水平方向に連接して、パワーシャベルの工事車や一般車輛が走行可能に車輛幅より広い間隔で車輛進行方向にそってその両側に平行にそれぞれ上記した組み立てた枠体を並設し、上記組み上げた枠体の左右両側の最上部に車輛通路体を掛け渡して形成する車輛通路ユニットをそれぞれ左右の並設した枠体の長さにわたって架設して、車輛通路体の上を車輛が走行するように車輛進行方向にわたって連結した車輛通路ユニットの最先端部および最後端部に車輛昇降用の所定のスロープの車輛傾斜通路体をそれぞれ取り付けるように形成したことを特徴とする仮設道路を提供するにある。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の仮設道路は、パイプやチャンネル材を主体としたフレームの4000〜8000mm幅、1500〜2100mm高さの矩形状の枠体を下位に位置する枠体の上端部に上位に位置する枠体の下端部を組み立て分解可能に接続して垂直方向に所定の高さに組み立てるようにするとともに、これらの側端部に他の組み立てた枠体を隣接して連結金具等を介して水平方向に連接して、パワーシャベルの工事車や一般車輛が走行可能に車輛幅より広い間隔で車輛進行方向にそってその両側に平行にそれぞれ上記した組み立てた枠体を並設し、上記組み上げた枠体の左右両側の最上部に車輛通路体を掛け渡して形成する車輛通路ユニットをそれぞれ左右の並設した枠体の長さにわたって架設して、車輛通路体の上を車輛が走行するように車輛進行方向にわたって連結した車輛通路ユニットの最先端部および最後端部に車輛昇降用の所定のスロープの車輛傾斜通路体をそれぞれ取り付けるように形成したことを特徴としている。
【0009】
仮設道路1は、図1、図2のように適宜に補強材2等で補強したパイプやチャンネル材を主体としたフレーム等で枠体3を4000〜8000mmの幅、1500〜2100mm高さの矩形状に形成し、この枠体3とほぼ同じ幅、高さの伸縮用枠体4を接合したり、摺動可能に連結して伸縮用砕体4を垂直方向に伸縮可能に組み立てるようにしている。
【0010】
このように伸縮用枠体4を伸縮可能に組み立てる枠体3は、図1、図2のように自動車や軽トラック等の車輛の幅より広い間隔で車輛の進行方向に対して平行に立設するようにして、上記した伸縮用枠体4の上端部に車輛通路用枠体5を組み上げて、車輛通路用枠体5間に掛け渡す車輛通路体6の上に車輛を走行させるように形成するものである。
【0011】
そして、上記した枠体3、伸縮用枠体4、車輛通路用枠体5、車輛通路体6によって構成する車輛通路ユニット7を車輛の進行方向に所要の長さにわたって所要の複数個を互いに連結し、図1のように連結した車輛通路ユニット7の前後の両端部に所要のスロープとした車輛傾斜通路体8をそれぞれ所定数ずつ連結して、上記した車輛通路ユニット7の上面の車輛通路体6に車輛を走行できるようにし、道路工事や事故等での車輛の渋滞を緩和できるようにしている。
【0012】
上記した枠体3は、図1、図2のように下端部に角筒等のチャンネル状の架台10に搭載して、この架台10の適宜の位置に図3(a)、(b)のように高さ調整用ジャッキ11や車輪12を設けた位置調整用ジャッキ13を配設して枠体3、4、5の高さや位置を調整できるようにし、車輛が走行する車輛通路体6を水平状に、直線状に設置できるようにしている。また、一対の向かい合った枠体3下の車輪12を介して枠体3、4、5の幅方向の移動・調整を容易に行うことができる。
【0013】
また、枠体3は、図1、図2のように横材等の適宜の補強材2を配設して十分な強度とするとともに、伸縮用枠体4についてもターンバックル等の補強材14を配設して十分な強度にし、さらに車輛通路用枠体5にもコーナー部材等の補強材15等を配設して補強しているものである。そして、この枠体3の支柱16の上端部に伸縮用枠体4の下端に設けた連結具17を嵌挿し、また伸縮用枠体4の支柱18の上端部と車輛通路用枠体5にも同様にして垂直方向に連結して簡単かつ迅速に組み上げられるようにしている。
【0014】
この連結手段にあっては、図4のように上記連結具17に所定長さのワイヤー等の吊り具19の一端を固着して他端に重錘20を取り付け、この重錘20を下位に位置する枠体3の支柱16の上端部に挿入して上部に位置する伸縮用枠体4の下端に突設した連結具17を支柱16に容易に嵌挿できるようにしているとともに、支柱16と連結具18に開孔したピン孔21、22に抜け止めピン23を挿入して強固に連結できるようにしている。伸縮用枠体4の支柱18の上端部と車輛通路用枠体5の支柱の下端部にも同様にして連結するようにしている。
【0015】
上記車輛通路用枠体5には、図5(a)、(b)のように車輛通路体6の両側をそれぞれ所要の強度の蝶番24で接続しているとともに、車輛通路体6の中央部も所要強度のストッパー25、雨よけ等のひさし25Aを設けて蝶番26で接続して車輛通路体6を中央部で折曲可能に形成し、図5(c)のよう左右の車輛通路用枠体5を中央部で折り畳んだり、図5(b)のように左右に展開して車輛通路体6の上に車輛を走行できるようにしているものである。このようにして図6に示すように車輛通路ユニット7を折り畳み状態とすることができ、また図8のように上部の車輛通路用枠体5をワイヤーロープで吊るして枠体3、伸縮用枠体4、車輛通路用枠体5を組み立てたり、分解したりすることができる。
【0016】
なお、図2、図5、図7のように上記車輛通路体6に逆八字状に傾斜をつけた断面ほぼコ字状等の車輛走行用ガイド27を車輛のタイヤの幅に対応して配設することができ、こうすることによって車輛を車輛通路体6で蛇行して衝突せずに車輛通路体6にそって円滑に走行させることができて好ましい。また、車輛通路ガイド27には滑り止め材を配設しておくことが好ましい。さらに、図2のように最下位の枠体3の内側にも断面L形状等の工事用ガイド28を配設して、パワーシャベル等の工事車や枠体3内を一般車輛が走行しても枠体3に衝突しないようにするのが好ましい。また、車輛通路体6には、雨や油、塵などの落下防止シート6Aを貼り付けておくのが好ましい。29は安全柵である。
【0017】
このように構成する車輛通路ユニット7は、図8のように接合して複数個を隣接する支柱16等を連結金具30で連結して所要の長さのものとできる。
【0018】
図9は、枠体3に伸縮用枠体4自体を嵌挿して枠体3内を摺動して伸縮できるようにしているもので、図10(a)のように枠体3を断面が細長い箱状のものとして図10(b)の伸縮用枠体4を図10(c)のように嵌挿し、伸縮用枠体4を上方に摺動したときに図10(d)のように支柱16にピン31を挿入したり、楔材32を係合して図9(a)のように伸長して図1に示したように仮設道路1として使用できる。
【0019】
そして、この場合、図9(b)の最上部の車輛通路体5を上記したようにして折り畳み、伸縮用枠体4を下降して縮めて上記した図6のように車輛通路ユニット7を縮小して折り畳み状態とすることができる。
【0020】
また、図1に示す前後の車輛傾斜通路体8についても、3000〜4200mm長さに適宜に分割して連結金具を介して連結できるものであるとともに、車輛通路体5部を上記と同じように折り畳み可能とし、さらに背の高い部分については伸縮用枠体4や車輛通路用枠体5を連結したり、摺動可能に嵌挿したりして伸縮することができる。なお、車輛傾斜通路体8は、図のように一部をトラックに搭載して行うことができるが、トラックなしで搭載することもできる。
【0021】
また、図11(a)、(b)は、上記した車輛通路ユニット7の車輛通路体6の両側部に点検通路32をそれぞれ配設するとともに、適宜な位置の車輛通路ユニット7に昇降用タラップ33を着脱可能に配設し、上記点検通路32を歩行して車輛通路体6等を容易に点検、修理、その他を行えるようにしているものである。
【0022】
また、図11(a)、(b)のように連接した車輛通路ユニット7の端部と車輛傾斜通路体8との間に幅の広い車輛通路ユニット34を配設して、連接した車輛通路ユニット7の下側を大型車輛等が走行可能とし、車輛傾斜通路体8側を乗用車等の小型車輛等を走行可能とするようにしたものである。このように交通渋滞を緩和できるように適宜に行える。
【0023】
上記では、仮設道路として片側通行のものについて説明したが、上記のものを2列ないし多数列連結して双方向通行のものとしたり、2車線、4車線通行のものとすることができる。
【0024】
【実施例】
図1〜図8は、本発明の一実施例を示すものである。仮設道路1は、図1(a)、(b)のように工事を必要とする道路に設置して自動車や軽トラック等の軽車輛を走行できるようにしたもので、搬送容易な4000mm長さとした車輛通路ユニット7を複数個連結金具30で連結し、前後に所定のスロープの車輛傾斜通路体8を適宜数連結したものである。
【0025】
車輛通路ユニット7は、図2(a)、(b)、(c)のようにその下位側の枠体3を90mm口径の鉄パイプの支柱16を主体として10トントラックに搭載可能な寸法の4120mm長さ、1857mm高さとして適宜の補強材2で補強して十分な強度とし、チャンネル材の架台10に搭載し、架台10に高さ調整用ジャッキ11、位置調整用ジャッキ13を設けて高さ調整、位置調整できるようにしている。
【0026】
また、その上位の伸縮用枠体4も、図2(a)、(b)、(c)のように上記枠体と同じように90mm口径の鉄パイプの支柱16を主体として4120mm長さ、1857mm高さとしてターンバックル等の補強材14で補強して十分な強度としている。さらに、車輛通路用枠体5にもコーナー部材等の補強材15を配設して十分な強度としている。そして、この枠体3の支柱16の上端部に伸縮用枠体4の下端に設けた連結具17を嵌挿し、また伸縮用枠体4の支柱18の上端部と車輛通路用枠体5にも同様にして垂直方向に連結して組み上げられるようにしている。
【0027】
特に、図4のように上記連結具17に所定長さのワイヤー等の吊り具19の一端を固着して他端に重錘20を取り付けて、この重錘20を下位に位置する枠体3の支柱16の上端部に挿入して容易に連結して抜け止めピン23を挿入して強固に連結できるようにしている。伸縮用枠体4と車輛通路用枠体5についても同様にしている。
【0028】
また、最上位の車輛通路用枠体5には、図5(a)、(b)のように車輛通路体6の両側をそれぞれ所要強度の蝶番24で接続し、車輛通路体6の中央部も所要強度のストッパー25を設けた蝶番26で接続し、図5(c)のよう左右の車輛通路用枠体5を中央部で折り畳んだり、図5(b)のように左右に展開して車輛通路体6の上に車輛を走行できるようにしている。
【0029】
上記車輛通路ユニット7を組み立てて設置するにあっては、たとえば図8(a)〜(c)のように左右一対の枠体3、伸縮用枠体4、車輛通路用枠体5を施工する道路端に横倒し状態にして並置し、それぞれワイヤーの吊り具19を支柱16、18にそれぞれ挿通して連結して準備し、準備が終わってから最上位の車輛通路用枠体5をワイヤーロープを介してクレーン等で吊り上げ、所定の道路上に立設する。
【0030】
そして、図8(d)のように枠体3の支柱16に伸縮用枠体4の支柱18の連結具17を嵌挿して連結して、伸縮用枠体4の支柱18に車輛通路用枠体5の連結具17を嵌挿して連結し、それぞれをピン23を挿入してしっかりと結合する。
【0031】
ついで、図8(e)のように一方側の枠体3、伸縮用枠体4、車輛通路用枠体5を引っ張って上部の車輛通路体6を展開し、所定幅に設置し、ターンバックル等の補強材14を取り付けて補強し、高さ調整具11、位置調整具13で調整していく。
【0032】
このようにして所定数の車輛通路ユニット7を設置してこれらを連結具30を介してしっかりと連結し、連結した車輛通路ユニット7の前後に図1のように車輛傾斜通路体8を適宜数連結して車輛を円滑に走行できるようにするものである。
【0033】
このようにパイプやチャンネル材を主材として組み上げて仮設道路を構成することができて、道路工事や事故等での車輛の渋滞の緩和がはかれ、かつこれらの部材の保管や搬送が行いやすく、また現場で建築物の足場枠のように簡易迅速に組み立てられるとともに簡易迅速に分解することができ、早期に車輛の渋滞を緩和したり、道路を開放することができる。
【0034】
また、必要により予め別場所で縮小した状態で組み立てて10トントラック等に搭載できて、現地で伸長して連結して組み立てられ、現地で迅速に組み立てて設置することができる。
【0035】
また特に、車輛通路体6にほぼ断面コ字状の車輛走行用ガイド27を車輛のタイヤの幅に対応して配設することによって、車輛を車輛通路体6で蛇行して衝突せずに車輛通路体6にそって円滑に走行させることができる。また、枠体3の内側にも断面L形状の工事用ガイド28を配設して、パワーシャベル等の工事車や一般車輛が枠体3に衝突しないようにできる。
【0036】
さらに、枠体、伸縮用枠体、車輛通路用枠体の組み立てに吊り具に重錘を取り付けた連結具を嵌挿して行えるので、組み立てを簡単かつ迅速に行うようにできる。
【0037】
図9、図10は、本発明の他の実施例で、枠体3を細長い筒状の枠として伸縮用枠体4をその中で摺動して伸縮するようにしたものである。
【0038】
本実施例の場合、ピン31、楔32を挿脱することなどで図9(a)、(b)のように車輛通路ユニット7を容易に伸縮することができ、また上部の車輛通路体7を折曲して折り畳んで保管したり、搬送したりすることができるものである。
【0039】
またさらに、図11(a)、(b)は、車輛通路ユニット7の車輛通路体6の両側部に点検通路32をそれぞれ配設するとともに、適宜な位置の車輛通路ユニット7に昇降用タラップ33を着脱可能に配設したものである。こうすることによって、点検通路32を歩行して車輛通路体6等を容易に点検、修理、その他を行うことができる。
【0040】
上記では、一方通行の仮設道路の組み立て、設置について説明したが、双方向通行や複数斜線の仮設道路の組み立て、設置についても、同様にして行うことができ、また走行車輛に対応して仮設道路を所要の強度に構成するなど、上記した本発明の趣旨にもとづいて適宜の変更態様や使用態様を実施することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明にあっては、パイプやチャンネル材を主体としたフレームの4000〜8000mm幅、1500〜2100mm高さの矩形状の枠体を下位に位置する枠体の上端部に上位に位置する枠体の下端部を組み立て分解可能に接続して垂直方向に所定の高さに組み立てるようにするとともに、これらの側端部に他の組み立てた枠体を隣接して連結金具等を介して水平方向に連接して、パワーシャベルの工事車や一般車輛が走行可能に車輛幅より広い間隔で車輛進行方向にそってその両側に平行にそれぞれ上記した組み立てた枠体を並設し、上記組み上げた枠体の左右両側の最上部に車輛通路体を掛け渡して形成する車輛通路ユニットをそれぞれ左右の並設した枠体の長さにわたって架設して、車輛通路体の上を車輛が走行するように車輛進行方向にわたって連結した車輛通路ユニットの最先端部および最後端部に車輛昇降用の所定のスロープの車輛傾斜通路体をそれぞれ取り付けるように形成したことによって、仮設道路を素早く設置でき、道路工事や自動車事故、その他での長時間車輛等を遮断させることができて、車輛の渋滞の緩和をはかることができる。
【0042】
特に、枠体を連結手段により垂直方向に伸縮可能に組み上げるようにし、その枠体の連結手段として上位の枠体の両側等の支柱の下端部に固着した連結具を下位の枠体の支柱に挿脱可能に挿入して連結することによって、車輛を走行させる仮設道路であるにもかかわらず、素早く仮設道路を組み立て、分解することができる。
【0043】
また、連結手段により垂直方向に複数個連結して組み上げる枠体を垂直方向に摺動可能として伸縮自在に形成したことによって、車輛通路ユニットを容易に伸縮することができ、トラック等に容易に搭載して搬送することができ、仮設道路の設置や除去を短時間で行うことができる。
【0044】
さらに、最上部の枠体間に架設する車輛通路体の両側部を回動可能に枠体に取着し、この車輛通路体を中央部で折り畳み可能に形成したことによって、上部の車輛通路体を折曲して折り畳め、上記のようにトラック等に容易に搭載して搬送することができ、設置や除去を短時間で行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した側面図(a)と平面図(b)、
【図2】同上の車輛通路ユニット部の側面図(a)、正面図(b)と平面図(c)、
【図3】同上の枠体の架台部の高さ調整部と位置調整部の説明用側面図(a)と平面図(b)、
【図4】同上の枠体間の連結部分の説明用図(a)、(b)、(c)、
【図5】同上の車輛通路部の一部省略した平面図(a)、正断面図(b)と折り畳み状態を示す正断面図(c)、
【図6】同上の車輛通路ユニットの縮小折り畳み状態の正面図、
【図7】同上の車輛通路ユニットの連結説明用の側面図、
【図8】同上の車輛通路ユニットの組み立て説明用側面図(a)、垂直状とした正面図(b)、連結状態とした正面図(c)と側面図(d)、展開した正面図(e)、
【図9】同上の他の実施例の伸長状態の斜視図(a)と縮小状態の斜視図(b)、
【図10】同上の枠体と伸縮用枠体との伸縮説明用の一部省略した平断面図(a)、(b)と嵌挿図(c)と側面図(d)、
【図11】同上のさらに他の実施例の一部省略した側面図(a)と平面図(b)。
【符号の説明】
1…仮設道路 3…枠体 4…伸縮用枠体
5…車輛通路用枠体 6…車輛通路体 7…車輛通路ユニット
8…車輛傾斜通路体 16…支柱 17…連結具
18…支柱 19…吊り具 20…重錘

Claims (4)

  1. パイプやチャンネル材を主体としたフレームの4000〜8000mm幅、1500〜2100mm高さの矩形状の枠体を下位に位置する枠体の上端部に上位に位置する枠体の下端部を組み立て分解可能に接続して垂直方向に所定の高さに組み立てるようにするとともに、これらの側端部に他の組み立てた枠体を隣接して連結金具等を介して水平方向に連接して、パワーシャベルの工事車や一般車輛が走行可能に車輛幅より広い間隔で車輛進行方向にそってその両側に平行にそれぞれ上記した組み立てた枠体を並設し、
    上記組み上げた枠体の左右両側の最上部に車輛通路体を掛け渡して形成する車輛通路ユニットをそれぞれ左右の並設した枠体の長さにわたって架設して、車輛通路体の上を車輛が走行するように車輛進行方向にわたって連結した車輛通路ユニットの最先端部および最後端部に車輛昇降用の所定のスロープの車輛傾斜通路体をそれぞれ取り付けるように形成したことを特徴とする仮設道路。
  2. 枠体を垂直方向に組み上げるための上位の枠体と下位の枠体の連結手段として、上位の枠体の両側等の支柱の下端部に固着した連結具を下位の枠体の両側等の支柱の上端部に挿脱可能に挿入して連結するとともに、枠体を水平方向に隣接結合するための隣り合う枠体の連結手段として両端の隣接する支柱を連結金具で連結するようにした請求項1に記載の仮設道路。
  3. 垂直方向に複数個連結して組み上げる枠体を、下位に位置する枠体に上位に位置する枠体を垂直方向に摺動可能に配設して伸縮自在に形成した請求項1または2に記載の仮設道路。
  4. 最上部の枠体間に架設する車輛通路体の両側部を回動可能に枠体に取着し、この車輛通路体を中央部で折り畳み可能に形成した請求項1ないし3のいずれかに記載の仮設道路。
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