JPH02110582A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

Info

Publication number
JPH02110582A
JPH02110582A JP63264839A JP26483988A JPH02110582A JP H02110582 A JPH02110582 A JP H02110582A JP 63264839 A JP63264839 A JP 63264839A JP 26483988 A JP26483988 A JP 26483988A JP H02110582 A JPH02110582 A JP H02110582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
signal
edge
data
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63264839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2536094B2 (ja
Inventor
Yuzuru Suzuki
譲 鈴木
Masao Seki
関 正生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP63264839A priority Critical patent/JP2536094B2/ja
Priority to US07/424,880 priority patent/US5032903A/en
Publication of JPH02110582A publication Critical patent/JPH02110582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536094B2 publication Critical patent/JP2536094B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
    • H04N1/00384Key input means, e.g. buttons or keypads
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
    • H04N1/00397Switches, knobs or the like
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00405Output means
    • H04N1/00408Display of information to the user, e.g. menus
    • H04N1/00411Display of information to the user, e.g. menus the display also being used for user input, e.g. touch screen
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00405Output means
    • H04N1/00408Display of information to the user, e.g. menus
    • H04N1/00413Display of information to the user, e.g. menus using menus, i.e. presenting the user with a plurality of selectable options
    • H04N1/00416Multi-level menus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/58Edge or detail enhancement; Noise or error suppression, e.g. colour misregistration correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6016Conversion to subtractive colour signals
    • H04N1/6022Generating a fourth subtractive colour signal, e.g. under colour removal, black masking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー複写機やカラープリンタその他のカラ
ー画像を形成出力する装置に関し、特に原稿を読み取っ
てエツジを検出し、エツジ強調、減衰処理を行うカラー
画像処理装置のエツジ処理方式に関する。
〔従来の技術〕
カラー複写機やカラーレーザプリンタのようなデジタル
カラー画像形成装置は、フルカラーの場合で、Y(イエ
ロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック
)からなる4色のトナーを搭載し、それぞれのカラート
ナー像を現像し重ねることによりカラー画像を再現して
いる。つまり、4回のコピープロセスを実行することに
より初めてフルカラーのコピー複写が完了することにな
る。
従って、プラテン上に載置された原稿を読み取ってカラ
ー複写するには、まず、原稿を光学的に読み取ってその
読み取り信号を各トナーに変換し、さらに写真や絵のよ
うな中間調画像は、その色や階調の再現のだめの高度な
信号処理が必要となる。
第55図はデジタルカラー画像処理装置の構成を示す図
、第56図は従来のエツジ強調処理回路の構成例を示す
図、第57図は色相検出回路の構成を示す図、第58図
はエツジ強調処理を説明するための図である。
一般にカラー複写機では、1回の原稿読み取りスキャン
で得た画像信号を4回のコピープロセス実行のために記
憶しておくには、メモリ容量が大きくなるため、各コピ
ープロセス実行毎に繰り返し原稿読み取りスキャンを行
い、信号処理を行っている。この読み取りでは、光学的
にB(青)、G(縁)、R(赤)のカラーに分解した信
号として検出し、第55図に示すようにEND変換40
1、カラーマスキング402を通してカラーのトナー信
号Y、M1Cに変換している。その後、UCR403に
より墨版生成、下色除去を行い、色相分離型非線形フィ
ルタ部、TRC()−ン調整)410、SG(スクリー
ンジェネレータ)411を通し現像色のトナー信号Xを
オン/オフの2値化データにする。そして、この2値化
データでレーザ光を制御して網点階調の現像により中間
調画像を再現する。
通常、デジタルカラー画像処理装置では、文字、線画等
の2値画像と、写真や網点印刷物等の中間調画像とが混
在している。そこで、このような種類の異なった画像を
有する原稿に対して、本出願人は、非線形フィルタ処理
を導入してエツジ強調処理を行う方式を別途提案してい
る。
色相分離型非線形フィルタ部には、下色除去処理後に生
成されたY、M%C%に信号を現像工程に従って1色に
絞った8ビット信号が人力される。
ここで、人力信号は、2系統に分岐され、一方は平滑化
、他方はエツジ強調の処理が行われ、これらが最終的に
合成されて非線形フィルタ信号として出力される。その
エツジ強調処理回路の構成例を示したのが第56図であ
る。エツジ強調処理では、色相検出回路405により人
力画像の色相を検出し、そのときの現像色が必要色か否
かの判定を行う。もし、人力画像が黒領域である場合に
は、Y、M、Cの有彩色信号のエツジ強調は行わずに、
Kのみをエツジ量に応じて強調するように制御する。
色相検出回路405は、第57図(a)に示すようにY
、M、Cの最大値と最小値を求める最大最小回路412
、現像色を選択するマルチプレクサ413、最大値と最
小値との差を計算する減算回路414、最小値と現像色
との差を計算する減算回路415、及びコンパレータ4
16〜418を有している。コンパレータ416〜41
8は、閾値と比較し、閾値より大きい場合にr、m、c
’m′、y′の出力をそれぞれ論理r(」にするもので
ある。そして、この出力から同図(b)に示す判定条件
により判定色相を導き、さらに、同図(C)に示す必要
色・不必要色の判定条件により現像色について必要色「
1」か不必要色「0」かを判定する。このように判定色
相としては、通常の文字の色として用いられる、W(白
)、Y、M%C,B。
G%R,にの8色を対象としている。
必要色・不必要色の判定条件から明らかなように色相が
例えばBの場合には、現像色でmとCが必要色とされ、
他は不必要色とされる。従って、この場合、必要色のサ
イクルではエツジ強調用LUT408の■によりエツジ
が強調され、不必要色のサイクルではエツジ強調用LU
T408の■によりエツジ強調をしない信号としている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の方式では、7%M、C。
K信号全てを強調していた他の従来方式に比べると、黒
文字再現は向上できるが、Y、M、C信号中に平滑化信
号が残る。すなわち、第56図のエツジ強調用LUT4
08に示すように必要色は■により強調し、不必要色は
■により除去するだけであるため、例えば第58図(a
)に示すような黒文字のフィルタ入力信号に対して、Y
、MlCを強調せずKのみを強調するようなエツジ強調
処理信号が生成されるが、平滑化フィルタでは、同図(
b)に示すようにY、M、C%に信号全てについて滑ら
かにした平滑化処理信号が生成される。従って、これら
を最終的に合成すると、同図(C)に示すようにY、M
、C,にの平滑化信号が残る。通常、黒文字の場合であ
っても、KだけでなくYSM、Cの信号も載ってくるの
で、エツジの部分にこのYlM、Cの平滑化された色が
現れ、つまり黒文字をK1色で再現することができない
。このような構成では、K1色再現の場合と比較すると
、線の太り、レジズレ等によるエツジの色変わりや濁り
が生じ、そのため画質的に劣るという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、その主
目的は、エツジ強調処理を効率的に行うことであり、線
の太り、レジズレ等によるエツジの色変わりや濁りのな
いカラー画像処理装置のエツジ処理方式を提供すること
である。他の目的は、不必要色が強調されないようにす
ることである。
他の目的は、写真や文字、網目印刷、混合画像等に応じ
てエツジ強調処理を切り換え、平滑化信号とエツジ強調
信号のきき具合を調整できるようにすることである。さ
らに他め目的は、黒文字の再現性を高めることである。
他の目的は、エツジの検出精度を高めることである。
〔課題を解決するための手段および作用〕そのために本
発明は、第1図に示すように色材の記録信号毎に現像プ
ロセスを繰り返して実行することにより複数の色による
像を重ね合わせてカラー画像を再現するカラー画像処理
装置において、網点成分を除去し中間調画像の平滑化を
行うローパスのデジタルフィルタ1、高い周波数成分か
らなる文字等のエツジを検出するハイパスのデジタルフ
ィルタ2、および色相(W、Y、MSC,B。
G、R,にの8色)を検出する色相検出手段3を備える
ものである。
しtこがって、WlY、M、C,BSG、R,にの色相
の文字が画像の中に含まれていると、色相検出手段3に
よりその色相が検出されると共に、ハイパスのデジタル
フィルタ2よ・り文字のエツジ部が検出されるので、そ
の色相における現像サイクルでは変調処理を行うことに
より強調信号が得られ、しかも、その他の色相における
現像ザイクルでは減衰信号が得られる。そして、この信
号が合成手段4によりローパスのデジタルフィルタ1の
出力と合成されるので、文字のエツジでは、ローパスの
デジタルフィルタ1の出力に現れた必要色が強調されて
不必要色が逆に減衰する。エツジが検出されない中間調
画像では、エツジ強調が働かず、ローパスのデジタルフ
ィルタ1の出力が優位に作用するので、写真等の滑らか
な画像の再現性を高めることができる。
また、デジタルフィルタやその出力信号の変調にルック
アップテーブルを用いるので、現像プロセスの間に設定
の更新を行うことができ、設定倍率やシャープネス調整
値、シャープネスモード、現像色等に応じて設定変更を
自由に行うことができる。したがって、現像しようとす
る画像の条件に応じて柔軟にエツジ強調度合や平滑度合
を調整することができる。
エツジの検出では、デジタルフィルタ2の前段にエツジ
検出信号の補正手段6として、例えばルックアップテー
ブルを設けることによって、エツジ部と背景部とのコン
トラストを高めることができ、同様に、エツジ検出信号
が黒の場合には、他の色の信号を加えることにより、検
出精度を高めることができる。
〔実施例〕
以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
目次 この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。
なお、以下の説明において、(I)〜(II)は、本発
明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項で
あって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が<
[1)である。
(I)装置の概要 (1−1)装置構成 (1−2)システムの機能・特徴 (I−3)電気系制御システムの構成 (n)具体的な各部の構成 (II−1) システム (n−2)イメージ人力ターミナル(IIT)(II−
3)イメージ出力ターミナル(IOT)(ff−4)ユ
ーザインタフェース(U/I)(n−5)フィルム画像
読取装置 (III)イメージ処理システム(IPS)(III−
1)IPSのモジュール構成(III−2)IPSのハ
ードウェア構成(III−3)エツジ処理方式 (I−4)混合LSIの回路構成 (III−5)まるめ処理 (III−6)OCR−LS Iの回路構成([−7)
LSIの構成 (III−8)画像データ処理の設定制御(1)装置の
概要 (1−1)装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31.イメージ人力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構成され、オプションとして、エデイツトパ
ッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)62
、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F/P) 
64を備える。
前記I IT、[JT、U/I等の制御を行うためには
電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウ
ェアは、IIT、IITの出力信号をイメージ処理する
IPs、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の基
板に分けられており、更にそれらを制御するSYS基板
、およびIOT。
ADF、ソータ等を制御するためのMCB基板(マシン
コントロールボード)等と共に電気制御系収納部33に
収納されている。
1[Ta2は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセンサ
、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B(
青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像信
号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記11T32のB、G、RL4号をトナ
ーの原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ
)、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細
度等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施し
てプロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2値
化トナ一信号に変換し、l0T34に出力する。
10T341;!、スキャナ40、感材ヘルド41を有
し、レーザ出力部40aにおいて前記IPSからの画像
信号を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θ
レンズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベル
ト41上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材
ベルト41は、駆動プーリ41aによって駆動され、そ
の周囲にクリーナ4 l b、帯電器41c%Y%M、
C,にの各現像器41dおよび転写器41eが配置され
ている。そして、この転写器41eに対向して転写装置
42が設けられていて、用紙トレイ35から用紙搬送路
35aを経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4色
フルカラーコピーの場合には、転写装置42を4回転さ
せ、用紙にY、M、C1Kの順序で転写させる。転写さ
れた用紙は、転写装置42から真空搬送装置43を経て
定着器45で定着され、排出される。また、用紙搬送路
35aには、5SI(シングルシートインサータ) 3
以下余白 5bからも用紙が選択的に供給されるようになっている
U/136は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51と
、その横にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。
次にベースマシン30へのオプションについて説明する
。1つはプラテンガラス31上に、座標人力装置である
エデイツトパッド61を載置し、人力ペンまたはメモリ
カードにより、各種画像編集を可能にする。また、既存
のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット(M/U)65を載置し、これにF
/P 64からフィルム画像を投射させ、IIT32の
イメージングユニット37で画像信号として読取ること
により、カラーフィルムから直接カラーコピーをとるこ
とを可能にしている。対象原稿としては、ネガフィルム
、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォー
カス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(I−2)システムの機能・特徴 (A>機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表示
をCRT等のデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー、インタラブド、
インフォメーション、言語切り換え等を行い、各種機能
を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することにより
選択できるようにしている。また機能選択領域であるバ
スウェイに対応したパスウェイタブをタッチすることに
よりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集
等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコピー感
覚で使える簡単な操作でフルカラー白黒兼用のコピーを
行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としており
、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する偏倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動濃度調整を行って
いる。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
ジョブプログラムではメモリカードを用いてジョブのリ
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容量は32キロバイトを有し、フィル
ムプロジェクタ−モード以外のジョブがプログラム可能
である。
この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピー
シャープネス、コピーコントラスト、コピーポジション
、フィルムプロジェクタ−、ページプログラミング、マ
ージンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、tlncol 1atedが選択されて
いると、最大調整機能が働き、設定枚数をビン収納最大
値内に合わせ込む。
エツジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステツプのマニュアルシャープネス調整、写真(
Photo) 、文字(Character)、網点印
刷(Print) 、写真と文字の混合(Phot。
/ Character)からなる写真シャープネス調
整機能を設けている。そしてデフォルトとソールパスウ
ェイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステツプでコ
ントロールでき、デフォルトはツールバスウェイで任意
に設定できる。
コピーポジションは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、35+++mネガ・ポジのプ
ロジェクション、35In+++ネガプラテン置き、6
ciX6cmスライドプラテン置き、4inX4inス
ライドプラテン置きを選択できる。フィルムプロジェク
タでは、特に用紙を選択しなければΔ4用紙が自動的に
選択され、またフィルムプロジェクタポツプアップ内に
は、カラーバランス機能があり、カラーバランスを”赤
味”にすると赤っぽく、“青味”にすると青っぽ(補正
され、また独自の自動濃度コントロール、マニュアル濃
度コントロールを行っている。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、0〜30市の範囲で1IIlffi刻みで
マージンを設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能
である。
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ツシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。なお
、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーまた
はエデイツトパッドにより領域を指定するかにより行う
。以下の各編集機能にふける領域指定でも同様である。
そして指定した領域はCRT上のビットマツプエリアに
相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコピーし、
マーク領域外のイメージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメツシュでは、マーク領域内に指定の包納パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメツシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8!
I準色、8登録色から選択した指定の色でコピーするこ
とができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質オリジナル
がすばや(作製できることを狙いとしており、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クション設定できる。
そして、黒/モノカラーモード時は、指定領域以外は黒
またはモノカラーコピーとし、領域内は黒イメージをC
RT上のパレット色に色変換し、また赤黒モード時は指
定領域外は赤黒コピー、領域内は赤色に変換する。そし
て、マーカー編集の場合と同様のトリム、マスク、カラ
ーメツシュ、ブラックtoカラーの外に、ロゴタイプ、
ライン、ペイント1、コレクション、ファンクションク
リアの機能を設けている。
ロゴタイプは指定ポイントにシンボルマークのようなロ
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8標準色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。
網は4パターンからエリア毎に選択でき、指定できるル
ープ数は無制限、使用できる包納パターンは7パターン
までである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクションを
確認及び修正することができるエリア/ポイントチェン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1關刻みで行
うことができるエリア/ポイントコレクション、指定の
エリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモードを
有しており、指定した領域の5’ilIM、修正、変更
、消去等を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージコンポジション、コピ
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイントl、カラーメツシュ、カ
ラーコンバージョン、ネガ/ポジ反転、リピート、ベイ
ン)2、J[コントロール、カラーバランス、コピーコ
ントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、トリ
ム、マス夕、ミラーイメージ、マージン、ライン、シフ
ト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクション、
ファンクションクリア、^dd Function機能
を設けており、この機能では原稿はカラー原稿として扱
われ、1原稿に対して複数のファンクションが設定でき
、1エリアに対してファンクションの併用ができ、また
指定するエリアは2点指示による矩形と1点指示による
ポイントである。
イメージコンポジションは、4サイクルでベースオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピーし出力する機能であ
る。
カラーコンポジションは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジシヨン
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、ブラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、lサイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールパスウェイでは、オーデイトロン、マシンセット
アツプ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション、カラーコ
レクション、プリセット、フィルムプロジェクタ−スキ
ャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマー
セット、ピリングメータ、診断モード、最大調整、メモ
リカードフォーマツティングを設けている。このパスウ
ェイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力しな
ければ入れない。従って、ツールパスウェイで設定/変
更を行なえるのはキーオペレータとカスタマ−エンジニ
アである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタマ
−エンジニアだけである。
カラーレジストレーションは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCCDラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクションは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の微調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレーションは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー濃度7ステツプ、
コピーシャープネス7ステツプ、コピーコントラスト7
ステツプをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクションは、
フィルムプロジェクタ−モード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
(B)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、OH2画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、LJMR,パーツコスト等サービスコスト
を低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可
能にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3
倍程度の30枚/A4を達成することによりランニング
コストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、ソータを設置(オプション)して
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段85
〜B4、中段85〜B4、下段B5〜A3.5SIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM。
B4で4.8CPM%A3で2.4CPM、白黒、A4
で19.2CPMSB4で19.2CPM。
A3で9.6CPM、ウオームアツプ時間8分以内、F
COTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7秒以下
を達成し、また、連続コピースピードは、フルカラー7
.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生産性を
図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
7画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーションフローで規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調整
、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソフ
トパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザー
が自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種編
集機能等はソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイ
タブをタッチ操作するだけで、パスウェイをオープンし
て各種編集機能を選択することができる。さらにメモリ
カードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶して
おくことにより所定の操作の自動化を可能にしている。
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウェイ領域のパスウェイタブをタッ
チ操作することにより、パスウェイをオープンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
、黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ−
、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に対
応できるようにしている。また、編集機能において指定
した領域はビットマツプエリアにより表示され、指定し
た領域をVfi認できる。
このように、豊富な編集機能とカラークリエーションに
より文章表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー、高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1、5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー、及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター、カレンダー、
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
また、近年インテリアや電気製品に見られるように、色
彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともできる。
(1−3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−、ソフトウェアアーキテク
チャ−およびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにUIとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なUIを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が大きくなるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
UI系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。UI系はU I Uモート70を含み、SYS
系においては、F/Pの制御を行うF/PIJモート7
2、原稿読み取りを行う■I T IJモート73、種
々の画像処理を行うIPSリモート74を分散している
。IITリモート73はイメージングユニットを制御す
るだめのIITコントローラ73aと、読み取った画像
信号をデジタル化してIPSリモート74に送るVID
EO回路73bを有し、IPSリモート74と共にVC
PU74 aにより制御される。前記及び後述する各リ
モートを統括して管理するものとしてS Y S (S
ystem) リモート7Iが設けられている。
S Y S IJモート71はUlの画面遷移をコント
ロールするためのプログラム等のために膨大なメモリ容
壷を必要とするので、16ビツトマイクロコンピユータ
を搭載した8086を使用している。なお、8086の
他に例えば68000等を使用することもできるもので
ある。
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜傷
を形成するために使用するビデオ信号をIPSリモート
74から受は取り、IOTに送出するためのラスター出
カスキャン(Raster 0utput 5can:
 RO3)インターフェースであるVCB(Video
 Control Board ) リモート76、転
写装置(タードル)のサーボのためのRCB!Iモート
77、更にはl0TSADF、ソータ、アクセサリ−の
ためのI10ポートとしてのI OB Uモート78、
およびアクセサリ−リモート79を分散させ、それらを
統括して管理するためにMCB(Master Con
trol Board)  リモート75が設けられて
いる。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187゜5 kbp
sのLNET高速通信網、太い破線は9600bpsの
マスター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し
、細い実線はコントロール信号の伝送路であるホットラ
インを示す。また、図中76、8kbpsとあるのは、
エデイツトパッドに描かれた図形情報、メモリカードか
ら人力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報を
U I Uモート70からIPS!Jモート74に通知
するための専用回線である。更に、図中CCC(Com
a+unicati。
n Control Chip)とあるのは、高速通信
回線LNETのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、Ul系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600b p sのマスター/スレーブ方式シリ
アル通信網を介して行われるデータの授受またはホット
ラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示してい
る。
LJIリモート70は、LLLJ I  (Low L
evel Ul)モジュール80と、エデイツトパッド
およびメモリカードについての処理を行うモジュール(
図示せず)から構成されている。LLUIモジュール8
01;!通常c RTコントローラとして知られている
ものと同様であって、カラーCRTに画面を表示するた
めのソフトウェアモジュールであり、その時々でどのよ
うな絵の画面を表示するかは、5YSUIモジユール8
1またはMCBUIモジコール86により制御される。
これによりU1’Jモートを他の機種または装置と共通
化することができることは明かである。なぜなら、どの
ような画面構成とするか、画面遷移をどうするかは機種
によって異なるが、CRTコントローラはCRTと一体
で使用されるものであるからである。
SYSリモート71は、5YSUIモジユール81と、
SYSTEMモジニール82、およびSYS、DIAG
モジュール83の3つのモジュールで構成されている。
5YSUIモジニール81は画面遷移をコントロールす
るソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF/F (Feature Function)
選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無いかど
うか等最終的にジョブをチエツクするジョブ確認のソフ
トウェア、および、他のモジュールとの間でF/F選択
、ジョブリカバリー、マシンステート等の種々の情報の
授受を行うための通信を制御するソフトウェアを含むモ
ジュールである。
SYS、DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マ−シミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマ−シミュレーションモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS、DIAGモジュ
ール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、SYSTEMモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、IITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステッピングモータの制御を行うIIT
モジュール84が、IPSリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行うIFSモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールはSYSTEMモ
ジュール82によって制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(Auditron)およびジャム等
のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソフ
トウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベルト
の制御、現像機の制御、ツユ−ずの制御等コピーを行う
際に必要な処理を行う10Tモジユール90、ADFを
制御するためのADFモジュール91、ソータを制御す
るための5ORTERモジユール92の各ソフトウェア
モジュールとそれらを管理するコピアエグゼクティブモ
ジュール87、および各種診断を行うダイアグエグゼク
ティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンターにア
クセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュール8
9を格納している。
また、PCB’Jモート77には転写装置の動作を制御
するタードルサーボモジュール93が格納されており、
当該タードルサーボモジュール93はゼログラフィーサ
イクルの転写工程を司るために、IOTモジュール90
の管理の下に置かれている。なお、図中、コピアエグゼ
クティブモジュール87とダイアグエグゼクティブモジ
ュール88が重複しているのは、SYSTEMモジュー
ル82とSYS、DIAGモジュール83が重複してい
る理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができる
1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピッチ処理をY、 M、 Cの3色につ
いて行えば3色カラーのコピーが、Y、 M、 C,K
の4色について行えば4色フルカラーのコピーが1枚出
来上がることになる。これがコピーレイヤであり、具体
的には、用紙に各色のトナーを転写した後、フユーザで
定着させて複写機本体から排紙する処理を行うレイヤで
ある。ここまでの処理の管理はMCB系のコピアエグゼ
クティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LE@REGと
いう2つの信号のやり取りが行われる。具体的にいえば
、IOTの制御の基準タイミングであるP R(PIT
CII RεSBT )信号はMCBより感材ベルトの
回転を2または3分割して連続的に発生される。つまり
、感材ベルトは、その有効利用とコピースピード向上の
ために、例えばコピー用紙がA3サイズの場合には2ピ
ツチ、A4サイズの場合には3ピツチというように、使
用されるコピー用紙のサイズに応じてピッチ分割される
ようになされているので、各ピッチ毎に発生されるPR
信号の周期は、例えば2ピツチの場合には3 secと
長くなり、3ピツチの場合には2SeCと短くなる。
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うV CB リモート等のIOT内の必要
な箇所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、IOT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ選択的にI P S 
IJモートに対して出力する。この信号がPR−TRU
E信号である。なお、ホットラインを介してMCBから
受信したPR信号に基づいてPR−TRUE信号を生成
するための情報は、LNETによりMCBから通知され
る。
これに対して、実際に感材ベルトにイメージを露光する
ことができない期間には、感材ベルトには1ピツチ分の
空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端がフ
コーザの人口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパ−バーで保持
したまま一定速度でもう一周回転させた後排出するよう
になされているため、感材ベルトには1ピツチ分のスキ
ップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシーケンスが終了するまでの間もPR−TRUE信号
は出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行
われておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光
することができないからである。
vCBリモートから出力さtしたPR−TRUE僧号は
、IPS!Iモートで受信されると共に、そのままII
Tリモートにも伝送されて、IITのスキャンスタート
のためのトリガー信号として使用される。
これによりIITリモート73およびIPSリモート7
4をrOTに同期させてピッチ処理を行わせることがで
きる。また、このときN’Sリモート74とVCBリモ
ート76の間では、感材ベルトに潜像を形成するために
使用されるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受
が行われ、■CBリモート76で受信されたビデオ信号
は並列信号から直列信号に変換された後、直接RO3へ
VI DEO変調信号としてレーず出力部40aに与え
られる。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
次に、第5図(b)〜(e)により、IITで読取られ
た画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポイントで用
紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミング
について説明する。
第5図(b)、(c)に示すように、SYSリモ−)7
1からスタートジョブのコマンドが入ると、l0T78
bではメインモータの駆動、高圧電源の立ち上げ等サイ
クルアップシーケンスに入る。l0T78bは、感材ベ
ルト上に用紙長に対応した潜像を形成させるために、P
R(ピッチリッセット)信号を出力する。例えば、感材
ベルトが1回転する毎に、A4では3ピツチ、A3では
2ピツチのPR信号を出力する。l0T78bのサイク
ルアップシーケンスが終了すると、その時点からPR信
号に同期してPR−TRUE信号が、イメージングが必
要なピッチのみに対応してIITコントローラ73aに
出力される。
また、[)T78bは、RO3(ラスターアウトプット
スキャン)の1ライン分の回転毎に出力されるl0T−
LS (ラインシンク)信号を、VCPU74a内のT
G(タイミングジェネレータ)に送り、ここでl0T−
LSに対してIPSの総パイプライン遅延分だけ見掛は
上の位相を進めたIPS−LSをIIT:lントローラ
73aに送る。
I IT:]ントローラ73aは、PR−TRUE慣号
が入ると、カウンタをイネーブルしてl0T−LS信号
をカウントし、所定のカウント数に達すると、イメージ
ングユニット37を駆動させるステッピングモータ21
30回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿
のスキャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後原
稿読取開始位置でLE@REGを出力しこれをl0T7
8bに送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジフサ21フ
0位[(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりスキ
ャン側に約10m+*)を−度検出して、その検出位置
を元に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止
位置(ホームポジション)も計算で求めることができる
。また、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異な
るため、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置
とホームポジションの計算時に補正を行うことにより、
正確な原稿読取開始位置を設定することができる。この
補正値は工場またはサービスマン等により変更すること
ができ、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施で
き、機械的調整は不要である。なお、レジンサ217の
位置を真のレジ位置よりスキャン側に約10mmずらし
ているのは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソ
フトを簡単にするためである。
また、FITコントローラ73aは、L E@REGと
同期してIMAGE−AREA信号を出力する。このI
MAGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等しい
ものであり、スキャン長はSYSTEMモジュール82
より[Tモジュール84へ伝達されるスタートコマンド
によって定義される。具体的には、原稿サイズを検知し
てコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さであり
、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャン長は
コピー用紙長と倍率(100%を1とする)との除数で
設定される。IMAGE−AREA信号は、VCPU7
4 aを経由しそこでIIT−PS(ベージシンク)と
名前を変えてIPS74に送られる。IIT−PSはイ
メージ処理を行う時間を示す信号である。
LE@REGが出力さレルト、l0T−LS信号に同期
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
VIDEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D変換
が行われIPS74に送られる。[’S74においては
、l0T−LSと同期して1ライン分のビデオデータを
l0T78bに送る。このときl0T−BYTE−CL
Kの反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビデオ
データと並列してIOTへ送り返しデータとクロックを
同様に遅らせることにより、同期を確実にとるようにし
ている。
10T78bにLE@REGが入力されると、同様にl
0T−LS信号に同期してビデオデータがRO5に送ら
れ、感材ベルト上に潜像が形成される。l0T78bは
、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にしてl
0T−CLKによりカウントを開始し、一方、転写装置
のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用紙の
先端がくるように制御される。ところで、第5図(d)
に示すように、感材ベルトの回転により出力されるPR
−TRUE信号とRO3の回転により出力されるl0T
−LS信号とはもともと同期していない。このため、P
R−TRUE信号が入り次の10T−LSからカウント
を開始し、カウントmでイメージングユニット37を動
かし、カウントnでLE@REGを出力するとき、L 
E@RE GはPR−TRUEに対してT1時間だけ遅
れることになる。この遅れは最大1947227分で、
4色フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累積してし
まい出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
そのために、先ず、第5図(c)に示すように、1回目
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2.3回目のLE@REGが入ると、カウンタ2.
3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置
までのカウント数pに達するとこれをクリアして、以下
4回目以降のLE@REGの入力に対して順番にカウン
タを使用して行く。そして、第5図(e)に示すように
、L E@RE Gが入ると、l0T−CLKの直前の
パルスからの時間T3を補正用クロックでカウントする
。感材ベルトに形成された潜像が転写位置に近ずき、l
0T−CLKが転写位置までのカウント数pをカウント
すると、同時に補正用クロックがカウントを開始し、上
記時間T3に相当するカウント数rを加えた点が、正確
な転写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミ
ング)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE
@REGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するよ
うに転写装置のサーボモータを制御している。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがパーオリジ
ナル(P[!R0RIGINAL)レイヤで行われる処
理である。更にその上には、ジョブのパラメータを変え
る処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具体
的には、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色を変
える、何倍機能を使用するか否か、ということである。
これらバーオリジナル処理とジョブプログラミング処理
1↓SYS系のSYSモジュール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUlモ
ジュール80から送られてきたジョブ内容をチエツク、
確定し、必要なデータを作成して、9600b p s
シリア9通信網によりIITモジュール84、IPSモ
ジュール85に通知し、またLNETによりMCB系に
ジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUl系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、Ul系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUl系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めて右き、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機に右けるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでU■を使用する01マスタ
ー権が、あるときはSYSリモート71にあり、またあ
るときはMCBリモート75にあることである。つまり
、上述したようにCPUを分散させたことによって、U
 I Uモート70のLLUIモジュール80は5YS
UIモジユール81ばかりでなくMCBUIモジュール
86によっても制御されるのであり、また、ピッチおよ
びコピー処理はMCB系のコピアエグゼクティブモジコ
ール87で管理されるのに対して、バーオリジナル処理
およびジョブプログラミング処理はSYSモジュール8
2で管理されるというように処理が分担されているから
、これに対応して各ステートにおいてSYSモジュール
82、コビアエグゼクティブモジュール87のどちらが
全体のコントロール権を有するか、また、UIlマスタ
ー権有するかが異なるのである。第6図においては縦線
で示されるステートはUlマスター権をMCB系のコピ
アエグゼクティブモジュール87が有することを示し、
黒く塗りつぶされたステートはUlマスター権をSYS
モジュール82が有することを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73およびIPS
リモート74に供給されるN’Sリセット信号およびI
ITIJセット信号がH(旧GH)となり、IPSリモ
ート74、IITリモート73はリセットが解除されて
動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCBリモート75が動作
を開始し、コントロール権およびUIlマスター権確立
すると共に、高速通信網LNETのテストを行う。また
、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCBリ
モート75からSYSリモート71に送られる。
MCBリモート75の動作開始後所定の時間TOが経過
すると、MCBリモート75からホットラインを通じて
SYSリモート71に供給されるシステムリセット信号
がHとなり、SYSリモート71のリセットが解除され
て動作が開始されるが、この際、S Y S IJモー
ト71の動作開始は、5YSIJモート71の内部の信
号である86NM1186リセツトという二つの信号に
より上記10時間の経過後更に200μsec遅延され
る。この200μsecという時間は、クラッシュ、即
ち電源の瞬断、ソフトウェアの暴走、ソフトウェアのバ
グ等による一過性のトラブルが生じてマシンが停止、あ
るいは暴走したときに、マシンがどのステートにあるか
を不揮発性メモリに格納するために設けられているもの
である。
S Y S Uモート71が動作を開始すると、約3゜
8secの間コアテスト、即ちROM、RAMのチエツ
ク、ハードウェアのチエツク等を行う。このとき不所望
のデータ等が人力されると暴走する可能性があるので、
S Y S IJモート71は自らの監督下で、コアテ
ストの開始と共にIPSリセット信号およびIITリセ
ット信号をL (Low )とし、IPSリモート74
およびIITリモート73をリセットして動作を停止さ
せる。
S Y S IJモモ−71は、コアテストが終了する
と、1(]−3100msecの間CCCセルフテスト
を行うと共に、■PSリセット信号およびIITリセッ
ト信号をHとし、IPSリモート74およびIIT I
Jモート73の動作を再開させ、それぞれコアテストを
行わせる。CCCセルフテストは、LNETに所定のデ
ータを送出して自ら受信し、受信したデータが送信され
たデータと同じであることを確認することで行う。なお
、CCCセルフテストを行うについては、セルフテスト
の時間が重ならないように各CCCに対して時間が割り
当てられている。
つまり、LNETにおいては、SYSリモート71、M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというコンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、S Y S Uモート71が
CCCセルフテストを開始するときには、MCBリモー
ト75のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、SYSリモート71
は、IPSリモート74およびIITリモート73のコ
アテストが終了するまで待機し、T1の期間にSYST
EMノードの通信テストを行う。この通信テストは、9
600b p sのシリアル通信網のテストであり、所
定のシーケンスで所定のデータの送受信が行われる。当
該通信テストが終了すると、T2の期間にS Y S 
IJモート71とMCBIJモート75の間でLNET
の通信テストを行う。即ち、MCBIJモート75はS
 Y S IJモート71に対してセルフテストの結果
を要求し、SYSリモート71は当該要求に応じてこれ
まで行ってきたテストの結果をセルフテストリザルトと
してMCBリモート75に発行する。
MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受は取
るとトークンパスをSYSリモート71に発行する。ト
ークンパスはUIマスター権をやり取りする札であり、
トークンパスがSYSリモート71に渡されることで、
UIマスター権はMCBリモート75からSYSリモー
ト71に移ることになる。ここまでがパワーオンシーケ
ンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、UI
リモート70は「しばら(お待ち下さいj等の表示を行
うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種のテ
ストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、IIコントロール権を発動してU 
I IJモート70を制御し、異常が生じている旨の表
示を行う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアツプするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とU■マスター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、rlNITI^LIZB SUBSYST
BMJコマンドをMCBリモート75に発行してMCB
系をもイニシャライズする。その結果はサブシステムス
テータス情報としてMCBリモート75から送られてく
る。これにより例えばIOTではフコーザを加熱したり
、トレイのエレベータが所定の位置に配置されたりして
コピーを行う準備が整えられる。ここまでがイニシャラ
イズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUlマスター権に基づいてU1画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る。
このときMCB 17モート75はIOTをモニターし
ている。また、スタンバイステートでは、異常がないか
どうかをチエツクするためにMCBリモート75は、5
00m5ec毎にバックグランドポールをSYSリモー
ト71に発行し、SYSリモート71はこれに対してセ
ルフテストリザルトを200m5ec以内にMCBIJ
モート75に返すという処理を行う。このときセルフテ
ストリザルトが返ってこない、あるいはセルフテストリ
ザルトの内容に異常があるときには、MCBリモート7
5はUlリモート70に対して異常が発生した旨を知ら
せ、その旨の表示を行わせる。
スタンバイステートに右いてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入り、MCBIJモー
ト75はオーデイトロンコントロールを行うと共に、U
Iリモート70を制御してオーデイトロンのための表示
を行わせる。スタンバイステートにおいてF/Fが設定
され、スタートキーが押されるとプログレスステートに
入る。プログレスステートは、セットアツプ、サイクル
アップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイクルダウ
ン、サイクルダウンシャットダウンという6ステートに
細分化されるが、これらのステートを、第8図を参照し
て説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
 I T IJモート73およびfPslJモート74
に送り、またLNETを介してジョブの内容をスタート
ジョブというコマンドと共にMCBリモート75内のコ
ピアエグゼクティブモジュール87に発行する。このこ
とでマシンはセットアツプに入り、各リモートでは指定
されたジョブを行うための前準備を行う。例えば、IO
Tモジュール90ではメインモータの駆動、感材ベルト
のパラメータの合わせ込み等が行われる。 スタートジ
ョブに対する応答であるACK (^cknowled
ge )がMCBリモート75から送り返されたことを
mmすると、SYSリモート71は、IITリモート7
3にプリスキャンを行わせる。ブリスキャンには、原稿
サイズを検出するためのプリスキャン、原稿の指定され
た位置の色を検出するためのブリスキャン、塗り絵を行
う場合の閉ループ検出のためのブリスキャン、マーカ編
集の場合のマーカ読み取りのためのプリスキャンの4種
類があり、選択されたF/Fに応じて最高3回までブリ
スキャンを行う。このときUlには例えば「しばらくお
待ち下さい」等の表示が行われる。
プリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドが、コピアエグゼクティブモジュール87に発行され
、ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBIJモート75はIOT、転
写装置の動作を開始し、SYS!Iモー)71はI P
 S 1モート74を初期化する。このときUlは、現
在プログレスステートにあること、および選択されたジ
ョブの内容の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCBIJモート75のIOTモジ
ュール90から1個目のPROが出されるとIITは1
回目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い、
これで1ピツチの処理が終了する。次に再びPROが出
されると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理が終
了する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
IOTはフユーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
IJモート75が管理するが、その上のレイヤであるパ
ーオリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理は5Y
SIJモート71が行う。従って、現在何枚目のコピー
を行っているかをSYSリモート71が認識できるよう
に、各コピーの1個目のPROが出されるとき、MCB
リモート75はSYSリモート71に対してメイドカウ
ント信号を発行するようになされている。また、最後の
PROが出されるときには、MCBIJモート75はS
YSリモート71に対してrRDY  FORNXT 
 JOBJというコマンドを発行して次のジョブを要求
する。このときスタートジョブを発行するとジョブを続
行できるが、ユーザが次のジョブを設定しなければジョ
ブは終了であるから、SYSリモート71はrEND 
 JOBJというコマンドをMCBリモート75に発行
する。
MCBリモート75は「END  JOBJコマンドを
受慣してジョブが終了したことを確認すると、マシンは
ノーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウ
ンでは、MCBリモート75はIOTの動作を停止させ
る。
サイクルダウンの途中、MCBリモート75は、コピー
された用紙が全て排紙されたことがFIiKHされると
その旨をrDEL rVERED  JOBJコマンド
でSYSリモート71に知らせ、また、ノーマルサイク
ルダウンが完了してマシンが停止すると、その旨をr 
IOT  5TAND  BYJコマンドでSYSリモ
ート71に知らせる。これによりプロダレスステートは
終了し、スタンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート71右よびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
以上のようにプロダレスステートにおいては、MCBI
Jモート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、
SYSリモート71はパーオリジナル処理およびジョブ
プログラミング処理を管理しているので、処理のコント
ロール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有してい
る。これに対してUIマスター権はS Y S IJモ
ート71が有している。なぜなら、Ulにはコピーの設
定枚数、選択された編集処理などを表示する必要があり
、これらはパーオリジナル処理もしくはジョブプログラ
ミング処理に属し、SYS !Jモート71の管理下に
置かれるからである。
プロダレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーしなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/F l
;! S Y Sモジュール82が管理するので、F/
Fの再設定でリカバリーできるフォールトに関してはS
YSモジュール82がリカバリーを担当し、それ以外の
りカバリ−に関してはコピアエグゼクティブモジュール
87が担当する。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、IIT、IPS。
F/PはS Y S IJモート71が管理しているの
でSYSリモート71が検出し、IOT、ADF。
ソータはMCBリモート75が管理しているのでMCB
IJモート75が検出する。従って、本複写機において
は次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがすカバリー
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少なく
なった場合、トレイがセットされていない場合、用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを行うようになされてい
る。
■MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さいJ等のメツセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権力よびLllマスター権は、フォールト
の生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノ
ードが有する場合と、MCBノードが有する場合がある
のである。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、U■マスター権はSYSノ
ードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのだめのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するパーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プロダレスステートでTOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステート
において、所定のキー操作を行うことによってダイアグ
ノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ステート
に入ることができる。
ダイアグステートは、部品の人力チエツク、出力チエツ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
 (不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のため
のステートであり、その概念を第9図に示す。図から明
らかなように、ダイアグとしてTECHREPモード、
カスタマ−シミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
TECHREPモードは人力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミュレーションモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のへのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに機能
するかどうか等を5f1認する必要がある。これを行う
のがカスタマ−シミュレーションモードであす、ピリン
グを行わない点、Ulにはダイアグである旨の表示がな
される点でカスタマ−モードと異なっている。これがカ
スタマ−モードをダイアグで使用するカスタマ−シミュ
レーションモードの意味である。なお、TECHREP
モードからカスタマ−シミュレーションモードへの移行
(図のCのルート)  その逆のカスタマ−シミュレー
ションモードからTECHREPモードへの移行(図の
Dのルート)はそれぞれ所定の操作により行うことがで
きる。また、TECHREPモードはダイアグエグゼク
ティブモジュール88(第4図)が行うのでコントロー
ル権、Urマスター権は共にMCBノードが有している
が、カスタマ−シミュレーションモードはSYS、DI
AGモジュール83 (第4図)の制御の基で通常のコ
ピー動作を行うので、コントロール権、UTマスター権
は共にSYSノードが有する。
(II)具体的な各部の構成 (n−1) システム 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YSU Iモジュ
ール81とSYSTEMモジュール82が搭載され、5
YSUI81とSYSTEMモジコール82間はモジュ
ール間インタフェースによりデータの授受が行われ、ま
たSYSTEMモジュール82とI IT73、IPS
74との間はシリアル通信インターフェースで接続され
、MCB75、RO376、RΔIB79との間はLN
ET高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する、 第11図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、IIT、IPS、IOT等の各モ
ジュールは部品のように考え、これらをコントロールす
るシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えてい
る。そして、分散CPU方式を採用し、システム側では
パーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理を
担当し、こねに対応してイニシャライズステート1.ス
タンバイステート、セットアツプステート、サイクルス
テートを管理するコントロール権、およびこれらのステ
ートで01を使用するUIマスター権を有しているので
、それに対応するモジュールでシステムを構成している
システムメイン100は、5YSUIやMCB等からの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてふ
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーサイクルの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSUIから指示されたF
EATURE (使用者の要求を達成するためのM/C
に対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し、
作成したジョブモードに従ってセットアツプシーケンス
を決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
12図ら)示すように、ジョブモードは削除と移動、抽
出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体となる
。また、第12図(C)に示すようにADF原稿3枚の
場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿11原稿
2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそれ
らの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り桧モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モー・ドの時はサンプルスキ
ャンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサ
イクルに必要なコピーモードをI IT、I PS、M
CBに対して配付し、セットアツプシーケンス終了時M
CBを起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール102はM/
Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、J OBの終了を判断してIITの立ち上げ要
求、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行
う。
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106 ハIIT、
[PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMC
Bに対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT、IPS
からのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またM
CBからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカ
バリ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコ
マンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュール107はI
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIAGコントロールモジュール108は、DIAGモ
ードにおいて、人力チエツクモード、出力チエツクモー
ド中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内モジュール間データフローを示す図であ
る。図のA−Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜■はモジュール間データを示している。
5ysutリモートとイニシャライズコントロール部1
01との間では、5YSU IからはCRTの制御権を
SYSTEM  N0DEに渡すTOKENコマンドが
送られ、一方イニシャライズコントロール1l101か
らはコンフィグコマンドが送られる。
S Y S U I IJモートとスタンバイコントロ
ール部102との間では、5ysurからはモードチェ
ンジコマンド、スタートコピーコマンド、ジョブキャン
セルコマンド、色登録リクエストコマンド、トレイコマ
ンドが送られ、一方スタンバイコントロール部102か
らはM/Cステータスコマンド、トレイステータスコマ
ンド、トナーステータスコマンド、回収ボトルステータ
スコマンド、色登録ANSコマンド、TOKENコマン
ドが送られる。
5YSUIリモートとセットアツプコントロール部10
3との間では、セットアツプコントロール部103から
はM/Cステータスコマンド(プログレス)、へPMS
ステータスコマンドが送られ、一方5YSU Iリモー
トからはストップリクエストコマンド、インターラブド
コマンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IPSIJモートからはイニシャライズエ
ンドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール!
!’l5IOIからはNVMパラメータコマンドが送ら
れる。
IITリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IITIJモートからはIITレディコマ
ンド、イニシャライズコントロール部101からはNV
Mパラメータコマンド、lNlTl八LIZへコマンド
が送られる。
IPsリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライスフリーハン
ドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマンドが送られ、スタンバイコ
ントロール9102からはカラー検出ポイントコマンド
、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リムー
ヴエリアコマンドが送られる。
IPsリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアツプコン
トロール部103スキャン情報コマンド、基本コピーモ
ードコマンド、エデイツトモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
IITリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IITリモートからプレスキャンが終了したこ
とを知らせるIITレディコマンドが送られ、スタンバ
イコントロール部102からサンプルスキャンスタート
コマンド、イニシャライズコマンドが送られる。
11Tリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IITリモートからはI[Tレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアツ
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBIJモートとスタンバイコントロール部102と
の間では、スタンバイコントロール部102からイニシ
ャライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクショ
ンコマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステ
ムステータスコマンドが送られる。
MCBIJモートとセットアツプコントロール部103
との間では、セットアツプコントロール部103からス
タートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストッ
プジョブコマンド、デクレアシステムフォールトコマン
ドが送られ、MCBリモートからIOTスタンバイコマ
ンド、デクレアMCB7オールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBリモートとフォールトコントロール部106との
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャットダウン
完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレアM
CBフォールトコマンド、システムシャットダウンコマ
ンドが送られる。
11TIJモートとコミニュケーションコントロール部
107との間では、I I T Uモートからスキャン
レディ信号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモートNo、及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う。一方、各モジュール(l Q 1〜107)か
らシステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール8B101は、イニシャラ
イズ処理が終了すると7オルトコントロール9106、
スタンバイコントロール部102に対し、それぞれシス
テムステート (スタンバイ)を通知する。
コミニュケーションコントロールaS107は、イニシ
ャライズコントロールRI O1、スタンバイコントロ
ール部102、セットアツプコントロール部103、コ
ピーサイクルコントロール[104、フォルトコントロ
ールff1s106に対し、それぞれ通信可否情報を通
知する。
スタンバイコントロールIalS102ハ、ス9−)キ
ーが押されるとセットアツプコントロールat03に対
してシステムステート (プログレス)を通知する。
セットアツプコントロール9103は、セットアツプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(II−2)イメージ入力ターミナル(IIT)(A>
原稿走査機構 第14図は、原稿走査機構の斜視図を示し、イメージン
グユニット37は、2本のスライドシャフト202.2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04.205に固定されている。このワイヤ204.2
05はドライブプーリ206,207とテンションプー
リ208.209に巻回され、テンションプーリ208
.209には、図示矢印方向にテンションがかけられて
いる。前記ドライブプーリ206.207が取付けられ
るドライブ軸210には、減速プーリ211が取付られ
、タイミングベルト212を介してステッピングモータ
213の出力軸214に接続されている。なお、リミッ
トスイッチ215.216はイメージングユニット37
が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、レ
ジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセンサ
である。
1枚のカラーコピーを得るために、IITは、4回のス
キャンを繰り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、イメージングユニット
37の停止位置の変動ヲ抑え、ホームポジションからレ
ジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャ
ン速度の変動を抑えることが重要である。そのためにス
テッピングモータ213を採用している。しかしながら
、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比較
して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に種々
の対策を採っている。
(B)ステッピングモータの制御方式 ステッピングモータ213は、モータ巻線を5角形に結
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタにより
、電源のプラス側またはマイナス側に接続するようにし
、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆動
を行うようにしている。また、モータに流れる電流値を
フィードバックし、電流値を滑らかに切換えることによ
り、振動および騒音の発生を防止している。
第15図(a)はステッピングモータ213により駆動
されるイメージングユニット37のスキャンサイクルを
示している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフ
ォワードスキャン、パックスキャンさせる場合に、イメ
ージングユニット37の速度すなわちステッピングモー
タに加えられる周波数と時間の関係を示している。加速
時には同図ら)に示すように、例えば259Hzを逓倍
してゆき、最大11〜12KHz程度にまで増加させる
このようにパルス列に規則性を持たせることによりパル
ス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示すように
、259pps/3.9msで階段状に規則的な加速を
行い台形プロファイルを作るようにしている。また、フ
ォワードスキャンとバックスキャンの間には休止時間を
設け、IITメカ系の振動が減少するの待ち、またIO
Tにおける画像出力と同期させるようにしている。本実
施例においては加速度を0.7Gにし従来のものと比較
して大にすることによりスキャンサイクル時間を短縮さ
せている。
前述したようにカラー原稿を読み取る場合には、4回ス
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(C)〜(e)は色ずれの原
因を説明するための図で、同図(C)はイメージングユ
ニットがスキャンを行って元の位置に停止する位置が異
なることを示しており、次にスタートするときにレジ位
置までの時間がずれて色ずれが発生する。また、同図(
d)に示すように、4スキヤン内でのステッピングモー
タの過度振動(定常速度に至るまでの速度変動)により
、レジ位置に到達するまでの時間がずれて色ずれが発生
する。また、同図(e)はレジ位置通過後テールエツジ
までの定速走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャ
ンの速度変動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度
変動のバラツキよりも大きいことを示している。従って
、例えば1回目のスキャン時には、色ずれの目立たない
Yを現像させるようにしている。
上記した色ずれの原因は、タイミングベルト212、ワ
イヤ204.205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202.203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
(C)IITのコントロール方式 +1TIJモートは、各種コピー動作のためのシーケン
ス制御、サービスサポート機能、自己診断機能、フェイ
ルセイフ機能を有している。IITのシーケンス制御は
、通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズに
分けられる。IIT制御のための各種コマンド、パラメ
ータは、SYSリモート71よりシリアル通信で送られ
てくる。
第16図(a)は通常スキャンのタイミングチャートを
示している。スキャン長データは、用紙長と倍率により
O〜432II1m (1mステップ)が設定され、ス
キャン速度は倍率(50%〜400%)により設定され
、プリスキャン長く停止位置からレジ位置までの距n)
データも、倍−$(50%〜400%)により設定され
る。スキャンコマンドを受けると、FL−ON信号によ
り蛍光灯を点灯させると共に、5CN−RDY信号によ
りモータドライバをオンさせ、所定のタイミング後シェ
ーディング補正パルスWHT−REFを発生させてスキ
ャンを開始する。レジセンサを通過すると、イメージエ
リア信号IMG−AREAが所定のスキャン長方ローレ
ベルとなり、これと同期して■IT−PS慣号がIPS
に出力される。
第16図(b)はサンプルスキャンのタイミングチャー
トを示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、
移動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータにより
、目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動作
を複数回繰り返した後、停止する。
第16iffl(C)はイニシャライズのタイミングチ
ャートを示している。電源オン時にSYSリモートより
コマンドを受け、レジセンサの確l忍、レジセンサによ
るイメージングユニット動作の確認、レジセンサによる
イメージングユニットのホーム位置の補正を行う。
(D)イメージングユニット 第17図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、30W昼光
色螢光灯222および反射鏡223により原稿面を露光
する。そして、原稿220からの反射光をセルフォック
レンズ224、シアンフィルタ225を通過させること
により、CCDラインセンサ226の受光面に王立等倍
像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列のフ
ァイバーレンズからなる複眼レンズであり、明るく解像
度が高いために、光源の電力を低く抑えることができ、
またコンパクトになるという利点を有する。また、イメ
ージングユニット37には、CCDラインセンサドライ
ブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を含む
回路基板227が搭載される。なお、228はランプヒ
ータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、23
0は制御信号用フレキシブルケーブルを示している。
第18図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセン
サ226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置し
ている。これは−本のCCDラインセンサにより、多数
の受光素子を欠落なくかつ感度を均一に形成することが
困難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライ
ン上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで
画素を構成することが困難で、読取不能領域が発生する
からである。
このCCDラインセンサ226のセンサ部は、同図(5
)に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の
表面にR,GSBの3色フィルタをこの順に繰り返して
配列し、隣りあった3ビツトで読取時の1画素を構成し
ている。各色の読取画素密度を16ドツト/關、lチッ
プ当たりの画素数を2928とすると、1チツプの長さ
が2928/ (i 6X3)=61+mとなり、5チ
ップ全体で61x5=305關の長さとなる。従って、
これによりA3版の読取りが可能な等倍系のCCDライ
ンセンサが得られる。また、R%G、Hの各画素を45
度傾けて配置し、千アレを低減している。
このように、複数のCCDラインセンサ226a〜22
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDラインセ
ンサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわち
、C,CDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走
査方向YにCCDラインセンサを移動して原稿を読み取
ると、原稿を先行して走査する第1列のCCDラインセ
ンサ226b、226dからの信号と、それに続く第2
列のCCDラインセンサ226a、226c、226e
からの信号との間には、隣接するCCDラインセンサ間
の位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
そこで、複数のCCDラインセンサで分割して読み取っ
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ226b、226aからの信号を記憶せしめ、そ
れに続く第2列のCCDラインセンサ226a、226
c、226eからの信号出力に同期して読みだすことが
必要となる。この場合、例えば、ずれ量が250μmで
、解像度が16ドツト/ffl11であるとすると、4
ライン分の遅延が必要となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向はIPSでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置におけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドツト/則の解像度であれば、 の如き関係となる。従って縮拡率の増加につれて解像度
が上がることになり、よって、前記の千鳥配列の差25
0μmを補正するための必要ラインメモリ数も増大する
ことになる。
(E)ビデオ信号処理回路 次に第19図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をR%G、B毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のCCDラ
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チヤ
ンネルで、R,GSBに色分解されて読み取られ、それ
ぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、ユ
ニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の回
路へ伝送される(第20図23ta)。次いでサンプル
ホールド回路SH232において、サンプルホールドパ
ルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う(
第20図232a)。ところがCCDラインセンサの光
電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために、同
一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをそのま
ま出力すると画像データにスジやムラが生じる。そのた
めに各種の補正処理が必要となる。
ゲイン調整回路AGC(AIITOMATICGAIN
 C0NTR0L)233では、センサ出力信号の増幅
率の調整を行う。これは、白レベル調整と言われるもの
で、各センサの出力を増幅して後述するAOC234を
経てA/D変換器235に入力する回路において、Δ/
D変換の誤差を少なくするために設けられている。その
ために、各センサで白のレファランスデータを読取り、
これをデジタル化してシェーディングRAM240に格
納し、この1ライン分のデータをS Y S Uモート
71 (第3図)において所定の基準値と比較判断し、
所定のゲインとなるデジタル値をD/A変換してAGC
233に出力し、ゲインを256段階に調節可能にする
オフセット調整回路AOC(AIITOMATIC0P
SETCONTROL >  234は、黒レベル調整
と言われるもので、各センサの暗時出力電圧を調整する
。そのために、蛍光灯を消灯させて暗時出力を各センサ
により読取り、このデータをデジタル化してシェーディ
ングRAM240に格納し、この1ライン分のデータを
5YSIJモー)71(第3図)において所定の基準値
と比較判断し、オフセット値をD/A変換してAOC2
34に出力し、オフセット電圧を256段階に調節して
いる。このAOCの出力は、第20図234aに示すよ
うに最終的に読み取る原稿濃度に対して出力濃度が規定
値になるように調整している。
このようにしてA/D変換器235でデジタル値に変換
され(第20図235 a)だデータは、GBRGBR
・・・・・・・・・と連なる8ビツトデータ列の形で出
力される。遅延量設定回路236は、複数ライン分が格
納されるメモリで、FIFO構成をとり、原稿を先行し
て走査する第1列のCCDラインセンサ226b、22
6dからの信号を記憶せしめ、それに続く第2列のCC
Dラインセンサ226a、226c、226eからの信
号出力に同期して出力している。
分離合成回路237は、各CCDラインセンサ毎にR,
G、Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を各C
CDラインセンサのR,G、B毎にシリアルに合成して
出力するものである。変換器238は、ROMから構成
され、対数変換テーブルLOT“1”が格納されており
、デジタル値をROMのアドレス信号として入力すると
、対数変換テーブルLUT“1”でR,G、Bの反射率
の情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
シェーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部において光量が低下したり
、CCDラインセンサの各ビット間に感度のバラツキが
あったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、こ
れらに起因して現れるものである。
そのために、シェーディング補正開始時に、CCDライ
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を人力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データfog(R1)をラインメモリ240に記憶さ
せてあく。次に原稿を走査して読取った画像データj!
og(DI)から前記基準濃度データj!og(R+)
を減算すれば、 Rag (I)+ )  j!og (R+ ) =j
!og (Dt /Rt )となり、シェーディング補
正された各画素のデー夕の対数値が得られる。このよう
にログ変換した後にシェーディング補正を行うことによ
り、従来のように複雑かつ大規模な回路でハードロジッ
ク除算器を組む必要もなく、汎用の全加算器ICを用い
ることにより演算処理を簡単に行うことができる。
(II−3)イメージ出力ターミナル(IOT)(A)
a略構成 第21図はイメージ出力ターミナルの概略構成を示す図
である。
本装置は感光体として有機感材ベル)(Ph。
to  Recepterベルト)を使用し、4色フル
カラー用にブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(
C)、イエロー(Y)からなる現像機404、用紙を転
写部に搬送する転写装置(T o wRoll  Tr
ansfer  Loop)406、転写装置404か
ら定着装置408へ用紙を搬送する真空身過装置(Va
cuum  Transrer)407、用紙トレイ4
10.412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベル
ト、現像機、転写装置の3つのユニットはフロント側へ
弓き出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜像が形成される。
感材上に形成されたイメージは、現像機404で現像さ
れてトナー像が形成される。現像機404はに、M、C
1Yからなり、図示するような位置関係で配置される。
これは、例えば暗減衰と各トナーの特性との関係、ブラ
ックトナーへの他のトナーの混色による影響の違いとい
ったようなことを考慮して配置している。但し、フルカ
ラーコピーの場合の駆動順序は、Y−C−M−にである
一方、2段のエレベータトレイからなる410、他の2
段のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写部W1406に供給される。転写装置40
6は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベル
トで結合された2つのロールと、後述するようなグリッ
パ−バーからなり、グリッパ−バーで用紙をくわえ込ん
で用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。
4色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、
YlC,Mlにの像がこの順序で転写される。転写後の
用紙はグリッパ−バーから解放されて転写装置から真空
搬送装置407に渡され、定着装置408で定着されて
排出される。
真空搬送装置407は、転写装置406と定着装置40
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)は190 ll
1rs/ secで設定されており、7JL。
カラーコピー等の場合には定着速度は90mta/se
Cであるので、転写速度と定着速度とは異なる。
定着度を確保するために、プロセススピードを落として
おり、一方1.5kVA達成のため、パワーを7ユーザ
にさくことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に載った瞬間に真空搬送装置の速度を190mm1s
ecから90mm/secに落として定着速度と同じに
している。しかし、本装置では転写装置と定着装置間を
なるべく短くして装置をコンパクト化するようにしてい
るので、A3用紙の場合は転写ポイントと定着装置間に
納まらず、真空搬送装置の速度を落としてしまうと、A
3の後端は転写中であるので用紙にブレーキがかかり色
ズレを生じてしまうことになる。そこで、定着装置と真
空搬送装置との間にバッフル板409を設け、A3用紙
の場合にはバッフル板を下側に倒して用紙にループを描
かせて搬送路を長くし、真空搬送装置は転写速度と同一
速度として転写が終わってから用紙先端が定着装置に到
達するようにして速度差を吸収するようにしている。ま
た、OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用紙の場合と
同様にしている。
なお、本装置ではフルカラーだけでなく黒でも生産性を
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるので
、定着速度は190mm/secのまま行い、真空搬送
装置でのスピードダウンは行わない。これは思量外にも
シングルカラーのようにトナー層が1層の場合は定着速
度は落とさずにすむので同様にしている。そして、転写
が終了するとクリーナ405で感材上に残っているトナ
ーが掻き落とされる。
(B)転写装置の構成 転写装置406は第22図(a)に示すような構成とな
っている。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また、スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようすることを
特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーバスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲ−)425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲートに到達したことはプリ
レジゲートセンサ424で検出するようにしている。転
写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミングベル
トを介してローラ433を駆動することによって行い、
反時計方向に回転駆動している。ローラ434は特に駆
動はしておらず、ローラ間には2本のタイミング用のチ
ェーン、またはベルトが掛けられ、チェーン間(搬送方
向に直角方向)には、常時は弾性で閉じており、転写装
置入り口でソレノイドにより口を開くグリッパ−バー4
30が設けられており、転写装置人口で用紙をくわえて
弓っ張り回すことにより搬送する。従来は、マイラーシ
ート、またはメツシュをアルミないしスチール性の支持
体に貼って用紙を支持していたため、熱膨張率の違いに
より凹凸が生じて転写に対して平面性が悪(なり、転写
効率が部分的に異なって色ムラが生じていたのに対し、
このグリッパ−バーの使用により、用紙の支持体を特に
設ける必要がなく、色ムラの発生を防止することができ
る。
転写装置には搬送する用紙の支持体は設けておらず、ロ
ーラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出されることにな
るので、これを防止するために2つのローラを真空引き
して用紙をローラの方へ弓きつけ、ローラを過ぎるとひ
らひらしながら搬送される。用紙は転写ポイントにおい
て、ブタツクコロトロン、トランスフアコつトロンが配
置すした感材の方へ静電的な力により吸着され転写が行
われる。転写終了後、転写装置出口においてグリッパホ
ームセンサ436で位置検出し、適当なタイミングでソ
レノイドによりグリッパバーの口を開いて用紙を離し、
真空搬送装置413へ渡すことになる。
従って、転写装置において、−枚の用紙はフルカラーの
場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転搬送さ
れて転写が行われることになる。
サーボモータ432のタイミング制御を第22図(b)
により説明する。転写装置においては、転写中はサーボ
モータ432を一定速度でコントロール化、転写が終了
すれば用紙に転写されたリードエツジが、次の潜像の転
写ポイントと同期するように制御すればよい。一方、感
材ベル)41の長さは、A4で3枚、A3で2枚の潜像
が形成される長さであり、また、ベルト435の長さは
A3用紙の長さより少し長く (略4/3倍)設定され
ている。
従って、A4用紙のカラーコピーを行う場合には、1色
目の潜像I、を転写するときにはサーボモー9432を
一定速度でコントロールし、転写が終了すると用紙に転
写されたリードエツジが、2色目の潜像■、の先端と同
期するように、サーボモータを急加速して制御する。ま
た、A3用紙の場合には、1色目の潜像1.の転写が終
了すると用紙に転写されたり一ドエッジが、2色目の潜
像■2の先端と同期するように、サーボモータを減速し
て待機するように制御する。
(n−4)ユーザインターフェース(U/ I )(A
)カラーデイスプレィの採用 第23図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付は状態および外観を示す図、第24図は
ユーザインターフェースの取り付は角や高さを説明する
だめの図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象材は得るものでなければならない。その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレフ)41作が可能であること
、色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレー
タに情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中す
ることを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々な機能を備え、信頼性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば尚更のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本発明のユーザインターフェースは、このような操作性
の向上を図るため、第23図に示すように12インチの
カラーデイスプレィ501のモニタートソの横にハード
コントロールパネル502を備えている。そして、カラ
ー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニュ
ーを提供すると共に、カラーデイスプレィ501に赤外
線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボタ
ンで直接アクセスできるようにしている。また、ハード
コントロールパネル502のハードボタンとカラーデイ
スプレィ501の画面に表示したソフトボタンに操作内
容を効率的に配分することにより操作の簡素化、メニコ
ー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーデイスプレィ501とハードコントロールパネル
502との裏側には、同図ら)、(C)に示すようにモ
ニター制御/電源基板504やビデオエンジン基板50
5、CRTのドライバー基板506等が搭載され、ハー
ドコントロールパネル502は、同図(C)に示すよう
にカラーデイスプレィ501の面よりさらに中央の方へ
向くような角度を有している。
また、カラーデイスプレィ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体) 507上に直接でなく、ベースマシン507
に支持アーム508を立ててその上に取り付けている。
従来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、
スタンドタイプのカラーデイスプレィ501を採用する
と、第23図(a)に示すようにベースマシン507の
上方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カ
ラーデイスプレィ501を第24図(a)に示すように
ベースマシン507の右奥隅に配置することによって、
コンソールパネルを考慮することな(複写機のサイズを
設計することができ、装置のコンパクト化を図ることが
できる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように設
計され、この高さが装置としての高さを規制している。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選択
や実行条件設定のための摸作邪および表示部が配置され
ることになる。その点、本発明のユーザインターフェー
スでは、第24図(b)に示すようにプラテンより高い
位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくなる
と共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方で
、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しかも、
デイスプレィの取り付は高さを目の高さに近づけること
によって、その下側をユーザインターフェースの制御基
板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプション
キットの取り付はスペースとしても有効に活用できる。
したがって、メモリカード装置を取り付けるための構造
的な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメモ
リカード装置を付加装備でき、同時にデイスプレィの取
り付は位置、高さを見やすいものとすることができる。
また、ディ7プレイは、所定の角度で固定してもよいが
、角度を変えることができるような構造を採用してもよ
いことは勿論である。
(B)システム構成 第25図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第26図はユーザインターフェースのハードウ
ェア構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースのモジュール構成は、
第25図に示すようにカラーデイスプレィ501の表示
画面をコントロールするビデオデイスプレィモジュール
5 i Lおよびエデイツトパッド513、メモリカー
ド514の情報を人出処理するエデイツトパッドインタ
ーフェースモジュール512で構成し、これらをコント
ロールするシステムUI517.519やサブシステム
515、タッチスクリーン503、コントロールパネル
502がビデオデイスプレィモジコール511に接続さ
れる。
エデイツトパッドインターフェースモジュール512は
、エデイツトパッド513からX、Y座標を、また、メ
モリカード514からジョブやX。
Y座標を入力すると共に、ビデオデイスプレィモジュー
ル511にビデオマツプ表示情報を送り、ビデオデイス
プレィモジコール511との間でUIコントロール信号
を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エデイツトパッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対し
、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量の
データが必要である。このデータの編集はIPSで行わ
れるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこで、
このようなX、 Y座標のデータは、一般のデータ転送
ラインとは別に、IIT/IPS516への専用の転送
ラインを使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の人カポインド(タッチスクリーンの
座標位置)を人力してボタンIDを認識し、コントロー
ルパネル502のボタンIDを人力する。そして、シス
テムUI517.519にボタンIDを送り、システム
UI517.519から表示要求を受は取る。また、サ
ブシステム(ESS)515は、例えばワークステーシ
ョンやホストCPUに接続され、本装置をレー勺′−プ
リンタとして使用する場合のプリンタコントローラであ
る。この場合には、タッチスクリーン503やコントロ
ールパネル502、キーボード(図示省略)の情報は、
そのままサブシステム515に転送され、表示画面の内
容がサブシステム515からビデオデイスプレィモジュ
ール511に送られてくる。
システムU l 5 ]、 7.519は、マスターコ
ントローラ518.520との間でフビーモードやマシ
ンステートの情報を授受している。先に説明した第4図
と対応させると、このシステムUI517.519の一
方が第4図に示すSYSリモートの5ysu rモジュ
ール81であり、他方が第4図に示すMCBIJモート
のMCBUIモジュル86である。
本発明のユーザインターフェースは、ノ1−ドウエアと
して第26図に示すようにUIC:B521とEPIB
522からなる2枚のコントロールボードで構成し、上
記モジュール構成に対応して機能も大きく2つに分けて
いる。そして、UICB521には、Ulのハードをコ
ントロールしエデイツトバッド513とメモリカード5
14をドライブするために、また、タッチスクリーン5
03の人力を処理してCRTに書くために2つのCPU
(例えばインテル社の8085相当と6845相当)を
使用し、さらに、EP[B522には、ビットマツプエ
リアに描画する機能が8ビツトでは不充分であるので1
6ビツトのCPU (例えばインテル社の80C196
KA)を使用し、ビットマツプエリアの描画データをD
MAでUICB521に転送するように構成することに
よって機能分散を図っている。
第27図はUICBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU534(例え
ばインテル社8051相当)を有し、CCC531が高
速通信回線L−NETやオプショナルキーボードの通信
ラインに接続されてCPU534とCCC531により
通信を制御すると共に、CPU534をタッチスクリー
ンのドライブにも用いている。タッチスクリーンの信号
は、その座標位置情報のままCPU534からCCC5
31を通してCPU532に取り込まれ、CPU532
でボタンIDの認識され処理される。また、インプット
ポート551とアウトプットポート552を通してコン
トロールパネルに接続し、またサブシステムインターフ
ェース548、レシーバ549、ドライバ550を通し
てEPIB522、サブシステム(ESS)からIMH
zのクロックと共にIMbpsでビデオデータを受は取
り、9600bpsでコマンドやステータス情報の授受
を行えるようにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブー)R
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M536、ビットマツプRAM537、V−RAM54
2を有している。フレームROM538と539は、ビ
ットマツプではなく、ソフトでハンドリングしやすいデ
ータ構造により表示画面のデータが格納されたメモリで
あり、L−NETを通して表示要求が送られてくると、
CPU532によりRAM536をワークエリアとして
まずここに描画データが生成され、DMA 541によ
りV−RAM542に書き込まれる。また、ビットマツ
プのデータは、DM八へ40がEPIB522からビッ
トマツプRAM537に転送して書き込まれる。キャラ
クタジェネレータ544はグラフィックタイル用であり
、テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイル
用である。V−RAM542は、タイルコードで管理さ
れ、タイルコードは、24ビツト (3バイト)で構成
し、13ビツトをタイルの種類情報に、2ビツトをテキ
ストかグラフィックかビットマツプかの識別情報に、1
ビツトをブリンク情報に、5ビツトをタイルの色情報に
、3ビツトをバックグラウンドかフォアグラウンドかの
情報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ533
は、V−RAM542に書き込まれたタイルコードの情
報に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ545
、マルチプレクサ546、カラーパレット547を通し
てビデオデータをCRTに送り出している。ビットマツ
プエリアの描画は、シフトレジスタ545で切り換えら
れる。
第28図はEPIBの構成を示す図である。
EPIBは、16ビツトのCPU (例えばインテル社
の80C196KA相当) 555、ブートページのコ
ードROM556、OSページのコードROM557、
エリアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM
559を有している。そして、インターフェース561
1 ドライバ562、ドライバ/レシーバ563を通し
てUTCBへのビットマツプデータの転送やコマンド、
ステータス情報の授受を行い、高速通信インターフェー
ス564、ドライバ565を通してIPSへX、Y座標
データを転送している。なお、メモリカード525に対
する読み/書きは、インターフェース560を通して行
う。したがって、エデイツトパッド524やメモリカー
ド525からクローズループの編集領域指定情報やコピ
ーモード情報が人力されると、これらの情報は、適宜イ
ンターフェース5611ドライバ562を通してUIC
Bへ、高速通信インターフェース564、ドライバ56
5を通してIPSへそれぞれ転送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多(なるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクト化に対応することが難しく
なるという側面を持っている。コンパクトなサイズのデ
イスプレィを採用すると、必要な情報を全て1画面によ
り提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレー
タにとって見やすい、判りやすい画面を提供するという
ことからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、ディスプレイに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。
特に、カラーデイスプレィが、コンソールパネルで使用
されているLEDや液晶表示器に比べ、色彩や輝度、そ
の他の表示属性の制御により多様な表示態様を採用する
ことができるというメリットを生かし、コンパクトなサ
イズであっても判りやすく表示するために種々の工夫を
している。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面型位では、詳細な情報をポツプ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫している
。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラー
表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面画
面での必要な情報の認識、詭別が容易にできるように工
夫している。
(イ)画面レイアウト 第29図はデイスプレィ画面の構成例を示す図であり、
同図(+1)はベーシックコピー画面の構成を示す図、
同図ら)はベーシックコピー画面にポツプアップ画面を
展開した例を示す図、同図(C)はクリエイティブ編集
のベイン)1画面の構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースでは、初期画面として
、第29図に示すようなコピーモードを設定するベーシ
ックコピー画面が表示される。コピーモードを設定する
画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第29図
に示すようにメツセージエリア八とパスウェイBに2分
したものである。
メツセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツセージが表示される。
また、メツセージエリアへの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
中枚数が表示される。
バスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックコピー、エイディトフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各バスウェイを持ち、各バスウェイに
対応してパスウェイタブCが表示される。また、各バス
ウェイには、操作性を向上させるためにポツプアップを
持つ。
バスウェイBには、選択肢であってタッチすると機能の
選択を行うソフトボタンD1選択された機能に応じて変
化しその機能を表示するアイコン(絵)E、縮拡率を表
示するインジケーターF等が表示され、ソフトボタンD
でポツプアップされるものに△のポツプアップマークG
が付けられている。そして、パスウェイタブCをタッチ
することによってそのバスウェイがオープンでき、ソフ
トボタンDをタッチすることによってその機能が選択で
きる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選択は、操
作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順に操作す
るような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の層構
造としている。さらに、このような画面構成とポツプア
ップ機能どを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや複雑なもの等をポツプアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポツプアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポツプアップのオブン機能を持たせ
、その詳細な設定情報を必要に応じてポツプアップオー
プンすることによって、各バスウェイの画面構成を見や
すく簡素なものにしている。ポツプアップは、ポツプア
ップマークが付いているソフトボタンをタッチしたとき
オーブニノする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレクトしたとき、オールクリアボタンを押し
たとき、オートクリア機能によりオールクリアがかかっ
たとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変倍
のソフトボタンをタッチしてポツプアップをオーブンし
た画面の様子を示したのが第29図(b)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
パスウェイタブをタッチすると、クリエイティブ編集パ
スウェイの画面に切り変わるが、その中のベイン)1の
画面を示したのが第29図(C)である。この画面では
、ビットマツプエリアHと誘導メツセージエリア■を持
っている。ビットマツプエリアHは、スクリーンの左上
を用い、エデイツトパッド上で編集エリアを指定した場
合等において、そのエリアを白黒でビットマツプ表示で
きるようにしている。また、誘導メツセージエリアIは
、スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを
誘導するもので、作業により変わる。スクリーン上では
、これらビットマツプエリアビ1誘導メツセージエリア
lとスクリーン上部のメツセージエリアAを除いた部分
をワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのパスウェイは、第29図(a)に示
すようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディトフィーチャー、ツールの各パ
スウェイタブを有している。このパスウェイは、初期の
パスウェイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、YSM、C%に4種のトナーによりコ
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3バスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようになっている。ここで、シングルカラー、黒
/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことから、その
項目がポツプアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS)、)レイ1.2、
カセット3.4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大に
おいて特定倍率が設定されている場合に成立し、自動倍
率(八MS)が設定されている場合には成立しない。デ
フォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示される
。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻みの
倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏倍)す
ることもできる。したがって、これらの詳細な設定項目
は、ポツプアップ展開される。なお、デフォルトは10
0%である。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向くX方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行い
、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行う
自動とポツプアップにより7ステツプの濃度コントロー
ルが行える手動の選択肢を持ち、IPSに$いてそのコ
ントロールが行われる。
カラーバランスは、ポツプアップによりコピー上で減色
したい色をY、MSCSBSG%Rから指定し、IPS
においてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効となり
、このモードでは、ポツプアップによりメモリカードか
らのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書き
込みが選択できる。
メモリカードは、例えば最大8ジヨブが格納できる32
にバイトの容量のものを用い、フィルムプロジェクタ−
モードを除く全てのジョブをプログラム可能にしている
(ハ)エイディトフィーチャー画面 エイディトフィーチャーのパスウェイは、コピ−アウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクタ−、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブm集、さらにベーシックコピー、ツールの各バスウェ
イタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていt工い場合、この項目は
表示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ポツプアップにより7
ステツプのコントロールができるマニュアルと、ポツプ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロールが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
コピーコントラストは、7ステツプのコントラストコン
トロールが選択できる。コピーポジションは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクタ−は、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポツ
プアップによりプロジェクタ−による35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6 cmX
6 amスライドや4′×5′スライドの選択肢を持つ
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモード
、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢を
持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されない
とじ代は、0〜30mmの範囲で1mm刻みの設定がで
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
化量は、用紙先端からイメージ領域の先端までの1であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はLITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
(ニ)編集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのパスウェイ
がある。
マーカー編集パスウェイおよびフリーハンド編集パスウ
ェイは、抽出、削除、色かけ(網/線/ベタ)、色変換
に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコピ
ー、エイディトフィーチャ、ツールのパスウェイタブを
持つ。
ビジネス編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集パスウェ
イ等と同様にベーシックコピ、エイティドフィーチャー
、ツールのバスウェイタブを持つ。
クリエイティブ編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロコ挿入、とじ代
、ネガポジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイント
、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/セ
ンター移動、マニュアル/オート変倍、マニュアル/オ
ート何倍、カラーモード、カラーバランス調整、ベージ
連写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらにマ
ーカーm集バスウェイ等と同様にベーシックコビーエイ
ディドフィーチャー、ツールのバスウェイタブを持つ。
ツールパスウェイは、暗証番号を入力することによって
キーオペレータとカスタマ−エンジニアが入れるもので
あり、オーデイトロン、マシン初期値のセットアツプ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタ−スキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オートクリア等)のタベマーセット、ピリン
グメーター、デュアルランゲージの設定、ダイアグモー
ド、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関する
各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コピー濃
度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ページ
プログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、色
かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパターン
、とじ代置、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。
また、機能設定では、現在表示されている画面に対する
インフォメーション画面を有し、適宜表示が可能な状態
におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
mm(8ピクセル)、高さ6mm(16ピクセル)のタ
イル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25タ
イルである。ビットマツプエリアはta151ピクセル
、横216ビクセルで表示される。
以上のように本発胡のユーザインターフェースでは、ベ
ーシックコピー、エイディトフィーチャ、編集等の各モ
ードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それぞ
れのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニューを
表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることにより
選択肢を指定したり実行条件データを人力できるように
している。また、メニューの選択肢によってはその詳細
項目をポツプアップ表示(重ね表示やウィンドウ表示)
して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択可能
な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリさせ
ることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第23図に示すようにカ
ラーデイスプレィの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキークリア
、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イン
フォメーション、オーデイトロン、言語の各ボタンが取
り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の人力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオープン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、人
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除(第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジョブ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の人力セーブ、入出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オンボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるものである。
オーティトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を人
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り換えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
なお、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(n−5)フィルム画像読取り装置 (A)フィルム画像読取り装置の概略構成第2図に示さ
れているように、フィルム画像読取り装置は、フィルム
プロジェクタ(F/P)64およびミラーユニッ) (
M/U)65から構成されている。
(△−1)F/Pの構成 第30図に示されているように、F/P 64はハウジ
ング601を備えており、このハウジング601に動作
確認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイ
ッチ(AP/MP切り換えスイッチ)604、およびマ
ニュアルフォーカス操作スイッチ(M/Ffi作スイッ
チ)605a、605bが設けられている。また、ハウ
ジング601は開閉自在な開閉部606を備えている。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム6
33を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フ
ィルム633に記録されている被写体の写し方に応じて
縦または横方向からハウジング601内に挿入すること
ができる大きさの孔608.609がそれぞれ穿設され
ている。これら孔608.609の反対側にもフィルム
保持ケース607が突出することができる孔(図示され
ない)が穿設されている。開閉部606は蝶番によって
ハウジング601に回動可能に取り付けられるか、ある
いはハウジング601に着脱自在に取り付けるようにな
っている。開閉部606を開閉自在にすることにより、
孔608.609からハウジング601内に小さな異物
が侵入したときに容易にこの異物を取り除くことができ
るようにしている。
このフィルム保持ケース607は35mmネガフィルム
用のケースとポジフィルム用のケースとが準備されてい
る。したがって、F/P64はこれらのフィルムに対応
することができるようにしている。また、F/P 64
は6 CmX 6 cmや41nchX510chのネ
ガフィルムにも対応することができろうにしている。そ
の場合、このネガフィルムをM/U65とプラテンガラ
ス31との間でプラテンガラス31上に密着するように
している。
第33図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィル
ム用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するた
めの補正フィルタ635 (図では一方のフィルム用の
補正フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ
保持部材618と、この補正フィルタ保持部材618の
駆動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の
回転位置を検出する第1および第2位置検出センサ62
0゜621と駆動用モータ619を制御するコントロー
ル装R(F/P64内に設けられるが図示されていない
)とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設け
られている。そして、補正フィルタ保持部材618に支
持された補正フィルタ635のうち、原稿フィルム63
3に対応した補正フィルタ635を自動的に選択して映
写レンズ610等の各レンズと同軸上の使用位置に整合
するようにしている。この補正フィルタ自動交換装置の
補正フィルタ635は、例えばプラテンガラス31とイ
メージングユニット37との間等、投影光の光軸上であ
ればどの場所にも配設することができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。
原稿フィルム635のセット位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するためのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
このF/P 64の電源はベースマシン30の電源とは
別に設けられるが、このベースマシン30内に収納され
ている。
(A−2)M/Uの構成 第31図に示されているように、ミラーユニット65は
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、対の支持片629.629が枢
着されており、これら支持片629.629は、カバー
628を最大に開いたときこのカバー628と底板62
7とのなす角度が45度となるようにカバー628を支
持するようになっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第33図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631はミラー630によっ
て反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変え
ることにより、画像の周辺部が暗くなるのを防止する機
能を有している。また拡散板632は、フレネルレンズ
631からの平行光によって形成される、イメージング
ユニット37内のセルフォックレンズ224の影をライ
ンセンサ226が検知し得ないようにするために平行光
を微小看拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P 64によるカラーコ
ピーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に
保管される。そして、ミラーユニット65は使用する時
に開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の
所定の場所に載置される。
(B)フィルム画像読取り装置の主な機能フィルム画像
読取り装置は、以下の主な機能を備えている。
(B−1)補正フィルタ自動交換機能 F/P 64に光源ランプ613として一般に用いられ
ているハロゲンランプは、−船釣に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤(R
) 、U (G)および青(B)の比がランプ613の
分光特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロ
ゲンランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正
が必要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体1こもいくつかの種類が
あるように、多くの種類がある。
これらのフィルムはそれぞれその分光特性が異なってい
る。例えば、ネガフィルムにおいてはオレンジ色をして
おり、Rの透過率が多いのに対してBの透過率が少ない
。このため、ネガフィルムにおいては、Bの先遣を多く
なるように分光特性を補正する必要がある。
そこで、F/P64には、このような分光特性を補正す
るための補正フィルタが準備されている。
F/P64はこれらの補正フィルタを自動的に交換する
ことができるようにしている。 補正フィルタの交換は
、前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる。
すなわち、原稿フィルム633に対応した補正フィルタ
を使用位置にセットするように、システム(SYS)内
のマイクロプロセッサ(CPU)から2bitの命令信
号が出力されると、コントロール装置は、第1、第2位
置検出センサ620,621からの2bit信号がCP
 Uの信号に一致するように、駆動用モータ619を駆
動制御する。そして、センサ620゜621からの信号
がCPUの信号に一致すると、コントロール装置はモー
タ619を停止させる。
モータ619が停止したときには、原稿フィルムに対応
した補正フィルタが自動的に使用位置にセットされるよ
うになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
(B−2)原稿フィルム挿入方向検知機能原稿フィルム
633は開閉部606に形成された挿入孔608,60
9のいずれの孔からも挿入することができる、すなわち
、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水平方向か
らとの二方向ゝから原稿フィルム633を装着すること
ができるようにしている。その場合、挿入孔608,6
09の少なくともいずれか一方にはフィルム検知スイッ
チが設けられている。すなわち、フィルム検知スイッチ
が少なくとも一つ設けられている。そして、フィルム検
知スイッチが孔608側に設けられるが孔609側には
設けられない場合には、フィルム保持ケース607が孔
608から挿入されてフィルムが検知されたときオンと
なって、検知信号を出力する。この検知信号があるとき
にはラインセンサ226の必要エリアは縦、すなわち副
走査方向が投影像の長手方向となるように設定される。
また、フィルム保持ケース607が孔609から挿入さ
れたとき、このスイッチはオフ状態を保持するので検知
信号を出力しない。検知信号がないときには必要エリア
は横、すなわち主走査方向が投影像の長手方向となるよ
うに設定される。
また、フィルム検知スイッチが孔609側のみに設けら
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608.609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔608から挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィ)Qム保持ケー
ス607が孔609から挿入されたときにラインセンサ
226の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向と
なるように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が
設定される。
(B−3)オートフォーカス機能(AP機能)フィルム
保持ケース607をF/P 64に装着したとき、原稿
フィルム633の装着位置には数十mmの精度が要求さ
れる。このため、原稿フィルム633を装着した後、ピ
ント合わせが必要となる。このピント合わせを手動で行
う場合、プラテンガラス31の所定位置にセットされた
M/U65の拡散板632に原稿フィルム633の画像
を投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保持部材
611を摺動させて行わなければならない。
その場合、拡散板632に投影された画像はきわめて見
にくいので、正確にピントを合わせることは非常に難し
い。
そこで、原稿フィルム633をF/P 64に装着した
とき、F/P 64は自動的にピント合わせを行うこと
ができるようにしている。
このAF機能は前述のAF装置により次のようにして行
われる。
U/+36のデイスプレィ上のキーを操作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第30図において、F/P64のAF/MP切り換えス
イッチ604をAFに選択することにより、AP装置が
作動可能状態となる。第33図に示されているように、
原稿フィルム633が入っているフィルムケース607
をF/P64に装着すると、発光器623からの光がこ
の原稿フィルム633によって反射するようになり、そ
の反射光がAFのための例えば2素子型の受光器624
によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の債に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果が0でないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
ともに、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差が0になると、CPU634はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AP作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカス機能(MP機能) AP/MP切り換えスイッチ604をMFに切り換える
ことにより、自動的にランプ613が所定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Fの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a、605bを押すことにより行われる。このMPによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能マニュアル
ランプスイッチ603を押すことにより無条件にランプ
613を点灯させることができるようにしている。この
スイッチは通常は使用しないが、比較的厚さの厚いもの
に記録されている画像をコピーする場合においてバック
ライティングするとき、AP時に長時間映写像を見ると
き、$よびランプ切れをmaするとき等に使用される。
(B−6)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更
機能 U/[36で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/136で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能CPU634の
ROMには、一般に、写真場影によく使用されるネガフ
ィルムであるFUJ 1(登録商標) 、KODAK 
(登録商標)およびKONICA(登録商標)の各AS
A 100のオレンジマスクの濃度データが記憶されて
おり、これらのフィルムが選択されたとき、CPU63
4は記憶された濃度データに基づいて自動的にシェーデ
ィング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
 64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画質調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてr補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1)画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レンジはネガフィルムのそれよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フィ
ルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体濃
度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第32図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わし
、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしている
。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネガ濃
度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表わ
している。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はr
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光量と補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第32図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場合
でも、線αの傾き、すなわちPの値が1よりも小さいの
でF補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう。
このようなことから、F補正が必要となる。
次に、第32図を用いて補正の原理を説明する。
同図第3象限には、r補正のためのENDカーブβが設
定されている。このENDカーブβの傾きr′は、第4
象限において被写体からの露光量と出力コピー濃度との
関係が45度の直線関係となるようにするために、r′
=l/rに設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値が、第2象限において直線■で表わされる値
にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域a
′となる。この領域a′のうち領域についてはENDカ
ーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分はコ
ピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限に
おいて濃度調整値を直線■から直線■にシフトして、シ
ェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範囲
に入るようにする。このようにすることにより、被写体
からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限にお
いて45度の直線■に従うようになって、コピーは諧調
をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光lが比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線■の値に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるE・ND
カーブβを選択する。このENDカーブβを選択するこ
とにより、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第
4象限の45度の直線■で表わされるようにすることが
できる。すなわち、被写体からの露光量が領域すにある
とき、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっていると
すると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまう
ことが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に出
すことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(C−2)画像信号処理方法 第33図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をRlG、B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅される
。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によっ
てディジタル信号に変換され、更にログ変換器238に
よって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影響分が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。
すなわち、イメージングユニット37をR,G。
Bの各画素毎に32ラインステツプスキヤンしてサンプ
リングし、これらのサンプリングデータをラインメモリ
240を通してCPU634に送り、CPU634が3
2ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し、
シェーディングデータをとる。このように平均をとるこ
とにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている。
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値D^口jを演
算し、シェーディング補正回路239内のLlのレジス
タに設定されているDA口」値を書き換える。更に、C
PU634は選択されたフィルムに対応してランプ61
3の光景および増幅器643のゲインを調整する。
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにD ADj値を加えること
により、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェ
ーディング補正回路239はこれらの調整がされたデー
タから各画素毎のシェーディングデータを引くことによ
りシェーディング補正を行う。
なお、CPU634のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからD ADj値を演算し
なければならない。
シェーディング補正が終ると、IIT32は■PS33
にR,、G、Bの濃度信号を出力する。
そして、CPU634は原稿フィルムの実際のデータに
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてr補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はF補正を行って原稿フィル
ムのrが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
(D)操作手順および信号のタイミング第34図に基づ
いて、操作手順および信号のタイミングを説明する。な
お、破線で示されている信号は、その信号を用いてもよ
いことを示している。
F/P 64の操作は、主にベースマシン30のU/1
36によって行われる。すなわち、U/136にデイス
プレィの画面に表示されるF/PI作キーを操作するこ
とにより、ベースマシン30をF/Pモードにする。原
稿フィルムが前記3種類のフィルムおよび登録されてい
るフィルムのうちの一つである場合を想定すると、第3
4図に示されているように、U/136のデイスプレィ
の画面には、「ミラーユニットを置いてからフィルムの
種類を選んで下さい」と表示される。したがって、まず
M/[65を開いてプラテンガラス31の所定位置にセ
ットする。
次いで、画面上のフィルム選択キーを押すと、画面には
「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FCC0NT)信号が(0,0)となってFC動
作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置が
作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされる
。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換終
了(FC5ET)信号がLOWとなる。
このLOWとなったことかつランプ613が点灯して3
〜5秒経過したことをトリが−としてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリガーとしてFCC0NTが(0,1)となって補
正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フィ
ルタが使用位置にセットされる。また、シェーディング
補正をトリが−として画面には「ピントを合わせます。
フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに、ラン
プ613が消灯する。したがって、原稿フィルム633
を入れたフィルムケース607をF/P 64に装着す
る。これにより、発光器623からの光がこのフィルム
によって反射され、その反射光が受光器624によって
検知される。
反射光が受光器624の2素子間の受光量の差分が0で
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了(「7v−
ππY)信号がLOWとなる。この丁ヲf信号がLOW
になった後でかつFCSETがLOWとなって1秒経過
した後に、画面には「コピーできます」と表示される。
U/I36のスタートキーを押すと、画面には「コピー
中です」と表示され、かつランプ613が点灯するとと
もに、ランプ613の立ち上がり時間を侍って自動濃度
調整(A/E)のためのデータの採取が開始される。す
なわち、濃度調整、カラーバランス調整、r補正等を行
うためのデータを得るためにイメージングユニット37
が一部スキャンして、投影像の一部または全部を読み取
る。
次いで、フルカラーのときには、イメージングユニット
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的に行
われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯する
とともに、画面には「コピーできます」と表示される。
したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピー
が行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィル
ムのコマを変えることになる。コマを変える際、F/P
  RDYがHIGHとなるとともに画面には「ピント
を合わせます」と表示される。
そして、新しいコマがセットされると、AF動作が行わ
れ、同時に、F/P  RDYがLOWとなるとともに
、画面には「コピーできます」と表示される。その後、
スタートキーを押すことにより、コピーが行われる。
([)イメージ処理システム(IPS)(III−1)
IPsのモジュール構成第35図はIPSのモジュール
構成の概要を示す図である。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ人力ターミ
ナル)においてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、l0T(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、YSM、C,にのそれぞれのトナー・
像に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス
(ピッチ)を1回、同様にM、C,Kについてもそれぞ
れをプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、
計4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による
像を重畳することによってフルカラーによる像を再現し
ている。したがって、カラー分解信号(B、G、R信号
)をトナー信号(Y、M、C,に信号)に変換する場合
においては、その色のバランスをどう調整するかやII
Tの読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせてそ
の色をどう再現するか、濃度やコントラストのバランス
をどう調整するか、エツジの強調やボケ、モアレをどう
調整するか等が問題になる。
IPSは、IITからB%G、Hのカラー分解信号を人
力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等を
高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセスカ
ラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力す
るものであり、第35図に示すようにEND変換(Eq
uivalent Neutral  Density
 ;等価中性濃度変換)モジュール3011カラーマス
キングモジユール302、原稿サイズ検出モジュール3
03、カラー変換モジュール304、UCR(Unde
r  Co1or  Removal;下色除去)&黒
生成モジュール305、空間フィルター306、TRC
(Tone Reproducti。
n Control :色調補正制御)モジュール30
7、縮拡処理モジュール308、スクリーンジェネレー
タ309、IOTインターフェースモジュール310、
領域生成回路やスイッチマトリクスを有する領域画像制
御モジュール311、エリアコマンドメモリ312やカ
ラーパレットビデオスイッチ回路313や7オントバツ
フア314等を有する編集制御モジュール等からなる。
そして、IITからB、GSRのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビツトデータ(256階調)をEND変
換モジュール301に人力し、YlMSCSKのトナー
信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号Xをセ
レクトし、これを2値化してプロセスカラーのトナー信
号のオン/オフテ′−夕としIOTインターフェースモ
ジニール310からIOTに出力している。したがって
、フルカラー(4カラー)の場合には、ブリスキャンで
まず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原稿情
報を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラーのト
ナー信号XをYとするコピーサイクル、続いてプロセス
カラーのトナー信号XをMとするコピーサイクルを順次
実行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応した
信号処理を行っている。
11Tでは、CCDセンサーを使いB、GSHのそれぞ
れについて、1ピクセルを16ドツト/mmのサイズで
読み取り、そのデータを24ビツト(3色×8ビット;
256階FA)で出力している。CCDセンサーは、上
面にB%G、Hのフィルターが装着されていて16ドツ
)/mmの密度で300mmの長さを有し、190. 
5mm/secのプロセススピードで16ライン/mm
のスキャンを行うので、はぼ各色につき毎秒15Mピク
セルの速度で読み取りデータを出力している。
そして、IITでは、B、G、Hの画素のアナログデー
タをログ変換することによって、反射率の情報から濃度
の情報に変換し、さらにデジタルデータに変換している
次に各モジュールについて説明する。
第36図はIPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
(A)END変換モジュール END変換モジュール301は、IITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、11Tからグレーの原稿を読み取
ったときに人力するB、GSHのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくなっていない。そこで、第36図(a)に示す
ような変換テーブル(LUT;ルックアップテーブル)
を用いてそのバランスをとるのがEND変換である。し
たがって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取った場
合にそのレベル(黒→白)に対応して常に等しい階調で
BSGSRのカラー分解信号に変換して出力する特性を
有するものであり、IITの特性に依存する。また、変
換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネガ
フィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブル
であり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレーシ
ョンコピー用のテーブルである。
(B)カラーマスキングモジュール カラーマスキングモジュール302は、B、G、R信号
をマトリクス演算することによりY、M。
Cのトナー量に対応する信号に変換するのものであり、
END変換によりグレーバランス調整を行った後の信号
を処理している。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純粋に
B、G、RからそれぞれYSM、Cを演算する3×3の
マ) IJクスを用いているが、B、G。
Rだけでなく、BGSGRSRB、B2、G2R2の成
分も加味するため種々のマ) IJクスを用いたり、他
の7トリクスを用いてもよいことは勿論である。変換マ
トリクスとしては、通常のカラー調整用とモノカラーモ
ードにおける強度信号生成用の2セツトを保有している
このように、IITのビデオ信号について[’Sで処理
するに際して、何よりもまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
と、カラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿によ
るグレーバランス調整を行わなければならないため、そ
の変換テーブルがより複雑になる。
(C)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するためには
、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイズ
よりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すとコ
ピーの出来映えをよいものとすることができる。そのた
め、原稿サイズ検出モジュール303は、ブリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。そ
のために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色例
えば黒にし、第36図ら)に示すようにプラテンカラー
識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ303
1にセットする。
そして、プリスキャン時は、原稿の反射率に近い情報に
変換(T変換)した信号(後述の空間フィルター306
の出力を用いる)Xとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とをコンパレータ303
2で比較し、エツジ検出回路3034で原稿のエツジを
検出して座標X。
yの最大値と最小値とを最大/最小ソータ3035に記
憶する。
例えば第36図(d)に示すように原稿が傾いている場
合や矩形でない場合には、上下左右の最大値と最小値(
XI、X2 % 3/+、)’a)が検出、記憶される
。また、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ30
33で原稿のY、MSCとスレッショルドレジスタ30
31にセットされた上限値/下限値とを比較し、プラテ
ンカラー消去回路3036でエツジの外側、即ちプラテ
ンの読み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(D>カラー変換モジュール カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
36図(C)に示すようにウィンドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各Y、M、Cの上限値/下限値をスレッショルドレ
ジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y、
M。
Cの値をカラーパレット3053にセットする。
そして、領域画像制御モジュールから人力されるエリア
信号にしたがってナントゲート3054を制御し、カラ
ー変換エリアでない場合には原稿のYSM、Cをそのま
まセレクタ3055から送出し、カラー変換エリアに入
ると、原稿のY、M。
C信号がスレッショルドレジスタ3051にセットされ
たY、M、Cの上限値と下限値の間に入るとウィンドコ
ンパレータ3052の出力でセレクタ3055を切り換
えてカラーパレット3053にセットされた変換カラー
のYSMSCを送出する。
指定色は、ディジタイザで直接原稿をポイントすること
により、プリスキャン時に指定された座標の周辺のB、
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均操作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。B、G、Rfi度データの読
み取りは、IITシェーディング補正RAMより指定座
標をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際し
ては、原稿サイズ検知と同様にレジストレーション調整
分の再調整が必要である。ブリスキャンでは、11Tは
サンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補
正RAMより読み出されたB、G。
R濃度データは、ソフトウェアによりシェーディング補
正された後、平均化され、さらにEND補正、カラーマ
スキングを実行してからウィンドコンパレータ3052
にセットされる。
登録色は、1670万色中より同時に8色までカラーバ
レッ)3053に登録を可能にし、標準色は、Y、M、
CSG、B、Rおよびこれらの中間色とに、Wの14色
を用意している。
(E)UCR&黒生成モジュール Y、M、Cが等量である場合にはグレーになるので、理
論的には、等量のYlMSCを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、現実的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒生成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、M%Cを等量減する(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、MlCの最大値と最小値とを検出
し、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でKを
生成し、その量に応じYSM%Cについて一定の下色除
去を行っている。
UCR&黒生成では、第36図(e)に示すように例え
ばグレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さ
くなるので、Y、M%Cの最小値相当をそのまま除去し
てKを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合
には、除去の量をY、M。
Cの最小値よりも少なくし、Kの生成量も少なくするこ
とによって、墨の混入および低明度高彩度色の彩度低下
を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第36図(f)では、最大
値/最小値検出回路3051によりYSM、Cの最大値
と最小値とを検出し、演算回路3053によりその差を
演算し、変換テーブル3054と演算回路3055によ
りKを生成する。変換テーブル3054がKの値を調整
するものであり、最大値と最小値の差が小さい場合には
、変換テーブル3054の出力値が零になるので演算回
路3055から最小値をそのままKの値として出力する
が、最大値と最小値の差が大きい場合には、変換テーブ
ル3054の出力値が零でなくなるので演算回路305
5で最小値からその分減算された値をKの値として出力
する。変換テーブル3056がKに対応してY、MSC
から除去する値を求めるテーブルであり、この変換テー
ブル3056を通して演算回路3059でY、MSCか
らKに対応する除去を行う。また、アンドゲート305
7.3058はモノカラーモード、4フルカラーモード
の各信号にしたがってに信号およびY、M。
Cの下色除去した後の信号をゲートするものであり、セ
レクタ3052.3050は、プロセスカラー信号によ
りY、M、C,にのいずれかを選択するものである。こ
のように実際には、YlM。
Cの網点て色を再現しているので、YSMSCの除去や
Kの生成比率は、経験的に生成したカーブやテーブル等
を用いて設定されている。
(F)空間フィルターモジュール 本発明に適用される装置では、先に述べたようにIIT
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケだ情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ツ)7mmのサンプリング周期との間でモアレが生じる
。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期との間
でも千アレが生じる。空間フィルターモジュール306
は、このようなボケを回復する機能とモアレを除去する
機能を備えたものである。そして、モアレ除去には網点
成分をカットするためローパスフィルタが用いられ、エ
ツジ強調にはハイパスフィルタが用いられている。
空間フィルターモジュール306では、第36図(鎖に
示すようにYs Ms CSManおよびMax−Mi
nの人力信号の1色をセレクタ3003で取り出し、変
換テーブル3004を用いて反射率に近い情報に変換す
る。この情報の方がエツジを拾いやすいからであり、そ
の1色としては例えばYをセレクトしている。また、ス
レッショルドレジスタ3001.4ビツトの2値化回路
3002、デコーダ3005を用いて画素毎に、Y、M
、C。
MinおよびMax−MinからY、MSC,に、B。
G、R,W (白)の8つに色相分離する。デコーダ3
005は、2値化情報に応じて色相を認識してプロセス
カラーから必要色か否かを1ピツトの情報で出力するも
のである。
第36図((イ)の出力は、第36図(5)の回路に人
力される。ここでは、FIFO3061と5X7デジタ
ルフイルタ3063、モジュレーションテーブル306
6により網点除去の情報を生成し、FIF○3062と
5X7デジタルフイルタ3064、モジュレーションテ
ーブル3067、デイレイ回路3065により同図(g
)の出力情報からエツジ強調情報を生成する。モジュレ
ーションテーブル3066.3067は、写真や文字専
用、混在等のコピーのモードに応じてセレクトされる。
エツジ強調では、例えば第36図(1)■のような縁の
文字を■のように再現しようとする場合、Y、Cを■、
■のように強調処理し、Mは■実線のように強調処理し
ない。このスイッチングをアントゲ−)3068で行っ
ている。この処理を行うには、■の点線のように強調す
ると、■のようにエツジにMの混色による濁りが生じる
。デイレイ回路3065は、このような強調をプロセス
カラー毎にアンドゲート3068でスイッチングするた
めにFIFO3062と5X7デジタルフイルタ306
4との同期を図るものである。鮮やかな緑の文字を通常
の処理で再生すると、縁の文字にマゼンタが混じり濁り
が生じる。そこで、上記のようにして縁と認識するとY
、Cは通常通り出力するが、Mは抑えエツジ強調をしな
いようにする。
(G)TRC変換モジュール IOTは、IPSからのオン/オフ信号にしたがってY
、M、CSKの各プロセスカラーにより4回のコピーサ
イクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フルカ
ラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号処
理により理論的に求めたカラーを忠実に再生するには、
IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。TR
C変換モジュール309は、このような再現性の向上を
図るためのものであり、Y、M、Cの濃度の各組み合わ
せにより、第36図(j)に示すように8ビツト画像デ
ータをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをRA
Mに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラスト
調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モード
、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAMア
ドレス上位3ビツトにはエリア信号のビット0〜ビツト
3が使用される。また、領域外モードにより上記機能を
組み合わせて使用することもできる。なお、このRAM
は、例えば2にバイト(256バイト×8面)で構成し
て8面の変換テーブルを保有し、YlMSCの各サイク
ル毎にIITキャリッジリターン中に最高8面分ストア
され、領域指定やコピーモードに応じてセレクトされる
。勿論、RAM容量を増やせば各サイクル毎にロードす
る必要はない。
(H)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジュール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号、とラインバッファ308
3のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッフ
ァ3083は、2ライン分からなるピンポンバッファと
することにより一方の読み出しと同時に他方に次のライ
ンデータを書き込めるようにしている。縮拡処理では、
主走査方向にはこの縮拡処理モジュール308でデジタ
ル的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャ
ンのスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍
速から1/4倍速まで変化させることにより50%から
400%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバ
ッファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補
完することによって縮小し、付加補完することによって
拡大することができる。補完データは、中間にある場合
には同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応
じた重み付は処理して生成される。例えばデータxl′
の場合には、両側のデータX l % X 141およ
びこれらのデータとサンブリングポイントとの距離d、
、(Lから、(Xt Xd、)+ (Xt++ XI 
)ただし、d + +d 2 = 1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、−旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならなくなるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
(1)スクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一信号に変換し
出力するものであり、閾値マ) IIクスと階調表現さ
れたデータ値との比較による2値化処理とエラー拡散処
理を行っている。[)Tでは、この2値化トナ一信号を
人力し、16ドツ)7mmに対応するようにほぼ縦80
μmφ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオン
/オフして中間調の画像を再現している。
まず、階調の表現方法について説明する。第36図(n
)に示すように例えば4×4のハーフトーンセルSを構
成する場合について説明する。まず、スクリーンジェネ
レータでは、このようなハーフトーンセルSに対応して
閾値マトリクスmが設定され、これと階調表現されたデ
ータ値とが比較される。そして、この比較処理では、例
えばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリクス
mの「5」以下の部分でレーザビームをオンとする信号
を生成する。
16ドツト/mmで4X4のハーフトーンセルを一般に
100spi、16階調の網点というが、これでは画像
が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そこで、
本発明では、階調を上げる方法として、この16ドツ)
 / m mの画素を縦(主走査方向)に4分割し、画
素単位でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(0
)に示すようにl/4の単位、すなわち4倍に上げるよ
うにすることによって4倍高い階調を実現している。し
たがって、これに対応して同図(0)に示すような閾値
マトリクスm′を設定している。さらに、線数を上げる
ためにサブマ) IJクス法を採用するのも有効である
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マトリクスmを用いたが、サブマト
リクス法は、複数の単位マ) IJクスの集合により構
成し、同図(p)に示すようにマトリクスの成長核を2
カ所或いはそれ以上(複数)にするものである。このよ
うなスクリーンのパターン設計手法を採用すると、例え
ば明るいところは141spi、64階調にし、暗くな
るにしたかって200spi% 128階調にすること
によって暗いところ、明るいところに応じて自由に線数
と階調を変えることができる。このようなパターンは、
階調の滑らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定
することによって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドツトマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さくすると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(Q)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で
生成されたオン/オフの2値化信号と人力の階調信号と
の量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路309
4により検出し、補正回路3095、加算回路3091
を使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調
の再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対
応する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通し
てたたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
(J)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジュール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマ) IJクス
に領域の制御情報が設定される。
制御情報としては、カラー変換やモノカラーかフルカラ
ーか等のカラーモード、写真や文字等のモジュレーショ
ンセレクト情報、TRCのセレクト情報、スクリーンジ
ェネレータのセレクト情報等があり、カラーマスキング
モジュール302、カラー変換モジュール304、UC
Rモジュール305、空間フィルター306、TRCモ
ジュール307の制御に用いられる。なお、スイッチマ
トリクスは、ソフトウェアにより設定可能になっている
(K)編集制御モジュール 編集制御モジュールは、矩形でなく例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(ホ)に示すようにCPUのバスにAGDC(
Advanced Graphic  Dgital 
 Controller)3121、フォントバッファ
3126、ロゴROM3128、DMAC(DMA  
Controller) 3129が接続されている。
そして、CPUから、エンコードされた4ビツトのエリ
アコマンドがAGDC3121を通してブレーンメモリ
3122に書き込まれ、7オントバツフア3126にフ
ォントが書き込まれる。ブレーンメモU 3122は、
4枚で構成し、例えばro 000Jの場合にはコマン
ド0であってオリジナルの原稿を出力するというように
、原稿の各点をブレーン0〜ブレーン3の4ビツトで設
定できる。この4ビツト情報をコマンド0〜コマンド1
5にデコードするのがデコーダ3123であり、コマン
ド0〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジック
、ロゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定す
るのがスイッチマトリクス3124である。フォントア
ドレスコントローラ3125は、2ビツトのフィルパタ
ーン信号により網点シェード、ハツチングシェード等の
パターンに対応してフォントバッファ3126のアドレ
スを生成するものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX1フオントバツフア3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメツシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC1縮拡等
の処理よ、プロセスカラー〇データを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理1を
少な(し、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(III−2>イメージ処理システムのハードウェア構
成 第37図はIPSのハードウェア構成例を示す図である
本発明のIPSでは、2枚の基板(IPS−A。
IPS−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精
細度の再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な
機能を達成する部分について第1の基板(IPS−A)
に、編集のように応用、専門機能を達成する部分を第2
の基板(IPs−B)に搭載している。前者の構成が第
37図(a)〜(e)であり、後者の構成が同図(d)
である。特に第1の基板により基本的な機能が充分達成
できれば、第2の基板を設計変更するだけで応用、専門
機能について柔軟に対応できる。したがって、カラー画
像形成装置として、さらに機能を高めようとする場合に
は、他方の基板の設計変更をするだけで対応できる。
IPSの基板には、第37図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスADR5BUS、データバスDATAB
US、コントロールバスCTRLBus)が接続され、
IITのビデオデータB1G、R,同期信号としてビデ
オクロック[IT・VCLK、ライン同期(主走査方向
、水平同期)信号11T−LS、ページ同期(副走査方
向、垂直同期)信号11T−PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降においてパイプライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なりロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチエツクするのが、ライン同期発生&フェイル
チエツク回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチエツク回路328には、ビデオクロックI
 IT−VCLKとライン同期信号11T・LSが接続
され、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUの
バス(ADR3BUS%DATABUS、CTRLBU
S) 、チップセレクト信号C8が接続される。
11TのビデオデータB、G%RはEND変換部のRO
M321に人力される。END変換テーブルは、例えば
RAMを用いCPUから適宜ロードするように構成して
もよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理中
に書き換える必要性はほとんど生じないので、BSG%
Rのそれぞれに2にバイトのROMを2個ずつ用い、R
OMによるLUT (ルックアップテーブル)方式を採
用している。そして、16面の変換テーブルを保有し、
4ビツトの選択信号ENDSelにより切り換えられる
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
Xlマ) IJクスを2面保有する3個の演算LSI3
22からなるカラーマスキング部に接続される。演算L
SI322には、CPUの各バスが接続され、CPUか
らマトリクスの係数が設定可能になっている。画像信号
の処理からCPUによる書き換え等のためCPUのバス
に切り換えるためにセットアツプ信号SU1チップセレ
クト信号C8が接続され、マ) IJクスの選択切り換
えに1ビツトの切り換え信号MONOが接続される。
また、パワーダウン信号PD%人力し、IITがスキャ
ンしていないときすなわち画像処理をしていないとき内
部のビデオクロックを止めている。
演算LSI322によりB%G、RからY、M。
Cに変換された信号は、同図(d)に示す第2の基板(
IPS−B)のカラー変換LS I 353を通してカ
ラー変換処理後、DOD用LSI323に入力される。
カラー変換LSI353には、非変換カラーを設定する
スレッショルドレジスタ、変換カラーを設定するカラー
パレット、コンパレータ等からなるカラー変換回路を4
回路保有し、DOD用LS I 323には、原稿のエ
ツジ検出回路、枠消し回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSI323の出力は、UCR
用LSI324に送られる。このLSIは、002回路
と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コピー
サイクルでのトナーカラーに対応するプロセスカラ−X
1必要色Hue、エツジEdgeの各信号を出力する。
したがって、このLSIには、2ビツトのプロセスカラ
ー指定慣号C0LR,カラーモード信号”(4COLR
,MONO)も人力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSI324から出力
されたプロセスカラ−X1必要色Hue。
エツジE dgeの各信号を5X7のデジタルフィルタ
ー326に人力するために4ライン分のデータを蓄積す
るFIFOおよびその遅れ分を整合させるためのFIF
Oからなる。ここで、プロセスカラーXとエツジE d
geについては4ライン分蓄積してトータル5ライン分
をデジタルフィルター326に送り、必要色Hueにつ
いてはFIFOで遅延させてデジタルフィルター326
の出力と同期させ、MIX用LSI327に送るように
している。
デジタルフィルター326は、2x7フイルターのLS
Iを3個で構成した5X7フイルターが2組(ローパス
LPとハイパスHP)あり、一方で、プロセスカラーX
についての処理を行い、他方で、エツジE dgaにつ
いての処理を行っている。
MIX用LSI327では、これらの出力に変換テーブ
ルで網点除去やエツジ強調の処理を行いプロセスカラー
Xにミキシングしている。ここでは、変換テーブルを切
り換えるための信号としてエツジEDGE、シャープ5
harpが人力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2にバ
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の書き換えを行うように構成され、3ビツトの切り換え
信号T RCSelにより切り換えられる。そして、こ
こからの処理出力は、トランシーバ−より縮拡処理用L
SI345に送られる。縮拡処理部は、8にバイトのR
AM344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバッ
ファ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッチ
の生ffl、ラインバッファのアドレスを生成している
縮拡処理部の出力は、同図(社)に示す第2の基板のエ
リアメモリ部を通ってEDF用LSI346に戻る。E
DF用LSI346は、前のラインの情報を保持するF
IFOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散処
理を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号Xは
、スクリーンジェネレータを構成するSG用LS I 
347を経て■OTインターフェースへ出力される。
10Tインターフエースでは、1ビツトのオン/オフ信
号で人力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ビツトにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
第37図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドツト/ m mであるので、縮小LS
I354では、1/4に縮小して且つ2値化してエリア
メモリに蓄える。拡大デコードLSI359は、フィル
パターンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情
報を読み出してコマンドを生成するときに16ドツトに
拡大し、ロコアドレスの発生、カラーパレット、フィル
パターンの発生処理を行っている。DRΔM356は、
4面で構成しコードされた4ビツトのエリア情報を格納
する。ΔGDC355は、エリアコマンドをコントロー
ルする専用のコントローラである。
(III−3)エツジ処理方式 デジタルカラー複写機では、写真、網点印刷物、文字、
線画等、種々の原稿が人力される。先に空間フィルター
モジュールの項で述べたように本発明に係る画像処理で
は、エツジ強調信号とスムージング信号とを適当に混合
して画像の種類に対応した再現性の向上を図っているが
、特に黒の文字や線画等のエツジを強調する処理では、
その効果が極めて顕著に現れる。本発明は、このエツジ
処理の効果をさらに高めるために工夫したものであり、
以下に具体的に説明する。
第38図は本発明のエツジ処理方式の1実施例を説明す
るための図、第39図はエツジ処理用LUTの構成例を
示す図である。
本発明のエツジ処理は、第38図(a)に示すように基
本的には、エツジを検出するためのエツジ検出フィルタ
361、色相を検出してそのときのプロセスカラーが必
要色か不必要色を切り倹え信号として出力する色相検出
回路362、エツジ検出信号と切り換え信号を基にエツ
ジ強調信号を読み出すエツジ処理用LUT (ルックア
ップテーブル)363を用いてエツジ処理信号を生成す
るものである。そして、エツジ処理用LUT363とし
てエツジ強調用LUT■とエツジ減衰用LUT■を持ち
、色相によってこれらを切り換えるものである。
エツジ減衰用LUT■は、第39図(a)に示すように
横軸をエツジ検出フィルタ応答値、すなわちエツジの度
合を表す値、縦軸をLUTの出力とし、エツジ部の減衰
量を表している。図示の例では、フィルタ応答値が±1
00以下を中間調画像部と判定して強調量を0にし、±
100より外側をエツジ部と判定して減衰値を与えるも
のである。つマ?l)、この場合には、エツジ量に応じ
て一側へ強調(すなわち減衰)するように設定している
上記構成によれば、例えば色相が黒の第38図(b)に
示すようなフィルタ入力信号に対して、エツジ処理回路
では、同図(C)に示すように黒を強調すると共に、Y
、M、Cを不必要色とし、これを強調しないようにする
だけでなく、エツジ量に応じて減衰させる(実線)エツ
ジ強調処理信号を生成する。他方、スムージング回路で
は、それぞれの色について平滑化処理信号が生成される
。従って、平滑化処理信号では、各色についてエツジ部
分がぼけるが、この部分が、エツジ強調処理信号と合成
することによって同図(d)に示すように不必要色がほ
とんど減衰して出力されないフィルタ出力信号を得るこ
とができ、黒文字をほぼK1色のみで再現することがで
きる。これにより、(III−2)(F)の項で述べた
ようなエツジ部での混色もなくなり、Y、M、C,に、
、B%GSR,Wについてはエツジ部にも濁りのない文
字を再現することができる。
なお、上記2つのエツジ処理用LUTは、圧縮すること
により1つのLtJTで構成してもよい。
その例を示したのが第39図(b)であり、256階調
のデータに適用する場合、その半分の128で最小分解
能を2階調とすることによって−126〜0〜+126
を減衰用の不必要色領域とし、その両側−256〜−1
28と128〜254を強調用の必要色領域としている
第40図は非線形フィルタ部のハードウェア構成を示す
図、第41図は第40図に示す回路の動作を説明するた
めの図である。この例は、UCR・LSI365で印刷
カラー信号dataからエツジ信号edgeと必要色(
色相)信号Hueを分離し、画像データdataとエツ
ジ信号edgeをそれぞれデジタルフィルタ366.3
67に人力する。デジタルフィルタ(ME−LUT)3
66は、ローパスフィルタであって、第41図(a)に
示すように画像のエツジ部分を鈍らせる(ぼかす)特性
を持つものである。シャープネス調整は、このパラメー
タの設・定を変え、特性を変えることにより実現してい
る。また、デジタルフィルタ (USM−LUT)36
7は、ハイパスフィルタであって、第41図ら)に示す
ように画像のエツジ部分を抽出する特性を持つものであ
る。そして、画像データdata、デジタルフィルタ3
66.36?の出力信号、必要色信号HueがMIX−
LSI368に入力され混合される。このMIX−LS
I368では、平滑処理用LUT (ME−MODU−
LUT)とエツジ処理用LUT (USM−MODU−
LUT)を持っている。平滑処理用LUTは、第41図
(C)に示すような強弱の2枚のテーブルを持って、同
図(e)に示すような変調を行い、また、エツジ処理用
LtJTは、例えばエツジ強調用LUTとして第41図
(d)に示すような強中弱の3枚のテーブルを持って同
図(f)に示すような変調を行っている。また、先に説
明したようにそれぞれのエツジ処理用LUTでは、色相
信号Hueによってエツジ強調用LUTとエツジ減衰用
LUTとの切り換えが行われる。
第40図(a)は156図又はx−)ジ強調用LUTを
通して加算するか、直接ゼロ出力にして若しくはエツジ
減衰用LUTを通して加算するかを制御する第37図の
回路に適用する構成を示したものである。これに対し、
j@40図υはデジタルフィルタ367′からの出力デ
ータ幅を1ビット分減らし、そこへ色相信号Hueを1
ピット加えて8ビツトデータにしてMIX−LSI36
8’への人力データとするものであり、この色相信号H
ueのオン/オフにより第39図面の必要色領域(強調
用LUT)と不必要色領域(減衰用LUT)を使い分け
てエツジ加算制御を行うものである。
すなわち、エツジ検出R36?’からのデータ幅が1ビ
ットのサインs(+or−)と7ビツトのデータ(ds
dsd<dsdzd+do)からなる場合には、最下位
ビットd0を削り、全体を右に1ビットずつシフトして
最上位ビットにHue信号を加える。従って、ビットア
サインの変更後の入力データは、’ HS d5d4d
Jzd+doJ による8ビツトの構成となる。
第56図で示した従来例に適用した場合には、1個の強
調用LOTを用意するだけ強調用LUTを通してエツジ
データを加算するか、直接ゼロ出力して加算するかであ
るため、不必要色についてエツジの減衰用LOTを用い
ることができない。
しかし、上記のようにエツジ強調用LUTとエツジ減衰
用LUTを1個のLUT (第39図ら))で構成し、
エツジ検出部からのデータ幅の操作と必要色信号Hue
の付加を行うことにより第40図(b)に示すように簡
単なハードウェアの変更により本発明を実現できる。
なお、色相判定によるエツジ強調は、黒文字再現のみな
らず、色文字に対してもその再現性の改善に大きな効果
を奏する。例えばマゼンタMの文字が人力されたとする
と、第41図((イ)に示すように色相判定がMと判定
された領域では強調され、それ以外は減衰されるので、
なだらかな勾配部は削られる。そのため、必要色部のみ
を強調していた従来の方式に比較して、外側のW部分が
不必要色として除去されるので、シャープな文字再現が
可能になる。しかも、先に述べたように色相検出するY
、M、C,KSB、G、R,Wについて同様の効果を得
ることができる。
第42図は具体的なT変換用LOT及びエツジ処理用L
UTの好ましい例を示す図である。
T変換は、エツジの検出精度を向上させるために行うも
のであり、文字等のエツジ邪と背景部とのコントラスト
を増加させるようにLUTを用いてエツジ検出回路への
人力信号に対して適用される。その好ましい1例を示し
たのが第42図(a)であり、256階調で、横軸は人
力、縦軸は出力を示している。カーブの立ち上がりポイ
ントとなっている人力の「20」は、はぼバックグラウ
ンドの濃度領域に相当する。このようにバックグラウン
ドの1度領域近傍から急勾配で立ち上げるようにするこ
とによってエツジの検出精度を向上させることができる
エツジ処理用LITとしては、Y、M、C,Kに同一の
特性曲線を適用した例を示したのが同図b)であり、Y
、M、Cに同一の特性曲線を適用し、Kにこれらと別の
特性曲線を適用した例を示したのが同図(C)である。
(III−4)混合LSIの回路構成 第43図11MIX−LSI(加算LSI)の回路構成
例を示す図、第44図は動作のタイミングを示す波形図
、第45図はLUT切り換え信号を説明するための図、
第46図はデイレイ回路における設定例を示す図である
第40図に示した回路で使用されるMIX−L5136
8は、第43図に示すように8ビツトの階調データに対
して平滑化(網点除去)、エツジ検出からなる2系統の
補正データをたし込むための加算器を有し、前段に2系
統のデジタルフィルタを接続すれば簡単にアダプティブ
フィルタが実現できるように構成したものである。CP
Uとのインターフェースとしては、チップセレクト人力
NC3,アドレス人力AO〜9、チップ内RAM及びレ
ジスタの読み出しクロックNRD、チップ内RAM及び
レジスタの書き込みクロックNWR、データバスDO〜
7の各端子を有し、また、画像インターフェースとして
は、パワーダウンモード選択NPD、画像データ転送り
ロックVCLK、画像データ入力VDIO〜7、加算デ
ータ人力LD10〜11、HDIO〜11、画像データ
出力VD00〜7、必要色信号人力HUE0,1.LU
T切り換え人力5HRPO1I、画像データクリア入力
ZEROの各端子を有している。
このMIX−LSIでは、第43図に示すように8ビツ
トの画像データVDII〜7.2系統の12ビツト加算
データLDIO〜11、HDIO〜11を人力してLU
Tで加算データ変換し、内部でまるめ処理を行って8ビ
ツトの画像データVD01〜7を出力するように構成し
ている。第43図において、RAM372、RAM37
3が、LUTを格納するものであり、アドレス端子をセ
レクタ385.387により加算データ側AかCPut
のアドレスバス側已に切り換え可能になっていて、CP
UからアドレスバスAO〜9、データバスDθ〜7を通
してデータがロードされる。RAM372は、ロー側(
網点除去側)で強調度の高いもの(LUTO)と低いも
の(LUTI)を切り換えて使用することができ、また
、RAM37は、ハイ側(エツジ強調側)で強調度の高
(LUTO)、中(LUTI)、低(LUT2)の3つ
を切り換えて使用することができる。このLUT切り換
え信号がRAM372、RAM373のA8、A8.9
に人力される信号5HRPOS 1であり、この信号と
選択されるLUTの対応を示したのが第45図である。
また、図示しないが常時読み書き可能な8ビツトのレジ
スタがあり、VCLR(ビット?) 、HCLR(ビッ
ト6)、LCLR(ビット6) 、BK  (ビットl
) 、N5U(ビット0)の各情報が保持される。例え
ばBKは、RAMバンク選択ビットであり、2面構造の
RAMをCPUによりアクセスする場合に予め設定する
ものである。また、NSUは、RAMのセットアツプビ
ットであり、これを「0」にセットすることによりCP
UのアドレスバスAO〜9がRAMのアドレス端子に接
続され、RAMへの書き込み、読み出しが可能となる。
VCLR,HCLR,LCLRは、画像データ入力、ハ
イ側加算データ人力、ロー側加算データ人力のクリアビ
ットである。
このMIX−LSIにおける画像データ処理のタイミン
グを示したのが第44図(a)であり、CPUアクセス
のタイミングを示したのが同図ら)である。
同図(a)に示す画像データ処理において、t、。5は
NPDセットアツプ時間、t cvcはVCLKサイク
ル時間、t c++nはVCLKのハイレベル幅、tc
ILはVCLKのローレベル幅であり、データ入力漫画
像データセットアツプ時間t ops経過するとVCL
Kがハイレベルになり、ここから画像データホールド時
間t Dlllとなる。従って、NPDがハイレベルに
なった後のVCLKの立ち上がりから入力データがホー
ルドされる。これに対して画像データVDOO〜7の出
力は、次のVCLKの立ち上がりから画像データ出力遅
れ時間t0゜。経過後に有効にする。
また、同図(b)に示すCPUアクセスの場合には、ア
ドレスバスの切り換えと同時にNC5をローレベルにし
、アドレスセットアツプ時間tASおいてリード/ライ
ト信号(NRD/NWR)をローレベルにし、リードの
場合には、NRDからのデータ確定時間t、。侍ってデ
ータバスDO〜7を有効にする。またライトの場合には
、NWRローレベル幅twwl、:おいてデータバスD
O〜7のデータセットアツプ時間t’sを確保する。な
お、tAl+はアドレスからのデータアクセス時間、t
zpはデータバスドライブ遅れ時間である。
加算値データ人力は、先に述べたように画像データから
つくられるため、デジタルフィルタを含む前段の処理回
路がもつバイブライン段数分だけ画像データ人力に対し
て遅れる。デイレイ回路371は、プログラマブルパイ
プラインレジスタであって、前記遅れ分を調整し画像デ
ータ人力と加算データ人力との同期をとるものである。
クロック制御回路376は、ビデオクロックから生成し
ている内部クロックをパワーダウンNPD (Nは負論
理を意味する)のときストップさせるものである。この
デイレイは、第46図に示すようにプログラマブルレジ
スタ設定ビットL0〜L、を変えることよって16段の
設定ができるようになっている。
(I[l−5)まるめ処理 第47図及び第48図は第43図の381.382等の
まるめ処理を説明するための図である。
第43図に示すMIX−LSIlt、256階調の画像
データとして処理するため、デジタルフィルタから人力
した12ビツトの加算データ、加算処理後の出力データ
等に対して8ビツトまるめを行っているが、その具体的
なアルゴリズムについて次に説明する。
まるめでは、2の補数及び絶対値表現の切り換えビット
COMPO(ロー側)、COMPI(ハイ側)を設定し
て8ビツト絶対値(0〜255)表現をとるか、8ビツ
トの正負(2の補数表現で、−128〜+127、但し
LSHのお重みは2階調とし、階調表現では−256〜
+254)表現をとるかを切り換える。すなわち、ロー
側の加算人力データLl]0〜11については、まるめ
た後に8ビツト絶対値表現をとる場合に、切り換えピッ
)COMPOを「0」に設定し、まるめた後に8ビツト
の正負表現をとる場合に、切り換えビットCOMPOを
「1」に設定する。
8ビツト絶対値表現をとる場合、まるめ回路381.3
82では、第47図ら)に示すように最上位ビットLD
IIIが「1」のとき下位ビットを無視してD’  O
〜7の全ビットに「0」をセットする。しかし、最上位
ピッ)LD[11が「0」のときは、続く下位の3ピツ
)LDIIO〜8が「1」か「0」かによってD’  
O〜7に全ビット「1」又はLDIO〜7をそのままセ
ットする。
つまり、255階調より大きい場合には255階調(全
ピッ)rlJ)にまるめ、255階調以下の場合にはそ
のまま使用する。そして、シフタでは、シフトを行わず
最上位ビットに「0」をセットする。
8ビツトの正負表現をとる場合には、第48図(a)に
示すようにまず最下位ピッ)LSBを捨てて2階調の重
みとし、同図(b)に示すように最上位ビットLDII
Iが「1」のときは、続く下位3ビツトLDIIO〜8
が「1」か「0」かによってD’  1〜8にrl**
*****J  (*はそのまま)かrloooooo
oJをセットし、最上位ビットLDIIIが「0」のと
きは、続く下位3ビツトLDTIO〜8が「1」か「0
」かによってD’ 1〜8にro l 111111J
か[O*******Jをセットする。つまり、上記の
場合と同様、オーバーフローしている場合には最高値を
セットし、最高値の範囲内の場合にはそのままの値をセ
ットする。まるめ回路381.382でまるめられたデ
ータは、LUTを通した後、シフタ389.390によ
り内部ビットの整合をとるようにしている。
また、出力のまるめでは、第43図のまるめ回路391
により加算器の出力に対して最上位の符合ビットが「l
」の場合にはVDOO〜7の全てに「0」をセットし、
符合ビットが「0」でそれに続く下位ビット8までに「
1」がある場合には、VDOO〜7の全てに「l」をセ
ットする。上記以外の場合には、階調が255以下であ
るので、そのまま出力データとすればよい。
(III−6)OCR−LS Iの回路構成第49図(
a)はOCR回路および色相検出回路とエツジ信号生成
回路の構成例を示す図、第49図ら)は内部RAMのデ
ータ書き込み制御の回路構成を示す図である。
網目除去(平滑化)処理やエツジ強調処理に使用される
必要色信号HUEやエツジ検出信号EDGEは、第35
図に示すようにOCR回路の後段の空間フィルターで使
用されるが、本発明では、第49図(a)に示すように
色相検出回路やエツジ信号生成回路にOCR回路の途中
の処理信号が使用できることから、これらの回路をOC
R回路と同じLSIに組み込んでいる。
第40図に示した回路で使用されるUCR−LSlの回
路構成が第49図(a)であり、OCR回路は上側半分
の回路からなり、色相検出回路は減算器753、コンパ
レータ754〜756、ゲート回路760を含む回路か
らなり、エツジ検出信号生成回路はセレクタ762から
後段下側1列の回路からなる。
(A)UCR回路 OCR回路では、最大値最小値検出器741でトナーイ
言号Y、M、C(VD IΔ0〜7、VDIBO〜7、
VDICO〜7)の最大値と最小値が検出され、最大値
と最小値との差が減算器742で求められる。そして、
減算器742の出力をアドレスとしてKgR整変換テー
ブル(fk、)744のデータを読み出し、この値を減
算器745で最大値最小値検出器741の最小値出力か
ら減算することによってKのトナー信号を生成する。さ
らに、生成されたKのトナー信号は、下色除去調整値変
換テーブル748のアドレスとして使用され、下色除去
調整値を読み出す。そして、この値を減算器749でト
ナー信号Y、M、Cから減算する。
なお、この減算器749には、セレクタ751で現像色
選択ビットSEI、0の内容によりセレクトされたトナ
ー信号Y、M、Cのいずれか1つが人力される。現像色
選択とッ)SEI、0は、UCRの後段にどの色(Y、
M、C5K)のデータを流すかを指定するものであり、
セレクタ751において、「00」でY、rol」でM
、r10」でCがセレクトされ、セレクタ750におい
て、「11」でKが選択される。現像色選択ピッ)SE
I、0とフルカラーFULL、モノカラーMONOによ
り出力される画像データVD07〜0 (Y、M、C,
K)との関係を示すと下表のようになる。
ところで、減算器745の出力は、負になる場合がある
。したがって、まるめ回路746では、このような場合
に出力値を「0」にするとともに、3色カラーの場合に
はKを「0」にする処理を行っている。また、フルカラ
ー信号は、減算器749の前段で下色除去調整値と論理
積処理しフルカラー時以外は下色除去調整値を零にする
ことによって、下色除去を行わないようにしている。
このUCR回路の特徴は、Kを生成してこのKから下色
除去を行い、しかる後現像色信号を抽出するという、墨
版生成から続けて下色除去の処理を行い、現像色を選択
するという従来からのアルゴリズムから大幅に処理を簡
素化し短縮したことである。例えば上記従来の処理では
全体として20数クロツクの遅延が必要であったが、本
発明のように墨版生成を行うと同時に並列に現像色の選
択を行ってしまい、現像色を選択した後で下色除去を行
うと、7クロツクの遅延で済む。したがって、墨版生成
と下色除去に必要なりロックの遅れだけで、現像色の選
択処理も終了させることができ、また、現像色について
のみ下色除去処理を行うので、処理量やゲート数も少な
くすることができ、処理速度の向上、回路をLSI化す
る際の小型化、コストの低減を図ることができる。さら
には、この処理途中における信号を抽出して利用するこ
とにより、次に説明する色相検出の処理およびエツジ検
出信号の生成処理を終了させることができる。
ところで、下色除去は、Kの値に応じて除去値が求めら
れ、その値について現像色から除去が行われるが、特に
Kの値が大きい範囲、すなわちほとんど黒に近い範囲で
は、Kの値に応じて下色除去を行うと、黒の重みがなく
なるという問題がある。本発明では、このような問題を
なくすため、下色除去調整変換テーブル748として、
Kの値が大きくなるのに伴って出力値を大きくするとと
もに、特にKの値が大きい範囲になると逆に出力値(除
去値)を急激に減衰させるようなカーブを採用している
。彩度の高い色での濁りをなくすとともに、黒の再現性
も高めている。
(B)色相検出回路 色相検出回路において、YMCのHLIEスレッショル
ドレジスタ757は、各人力Y′、M′C’  (減算
器753でYlMSCから最小値を減算した値)との比
較値を持つレジスタであり、コンパレータ754で両者
の比較処理が行われる。
この比較値以下の場合には、その色の信号成分が相対的
に弱いことを意味し、逆に大きい場合にはその色の信号
成分が強いこと、すなわち必要な色で強調すべき度合が
高いことを意味する。NのHUEスレッショルドレジス
タ758は、最小値との比較値を持つレジスタであり、
コンパレータ755で両者の比較処理が行われる。最小
値が小さい場合には感覚的にKの量が少なく、大きい場
合にはKの量が多いことを意味する。また、MNのHL
IEスレッショルドレジスタ759は、最大値と最小値
との差の比較値をもつレジスタであり、コンパレータ7
56で両者の比較処理が行われる。
最大値と最小値との差が小さい場合にはグレイ系の色で
あることを意味する。そして、これらの比絞出力をゲー
ト回路760で論理処理することにより色相検出信号H
UEが生成される。なお、ゲート回路760におけるH
 U E出力コントロールビット761は、Y、M、C
を強調するか、Kだけを強調するかを制御するものであ
る。
コンパレータ754の出力をHA、コンパレータ755
の出力をH1+、コンパレータ756の出力をH6とじ
、これらは、人力信号の値がレジスタの値よりも大きい
場合に「l」、そうでない場合に「0」とすると、ゲー
ト回路760の出力、すなわち色相検出信号HLJEは
、下表のようになる。
(X ; Don’t  Care )(C)エツジ検
出信号の生成回路 エツジ検出信号の生成は、K生成回路における最小値信
号にトナー信号Y、M、Cの中からセレクタ762で選
択された任意の信号を加算器764で加算した信号か、
現像色信号のいずれかが使用される。まるめ回路765
は、加算器764で加算した結果がrFF、+を超える
場合に「FF」とする処理を行っている。セレクタ76
2は、エツジデータコントロールビットEDO11の内
容で制御されるものであり、このビットが「00」の場
合にはY、rollの場合にはM、rlo」の場合には
Cが選択され、この出力が加算器764で最小値に加算
される。しかし、「lI」の場合にはこれらのいずれも
が選択されない。したがって、この場合には最小値のみ
が加算器764の出力となる。セレクタ766は、現像
色信号と加算器764の出力信号とのいずれかを選択す
るものであり、現像色かに以外のプロセスの場合にはそ
の現像色を選択し、現像色がKの場合には加算器764
の出力信号を選択する。そして、このセレクタ766の
出力をアドレスとしてエツジ検出信号生成の変換テーブ
ル768を読み出す。
トナー信号Y、M、Cの最小値は、先に説明したように
単純にKに変換できる最も大きい値であるが、Kを加え
ると彩度が高い場合に生じる濁り等の彩度の低下を防ぐ
ために、最大値と最小値との差に応じて最小値からに調
整変換テーブル744で求めた値を減算しているが、エ
ツジ検出信号では、この前の最小値を使用するとともに
必要に応じてさらにトナー信号Y、M、Cから任意の色
を選択して加算することによってKのエツジ検出精度を
高めることができる。
(D)Li内部のコントロール 第49図(a)に示すLSIには、常時CPUからデー
タの読み/書きが可能な各HUEスレッショルドレジス
タ (757〜759)やコントロールレジスタ (図
示省略)があり、これらの各ビットに内部の制御条件を
設定している。HUEスレッショルドレジスタ (75
7〜759)は既に説明したが、コントロールレジスタ
は、既に説明した現像色選択ピッ)SEOllやHUE
出力コントロールビットHCNT、エツジデータコント
ロールピッ)EDOllの他、内部RAMバンク選択ビ
ットBKO11や内RRAMセットアツプビットNSU
があり、計8ビットの制御ビットが設定されている。
F’[RAMは、/<ンク0、バンク1、バンク2の3
面構造を採っている。そして、CPUにより内部RAM
をアクセスする場合には、内部RAMバンク選択ピッ)
BKI、Oを予め設定し、それぞれ次のように選択して
いる。
そして、内部RAMバンク選択ビットBKO11により
選択した内部RAMを実際にCPUにてアクセスする場
合には、内部RAMセットアツプピッ)NSUを「0」
にすることが必要である。
内部RAMセットアツプビットNSUが「0」になると
、内部RAMのアドレスがCPtJからのアドレスバス
に接続されると同時に、内部RAMへの書き込み/読み
出しが可能となる。その回路構成を示したのが第49図
(b)であり、そのアドレス切り換え制御を行うのがセ
レクタ781〜783である。
(III−7)LSIの構成 (A>内部クロックの制御 LSIの内部では、ラッチ回路(D  Q)により画像
データをラッチしながら同期をとってパイプライン処理
しており、このラッチおよび各回路の動作を制御するの
が内部クロックである。第49図(a)に示すように内
部クロック生成回路769は、ビデオクロックVCLK
より内部クロックを生成するものであり、フリップフロ
ップ回路とアンドゲートからなる回路構成で、パワーダ
ウン信号NPDにより内部クロックを止めるようにして
いる。この内部クロックの停止制御により、スタンバイ
中におけるLSIの消費電力の低減および発熱の抑制を
図り、耐ノイズ性を高めている。
(B)ピン配置 第501!lはLSIのピン配置例を示す図である。
LSIの接続ピンは、第50図に示すように上下左右に
配置しており、これらは、LSIをプリント基板上に実
装するときに、レイアウト、配線が容易となるようにグ
ループ化している。すなわち図示の例は、上方左側から
左方に画像データの人力関係のピン、右方に画像データ
の人力関係のピン、右方下側から下方にCPUインター
フェース関係のピン、そして、上方にコントロール関係
のピンを配置している。本発明のIPSは、それぞれの
機能単位に分けて回路のLSI化を行い、第37rI!
Jに示すように画像データをIITから人力してIOT
に出力するデータの流れに沿ってLSIを配置している
。第52図に示すビン配置のLSIでは、画像データが
左から右へ流れる向きとなり、下側にCPUパスを通し
、上側にコントロール信号ラインを通し、画像データの
流れに沿って左から右へLSIを順次縦続接続する構成
となる。したがって、CPUインターフェース関係のピ
ンとコントロール関係のピンを上下逆に配置すると、丁
度第37図の配列にマツチするものとなる。このように
、各LSIのビン配置を統一すると、実装密度を上げる
と共に、配線長を短くしてノイズトラブルの低減も図る
ことができる。
(lll−8)画像データ処理の設定制御(A)画像デ
ータ処理系の管理 本発明テハ、VCPUがIITおよびIPSからなる画
像データ処理系を管理している。
IPSにおける画像データの各処理段階では、既に述べ
たように変換テーブル(LUT)を駆使することによっ
て画像データの変換や補正等の処理に柔軟性を持たせて
いる。すなわち、変換テーブルを用いると、非線形な変
換や補正等のデータの設定も自由に行うことができ、ま
た、予め演算結果の値を設定しておくことによって変換
テーブルを読み出すだけで演算処理を行うことなく所望
の演算値を得ることができる。しかも、複数のテーブル
を用意し画像の種類に応じて選択できるように構成する
ことによって、写真や文字、印刷、それらの混在に合わ
せて画像データの変換や補正等を行うことができ、それ
ぞれの原稿に応じた特有の画像の再現性を保証すること
ができる。しかも、変換テーブルを用いることによって
、変換や補正等の処理回路でのゲート数やメモリ容量を
少なくすることができ、人力データをアドレスにしてテ
ーブルのデータを読み出すことにより所望のデータを得
ることができるので、処理速度を上げることもできる。
VCPUは、このようなIPSにおける各種テーブルの
設定、制御を行うとともにIITの画像データ処理系も
制御している。
第51図はVCPtJによる管理システムの構成を示す
図である。
VCPU基板(VCPU  PWBA)781は、画像
データの流れからみると、アナログ基板(ANALOG
  PWBA)782の後に接続され、VCP0784
.(7)他、ITG (I ITタイミングジェネレー
タ)785.5HC(シェーディング補正回路)786
の各回路も組み込まれている。
VCPU784は、先に述べたようにIPSにおける各
種テーブルの設定、制御を行うとともに、このITG7
85.5HC786の制御、アナログ基板782の制御
も行っている。
アナログ基板782では、IITセンサ基板からCCD
ラインセンサの5層素子分の色分解信号(ビデオ信号)
を人力すると、これを各アンプを経由して対応するA/
D変換器(第19図の235)に入力し、ここで8ビツ
トのデジタルデータ列GBRGBR・・・・・・に変換
してvcpu基板781のrTG785に送出する。こ
のアナログ基板782に対して、VCPU784は、ゲ
イン調整アンプとオフセット調整アンプの増幅度の設定
を行っている。このゲイン調整アンプとオフセット調整
アンプは、それぞれCCDラインセンサの5層素子分に
対応したチャネルCHI〜CH5毎にあり、VCPU7
84は、各チャネルのゲイン調整用のDAC,オフセッ
ト調整用のDACをセレクトして設定値を書き込むよう
にしている。したがって、VCPU基板781とアナロ
グ基板782との間には、DACの切り換え、チャネル
CH1〜CH5のセレクト、ライトの各信号と、アドレ
スバス、データバスがインターフェースとして設けられ
ている。
VCPU基板781のITG785は、千鳥補正を行う
遅延量設定回路(第19図の236)と分離合成回路(
第19図237)を制御するものであり、VCPU78
4からレジスタ設定を行ってこれらの回路を制御してい
る。千鳥補正を行う遅延量設定回路は、5層のCCDラ
インセンサの副走査方向の取り付けずれ遣を補正し、分
離合成回路は、ラインメモリを有し、各チャネルでGB
RGBR・・・・・・をそれぞれの色信号に分離して1
ライン分保持し、各チャネルの色信号を合成している。
そのため、ITG785には、倍率値に対応した千鳥補
正量を設定するレジスタPS−DLY。
[PSバイブラインの遅延補正値を設定するレジスタI
PS−LS−GENLH,主走査方向レジ補正値を設定
するレジスタREG I−ADJUST、主走査方向の
有効画素幅を設定するレジスタLS−5IZELH,千
鳥補正調整値を設定するレジスタDV−GENSDAR
K出力タイミング調整値を設定するレジスタDARKが
用意され、これらのレジスタには、vcpuからアドレ
スバス、データバスを通して設定される。例えばレジス
タPS−DLYには、パワーオン時に倍率100%に対
応する4が千鳥補正量として設定され、スタート時に選
択倍率に応じた千鳥補正量が決定され設定される。また
、ITG785にはWHTrz E FとWHT I 
NTがホットラインとして用意され、このホットライン
を通してデータを取り込んだタイミングを通知している
5HC786では、ITG786から色別の画素データ
を入力して画素ずれ補正、シェーディング補正を行って
いる。そのために、画素ずれ補正の方式を設定するレジ
スタCTRL−REG、シェーディングで濃度調整値を
設定するレジスタADJ−REG%SRAM(第19図
の240)のリード/ライト画素アドレスを設定するレ
ジスタADLとADH−REGSSRAMのデータレジ
スタDATA−REG等が用意されている。画素ずれ補
正は、画素データ間の加重平均を行う処理であり、レジ
スタCTRL−REGの設定内容に応じ、n画素目の人
力データをり。、出力データをdoとすると、 d、、=D、(補正しない)、 d、= (D、−、+2D、)/3 d、、= (2D、I +DI、’) /3等のパター
ンを選択している。シェーディング補正は、画像人力デ
ータとSRAMに書き込まれた基準データとの差をとっ
て出力する処理であり、基準データは、スキャン開始前
に白色基準板の読み取りデータが画素ずれ補正されSR
AMに書き込まれたものである。また、濃度調整は、レ
ジスタADJ−REGの設定値を画像入力データに加え
ることによってなされる。
5HC786におけるデータの流れは、コピースキャン
モードと色検知サンプルスキャンモードにより異なる。
コピースキャンモードでは、まず、スキャン開始のWH
TREF人力時に白色基準板の濃度を読み込むと、その
白色の基準データをSRAMに書き込み、次のスキャン
を開始すると画素ずれ補正を通した原稿読み取り濃度デ
ータがSRAMのデータによりシェーディング補正され
る。
色検知サンプルスキャンモードでは、色検知指定点に!
ITキャリッジが移動し、WHTREF信号を人力する
と、原稿読み取り濃度データをSRAMに書き込み、そ
の後指定画素のデータをSRAMからVCPU784の
RAMにに読み出す。
色検知シーケンスは、[Tキャリッジを指定点まで移動
して50m5経過するとITG785にWHTREFが
発行され、IPSのラインシンク信号IPS−LSに同
期してSRAMへの書き込み処理が行われる。そして、
次のラインシンク信号IPS−LSでITG785から
WHTINT信号が発行されてVCPU784のRAM
へ指定点の画素データが転送される。上記50m5は、
IrTキャリッジの振動が止まり静止する時間である。
この色検知は、指定点から主走査方向に5画素、副走査
方向に5画素が対象となる。したがって、SRAMへ書
き込まれた主走査方向1ラインの画素データから指定点
とそれに続く5点の画素データをVCP0784のRA
Mに読み込み、さらにIITキャリッジを1パルスずつ
4回移動して同様に5点ずつ画素データの読み込み処理
を行う。以上は指定点が1点の場合の処理である。
したがって、指定点が複数ある場合には、それぞれの指
定点について同様の処理が繰り返し行われることになる
(B)VCPUによるIPSのテーブル設定本発明では
、画像のエツジ部分を強調又はぼかす機能をデジタルフ
ィルター(LUT)で実現している。そこで、次にこれ
らの平滑処理用テーブル(ME−LUT) 、エツジ検
出用テーブル(USM−LUT)へのフィルタ重み係数
の設定方法、および平滑用変調テーブル(ME−MOD
U−LUT) 、エツジ強調用変調テーブル(USM−
MODU−LUT)への折線近似出力の設定方法につい
て説明する。
第52図はIPSのLUT設定方法を説明するための図
である。
VCPUでは、第52図に示すようにシャープネスセレ
クションテーブル79L ME−LUT−n係数テーブ
ル792、ME、−MODU−LUT−n折れ線近似テ
ーブル793、USM−LUT−n係数テーブル794
、USM−MODU−Lo”r−n折れ線近似テーブル
795をROMに持つ。そして、倍率、シャープネス調
整値、シャープネスモード(写真、文字、印刷、混在)
、現1象色からなる4つのパラメータからシャープネス
係数選択のための座標(x、  y、  z、  c)
を得て、シャープネスセレクションテーブル791より
各テーブルの検索値を知るようにしている。したがって
、例えばデジタルフィルターの係数を選択する4つのパ
ラメータを下表のように設定すると、倍率が100%で
x=3、シャープネス調整値が3でy=3、シャープネ
スモードが写真でz=3、現像色がmでc=1の場合に
は、 (x、  y、  z、  c) であり、これを座標表現にすると(3,3,3゜1)と
なり、ヒツト表現で1tr0011.011.11.0
1」、十進表現ではr445Jとなる。
これをシャープネスセレクションテーブル791のアド
レスとし、このアドレスのシャープネスセレクションテ
ーブル791に書き込まれた各テーブルの検索番号でテ
ーブルの中の係数を選択し、IPSのLITに書き込み
処理を行う。
次にIPSのLUTへの具体的な書き込み処理を説明す
る。
第53図は各LUTの設定内容を示す図である。
同図(a)に示すように7X’7の2次元フィルタとし
た場合、係数A−PをME−LUT−n係数テーブル、
U S M −L U T −n係数テーブルに持ち、
同図(b)に示すようにパケット形式にてIPSに転送
し、平滑処理用テーブル(ME−LUT) 、エツジ検
出用テーブル(USM−LUT)を設定する。
ME−MODU−LUT−n折れ線近似テーブルは、同
図(C)に示すように平滑用変調テーブルME−MOD
U−LUTの内容を近似するための折れ線座標点を同図
(d)に示すデータ構造で格納している。この折れ線は
、(c、0)、(d、d)、(a、  a)、(b、 
 0)の点を直線で接続したものとなり、vcpuによ
りこの座標点を展開した値がIPSの平滑用変調テーブ
ルME−MODU=LUTに設定される。なお、[c、
b:lの外側は0である。
U S M −M OD U −L U T −n折れ
線近似テーブルは、同図(e)に示すようにエツジ強調
用変調テーブルUSM−MODU−LUTの内容を近似
するための折れ線座標点を持ち、同図(f)に示すデー
タ構造で格納している。この折れ線は、(a+t。
0)、(b−1by)、(cx、cy)、(dX、dy
)、(eイ、e、)、(f3.0)の点を直線で接続し
たものとなり、vcpuによりこの座標点をこれを展開
した値がIPSのエツジ強調用変調テーブルU、5M−
MoDU−LUTに設定される。なお、I:d、c]の
外側は、それぞれbcSe−dを結ぶ直線の延長である
第54図はテーブルの設定タイミングを示す図である。
上記の平滑処理用テーブル(ME−LUT)、エツジ検
出用テーブル(USM−LUT) 、平滑用変調テーブ
ル(M、E−MODU−LUT) 、エツジ強調用変調
テーブル(USM−MODU−LUT)をVCPUから
設定するタイミングは、第54図に示すようにIITキ
ャリッジリターン中に次の現像色(プロセスカラー)用
の値が計算され設定される。このFITキャリッジリタ
ーン中におけるテーブルの設定は、TRCについても上
記のテーブルに引き続き行われるが、TRCの場合には
、折れ線近似と標準カーブを使った突き当て計算処理を
8面分行うので、1サイクル先の計算まで行うようにし
ている。つまり、IITキャリッジリターン中に画像の
エツジ関係の上記テブルを設定すると、続いてTRCの
テーブルを設定し、さらにその次のサイクルにTRCの
テーブルに設定する値を計算する。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。上記の実施例では、LU
Tを圧縮してエツジ減衰用LOTの外側にエツジ強調用
L U Tの領域を設定したが、この逆−の領域設定で
あってもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、WS
Y、M、C,B、GSR,にの色相の文字が画像の中に
含まれていると、エツジ強調用LUTにより必要色のエ
ツジを強調するだけでなく、不必要色についてはエツジ
減衰LUTによりスムージング信号を減衰させるので、
文字のエツジでは、必要色が強調されるとともに不必要
色が減衰し、エツジ部に不必要色が混入することにより
生じる色の濁りや、変色、文字の太り等をを効に除去す
ることができる。したがって、文字画像でのエツジ部を
鮮明に再現でき、色文字の濁りや黒文字再現の劣化を防
止できる。しかも、原画像の黒成分が少量であっても、
黒文字画像を鮮明に再現できる。
また、エツジが検出されない中間調画像では、エツジ強
調が働かないので、平滑化され滑らかな画像が得られ、
中間調画像の再現性も高めることができる。
さらには、ルックアップテーブルを用いて信号変換しエ
ツジ部と背景部とのコントラストを高めるので、エツジ
部の検出精度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカラー画像処理装置のエツジ処理
方式の1実施例を説明するだめの図、第2図は本発明が
適用されるカラー複写機の全体構成の1例を示す図、第
3図はハードウェアアーキテクチャ−を示す図、第4図
はソフトウェアアーキテクチャ−を示す図、第5図はコ
ピーレイヤを示す図、第6図はステート分割を示す図、
第7図はパワーオンステートからスタンバイステートま
でのシーケンスを説明する図、第8図はプロダレスステ
ートのシーケンスを説明する図、第9図はダイアグノス
ティックの概念を説明する図、第10図はシステムと他
のリモートとの関係を示す図、第11図はシステムのモ
ジュール構成を示す図、第12図はジョブモードの作成
を説明する図、第13図はシステムと各リモートとのデ
ータフローおよびシステム内モジュール間データフロー
を示す図、第14図は原稿走査機構の斜視図、第15図
はステッピングモータの制御方式を説明する図、第16
図はIITコントロール方式を説明するタイミングチャ
ート、第17図はイメージングユニットの断面図、第1
8図はCCDラインセンサの配置例を示す図、第19図
はビデオ信号処理回路の構成例を示す図、第20図はビ
デオ信号処理回路の動作を説明するタイミングチャート
、第21図はIOTの概略構成を示す図、第22図は転
写装置の構成例を示す図、第23図はデイスプレィを用
いたUlの取り付は例を示す図、第24図はUlの取り
付は角や高さの設定例を説明するための図、第25図は
Ulのモジュール構成を示す図、第26図はUlのハー
ドウェア構成を示す図、第27図はUrCBの構成を示
す図、第28図はEPIBの構成を示す図、第29図は
デイスプレィ画面の構成例を示す図、第30図はF/P
の斜視図、第31図はM/Uの斜視図、第32図はネガ
フィルムの濃度特性および補正の原理を説明するための
図、第33図はF/Pの構成を概略的に示すとともに、
F/PとM/UおよびFITとの関連を示す図、第34
図は操作手順およびタイミングを説明するための図、第
35図はIPSのモジュール構成概要を示す図、第36
図はIPSを構成する各モジュールを説明するための図
、第37図は[’Sのハードウェア構成例を示す図、第
38図は本発明のエツジ処理方式の1実施例を説明する
ための図、第39図はエツジ処理用LUTの構成例を示
す図、第40図は非線形フィルタ部のハードウェア構成
を示す図、第41図は色文字再現向上の原理を説明する
ための図、第42図は具体的なT変換用LUT及びエツ
ジ強調用LUTの好ましい例を示す図、第43図はMI
X−LSI(加算LSI)の回路構成例を示す図、第4
4図は動作のタイミングを示す波形図、第45図は【、
UT切り換え信号を説明するための図、第46図はデイ
レイ回路における設定例を示す図、第47図及び第48
図はまるめ処理を説明するための図、第49図(a)は
UCR回路および色相検出回路とエツジ信号生成回路の
構成例を示す図、第49図ら)は内部RAMのデータ書
き込み制御の回路構成を示す図、第50図はLSIのピ
ン配置例を示す図、第51図はVCPUによる管理シス
テムの構成を示す図、第52図はIPsのLUT設定方
法を説明するための図、第53図は各LUTの設定内容
を示す図、第54図はテーブルの設定タイミングを示す
図、第55図はデジタルカラー画像処理装置の構成を示
す図、第56図は従来のエツジ強調処理回路の構成例を
示す図、第57図は色相検出回路の構成を示す図、第5
8図はエツジ強調処理を説明するための図である。 ■と2・・・デジタルフィルタ、3・・・色相検出手段
、4・・・合成手段、5・・・エツジ強調減衰手段、6
・・・エツジ信号補正手段。 第4 図 第5 図(b) 第 図(d) PR−TRUE 第5 図 (C) 0T−LS 目↓↓↓ −1−丁。 番↓↓◆↓↓ 番↓↓↓↓番 →Tトー 第 図 (e) 7+T1−1 szpcu  [Ut七Ii■1r「uU月11nnn
J「012     「 カウンタ3 0−−−−−−−−−−−−−P T−T]− ■剛即IItllllllf1 第10図 シリアル通?:インヲーフエイス モジュール間インターフェイス 第12図 (α) 第15図 (a) (b) 第14図 第15図 (C) (d) (e) EGI TAILEOGE 第16 図(a) 第16 図(b) 第17図 第18図 (b) H「君H 0ms 第20図 232a Gゴ Rコ 34a 35a Bゴ 第21 図 ムn 第22図(a) 第22図(b) 第25図 席29図 13o図 第31図 日1,632 第29図 第36図 (a) 第36図 (d) (e) 第36図 (f) 第36図 (i) ■Y−−ゴーヒーー ■C−−ゴー1.− (縮))\) (拡大 第36図 (k) 第郭図 (n) 第36図 (q) 第37図 (C) (b) 第38図 (こ) (d) ザ5− 豆・1ぐ− 炊冨 鴨本 第40図 (a) −−−−=−”’1 第41 図(c) 第41 図(d) 第41 図(e) 、ど−)− 第41図<a> 第41 図 (b) 第41 図(f) 第41図(9) 第42図(b) input 第42図(C) nput 第45図 第46図 第48図 第51図 第53図(a) 第53図(c) ut 第53図(d) ご号 ごう 第52図 (” 、y、Z 5C)43.3.3 、i ) ユO
Oll、011 + 11 、OIB !四層Jl 第53図(e) 第53図(f) 第54図 藺 (a) 第56図 第58図 (b) (c) (−曲湖灯V目) 手

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)現像色の記録信号毎に現像プロセスを繰り返して
    実行することにより複数の色による像を重ね合わせてカ
    ラー画像を再現するカラー画像処理装置において、網点
    成分を除去し中間調画像の平滑化を行うローパスのデジ
    タルフィルタ、高い周波数成分からなるエッジ部を検出
    するハイパスのデジタルフィルタ、および色相を検出す
    る色相検出手段を備え、該色相検出手段により得られた
    色相信号とハイパスのデジタルフィルタ出力に基づいて
    エッジ強調信号を生成しローパスのデジタルフィルタ出
    力とともに変調して記録信号に合成することを特徴とす
    るカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  2. (2)変調用として選択可能な複数のエッジ処理用ルッ
    クアップテーブルを有することを特徴とする請求項1記
    載のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  3. (3)ローパスのデジタルフィルタの出力を、必要色は
    強調し、不必要色は減衰させるようにエッジ処理用ルッ
    クアップテーブルを構成したことを特徴とする請求項2
    記載のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  4. (4)エッジ強調特性を黒と黒以外の色で別に構成した
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のカラー画像処理
    装置のエッジ処理方式。
  5. (5)必要色の強調と不必要色の減衰特性を1面のルッ
    クアップテーブル内に圧縮して構成したことを特徴とす
    る請求項2乃至4のいずれかに記載のカラー画像処理装
    置のエッジ処理方式。
  6. (6)墨版生成するとともに現像色をセレクトし下色除
    去する回路の墨版生成部と現像色セレクト部からエッジ
    検出信号を抽出するように構成したことを特徴とする請
    求項1記載のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  7. (7)バックグラウンドの濃度領域近傍から急勾配で立
    ち上がるルックアップテーブルをハイパスのデジタルフ
    ィルタの前段に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  8. (8)色相検出手段は、墨版生成するとともに現像色を
    セレクトし下色除去する回路の墨版生成部と現像色セレ
    クト部から検出信号を抽出するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置のエッジ処
    理方式。
  9. (9)墨版生成部から記録信号の最大値と最小値との差
    、最小値、セレクトされた現像色の記録信号と最小値と
    の差を抽出し、これらと閾値との比較処理を行い、比較
    結果と現像色の記録信号とを基に必要色か不必要色かを
    論理判断するように構成したことを特徴とする請求項8
    記載のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  10. (10)変調用として選択可能な複数の平滑化用ルック
    アップテーブルを有することを特徴とする請求項1記載
    のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  11. (11)デジタルフィルタおよびルックアップテーブル
    は、現像プロセス毎に設定することを特徴とする請求項
    1記載のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  12. (12)デジタルフィルタおよびルックアップテーブル
    設定のための設定テーブルを有し、倍率やシャープネス
    調整値、シャープネスモード、現像色をパラメータとし
    て設定テーブルを選択することを特徴とする請求項11
    記載のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  13. (13)デジタルフィルタの設定テーブルは、係数テー
    ブルで構成したことを特徴とする請求項11記載のカラ
    ー画像処理装置のエッジ処理方式。
  14. (14)ルックアップテーブルの設定テーブルは、折れ
    線近似テーブルで構成したことを特徴とする請求項11
    記載のカラー画像処理装置のエッジ処理方式。
  15. (15)まるめ処理回路を設け、信号のビット数の整合
    を取るようにしたことを特徴とする請求項1記載のカラ
    ー画像処理装置のエッジ処理方式。
JP63264839A 1988-10-20 1988-10-20 カラ―画像処理装置 Expired - Lifetime JP2536094B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63264839A JP2536094B2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 カラ―画像処理装置
US07/424,880 US5032903A (en) 1988-10-20 1989-10-19 Edge processing system for color image processing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63264839A JP2536094B2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 カラ―画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02110582A true JPH02110582A (ja) 1990-04-23
JP2536094B2 JP2536094B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=17408928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63264839A Expired - Lifetime JP2536094B2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 カラ―画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5032903A (ja)
JP (1) JP2536094B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05183739A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Toppan Printing Co Ltd モニタ色調整装置
JPH06121161A (ja) * 1991-05-14 1994-04-28 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像処理装置の文字処理方式
JP2015198305A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5239383A (en) * 1989-05-10 1993-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus capable of image editing
JP2993014B2 (ja) * 1989-08-30 1999-12-20 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置の画質制御方式
US5231515A (en) * 1989-11-07 1993-07-27 Canon Kabushiki Kaisha Image reading device
EP0449328B1 (en) * 1990-03-30 1998-08-26 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus
US5357353A (en) * 1991-05-17 1994-10-18 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP3227191B2 (ja) * 1991-05-22 2001-11-12 株式会社リコー 画像読取装置
JP3183688B2 (ja) * 1991-10-29 2001-07-09 キヤノン株式会社 カラー画像読取装置
US5604821A (en) * 1992-02-28 1997-02-18 The University Of South Florida Structure and method for dynamic scene analysis
EP0581575B1 (en) * 1992-07-27 1999-12-29 Tektronix, Inc. System for intensity-variable printing
US5229815A (en) * 1992-09-04 1993-07-20 Xerox Corporation Automatic machine quality adjust restart after premature interruption
US5477335A (en) * 1992-12-28 1995-12-19 Eastman Kodak Company Method and apparatus of copying of black text on documents using a color scanner
US6057931A (en) * 1993-07-12 2000-05-02 Mci Telecommunications Corporation Method and apparatus for controlling color image reproduction
JP3772368B2 (ja) * 1995-11-13 2006-05-10 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置
US5900952A (en) * 1996-10-15 1999-05-04 Xerox Corporation System for converting color image signals having high-frequency components from RGB to CMY color spaces
KR100238029B1 (ko) * 1997-07-04 2000-03-02 윤종용 원고스캔방법
JPH1141385A (ja) * 1997-07-22 1999-02-12 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP3660126B2 (ja) * 1998-05-18 2005-06-15 株式会社ルネサステクノロジ データ転送回路及び液晶表示装置
JP3768028B2 (ja) * 1999-04-30 2006-04-19 シャープ株式会社 画像処理方法、画像処理装置及び画像形成装置
JP3852561B2 (ja) * 2001-03-21 2006-11-29 三菱電機株式会社 画像表示装置および画像表示方法
JP4502303B2 (ja) * 2001-07-05 2010-07-14 株式会社リコー 画像処理装置
US7023582B2 (en) * 2001-08-21 2006-04-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus
US7283665B2 (en) * 2003-04-15 2007-10-16 Nokia Corporation Encoding and decoding data to render 2D or 3D images
JP2005165045A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Denso Corp 地図表示機能を有する電子機器及びプログラム
US7373013B2 (en) * 2003-12-23 2008-05-13 General Instrument Corporation Directional video filters for locally adaptive spatial noise reduction
US7437013B2 (en) * 2003-12-23 2008-10-14 General Instrument Corporation Directional spatial video noise reduction
TWI237996B (en) * 2004-05-12 2005-08-11 Sunplus Technology Co Ltd Method and apparatus of block decoding for longitudinal decoding/outputting
JP2006003475A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Eastman Kodak Co Oled表示装置
JP2006025139A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Brother Ind Ltd 画像処理装置,画像処理方法およびプログラム
US20060268361A1 (en) * 2005-05-18 2006-11-30 Xerox Corporation Reproduction equipment-associated user interface for enabling two-sided identification document copying
US8310716B2 (en) * 2007-12-05 2012-11-13 Sharp Laboratories Of America, Inc. Systems and methods for designing a set of black generation transfer curves
US8605104B1 (en) * 2009-12-31 2013-12-10 Nvidia Corporation Threshold-based lossy reduction color compression
US9530189B2 (en) 2009-12-31 2016-12-27 Nvidia Corporation Alternate reduction ratios and threshold mechanisms for framebuffer compression
US9676357B2 (en) * 2010-06-15 2017-06-13 Infineon Technologies Ag Diagnosis of integrated driver circuits
US9261361B2 (en) 2011-03-07 2016-02-16 Kenneth Cottrell Enhancing depth perception
US8410913B2 (en) 2011-03-07 2013-04-02 Kenneth Cottrell Enhancing depth perception
US9607407B2 (en) 2012-12-31 2017-03-28 Nvidia Corporation Variable-width differential memory compression
US9591309B2 (en) 2012-12-31 2017-03-07 Nvidia Corporation Progressive lossy memory compression
US10043234B2 (en) 2012-12-31 2018-08-07 Nvidia Corporation System and method for frame buffer decompression and/or compression
JP6350069B2 (ja) * 2014-07-22 2018-07-04 富士ゼロックス株式会社 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム
US9832388B2 (en) 2014-08-04 2017-11-28 Nvidia Corporation Deinterleaving interleaved high dynamic range image by using YUV interpolation
JP6630137B2 (ja) * 2015-11-30 2020-01-15 理想科学工業株式会社 画像読取り装置
JP6763285B2 (ja) * 2016-11-29 2020-09-30 セイコーエプソン株式会社 シェーディング補正装置、電子機器、及びシェーディング補正方法
CN108428237B (zh) * 2018-02-07 2022-12-09 西北大学 基于稀疏非负矩阵欠近似的高光谱彩绘文物线稿提取方法
JP2022045801A (ja) * 2020-09-09 2022-03-22 国立大学法人千葉大学 情報処理装置、画像照合方法、プログラム
CN116264643A (zh) * 2021-12-13 2023-06-16 超威半导体(上海)有限公司 图像中的假彩色的检测

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999875A (ja) * 1982-11-30 1984-06-08 Toshiba Corp 中間調画像表示装置
JPS60190072A (ja) * 1984-03-12 1985-09-27 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JPS611171A (ja) * 1984-06-14 1986-01-07 Canon Inc カラ−画像処理装置
JPS62185466A (ja) * 1986-02-10 1987-08-13 Canon Inc 画像処理装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57208422A (en) * 1981-06-18 1982-12-21 Fuji Photo Film Co Ltd Hue judging device
US4503461A (en) * 1983-02-22 1985-03-05 The Board Of Trustees Of The Leland, Stanford Junior University Multiple measurement noise reducing system using space-variant filters
US4499493A (en) * 1983-02-22 1985-02-12 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Multiple measurement noise reducing system using artifact edge identification and selective signal processing
JPS6110360A (ja) * 1984-06-26 1986-01-17 Canon Inc 画像処理装置
GB2170373B (en) * 1984-12-28 1989-03-15 Canon Kk Image processing apparatus
FR2577669B1 (fr) * 1985-02-21 1992-05-15 Fuji Photo Film Co Ltd Procede et appareil de lecture d'image
DE3650767T2 (de) * 1985-11-18 2002-08-14 Canon K.K., Tokio/Tokyo Bilderzeugungsgerät
US4742400A (en) * 1986-02-12 1988-05-03 Ricoh Corporation Digital image processing device for intermediate tone
JPS63159983A (ja) * 1986-12-23 1988-07-02 Dainippon Screen Mfg Co Ltd ルツクアツプテ−ブルデ−タの生成方法および装置
DE3808818A1 (de) * 1987-03-16 1988-09-29 Mitsubishi Electric Corp Vorrichtung zur farbumsetzung

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5999875A (ja) * 1982-11-30 1984-06-08 Toshiba Corp 中間調画像表示装置
JPS60190072A (ja) * 1984-03-12 1985-09-27 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JPS611171A (ja) * 1984-06-14 1986-01-07 Canon Inc カラ−画像処理装置
JPS62185466A (ja) * 1986-02-10 1987-08-13 Canon Inc 画像処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06121161A (ja) * 1991-05-14 1994-04-28 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像処理装置の文字処理方式
JPH05183739A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Toppan Printing Co Ltd モニタ色調整装置
JP2015198305A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US5032903A (en) 1991-07-16
JP2536094B2 (ja) 1996-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02110582A (ja) カラー画像処理装置
JP2513002B2 (ja) 中間調画像生成装置
US5079624A (en) Digital image processing apparatus
JPH02118680A (ja) 画像形成装置の下色除去方式
JPH0286266A (ja) 画像読取装置
JPH02161872A (ja) 画像処理装置の縮拡処理方式
JPH02189073A (ja) 画像読取装置の画像データ調整方式
JPH02119466A (ja) 画像形成装置のグレイバランス制御方式
JPH02224569A (ja) 画像処理装置のカラー変換方式
JPH02298934A (ja) 画像記録装置における振動防止方式
JPH02145085A (ja) フィルム画像読取装置
JPH02244868A (ja) 画像読取装置の自己診断システム
JPH02208646A (ja) フイルム画像読取装置の濃度補正方式
JPH0341872A (ja) 画像読取装置
JPH02122759A (ja) 画像記録装置の放熱装置
JPH02223275A (ja) 画像処理装置の編集制御方式
JP2518032B2 (ja) 記録装置のユ―ザインタ―フェ―ス
JPH02224568A (ja) 画像処理装置の領域編集方式
JPH02131662A (ja) 画像処理装置
JPH02275938A (ja) フイルム画像読取装置におけるカラーキャスト補正方式
JPH02197863A (ja) 記録装置のユーザインターフェース
JP2861038B2 (ja) 画像読取装置
JPH02197861A (ja) ポップアップ表示方式
JPH02119465A (ja) 画像形成装置の色補正方式
JP2581219B2 (ja) 画像読取装置