JPS6055641B2 - 高速道路等における仮設道路形成方法 - Google Patents

高速道路等における仮設道路形成方法

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JPS6055641B2
JPS6055641B2 JP53006013A JP601378A JPS6055641B2 JP S6055641 B2 JPS6055641 B2 JP S6055641B2 JP 53006013 A JP53006013 A JP 53006013A JP 601378 A JP601378 A JP 601378A JP S6055641 B2 JPS6055641 B2 JP S6055641B2
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Description

【発明の詳細な説明】 自動車専用の高架式道路その他の交通路(以下「高速道
路等」又は単に「道路」と言う)において、地震等の災
害により道路に破損が生じたり、道路が老朽化して交通
上危険となつた為交通を止める場合などで、交通途絶が
長く続く場合には、周辺に及ぼす影響が甚大であり、特
にその道路が幹線道路である場合は、更にその被害が広
範囲に及ぶようになる。
かかる事態の救済に利用できるものに、必要な路面幅の
路盤部材に車輪付き脚を付した単位枠部材多数をその車
輪で現場に移動させて通路を形成する既製枠搬入式のも
のや、各種所要の部分形状に作られた組立用部材を現場
に搬入して通路の形に組立てる現場組立式のもの等が提
案されている。
しかし、前者では大形部材の運搬に問題が多く、後者に
は現場における重量物の取扱い上手数と長時間を要する
等の難点がある。この発明は、前記のような場合、障害
の除去に先立つて先ず同部分に、一般車輌がほぼ平常通
りに通行できる仮設道路にきわめて短時間に形成する方
法を提供することを目的とする。
なお、仮設道路を設置する場所が、脚柱上に架設された
高速道路であつて、これに補修用足場を組んで補修する
ことを要する場合、本発明方法は、該補修箇所・の交通
遮断を必要としない補修用足場の形成を兼ねさせること
ができるものである。高速道路等で地上の交通用道路と
分離されている有料道路にあつては、一般に車の出入が
可能な料金徴収設備(以下1ゲートョと言う)を備える
本発明は、仮設通路を形成する機材として、使用時には
道路上に車の通行に充分(少なくとも2車線以上)の幅
の通路を形成する枠部材が、移動時にはその平面上の幅
をゲートの通過に支障がない程度に縮少できるものであ
ることを特徴とする。本発明方法は、その基枠及びアプ
ローチ枠をそれぞれ縮小状態とし、基枠据付け用の台脚
や基枠及びアプローチ枠と別体に作られた場合の道路部
材その他の必要機材と共に仮設道路の設置場所まで輸送
する運搬工程と、仮設道路設置場所に搬入された基枠及
びアプローチ枠を使用時姿勢に拡幅して各枠上の道路部
材により、仮設道路を開設する道路形成工程と、その基
枠に基いて道路補修用の足場を形成して道路を補修する
工程から成る。
以下添付図面に基いて、本発明方法の実施例について説
明する。第1図ないし第3図は本発明で使用する基枠の
最も簡単な構造とした一例を使用時の状態で示している
全体を符号Aで表わした基枠は、道路の長手方向に配置
される2本の主桁1a,1bと、主桁と直交する方向に
相互平行に配置され、それぞれ枢軸21及び22で主桁
1a及び1bに枢着された複数の横桁2,2・・・・・
・とを主要部分とし、2本の主桁1a,1bは枢着12
a及び12bによつて主桁に枢着されている連結部材1
1によつて平行.に連結されており、また両側の主桁1
a及び1bには、基枠A全体を路面上に支承して昇降さ
せるための主桁持上げ用ジャッキ13,13及び14,
14が取付けられている。
15は両端をそれぞれ主桁1a及び1bに連結した伸縮
シリンダ装!置、Bは通路部材、P及びRはそれぞれ脚
柱及びその上に架設された道路である。
高架式道路Rの補修の態様として、道路にあいた穴を補
修するために道路Rの底部に型枠を作つてコンクリート
を打設する必要のあるとき等にっは、そのような作業を
行うための足場が必要となる。
第1図及び第3図に示す符号3及び4は補修用足場を形
成するための縦枠材及び足場部材である。足場使用時に
おける縦枠材3,3間の間隔は道路Rの幅よりも大であ
ることを要する。横桁2の両端は道路Rの両側縁を越え
て外方に突出し、その先端部に縦枠材3が連結されてお
り、縦枠材3の下端には足場部材4が取り付けられてい
る。40は足場部材4に継ぎ足して設ける床材である。
前記基枠の片方の主桁たとえば1aのみの前後のジャッ
キ13,13で主桁を路盤上に支承し、他方の主桁1b
は、その下に走行用の台車Cを装ノ着(ジャッキ14を
伸長させて主桁1bを浮上させ、その下に台車Cを進入
させて主桁1bを降せば、主桁1bのみを台車上に載置
できる。
)し、又は適宜のクレーンで移動可能に吊上げた状態で
、伸縮シリンダ装置15を短縮させると、連結部材11
が主桁1a上の枢軸12aを軸として旋回し、移動可能
な主桁1bは第5図に矢印で示すように路盤上に支承し
た主桁1aに向けて引寄せられる。この際、主桁と枢着
関係にある横桁2もそれぞれ枢着21を軸に旋回して、
第5、第6図のように2本の主桁が接触し合い、各横桁
も斜に接して全体の平面形における長さ方向の幅(第6
図W2)を縮少する。各横桁の幅W1及び横桁相互の間
隔↓が上記の変形を可能にするよう設計されることは言
うまでもない。そして第5、第6図の移動時姿における
基枠Aの幅W2は容易にゲートを通過できる幅に作られ
るものである。移動時姿勢の基枠両側のジャッキ13,
14を前記のように使用してその下に走高用台車Cを装
着すれば、基枠Aは適宜のトラクタDを用いて道路上を
移動させることができる。
第3図における符号3aは、補修用足場の形成を兼ねる
基枠の横桁両端に、適宜の連結手段て上下方向の摺動及
び矢印方向の回動可能に予め結合されている縦枠材3を
引上げた状態を示したもので、この構成を有する基枠は
、鎖線図示のように引上げた縦枠材3aを矢印のように
おすと片側の縦枠材が3bのように横桁2の一半部に重
合し、足場部材は4bのように横桁端部に納まるように
構成されている。
基枠を移動動時姿勢に変形させる場合は縦枠材も横桁2
と共に縮少され、その移動時姿勢は高さが幾分増すだけ
で幅W2には変化を生じない。
次に、第7図〜第11図によつてアプローチ枠の一具体
例を説明する。図示のアプローチ枠5は、道路の長手方
向に配置される両側の縦桁51a,51bを、中央縦桁
52の両側に前後の旋回腕53,53によつて等間隔平
行に連結した枠組を有し、両主桁1a及び1bに、相互
食違い位置に一定間隔で相互平行(実施例は縦桁と直角
)に配置される両側の横桁54a,54bの基端を固着
したものである。
両縦桁51a及び51bと中央縦桁52との間には伸縮
シリンダ装置55a及び55bが装置されており、横桁
54a,54bの長さは、それぞれ片方の縦桁と中央縦
桁とを含む部分の幅とほぼ等しく作られている。図中5
30は旋回腕枢着用のブラケット、56は中央部が中央
縦桁に枢軸560で枢着された支承枠、57は持上げ用
ジャッキを示す。第7及び第8図はアプローチ枠の使用
時姿勢を示し、支承枠56の下に順次高さの異なるアプ
ローチ台脚58を配置(第1図参照)することによりア
プローチ枠を斜状に支承し、同枠上に通路部材Bを配置
してアプローチを形成する。
アプローチ枠を適宜のクレーン等で吊上げ又は中央縦桁
で全体を支持しながら伸縮シリンダ装置55a,55b
を短縮すると、アプローチ枠5は第9、第11図に示す
ようにその平面形における長さ方向の幅をW3(第11
図)に縮少する。
この状態で縦桁の下に走行用の台車Cを装着すれば、ト
ラクタDで容易に道路上を走行し得る。C″はアプロー
チ用台車とアプローチ枠との結合装置を示す。この移動
時姿勢におけるアプローチ枠5の幅W3は、ゲートを容
易に通過できる幅である。基枠及びアプローチ枠をゲー
トの通過可能な程度に縮少する手段は、後に例示すると
おりなお多くの手段があるが、次に上記の装置に基いて
本発明の仮設道路形成方法を説明する。
上記のような基枠A及びアプローチ枠5は、それを道路
仮設場所へ運搬し、その横桁又は横枠を覆つて支持され
る道路部材Bによつて、車の通交に充分な幅の一連の仮
設道路を形成するものである。
道路部材Bは、オープンカット方式の地下鉄工事等で使
用されている覆工板等のように強固な板材その他、上記
横桁材の上面を覆つて車の通行可能な連続した平面を構
成できる板材である。
道路部材は、小形化可能なものを予め基枠の横桁やアプ
ローチ枠の横材上に装着して置くか、場合によつては、
別体に形成したものを上記枠部材(基枠、アプローチ枠
)の運搬時に、基枠据付け用の台枠その他の必要機材と
共に運搬して使用箇所に持込んでもよい。基枠及びアプ
ローチ枠に予め道路部材Bを装着して置く手段は各種異
なる設計があり得るが、以下第1〜第6図によつて説明
した基枠Aに、折畳み可能な通路部材を予め装着した場
合の一例を説明する。
第2a図は、第2図と同様な平面図であるが、右端近く
の一部は仮設道路専用の短かい横桁2″を備えた状態を
示している。
道路部材は、全体てl鉢の横桁を有する実施例の各2本
ずつの横桁にまたがつて全体を覆う幅に6分割された単
位道路部材Bl,B2,B3〜B6の6枚に分けて主桁
1a,1bの全長にわたつて装着されており、各単位道
路部材は、道路幅方向にも2個の分割片Ba,Bbに分
割され、全体の符号数字に9を完して説明する付属金具
のヒンジ金具91で折畳み可能に連結されている。
第2c図はヒンジ金具の一具体例を示したもので、92
は各分割片Ba,Bbの裏側に設けたブラケット、93
は連結ピン94a,94bで連結された腕金、Bcは道
路部材の補強リブである。各単位道路部材Bl,B,,
B3・・・・・・は、いずれか一方(図示例では図上下
方)の主桁1a近くの上方で主桁と平行な線上(実施例
のものは前記枢軸ノ21と同一軸線上)の2個の枢着ピ
ン90,90で、各2本ずつの横桁に枢着し、他の部分
は、横桁上に自由状態で載置されているものである。
単位道路部材の自由端近くの浮動を抑制するためには、
第2b図に例示するようなりランプ金具95門で横桁2
,2″にクランプすることができる。第2b図中96は
U形ボルト、97は当金、98は固定用ナットである。
クランプ金具をはずして単位道路部材の自由端Bbがわ
を第3a図矢印のようにヒンジ金具91)から回動させ
ると、すべての単位道路部材を第2a図の八,汗及び第
3a図のように折畳むこができる。
この状態で、基枠Aが前記同様自由にその幅を縮少でき
ることは明らかである。第5a図及び第6a図は基枠を
縮幅した場合の第5、第6図と同様(ただし第5a図の
一部と第6a図は仮設通路専用)の平面図及び正面図で
ある。上記基枠と道路部材との結合手段は、後に説明す
る枠部材の各種変形例についても、同様に適用すること
ができる。
基枠A及びアプローチ枠は、通常はその移動時姿勢で、
上記必要機材と共に高速道路等に沿つて適宜の場所に設
けられる作業基地に集積して保管して置く。
高速道路等に仮設道路形成の必要が生じると、次の順序
て仮設道路を形成する。〔運搬工程〕 仮設道路形成場所(以下1目的場所ョと言う)もよりの
作業基地で、移動時姿勢とした基枠A及びアプローチ枠
にそれぞれ枠体の重量を支承して走行できる走行用台車
Cを装着し、トラクタDで牽引して、据付け用台脚その
他の必要機材と共に道路上を移動して目的場所まで運搬
する。
〔道路形成工程〕
目的場所に搬入された基枠は、その連結部材の一方たと
えば主桁1a上の枢軸12aが道路上の所定位置にある
ように位置を定めた後、主桁持上げ用ジャッキ伸長させ
て台車Cを移動させるなどにより、上記一方の主桁を路
盤上に支承し、他方の主桁1bを移動可能にして作業時
姿勢に拡幅する。
次に台車Cを退避させると共に前後の連結部材(この実
施例では連結部材11に台脚受の役を兼ねさせている)
の下に台脚16を配置し、ジャッキを短縮して基枠全体
を台脚16上に載置する。基枠Aの前後には、前記縮幅
時の作業と逆の作業で使用時姿勢に拡幅したアプローチ
枠5の必.要数を異なる高さのアプローチ台脚58によ
り傾斜させて接続させる。基枠及び順次のアプローチ枠
の接合部分はそれぞれ適当なりランプ装置でクランプす
るのがよい。両端のアプローチ枠上面と路面とは適宜の
斜状枠(図示せず)で接続させ,る。上記のように接続
配置した基枠及びアプローチ枠上に道路部材Bが予め装
着されている場合はそのまま又はこれを展開させ、別体
の場合はこれを配置することにより、第1図に示すよう
な仮設道一路(縦枠3及び足場部材4を含まない。)が
形成されるので、直ちに交通を再開させる。目的場所の
道路が破損していて補修を要する場合、基枠Aがその破
損箇所をまたいで配置されることは言うまでもない。
また、目的場所が脚柱P.P・・・・・・上に架設され
ている高架道路上にある場合は、両端の台脚16を、第
1図のように目的場所をはさんで位置する2本の脚柱上
にあるよう設置するのがよい。〔足場組立工程〕 基枠Aが前記所定位置に定位された後、各横桁2の先端
に高架道路の下方まて達する長さの縦枠材3を組付ける
と共にその下端部に足場部材4をノ結合し、作業用の床
材を配置して補修用足場を組立てる。
また、前記のように横桁2に縦枠材3や足場部材4が予
め展開可能に結合されている場合は、単にこれらを展開
させるだけで足場組立てが完了す・るので、作業時間が
一層短縮される。
補修用足場が形成された後は補修本作業を行うが、この
作業は本発明の要旨外であ発明の詳細な説明は省略する
上記本作業が終了したときは前の組立てと逆順序の作業
で補修用足場を解体し、また仮設通路の必要な事態が解
消した場合は、先の通路の仮設作業と逆順序の作業で、
基枠、アプローチ枠その他の基材を目的場所から作業基
地に撤収する。
以上は、目的場所が直接基枠、アプローチ枠等を搬入で
きる場合の通路仮設法及びその装置の説明であるが、目
的場所の道路Rに、第13図R″のような一切の通行を
不能とする欠損がある場合(以下1欠損道路ョと言う)
は、基枠自体が自刃で目的場所に進入する機能を有する
自己移動型の基枠(A,で表わす)を使用する工法によ
る。次に第12〜17図によつて、欠損道路における仮
設道路の形成及びそのための基枠の構成を説明する。
自己移動型基枠A1は、連結部材11で連結されている
2本の主桁1a,1bと複数の横桁2とが枢着されてい
る前同様の枠組に対し、主桁の両側に設けられていた主
桁持上げ用ジャッキ13,14のかわりに移動脚装置(
全体を符号6て表わす)を備えさせると共に、基枠先端
には長い先行フレーム7を取付けたものである。
移動脚装置6は、主桁の両側全長にわたつて装置される
案内フレーム60と該フレームに案内されて主桁と相対
的に移動できる3組以上、通常は図示実施例のように左
右対称に位置する第1、第2及び第3の3組の可動脚(
可動ジャッキ)61,62及び63とを備える。
各可動脚は伸縮シリンダ装置を主体とし、1組の可動脚
の伸縮脚の先端はそれぞれ共通の接地盤64て連結され
ている。可動脚を路盤上に立柱して脚移動装置を作動さ
せると主桁が可動脚に対して移動し、他の脚で主桁を定
位して抜柱した可動脚の脚移動装置を作動させると、そ
の脚は主桁に添つて移動する。なお、基枠に対する台車
の着脱等に当つては、前記ジャッキと同様に可動脚を使
用し得る。先行フレーム7は、基枠の先端(通常両側の
主桁の先端面)に水平方向の旋回可能に結合された2本
の長い腕枠71,71の両先端部をピン73で取付けた
連杆72で連結したもので、鎖線図示のように旋回可能
である。
両腕枠は、基枠の重量を前方で支えるため、(必要な場
合は設計によりその長さ方向の移動を可能にする。)支
脚74を備える。この先行フレームは、通路仮設時には
アプローチ枠の一部として使用し得る。上記自己移動型
基枠A1を用いて行う欠損道路に対する仮設道路は下記
工程を経て形成される。
〔運搬工程〕移動時姿勢とした自己移動型基枠A1及び
必要数のアプローチ枠5にそれぞれ走行用台車C(先行
フレーム部分にも必要数を配置する)を装着し、トラク
タDで牽引して、通路部材Bその他の必要機材と共に作
業基地から目的場所近くまで道路上を運搬する。
なお欠損箇所の両側に形成するアプローチ用のアプロー
チ枠は、同方向にある別の作業基地から運搬して、両側
のアプローチ用機材を欠損箇所をはさむ両側に搬入する
のが作業上有利である。この工程により、自己移動型基
枠A1は第12図に実線で示す欠損箇所R″の手前まで
搬入される。〔基枠定位工程〕 前工程で欠損箇所手前に搬入された基枠は先ず使用時姿
勢に拡幅して台車をはずし、可動脚によつて路盤上に支
承する。
ここで第1の脚61を主桁先端部、第2の脚62を中央
よりやや後方に立柱して基枠全体を支承し、第3の脚6
3を抜柱して路面との関係を絶ち、第1、第2の脚移動
装置を働かせると、主桁が第12図鎖線のように前進し
、第3の脚は主桁と共に点線図示63aのように第2の
脚62に近接する。ここで第1及び第3の脚を立柱して
第2の脚を62aに移動させ、次に第2及び第3の脚6
2,63を立柱すると、第1の脚61は点線図示の主桁
先端部61aまで移動させ得る。自己移動型基枠を用い
る作業の必要性は多く図示のような高架道路で発生する
が、上記の操作を繰返すと、先行フレーム7の先端が第
13図のように欠損箇所を越えて位置する脚柱P2上に
まで到達する。
この状態からは、先行フレームの支脚74も基枠先端部
分の重量を支えるために使用し得る。かくして主桁を順
次前進させると、自己移動型基枠A1は第14図及び第
17図のように欠損箇所をまたぐ所定位置に定位される
主桁の下に据えられる台脚16は2本の脚柱P1及びP
2の上に定位されている。基枠定位後の仮設通路の形成
は前と全く同じである。
なお、第14図及び第17図は補修用足場を組立てた状
態を示しているが、通路仮設のもを必要とする場合、縦
枠材3及び足場部材は不要である。また、補修工法を兼
ねる場合の足場組立ては前例と同じである。次に、基枠
及びアプローチ枠を使用時姿勢と移動時姿勢とに変更可
能にする手段の幾つかを第18図以下によつて説明する
第18、第19図に示す第1変形例は、基枠の変形例で
あつて、使用時姿勢で第2図と同様の平面形を作る主桁
1a,1b及び複数の横桁2で構”成されているが、各
横桁2はその両端部が主桁と枢軸21,22で枢着され
ているほかにその中央部で20a及び20bの2部材に
分割され、中央枢軸23で屈折可能に枢着されている。
同様に、2本の主桁1a及び1bを連結する連結部材1
1・も、中央部の第3枢軸12cで屈折可能に形成され
ている。13,14は前同様な主桁持上げ用ジャッキ、
16は台脚を示し、主桁の間隔を変更するための伸縮シ
リンダ装置は図示を省略してる。
上記の構造から成る基枠は、その主桁1a及び1)bを
第18図実線のように近接させるとき、横桁2は一部の
もののみを実線で示したように中央枢軸23を軸として
屈折し、基枠の平面上の幅を第2図の装置同様W2に縮
少する。次に、第20〜25図に基いて、更に異なる型
の幅変更手段を採用して作られた第2変形例の基枠を説
明する。
2本の主桁1a及び1bは、その両端部において第18
図の折置同様主桁下面に枢着した中央から屈折可能な連
結部材11で平行に連結され、第22,23図の使用時
姿勢で一定間隔を隔てて並列する。この型の基枠は、両
主桁の対向側面に一定間隔で中間横桁用ブラケット26
,26・・・・・・を設けて中間横桁2a,2aを枢軸
260で旋回可能に枢支すると共に、両主桁の外側面に
は外側横桁用ブラケット27,27・・・・・・をブラ
ケット26と同様な間隔で設けて外側横桁2b,2b・
・・・・・を枢軸270で旋回可能に枢支する。
中間横桁2a及び外側横桁2bは、いずれも主桁上下縁
に沿つて1組ずつ設けられた一対のブラケットで旋回可
能に軸支された支持枠28により、それぞれの上面が2
本の主桁1a,1bの上面とほぼ同一平面内にあるよう
支持される。中間横桁2aの長さは両主桁の間隔とほぼ
等しく、また隣接する2個の中間横桁の間隔は、中間横
桁2aが第25図のように隣接するブラケットの間に嵌
入できる間隔とする。
またこの間隔はその上に道路部材Bを配列するにも都合
のよい間隔とすることは言うまでもない。この実施例に
おいて、中間横桁用ブラケット26は、両主桁1a,1
bの重量を平均化するため両主桁の間に交互に取付けら
れている。また外側横桁用ブラケット27は、両側の2
本の外側横桁が1本の中間横桁と一直線上に展関し得る
位置に配置されている。こ一の型の基枠においては、両
主桁に付属する主桁持上げ用ジャッキ13,14を主桁
の逆U字形断面部分(第22図)内に嵌装する。中間横
桁2a及び外側横桁2bをそれぞれ第2図矢印のように
旋回させて両側の主桁を近接させ.れば、基枠は平面上
の幅を第25図のような縮少して移動時姿勢に変形する
移動時姿勢の幅W4はゲートを自由に通過できる範囲に
ある。また、主桁や縦桁、特に第1図、第14図の基枠
のように2本の脚柱Pにまたがつて架設できる−ような
主桁は長尺であるから、これに横桁を取付けた基枠は長
くかつ大重量となる。
道路の状態がその荷重に耐えられない場合又は道路に急
カーブがあるような場合は、主桁及び縦桁の長さを2分
割(又は3分割)し、各別に走行用台車を装着して運搬
してもよい。以上説明したとおり、使用時姿勢では仮設
道路の必要幅にわたつて道路部材Bを載置することがで
きる幅の支承面を形成し、目的場所へ運搬するときには
ゲートの通過に支障がない幅に縮少した移動時姿勢に変
形させ得る基枠及びアプローチ枠を使用する本発明の仮
設道路形成方法は、高速道路等に沿つて設けられる作業
基地から、枠を移動l時姿勢として道路上を目的場所ま
で何等の支障もなく速やかに輸送することができ、運搬
中反対側の対向車線内における交通には支障を及ぼさな
い効果がある。
なお、枠体の運搬時に幅が縮少されていることは、これ
を一般道路によつて運搬する場合にもきわめて有利であ
る。また基枠及びアプローチ枠は、長さ方向の桁と横方
向の桁材とが常時結合状態を維持したままその幅を変更
するものであるから、目的場所に到着後、各枠を所定位
置に定位して使用時姿勢に拡幅するだけで、その面に道
路部材Bを配列して直ちに仮設道路の形成を完了し、前
記のとおりきわめて短時間で交通を再開させ得る効果が
ある。
またその撒収も同様迅速に行い得る。本発明による仮設
道路形成に要する時間は、目的場所における作業の難易
によつて異なるが、およそ2〜6時間程度(撒収時も同
じ)と見込むことができる。さらに、本発明方法は、基
枠を拡幅した後、道路Rの両側縁を越えて外方に突出し
ている横桁2の両端に縦枠材3を介して足場部材4を設
けることができるので、道路Rの底部に型枠を作つてコ
ンクリートを打設する等の作業を行うに至便である。図
面の簡単な説明第1図は本発明によつて形成された仮設
道路要部の一例を示す側面図、第2図はその道路部材を
除去した状態の平面図、第2a図は第2図の基枠に道路
部材を装着した場合の一例を示す平面図、第2b図及び
第2c図はそれぞれ第2a図のB−B線及びC−C線断
面図、第3図は第1図3−3線による断面図、第3a図
は第2a図の基枠の第3図同様な部分的断面図、第4図
は第1〜第3図の基枠の運搬状態を例示した側面図、第
5図は同平面図、第5a図は第2a図の基枠の第5図同
様な平面図、第6図は第4図の状態の基枠の正面図、第
6a図は第2a図の基枠の第6図同様な平面図、第7図
はアプローチ枠の一例を示す平面図、第8図は同正面図
、第9図は第7,第8図のアプローチ枠を移動時姿勢に
変形して運搬する状態の平面図、第10図は同側面図、
第11図はそのトラクタを省略した正面図、第12〜第
17図は自己移動型基枠を用いる仮設道路形成方法の説
明図で、第12図は基枠が目的場所に到達した状態の側
面図、第13図及び第14図はそれぞれ基枠の移動途中
及び移動完了時の側面図、第15図はやや拡大した同正
面図、第16図及び第17図はそれぞれ第12図及び第
14図の状態の平面図、第18図及び第19図はそれぞ
れ第1変形例の平面図及び正面図、第20〜第24図は
第2変形例を示し、第20図及び第21図はそれぞれ使
用時姿勢の基枠の平面図及び正面図、第22図は第20
図の22−22線による拡大断面図、第23図、第24
図及び第25図は同基枠の移動時姿勢におけるそれぞれ
平面図、側面図及び正面図である。
A・・・・・・基枠、B・・・・・・道路部材、P・・
・・・・脚柱、R・・・・・・・道路、1a,1b・・
・・・・主桁、2・・・・・・横桁、3・・・・・・縦
枠材、4・・・・・・足場部材、5・・・・・・アプロ
ーチ枠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 移動時姿勢から使用時姿勢の幅まで拡げることがで
    きる基枠A及びアプローチ枠5を、移動時姿勢にて、据
    付け用の台脚16その他の必要機材と共に道路上を目的
    場所へ運搬する運搬工程と、目的場所に搬入された基枠
    A及びアプローチ枠5をそれぞれ所定の位置に定位して
    使用時姿勢の幅まで拡げ、該使用時姿勢の基枠A及びア
    プローチ枠5上の道路部材Bによつて一連の道路を形成
    する一方、使用時姿勢の基枠Aの道路の両側縁を越えて
    突出する複数の横桁2、2a、2bの各先端に組付けら
    れた縦枠材3とその下端部に結合された足場部材4によ
    つて補修用足場を組立てる道路及び足場組立工程とから
    成る高速道路等における仮設道路形成方法。
JP53006013A 1978-01-23 1978-01-23 高速道路等における仮設道路形成方法 Expired JPS6055641B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62182358A (ja) * 1986-02-07 1987-08-10 清水建設株式会社 遮音床構造
JPH02272138A (ja) * 1989-04-13 1990-11-06 Kajima Corp 防音床
JPH0419344B2 (ja) * 1986-01-23 1992-03-30 Kajima Corp

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