JP3217773B2 - 建屋内への重量物搬入方法及び建屋外への重量物搬出方法 - Google Patents

建屋内への重量物搬入方法及び建屋外への重量物搬出方法

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JP3217773B2
JP3217773B2 JP35892599A JP35892599A JP3217773B2 JP 3217773 B2 JP3217773 B2 JP 3217773B2 JP 35892599 A JP35892599 A JP 35892599A JP 35892599 A JP35892599 A JP 35892599A JP 3217773 B2 JP3217773 B2 JP 3217773B2
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俊治 佐野
勝吾 吉丸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋の上部又は下
部からの重量物の搬出入が不可能な工事箇所において、
重量物を昇降させて建屋内に搬入、又は建屋外へ搬出す
る建屋内外への重量物搬入及び搬出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】重量物を建屋内に搬入するときに、障害
物があるために、重量物を建屋外から設置位置まで直接
水平移動することができない場合がある。また、建屋の
上部に開口部がない場合には、建屋の上方から重量物を
下降させて搬入することもできない。これらの場合に
は、重量物を建屋に隣接する位置で障害物のない高さま
で上昇させて建屋内に水平移動させ、所定位置に下降さ
せて設置する方法が採られており、このとき、重量物を
昇降させるため、建屋に隣接する位置には、油圧ジャッ
キ等の昇降手段が設けられた架構が構築されていた。図
5に示すように、例えば、発電所70等の建屋の所定高
さに形成された搬入口71からタービン72等の重量物
を搬入して設置する場合には、まず、発電所70の搬入
口71に隣接してジャッキアップ架構73を構築する。
ジャッキアップ架構73は、角柱製の汎用仮設材を使用
して、最下段から各段のポスト79、横梁80を順に組
み立てていく。最上部にリフトジャッキ75を備えたジ
ャッキアップ架構73の構築後に、横引き台車74に仮
設置されたタービン72を、横引き台車74と共にジャ
ッキアップ架構73の下部までユニットドーリ等の重量
物輸送台車で運搬する。そして、横引き台車74及びタ
ービン72をリフトジャッキ75で横引き台車74の横
引きレベル面81(敷設される横引きレール76の上
面)より上方に引き上げる。次いで、ジャッキアップ架
構73のリフトジャッキ75に吊り下げられた横引き台
車74の下方位置から発電所70内の設置位置77の上
方位置まで、横引きレール76を敷設する。続いて、リ
フトジャッキ75に吊り下げられた横引き台車74を下
降させて横引きレール76上に載置し、横引き台車74
及びこれに積載したタービン72を設置位置77の上方
まで横引き移動する。次に、建屋内の設置位置77の上
方に設置したパワーリフト78等の昇降可能な油圧ジャ
ッキでタービン72のみを上昇させ、横引き台車74を
ジャッキアップ架構73内まで移動させてリフトジャッ
キ75で吊り下げる。そして、横引きレール76を除去
し、タービン72をパワーリフト78で下降させて、設
置位置77に固定し、一方、横引き台車74を、リフト
ジャッキ75で下降させて、ジャッキアップ架構73の
下部から外側に搬出する。このようにして、タービン7
2を取付けることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の重量物の搬入方法は、ジャッキアップ架構を、角柱
製の汎用仮設材で構築していたため、一定の寸法のもの
しか構築することができず、取付ける重量物の特に幅方
向の寸法の変化に対応できないものであった。また、使
用する角柱の強度が小さいため、重量物を支持するため
には、柱材と梁材を複雑に組合せて構築、及び補強する
必要があり、構築に長期間かかると共に、幅方向の寸法
の調整を行うことができなかった。さらに、ジャッキア
ップ架構を構成する柱材及び梁材が角柱製の中実材であ
るので、中空材に比較して重量が重いという欠点もあっ
た。また、重量物を建屋外に搬出する場合も同様の問題
があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、架台の構築を簡単に行うことができると共に、工期
を短縮でき、重量を軽くして輸送を容易に行うことがで
きる建屋内への重量物搬入方法及び建屋外への重量物搬
出方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る建屋内への重量物搬入方法は、建屋に隣接する位置
に、折り畳み可能な枠体を連結した複数の自立式支持柱
を所定間隔で複数立設し、該自立式支持柱の上部を梁材
で接続して架台を構築し、該梁材から前記建屋内に伸延
するレールを敷設する第1工程と、前記レール上に、重
量物を昇降可能なリフトジャッキを備えた門形台車を設
け、前記レールの下方の前記建屋外に搬入された前記重
量物を前記門形台車のリフトジャッキで上昇させ支持す
る第2工程と、前記重量物を吊り下げたまま前記門形台
車を前記建屋内に移動させる第3工程と、前記重量物を
前記門形台車のリフトジャッキで下降させ、所定位置に
設置する第4工程を有する。建屋に隣接する架台は、自
立式支持柱を上部で接続して構築しているので、各自立
式支持柱の間隔を重量物の大きさに合わせて自由に調整
でき、また、折り畳み可能となっているので、構築、解
体を簡単に行うことができると共に、工期を短縮でき、
さらに重量を軽くして設置位置までの搬送を簡単にする
ことができる。
【0005】ここで、前記門形台車には、取付けられた
前記リフトジャッキを昇降可能な昇降機構を設けること
も可能である。昇降機構には、例えば、油圧シリンダー
等を使用する。このように構成することによって、門形
台車の高さを変更することができ、障害物を回避しなが
ら走行することができる。前記目的に沿う本発明に係る
建屋外への重量物搬出方法は、建屋に隣接する位置に、
折り畳み可能な枠体を連結した複数の自立式支持柱を所
定間隔で複数立設し、該自立式支持柱の上部を梁材で接
続して架台を構築し、該梁材から前記建屋内に伸延する
レールを敷設する第1工程と、前記レール上に、重量物
を昇降可能なリフトジャッキを備えた門形台車を設け、
前記建屋内の所定位置に設置された前記重量物を前記門
形台車のリフトジャッキで上昇させ支持する第2工程
と、前記重量物を吊り下げたまま前記門形台車を前記建
屋外に移動させる第3工程と、吊り下げられた前記重量
物を、前記リフトジャッキで前記レールの下方に下降さ
せ、搬出する第4工程とを有する。
【0006】建屋に隣接する架台は、自立式支持柱を上
部で接続して構築しているので、各自立式支持柱の間隔
を重量物の大きさに合わせて自由に調整でき、また、折
り畳み可能となっているので、構築、解体を簡単に行う
ことができると共に、工期を短縮でき、さらに重量を軽
くして設置位置、又は解体後までの搬送を簡単にするこ
とができる。また、前記門形台車には、取付けられた前
記リフトジャッキを昇降可能な昇降機構を設けることも
可能である。このように構成することによって、門形台
車の高さを変更することができ、障害物を回避しながら
走行することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。図1、図2に示すように、本発明
の一実施の形態に係る建屋内への重量物搬入方法は、例
えば、重量物の一例であるタービン10を建屋の一例で
ある発電所11内に設置する場合に使用される。まず、
図3を参照して、発電所11に隣接する位置に仮説する
架台15の構築に使用される折り畳み可能な枠体12に
ついて説明する。鋼管に溶融亜鉛メッキを施した中空管
部材を主体として構成される直方体形状の枠体12は、
上端にフランジ部29が、下端に縮径接合部30が設け
られた4本の中空支柱25〜28をそれぞれ鉛直方向に
立設している。
【0008】隣り合う2本ずつの中空支柱25、26、
及び中空支柱27、28の上端部同士及び中間部同士を
それぞれ連結する水平部材31と、中空支柱25、2
6、及び中空支柱27、28のそれぞれ一方の中間部と
他方の上、下端部を、他方の中間部と一方の上、下端部
とをそれぞれ連結して互いに交差する斜材32を有して
いる。また、中空支柱25、28、及び中空支柱26、
27の上端部同士及び中間部同士は、中央に屈曲部33
を有して下方に折れ曲がり可能な水平屈曲部材34の両
端部をそれぞれ回動可能に連結している。枠体12の上
部、及び下部のそれぞれの中央付近に形成される斜材3
2の交差部分と実質的に同じ高さには、中央に水平部材
31に平行なヒンジ部35を有し下方に屈曲して二つ折
りにできる水平作業床36が、その四隅を中空支柱25
〜28に回動可能にして設けられている。また、水平作
業床36は、ヒンジ部35の両端部を水平屈曲部材34
の屈曲部33に連結部材を介して接続している。このよ
うに構成することによって、屈曲部33に連動してヒン
ジ部35で水平作業床36を屈曲させることができる。
【0009】中空支柱25、28、及び中空支柱26、
27のそれぞれの両上端部及び両中間部には、斜材32
の実質的に半分の長さの伸縮固定部材37の基部が取付
けられ、それぞれの先部を、上側のヒンジ部35の両端
部の少し外方で連結している。また、中空支柱25、2
8、及び中空支柱26、27のそれぞれの両下端部及び
両中間部にも伸縮固定部材37が設けられ、それぞれの
先部を下側のヒンジ部35の両端部の少し外方で連結し
ている。伸縮固定部材37は、中空支柱25〜28に取
付けた基部側にシリンダ部38を、先部側にシリンダ部
38に嵌入するロッド部39を有しており、屈曲部33
及びヒンジ部35の屈曲動作に連動してロッド部39の
嵌入長さを変えることができる。水平作業床36と伸縮
固定部材37は、図3に示す組立状態、又は図4(A)
に示す折り畳み状態を保持するために図示しないピンで
それぞれ固定される。図4(A)〜(C)に示すよう
に、枠体12は、中空支柱25、28及び中空支柱2
6、27が重合するように折り畳んで横に寝かせた状態
で搬送される。組み立てるときには、この状態から上部
の中空支柱25、26(上下が逆の場合には中空支柱2
7、28)、又は斜材32を上方からクレーンで吊り上
げ、屈曲部33を中心とした水平屈曲部材34の角度、
及びヒンジ部35を中心とした水平作業床36の角度を
それぞれ180度に開き、水平作業床36と伸縮固定部
材37をピンで固定する。そして、枠体12の中空支柱
25〜28が鉛直方向を向くように90度回転させ、縮
径接合部30を所定位置に設置する。同様の手順で2台
目以降の枠体12を組立て、中空支柱25〜28の各縮
径接合部30を、1台目の枠体12の各中空支柱25〜
28の内部に、フランジ部29の方向から嵌入して図示
しないピンで固定する。これを繰り返して自立式支持柱
13を組み立てることができる。
【0010】図1、図2に示すように、発電所11に隣
接する位置には、枠体12を連結した複数の自立式支持
柱13が、所定間隔をあけて複数立設された架台15が
構築されている。架台15の幅方向の自立式支持柱13
の間隔L1は、タービン10を搬送するドーリ40等の
重量物昇降機構付きの輸送台車の幅L2、及びドーリ4
0によって搬送されるタービン10の直径Dより大きく
し、また、架台15の長手方向の自立式支持柱13の間
隔は、タービン10の長さと略同じか長くなるようにし
ている。本実施の形態では、自立式支持柱13は、発電
所11に近い方に2対、遠い方に1対設置されている。
発電所11から遠い方に幅方向に立設された1対の自立
式支持柱13の各上端部には、発電所11内の搬送面と
の高さ調整の為のライナー16を介して梁材14の両端
部がそれぞれ設置され、この架け渡された梁材11によ
って自立式支持柱13の上部が幅方向に接続されてい
る。また、発電所11に近い方にそれぞれ幅方向に立設
された2対の自立式支持柱13の上部も、高さ調整の為
のライナー16aを介して、梁材14aによって幅方向
に接続されている。そして、上部を梁材14、14aで
接続されたこれらの自立式支持柱13によって架台15
が構成されている。梁材14、14aの上部には幅方向
両側に、受けビーム17が2本ずつ取付けられ、各受け
ビーム17上にレール18が敷設されている。受けビー
ム17及びレール18は、梁材14から発電所11内の
搬送通路41に向けて伸延している。
【0011】幅方向に並設されたレール18上には、タ
ービン10を昇降可能なリフトジャッキ19を複数台備
えた門形台車20が、レール18を跨ぐようにして、レ
ール18の長手方向に2台走行可能な状態で設けられて
いる。門形台車20は、両側のレール18をそれぞれ走
行可能な走行車輪21と、走行車輪21を取付けた基台
部22と、基台部22にそれぞれ立設する昇降機構の一
例である油圧シリンダ23と、両側の油圧シリンダ23
の先部を接続する水平梁部材24を有し、リフトジャッ
キ19は、水平梁部材24の中央付近に設けられてい
る。油圧シリンダ23によって、リフトジャッキ19を
昇降させ、門形台車20の高さを発電所11内の搬送通
路41の高さHに合わせて変えることができる。また、
タービン10の昇降距離が小さい場合には、油圧シリン
ダ23のみによってタービン10を昇降、載置すること
ができる。
【0012】続いて、発電所11内へタービン10を搬
入するときの具体的手順について説明する。 (第1工程)発電所11に隣接する位置に、折り畳み可
能な枠体12を連結した複数の自立式支持柱13を所定
間隔で複数立設し、自立式支持柱13の上部を梁材1
4、14aで接続して架台15を構築し、梁材14から
発電所11内に伸延するレール18を敷設する。架台1
5の高さは、連結する枠体12の数と、ライナー16、
16aで調整可能であり、水平方向の幅と長さは、立設
する自立式支持柱13の位置によって調整できる。この
ように構成することによって、大きさの違う架台15を
同一の枠体12を使用して設置することができ、また、
架台15の設置を迅速、簡単に行うことができ、工期を
短縮することができる。また、枠体12が折り畳み可能
であると共に中空部材を使用しているので、必要以上の
補強部材を減らして重量を軽くすることができ、発電所
11に隣接する位置までの搬送も迅速に行うことができ
る。
【0013】(第2工程)レール18上に、タービン1
0を昇降可能なリフトジャッキ19を備えた門形台車2
0を例えば2台設け、発電所11の外側でレール18の
下方にドーリ40で搬入されたタービン10を門形台車
20のリフトジャッキ19で上昇させ支持する。なお、
門形台車20には、取付けられたリフトジャッキ19を
昇降可能な油圧シリンダ23が設けられている。リフト
ジャッキ19の数は、昇降させるタービン10の重量に
応じて変更することができる。リフトジャッキ19を使
用しているので、重量の大きいタービン10を長いスト
ロークで昇降させることができる。 (第3工程)タービン10を吊り下げたまま門形台車2
0を発電所11内に移動させる。門形台車20にリフト
ジャッキ19を設けているので、リフトジャッキ19で
吊り下げたまま水平移動させることができる。
【0014】(第4工程)タービン10を門形台車20
のリフトジャッキ19で下降させ、発電所11内の所定
位置に設置する。以上の工程によって、タービン10を
確実に発電所11内の所定位置に設置することができ
る。タービン10の設置後は、門形台車20を発電所1
1外に移動させ、解体してレール18から取外す。そし
て、レール18を解体して取り外し、架台15を解体し
て搬出する。次いで、本発明の一実施の形態に係る建屋
外への重量物搬出方法の具体的手順について説明する。 (第1工程)発電所11に隣接する位置に、折り畳み可
能な枠体12を連結した複数の自立式支持柱13を所定
間隔で複数立設し、自立式支持柱13の上部を梁材1
4、14aで接続して架台15を構築し、梁材14から
発電所11内に伸延するレール18を敷設する。
【0015】(第2工程)レール18上に、タービン1
0を昇降可能なリフトジャッキ19を備えた門形台車2
0を例えば2台設け、発電所11内のタービン10の設
置位置上方まで移動させる。発電所11内の所定位置に
設置されたタービン10を門形台車20のリフトジャッ
キ19で上昇させ支持する。なお、門形台車20には、
取付けられたリフトジャッキ19を昇降可能な油圧シリ
ンダ23が設けられている。 (第3工程)タービン10を吊り下げたまま門形台車2
0を発電所11外に移動させる。 (第4工程)吊り下げられたタービン10を、リフトジ
ャッキ19でレール18の下方に下降させ、搬出する。
【0016】以上の工程によって、タービン10を発電
所11内から搬出することができる。タービン10を取
り外した後は、門形台車20を解体してレール18から
取外す。そして、レール18を解体して取り外し、架台
15を解体して搬出する。本実施の形態における搬入、
搬出作業には、汎用の折り畳み可能な枠体12を使用
し、また、リフトジャッキ19を門形台車20に設け
て、同一のリフトジャッキ19で建屋内外の昇降が可能
となるので、作業に使用する架台15等の装置の総重量
を小さくすることができる。装置の搬入、搬出には、船
舶や重量物運搬用の特殊車両を使用するが、装置の重量
を小さくすることによって、運搬にかかる時間を短くす
ることができ、工期を短縮することが可能となる。
【0017】
【実施例】本発明に係る建屋内への重量物搬入方法を使
用した実施例と、従来例に係る重量物搬入方法を使用し
た比較例を使用して、重量約400tのタービンの据え
付けに係る工期を比較した。その結果、比較例では、4
0日の工期が必要であったが、実施例では、27日で完
了することができ、(40−27)/40×100=3
2.5%の工期短縮となった。また、工数削減と重機費
削減で29%の工費を削減することもできた。以上、本
発明に係る実施の形態について説明してきたが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例え
ば、前記実施の形態では、架台15の長手方向の自立式
支持柱13の間隔は、タービン10の長さと略同じか長
くなるようにしたが、梁材14、14aを省略し、梁材
14、14aと同じ高さのライナーを用いることも可能
である。梁材14、14aの間隔は、この間を昇降させ
るタービン10の長さより長くする必要があったが、梁
材14、14aを省略することによって、梁材14、1
4aを支持していた自立式支持柱13の長手方向の間隔
を小さくすることができる。このように構成することに
よって、架台の設置位置に障害物が多い場合にも、自立
式支持柱13の長手方向の間隔を小さくして対応するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1及び2記載の建屋内への重量物
搬入方法においては、建屋に隣接する架台を、自立式支
持柱を上部で接続して構築しているので、各自立式支持
柱の間隔を重量物の大きさに合わせて自由に調整でき、
また、枠体が折り畳み可能となっているので、構築、解
体を簡単に行うことができると共に、工期を短縮でき、
さらに重量を軽くして設置位置までの搬送を簡単にする
ことができる。特に、請求項2記載の建屋内への重量物
搬入方法においては、取付けられたリフトジャッキを昇
降可能な昇降機構を設けているので、門形台車の高さを
変更することができ、建屋内の搬送通路の上部に障害物
がある場合に、これを回避しながら走行することができ
る。請求項3及び4記載の建屋外への重量物搬出方法に
おいては、架台を、自立式支持柱を上部で接続して構築
しているので、各自立式支持柱の間隔を重量物の大きさ
に合わせて自由に調整でき、また、枠体が折り畳み可能
となっているので、構築、解体を簡単に行うことができ
ると共に、工期を短縮でき、さらに重量を軽くして設置
位置、又は解体後までの搬送を簡単にすることができ
る。特に、請求項4記載の建屋外への重量物搬出方法に
おいては、取付けられたリフトジャッキを昇降可能な昇
降機構を設けているので、門形台車の高さを変更するこ
とができ、障害物を回避しながら走行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る建屋内への重量物
搬入方法を説明する側断面図である。
【図2】同重量物搬入方法を説明する正面図である。
【図3】同重量物搬入方法に使用する自立式支持柱の斜
視図である。
【図4】(A)〜(C)は、それぞれ同重量物搬入方法
に使用する自立式支持柱の組立状態を示す正面図であ
る。
【図5】従来例に係る建屋内への重量物搬入方法を示す
側断面図である。
【符号の説明】
10:タービン(重量物)、11:発電所(建屋)、1
2:枠体、13:自立式支持柱、14、14a:梁材、
15:架台、16、16a:ライナー、17:受けビー
ム、18:レール、19:リフトジャッキ、20:門形
台車、21:走行車輪、22:基台部、23:油圧シリ
ンダ(昇降機構)、24:水平梁部材、25〜28:中
空支柱、29:フランジ部、30:縮径接合部、31:
水平部材、32:斜材、33:屈曲部、34:水平屈曲
部材、35:ヒンジ部、36:水平作業床、37:伸縮
固定部材、38:シリンダ部、39:ロッド部、40:
ドーリ、41:搬送通路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−79414(JP,A) 特開 平11−36814(JP,A) 特開 平3−3891(JP,A) 実開 昭55−32324(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 7/00 - 7/16 B66C 17/00 - 17/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋に隣接する位置に、折り畳み可能な
    枠体を連結した複数の自立式支持柱を所定間隔で複数立
    設し、該自立式支持柱の上部を梁材で接続して架台を構
    築し、該梁材から前記建屋内に伸延するレールを敷設す
    る第1工程と、前記レール上に、重量物を昇降可能なリ
    フトジャッキを備えた門形台車を設け、前記レールの下
    方の前記建屋外に搬入された前記重量物を前記門形台車
    のリフトジャッキで上昇させ支持する第2工程と、前記
    重量物を吊り下げたまま前記門形台車を前記建屋内に移
    動させる第3工程と、前記重量物を前記門形台車のリフ
    トジャッキで下降させ、所定位置に設置する第4工程を
    有することを特徴とする建屋内への重量物搬入方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建屋内への重量物搬入方
    法において、前記門形台車には、取付けられた前記リフ
    トジャッキを昇降可能な昇降機構が設けられたことを特
    徴とする建屋内への重量物搬入方法。
  3. 【請求項3】 建屋に隣接する位置に、折り畳み可能な
    枠体を連結した複数の自立式支持柱を所定間隔で複数立
    設し、該自立式支持柱の上部を梁材で接続して架台を構
    築し、該梁材から前記建屋内に伸延するレールを敷設す
    る第1工程と、前記レール上に、重量物を昇降可能なリ
    フトジャッキを備えた門形台車を設け、前記建屋内の所
    定位置に設置された前記重量物を前記門形台車のリフト
    ジャッキで上昇させ支持する第2工程と、前記重量物を
    吊り下げたまま前記門形台車を前記建屋外に移動させる
    第3工程と、吊り下げられた前記重量物を、前記リフト
    ジャッキで前記レールの下方に下降させ、搬出する第4
    工程とを有することを特徴とする建屋外への重量物搬出
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の建屋外への重量物搬出方
    法において、前記門形台車には、取付けられた前記リフ
    トジャッキを昇降可能な昇降機構が設けられたことを特
    徴とする建屋外への重量物搬出方法。
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