JPH02111384A - パチンコ式遊技機における賞球排出制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、遊技媒体用のパチンコ球（遊技球ともいう
）を使用して遊技をなし、そして入賞成立時には賞品媒
体である一定個数単位毎のパチンコ球（賞球ともいう）
が獲得できる遊技機にあって、上記賞球を機体前面の上
下の球皿に排出する賞球排出制御装置に関する。

〔技術背景〕

この種遊技機の代表例の一つであるパチンコ機では、周
知のように機体において、ともに球抜き装置を内蔵した
遊技球用の上球皿及び賞球用の下球皿、遊技球用の打球
発射装置及び球送り装置、また種々の入賞装置等及びア
ウト口を配設した遊技盤、そしてアウト球及びセーフ球
の処理並びに賞球の給出等にかかる構成を備えた機構盤
等が装備されている。そして１球皿内の遊技球を打球発
射装置及び球送り装置の連動に基いて、１個ずつ機内の
発射レール基端部に送込んで遊技盤内に打出し、以降ア
ウト口に入った遊技ＬＨ　（アウト球）は、機構盤のア
ラｌ・経路から排出され、一方何れかの入賞装置に入っ
た遊技球（セーフＬＲ　）は、機構盤の処理装置で１個
ずつ処理排出されており、この処理作動毎に関連して機
構盤の賞球給出装置が１回ずつ作動されて一定個数単位
の賞球が給出される。

〔従来技術〕

従１ｊ？■のパチンコ機において上下の球皿への賞味１
ノＦ出にかかる構成については、賞球給出４Ａ置の直下
方に形成された排出本路の出口部に、上ＩＪｉ皿側に連
通される第１排出路が連設され、そしてこの排出路の上
部から五球皿側に連ｉ１１１される第２排出路が分岐連
設されている。これにより賞球給出装置から給出された
賞球について、排出本路から第１排出路に通出して以降
上球皿側へ排出されて貯留され、そして上球皿から第１
　ｉＪｊ出路内に亘り賞球が充満状態になった以降は、
排出本路から第２排出路に濡出して下球皿側に排出され
てそのまま貯留される。ちなみに球の貯留スペースは、
−　般に上球皿及び第１排出路側に比較して下Ｆ４ｉ皿
及び第２排出路側が大きい。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の賞球排出技術では、賞球を」二球皿側へ
排出して以後の溢れ分を下球皿側へｌト出するものの、
常時上球皿へ優先的に排出制御することはできない。こ
のため賞球が下球皿から第２排出路内に亘り相当量の充
満状態にあるとしても、以後の遊技継続において１球皿
内の遊技球の打出し使用に伴い、遊技者の知らないうち
に第１　ｔＢ山路内の貯留賞球が減少し、遊技に専念し
ている遊技者が気付いた時は、１球皿内の残存球だけが
遊技用手持ち分となってしまい、この分の遊技球が比較
的短時間において無くなってしまう。従って遊技者は引
続き遊技をする場合には、下ｒ，Ｆ皿内の貯留球を１球
皿内に入換えなければならない。

上述した球の入換えは遊技者自身が行うことになり、遊
技継続中では通常遊技操作の反対側つまり左手で下味皿
内を貯留球を直接間み取って１球皿内に入れることにな
るが、この球入換えのために随分気忙しい思いをして遊
技に専念しにくくなる。特に遊技中において遊技者にと
って有利な遊技展開条件、例えば俗に「連続開放状態あ
るいは大当り状態」とも呼ばれ所定短時間内に限って多
くの遊技球を容易に入賞し得る状態が発生した場合では
、その遊技条件に気を取られている一方で、球の入換え
をしなければならない時があり、その際球の１國みｔａ
ないにより球が零れ落ちてしまったり、あるいは球の掴
み取りに気を取られて遊技の方が疎かになってしまい、
折角の遊技条件を満足に受は得ることができないことが
ある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、入賞成立時に給出される賞球を専ら上
球皿側へ優先的に排出し、排出経路内の所定部位以上に
充満した際には、その分の賞味を下球皿側へ排出し得る
ようになした賞味排出制？１１１装置を提供し、賞球を
常には遊技に使用される遊技球として充当し、遊技中下
球皿内の貯留球を上ｌｊ皿へ入換える際の気忙しさや煩
わしさ等を解消することにある。

〔問題を解決するための技術〕

本発明は、機体前面に遊技球用の上球皿及び賞球用下球
皿が装備される一方、機体裏側にＭ球給出装置から給出
される賞球用の排出末路に連設されて上記上球皿側に連
通された第１排出路と、この第１排出路の途上から分岐
連設されて上記下球皿側に連通された第２排出路とを含
む賞球排出経路が装備された遊技機にあって、常には開
放方向へ付勢された状態で上記第２排出路の入口を開閉
し得る開閉部材と、この開閉部材を閉鎖位置において解
放可能に保持し得る保持部材と、上記賞球排出経路内で
の賞球充満検知信号又は遊技者による操作信号の個々に
基いて作動されて上記保持部材を上記開閉部材に対する
保持位置と解放位置に操作する第１電磁操作具と、上記
賞球排出経路内での賞球減少検知信号に基いて上記開閉
部材を元の閉鎖位置に復帰操作する第２電磁操作具とを
備えて構成される賞球排出制御装置である。

〔作用〕

本発明の賞球排出制御装置は、当該遊技機における入賞
成立に対し一定個数単位で給出された賞ｒ；）：につい
て、開閉部材により第２排出路が閉鎖されている通常状
態において、排出末路から第１排出路に常時優先的に通
出して以降上球皿側へ遊技用球として排出し、そうして
賞味が第１排出路からｌＪｊ　７３本路内の所定部位ま
で充満した際には、賞味光・溝検出信号又は遊技者によ
る操作（３号に基いて、−上記開閉部材を開放位置に切
換え保持する。

このもとで排出本路内の充満賞球あるいは新規給出分の
賞球について、第１排出路とは分岐された第２排出路に
浴出して以降下Ｅｊ皿側へ排出して貯留する。そして上
球皿内の遊技球が未だ相当量貯留されているもとで、第
１排出路側の貯留賞球が所定レヘル以下まで減少した際
には、賞球減少検出信号に基いて、上記開閉部材を元の
閉鎖位置に切換え保持する。こうして以降賞球を再び上
球皿側へ優先して排出し、賞球を常には遊技球として充
当し得る。

〔実施例〕

本発明にかかる賞球排出制御装置の好適な実施例説明に
先立ち、第１．２図に略示されるパチンコ機Ｐについて
要約説明すると、外枠１に組立られた前枠２前面に、ガ
ラス扉３及び上球皿６をセットした開閉支盤４、そして
下球皿９をセットした支盤７設置されている。なお双方
の支盤４．７には賞球用の通口５．８が開口されており
、各ＬＥ皿６．９には球抜き装置（第１１図中に一部を
略示する。）が内蔵されている。また前枠２の下部前後
に発射装置１１の操作部１０及び打球駆動部１１が設置
される一方、前枠２裏側に固定された保持枠１２には、
種々の入賞装置１４等を配置するとともにアウト口１５
を形成した遊技盤１３が着脱交換自在にセントされてい
る。なお上記支盤４の内側には、上球皿６内の遊技球を
１個ずつ発射レール１７に送込むための球送り装置１６
が着脱自在にセットされている。

一方上記前枠２裏側の保持枠１２に対し着脱及び開閉自
在に装備された機構盤Ｍでは、第２図に略示されるよう
に盤本体２１において、セーフ球用の集合室２２と、ア
ウト口１５に連通されるアウト経路２３と、各球皿６．
９側に連通される賞球排出経路Ｒが区画形成されており
、そして集合室２２の出口側に形成されたセーフ球用の
処理室２４内に処理装置Ａが’ＡＩＩＮされ、また盤本
体２１の上方には賞球用パチンコ球にかかる貯留容器２
５、整流樋２６及び送出樋２７が設置され、そして送出
樋２７下部に賞球給出装置Ｂが装備されている。

上記処理装置Ａでは、第３図にも示されるようにモータ
２８に連繋された３枚羽根状の駆動カム２９の一定方向
の定速回転に従い、はぼ半円形の球送り体３０が一定角
度範囲内を所定時間単位で往復回動される。この球送り
体３０の１往復作動毎において、始動端位置（図（ａ）
参照）で上記集合室２２から処理室２４内の入路３２内
に通人されたセーフ球を１個ずつ球受は部３１に受入れ
て図中時計回りに移送しく図（ｂ）参照）、終勤端位置
で球受は部３１内のセーフ球を処理室２４内の出路３３
に放出した後、元の始動端位置に復動する。そして断る
セーフ球処理作動過程で、当該セーフ球により処理室２
４内に枢着されたロックレバ−３４に次いで制御レバー
３５が順次押動され、制御レバー３５の作動毎に関連し
て賞球給出装置Ｂが作動される。

一方上記賞球給出装置Ｂでは、第３図にも略示されるよ
うに上記送出樋２７の出口と整合して縦向きで着脱自在
に設置された球ケース３６において、出口を開閉する第
２開閉弁４０が閉鎖状態に拘束され、入口を開閉する第
１開閉弁３９が開放位置に保持されているもとで、送出
樋２７からの賞球が両収容路３６ａに一定個数単位で収
容されている（図（ａ）参照）。この球詰め状態におい
て、上記処理装置Ａの処理作動の開始に従い、制御レバ
ー３５に連杆３８を介し連繋された操作レバー３７が上
傾動されることに対し、第１開閉弁３９が閉鎖されて送
出樋２７内の賞球が停止されたもとで、第２開閉弁４０
がフリー状態に解放されて球ケース３６内の賞球が量弁
４０を押開いて給出される（図（ｂ）参照）　　しかる
後上記処理装置Ａの作動終了に従い、制御レバー３５と
ともに操作レバー３７が下降復帰されることに対し、第
２開閉弁４０が閉鎖位置に拘束された後に第１開閉弁３
９が開放位置に保持され、送出樋２７からの賞球が再び
球ケース３６内に収容される。以降同様に処理装置への
作動毎に関連して賞球の給出と収容が１ｍ位毎に併行さ
れる。

＋ｉｉｔ述した機ｉ！盤Ｍにあって、前記賞球排出経路
Ｙ？については、第３図のように前記賞球給出装置Ｂの
出口から面記各球皿６．９側に連通されているすなわち
装置Ｂの出口下方に排出末路４１が形成されており、こ
の末路４１の下部に、前記処理室２４の上部に区画形成
された上記第１排出＃４２が直通的に連設され、また処
理室２４の左側にくの字状に区画形成された第２排出路
４５が第１排出路５２の上部から分岐して連設されてい
る。ぞして第１排出路＝１２では、第１０図のように以
降盤本体２１に開口された排出口４３、前記保持枠１２
に形成された連通口４４そして曲記支盤４の通口５の順
で上球皿６の貯留部６ａに連通されており、−力筒２排
出路４５では、斜状路４５Ａ及び垂下路４５Ｂを一連に
形成して、以降第１１図のように前枠２の裏面下部に固
定された排出容器４６そして前記支盤７の通口８の順で
下球皿９の貯留部９ａに連通されている。

前記賞球排出経路Ｒに設置される本例の賞球排出制御装
置Ｃでは、第２排出路４５を開閉制御して賞球の排出方
向を切換え変更し得るもので、第３゜４．５図に示すよ
うに第２排出路４５外にビス着されたベース５１におい
て、斜状路４５Ａの入口４５ａを開閉する開閉弁５２と
、量弁５２を閉鎖位置に拘束して解放し得るロック部材
５５と、同部材５５を拘束位置に保持して解放位置へ操
作し得る第１電磁操作具５８と、開閉弁５２を開放位置
に常時付勢して閉鎖位置に操作し得る第２電磁操作具６
３等が配置されて全体がユニット化されており、そして
通常では開閉弁５２で入口４５ａを閉鎖して賞球を第１
排出路４２側へ案内する状態に静止され、このちとで後
述する第１賞球検知手段りからの賞球充満検出信号及び
手動操作手段Ｆからの操作信号に基いて第２排出路４５
を開放し、しかる後に適宜時点で第２Ｍ球検知手段Ｅか
らの賞球減少検出信号に基いて排出路４５を閉鎖する。

すなわち斯る装置Ｃにおいて、開閉弁５２は、その支点
部周囲に円弧形の係止盤５３を一体形成したレバー形式
であって、ベース５１の右方にビン５４着されている。

ロック部材５５は、その下部に係止部５６を突設したレ
バー形式であって、ベース５１の右上方に垂下状態でビ
ン５７着されている。第１電磁操作具５８は、直動式の
ソレノイドが使用されてベース５１の上部にビス着され
ており、そしてバネ６０で伸出方向に付勢されたロッド
５９が連杆６１を介しロック部材５５に連繋されている
。第２電磁操作具６３は、ロータリソレノイドが使用さ
れてベース５１の左方にビス着されたプラケット６２に
取着されており、そしてハネ６５で一方向に付勢された
ｒｇＪ動盤６４が、第１リンク６６、ベース５３の中央
部にピン６８着されたクランクレバー６７及び第２リン
ク６９を介し開閉弁５２に連繋されている。なお７０は
カバーで、ベース５Ｉに対し着脱自在に取着されている
。

これにより同装置Ｃの作動前では、第３図（ａ）のよう
に第１電磁操作具５８の消磁体止状態にあって、伸出位
置のロッド５９によりロック部材５５がロック位置に保
持されている。一方間閉弁５２は、その係止盤５３を上
記ロック部材５５の係止部５６に係止したまま閉鎖位置
に拘束保持されており、そしてこの閉鎖位置において、
消６ｆｔ休止状態にある第２電磁操作具６３の回動盤６
４を作動端（牽引端）に変化させたままバネ６５を利用
して開放位置側に付勢されている。このちとで第１電磁
操作具５Ｂが通電励磁されて第３図（ｂ）のようにその
ロッド５９を図中左方に牽引することにより、ロック部
材５５が図中時計回りで解放位置に変化されて開閉弁５
２を解放する。従って開閉弁５２は、ロック解除される
やいなや上記第２電磁操作具６３の回動盤６４に作用す
る付勢力により、速やかに解放位置へ変化され、これに
追従して回動盤６４そして各リンク６６．６９及びクラ
ンクレバー６７も変移される。

前述した本例装置Ｃに関連する他の手段について、前記
第１賞球検知機構りでは、排出末路５１内の賞球量を検
知するもので、第３．４．６図に示すように同末路４１
内の中央側部にビス着されたベース７１に、バネ７４で
付勢された賞球用の感知レバー７２がピン７３着される
とともに、リミット形式の検出スイッチ７５が取着され
て全体がユニット化されており、そしてレバー７２が賞
球群で押圧されて図示右方に傾動変化した際に、スイッ
チ７５はその検出片７６がレバー７２の操作部７２ａで
押動されて検出状態（ＯＮ）となり、賞球充満検出信号
を発する。なおスイ、チア５は同一条件で作動される２
個が配置されており、一方が本例装置Ｃ側に対する入力
用、他方が別途必要とする場合の入力用とされる。

一方前記第２賞球検知手段Ｅでは、第１排出路４５内の
賞球量を検知するもので、第３．７図に示すように排出
路４２内の下部にビン７８着された感知レバー７７と、
排出路４２外に取着されたリミット形式の検出スイッチ
７９とを有しており、レバー７８が賞球群から解放され
ている間において、スイッチ７９は検出片８０がレバー
７７の操作部７７ａ　から解放されて検出状態（ＯＮ）
を呈し、賞球減少検出信号を本例装置Ｃ側に発する。な
おレバー７７はスイッチ７９の検出片８０に作用する付
勢力により路内方に付勢されている。

そして前記手動操作手段Ｆでは、遊技者の必要時期に操
作して本例装置Ｃを作動し得るもので、第８図に示すよ
うに前記支盤７の左部内側に装着されて一部を前面に露
出した押しボタン８１と、前枠２裏側に取着されたホル
ダー８２内のりミツト形式のスイッチ８３等を有してお
り、遊技者によりボタン８１が操作されると、スイッチ
８３はその検出片８４が可動杆８５を介し押動されて作
動状態（ＯＮ）とされて操作信号を本例装置Ｃ側に発す
る。

前述した本例装置Ｃ及び各手段り、Ｅ、Ｆにおける電気
部品は、第１３図に略示されるように共通な制御系に接
続されており、そして第１賞球検知手段り及び手動操作
手段Ｆの各スイッチ７５．８３の個々の検出信号に基い
て本例装置Ｃ横６の第１電磁操作具６８が作動され、ま
た第２賞球検出手段Ｅのスイッチ７９の検出信号に基い
て第２電磁操作具６３が作動されるように設定されてい
る。なお同図中９１は入力回路、９２．９３は出力駆動
回路、９４．９５　は遊技盤１３側に配置されたランプ
を略示する。

なお前記賞球排出経路Ｒにおける第２排出路側に賞球満
杯検知手段Ｇが設置されている。この手段Ｇでは、排出
路４５内の賞球満杯状態を検知するもので、第３．９図
に示すように垂下路４５Ｂ内に垂下状態でビン８７着さ
れてバネ８８で付勢された感知レバー８６と、垂下路４
５１１外に取着されたリミット形式の検出スイッチ８９
とを有しており、レバー８６が賞球群で押圧されて（引
動変化した際に、スイッチ８９は検出片９０がレバー８
６の操作部８６ａ　で押動されて検出状態を（ＯＮ）呈
し、賞球満杯検出信号を発ｒる。ただしスイッチ８９は
同一条件で作動される２個が配置されて各々が発射装置
１１の打球駆動部１１と処理装置Ａのモータ２８に対す
る入力用とされる。なお同スイッチ８９には遊技盤１３
側に配置されたランプ９６が接続される。

前述のように構成された本例の賞味排出装置では、賞味
排出経路Ｒにおける排出末路４Ｉ及び第１．２の排出路
４２．４５内の空状態において、第３図（ａ）に示すよ
うに第１．第２賞Ｉ、Ｆ検知下段Ｃ，Ｅの作動面休止状
態に基いて、作動前状態つまりその開閉弁５２が、ｏ　
７り部材５５で第２ｔＪｌ：出路４５の入口４５ａ　の
閉鎖位置に保持されたまま、作動前の第２電磁操作具６
３の作動端位置にある回動盤６４のバネ６５で開放位置
側に付勢されている。従ってこの状態では、セーフ球毎
に賞味給出装置Ｂから給出された賞球が排出末路４１か
ら第１排出路４２に優先して通出され、以降第１０図の
ように排出口４３、連通口４４及び通口５を介し上球皿
６内に遊技球用として排出される。そして皿６側の遊技
球が満杯となった以降では、賞球が上記各日４３．４４
から第１排出路４２の順に貯留され、前記開閉弁５２で
閉鎖された第２排出路４５には通出し得ないまま排出末
路４１内に充填される。なお賞球が第１排出路４２内の
所定レヘル以上に充満した時点で、第２賞球検知手段Ｅ
の感知レバー７７が賞球群で押動されることにより、ス
イッチ７９の作動に伴い当該ランプ９５が「球有り」状
態を点灯表示する。

そして賞球が排出末路４１内の所定部位まで充／ｊ！ｉ
すると、第３図（ｂ）　から理解できるように第１賞球
検出手段りの感知レバー７２が賞球群で押動されること
により、スイッチ７５が作動されて賞球充満検出信号を
発する。そしてこの信号に基いて、当該ランプ９４が点
灯表示される一方で、本例装置Ｃが作動され、第１電磁
操作具５８が１回通電動モｆ１されてそのロッド５９を
牽引した後、消磁休止されて口、ド５９をハネ６０で伸
出することに従い、ロック部材５５が一旦解放方向に傾
動されてその係止部５６を開閉弁５２から離隔した後、
再び元のロック位置に復帰される。これにより開閉弁５
２はロック解除されるやいなや、作動前の上記第２電磁
操作具６３例のバネ６５の付勢力を以て、回動盤６４の
復動に従い各リンク６６．６９及びクランクレバー６７
を介し傾動して第２排出路４５の入口４５ａ　の開放位
置に切喚え保持される。

この結果第３図（ｂ）及び第１１図から理解できるよう
に、排出末路４１内の充満賞球そして新たに給出される
賞球は、第１排出路４２内に通人し得ないまま第２排出
路４５の入口４５ａ　から斜状路４５Ａ内に通人し、以
降垂下路４５Ｂから排出容器４６及び通口８の順に通出
して下■、Ｅ皿９内に排出されて順次貯留される。ちな
みに下球皿９側に排出される賞球は、排出末路４１と第
１排出路４２との連通部レヘルまでの分とされる。従っ
てこの賞球排出状態では、排出末路５１内が空状態とな
るものの、第１排出路４２内の充満賞球が遊技球として
依然充当維持し得、以降１個ずつ連続して打出されると
しても相当時間に亘り遊技が継続できる。なお末路４１
内の賞球減少に伴い、上記第１賞球検知機構りの感知レ
バー７２は、賞球から解放された時点で元位置に復帰さ
れ、これに従いスイッチ７５がＯＦＦ状態とされてラン
プ９４が消磁される。

そうして前述した下球皿９側への賞球排出以後において
、遊技の継続に伴い上球皿６内の遊技球が順次送出減少
される過程で、上記第１排出路５２内の賞球が所定レベ
ル以下に減少すると、その時点で第２賞球検知手段Ｅの
感知レバー７７が賞球群から解放されることにより、ス
イッチ７９が作動されて賞球減少検出信号を発する。そ
してこの信号に基いて、当該ランプ９５が消灯される一
方、本例装置Ｃにおいては、第２電磁操作具６３が通電
励磁されてその回動盤６４を一旦回動することに従い、
前記開閉弁５２が各リンク６６．６９及びクランクレバ
ー６７を介し傾動復帰され、その係止盤５３を前記ロッ
ク部材５５の係止部５６に係止されたまま再び第２排出
路４５の入口４５ａ　の閉鎖位置に保持される。なお開
閉弁５２の閉鎖保持に伴い、上記第２電磁操作具６３で
は、消磁復帰以後においてその回動盤６４がバネ６５に
抗して作動端位置のまま保持されることになり、このた
め開閉弁５２は、バネ６５により常には開放位置側に牽
引付勢された状態にある。

以降は前述と同様に、賞味について排出末路４１から第
１　ｔＪｌ：出路４２を介し優先的に上球皿６側へ排出
し、しかる後排出末路４１内の賞球充満時には、前記第
１賞球検知手段りからの賞球充満検出信号に尽いて、本
例装置Ｃにおける第１電磁操作具５Ｂの作動に従い、前
記開閉弁５２が開放位置に切換え保持されて下球皿９側
への賞球排出を可能とするそして第１排出路４２内の賞
球減少時には、前記第２π球検知手段Ｅからの貫ｆボ減
少検出信号に基いて、第２電磁操作具６３の作動に従い
、開閉弁５２が再び閉鎖位置に切換え保持される。なお
上記排出経路Ｒ内の賞球は、上球皿６及び下球皿９にお
いて球抜き装置を開放操作することにより全て排出し得
る。

一方本例装置Ｃの賞球排出制御にかかる手動操作例では
次のようになし得る。すなわち前記第２賞球検出手段Ｅ
の「球有り」検出時板後においてランプ９８の点灯表示
を目安として、遊技者自身が必要とする任意時点で、手
動操作手段Ｆの押しボタン８１を操作することにより、
スイッチ８３の操作信号に基いて、作動前状態にある本
例装置Ｃでは、前述の自動操作例の場合と同様に、第１
電磁操作具５日の作動に従いロック部材５５が解放位置
に操作されることにより、前記開閉弁５２がロック解除
されるやいなや、第２電磁操作具６３のハネ６５を利用
して第２排出路４５の開放位置に保持される。

従ってこの開放状態において、排出末路４１内に相当量
の賞球が貯留されている場合では、同賞球が第２排出路
４５の入口４５ａに通人する。一方排出末路４１が空状
態では、賞球が第１排出路４２の上部レベル以上まで充
填された時点から入口４５ａに通人し、以降斜状路４５
Ａ、垂下路４５Ｂ及び排出容器４６の順に通出して下球
皿９内に排出される。そしてこの賞球排出状態の一方で
、第１排出８４２内の賞球減少に伴い第２賞球検知手段
Ｅが「球なしＪ状態を検出すると、その賞球減少検出信
号に基いて本例装置Ｃ０ｙ第２電磁操作具６３が作動さ
れ、これに従い開閉弁５２が閉鎖位置に復帰されてロッ
ク部材５５で保持される。

なお上述した手（’Ｊｌ操作による賞球排出制御におい
て、極端な例として第２賞球検知手段Ｅが、第１排出路
４２内の所要数の賞球群に対し「球有り」を検出してい
るとした状態において、ランプ９５の点灯を目安として
即時に手動操作手段Ｆの押しボタン８１が操作された場
合では、本例装置Ｃの第１電磁操作具５８の作動に従い
、開閉弁５２が開放位置に切換え保持されるとしても、
その直後において排出路４２内の賞球減少に伴い同手段
Ｅが「球なし」状態を検出すると、その賞球減少検出信
号に基いて、第２電（ｆＩ操作具６３の作動に従い開閉
弁５２が再び閉鎖され、賞球が第２排出路４５へ排出さ
れないこともあり得る。斯る状態において遊技者は、賞
ｆ７Ｋが下球皿９に排出されないことを視認して第１排
出路４２内が未だ賞球充満前状態であることを判断し得
る。

そうして前述した賞球排出制御において、賞球が下球皿
９側から第２排出路４５の垂下ｌＲ４５Ｒ内の所定部位
まで充満すると、賞球満杯検知手段Ｅの感知レバー８６
が賞球群で押動されることにより、スイッチ８９が作動
されて賞球満杯検出信号を発する。そしてこの信号に基
いて発射装置Ｈの打球駆動部１］及び処理装置Ａのモー
タ２Ｂが一旦停止されて遊技球の打止め状態及びセーフ
球処理体止状態とされる。なおこの場合には下球皿９側
でｆ、ト抜き操作して第２排出路４５側の満杯賞球を排
出することにより、上述の休止状態が解除されて遊技が
再開できる。

〔変更例〕

本発明の対象きする賞球排出制御装置についでは、他の
技術例も推奨される。例えば第２電磁操作具６３を直動
式ソレノイドとしてそのロンドと開閉弁５２を一つのリ
ンクで連繋する形態としてもよく、また開閉弁５２の開
閉制御態様について、遊技の開始（発射装置Ｈの作動前
）では開放位置に保持し、開始時に閉鎖位置にセットし
て以降開閉制御したり、あるいは第２賞球検知手段Ｅの
「球有り」検出以降の所定時期に所定回数開放操作し、
第１賞球検知手段りの賞球充満検出時そして手動１桑作
手段Ｆの操作時に開放して所定時間後に閉鎖復帰するよ
うに設定してもよい。

そして本発明の賞球排出制御装置Ｃは、排出経路Ｒの形
状、例えば第１２図（ａ）に略示するように１Ｘ球給出
装置Ｂ下部の排出末路４１が比較的短く第１１１Ｊｌ：
出路４１と直通され、第１排出路４２の途上から第２排
出路４５が分岐連通された形状例。同図（ｂ）のように
排出末路４１の下部から第１、第２　ｔＪｊ出路４２．
４５が二股状に分岐連通された形状例。同図（ｃ）のよ
うに排出末路４１と直通された第２排出路４５の途上か
ら第１排出路４２が分岐連通された形状例。

等にも好適に実施して賞球排出制御をなし得る。

〔発明の効果〕

遊技及び賞品の媒体にパチンコ球が使用される遊技機に
好適に実施される本発明の賞球排出制御装置は、入賞成
立に対し給出される賞球について、第１排出路とは分岐
連設された第２排出路を開閉部材で閉鎖した通常状態に
おいて、排出末路から第１排出路に常時優先的に通出し
て以降上球皿側に排出し得、そして賞球が第１排出路か
ら排出本路内の所定部位まで充満した都度、上記開閉部
材を開放して賞球を第２排出路からｒ球皿側へ排出可能
とし、そうして第１排出路内の貯留賞球が所定部位以下
に減少した都度、開閉部材で第２排出路を閉鎖した通常
状態において、賞球を再び優先して第１排出路から上球
皿側へ排出し得る。

従って賞球を常には上球皿側へ遊技用法として排出し得
ることから、工法皿内の貯留球を上球皿側へ詰替える手
間を一斉不要とし得、専ら十丁、Ｙ皿内の遊技球を使用
して遊技に専念できる。特に当！ｆＭ技機において、遊
技者にとって有利な遊技展開条件が発生した場合におい
ても、優先的に排出される賞球を常には遊技球として充
当しながら、折角の遊技展開条件を損なわずに遊技を継
続し得、また球の詰替えに何らの煩わされずに遊技を楽
しむことができる。

また賞球を常時上球皿側へ優先的に排出する条件におい
て、」二連した自動排出制御とは別に、手動排出制御と
して賞球が第１排出路の所定部位以」！に充満した以降
において、遊技者が必要とする任意の時期に手動操作手
段を操作することにより、上記開閉部材を開放操作して
ＩＪＩ出木銘木路内球を第２　ＮＦ出路から工法皿側へ
排出することもでき、工法皿側での賞球貯留量による満
足感を付与することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図及び第２図は
パチンコ機を略示する正面図及び背面図、・第３図（ａ
、ｂ）　は本例の賞球排出制御装置の作動面及び作動後
の各状態を略示する背面図、第４図は第３図（ａ）　中
のｒＶ−ＴＶ線に基いく平断面図、第５図は本例装置を
分解して示す斜視図、第６図、第７図、第８図及び第９
図は夫々本例装置にかかる第１及び第２の賞球検知手段
、そして手動操作手段及び賞球満杯検知手段を個々に示
す斜視図、第１Ｏ図及び第１１は夫々上球皿と工法皿の
個々の賞球排出経路を略示する平断面図及び側断面図、
第１２図（ａ、ｂ、ｃ）は賞球排出経路の各形態例を略
示する説明図、第１３図は本例装置にかかる各電気部品
の制御系統を略示するブロック図である。 Ｐ、パチンコ機　　　　４．支盤 ５、通口　　　　　　　６．゛上球皿 ７、支盤　　　　　　　８９通口 ９、工法皿　　　　　　Ｈ６発射装置 １３、遊技盤　　　　　　１６１球送り装置１７、発射
レール　　　　Ｍ１機構盤 Ａ、処理装置　　　　　Ｂ、賞球給出装置４１、排出末
路　　　　　４２．第１排出路４３、排出口　　　　　
　４４．連通口４５、第２排出路　　　　４６．排出容
器Ｃ０賞球排出制御装置　５２゜開閉弁 ５５、ロック部材　　　　５８．第１電磁操作具６３、
第２電磁操作具　　Ｄ、第１賞ＬＨ検知手段Ｅ、第２賞
球検知手段　Ｆ９手手動作手段８１、押しボタン　　　
　８３．検出スイッチ特許出願人　　　　　豊丸産業株
式会社第１図 第４図 第１３図 第９図 第１２図 （ａ） （ｂ） （Ｃ） 第６図 第７図 第８図 平成１年１１月２１日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）機体前面に遊技球用上球皿及び賞球用下球皿が装備
   される一方、機体裏側に賞球給出装置から給出される賞
   球用の排出本路に連設されて上記上球皿側に連通された
   第１排出路と、この第１排出路の途上から分岐連設され
   て上記下球皿側に連通された第２排出路とを含む賞球排
   出経路が装備された遊技機にあって、常には開放方向へ
   付勢された状態で上記第２排出路の入口を開閉し得る開
   閉部材と、この開閉部材を閉鎖位置において解放可能に
   保持し得る保持部材と、上記賞球排出経路内での賞球充
   満検知信号又は遊技者による操作信号の個々に基いて作
   動されて上記保持部材を上記開閉部材に対する保持位置
   と解放位置に操作する第１電磁操作具と、上記賞球排出
   経路内での賞球減少検知信号に基いて上記開閉部材を元
   の閉鎖位置に復帰操作する第２電磁操作具とを備えて構
   成されることを特徴とするパチンコ式遊技機における賞
   球排出制御装置。 ２）前記開閉部材及び保持部材、そして第１、第２電磁
   操作具は、前記賞球排出経路外に着脱自在にセットされ
   る一つのベースにおいて組付けられて全体がユニット構
   成されてなるを特徴とする前記特許請求の範囲第１項に
   記載のパチンコ式遊技機における賞球排出制御装置。 ３）前記開閉部材は、前記第２電磁操作具の可動部材に
   適宜連繋部材を介し連繋されて前記第２排出路の入口に
   対する閉鎖位置と開放位置に変移可能とされており、そ
   して付勢手段により常には開放位置側に付勢されている
   ことを特徴とする前記特許請求の範囲第１項に記載のパ
   チンコ式遊技機における賞球排出制御装置。 ４）前記開閉部材は、通常において前記保持部材で閉鎖
   位置に拘束保持され、同保持部材から解放された際には
   付勢力を利用して解放位置側に変移されることを特徴と
   する前記特許請求の範囲第１項に記載のパチンコ式遊技
   機における賞球排出制御装置。 ５）前記保持部材は、前記第１電磁操作具の可動部材に
   連繋されて前記開閉部材に対する保持位置と解放位置に
   変移可能とされており、そして付勢手段により常には保
   持位置側に付勢されていることを特徴とする前記特許請
   求の範囲第１項に記載のパチンコ式遊技機における賞球
   排出制御装置。 ６）前記第１電磁操作具は、バネで付勢された可動部材
   が連杆を介し前記保持部材と連繋され、可動部材の作動
   前位置において保持部材を保持位置側に付勢保持し、可
   動部材の作動時には保持部材を解放位置側に操作するよ
   うに設定されてなるを特徴とする前記特許請求の範囲第
   １項に記載のパチンコ式遊技機における賞球排出制御装
   置。 ７）前記第２電磁操作具は、バネで付勢された可動部材
   がリンク等を介し前記開閉部材と連繋され、可動部材の
   作動前位置において開閉部材を開放位置に保持し、可動
   部材の作動時には開閉部材を閉鎖位置側に操作するよう
   に設定されてなるを特徴とする前記特許請求の範囲第１
   項に記載のパチンコ式遊技機における賞球排出制御装置
   。