JP3009324B2 - 応急橋及びその架設方法 - Google Patents

応急橋及びその架設方法

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JP3009324B2
JP3009324B2 JP6045376A JP4537694A JP3009324B2 JP 3009324 B2 JP3009324 B2 JP 3009324B2 JP 6045376 A JP6045376 A JP 6045376A JP 4537694 A JP4537694 A JP 4537694A JP 3009324 B2 JP3009324 B2 JP 3009324B2
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淳 河西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運搬車に積載して任意
の場所に移動し、河川又は地隙間に応急的に橋梁を架設
する応急橋及びその架設方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、幅方向に折り畳み、長手方向に連
接する方式の応急橋については、文献ジェーンズ ミリ
タリー ロジスティックス(Jane's Military Logistic
s)1989年版第151頁から第152頁,第167
頁から第168頁及び、文献ソルダート ウント テク
ニック(Soldat und Technik)1988年3月号第13
4頁から第137頁に述べられている。
【0003】また、橋梁を長手方向に分割し、重ね合せ
て架設車上に積載するが、架設車間にて連接しない方式
(1橋節で1径間の応急橋及び1橋節毎に橋脚を設置す
る多径間の応急橋)のものについては、文献ジェーンズ
ミリタリー ビークルスアンド グラウンド サポー
ト イクイプメント(Jane's Military Vehiclesand Gr
ound Support Equipment)1987年版第102頁から
第104頁に述べられている。
【0004】前者は、先ず、架設車に設置したクレーン
により、吊り上げと移動を行って、1本の連結した架設
ノーズを対岸まで突出させ、そして、その1本の架設ノ
ーズの両端を着地させる。次に、前記のクレーンを用い
て折り畳んだ橋節を吊り上げ、展開させ、移動させて、
この架設ノーズにまたがらせ、これを順次繰り返して架
設ノーズ上にて橋梁本体を連結して送り出し、対岸まで
延ばす。そして、この両端を着地させて比較的長いスパ
ンの橋梁を完成する。
【0005】橋梁本体は、平板状の道床板とその左右両
側に設けた主桁により構成され、主桁は、高さ方向が水
平になる如く90度回転させて道床板の下面に折り畳
む。したがって、主桁の高さは、車両幅で制約されてあ
まり大きくとることができない。また、これを架設する
ための架設ノーズは、道床板の下側で、左右の主桁の間
の中央に設けられ、橋梁本体は、1本の架設ノーズの上
にまたがる形で支持されている。
【0006】後者は、橋梁を2分割した橋節を上下に重
ね合せたものを架設車に積載し、架設車上にて2本のう
ち1本を前後にずらせて残りの1本と架設車上にて連結
する。連結して1本となった橋梁を架設腕で前方の地隙
間に設置し、短いスパンの1径間の橋梁を完成する。し
たがって、他の架設車の橋節と自己の架設車の橋節を架
設車相互間にて連結するというようなことはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、応
急橋を比較的容易に設置できるものである。
【0008】しかし、上記前者の応急橋には架設ノーズ
を有するが1本である。したがって、この架設ノーズを
支える架設腕も1本である。このため、この架設ノーズ
または架設腕を用いて前記橋節の展開操作を行わせるこ
とはできない。したがって、この展開操作はクレーンを
用いて行っている。このため、展開の迅速化も自動化も
できないものである。
【0009】本発明の第1の目的は、橋節の展開と折り
畳みの迅速化と自動化ができるようにすることにある。
【0010】また、前記架設腕は、繰り出しのための前
後動と設置のための前後傾斜しかできないので、異なる
架設車間で架設ノーズ及び橋節を連結するための位置移
動と位置合せはできない。したがって、この連結操作
は、クレーンを用いて行っている。このため、連結の迅
速化も自動化もできないものである。
【0011】なお、前記後者の短いスパンの応急橋で
は、異なる架設車間での連結は全くできない。これは、
1本の橋梁を2分割したものを1両の架設車上にて連結
するが、同一車両上であるから車両の姿勢や位置に関係
なく一定の移動機構に沿って容易に連結が行われるもの
である。
【0012】本発明の第2の目的は、異なる架設車間の
空中での架設ノーズ及び橋節の連結の迅速化と自動化が
できるようにすることにある。
【0013】また、架設した橋梁から架設車を分離する
とき、架設車を後退させて架設腕を橋梁から着脱させて
いる。このため、分離の迅速化も自動化もできないもの
である。
【0014】本発明の第3の目的は、架設した橋梁から
の架設車の分離の迅速化と自動化ができるようにするこ
とである。
【0015】また、前記応急橋は、主桁の高さを大きく
できないので、肉厚を大きくして強度を持たせようとす
ると自重が重くなる。また、自重自体が橋梁の負荷とな
るので強度的にも重量的にもますます苦しくなる。この
ため、長スパンで大きい荷重を支え、通過させることが
できないものである。
【0016】また、前記架設ノーズは、道床板の下側に
設けられているので、橋梁を着地させたとき橋梁下面よ
り突出しないようにするため、その高さを大きくできな
い。したがって、前記主桁と同様に自重が重くなる。そ
して、架設ノーズの設置は、架設車から片持ち支持の状
態で突出させて行うので、突出量はあまり大きくできな
い。このため、長スパンの応急橋の架設ができないもの
である。
【0017】本発明の第4の目的は、長スパンの応急橋
を架設でき、さらに、その上を重い車両が通過できるよ
うにすることにある。
【0018】本発明の第5の目的は、高さの大きい2本
の主桁を、2本の架設ノーズで支持し、かつ、移動可能
にするとともに、上記2本の主桁と2本の架設ノーズを
2本の架設腕で支持し、かつ、移動可能にする手段を提
供することにある。
【0019】本発明の第6の目的は、架設に必要な占有
地面面積を小さくし、かつ、陸上移動時の寸法を小さく
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、橋節の展開と
折り畳みの迅速化と自動化を行う目的を達成するため
に、平行状態で幅方向に拡幅移動ができる一対の架設腕
と、この架設腕で支えられた一対の架設ノーズと、この
架設腕または架設ノーズで支えられた一対の橋梁主桁
と、この橋梁主桁間に結合され幅方向に折り畳み可能な
道床部と、前記一対の架設腕を架設車上に支持し、平行
状態で幅方向に拡幅移動させることのできる支持駆動機
構からなり、前記一対の橋梁主桁は拡幅移動の間におい
て平行で垂直に保持されるごとく3個所以上の回動部を
有し、展開位置で固定される道床部で相互に結合され、
前記一対の架設ノーズは前記橋梁主桁の幅方向の両端の
外側面にそれぞれ位置しており、前記一対の架設腕は前
記橋梁主桁の下端と前記架設ノーズの下端の下側に位置
しており、この架設腕間を伸縮可能な外筒と内筒からな
る部材で結合するようにしたこと、を特徴とする。
【0021】本発明は、異なる架設車間の空中での架設
ノーズ及び橋節の連結の迅速化と自動化を行う目的を達
成するために、前記架設腕を架設車の車台の上方に配置
し、架設車との間を伸縮及び保持が可能で上下,左右,
前後,縦回転,横回転及び水平回転に対し独立したベク
トルとベクトル対を有する6個以上のシリンダで結合す
るようにしたこと、を特徴とする。
【0022】本発明は、架設した橋梁からの架設車の分
離の迅速化と自動化を行う目的を達成するために、前記
架設腕を平行に配置された一対のレール部材と、これに
沿って前後動して前記架設ノーズを支持し、駆動する一
対の腕部材で構成したこと、を特徴とする。
【0023】本発明は、長スパンの応急橋を架設でき、
さらに、架設した橋梁の上を重い車両が通過できるよう
にする目的を達成するために、長手方向に連結できる複
数個の架設ノーズと、連結された架設ノーズの両端を支
えるジャッキ装置と、長手方向に連結でき、前記架設ノ
ーズで支持できる複数個の橋節と、からなり、前記架設
ノーズは前記橋節の幅方向の両端の外部にそれぞれ位置
するように2組有しており、架設車に積載したとき該架
設ノーズの高さ方向が上下方向となるようにし、かつ、
積載面と車両高さ限界までの空間内に架設ノーズの高さ
を制限するもののないようにしたこと、を特徴とし、さ
らに、前記橋節は架設車に積載したとき主桁の高さ方向
が上下方向となるようにし、かつ、積載面と車両高さ限
界までの空間内に該主桁の高さを制限するもののないよ
うにしたこと、を特徴とする。
【0024】本発明は、前記架設ノーズを連結し、さら
に、対岸へ繰り出すときにおいて、前記架設腕で支持し
てこれの長手方向に平行に移動させる目的を達成するた
めに、架設ノーズは下面が開口した門形であり、該架設
ノーズの内部を転動可能であって、架設腕の長手方向に
離れた位置に2個所以上設置したローラによって架設ノ
ーズを支持し、該架設ノーズの内部に設置したラックに
噛み合う駆動装置を架設腕に設置したこと、を特徴とす
る。
【0025】本発明は、前記橋節を連結するときにおい
て、該橋節を前記架設腕で支持してこれの長手方向に平
行に移動させる目的を達成するために、橋節主桁の下面
の長手方向にレールを設置し、架設腕の長手方向に離れ
た位置に2個所以上設置したローラによって橋節を支持
し、さらに、橋節を対岸へ繰り出すときにおいて、該橋
節を前記架設ノーズで支持してこれの長手方向に平行に
移動させる目的を達成するために、橋節主桁の外側面の
長手方向に離れた2個所以上の位置にローラを設置し、
このローラにより架設ノーズの長手方向の上面と側面を
案内面として橋節を支持し、上記いずれの場合も、橋節
を移動させるために主桁の下部の内側面に設置したラッ
クに噛み合う駆動装置を架設腕に設置したこと、を特徴
とする。
【0026】
【作用】架設作業においては、先ず、数両の架設車を橋
梁中心線の延長線上に沿って河岸に並べてそれぞれの橋
節を展開し、相互の架設ノーズを連結し、さらに、順次
後続車の架設ノーズを供給して連結し、その先端が対岸
に至るまで片持ち支持した状態で繰り出し、次に、両岸
にてこれを支持し、次に、架設車上で相互の橋節を連結
し、架設ノーズで支持して順次連結した橋節を対岸に向
けて送り出し、橋節の先端が対岸に至った状態で架設車
の架設腕を架設ノーズから抜き取り、次に、架設ノーズ
を下降させて橋節を着地させる。
【0027】この場合、一対の架設腕の拡幅で橋節の展
開ができるので、クレーンを用いることなく迅速に、か
つ、自動的に橋梁を架設できるものである。
【0028】また、一対の架設腕の操作で架設車間の架
設ノーズの連結と架設車間の橋節の連結ができるので、
クレーンを用いることなく迅速に、かつ、自動的に橋梁
を架設できるものである。
【0029】さらに、一対の架設腕の操作で架設車が橋
梁から分離できるので、架設車を移動させることなく迅
速に、かつ、自動的に橋梁を架設できるものである。
【0030】架設ノーズの高さを大きくできるので、軽
量となり、大きく片持ち支持で突出させることができ、
このため、長スパンの応急橋を架設できるものである。
【0031】さらに、橋梁の主桁の高さを大きくできる
ので、軽量にできるとともに、長スパンで重い車両の通
過ができる強度の大きい応急橋を架設できるものであ
る。
【0032】架設ノーズや橋節は、1節分ずつ送り出す
ので、この1節分の長さが短ければ、架設や撤収作業に
おける占有地面面積を小さくでき、また、各種の河幅に
も対応できるものである。
【0033】さらに、1節分の長さが短く、幅方向を折
り畳んで小さくできるので、陸上移動が容易にできるも
のである。
【0034】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図29によ
り、また、位置合せ装置の第2の実施例を図30〜図3
1により、第3の実施例を図32〜図34により、第4
の実施例を図35により、そして、架設方法について図
36〜図40により、説明する。これらの実施例は、い
ずれも主要部材の連接をクレーンを用いることなく、架
設車上の支持駆動機構により自動的に行えるようにした
ものである。
【0035】先ず、図1〜図4により応急橋の全体構成
を説明する。
【0036】図1において、橋節40の両側面に移動可
能に装着されている架設ノーズ50を先ず架空連接し、
これを昇降可能な堤座シリンダ装置60で河岸200及
び対岸201に支持し、しかる後、これに沿って橋節4
0を逐次連接しながら河岸200から対岸201へ押し
出して橋梁202を完成し、堤座シリンダ装置60を縮
めて橋梁202の端部下面を接地させたものである。通
過する車両203は、架設された橋梁202の道床45
の上を走行する。
【0037】図2において、2本の架設ノーズ50,5
0は平行に配置されており、この間に支持材41,41
と橋節支持装置110,110を介して橋節40を長手
方向に移動可能な如く配置している。
【0038】橋節40は、二つの主桁42,42と、こ
れに固着された道床受43,43及びこれらの間にピン
44a,44b,44aで折り畳み可能に結合された道
床45,45から成る。ピン44a,44b,44aに
よる回動部には、道床45,45を展開位置(道床45
が水平な状態)で固定するストッパ44c,44d,4
4cを設けてあり、展開状態においてストッパ44c,
44d,44cが相手部材に当る架設ノーズ50は、連
結金具51,52,53,54で長手方向に連接し、橋
節40は、連結金具46,47,48,49で長手方向
に連接するようになっている。
【0039】連結金具46と47,48と49(図1
4,図15),51と52及び53と54(図16,図
17)は、雌金具と雄金具の違いを有し、46と48,
47と49,51と53及び52と54は、上部金具と
下部金具の違いを有する。
【0040】図3,図4において、橋節40は、道床4
5を折り畳んで幅方向に縮小し、その両側面に装着した
架設ノーズ50,50を架設車70の架設腕71,71
で支持する。また、走行時には、橋節40の前端を支持
腕72で支持する。
【0041】架設腕71には、架設ノーズ支持装置8
0,架設ノーズ駆動装置90及び橋節駆動装置100が
設けてある。橋節40は、支持材41,41,41と橋
節支持装置110,110,110を介して架設ノーズ
50により支持される。また、架設ノーズ50が装着さ
れていない場合は、橋節支持装置120,120,12
0により架設腕71で支持される。また、架設ノーズ5
0は、架設ノーズ支持装置80を介して架設腕71で支
持され、架設腕71は、位置合せ装置130により架設
車70に支持される。
【0042】位置合せ装置130は、架設腕71を前
後,左右,上下,縦回転,横回転及び水平回転の6個の
自由度で移動及び支持できる。したがって、架設腕71
を移動させることにより、これに支持された架設ノーズ
50と橋節40を移動させることができる。また、これ
を用いて左右の架設腕71,71の間隔を変えて橋節4
0を展開することができ、さらに、架設腕71を前後に
移動させて架設ノーズ50に着脱する動作を行うことが
できる。
【0043】架設車70の運転室73は、屋根の上を越
えて次段に連接する架設ノーズ及び橋節を移動させるた
め、高さを低くしている。
【0044】架設車70の後部には、架設時の転倒を防
止するアウトリガ74を設けている。
【0045】次に、この応急橋の架設手段と動作を図5
〜図13により説明する。
【0046】図5は、架設車上において橋節40を幅方
向に展開した状態を示す後面図である。位置合せ装置1
30を幅方向に伸長して左右の架設腕71,71の間隔
を矢印の方向に拡大すると、これに支持された架設ノー
ズ50,50を介して橋節40の左右の主桁42,42
の間隔が拡大し、道床45,45は展開して水平にな
る。
【0047】図6は、架設車上において展開した橋節4
0を上昇させた状態を示す後面図である。位置合せ装置
130を図5の状態から矢印の方向に移動すると架設腕
71,架設ノーズ50を介して橋節40が上昇する。こ
の状態は、橋節40を連接するとき、特に、既に架設し
た橋梁上からさらに延長して応急橋を架設するとき必要
であり、自己の橋節40を既設橋梁の仮想線で示す主桁
または、欄干などに妨げられないよう持ち上げて移動す
る場合に必要となる。
【0048】図7は、図5の平面図である。左右の架設
腕71,71に配置された架設ノーズ駆動装置90,9
0及び橋節駆動装置100,100により、仮想線で示
す架設ノーズ50又は橋節40をそれぞれ矢印の方向に
繰り出し、または、その逆方向に引き込むことができ
る。
【0049】図8は、応急橋架設の第一段階である架設
ノーズの架設段階の最初の状態の説明図であり、1節目
の架設ノーズ50a(対岸接地用として堤座シリンダ装
置60が装着されている。)に2節目の架設ノーズ50
bを2両目の架設車70bを用いて連接している状態を
示す。このとき1両目の架設車70aと2両目の架設車
70bの位置は、地面の状態及び架設車の停止時の姿勢
により前後,左右,上下,縦回転,横回転及び水平回転
の6種類の相対的ずれがあるので、位置合せ装置130
bと架設ノーズ駆動装置90bにより1節目の架設ノー
ズ50aと2節目の架設ノーズ50bの連接部が密着す
るように位置を合せ、連結金具51,53と52,54
を結合する。
【0050】上記において、2両目の架設車70bに積
載した橋節40b(仮想線で示す。)は、当面、連接し
ないので不要であるが、積載したままでも差し支えな
い。1両目の架設車70aに積載した橋節40aは、架
設ノーズ50aを繰り出したときの転倒防止のカウンタ
ーバランスウエイトとして積載しておく。また、架設ノ
ーズ50aを大きく繰り出したときは、大きなカウンタ
ーバランスウエイトが必要となるので、2両目の橋節4
0bも結合しておく。
【0051】図9は、図8に引き続くもので、1節目の
架設ノーズ50aと2節目の架設ノーズ50bを連接し
て架設ノーズ駆動装置90aにより1節分繰り出した状
態である。以下、図8と図9を繰り返して、次の図10
の状態になる。
【0052】図10は、架設ノーズの架設段階の最終の
状態であり、すべての架設ノーズ50を連接して繰出し
を終了し、1節目の架設ノーズ50aの堤座シリンダ装
置60を矢印の如く下げて対岸201に接地させてい
る。
【0053】最後節の架設ノーズ50には、手前の河岸
200で支持するための堤座シリンダ装置60を装着し
ておき、これを矢印の如く下げて接地させる。
【0054】応急橋架設の第2段階として、橋節40を
第1段階で架設した架設ノーズ50で支持しながら繰り
出し、架設する。
【0055】図11は、1節目の橋節40aに2節目の
橋節40bを2両目の架設車70bを用いて連接してい
る状態を示す。この場合、1節目の橋節40aは、前部
を最後節の架設ノーズ50の後端部で、後部を橋節支持
装置120a,120aにより架設腕71aで支持す
る。2節目の橋節40bは、橋節支持装置120b,1
20b,120bにより架設腕71bで支持する。橋節
40aと橋節40bの位置合せは、図8の架設ノーズ5
0の連接時と同様に、位置合せ装置130bと橋節駆動
装置100bにより行い、連結金具46,47,48,
49を結合する。
【0056】橋節40の連接は、1個づつ持ってきて逐
次行ってもよいが、多数を縦に並べておいて同時に行っ
てもよい。架設ノーズ50がすでに対岸201で支持さ
れているので、架設車70aが転倒するおそれはない。
【0057】図12は、図11の連接と、橋節駆動装置
100による繰り出しを順次繰り返して、橋節40のす
べてを架設ノーズ50で支持しながら矢印の方向に対岸
201まで押し出した状態である。
【0058】図13は、橋節架設段階の最終の状態であ
り、位置合せ装置130を操作して架設腕71を架設車
70の前方へ移動させ、架設ノーズ50から引き抜く。
次に、手前の河岸200と対岸201に支持している堤
座シリンダ装置60,60を下降させて橋節40の下面
を両岸に接地させる。
【0059】図14〜図18は、橋節40相互間及び架
設ノーズ50相互間の連結部分の細部構成である。
【0060】橋節40と架設ノーズ50は、車載できる
長さに分割して移動を行い、連結して1本の橋梁とな
る。橋節40の長さと架設ノーズ50の長さは、実質的
に同一である。
【0061】図14,図15は、橋節40の連結金具4
6,47,48,49の配置図である。橋節40は、長
手方向に所定の長さを有し、両端の連結金具46,4
7,48,49を連結することにより、1本の橋梁とな
る。
【0062】図14は平面図であり、橋節40の一端に
雌金具46,48と雄金具47,49が、他端にはこれ
と点対象に同じ金具が設けられている。図15は側面図
であり、雌金具は上部金具46と下部金具48に、雄金
具は上部金具47と下部金具49に分かれている。
【0063】図16〜図18は、架設ノーズ50の連結
金具51,52,53,54の配置図である。架設ノー
ズ50は、長手方向に所定の長さを有し、両端の連結金
具51,52,53,54を連結することにより、1本
の架設ノーズとなる。
【0064】図16は平面図であり、架設ノーズ50の
一端に雌金具51,53と雄金具52,54が、他端に
はこれと点対象に同じ金具が設けられている。図17は
側面図であり、雌金具は上部金具51と下部金具53
に、雄金具は上部金具52と下部金具54に分かれてい
る。側面の前後端部には、堤座シリンダ装置60を取り
付けるピン穴55が設けられている。
【0065】図19は、堤座シリンダ装置60の詳細構
成である。架設ノーズ50のピン穴55にピン61を使
用して外筒62を取り付け、これに支持されて垂直方向
に昇降可能な如く柱材63を設置する。柱材63には、
長手方向にラック64を加工し、これに噛み合わせてピ
ニオン65を設置し、これを駆動軸66及びモータ(図
示せず)にて駆動する。左右の柱材63,63の下部は
支材68で結合し、沓板69を設置する。
【0066】図20〜図26は、橋節40と架設ノーズ
50の支持駆動機構の細部構成である。図21は架設ノ
ーズ支持装置80の垂直支持部を示す。図22は架設ノ
ーズ支持装置80の水平支持部を示し、図21の垂直支
持部の近傍に設置している。
【0067】図21〜図22において、架設ノーズ50
は、上部に中空部56を有し、架設腕71で支持するた
めに断面が門形であり、下面が開口している。上部の中
空部56は、型材の両端を部材(図示せず)で閉鎖し密
閉している。このため、架設ノーズ50は、水に浮くこ
とができるとともに、ねじりにも強い断面になってい
る。
【0068】架設ノーズ50の左右片の内壁には、ピン
型ラック92を長手方向に沿って取り付けている。ピン
型ラック92の下部の左右片の内壁には、上下に突出片
を設けて架設腕71のローラ81の案内レール83とし
ている。また、上下の突出片の間の左右片の内壁も、架
設腕71のローラ82の案内レール83となっている。
案内レール83の水平面に接する四つのローラ81,8
1,81,81と、垂直面に接する四つのローラ82,
82,82,82によって架設ノーズ50は、架設腕7
1に長手方向に移動可能な如く支持される。架設ノーズ
支持装置80はローラ81,82からなる。
【0069】図23は、図2の平面図であり、橋節40
を架設ノーズ50,50で支持するための支持材41と
橋節支持装置110の配置を示す。
【0070】図24は、図23の24−24断面図であ
り、橋節40の支持部である橋節支持装置110を示
す。主桁42の側面部及びこれに固着した支持材41に
ローラ111,111,112,112,113を設置
している。ローラ111,111は、架設ノーズ50の
上面を案内面114,114として橋節40を垂直方向
に支持し、ローラ112,113は、架設ノーズ50の
側面を案内面115,116として橋節40を水平方向
に支持している。
【0071】左右の架設ノーズ50,50の水平面と垂
直面に接する六群の橋節支持装置110によって左右の
主桁42,42は、左右の架設ノーズ50,50に長手
方向に移動可能な如く支持される。
【0072】架設ノーズ支持装置80は架設ノーズ50
の内壁面に、橋節支持装置110は架設ノーズ50の外
壁面に設けられているので、架設ノーズ50と橋節40
を、それぞれ互いに干渉することなく独立して移動が可
能である。
【0073】図24には、架設腕71の左右移動動作に
より架設ノーズ50を介して橋節40の展開折畳みを行
うとき、左右の主桁42を単独に支持する部分も示して
いる。すなわち、主桁42の側面に固着した支持材41
を架設ノーズ50の外側に折り曲げてローラ112を設
置し、架設ノーズ50の両側面に設けた案内面115,
115をはさむごとくにし、左右のローラ112と11
2により左右の主桁42を単独に左右方向に支持する。
なお、支持材41とローラ111,112,113は、
橋梁架設後において架設ノーズ50及び堤座シリンダ装
置60の横倒れを防止する効果も有している。
【0074】図25は、橋節支持装置120を示し、図
7の25−25断面図及び図20の25−25断面図で
あり、架設ノーズ50のない状態で橋節40を直接に架
設腕71で支持するためのものである。これは、図11
で説明した如く架設ノーズ50を対岸まで架設した後に
橋節40を繰り出すときに必要となる。
【0075】図25において、左右の主桁42の下部に
設けた案内レール122の下面は、架設腕71のローラ
121が嵌合する溝形の形状としている。そして、左右
の案内レール122,122の水平面に接し、かつ、溝
形の垂直面に接する六つのローラ121によって、左右
の主桁42,42は、左右の架設腕71,71に長手方
向に移動可能な如く支持される。
【0076】図26は、図20の26−26断面図で、
前述の図21〜図25により支持された架設ノーズ50
及び橋節40をそれぞれ独立して長手方向に駆動するた
めの部分である。
【0077】図26において、架設ノーズ駆動装置90
は架設腕71に設置されており、架設ノーズ50の内壁
のピン型ラック92に噛み合うスプロケット91と、駆
動軸93と、これを駆動するモータ94とから成る。ま
た、橋節駆動装置100も、主桁42の内側に面して架
設腕71に設置されており、主桁42の内側のピン型ラ
ック102に噛み合うスプロケット101と、駆動軸1
03と、これを駆動するモータ104とから成る。
【0078】図27〜図35及び表1は、応急橋の位置
合せ装置130の細部構成である。
【0079】図27は、6自由度の位置合せ機構の概念
説明図である。架台131を基準として、矩形枠132
の前後X−X,左右Y−Y,上下Z−Zの位置及び横回
転RX−RX,縦回転RY−RY,水平回転RZ−RZ
の姿勢を、図のごとく異なるベクトル軸と異なる着力点
を有する六つのシリンダ133,134,135,13
6,137,138で支持したもので、シリンダの固定
による0自由度の保持、または、シリンダの伸縮による
6自由度の移動を制御することができる。
【0080】
【表1】
【0081】表1は、シリンダの単位量の伸縮と矩形枠
132の移動との関係を示す。ここで、簡単のためシリ
ンダの長さは十分大きくてシリンダの傾斜が伸長量に影
響を及ぼさないものとした。また、すべてのシリンダが
矩形枠132に平行または直交しており、極力少数のシ
リンダのみにて矩形枠132が所要の動きを得られるよ
うに配置した場合のものである。
【0082】表1により分かる如く、矩形枠132のす
べての移動に対して異なるシリンダ又はシリンダ対の伸
縮が対応しており、制御及び固定が一義的に可能とな
る。
【0083】図28は、応急橋の位置合せ装置130の
第1の一実施例の斜視図を示す。この実施例は左右の架
設腕71,71を独立して支持した実施例である。
【0084】図28において、左右の架設腕71,71
のそれぞれは、図27と同様の作用をするシリンダ群を
配置して架台131に支持されている。ただし、図27
と異なり、各シリンダは架設腕71に対して平行でも直
角でもなく、しかし、独立したベクトルと着力点でもっ
て取り付けている。したがって、架設腕71の前後,左
右,上下,縦回転,横回転及び水平回転の移動は、表1
のような特定のシリンダのみの伸縮でなく、全体のシリ
ンダの協同した伸縮により行われる。架台131は、架
設車70の車枠に固定される。
【0085】図28において、12本のシリンダの長さ
を12個の変数として求めるには、12個の情報による
12個の式がなければならない。これは図29に示すご
とくにして得られる。
【0086】図29において、移動,制御しようとする
架設ノーズ50(または、橋節40)に対し必要とする
6種類(前後,左右,上下,縦回転,横回転及び水平回
転)の移動量と、架設ノーズ50(または、橋節40)
を支持する右側の架設腕71と左側の架設腕71に対し
必要とする6種類(前後,左右,上下,縦回転,横回転
及び水平回転)の相対的位置移動量の合計12個の情報
にもとずいて、12本のシリンダに付与すべき長さの指
示が得られる。
【0087】ここで、後者の右側の架設腕71と左側の
架設腕71の位置関係は、全く自由ではない。橋節40
の折畳み・展開に伴って左右間隔が平行状態のままで変
化するのみであり、その他の相対的移動はない。したが
って、これらに対してはゼロの値が付与される。
【0088】上記前者の架設ノーズ50(または、橋節
40)に対し必要とする6種類の移動量の情報は、外部
から取り入れる外部情報であり、図8に示す相手架設ノ
ーズ50aと自己架設ノーズ50b(または、図11に
示す相手橋節40aと自己橋節40b)の相対的位置や
姿勢のずれを目視で判断して、移動させるべき前後,左
右,上下,縦回転,横回転及び水平回転の量を6個のレ
バー(または、6自由度に動く1個または複数個のレバ
ー)で操作して指示してもよいし、相対的位置や姿勢の
ずれを計測するセンサを用いて6種類の移動量を計算
し、電気的信号にて指示してもよい。
【0089】上記後者の右側の架設腕71と左側の架設
腕71の位置関係を示す6種類の情報は、橋節40を折
り畳むか展開するかによって左右間隔が変わるだけで、
すべて内部で一定の幾何的関係により定まるものであ
り、1個の操作レバーを開,閉いずれかに切り替える
か、または、自動的に進む架設シーケンスにおいて開,
閉いずれかを電気的信号で指示する。
【0090】図28の実施例では、左右の架設腕71,
71を平行に保ったまま間隔を変化させるための機械的
な機構が不要で、簡単になる利点があるが、シリンダの
数が多くなることと、橋節の折畳み,展開のため、シリ
ンダのストロークが大きくなる欠点がある。
【0091】図30〜図31は、応急橋の位置合せ装置
の第2の実施例の斜視図を示す。これは、左右の架設腕
71,71を架設腕拡幅装置140により結合したもの
である。架設腕拡幅装置140は、左右の架設腕71,
71を平行に保ったまま間隔を変化させるための機械的
な機構であり、これにより、シリンダの数を少なくしシ
リンダのストロークを小さくできる利点がある。矩形枠
132は位置合せ装置130により架台131に支持さ
れ、架台131は、架設車70の車枠に固定される。
【0092】位置合せ装置130は、図27のものと同
じでよいが、矩形枠132の一辺の中点を支持していた
シリンダは、矩形枠の強度と剛性に対して有利なよう
に、左右の隅角部2個所に分けて設置する。すなわち、
図27のシリンダ135は、135aと135bに、シ
リンダ136は、136aと136bに分ける。この場
合、自由度の数(=外部情報の数)よりもシリンダの数
が多くなるが、シリンダ伸縮量の計算に対する不足分
は、幾何的計算(=内部情報)により求められる。矩形
枠132の前後部に架設腕拡幅装置140,140が付
設される。
【0093】図31は、この架設腕拡幅装置140の細
部構成であり、図30の31部分の詳細平面図である。
図30〜図31において、右架設腕拡幅用の外筒141
aと左架設腕拡幅用の外筒141bを前後にずらせて重
ね合せて矩形枠132に固着する。前後にずらせて重ね
るのは、架設車の車両幅以内とするため、矩形枠132
の幅は小であり、この幅内に架設腕拡幅装置140を納
め、しかも、橋節の展開に必要な大きな拡幅量を得るた
めである。外筒141a,141bの内面で支持して左
右方向に伸縮移動可能な如く内筒142a,142bを
設置する。内筒142a,142bにはラック143を
長手方向に取り付け、これに噛み合わせてピニオン14
4を設置し、これを駆動軸145及びモータ(図示せ
ず)にて駆動する。内筒142a,142bの端には架
設腕71,71が結合される。
【0094】図30の実施例では、図13に示す状態
で、架設ノーズ50から架設腕71を着脱するときの位
置移動のため、位置合わせ装置130のシリンダのスト
ロークが大きくなる欠点がある。
【0095】図32〜図34は、応急橋の位置合せ装置
の第3の実施例の斜視図を示す。これは、左右の架設腕
71を、架設腕往復装置150を介してレール部材15
1と腕部材152に分離し、長手方向に伸縮可能にした
ものである。
【0096】架設腕往復装置150は、架設腕71,7
1を架設ノーズ50,50に着脱するための長手方向の
移動を機械的に行う機構であり、着脱動作を架設腕往復
装置150で行うため、シリンダは位置合せのための比
較的小さな動きのみでよく、ストロークを小さくできる
利点がある。
【0097】図33,図34は、架設腕往復装置150
の細部構成であり、図32の33−33断面図,34−
34断面図を示す。図32において、左右に並んで平行
に配置されたレール部材151,151は内筒142
a,142bの端へ結合される。レール部材151の断
面は、腕部材152を支持するために上面が開いた溝型
であり、左右片の内壁には、突出片を設けて腕部材15
2のローラ153の案内レール155としている。ま
た、突出片の間の左右片の内壁も、腕部材152のロー
ラ154の案内レールとなっている。ローラ153は、
腕部材152の前後方向に離して2群設け、ローラ15
4もまた、ローラ153の各近傍に2群設けている。
【0098】案内レール155の水平面に接する四つの
ローラ153,153,153,153と垂直面に接す
る四つのローラ154,154,154,154によっ
て、腕部材152はレール部材151に長手方向に移動
可能な如く支持される。レール部材151の左右片の案
内レール155の上部の内壁には、ラック156を長手
方向に沿って取り付け、これに噛み合うピニオン157
と、駆動軸158と、これを駆動するモータ159が、
腕部材152に設置されている。
【0099】図35は、応急橋の位置合せ装置の第4の
実施例の斜視図を示す。これは、架台131を、水平旋
回装置160を介して架設車70の車枠に結合したもの
である。水平旋回装置160を設けると機構が複雑にな
る欠点があるが、橋梁を架設車70の進行方向だけでな
く、これに対して直角方向にも架設することができる利
点がある。架設車70の車枠上に基板161を固着し、
これに旋回軸受162を介して架台131を支持する。
架台131の旋回中心にギヤ163を固着して設け、こ
れに噛み合うピニオン164を基板161上に設け、こ
れをモータ(図示せず)により駆動する。
【0100】図36〜図40は、河岸200の地形,道
路条件と、架設車70a,70b,70cの姿勢と、橋
梁202の架設方向との関係を示す平面図である。
【0101】図36,図37は、架設車70a,70
b,70cが水平旋回装置を有しない場合の架設姿勢と
架設状況である。すなわち、架設車の陸上走行時の前後
進行方向がそのまま橋梁202の架設方向となる。
【0102】図36は、架設方向が最も一般的な場合の
ものであり、架設車70a,70b,70cの前後方向
中心線と橋梁202の中心線とが一致している。このよ
うになるのは、河岸200の地面が十分に広く平坦で、
架設車70a,70b,70cが任意の姿勢を取り得る
場合であり、架設車は橋梁202の架設方向に向かって
走行してきてそのままの姿勢で架設を行う。しかして、
図示の状態は、特殊の場合として、未完成または中途で
破壊された既存橋梁204の上から架設を行う状況を示
している。この場合、架設車70a,70b,70cの
進行方向は橋梁202の中心線と一致することが強制さ
れる。
【0103】図36においては、橋梁202を架設する
ための架設ノーズ50の長さが大きく、これを片持ちで
オーバーハングして支持するために、架設車70a,7
0bが積載している橋節40a,40bを河岸200上
にて連結してカウンターバランスモーメントを大きくし
て対抗させている。そうして、橋梁202を延長するた
めの次の架設車70cは、橋梁202と架設車70a,
70bの中心線の延長線上を進行してきて積載した架設
ノーズ50及び橋節40を供給する。
【0104】図36の場合の河岸条件では、道路方向と
架設方向が一致しており、橋梁中心線の延長線上の河岸
地面に何も障害がないので、上記のカウンターバランス
のための車両数をさらに増やして、架設ノーズの長さを
さらに大きくすることも可能である。
【0105】図37は、河岸200の道路の方向(架設
車70a,70bの進行方向)と橋梁202の架設方向
が若干ずれている場合であり、このずれが上述の位置合
せ装置130による調節範囲内であれば、水平旋回装置
がなくても対応できることを示している。
【0106】図38〜図40は、河岸200の地形,道
路条件が特殊であり、架設車70a,70b,70cが
水平旋回装置160を有している場合において対応可能
であるものを示す。
【0107】図38は、河岸200に平行な比較的狭い
幅の道路上から直角方向に橋梁202を架設する場合を
示す。この場合は、水平旋回装置160により架設車7
0aの進行方向と橋梁202の架設方向を直角にする。
【0108】図38では、架設作業を行う架設車70a
とこれに架設ノーズ50b,橋節40bを供給する架設
車70bを2両並置できる道路幅が最低限必要である。
この場合、架設ノーズ50を片持ちで繰り出したときの
カウンターバランスを架設車70aの1両で持たせなけ
ればならないので、架設スパンをあまり大きく取ること
はできない。したがって、この使用法は、河岸の背面に
崖が迫り河幅も狭い山間部での架橋に適している。さら
に、図38では、水平旋回装置160を用いるか、また
は、これに位置合せ装置130を併用して、架設車70
a,70bの進行方向と橋梁202の架設方向との間の
角度を変えて、両岸間に斜めに架橋することもできる。
【0109】図39は、図38の応用として道路幅が比
較的広くて、かつ、比較的大きい河幅で大きい架設スパ
ンに使用する場合を示す。この場合、架設車70a,7
0b,70cの3両を並置し、架設車70aは架設作業
を行い、架設車70bと橋節40bは架設ノーズ50を
大きく繰り出すためのカウンターバランスに使用し、架
設車70cは架設ノーズ50及び橋節40を供給するの
に使用する。
【0110】図40は、図38の応用として道路幅が狭
くて、かつ、比較的大きい河幅で大きい架設スパンに使
用する場合を示す。この場合、架設車70aと70bを
河岸に沿って縦列に並べ、架設車70bと橋節40bを
カウンターバランスに使用して架設ノーズ50を河岸に
平行に大きく繰り出す。次に、橋節40bを残して架設
車70bを離脱させ、次に、架設車70aの水平旋回装
置160により仮想線で示すごとく河岸に直角に架設ノ
ーズ50を旋回させ、その先端を対岸に着地させる。次
に、橋節40a,40bを対岸へ送り出し、次に、架設
車70cにより橋節40cを供給する。
【0111】以上説明したように、平行状態で幅方向に
拡幅移動ができる一対の架設腕と拡幅機構を設けたの
で、架設車上にて橋節を人力によることなく自動的に展
開及び折畳みを行うことができる効果がある。
【0112】また、橋梁を架設するための架設腕を、上
下動,左右動,前後動,縦回転,横回転及び水平回転に
対して独立なベクトルとベクトル対を有する6個以上の
シリンダで支持したので、異なる架設車に積載した架設
ノーズ並びに橋節を、異なる架設車間の空中にて人力に
よることなく自動的に位置合せ及び連結を行うことがで
きる効果がある。
【0113】また、平行状態で前後方向に伸縮移動がで
きる一対の架設腕と伸縮機構を設けたので、架設後の橋
梁から架設車を人力によることなく自動的に着脱を行う
ことができる効果がある。
【0114】また、主桁を3個所以上の回動部及びスト
ッパを有する道床部で相互に結合したので、展開,折畳
み及び架設の間において、これを平行で垂直に保持でき
る効果がある。
【0115】また、一対の架設ノーズを主桁の幅方向の
両端の外側面にそれぞれ位置せしめたので、同様に展
開,折畳み及び架設の間において、これを平行で垂直に
保持できる効果がある。
【0116】また、前記架設腕を前記主桁の下端と前記
架設ノーズの下端の下側に位置せしめたので、該架設腕
にて主桁と架設ノーズのいずれをも任意に支持及び駆動
できる効果がある。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば、折り畳まれて積載され
た橋梁の主桁と道床部からなる一節を架設車上にて迅速
に、かつ、自動的に展開でき、複数の架設車上に積載さ
れた架設ノーズの各一節及び複数の架設車上に積載され
た前記橋梁の各一節を架設車相互間の空中にて迅速に、
かつ、自動的に連結でき、また、前記連結された架設ノ
ーズ及び連結された橋梁の橋節を迅速に、かつ、自動的
に対岸に繰り出して対岸に着地でき、また、前記架設車
を前記橋梁に迅速に、かつ、自動的に着脱でき、さら
に、前記の動作は、すべて逆方向にもできるので、応急
的な橋梁の架設と撤収を、クレーンを用いることなく迅
速に、かつ、自動的に行うことができる効果がある。
【0118】本発明によれば、一対の架設腕と、一対の
架設ノーズと、一対の主桁を組み合わせて、橋梁の主桁
と架設ノーズを垂直に保持して展開と架設を行うことに
より、大きいスパンで応急橋を設置でき、大きい荷重の
車両を通過させることができる効果がある。
【0119】本発明によれば、架設車とこれに積載され
た橋節の寸法が小さいので、迅速に移動ができ、小さい
占有地面面積にて架設と撤収ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の応急橋の橋梁状態の側面図
である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】応急橋の陸上走行状態の側面図である。
【図4】応急橋の陸上走行状態の後面図である。
【図5】架設車上において橋節を幅方向に展開した状態
の応急橋の後面図である。
【図6】架設車上において橋節を展開して上昇させた状
態の応急橋の後面図である。
【図7】図5の平面図である。
【図8】応急橋の架設ノーズの架設作業の初期の状態の
説明図である。
【図9】応急橋の架設ノーズの架設作業の途中の状態の
説明図である。
【図10】応急橋の架設ノーズの架設作業の最終の状態
の説明図である。
【図11】応急橋の橋節の架設作業の初期の状態の説明
図である。
【図12】応急橋の橋節の架設作業の途中の状態の説明
図である。
【図13】応急橋の橋節の架設作業の最終の状態の説明
図である。
【図14】本発明の一実施例の橋節の平面図である。
【図15】図14の15矢視図である。
【図16】本発明の一実施例の架設ノーズの平面図であ
る。
【図17】図16の17矢視図である。
【図18】図2の18矢視部の拡大断面図である。
【図19】架設ノーズを堤座シリンダ装置で支えた状態
の横断面図である。
【図20】図3の20矢視部の架設腕の拡大側面図であ
る。
【図21】図20の21−21断面図である。
【図22】図20の22−22断面図である。
【図23】図2の平面図である。
【図24】図23の24−24断面図である。
【図25】図7の25−25断面図で、図20の25−
25断面図と同一である。
【図26】図20の26−26断面図である。
【図27】本発明の一実施例の位置合せ装置の概念説明
図である。
【図28】本発明の第1の実施例の位置合せ装置の斜視
図である。
【図29】本発明の一実施例の位置合せ装置の制御ブロ
ック図である。
【図30】本発明の第2の実施例の架設装置の斜視図で
ある。
【図31】図30の31矢視部の拡大平面図である。
【図32】本発明の第3の実施例の架設装置の斜視図で
ある。
【図33】図32の33−33拡大横断面図である。
【図34】図32の34−34拡大横断面図である。
【図35】本発明の第4の実施例の架設装置の斜視図で
ある。
【図36】河岸の道路と架設車の位置関係の一実施例の
説明図である。
【図37】河岸の道路と架設車の位置関係の他の実施例
の説明図である。
【図38】河岸の道路と架設車の位置関係の他の実施例
の説明図である。
【図39】河岸の道路と架設車の位置関係の他の実施例
の説明図である。
【図40】河岸の道路と架設車の位置関係のさらに他の
実施例の説明図である。
【符号の説明】
40…橋節、41…支持材、42…主桁、44a,44
b…ピン、44c,44d…ストッパ、45…道床、5
0…架設ノーズ、60…堤座シリンダ装置、62…外
筒、63…柱材、64…ラック、65…ピニオン、67
…モータ、70…架設車、71…架設腕、72…支持
腕、74…アウトリガ、80…架設ノーズ支持装置、8
1,82…ローラ、83…案内レール、90…架設ノー
ズ駆動装置、91…スプロケット、92…ピン型ラッ
ク、94…モータ、100…橋節駆動装置、101…ス
プロケット、102…ピン型ラック、104…モータ、
110…橋節支持装置、111,112,113…ロー
ラ、114,115,116…案内面、120…橋節支
持装置、121…ローラ、122…案内レール、130
…位置合せ装置、131…架台、132…矩形枠、13
3〜138,133a〜138a,133b〜138b
…シリンダ、140…架設腕拡幅装置、141a,14
1b…外筒、142a,142b…内筒、143…ラッ
ク、144…ピニオン、146…モータ、150…架設
腕往復装置、151…レール部材、152…腕部材、1
53,154…ローラ、155…案内レール、156…
ラック、157…ピニオン、159…モータ、160…
水平旋回装置、161…基板、162…旋回軸受、16
3…ギヤ、164…ピニオン、165…モータ、200
…河岸、201…対岸、202…橋梁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 昭夫 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 鍛治 亮吉 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 大村 慶次 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 15/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架設車上に設置され、平行状態で幅方向に
    拡幅移動ができる一対の架設腕と、 この架設腕で支えられた一対の架設ノーズと、 この架設腕又は架設ノーズで支えられた一対の橋梁主桁
    及びこの橋梁主桁間に結合され、幅方向に折り畳み可能
    な道床部からなる橋節と、 前記一対の架設腕を架設車上に支持し、平行状態で幅方
    向に拡幅移動させることのできる支持駆動機構と、から
    なり、 前記一対の橋梁主桁は拡幅移動の間において平行で垂直
    に保持されるごとく3個所以上の回動部を有する道床部
    で相互に結合されており、 前記一対の架設ノーズは前記橋梁主桁の幅方向の両端の
    外側面にそれぞれ位置しており、 前記一対の架設腕は前記橋梁主桁の下端と前記架設ノー
    ズの下端の下側に位置していること、を特徴とする応急
    橋。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の応急橋において、前記架
    設腕間を伸縮可能な外筒と内筒からなる部材で結合する
    ようにしたこと、を特徴とする応急橋。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の応急橋において、前記伸
    縮可能な外筒と内筒からなる部材を架設車の車台の上方
    に配置し、これと架設車との間を伸縮及び保持ができる
    6個以上のシリンダで結合し、該シリンダは前記架設腕
    の上下動,左右動,前後動に対してそれぞれ独立したベ
    クトルを有し、かつ、縦回転,横回転,水平回転に対し
    てそれぞれ独立したベクトル対を有するごとき位置及び
    角度で配置したこと、を特徴とする応急橋。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の応急橋において、前記架
    設腕を、左右に並んで平行に配置された一対のレール部
    材と、前記架設ノーズを支持し駆動する一対の腕部材で
    構成し、前記レール部材間を前記伸縮可能な外筒と内筒
    からなる部材で結合し、腕部材はレール部材に沿って転
    動可能であり、該レール部材の長手方向に離れて2個所
    以上の位置に、腕部材上に設置したローラによって該腕
    部材を支持し、レール部材の長手方向に沿って設置した
    ラックに噛み合う駆動装置を腕部材に設置してなるこ
    と、を特徴とする応急橋。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の応急橋において、前記シ
    リンダと前記架設車との間に、基板と、基板上の旋回軸
    受と、これに支持される架台を設け、基板と架台との間
    に旋回駆動機構を設け、基板を架設車の車台に固着し、
    前記シリンダを架台に結合してなること、を特徴とする
    応急橋。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の応急橋において、前記架
    設ノーズは架設車に許容される全長を超えない長さに分
    割し、その複数個を長手方向に連結でき、連結された架
    設ノーズの両端を支えるジャッキ装置を有し、前記橋梁
    主桁と道床部も前記架設ノーズと実質的に同一の長さに
    分割し、その複数個を長手方向に連結できるものである
    こと、を特徴とする応急橋。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の応急橋において、前記架
    設ノーズは下面が開口した門形であり、該架設ノーズの
    内部を転動可能であって、前記架設腕の長手方向に離れ
    た位置に2個所以上設置したローラによって該架設ノー
    ズを支持し、該架設ノーズの内部に設置したラックに噛
    み合う駆動装置を架設腕に設置したこと、を特徴とする
    応急橋。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の応急橋において、前記橋
    梁主桁の下面の長手方向にレールを設置し、前記架設腕
    の長手方向に離れた位置に2個所以上設置したローラに
    よって前記橋節を支持し、さらに、前記橋梁主桁の外側
    面の長手方向に離れた2個所以上の位置にローラを設置
    し、このローラにより前記架設ノーズの長手方向の上面
    と側面を案内面として前記橋節を支持し、橋梁主桁の下
    部の内側面に設置したラックに噛み合う駆動装置を架設
    腕に設置したことを特徴とする応急橋。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の応急橋において、前記道
    床部を展開した状態で回動部が固定されるストッパーを
    設けたことを特徴とする応急橋。
  10. 【請求項10】一対の架設腕を用いて橋節を展開し、 一対の架設腕を用いて一対の架設ノーズを異なる架設車
    間にて架設車上にて順次連結し、 一対の架設腕にて、連結した一対の架設ノーズを、その
    先端が対岸に至るまで片持支持した状態で繰り出し、 両岸にてこれを支持し、 一対の架設腕を用いて橋節を異なる架設車間にて架設車
    上にて連結し、 一対の架設腕にて橋節を順次繰り出し、 連結して繰り出された橋節を、両岸に支持した一対の架
    設ノーズで支持しながら順次対岸まで繰り出し、 橋節の先端が対岸に至った状態で、架設ノーズを下降さ
    せて橋節を着地させること、を特徴とする応急橋の架設
    方法。
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