JPH02119465A - 画像形成装置の色補正方式 - Google Patents

画像形成装置の色補正方式

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JPH02119465A
JPH02119465A JP63273856A JP27385688A JPH02119465A JP H02119465 A JPH02119465 A JP H02119465A JP 63273856 A JP63273856 A JP 63273856A JP 27385688 A JP27385688 A JP 27385688A JP H02119465 A JPH02119465 A JP H02119465A
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JP
Japan
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color
signal
data
image
conversion
Prior art date
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Pending
Application number
JP63273856A
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English (en)
Inventor
Masao Seki
関 正生
Yoshiharu Hibi
吉晴 日比
Katsuyuki Kouno
功幸 河野
Akihiko Fusatani
房谷 昭彦
Kazuyasu Takaya
貴家 和保
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、CCDラインセンサ等で読み取った光学系の
色分解信号から色材の記録信号に色補正変換して出力す
る画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
カラー印刷やカラー複写機等のカラー画像の記緑を行う
装置では、例えばカラー原稿を光学的に色分解して読み
取ると、これをカラーマスキングによりカラーのトナー
やインキ、インクドナーフィルム等の色材の記録信号(
例えばトナー信号)に変換して記録部に供給している。
カラーマスキングでは、カラー原稿の色分解信号B(青
)、G(緑)、R(赤)に対して の演算を行い、色材の記録信号Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)に変換し、この処理を行うこと
により、色バランスを保ちながら色再生時の色調をコン
トロールしたり、彩度を向上させたりしている。
しかし、色信号は、照明用光源のスペクトラムやダイク
ロイックミラーの特性、さらには光電変換素子、カラー
フィルタ、レンズ等の色特性によって影響されることが
多い。また、記録部においても、カラー画像の記録に用
いる色材は、分光特性上不要吸収を持っているため、彩
度、色相がずれて好ましい画像が得られない場合等、色
彩に関する様々な特性を補正すべき要素を持っている。
さらに、用紙、カラーインクの特性等、階調再現性に影
響を与える要因も多い。このため、弔純に色変換処理し
ただけでは、原稿の色彩を忠実に再現することは極めて
困難である。
そこで、カラー画像のデータ処理では、原稿の色彩を忠
実に再現すべく、上記のカラーマスキングの前にEND
変換(等価中性濃度変換)、さらにその後に、TRC(
色調補正側@)その他種々の処理が施される。
通常、処理を容易にするため、B、G、Hの信号やY、
M、Cの信号は、ENDで表現されることが多い。この
場合、グレイを読み取ったときの色分解信号は、B=G
=R(等価中性濃度)となり、逆にY=M=Cの信号を
記録部に送るとグレイが再現される。
すなわち、カラー原稿を色分解して読み取った信号は、
B、G、Rの信号で取り出されるが、グレイ (無彩色
)原稿を読み取ったときの色分解信号B、G、Rは、読
み取り装置の各種特性や条件のバラツキにより等しい値
にはならない。そこで、END変換は、このような場合
の色分解信号B1G、Rを等しい値のグレイ濃度に変換
するものである。また、色分解信号B、G、Rは、印刷
するトナーやインキ等の色材の記録信号YSM、Cに変
換され、その信号Y、M、C,さらにはこれらから墨版
の信号K(黒又は墨)を生成すると共にその分に相当す
る量のY、M、Cについて除去処理を行って、記録部に
供給することによりカラー画像が再現されるが、この場
合、色材の記録信号Y、M、Cが等しい値となるグレイ
信号を出力しても、記録部の色材の特性や環境に影響さ
れて忠実にグレイが再現されない。TRCは、このよう
に色材の記録信号YSM、Cが等しい場合に、相当する
濃度のグレイを再現するものである。これに対して、カ
ラーマスキングは、色分解信号B1G、Rを色材の記録
信号Y、M、Cに変換するものであり、その際にグレイ
以外の色(色相、彩度等)を如何に再現するかが重要で
ある。つまり、END変換、カラーマスキング、TRC
は、クレイを含めて原稿の色の再現性を高めるのに極め
て重要な役割を担っている。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、色補正処理は、色調、精細度、粒状性等
のよい良質のカラー画像を再現しようとすると、当然処
理するデータ量が多くなるという問題がある。例えばカ
ラー複写機において、CCDラインセンサーを用いて原
稿を読み取る場合、満足できる画質の画像を得ようとす
ると、最近のCCDラインセンサーでは、1ビクセルを
16ドツ) / m mのサイズで読み取り、そのデー
タを24ビツト(3色×8ピッ);256階調)で取り
出すことができる。また、記録部においても、これに対
応して縦80μmφ、横60μmφの楕円形状のレーザ
ビームをオン/オフしてこの画像を再現することができ
る。
このような画像記録装置において、写真や文字、網点印
刷、これらの混在の画像に対してその種類に応じて再現
性をよくしようとする場合、さらには、フィルムプロジ
ェクタ−のカラー画像の再現もできるようにすると、色
変換においても、これらに柔軟に対応できる構成が必要
となる。しかしながら、上記従来のようなカラー画像記
録装置では、メモリ容量が多くなったり、また、処理デ
ータ量が多いことから、処理速度が遅く利用効率が悪く
なるという問題がある。また、逆に、処理データ量を削
減し、メモリ容量を削減して処理速度を上げようとする
と、画像の再現性が悪くなるという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、その目
的は、画像データの処理速度の向上を図ることである。
本発明の他の目的は、色変換処理のためのメモリ容量の
低減を図ることである。さらに他の目的は、演算処理回
路を簡素化することである。さらに他の目的は、変換パ
ラメータの変更処理を容易にすることがである。
〔課題を解決するための手段および作用〕そのために本
発明は、第1図に示すようにカラー原稿を読み取ってイ
メージ人力ターミナル1から出力された光学系の色分解
信号をイメージ処理システム2で色材の記録信号に色補
正変換して出力し、イメージ出力ターミナル3から各色
材の網点による重ね画像を出力するカラー画像形成装置
において、各色分解信号に対応する変換テーブル4を備
え、各色分解信号に関する変換テーブル4の出力を合成
回路5で合成して記録信号を生成することを特徴とする
このようにすることにより、変換テーブル4に一定のパ
ラメータ演算後の値を格納しておくだけで、その出力の
加減算処理から所望の変換データを得ることができる。
したがって、処理時間の短縮を図ることができる。
また、各色分解信号に対応して複数の変換テーブルを設
けることにより、他の信号との和の積やその他複数の色
分解信号に依存する値の変換データを得ることができる
さらには、変換テーブルを色分解信号の上位ビットと下
位ビットに分割して構成することにより、メモリ容量を
少なくすることができ、パラメータの変更処理や読み出
し処理を簡便にすることができる。
また、色補正変換の前に等価中性濃度変換を行うことに
より、色補正変換での色の濁り等をなくすことができ、
色の再現性を高めることができる。
〔実施例〕
以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
目次 この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記fi装置にも適用でき
ることは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。
なお、以下の説明において、(1)〜(II)は、本発
明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項で
あって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が(
III)である。
(1)装置の概要 (1−1)装置構成 (I−2)システムの機能・特徴 (r−3>電気系制御システムの構成 (n)具体的な各部の構成 (n−1)システム (II−2)イメージ入力ターミナル(IIT)(U−
3)イメージ出力ターミナル(IOT)(n−4)ユー
ザインタフェース(U/I)(II−5)フィルム画像
読取装置 (II[)イメージ処理システム(IPS)(III−
1)IPSのモジュール構成(I[l−2)IPSのハ
ードウェア構成(II[−3)色補正(カラーマスキン
グ)(III−4)グレイバランス (I−5)画像データ処理条件の設定制御(III−6
)カラーマスキング (11111−7)Liの構成 (I)装置の概要 (1−1)装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ人力ターミナル(IIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34、用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構成され、オプションとして、エデイツトパ
ッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)62
、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F/P)6
4を備える。
前記11T、IOT、U/[等の制御を行うためには電
気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウェ
アは、IIT、IITの出力信号をイメージ処理するI
PS、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の基板
に分けられており、更にそれらを制御するSYS基板、
およびIOT、ADF、ソータ等を制御するだめのMC
B基板(マシンコントロールボード)等と共に電気制御
系収納部33に収納されている。
11T32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動プーリ39等からな
り、イメージングユニット37内のCCDラインセンサ
、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B(
青)、G(縁)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像信
号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記11T32のB、GSR信号をトナー
の原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)
、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度
等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施して
プロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2値化
トナ一信号に変換し、l0T34に出力する。
10T34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーザ出力B 40 aにおいて前記IPSからの画像
信号を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θ
レンズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベル
ト41上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材
ベルト41は、駆動ブー’) 41 aによって駆動さ
れ、その周囲にクリーナ41b、帯電器41 c、Y、
M、C1にの各現像器41dおよび転写器41eが配置
されている。そして、この転写器41eに対向して転写
器W42が設けられていて、用紙トレイ35から用紙搬
送路35aを経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、
4色フルカラーコピーの場合には、転写装置42を4回
転させ、用紙にY、M、C1Kl17)順序で転写させ
る。転写された用紙は、転写装置42から真空搬送装置
43を経て定着器45で定着され、排出される。また、
用紙搬送路35aには、SSI  (シングルシートイ
ンサータ)35bからも用紙が選択的に供給されるよう
になっている。
U/136は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51と
、その慣にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。
次にベースマシン30へのオプションについて説明する
。1つはプラテンガラス31上に、座標入力装置である
エデイツトパッド61を載置し、人力ペンまたはメモリ
カードにより、各種画像編集を可能にする。また、既存
のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット (M/U)65を載置し、これに
F/P 64からフィルム画像を投射させ、IIT32
のイメージングユニット37で画像信号として読取るこ
とにより、カラーフィルムから直接カラーコピーをとる
ことを可能にしている。対象原稿としては、ネガフィル
ム、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォ
ーカス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(1−2)システムの機能・特徴 (Δ)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の人口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の表示
をCRT等のデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー、インクラブド、
インフォメーション gg吾切り換え等を行い、各種機
能を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することによ
り選択できるようにしている。また機能選択領域である
パスウェイに対応したパスウェイタブをタッチすること
によりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編
集等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコピー
感覚で使える簡単な操作でフルカラー白黒兼用のコピー
を行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としており
、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する偏倍機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動濃度調整を行って
いる。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。   ゛1−ジョブプログラムではメ
・尋□リカードを用いてジョブのリード、ライトができ
、メモリカードへは最大8個のジョブが格納できる。容
量は32キロバイトを有し、フィルムプロジェクタ−モ
ード以外のジョブがプログラム可能である。
この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピー
シャープネス、コピーコントラスト、コピーポジション
、フィルムプロジェクタ−、ページプログラミング、マ
ージンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、[Jncollatedが選択されてい
ると、最大調整機能が働き、設定枚数をビン収納最大値
内に合わせ込む。
エツジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステツプのマニュアルシャープネス調整、写真(
Photo) 、文字(Character)、網点印
刷(Print) 、写真と文字の混合(Phot。
/ Character)からなる写真シャープネス調
整機能を設けている。そしてデフォルトとツールパスウ
ェイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステツプでコ
ントロールでき、デフォルトはツールパスウェイで任意
に設定できる。
コピーポジションは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オプションとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、35m1I+ネガ・ポジのプ
ロジェクション、35ml11ネガプラテン置き、6 
am X 6 cmスライドプラテン置き、4inX4
inスライドプラテン置きを選択できる。フィルムプロ
ジェクタでは、特に用紙を選択しなければA4用紙が自
動的に選択され、またフィルムプロジェクタポツプアッ
プ内には、カラーバランス機能があり、カラーバランス
を“赤味”にすると赤っぽく、“青味”にすると青っぽ
く補正され、また独自の自動濃度コントロール、マニュ
アル濃度コントロールを行っている。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、0〜30mmの範囲で111III+刻み
でマージンを設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可
能である。
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ツシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。なお
、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーまた
はエデイツトパッドにより領域を指定するかにより行う
。以下の各編集機能における領域指定でも同様である。
そして指定した領域はCRT上のビットマツプエリアに
相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコピーし、
マーク領域外のイメージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメツシュでは、マーク領域内に指定の包納パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメツシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
8登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8標
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質オリジナル
がすばやく作製できることを狙いとしており、原稿はフ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クション設定できる。
そして、黒/モノカラーモード時は、指定領域以外は黒
またはモノカラーコピーとし、領域内は黒イメージをC
RT上のパレット色に色変換し、また赤黒モード時は指
定領域外は赤黒コピー、領域内は赤色に変換する。そし
て、マーカー編集の場合と同様のトリム、マスク、カラ
ーメツシュ、ブラックtoカラーの外に、ロゴタイプ、
ライン、ペイント1、コレクション、ファンクションク
リアの機能を設けている。
ロゴタイプは指定ポイントにシンボルマークのようなロ
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8標準色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を8標準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。
網は4パターンからエリア毎に選択でき、指定できるル
ープ数は無制限、使用できる包納パターンは7パターン
までである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクションを
確認及び修正することができるエリア/ポイントチェン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1m+g刻み
で行うことができるエリア/ポイントコレクション、指
定のエリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモー
ドを有しており、指定した領域のmu、修正、変更、消
去等を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージコンポジション、コピ
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイント1、カラーメツシュ、カ
ラーコンバージョン、不力°/ポジ反転、リピート、ペ
イント2、濃度コントロール、カラーバランス、コピー
コントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、ト
リム、マスク、ミラーイメージ、マージン、ライン、シ
フト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクション
、ファンクションクリア、Add Function機
能を設けており、この機能では原稿はカラー原稿として
扱われ、1原稿に対して複数のファンクションが設定で
き、1エリアに対してファンクションの併用ができ、ま
た指定するエリアは2点指示による矩形と1点指示によ
るポイントである。
イメージコンポジションは、4サイクルでべ一スオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピーし出力する機能であ
る。
カラーコンポジションは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジシヨン
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、ブラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、1サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールパスウェイでは、オーデイトロン、マシンセット
アツプ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション、カラーコ
レクション、プリセット、フィルムプロジェクタ−スキ
ャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマー
セット、ピリングメータ、診断モード、最大調整、メモ
リカードフォーマツティングを設けている。このパスウ
ェイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力しな
ければ入れない。従って、ツールパスウェイで設定/変
更を行なえるのはキーオペレータとカスタマ−エンジニ
アである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタマ
−エンジニアだけである。
カラーレジストレーションは、カラーパレット中のレジ
スタカラーボタンに色を登録するのに用いられ、色原稿
からCCDラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクションは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の@調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレーションは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー濃度7ステツプ、
コピーシャープネス7ステツプ、コピーコントラスト7
ステツプをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクションは、
フィルムプロジェクタ−モード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
(B)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーションコピー質、○HP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR,パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、ソータを設置(オプション)して
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段B5
〜B4、中段85〜B4、下段B5〜A3.5SIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM。
B4’t’4.8CPM%A3で2.4CPM、白黒、
A4で19.2CPM、84t’19.2CPM。
A3で9.6CPM、ウオームアツプ時間8分以内、F
COTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7秒以下
を達成し、また、連続コピースピードは、フルカラー7
.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生産性を
図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
T画面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、°機能の内容を
ダイレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集
中するようにして操作性を向上させると共に、色を効果
的に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に
伝えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコ
ントロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし
、オペレーションフローで規定できないスタート、スト
ップ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作
により行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調
整、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソ
フトパネル操作により従来の単色コピーマシンのユーザ
ーが自然ニ使いこなせるようにしている。さらに、各種
編集機能等はソフトパネルのパスウェイ領域のバスウェ
イタブをタッチ操作するだけで、バスウェイをオーブン
して各種編集機能を選択することができる。さらにメモ
リカードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶し
ておくことにより所定の操作の自動化を可能にしている
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウェイ領域のバスウェイタブをタッ
チ操作することにより、パスウェイをオーブンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというソールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
、黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ−
、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に対
応できるようにしている。また、編集機能において指定
した領域はビットマツプエリアにより表示され、指定し
た領域を確認できる。
このように、豊富なm集機能とカラークリエーションに
より文章表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー、高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1、5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のだめのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー、及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター、カレンダー、
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
また、近年インテリアや電気製品に見られるように、色
彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともできる。
(I−3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−、ソフトウェアアーキテク
チャ−およびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにUIとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、これに対して、大容量
のメモリを搭載したCPUを使用することはできるが、
基板が大きくなるので複写機本体に収納するのが困難で
ある、仕様の変更に対して柔軟な対応が困難である、コ
ストが高くなる、等の問題がある。
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
UI系、SYS系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。UI系はU I IJモート70を含み、SY
S系においては、F/Pの制御を行うF/PIJモート
72、原稿読み取りを行う■ITリモート73、種々の
画像処理を行うIPsリモート74を分散している。I
IT’Jモート73はイメージングユニットを制御する
ための■ITコントローラ73aと、読み取った画像信
号をデジタル化してIPSリモート74に送るVIDE
O回路73bを有し、IPSリモート74と共にVCP
U74 aにより制御される。前記及び後述する各リモ
ートを統括して管理するものとしてS Y S (Sy
stem)  リモート71が設けられている。
SYSリモート71はUIの画面遷移をコントロールす
るためのプログラム等のために膨大なメモリ容量を必要
とするので、16ビツトマイクロコンピユータを搭載し
た8086を使用している。なお、8086の他に例え
ば68000等を使用することもできるものである。
また、MCB系においては、感材ベルトにレーザで潜像
を形成するために使用するビデオ信号をIPS!Jモー
ト74から受は取り、IOTに送出するためのラスター
出カスキャン(Raster 0utputScan:
RO3)インターフェースであるVCB(Video 
Control Board ) リモート76、転写
装置(タードル)のサーボのためのRCB IJモート
77、更にはIOT、ADF、ソータ、アクセサリ−の
ためのI10ポートとしてのl0BIJモート78、お
よびアクセサリ−リモート79を分散させ、それらを統
括して管理するためにMCB(Master [:on
trol Board)  リモート75が設けられて
いる。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187゜5 kbp
sのLNET高速通信濶、太い破線は96QObpsの
マスター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し
、細い実線はコントロール信号の伝送路であるホットラ
インを示す。また、図中76、8kbpsとあるのは、
エディットバ・lドに描かれた図形情報、メモリカード
から入力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報
をU I IIモート7DからI P S IJモート
74に通知するための専用回線である。更に、図中CC
C(Commun+cat+。
n Control Chip)とあるのは、高速通信
回線LNETのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、UI系
、SYS系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600b p sのマスター/スレーブ方式シリ
アル通信網を介して行われるデータの授受またはホット
ラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示してい
る。
U Iリモート70は、L L U I  (Low 
Level LII)モジュール80と、エデイ、 )
 パッドオヨヒメモリカードについての処理を行うモジ
ュール(図示せず)から構成されている。LLUtモジ
ュール80は通常CRTコントローラとして知られてい
るものと同様であって、カラーCRTに画面を表示する
ためのソフトウェアモジュールであり、その時々でどの
ような絵の画面を表示するかは、5YSUIモジユール
81またはMCBUIモジュール86により制御される
。これによりUI IJモートを他の機種または装置と
共通化することができることは明かである。なぜなら、
どのような画面構成とするか、画面遷移をどうするかは
機渾重によって異なるが、CRTコントローラはCRT
と一体で使用されるものであるからである。
SYSリモート71は、5YSLI Iモジュール31
と、SYSTEMモジュール82、およびSYS、DI
ΔGモジュール83の3つのモジュールで構成されてい
る。
5YSUfモジユール81は画面遷移をコントロールす
るソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジュ
ール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選択
されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを認
識するF/F (Feature Function)
選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無いかど
うか等最終的にジョブをチエツクするジョブ確認のソフ
トウェア、および、他のモジュールとの間でF/F選択
、ジョブリカバリー、マシンステート等の種々の情報の
授受を行うための通信を制御するソフトウェアを含むモ
ジュールである。
SYS、DIAGモジュール83は、自己診断を行うダ
イアグノスティックステートでコピー動作を行うカスタ
マ−シミュレーションモードの場合に動作するモジュー
ルである。カスタマ−シミュレーションモードは通常の
コピーと同じ動作をするので、SYS、DIAGモジュ
ール83は実質的にはSYSTEMモジュール82と同
じなのであるが、ダイアグノスティックという特別なス
テートで使用されるので、SYSTEMモジュール82
とは別に、しかし一部が重畳されて記載されているもの
である。
また、TITリモート73にはイメージングユニットに
使用されているステッピングモータの制御を行うIIT
モジュール84が、IPSリモート74にはIPSに関
する種々の処理を行うIPSモジュール85がそれぞれ
格納されており、これらのモジュールはSYSTEMモ
ジュール82によって制御される。
一方、MCBIJモート75には、ダイアグノスティッ
ク、オーデイトロン(Auditron)およびジャム
等のフォールトの場合に画面遷移をコントロールするソ
フトウェアであるMCBtJIモジ5−ル86、感材ベ
ルトの制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを
行う際に必要な処理を行うIOTモジュール90、AD
Fを制御するためのADFモジュール91、ソータを制
御するための5ORTERモジユール92の各ソフトウ
ェアモジュールとそれらを管理するコピアエグゼクティ
ブモジュール87、および各種診断を行うダイアグエグ
ゼクティブモジュール88、暗唱番号で電子カウンター
にアクセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュー
ル89を格納している。
また、RCB IJモート77には転写装置の動作を制
御するタードルサーボモジュール93が格納されており
、当該タードルサーボモジュール93はゼログラフィー
サイクルの転写工程を司るために、IOTモジュール9
0の管理の下に置かれている。なあ、図中、コピアエグ
ゼクティブモジュール87とダイアグエグゼクティブモ
ジュール88が重複しているのは、SYSTEMモジュ
ール82とSYS、DIAGモジュール83が重複して
いる理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図(a)に示
すようにいくつかのレイヤに分けて考えることができる
1枚のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何
回か繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピ
ーを行うについて、現像機、転写装置等をどのように動
作させるか、ジャムの検知はどのように行うか、という
動作であって、ピッチ処理をY、 M、 Cの3色につ
いて行えば3色カラーのコピーが、Y、 M、 C,K
の4色について行えば4色フルカラーのコピーが1枚出
来上がることになる。これがコピーレイヤであり、具体
的には、用紙に各色のトナーを転写した後、フユーザで
定着させて複写機本体から排紙する処理を行うレイヤで
ある。ここまでの処理の管理はMCB系のコピアエグゼ
クティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、SYS系に含まれている
IITモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、IOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPR−TRUEという信号と、LE@REGと
いう2つの信号のやり取りが行われる。具体的にいえば
、IOTの制御の基準タイミングであるP R(PIT
CHRεSBT )信号はMCBより感材ベルトの回転
を2または3分割して連続的に発生される。つまり、感
材ベルトは、その有効利用とコピースピード向上のため
に、例えばコピー用紙がA3サイズの場合には2ピツチ
、A4サイズの場合には3ピツチというように、使用さ
れるコピー用紙のサイズに応じてピッチ分割されるよう
になされているので、各ピッチ毎に発生されるPR信号
の周期は、例えば2ピツチの場合には3 secと長く
なり、3ピツチの場合には2 secと短くなる。
さて、MCBで発生されたPR信号は、VIDEO信号
関係を取り扱うVCBIJモート等のIOT内の必要な
箇所にホットラインを介して分配される。
VCBはその内部にゲート回路を有し、IOT内でイメ
ージングが可能、即ち、実際に感材ベルトにイメージを
露光することが可能なピッチのみ選択的にI P S 
Uモートに対して出力する。この信号がPR−TRUE
信号である。なお、ホーz)ラインを介してMCBから
受信したPR信号に基づいてPR−TRUE信号を生成
するための情報は、LNETによりMCBから通知され
る。
これに対して、実際に感材ベルトにイメージを露光する
ことができない期間には、感材ベルトには1ピツチ分の
空ピッチを作ることになり、このような空ピッチに対し
てはPR−TRUE信号は出力されない。このようなP
R−TRUEが発生されないピッチとしては、例えば、
転写装置での転写が終了した用紙を排出してから次の用
紙を転写装置に供給するまでの間の期間を挙げることが
できる。つまり、例えば、A3サイズのように長い用紙
を最後の転写と共に排出するとすると、用紙の先端がフ
ユーザの入口に入ったときのショックで画質が劣化する
ために一定長以上の用紙の場合には最後の転写が終了し
てもそのまま排出せず、後述するグリッパ−バーで保持
したま・ま一定速度でもう一周回転させた後排出するよ
うになされているため、感材ベルトには1ピツチ分のス
キップが必要となるのである。
また、スタートキーによるコピー開始からサイクルアッ
プシーケンスが終了するまでの間もPR−TRUE信号
は出力されない。この期間にはまだ原稿の読み取りが行
われておらず、従って、感材ベルトにはイメージを露光
することができないからである。
VCBリモートから出力されたPR−TRUE信号は、
IPS!Jモートで受信されると共に、そのままI I
 T IJモートにも伝送されて、IITのスキャンス
タートのためのトリガー信号として使用される。
これによりIITリモート73およびr P S IJ
モート74をIOTに同期させてピッチ処理を行わせる
ことができる。また、このときIPSリモート74とV
CBリモート76の間では、感材ベルトに潜像を形成す
るために使用されるレーザ光を変調するだめのビデオ信
号の授受が行われ、VCB IJモート76で受信され
たビデオ信号は並列信号から直列信号に変換された後、
直接RO3へVIDEO変調信号としてレーザ出力部4
0aに与えられる。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
次に、第5図(b)〜(e)により、IITで読取られ
た画像信号をIOTに出力し最終的に転写ポイントで用
紙に転写させるまでの信号のやりとりとそのタイミング
について説明する。
第5図(b)、(c)に示すように、S Y S IJ
モート71からスタートジョブのコマンドが入ると、l
0T78bではメインモータの駆動、高圧71mの立ち
上げ等サイクルアップシーケンスに入る。l0T78b
は、感材ベルト上に用紙長に対応した潜像を形成させる
ために、PR(ピッチリッセット)信号を出力する。例
えば、感材ベルトが1回転する毎に、A4では3ピツチ
、A3では2ピツチのPR信号を出力する。l0T78
bのサイクルアップシーケンスが終了すると、その時点
からPR信号に同期してPR−TRUE信号が、イメー
ジングが必要なピッチのみに対応してIITコントロー
ラ73aに出力される。
また、10T78bは、RO3(ラスターアウトプット
スキャン)I731ライン分の回転毎に出力されるl0
T−LS (ラインシンク)信号を、VCPU74 a
内のTG(タイミングジェネレータ)に送り、ここでl
0T−LSに対してIPSの総バイブライン遅延分だけ
見掛は上の位相を進めたIPs−LSをII’l:+ン
トローラ73aに送る。
11Tコントローラ73aは、PR−TRUE慣号が入
ると、カウンタをイネーブルしてrOT−LS信号をカ
ウントし、所定のカウント数に達すると、イメージング
ユニット37を駆動させるステッピングモータ213の
回転をスタートさせてイメージングユニットが原稿のス
キャンを開始する。さらにカウントしてT2秒後原稿読
取開始位置でLE@REGを出力しこれをl0T78b
に送る。
この原稿読取開始位置は、予め例えば電源オン後1回だ
け、イメージングユニットを駆動させてレジンサ217
の位置(レジ位置の近く、具体的にはレジ位置よりスキ
ャン側に約10市)を−度検出して、その検出位置を元
に真のレジ位置を計算で求め、また同時に通常停止位置
(ホームポジション)も計算で求めることができる。ま
た、レジ位置は機械のばらつき等でマシン毎に異なるた
め、補正値をNVMに保持しておき、真のレジ位置とホ
ームポジションの計算時に補正を行うことにより、正確
な原稿読取開始位置を設定することができる。この補正
値は工場またはサービスマン等により変更することがで
き、この補正値を電気的に書き換えるだけで実施でき、
機械的調整は不要である。なお、レジンサ217の位置
を真のレジ位置よりスキャン側に約10市ずらしている
のは、補正を常にマイナス値とし、調整およびソフトを
簡単にするためである。
また、IITコントローラ73aは、L E@REGと
同期してIMAGE−AREA信号を出力する。このI
MAGE−AREA信号の長さは、スキャン長に等しい
ものであり、スキャン長はSYSTEMモジュール82
よりIITモジュール84へ伝達されるスタートコマン
ドによって定義される。具体的には、原稿サイズを検知
してコピーを行う場合には、スキャン長は原稿長さであ
り、倍率を指定してコピーを行う場合には、スキャン長
はコピー用紙長と倍率(100%を1とする)との除数
で設定される。IMAGE−AREA信号は、VCPU
74 aを経由しそこでIIT−PS(ページシンク)
と名前を変えてTPS74に送られる。IIT−PSは
イメージ処理を行う時間を示す信号である。
LE@REGが出力されると、l0T−LS信号に同期
してラインセンサの1ライン分のデータが読み取られ、
VIDEO回路(第3図)で各種補正処理、A/D変換
が行われIPS74に送られる。IPS74においては
、l0T−LSと同期して1ライン分のビデオデータを
l0T78bに送る。コツトき[)T−BYTE−CL
Kの反転信号であるRTN−BYTE−CLKをビデオ
データと並列してIOTへ送り返しデータとクロックを
同様に遅らせることにより、同期を確実にとるようにし
ている。
10T78bにLE@REGが入力されると、同様にl
0T−LSfff号に同期してビデオデータがRO3に
送られ、感材ベルト上に潜像が形成される。l0T78
bは、LE@REGが入るとそのタイミングを基準にし
てl0T−CLKによりカウントを開始し、一方、転写
装置のサーボモータは、所定カウント数の転写位置で用
紙の先端がくるように制御される。ところで、第5図(
d)に示すように、感材ベルトの回転により出力される
PR−TRUE信号とRO3の回転により出力されるl
0T−LS信号とはもともと同期していない。このため
、PR−TRUE信号が入り次のl0T−LSからカウ
ントを開始し、カウントmでイメージングユニット37
を動かし、カウントnでL E@RE Gを出力すると
き、L E@RE GはPR−TRUEに対してT1時
間だけ遅れることになる。この遅れは最大1ラインシン
ク分で、4色フルカラーコピーの場合にはこの遅れが累
積してしまい出力画像に色ズレとなって現れてしまう。
そのために、先ず、第5図(C)に示すように、1回目
のLE@REGが入ると、カウンタ1がカウントを開始
し、2.3回目のLE@REGが入ると、カウンタ2.
3がカウントを開始し、それぞれのカウンタが転写位置
までのカウント数pに達するとこれをクリアして、以下
4回目以降のLE@REGの人力に対して順番にカウン
タを使用して行く。そして、第5図(e)に示すように
、L E@RE Gが入ると、l0T−CLKの直前の
パルスからの時間T3を補正用クロックでカウントする
。感材ベルトに形成された潜像が転写位置に近すき、T
OT−CLKが転写位置までのカウント数pをカウント
すると、同時に補正用クロックがカウントを開始し、上
記時間T3に相当するカウント数rを加えた点が、正確
な転写位置となり、これを転写装置の転写位置(タイミ
ング)コントロール用カウンタの制御に上乗せし、LE
@REGの入力に対して用紙の先端が正確に同期するよ
うに転写装置のサーボモータを制御している。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがバーオリジ
ナル(PER0RIGIN八いレイヤで行われる処理で
ある。更にその上には、ジョブのパラメータを変える処
理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具体的に
は、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色を変える
、偏倍機能を使用するか否か、ということである。これ
らパーオリジナル処理とジョブプログラミング処理はS
YS系のSYSモジュール82が管理する。
そのためにSYSTEMモジュール82は、LLUIモ
ジュール80から送られてきたジョブ内容をチエツク、
確定し、必要なデータを作成して、9600b p s
シリアル通信網によりIITモジニール84、IPSモ
ジュール85に通知し、またLNETによりMCB系に
ジョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUI系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、UI系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUI系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をいくつかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機におけるステート分割で特徴的なこ−は、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当該ステートでt、J Iを使用するUl
マスター権が、あるときはSYSリモート71にあり、
またあるときはMCBIJモート75にあることである
。つまり、上述したようにCPUを分散させたことによ
って、U I IJモート70のLLUIモジュール8
0は5YStJIモジユール81ばかりでなくMCBU
Iモジュール86によっても制御されるのであり、また
、ピッチおよびコピー処理はMCB系のコビアエグゼク
ティブモジュール87で管理されるのに対して、パーオ
リジナル処理およびジョブプログラミング処理はSYS
モジュール82で管理されるというように処理が分担さ
れているから、これに対応して各ステートにおいてSY
Sモジュール82、コピアエグゼクティブモジュール8
7のどちらが全体のコントロール権を有するか、また、
Ulマスター権を有するかが異なるのである。第6図に
おいては縦線で示されるステートはUlマスター権をM
CB系のコピアエグゼクティブモジュール87が有する
ことを示し、黒く塗りつぶされたステートはUIマスタ
ー権をSYSモジュール82が有することを示している
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
電源が投入されてパワーONになされると、第3図でS
YSリモート71からIITリモート73およびIPS
IJモート74に供給されるIPSリセット信号および
IITIJセット信号がH(旧G)l)となり、IPS
リモート74、IITリモート73はリセットが解除さ
れて動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCBリモート75が動作
を開始し、コントロール櫓およびUIマスター権を確立
すると共に、高速通信網LNETのテストを行う。また
、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCBリ
モート75からSYSリモート71に送られる。
MCBIJモート75の動作開始後所定の時間TOが経
過すると、MCBリモート75からホットラインを通じ
てSYSリモート71に供給されるシステムリセット信
号がHとなり、S Y S IJモモ−71のリセット
が解除されて動作が開始されるが、この際、SYSリモ
ート71の動作開始は、SYS !Iモート71の内部
の信号である86NM1186リセツトという二つの信
号により上記TO時間の経過後更に200μsec遅延
される。この200μsecという時間は、クラッシュ
、即ち電源の瞬断、ソフトウェアの暴走、ソフトウェア
のバグ等による一過性のトラブルが生じてマシンが停止
、あるいは暴走したときに、マシンがどのステートにあ
るかを不揮発性メモリに格納するために設けられている
ものである。
5YSIJモート71が動作を開始すると、約3゜8s
ecの間コアテスト、即ちROM−RAMのチエツク、
ハードウェアのチエツク等を行う。このとき不所望のデ
ータ等が人力されると暴走する可能性があるので、S 
Y S IJモート71は自らの監督下で、コアテスト
の開始と共にI P S IJ上セツト号およびI[T
リセット信号をL (+、OW )とし、IPSリモー
ト74およびIITリモート73をリセットして動作を
停止させる。
SYSリモート71は、コアテストが終了すると、10
〜3100msecの間CCCセルフテストを行うと共
に、IPSリセ・ノド信号およびIrTIJセット信号
をHとし、IPSリモート74およびIITリモート7
3の動作を再開させ、それぞれコアテストを行わせる。
CCCセルフテストは、LNETに所定のデータを送出
して自ら受信し、受信したデータが送信されたデータと
同じであることを確言忍することで行う。なお、CCC
セル7テストを行うについては、セルフテストの時間が
重ならないように各CCCに対して時間が割り当てられ
ている。
つまり、LNETにおいては、SYSリモート7L M
CBリモート75等の各ノードはデータを送信したいと
きに送信し、もしデータの衝突が生じていれば所定時間
経過後再送信を行うというフンテンション方式を採用し
ているので、SYSリモート71がCCCセルフテスト
を行っているとき、他のノードがLNETを使用してい
るとデータの衝突が生じてしまい、セルフテストが行え
ないからである。従って、S Y S IJモート71
がCCCセルフテストを開始するときには、MCBリモ
ート75のLNETテストは終了している。
CCCセルフテストが終了すると、S Y S Uモー
ト71は、IPSリモート74およびIITリモート7
3のコアテストが終了するまで待機し、T1の期間にS
YSTEMノードの通信テストを行う。この通信テスト
は、9600b p sのシリアル通信網のテストであ
り、所定のシーケンスで所定のデータの送受信が行われ
る。当該通信テストが終了すると、T2の期間にS Y
 S IJモート71とMCBリモート75の間でLN
ETの通信テストを行う。即ち、MCB’Jモート75
は5YSIJモート71に対してセルフテストの結果を
要求し、SYSリモート71は当該要求に応じてこれま
で行ってきたテストの結果をセルフテストリザルトとし
てMCBIJモート75に発行する。
MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受は取
るとトークンパスをSYSリモート71に発行する。ト
ークンパスはUlマスター権をやり取りする札であり、
トークンパスがSYSリモート71に渡されることで、
U■lマスター権MCBリモート75からSYSリモー
ト71に移ることになる。ここまでがパワーオンシーケ
ンスである。当該パワーオンシーケンスの期間中、UI
リモート70は「しばらく力待ち下さい」等の表示を行
うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各種のテ
ストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、UIコントロール権を発動してU 
I IJモート70を制御し、異常が生じている旨の表
示を行う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアツプするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUIlマスター権有している。従っ
て、S Y S IJモート71は、SYS系をイニシ
ャライズすると共に、r INITIALIZE SU
BSYSTBMJコマンドをMCBリモート75に発行
してMOB系をもイニシャライズする。その結果はサブ
システムステータス情報としてMCBリモート75から
送られてくる。これにより例えばIOTではフユーザを
加熱したり、トレイのエレベータが所定の位置に配置さ
れたりしてコピーを行う準備が整えられる。ここまでが
イニシャライズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権は5YSIJモート71が有しているので、SYSリ
モート71はUIマスター権に基づいてUI画面上にF
/Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る
。このときMCBリモート75はIOTをモニターして
いる。また、スタンバイステートでは、異常がないかど
うかをチエツクするためにMCBリモート75は、50
0m5ec毎にバックグランドポールをS Y S I
Jモート71に発行し、SYSリモート71はこれに対
してセルフテス) +1ザルトを200m5ec以内に
MCB IJモート75に返すという処理を行う。この
とき七ルフテストリザルトが返って、二ない、あるいは
セルフテストリザルトの内容に異常があるときには、M
CBリモート75はUIリモート70に対して異常が発
生した旨を知らせ、その旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入り、MCBリモート
75はオーデイトロンコントロールを行うと共に、U 
I 17モート70を制御してオーデイトロンのだめの
表示を行わせる。スタンバイステートにおいてF/Fが
設定され、スタートキーが押されるとプロダレスステー
トに入る。プロダレスステートは、セットアツプ、サイ
クルアップ、ラン、スキップピッチ、ノーマルサイクル
ダウン、サイクルダウンシャットダウンという6ステー
トに細分化されるが、これらのステートを、第8図を参
照して説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
ITIJモート73およびI P S IJモート74
に送り、またLNETを介してジョブの内容をスタート
ジョブというコマンドと共にMCBリモート75内のコ
ビアエグゼクティブモジュール87に発行する。このこ
とでマシンはセットアツプに入り、各リモートでは↑旨
定されたジョブを行うための前準備を行う。例えば、T
OTモジュール90ではメインモータの駆動、感材ベル
トのパラメータの合わせ込み等が行われる。 スタート
ジョブに対する応答であるACK (Acknowle
dge)がMCBリモート75から送り返されたことを
確言忍すると、SYSリモート71は、IITリモート
73にブリスキャンを行わせる。プリスキャンには、原
稿サイズを検出するだめのプリスキャン、原稿の指定さ
れた位置の色を検出するためのブリスキャン、塗り絵を
行う場合の閉ループ検出のためのプリスキャン、マーカ
編集の場合のマーカ読み取りのためのブリスキャンの4
種類があり、選択されたF/Fに応じて最高3回までプ
リスキャンを行う。このときUlには例えば「しばらく
お持ち下さい」等の表示が行われる。
ブリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドが、コビアエグゼクティブモジュール87に発行され
、ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBIJモート75はIOT、転
写装置の動作を開始し、5YSIJモート71はIPS
’Jモート74を初期化する。このときUIは、現在プ
ロダレスステートにあること、および選択されたジョブ
の内容の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずM CB IJモート75の■○T
モジュール90から1個目のPROが出されると[Tは
1回目のスキャンを行い、lOTは1色目の現像を行い
、これで1ピツチの処理が終了する。次に再びPROが
出されると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理が
終了する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
IOTはフユーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチレイヤの処理およびコピーレイヤの処理はMCB
IJモート75が管理するが、その上のレイヤであるバ
ーオリジナルレイヤで行うコピー設定枚数の処理はS 
Y S IJモート71が行う。従って、現在何枚目の
コピーを行っているかをSYSリモート71がii*で
きるよう1こ、各コピーの1個目のPROが出されると
き、MCBリモート75はSYSリモート71に対して
メイドカウント信号を発行する・ようになされている。
また、最後のPROが出されるときには、MCBIJモ
ート75はSYSリモート71に対してrRDY  F
ORNXT  JOBJというコマンドを発行して次の
ジョブを要求する。このときスタートジョブを発行する
とジョブを続行できるが、ユーザが次のジョブを設定し
なければジョブは終了であるから、SYSリモート71
はrEND  JOBJというコマンドをMCBIJモ
ート75に発行する。
MCBリモート75はrEND  JOBJコマンドを
受信してジョブが終了したことを確認すると、マシンは
ノーマルサイクルダウンに入る。ノーマルサイクルダウ
ンでは、MCBリモート75はIOTの動作を停止させ
る。
サイクルダウンの途中、MCB’Jモート75は、コピ
ーされた用紙が全て排紙されたことが確認されるとその
旨をrDELIVERED  JOBJコマンドでSY
Sリモート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウ
ンが完了してマシンが停止すると、その旨をrlOT 
 5TAND  BYJコマンドでSYSリモート71
に知らせる。これによりプログレスステートは終了し、
スタンバイステートに戻る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジョブのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート71およびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
以上のようにプログレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、5
YSIJモート71はバーオリジナル処理$よびジョブ
プログラミング処理を管理しているので、処理のコント
ロール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有してい
る。これに対してUIマスター権はSYS ’Jモート
71が有している。なぜなら、Ulにはコピーの設定枚
数、選択された編集処理などを表示する必要があり、こ
れらはパーオリジナル処理もしくはジョブプログラミン
グ処理に属し、S Y S IJモート71の管理下に
置かれるからである。
プログレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーシなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSモジュール82が管理するので、F/Fの再設定で
リカバリーできるフォールトに関してはSYSモジュー
ル82がリカバリーを担当し、それ以外のりカバリ−に
関してはコビアエグゼクティブモジュール87が担当す
る。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、IIT、IPS。
F/PはSYS !Iモート71が管理しているのでS
YSリモート71が検出し、IOT、ADF。
ソータはMCB!Iモート75が管理しているのでMC
Bリモート75が検出する。従って、本複写機において
は次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少なく
なった場合、トレイがセットされていない場合、用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを行うようになされてい
る。
0MC8ノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はM CB 、’−ドで検出され、UIには故障の箇
所および[サービスマンを呼んで下さい」等のメツセー
ジが表示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャ
ムの箇所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示
することでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のように7ゴーールトリカバリーステート1こ“お
いてはコントロール権およびU rマスター権は、フォ
ールトの生じている箇所、リカバリーの方法によってS
YSノードが有する場合と、MCI!、ノードが有する
場合があるのである。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジョブリカバリース
テートに移り、残されているジョブを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジョブをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、UIマスター権はSYSノ
ードが有している。なぜなら、ジョブリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのためのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するバーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プログレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジョブが完了したことが確認されるとスタンパイヌテー
トに移り、次のジョブを待機する。スタンバイステート
において、所定のキーi作を行うことによってダイアグ
ノスティック(以下、単にダイアグと称す。)ステート
に入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チエツク、出力チエツ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
 (不揮発性メモリ)の初期化等吃行う自己診断のため
のステートであり、その[1を第9図に示す。図から明
らかなように、ダイアグとしてTECHREPモード、
カスタマ−シミュレーションモードの2つのモードが設
けられている。
TECHREPモードは人力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミ、レーションモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のAのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワーオンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに機能
するかどうか等を確認する必要がある。これを行うのが
カスタマ−シミュレーションモードであり、ピリングを
行わない点、UIにはダイアグである旨の表示がなされ
る点でカスタマ−モードと異なっている。これがカスタ
マ−モードをダイアグで使用するカスタマ−シミュレー
ションモードの意味である。なお、TECHREPモー
ドからカスタマ−シミュレーションモードへの移行(図
のCのルート)、その逆のカスタマ−シミュレーション
モードからTECHREPモードへの移行(図のDのル
ート)はそれぞれ所定の操作により行うことができる。
また、TECHREPモードはダイアグエグゼクティブ
モジュール88 (第4図)が行うのでコントロール権
、Ulマスター権は共にMCBノードが有しているが、
カスタマ−シミュレーションモードはSYS、DIAC
モジュール83(第4図)の制御の基で通常のコピー動
作を行うので、コントロール権、Ulマスター権は共に
SYSノードが有する。
(II)具体的な各部の構成 (n−1)システム 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YSUIモジユー
ル81とSYSTEMモジュール82が搭載され、5Y
SUI81とSYSTEMモジュール82間はモジュー
ル間インタフェースによりデータの授受が行われ、また
SYSTEMモジュール82とIIT7’3、IPS7
4との間はシリアル通信インターフェースで接続され、
MCB75、RO376、RAIB79との間はLNE
T高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
第11図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、I IT、TPSS IOT等の
各モジュールは部品のように考え、これらをコントロー
ルするシステムの各モジュールは頭脳を持つように考え
ている。そして、分散CPU方式を採用し、システム側
ではバーオリジナル処理およびジョブプログラミング処
理を担当し、これに対応してイニシャライズステート、
スタンバイステート、セットアツプステート、サイクル
ステートを管理するコントロール権、およびこれらのス
テートでUIを使用するUlマスター権を有しているの
で、それに対応するモジュールでシステムを構成してい
る。
システムメイン100は、5YSUIやMCB等からの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジニールをコールして処理を渡し、システ
ムステートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーレイアーの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSU Iから指示された
FEATURE (使用者の要求を達成するためのM/
Cに対する指示項目)に基づいてジョブモードを作成し
、作成したジョブモードに従ってセットアツプシーケン
スを決定する。
第12図(a)に示すように、ジョブモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジョブモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
12図(b)示すように、ジョブモードは削除と移動、
抽出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体とな
る。また、第12図(C)に示すようにADF原稿3枚
の場合においては、ジョブモードはそれぞれ原稿1、原
稿2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブはそ
れらの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをI IT、IPS、MCB
に対して配付し、セットアツプシーケンス終了時MCB
を起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール102はM/
Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してIITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停止中、あるいは動作中に発生ずるスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106はrIT、I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCB
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIIT、IPSか
らのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またMC
Bからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカバ
リ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコマ
ンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーションコントロールモジュール107はF
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通イ言のイネーブル/ディスエイプルを設定して
いる。
DIAGD:/)D−JLi%ジューJl/108は、
DIAGモードにおいて、入力チエツクモード、出力チ
エツクモード中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内子ジュール間データフローを示す図であ
る。図のA−Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜■はモジュール間データを示している。
5YSU Iリモートとイニシャライズコントロール部
101との間では、5YSUIかみはCRTの制御権を
SYSTEM  N0DEに渡すTOKENコマンドが
送られ、一方イニシャライズコントロールR1otから
はコンフィグコマンドが送られる。
5YSUTリモートとスタンバイコントロール邪102
との間では、5YSU Iからはモードチェンジコマン
ド、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマン
ド、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送ら
れ、一方スタンバイコントロール部102からはM/C
ステータスコマンド、トレイステータスコマンド、トナ
ーステタスコマンド、回収ボトルステータスコマンド、
色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送られる
5ysu ■リモートとセットアップコントロ−ル部1
03との間では、セットアツプコントロール部103か
らはM/Cステータスコマンド(プログレス) 、AP
MSステータスコマントカ送うれ、一方5YSUIリモ
ートからはストップリクエストコマンド、インターラブ
ドコマンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、I P S IJモートからはイニシャラ
イズエンドコマンドが送られ、イニシャライズコントロ
ール部101からはNVMパラメータコマンドが送られ
る。
11Tリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IITIJモートからはIITレディコマ
ンド、イニシャライズコントロール部101からはNV
Mパラメータコマンド、■NITIALIZEコマンド
が送られる。
I P S リモートとスタンバイコントロール部10
2との間では、IPSリモートからイニシャライズフリ
ーハンドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリアア
ンサーコマンド、カラー情報コマントカ送うレ、スタン
バイコントロール部102からはカラー検出ポイントコ
マンド、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、
リム−ウニリアコマンドが送られる。
I P S IJモートとセットアツプコントロール部
103との間では、IPSリモートからIPSレディコ
マンド、ドキュメント情報コマンドが送られ、セットア
ツプコントロール部103スキャン情報コマンド、基本
コピーモードコマンド、エデイツトモードコマンド、M
/Cストップコマンドが送られる。
I IT!Iモートとスタンバイコントロール部102
との間では、IIT’Jモートからプレスキャンが終了
したことを知らせるFITレディコマンドが送られ、ス
タンバイコントロール部102からサンプルスキャンス
タートコマンド、イニシャライズコマンドが送られる。
IITリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアツ
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCB!Iモートトスタンバイコントロール部102と
の間では、スタンバイコントロール部102からイニシ
ャライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクショ
ンコマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステ
ムステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、セットアツプコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、チクレアシステムフォールトコマンド
が送られ、MCBIJモートからIOTスタンバイコマ
ンド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MGBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジョブ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBIJモートとフォールトコントロール部106と
の間では、フォールトコントロール部106からデクレ
アシステムフォールトコマンド、システムシャットダウ
ン完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレア
MCBフォールトコマンド、システムシャットダウンコ
マンドが送られる。
11TIJモートとコミニュケーションコントロール部
107との間では、IIT’Jモートからスキャンレデ
ィ信号、イメージエリア信号が送られる。
次に各モジュール間のインターフェースについて説明す
る。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモー)No、及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う。一方、各モジ5−ル(101〜107)からシ
ステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート (スタンバイ)を通知する。
コミニュケーションコントロール部107は、イニシャ
ライズコントロール1101、スタンバイコントロール
部102、セットアツプコントロール部103、コピー
サイクルコントロール部104、フォルトコントロール
部106に対シ、それぞれ通信可否情報を通知する。
スタンバイコントロールR102は、スタートキーが押
されるとセットアツプコントロール部103に対してシ
ステムステート (プログレス)を通知する。
セットアツプコントロール部103は、セットアツプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(II−2>イメージ人力ターミナル(IIT)(A)
原稿走査機構 第14図は、原稿走査機構の斜視図を示し、イメージン
グユニット37は、2本のスライドシャフト202.2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04.205に固定されている。このワイヤ204.2
05はドライブプーリ206.207とテンションプー
リ208.209に巻回され、テンションプーリ208
.209には、図示矢印方向にテンションがかけられて
いる。前記ドライブプーリ206.207が取付けられ
るドライブ軸210には、減速プーリ211が取付られ
、タイミングベルト212を介してステッピングモータ
213の出力軸214に接続されている。なお、リミッ
トスイッチ215.216はイメージングユニット37
が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、レ
ジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセンサ
である。
1枚のカラーコピーを得るために、IITは、4回のス
キャンを繰り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、イメージングユニット
37の停止位置の変動を抑え、ホームポジションからレ
ジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャ
ン速度の変動を抑えることが重要である。そのためにス
テッピングモータ213を採用している。しかしながら
、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比較
して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に種々
の対策を採っている。
(B)ステッピングモータの制御方式 ステッピングモータ213は、モータ巻線を5角形に結
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタにより
、電源のプラス側またはマイナス側に接続するようにし
、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆動
を行うようにしている。また、モータに流れる電流値を
フィードバックし、電流値を滑らかに切換えることによ
り、振動および騒音の発生を防止している。
第15図(a)はステッピングモータ213により駆動
されるイメージングユニット37のスキャンサイクルを
示している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフ
ォワードスキャン、バックスキャンさせる場合に、イメ
ージングユニット37の速度すなわちステッピングモー
タに加えられる周波数と時間の関係を示している。加速
時には同図部)に示すように、例えば259Hzを逓倍
してゆき、最大11〜12 K Hz程度にまで増加さ
せる。
このようにパルス列に規則性を持たせることによりパル
ス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示すように
、259pps/3.9msで階段状に規則的な加速を
行い台形プロファイルを作るようにしている。また、フ
ォワードスキャンとバックスキャンの間には休止時間を
設け、IITメカ系の振動が減少するの待ち、またIO
Tにおける画像出力と同期させるようにしている。本実
施例においては加速度を0.7Gにし従来のものと比較
して大にすることによりスキャンサイクル時間を短縮さ
せている。
前述したようにカラー原稿を読み取る場合には、4回ス
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(C)〜(e)は色ずれの原
因を説明するための図で、同図(C)はイメージングユ
ニットがスキャンを行って元の位置に停止する位置が異
なることを示しており、次にスタートするときにレジ位
置までの時間がずれて色ずれが発生する。また、同図(
d)に示すように、4スキヤン内でのステッピングモー
タの過度振動(定常速度に至るまでの速度変動)により
、レジ位置に到達するまでの時間がずれて色ずれが発生
する。また、同図(e)はレジ位置通過後テールエツジ
までの定速走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャ
ンの速度変動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度
変動のバラツキよりも大きいことを示している。従って
、例えば1回目のスキャン時には、色ずれの目立たない
Yを現像させるようにしている。
上記した色ずれの原因は、タイミングベルト212、ワ
イヤ204.205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202.203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
(C)IITのコントロール方式 IITIJモートは、各種コピー動作のためのシーケン
ス制御、サービスサポート機能、自己診断機能、フェイ
ルセイフ機能を有している。IXTのシーケンス制御は
、通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズに
分けられる。IIT制御のための各種コマンド、パラメ
ータは、SYSリモート71よりシリアル通信で送られ
てくる。
第16図(a)は通常スキャンのタイミングチャートを
示している。スキャン長データは、用紙長と倍率により
θ〜432mI!l(1mmステップ)が設定され、ス
キャン速度は倍率(50%〜400%)により設定され
、ブリスキャン長(停止位置からレジ位置までの距n)
データも、倍率(50%〜400%)により設定される
。スキャンコマンドを受けると、FL−ON信号により
蛍光灯を点灯させると共に、5CN−RDY儒号により
モータドライバをオンさせ、所定のタイミング後シェー
ディング補正パルスWHT−REFを発生させてスキャ
ンを開始する。レジセンサを通過すると、イメージエリ
ア慣号IMG−AREAが所定のスキャン長分ローレベ
ルとなり、これと同期してIIT−PS信号がIPSに
出力される。
第16図(b)はサンプルスキャンのタイミングチャー
トを示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、
移動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータにより
、目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動作
を複数回繰り返した後、停止する。
第16図(C)はイニシャライズのタイミングチャート
を示している。電源オン時にSYSリモートよりコマン
ドを受け、レジセンサの確g忍、レジセンサによるイメ
ージングユニット動作の確認、レジセンサによるイメー
ジングユニットのホーム位置の補正を行う。
(D)イメージングユニット 第17図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、30W昼光
色螢光灯222および反射鏡223により原稿面を露光
する。そして、原稿220からの反射光をセルフォック
レンズ224、シアンフィルタ225を通過させること
により、CCDラインセンサ226の受光面に王立等倍
像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列のフ
ァイバーレンズからなる複眼レンズであり、明るく解像
度が高いために、光源の電力を低く抑えることができ、
またコンパクトになるという利点を有する。また、イメ
ージングユニット37には、CCDラインセンサドライ
ブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を含む
回路基板227が搭載される。なお、228はランプヒ
ータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、23
0は制御信号用フレキシブルケーブルを示している。
第18図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセン
サ226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置し
ている。これは−本のCCDラインセンサにより、多数
の受光素子を欠落なくかつ感度を均一に形成することが
困難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライ
ン上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで
画素を構成することが困難で、読取不能領域が発生する
からである。
このCCDラインセンサ226のセンサ部は、同図(b
)に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の
表面にR,G、Bの3色フィルタをこの順に繰り返して
配列し、隣りあった3ビツトで読取時の1画素を構成し
ている。各色の読取画素密度を16ドツト/叩、1チツ
プ当たりの画素数を2928とすると、1チツプの長さ
が2928/ (16X3)=61mmとなり、5チッ
プ全体で61X5=305皿の長さとなる。従って、こ
れによりへ3版の読取りが可能な等倍系のCCDライン
センサが得られる。また、R,G、Bの各画素を45度
傾けて配置し、モアレを低減している。
このように、複数のCCDラインセンサ226a〜22
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDラインセ
ンサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわち
、CCDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走査
方向YにCCDラインセンサを移動して原稿を読み取る
と、原稿を先行して走査する第1列のCCDラインセン
サ226b、226dからの信号と、それに続く第2列
のCCDラインセンサ226a、226c、226eか
らの信号との間には、隣接するCCDラインセンサ間の
位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
そこで、複数のCCDラインセンサで分割して読み取っ
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ226b、226dからの信号を記憶せしめ、そ
れに続く第2列のCCDラインセンサ226a、226
c、226eからの信号出力に同期して読みだすことが
必要となる。この場合、例えば、ずれ量が250μmで
、解像度が16ドツト/叩であるとすると、4ライン分
の遅延が必要となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向はIPSでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置におけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドツト/ mmの解像度であれば、の如き関係と
なる。従って縮拡率の増加につれて解像度が上がること
になり、よって、前記の千鳥配列の差250μmを補正
するための必要ラインメモリ数も増大することになる。
(E)ビデオ信号処理回路 次に第19図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をR,GSB毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のCCDラ
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チヤ
ンネルで、RSG、Bに色分解されて読み取られ、それ
ぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、ユ
ニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の回
路へ伝送される(第20図231a)。次いでサンプル
ホールド回路SH232において、サンプルホールドバ
ルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う(
第20図232 a)。ところがCCDラインセンサの
光電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために、
同一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをその
まま出力すると画像データにスジやムラが生じる。その
ために各種の補正処理が必要となる。
ゲイン調整回路AGC(AUTOMATICGAIN 
C0NTR0L>233では、センサ出力信号の増幅率
の調整を行う。これは、白レベル調整と言われるもので
、各センサの出力を増幅して後述するAOC234を経
てA/D変換器235に人力する回路において、A/D
変換の誤差を少なくするために設けられている。そのた
めに、各センサで白のレファランスデータを読取り、こ
れをデジタル化してシェーディングRAM240に格納
し、この1ライン分のデータをSYS’Jモート71 
(第3図)において所定の基準値と比較判断し、所定の
ゲインとなるデジタル値をD/A変換してAGC233
に出力し、ゲインを256段階に調節可能にする。
オフセット調整回路AOC(AUTOMATIC0FS
ETCONTROL )  234は、黒レベル調整と
言われるもので、各センサの暗時出力電圧を調整する。
そのために、螢光灯を消灯させて暗時出力を各センサに
より読取り、このデータをデジタル化してシェーディン
グRAM240に格納し、この1ライン分のデータをS
YSリモート71 (第3図)において所定の基準値と
比較判断し、オフセット値をD/A変換してAOC23
4に出力し、オフセット電圧を256段階に調節してい
る。このAOCの出力は、第20図234aに示すよう
に最終的に読み取る原稿濃度に対して出力濃度が規定値
になるように調整している。
このようにしてA/D変換器235でデジタル値に変換
され(第20図235a)たデータは、GBRGBR・
・・・・・・・・と連なる8ビツトデータ列の形で出力
される。遅延量設定回路236は、複数ライン分が格納
されるメモリで、FIFO構成をとり、原稿を先行して
走査する第1列のCCDラインセンサ226b、226
dからの信号を記憶せしめ、それに続く第2列のCCD
ラインセンサ226a、226c、226eからの信号
出力に同期して出力している。
分離合成回路237は、各CCDラインセンサ毎にR,
G、Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を各C
CDラインセンサのRSG1B毎にシリアルに合成して
出力するものである。変換器238は、ROMから構成
され、対数変換テーブルLUT“1”が格納されており
、デジタル値をROMのアドレス信号として入力すると
、対数変換テーブルLUT“ビでRSG、Bの反射率の
情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
シェーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部にふいて光量が低下したり
、CCDラインセンサの各ビット間に感度のバラツキが
あったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、こ
れらに起因して現れるものである。
そのために、シェーディング補正開始時に、CCDライ
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を入力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データ1og(R4)をラインメモリ240に記憶さ
せておく。次に原稿を走査して読取った画像データfo
g(D、)から前記基準濃度データj!og(Rt)を
減算すれば、 Ilog (D+ ) −1og (Rt > =j’
og (D+ / Ri )となり、シェーディング補
正された各画素のデータの対数値が得られる。このよう
にログ変換した後にシェーディング補正を行うことによ
り、従来のように複雑かつ大規模な回路でハードロジッ
ク除算器を組む必要もなく、汎用の全加算器ICを用い
ることにより演算処理を簡単に行うことができる。
(I[−3)イメージ出力ターミナル(rOT)(A)
概略構成 第21図はイメージ出力ターミナルの概略構成を示す図
である。
本装置は感光体として有機感材ベル)(Ph。
to  Recepterベルト)を使用し、4色フル
カラー用にブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(
C)、イエロー(Y)からなる現像機404、用紙を転
写部に搬送する転写装置t(TowRoll  Tra
nsfer  Loop)406、転写装置404から
定着装置408へ用紙を搬送する真空搬送装置(Vac
uum  Transfer)40?、用紙トレイ41
0.412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベルト
、現像機、転写装置の3つのユニットはフロント側へ弓
き出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラー40dを介して感材41上に照射されて露
光が行われ、潜像が形成される。
感材上に形成されたイメージは、現像機404で現像さ
れてトナー像が形成される。現像機404はKSM、C
SYからなり、図示するような位置関係で配置される。
これは、例えば暗減衰と各トナーの特性との関係、ブラ
ックトナーへの他のトナーの混色による影響の違いとい
ったようなことを考慮して配置している。但し、フルカ
ラーコピーの場合の駆動順序は、Y−C−4M−にであ
る。
一方、2段のエレベータトレイからなる410、他の2
段のトレイ412から供給される用紙は、搬送路411
を通して転写装置406に供給される。転写装置406
は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベルト
で結合された2つのロールと、後述するようなグリッパ
−バーからなり、グリッパ−バーで用紙をくわえ込んで
用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。4
色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、Y
、C,MSKの像がこの順序で転写される。転写後の用
紙はグリッパ−バーから解放されて転写装置から真空搬
送装置407に渡され、定着装置408で定着されて排
出される。
真空搬送装置407は、転写装置406と定着装置40
8との速度差を吸収して同期をとっている。本装置にお
いては、転写速度(プロセススピード)は190mm/
seaで設定されており、フルカラーコピー等の場合に
は定着速度は90mm/seCであるので、転写速度と
定着速度とは異なる。
定着度を確保するために、プロセススピードを落として
おり、一方1.5kVA達成のため、パワーをフユーザ
にさくことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置406から解放されて真空搬送装置40
7に載った瞬間に真空搬送装置の速度を190 mm/
secから90mm/secに落として定着速度と同じ
にしている。しかし、本装置では転写装置と定着装置間
をなるべく短くして装置をコンパクト化するようにして
いるので、A3用紙の場合は転写ポイントと定着装置間
に納まらず、真空搬送装置の速度を落としてしまうと、
A3の後端は転写中であるので用紙にブレーキがかかり
色ズレを生じてしまうことになる。そこで、定着装置と
真空搬送装置との間にパフフル板409を設け、A3用
紙の場合にはバッフル板を下側に倒して用紙にループを
描かせて搬送路を長くし、真空搬送装置は転写速度と同
一速度として転写が柊わってから用紙先端が定着装置に
到達するようにして速度差を吸収するようにしている。
また、OHPの場合も熱伝導が悪いのでA3用紙の場合
と同様にしている。
なお、本装置ではフルカラーだけでなく黒でも生産性を
落とさずにコピーできるようにしており、黒の場合には
トナー層が少なく熱量が小さくても定着可能であるので
、定着速度は190叩/secのまま行い、真空搬送装
置でのスピードダウンは行わない。これは思量外にもシ
ングルカラーのようにトナー層がINの場合は定着速度
は落とさずにすむので同様にしている。そして、転写が
終了するとクリーナ405で感材上に残っているトナー
が掻き落とされる。
(B)転写装置の構成 転写装置406は第22図(a)に示すよう?、(構成
となっている。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また、スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようすることを
特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーバスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲ−)425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲートに到達したことはブリ
レジゲートセンサ424で検出するようにしている。転
写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミングベル
トを介してローラ433を駆動することによって行い、
反時計方向に回転駆動している。ローラ434は特に駆
動はしておらず、ローラ間には2本のタイミング用のチ
ェーン、またはベルトが掛けられ、チェーン間(搬送方
向に直角方向)には、常時は弾性で閉じており、転写装
置入り口でソレノイドにより口を開くグリッパ−バー4
30が設けられており、転写装置人口で用紙をくわえて
引っ張り回すことにより搬送する。従来は、マイラーシ
ート、またはメツシュをアルミないしスチール性の支持
体に貼って用紙を支持していたため、熱膨張率の違いに
より凹凸が生じて転写に対して平面性が悪くなり、転写
効率が部分的に異なって色ムラが生じていたのに対し、
このグリッパ−バーの使用により、用紙の支持体を特に
設ける必要がなく、色ムラの発生を防止することができ
る。
転写装置には搬送する用紙の支持体は設けておらず、ロ
ーラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出されることにな
るので、これを防止するために2つのローラを真空引き
して用紙をローラの方へ引きつけ、ローラを過ぎるとひ
らひらしながら搬送される。用紙は転写ポイントにおい
て、ブタツクコロトロン、トランスファコロトロンが配
置すれた感材の方へ静電的な力により吸着され転写が行
われる。転写終了後、転写装置出口においてグリッパホ
ームセンサ436で位置検出し、適当なタイミングでソ
レノイドによりグリッパバーの口を開いて用紙を離し、
真空搬送装置413へ渡すことになる。
従って、転写装置において、−枚の用紙はフルカラーの
場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転搬送さ
れて転写が行われることになる。
サーボモータ432のタイミング制御を第22図(b)
により説明する。転写装置においては、転写中はサーボ
モータ432を一定速度でコントロールし、転写が終了
すれば用紙に転写されたリードエツジが、次の潜像の転
写ポイントと同期するように制御すればよい。一方、感
材ベル)41の長さは、A4で3枚、A3で2枚の潜像
が形成される長さであり、また、ベルト435の長さは
A3用紙の長さより少し長く (略4/3倍)設定され
ている。
従って、A4用紙のカラーコピーを行う場合には、1色
目の潜像11を転写するときにはサーボモータ432を
一定速度でコントロールし、転写が終了すると用紙に転
写されたリードエツジが、2色目の潜像■2の先端と同
期するように、サーボモータを急加速して制御する。ま
た、A3用紙の場合には、1色目の潜像■1の転写が終
了すると用紙に転写されたリードエツジが、2色目の潜
像I2の先端と同期するように、サーボモータを減速し
て待機するように制御する。
(II−4)ユーザインターフェース(U/I)(A>
カラーデイスプレィの採用 第23図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付は状態および外観を示す図、第24図は
ユーザインターフェースの取り付は角や高さを説明する
ための図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象付は得るものでなければならない。その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやすく、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレクト操作が可能であること、
色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレータ
に情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中する
ことを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々な機能を備え、信頼性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が機端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる。このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば向夏のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本発明のユーザインターフェースは、このような操作性
の向上を図るため、第23図に示すように12インチの
カラーデイスプレィ501のモニターとその横にハード
コントロールパネル502を備えている。そして、カラ
ー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニュ
ーを提供すると共に、カラーデイスプレィ501に赤外
線タッチボード503を組み合わせて画面のソフトボタ
ンで直接アクセスできるようにしている。また、ハード
コントロールパネル502のハードボタンとカラーデイ
スプレィ501の画面に表示したソフトボタンに操作内
容を効率的に配分することにより操作の簡素化、メニュ
ー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーデイスプレィ501とハードコントロールパネル
502との裏側には、同図う)、(C)に示すようにモ
ニター制御/電源基板504やビデオエンジン基板50
5、CRTのドライバー基板506等が搭載され、ハー
ドコントロールパネル502は、同図(C)に示すよう
にカラーデイスプレィ501の面よりさらに中央の方へ
向くような角度を有している。
また、カラーデイスプレィ501i6よびハードコント
ロールパネル502は、図示のようにベースマシン(複
写機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507
に支持アーム508を立ててその上に取り付けている。
従来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、
スタンドタイプのカラーデイスプレィ501を採用する
と、第23図(a)に示すようにベースマシン507の
上方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カ
ラーデイスプレィ501を第24図(a)に示すように
ベースマシン507の右奥隅に配置することによって、
コンソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを
設計することができ、装置のコンパクト化を図ることが
できる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように設
計され、この高さが装置としての高さを規制している。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選択
や実行条件設定のための操作部および表示部が配置され
ることになる。その点、本発明のユーザインターフェー
スでは、第24図(b)に示すようにプラテンより高い
位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくなる
と共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方で
、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しかも、
デイスプレィの取り付は高さを目の高さに近づけること
によって、その下側をユーザインターフェースの制御基
板やメモリカード装置、キーカウンター等のオプション
キットの取り付はスペースとしても有効に活用できる。
したがって、メモリカード装置を取り付けるための構造
的な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメモ
リカード装置を付加装備でき、同時にデイスプレィの取
り付は位置、高さを見やすいものとすることができる。
また、デイスプレィは、所定の角度で固定してもよいが
、角度を変えることができるような構造を採用してもよ
いことは勿論である。
(B)システム構成 第25図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第26図はユーザインターフェースのハードウ
ェア構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースのモジュール構成は、
第25図に示すようにカラーデイスプレィ501の表示
画面をコントロールするビデ才デイスプレイモジュール
511、およびエデイツトパッド513、メモリカード
514の情報を人出処理するエデイツトパッドインター
フェースモジュール512で構成し、これらをコントロ
ールするシステムUI517.519やサブシステム5
15、タッチスクリーン503、コントロールパネル5
02がビデオデイスプレィモジュール511に接続され
る。
エデイツトパッドインターフェースモジュール512は
、エデイツトバッド513からX、Y座標を、また、メ
モリカード514からジョブやX。
Y座標を入力すると共に、ビデオデイスプレィモジュー
ル511にビデオマツプ表示情報を送り、ビデオデイス
プレィモジュール511との間でUIコントロール借号
を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エデイツトパッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対し
、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量の
データが必要である。このデータの編集はIPSで行わ
れるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこで、
このようなx、 y*標のデータは、一般のデータ転送
ラインとは別に、IIT/IPS516への専用の転送
ラインを使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の人カポインド (タッチスクリーン
の座標位置)を入力してボタンIDl忍識し、コントロ
ールパネル Dを入力する。そして、システムUI517、519に
ボタンtDを送り、システムUf517、519から表
示要求を受は取る。また、サブシステム(ESS)51
5は、例えばワークステーションやホス)CPUに接続
され、本装置をレーザープリンタとして使用する場合の
プリンタコントローラである。この場合には、タッチス
クリーン503やコントロールパネル502、キーボー
ド(図示省略)の情報は、そのままサブシステム515
に転送され、表示画面の内容がサブシステム515から
ビデオデイスプレィモジュール511に送られてくる。
システムUI517、519は、マスターコントローラ
518、520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI5X7、519の一方が第4図
に示すSYSリモートのSYSUIモジュール81であ
り、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUIモ
ジュール86である。
本発明のユーザインターフェースは、ハードウェアとし
て第26図に示すようにUICB521とEPIB52
2からなる2枚のコントロールボードで構成し、上記モ
ジュール構成に対応して機能も大きく2つに分けている
。そして、TJICB521には、UIのハードをコン
トロールしエデイツトパッド513とメモリカード51
4をドライブするために、また、タッチスクリーン50
3の人力を処理してCRTに書くために2つのCPU(
例えばインテル社の8085相当と6845相当)を使
用し、さらに、EPIB522には、ビットマツプエリ
アに描画する機能が8ビツトでは不充分であるので16
ビツトのCPU (例えばインテル社の80C196K
A)を使用し、ビットマツプエリアの描画データをDM
AでUICB521に転送するように構成することによ
って機能分散を図っている。
第27図はUICBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU5 3 4(
例えばインテル社8051相当)を有し、CCC531
が高速通信回線L−NETやオプショナルキーボードの
通信ラインに接続されてCPU534とCCC531に
より通信を制御すると共に、CPU534をタッチスク
リーンのドライブにも用いている。タッチスクリーンの
儒号は、その座標位置情報のままCPU534からCC
C531を通してCPU5 3 2に取り込まれ、CP
U5 32でボタンIDの認識され処理される。また、
インブットポート551とアウトプットボート552を
通してコントロールパネルに接続し、またサブシステム
インターフェース548、レシーバ549、ドライバ5
50を通してEPIB522、サブシステム(ESS)
からIMHzのクロックと共にl M b p sでビ
デオデータを受は取り、9600bpsでコマンドやス
テータス情報の授受を行えるようにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブートR
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M536、ビットマツプRAM537、V−RAM54
2を有している。フレームROM538と539は、ビ
ットマツプではなく、ソフトでハンドリングしやすいデ
ータ構造により表示画面のデータが格納されたメモリで
あり、L−NETを通して表示要求が送られてくると、
CPU532によりRAM536をワークエリアとして
まずここに描画データが生成され、DMA541により
V−RAM542に書き込まれる。また、ビットマツプ
のデータは、DMA 540がEPI8522からビッ
トマツプRAM537に転送して書き込まれる。キャラ
クタジェネレータ544はグラフィックタイル用であり
、テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイル
用である。V−RAM542は、タイルコードで管理さ
れ、タイルコードは、24ビツト (3バイト)で構成
し、13ビツトをタイルの種類情報に、2ビツトをテキ
ストかグラフィックかビットマツプかの識別情報に、1
ビツトをブリンク情報に、5ビツトをタイルの色情報に
、3ビツトをバックグラウンドかフォアグラウンドかの
情報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ533
は、V−RAM542に書き込まれたタイルコードの情
報に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ545
、マルチプレクサ546、カラーパレット547を通し
てビデオデータをCRTに送り出している。ビットマツ
プエリアの描画は、シフトレジスタ545で切り換えら
れる。
第28図はEPIBの構成を示す図である。
EPIBは、16ビツトのCPU (例えばインテル社
の80C196KA相当)555、ブートベージのコー
ドROM556、OSページのコードROM557、エ
リアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM5
59を有している。そして、インターフェース561、
ドライバ562、ドライバ/レシーバ563を通してU
ICBへのビットマツプデータの転送やコマンド、ステ
ータス情報の授受を行い、高速通信インターフェース5
64、トライバ565を通してIPsへX、Y座標デー
タを転送している。なお、メモリカード525に対する
読み/書きは、インターフェース560を通して行う。
したがって、エデイツトバッド524やメモリカード5
25からクローズループの編集領域指定情報やコピーモ
ード情報が人力されると、これらの情報は、適宜インタ
ーフェース5611 ドライバ562を通してUICB
へ高速通信インターフェース564、ドライバ565を
通してIPSへそれぞれ転送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクト化に対応することが難しく
なるという側面を持っている。コンパクトなサイズのデ
イスプレィを採用すると、必要な情報を全て1画面によ
り提供すること(ま表示密度の問題だけでなく、オペレ
ータにとって見やすい、判りやすい画面を提供するとい
うことからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、デイスプレィに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。
特に、カラーデイスプレィが、コンソールパネルで使用
されているLEDや液晶表示器に比べ、色彩や輝度、そ
の他の表示属性の制御により多様な表示態様を採用する
ことができるというメリットを生かし、コンパクトなサ
イズであっても判りやすく表示するために種々の工夫を
している。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポツプ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫している
。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラー
表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面画
面での必要な情報の認識、識別が容易にできるように工
夫している。
(イ)画面レイアウト 第29図はデイスプレィ画面の構成例を示す図であり、
同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、同
図ら)はベーシックコピー画面にポツプアップ画面を展
開した例を示す図、同図(C)はクリエイティブ編集の
ペイント1画面の構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースでは、初期画面として
、第29図に示すようなコピーモードを設定するベーシ
ックコピー画面が表示される。コピーモードを設定する
画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第29図
に示すようにメツセージエリアAとパスウェイBに2分
したものである。
メツセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツセージが表示される。
また、メツセージエリアへの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
少枚数が表示される。
パスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックコピー、エイディトフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各パスウェイを持ち、各パスウェイに
対応してパスウェイタブCが表示される。また、各パス
ウェイには、操作性を向上させるためにポツプアップを
持つ。
パスウェイBには、選択肢であってタッチすると機能の
選択を行うソフトボタンD1選択された機能に応じて変
化しその機能を表示するアイコン(絵)E1縮拡率を表
示するインジケーターF等が表示され、ソフトボタンD
でポツプアップされるものに△のポツプアップマークG
が付けられている。そして、バスウェイタブCをタッチ
することによってそのパスウェイがオーブンでき、ソフ
トボタンDをタッチすることによってその機能が選択で
きる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選択は、操
作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順に操作す
るような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の層構
造としている。さらに、このような画面構成とポツプア
ップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや複雑なもの等をポツプアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポツプアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポツプアップのオーブン機能を持た
せ、その詳細な設定情報を必要に応じてポツプアップオ
ーブンすることによって、各パスウェイの画面構成を見
やすく簡素なものにしている。ポツプアップは、ポツプ
アップマークが付いているソフトボタンをタッチしたと
きオーブンする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレクトしたとき、オールクリアボタンを押し
たとき、オートクリア機能によりオールクリアがかかっ
たとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変倍
のソフトボタンをタッチしてポツプアップをオーブンし
た画面の様子を示したのが第29図(b)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
バスウェイタブをタッチすると、クリエイティブ編集パ
スウェイの画面に切り変わるが、その中のペイント1の
画面を示したのが第29図(C)である。この画面では
、ビットマツプエリアHと誘導メツセージエリアIを持
っている。ビットマツプエリアHは、スクリーンの左上
を用い、エデイツトパッド上で編集エリアを指定した場
合等において、そのエリアを白黒でビットマツプ表示で
きるようにしている。また、誘導メツセージエリアIは
、スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを
誘導するもので、作業により変わる。スクリーン上では
、これらビットマツプエリアH1誘導メツセージエリア
Iとスクリーン上部のメツセージエリアAを除いた部分
をワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのパスウェイは、第29図(a)に示
すようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジョブプログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディトフィーチャー、ツールの各パ
スウェイタブを有している。このパスウェイは、初期の
パスウェイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、7%M、C,に4種のトナーによりコ
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3バスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようになっている。ここで、シングルカラー、黒
/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことから、その
項目がポツプアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS) 、)レイ1.2
、カセット3.4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大
において特定倍率が設定されている場合に成立し、自動
倍El (AMS)が設定されている場合には成立しな
い。デフォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示される
。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻みの
倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏倚)す
ることもできる。したがって、これらの詳細な設定項目
は、ポツプアップ展開される。なお、デフォルトは10
0%である。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行い
、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行う
自動とポツプアップにより7ステツプの濃度コントロー
ルが行える手動の選択肢を持ち、IPSにおいてそのコ
ントロールが行われる。
カラーバランスは、ポツプアップによりコピー上で減色
したい色をY、M、CSB、G、Rから指定し、IPS
においてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効となり
、このモードでは、ポツプアップによりメモリカードか
らのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書き
込みが選択できる。
メモリカードは、例えば最大8ジヨブが格納できる32
にバイトの容量のものを用い、フィルムプロジェクタ−
モードを除く全てのジョブをプログラム可能にしている
(ハ)エイディトフィーチャー画面 エイディトフィーチャーのパスウェイは、コピーアウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクタ−、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネスNa集、フリーハンド編集、クリエイテ
ィブ編集、さらにベーシックコピー、ツールの各パスウ
ェイタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ポツプアップにより7
ステツプのコントロールができるマニュアルと、ポツプ
アップにより写真、文字(キャラクタ)、プリント、写
真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、IPSに
おいてそのコントロールが行われる。デフォルトは任意
に設定できる。
コピーコントラストは、7ステツプのコントラストコン
トロールが選択できる。コピーポジションは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクタ−は、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポツ
プアップによりプロジェクタ−による35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6 cmX
60mスライドや4′×5′スライドの選択肢を持つ。
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモード
、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢を
持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されない
とじ代は、0〜30mmの範囲で1mm刻みの設定がで
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
代量は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
(ニ)1a集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのパスウェイ
がある。
マーカー編集バスウェイおよびフリーハンド編集パスウ
ェイは、抽出、削除、色かけ(w4/線/ベタ)、色変
換に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシックコ
ピー、エイディトフィーチャ、ツールのパスウェイタブ
を持つ。
ビジネス編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集パスウェ
イ等と同様にベーシックコピ、エイディトフィーチャー
、ツールのパスウェイタブを持つ。
クリエイティブ編集パスウェイは、抽出、削除、色かけ
(網/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代
、ネガポジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイント
、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/セ
ンター移動、マニュアル/オート変倍、マニュアル/オ
ート偏倚、カラーモード、カラーバランス調整、ベージ
連写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらにマ
ーカー編集バスウェイ等と同様にベーシックコピーエイ
ディドフィーチャー、ツールのパスウェイタブを持つ。
ツールパスウェイは、暗証番号を人力することによって
キーオペレータとカスタマ−エンジニアが入れるもので
あり、オーデイトロン、マシン初期値のセットアツプ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタ−スキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オートクリア等)のタイマーセット、とリン
グメーター、デュアルランゲージの設定、ダイアグモー
ド、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関する
各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コピー濃
度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ページ
プログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、色
かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパターン
、とじ代量、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。
また、機能設定では、現在表示されている画面に対する
インフォメーション画面を有し、適宜表示が可能な状態
におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
rnm(8ビクセル)、高さ6mm(16ビクセル)の
タイル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25
タイルである。ビットマツプエリアは縦151ビクセル
、ff1216ビクセルで表示される。
以上のように本発明のユーザインターフェースでは、ベ
ーシックコピー、エイディトフィーチャ、編集等の各モ
ードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それぞ
れのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニューを
表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることにより
選択肢を指定したり実行条件データを入力できるように
している。また、メニューの選択肢によってはその詳細
項目をポツプアップ表示(重ね表示やウィンドウ表示)
して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択可能
な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリさせ
ることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第23図に示すようにカ
ラーデイスプレィの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキークリア
、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イン
フォメーション、オーデイトロン、言語の各ボタンが取
り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の人力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール画面のオーブン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、人
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ョブに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジョブ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジョブの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の人力セーブ、人出力等の開始に用いる。マンン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でマ
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オンボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるものである。
オーデイトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を人
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り換えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
なあ、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(lI−5)フィルム画像読取り装置 (A)フィルム画像読取り装置の概略構成第2図に示さ
れているように、フィルム画像読取り装置は、フィルム
ブロジエク9 (F/P) 64およびミラーユニッ)
 (M/U)65から構成されている。
(A−1)F/Pの構成 第30図に示されているように、F/P 64はハウジ
ング601を備えており、このハウジング601に動作
確認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイ
ッチ(AF/MF切り換えスイッチ)604、およびマ
ニュアルフォーカス操作スイッチ(M/FW作スイッチ
)605a、605bが設けられている。また、ハウジ
ング601は開閉自在な開閉部606を備えている。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム6
33を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フ
ィルム633に記録されている被写体の写し方に応じて
縦または横方向からハウジング601内に挿入すること
ができる大きさの孔608.609がそれぞれ穿設され
ている。これら孔608,609の反対側にもフィルム
保持ケース607が突出することができる孔(図示され
ない)が穿設されている。開閉部606は蝶番によって
ハウジング601に回動可能に取り付けられるか、ある
いはハウジング601に着脱自在に取り付けるようにな
っている。開閉部606を開閉自在にすることにより、
孔608,609からハウジング601内に小さな異物
が侵入したときに容易にこの異物を取り除くことができ
るようにしている。
このフィルム保持ケース607は35mCrIネガフィ
ルネガフィルム用ポジフィルム用のケースとが準備され
ている。したがって、F/P 64はこれらのフィルム
に対応することができるようにしている。また、F/P
 64は6Cmx6cmや41nchx5inchのネ
ガフィルムにも対応することができろうにしている。そ
の場合、このネガフィルムをM/U65とプラテンガラ
ス31との間でプラテンガラス31上に密着するように
している。
第33図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカー/ )するた
めの熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそ
れぞれ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィル
ム用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するた
めの補正フィルタ635 (図では一方のフィルム用の
補正フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ
保持部材618と、この補正フィルタ保持部材618の
駆動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の
回転位置を検出する第1右よび第2位置検出センサ62
0゜621と駆動用モータ619を制御するコントロー
ル装置(F/P 64内に設けられるが図示されていな
い)とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設
けられている。そして、補正フィルタ保持部材618に
支持された補正フィルタ635のうち、原稿フィルム6
33に対応した補正フィルタ635を自動的に選択して
映写レンズ610等の各レンズと同軸上の使用位置に整
合するようにしている。この補正フィルタ自動交換装置
の補正フィルタ635は、例えばプラテンガラス31と
イメージングユニット37との間等、投影光の光軸上で
あればどの場所にも配設することができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。
原稿フィルム635のセット位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するだめのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
、:ノF/P 64の電源はベースマシン30の電源と
は別に設けられるが、このベースマシン30内に収納さ
れている。
(A−2)M/Uの構成 第31図に示されているように、ミラーユニット65は
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、対の支持片629,629が枢
着されており、これら支持片629,629は、カバー
628を最大に開いたときこのカバー628と底板62
7とのなす角度が45度となるようにカバー628を支
持するようになっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第33図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。7レネルレンズ631はミラー630によ、
って反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変
えることにより、画像の周辺部が暗くなるのを防止する
機能を有している。また拡散板632は、フレネルレン
ズ631からの平行光によって形成される、イメージン
グユニット37内のセルフオー!クレンズ224の影を
ラインセンサ226が検知し得ないようにするために平
行光を微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P641ご、上るカラー
コピーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所
に保管される。そして、ミラーユニット65は使用する
時に開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上
の所定の場所に載置され(B)フィルム画像読取り装置
の主な機能フィルム画像読取り装置は、以下の主な機能
を備えている。
(B−1>補正フィルタ自動交換機能 F/P 64に光源ランプ613として一般に用いられ
ているハロゲンランプは、−船釣に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤(R
)、縁(G)および青(B)の比がランプ613の分光
特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロゲン
ランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正が必
要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルl
・自体あるいはポジフィルム自体1こもいくつかの種類
があるように、多くの種類がある。
これらのフィルムはそれぞれその分光特性が異なってい
る。例えば、ネガフィルムにおいてはオレンジ色をして
おり、Rの透過率が多いのに対してBの透過率が少ない
。このため、ネガフィルムにおいては、Bの光量を多く
なるように分光特性を補正する必要がある。
そこで、F/P 64には、このような分光特性を補正
するための補正フィルタが準備されている。
F/P64はこれらの補正フィルタを自動的に交換する
ことができるようにしている。 補正フィルタの交換は
、前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる。
すなわち、原稿フィルム633に対応した補正フィルタ
を使用位置にセットするように、システム(SYS)内
のマイクロプロセッサ(CPU)から2bi tの命令
信号が出力されると、コントロール装置は、第1、第2
位置検出センサ620,621からの2bit信号がC
PUの信号に一致するように、駆動用モータ619を駆
動制御する。そして、センサ620゜621からの信号
がCPUの信号に一致すると、コントロール装置はモー
タ619を停止させる。
モータ619が停止したときには、原稿フィルムに対応
した補正フィルタが自動的に使用位置にセットされるよ
うになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
(B−2)原稿フィルム挿入方向検知機能原稿フィルム
633は開閉部606に形成された挿入孔608,60
9のいずれの孔からも挿入することができる、すなわち
、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水平方向か
らとの二方向から原稿フィルム633を装着することが
できるようにしている。その場合、挿入孔608,60
9の少なくともいずれか一方にはフィルム検知スイッチ
が設けられている。すなわぢ、フィルム検知スイッチが
少なくとも一つ設けられている。そして、フィルム検知
スイッチが孔608側に設けられるが孔609側には設
けられない場合には、フィルム保持ケース607が孔6
08から挿入されてフィルムが検知されたときオンとな
って、検知信号を出力する。この検知信号があるときに
はラインセンサ226の必要エリアは縦、すなわち副走
査方向が投影像の長手方向となるように設定される。ま
た、フィルム保持ケース607が孔609から挿入され
たとき、このスイッチはオフ状態を保持するので検知信
号を出力しない。検知信号がないときには必要エリアは
横、すなわち主走査方向が投影像の長手方向となるよう
に設定される。
また、フィルム検知スイッチが孔609側のみに設けら
れている場合、あるいはフィルム検知スイッチ両方の孔
608,609側に設けられている場合にも、同様に、
フィルム保持ケース607が孔608から挿入されたと
きにラインセンサ226の必要エリアは副走査方向が投
影像の長手方向となるように、またフィルム保持ケース
607が孔609から挿入されたときにラインセンサ2
26の必要エリアは主走査方向が投影像の長手方向とな
るように、フィルム検知スイッチのオン、オフ信号が設
定される。
(B −3)オートフォーカス機能(AP機能)フィル
ム保持ケース607をF/P 64に装着したとき、原
稿フィルム633の装着位置には数十部の精度が要求さ
れる。このため、原稿フィルム633を装着した後、ピ
ント合わせが必要となる。このピント合わせを手動で行
う場合、プラテンガラス31の所定位置にセットされた
M/U 65の拡散板632に原稿フィルム633の画
像を投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保持部
材611を摺動させて行わなければならない。
その場合、拡散板632に投影された画像はきわめて見
にくいので、正確にピントを合わせることは非常に難し
い。
そこで、原稿フィルム633をF/P 64に装着した
とき、F/P 64は自動的にピント合わせを行うこと
ができるようにしている。
このAF機能は前述のAF装置により次のようにして行
われる。
U/I36のデイスプレィ上のキーを操作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第30図において、F/P 64のAF/MF切り換え
スイッチ604をAPに選択することにより4、AP装
置が作動可能状態となる。第33図に示されているよう
に、原稿フィルム633が入っているフィルムケース6
07をF/P64に装着すると、発光器623からの光
がこの原稿フィルム633によって反射するようになり
、その反射光がAPのための例えば2素子型の受光器6
24によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果が0でないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
ともに、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差が0になると、CPU634はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AF作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカス機能(MF機能) AF/MF切り換えスイッチ604をMPに切り換える
ことにより、自動的にランプ613が所定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Pの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a、605bを押すことにより行われる。このMFによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能マニュアル
ランプスイッチ603を押すことにより無条件にランプ
613を点灯させることができるようにしている。この
スイッチは通常は使用巳ないが、比較的厚さの厚いもの
に記録されている画像をコピーする場合においてバック
ライティングするとき、AP時に長時間映写像を見ると
き、およびランプ切れを確認するとき等に使用される。
(B−6)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更
機能 U/136で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/I36で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能CPU634の
ROMには、一般に、写真撮影によく使用されるネガフ
ィルムであるFUJ 1(登録商標) 、KODAK 
(登録商標)およびKONICA(登録商標)の各AS
A 100のオレンジマスクの濃度データが記憶されて
おり、これらのフィルムが選択されたとき、CP063
4は記憶された濃度データに基づいて自動的にシェーデ
ィング補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
 64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画質調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてr補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1)画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レンジはネガフィルムのそれよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フィ
ルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体濃
度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第32図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光量(被写体濃度に相当する)を表わし
、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしている
。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネガ濃
度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表わ
している。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はr
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光量と補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第32図の第1象限に
おいて線αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顔と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう。また、露光量が多い場合
でも、線αの゛傾き、すなわちrの値が1よりも小さい
のでr補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう
このようなことから、r補正が必要となる。
次に、第32図を用いて補正の原理を説明する。
同図第3象限には、r補正のためのENDカーブβが設
定されている。このENDカーブβの傾きr′は、第4
象限において被写体からの露光量と出力コピー濃度との
関係が45度の直線関係となるようにするために、r′
=l/rに設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値が、第2象限において直線■で表わされる値
にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域a
′となる。この領域a′のうち領域についてはENDカ
ーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分はコ
ピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限に
おいて濃度調整値を直線■から直線■にシフトして、シ
ェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範囲
に入るようにする。このようにすることにより、被写体
からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限にお
いて45度の直線■に従うようになって、コピーは諧調
をもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線■の値に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるENDカ
ーブβを選択する。このENDカーブβを選択すること
により、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第4
象限の45度の直線■で表わされるようにすることがで
きる。すなわち、被写体からの露光量が領域すにあると
き、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっているとす
ると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまうこ
とが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に出す
ことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(C−2>画像慣号処理方法 第33図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をRlG、B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅される
。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によっ
てディジタル信号に変換され、更にログ変換器238に
よって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやうンプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影響分が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。
すなわち、イメージングユニット37をR,G。
Bの各画素毎に32ラインステツプスキヤンしてサンプ
リングし、これらのサンプリングデータをラインメモリ
240を通してCPU634に送り、CPtJ634が
32ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し
、シェーディングデータをとる。このように平均をとる
ことにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値DADjを演
算し、シェーディング補正回路239内のLSIのレジ
スタに設定されているD ADj値を書き換える。更に
、CPU634は選択されたフィルムに対応してランプ
613の光景および増幅器643のゲインを調整する。
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにD ADj値を加えること
により、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェ
ーディング補正回路239はこれらの調整がされたデー
タから各画素毎のシェーディングデータを引くことによ
りシェーディング補正を行う。
なお、CPU634のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからD^口」値を演算しな
ければならない。
シェーディング補正が終ると、I IT32は■PS3
3にRSGSBの濃度信号を出力する。
そして、CPU634は原稿フィルムの実際のデータに
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてr補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はr補正を行って原稿フィル
ムのrが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
(D)操作手順および信号のタイミング第34図に基づ
いて、操作手順および信号のタイミングを説明する。な
お、破線で示されている信号は、その信号を用いてもよ
いことを示している。
F/P 64の操作は、主にベースマシン30のU/I
36によって行われる。すなわち、U/136にデイス
プレィの画面に表示されるF/Pt1作キーを操作する
ことにより、ベースマシン3゜をF/Pモードにする。
原稿フィルムが前記3種mm(7)フィルムおよび登録
されているフィルムのうちの一つである場合を想定する
と、第34図に示されているように、U/136のデイ
スプレィの画面には、「ミラーユニットを置いてからフ
ィルムの種類を選んで下さい」と表示される。したがっ
て、まずM/U65を開いてプラテンガラス31の所定
位置にセットする。
次いで、画面上のフィルム選択キーを押すと、画面には
「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FCC0NT)信号が(0,0)となってFC動
作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置が
作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされる
。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換終
了(7丁−丁τT)信号がLOWとなる。
このLOWとなったことかつランプ613が点灯して3
〜5秒経過したことをトリガーとしてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリガーとしてFCC0NTが(0,1)となって補
正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フィ
ルタが使用位置にセットされる。また、シェーディング
補正をトリガーとして画面には「ピントを合わせます。
フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに一ラン
プ613が消灯する。したがって、原稿フィルム633
を入れたフィルムケース607をF/P 64に装着す
る。これにより、発光器623からの光がこのフィルム
によって反射され、その反射光が受光器624によって
検知される。
反射光が受光器624の2素子間の受光量の差分が0で
ないときには、AP装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了(■7丁−
RDY)信号がLOWとなる。このF  P  RDY
信号がLOWになった後でかつPCSETがLOWとな
って1秒経過した後に、画面には「コピーできます」と
表示される。U/136のスタートキーを押すと、画面
には「コピー中です」と表示され、かつランプ613が
点灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間を待
って自動濃度調整(A/E)のためのデータの採取が開
始される。すなわち、濃度調整、カラーバランス調整、
r補正等を行うためのデータを得るためにイメージング
ユニット37が一部スキャンして、投影像の一部または
全部を読み取る。
次いで、フルカラーのときには、イメージングユニット
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的に行
われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯する
とともに、画面には「コピーできます」と表示される。
したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピー
が行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィル
ムのコマを変えることになる。コマを変える際、■7丁
−RDYがHIGHとなるとともに画面には「ピントを
合わせます」と表示される。
そして、新しいコマがセットされると、AP動作が行わ
れ、同時に、F/P  RDYがLOWとなるとともに
、画面には「コピーできます」と表示される。その後、
スタートキーを押すことにより、コピーが行われる。
(III)イメージ処理システム(IPS)(III−
1)IPSのモジュール構成第35図はIPSのモジュ
ール構成の概要を示す図である。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ入力ターミ
ナル)においてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、l0T(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、Y、MSC,にのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス(
ピッチ)を1回、同様にM、C,Kについてもそれぞれ
をプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、計
4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による像
を重畳することによってフルカラーによる像を再現して
いる。したがって、カラー分解信号(B、G、R信号)
をトナー信号(7%M、CSK信号)に変換する場合に
おいては、その色のバランスをどう調整するかやIIT
の読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせてその
色をどう再現するか、濃度やコントラストのバランスを
どう調整するか、エツジの強調やボケ、モアレをどう調
整するか等が問題になる。
IPSは、IITからB、G、Rのカラー分解信号を入
力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等を
高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセスカ
ラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力す
るものであり、第35図に示すようにEND変換(Eq
uivalent Neutral  Density
 ;等僅少性濃度変換)モジュール301、カラーマス
キングモジュール302、[稿サイズ検出モジュール3
03、カラー変換モジュール304、UCR(Unde
r  Co1or  Removal;ド色除去)&黒
生成モジュール305、空間フィルター306、TRC
(Tone Reproducti。
n Control ;色調補正側@J)モジュール3
0?、縮拡処理モジュール308、スクリーンジェネレ
ータ309、IOTインターフェースモジュール310
、領域生成回路やスイッチマトリクスを自する領域画像
制御モジュール311、エリγコマンドメモリ312や
カラーパレットビデオスイッチ回路313やフォントバ
ッファ314等を有する編集制御モジュール等からなる
そして、ilTからB、G、Rのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビツトデータ(256階調)をEND変
換モジュール301に人力し、YlM、CSKのトナー
信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号Xをセ
レクトし、これを2値化してプロセスカラーのトナー信
号のオン7′オフデータとしIOTインターフェースモ
ジュール310からIOTに出力している。したがって
、フルjJ5−(4カラー)の場合には、プリスキャン
でまず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原稿
情報を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラーの
トナー信号XをYとするコピーサイクル、続いてプロセ
スカラーのトナー信号XをMとするコピーサイクルを順
次実行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応し
た信号処理を行っている。
II’rでl;i、CCD−t!ン”l−4使いB、G
、Rのそれぞれについて、1ビクセルを16ドツト/m
mのサイズで読み取り、そのデータを24ビツト(3色
×8ピッ);256階調)で出力している。CCDセン
サーは、上面にB、GSRのフィルターが装着されてい
て16ドツ) / m mの密度で300mmの長さを
有し、190.5mm/secのプロセススピードで1
6ライン/mmのスキャンを行うので、はぼ各色につき
毎秒15Mビクセルの速度で読み取りデータを出力して
いる。
そして、IITでは、B、GSHの画素のアナログデー
タをログ変換することによって、反射率の情報から濃度
の情報に変換し、さらにデジタルデータに変換している
次に各モジュールについて説明スる。
第36図はIPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
(Δ)END変換モジュール END変換モジュール301は、LITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーパランスジたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等看になりグレーが
基準となる。しかし、11Tからグレーの原稿を読み取
ったときに人力するB、G、Hのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくなっていない。そこで、第36図(a)に示す
ような変換テーブル(LUT、ルックアップテーブル)
を用いてそのバランスをとるのがEND変換である。し
たがって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取った場
合にそのレベル(黒−白)に対応して常に等しい階調で
B、G、Rのカラー分解信号に変換して出方する特性を
有するものであり、IITの特性に依存する。また、変
換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネガ
フィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブル
であり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレーシ
ョンコピー用のテーブルである。
(B)カラーマスキングモジュール カラーマスキングモジュール302は、BSG、R信号
をマトリクス演算することによりYSM、Cのトナー量
に対応する信号に変換するのものであり、END変換に
よりグレーバランス調整を行った後の信号を処理してい
る。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純粋に
B、G、RからそれぞれY、M、Cを演算する3X3の
マトリクスを用いているが、B、G。
Rだけでなく、BG、GRSRB、B2、G2R2の成
分も加味するため種々のマトリクスを用いたり、他のマ
トリクスを用いてもよいことは勿論である。変換マトリ
クスとしては、通常のカラー調整用とモノカラーモード
における強度信号生成用の2セツトを保有している。
このように、IITのビデオ信号についてIPSで処理
するに際して、何よりもまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
と、カラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿によ
るグレーバランス調整を行わなければならないため、そ
の変換テーブルがより複雑になる。
(C)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するためには
、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイズ
よりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すとコ
ピーの出来映えをよいものとすることができる。そのた
め、原稿サイズ検出モジュール303は、ブリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。そ
のために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色例
えば黒にし、第36図ら)に示すようにプラテンカラー
識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ303
1にセットする。
そして、ブリスキャン時は、原稿の反射率に近い情報に
変換(γ変換)した信号(後述の空間フィルター306
の出力を用いる)Xとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とをコンパレータ303
2で比較し、エツジ検出回路3034で原稿のエツジを
検出して座標X。
yの最大値と最小値とを最大/最小ソータ3035に記
憶する。
例えば第36図(d)に示すように原稿が傾いている場
合や矩形でない場合には、上下左右の最大値と最小値(
Xl、X2 、V+、y2)が検出、記憶される。また
、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ3033で
原稿のYSM、Cとスレッショルドレジスタ3031に
セットされた上限値/下限値とを比較し、プラテンカラ
ー消去回路3036でエツジの外側、即ちプラテンの読
み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(D)カラー変換モジュール カラー変換モジュール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
36図(C)に示すようにウィンドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各YSM、Cの上限値/下限値をスレッショルドレ
ジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y、
M1Cの値をカラーパレット3053にセットする。
そして、領域画像制御モジュールから入力されるエリア
信号にしたがってナンドゲー)3054を制御し、カラ
ー変換エリアでない場合には原稿のY、M、Cをそのま
まセ、レクタ3055から送出し、カラー変換エリアに
入ると、原稿のY、M。
C信号がスレッショルドレジスタ3051にセットされ
たYSM%Cの上限値と下限値の間に入るとウィンドコ
ンパレータ3052の出力でセレクタ3055を切り換
えてカラーパレット3053にセットされた変換カラー
のYSMSCを送出する。
指定色は、ディジタイザで直接原稿をポイントすること
により、ブリスキャン時に指定された座標の周辺のB、
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均操作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。81G、Rfi度データの読
み取りは、IITシェーディング補正RAMより指定座
標をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際し
ては、原稿サイズ検知と同様にレジストレーション調整
分の再調整が必要である。ブリスキャンでは、IrTは
サンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補
正RAMより読み出されたB、G、Rfi度データは、
ソフトウェアによりシェーディング補正された後、平均
化され、さらにEND補正、カラーマスキングを実行し
てからウィンドコンパレータ3052にセットされる。
登録色は、1670万色中より同時に8色までカラーパ
レット3053に登録を可能にし、標準色は、7%M、
C,G、B、Rおよびこれらの中間色とKSWの14色
を用意している。
(E)UCR&黒生成モジュール Y、M、Cが等量である場合にはグレーになるので、理
論的には、等量のY、M、Cを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、現実的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒生成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、M、Cを等量減する(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、M、Cの最大値と最小値とを検出
し7、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でK
を生成し、その量に応じY、M、Cについて一定の下色
除去を行っている。
UCR&黒生成では、第36図(e)に示すように例え
ばグレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さ
くなるので、Y、M、Cの最小値相当をそのまま除去し
てKを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合
には、除去の量をY、M、Cの最小値よりも少なくし、
Kの生成量も少なくするごとによって、墨の混入および
低明度高彩度色の彩度低下を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第36図(f)では、最大
値/最小値検出回路3051によりY、M、Cの最大値
と最小値とを検出し、演算回路3053によりその差を
演算し、変換テーブル3054と演算回路3055によ
りKを生成する。変換テーブル3054がKの値を調整
するものであり、最大値と最小値の差が小さい場合には
、変換テーブル3054の出力値が零になるので演算回
路3055から最小値をそのままKの値として出力する
が、最大値と最小値の差が大きい場合には、変換テーブ
ル3054の出力値が零でなくなるので演算回路305
5で最小値からその分減算された値をKの値として出力
する。変換テーブル3056がKに対応してY、M、C
から除去する値を求めるテーブルであり、この変換テー
ブル3056を通して演算回路3059でY、M、Cか
らKに対応する除去を行う。また、アントゲ−)305
7.3058はモノカラーモード、4フルカラーモード
の各信号にしたがってに信号およびY、M。
Cの下色除去した後の信号をゲートするものであり、セ
レクタ3052.3050は、プロセスカラー信号によ
りY、M、C,にのいずれかを選択するものである。こ
のように実際には、Y、M。
Cの網点で色を再現しているので、Y、M、Cの除去や
Kの生成比率は、経験的に生成したカーブやテーブル等
を用いて設定されている。
(F)空間フィルターモジュール 本発明に適用される装置では、先に述べたようにIIT
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケだ情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ツ) / m mのサンプリング周期との間でモアレが
生じる。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期
との間でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール
306は、このようなボケを回復する機能とモアレを除
去する機能を備えたものである。そして、モアレ除去に
は網点成分をカットするためローパスフィルタが用いら
れ、エツジ強調にはバイパスフィルタが用いられている
空間フィルターモジュール306では、第36図((イ
)に示すようにY s M % Cs M lnおよび
MaxMinの入力信号の1色をセレクタ3003で取
り出し、変換テーブル3004を用いて反射率に近い情
報に変換する。この情報の方がエツジを拾いやすいから
であり、その1色としては例えばYをセレクトしている
。また、スレッショルドレジスタ3001.4ビツトの
2値化回路3002、デコーダ3005を用イテ画素毎
に、Y、M、C。
MinおよびMax−MinからY、M、C,に、B。
G、R,W (白)の8つに色相分離する。デコーダ3
005は、2値化情報に応じて色相を認識してプロセス
カラーから必要色か否かを1ビツトの情報で出力するも
のである。
第36図((至)の出力は、第36図(社)の回路に人
力される。ここでは、PIFO3061と5×7デジタ
ルフイルタ3063、モジュレーションテーブル306
6により網点除去の情報を生成し、FIFO3062と
5X7デジタルフイルタ3064、モジュレーションテ
ーブル3067、デイレイ回路3065により同図((
至)の出力情報からエツジ強調情報を生成する。モジュ
レーションテーブル3066.3067は、写真や文字
専用、混在等のコピーのモードに応じてセレクトされる
エツジ強調では、例えば第36図(i)■のような緑の
文字を■のように再現しようとする場合、YlCを■、
■のように強調処理し、Mは■実線のように強調処理し
ない。このスイッチングをアンドゲート3068で行っ
ている。この処理を行うには、■の点線のように強調す
ると、■のようにエツジにMの混色による濁りが生じる
。デイレイ回路3065は、このような強調をプロセス
カラー毎にアンドゲート3068でスイッチングするた
めにFIFO3062と5X?デジタルフイルタ306
4との同期を図るものである。鮮やかな縁の文字を通常
の処理で再生すると、縁の文字にマゼンタが混じり濁り
が生じる。そこで、上記のようにして縁と認識するとY
、Cは通常通り出力するが、Mは抑えエツジ強調をしな
いようにする。
(G)TRC変換モジュール IOTは、IPSからのオン/オフ信号にしたがってY
、M、C,にの各プロセスカラーにより4回のコピーサ
イクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フルカ
ラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号処
理により理論的に求めたカラーを忠実に再生するには、
IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。TR
C変換モジュール309は、このような再現性の向上を
図るためのものであり、Y、M、Cの濃度の各組み合わ
せにより、第36図(j)に示すように8ビツト画像デ
ータをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをRA
Mに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラスト
調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モード
、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAMア
ドレス上位3ビツトにはエリア信号のビット0〜ビツト
3が使用される。また、領域外モードにより上記機能を
組み合わせて使用することもできる。なお、このRAM
は、例えば2にバイト(256バイトx8面)で構成し
て8面の変換テーブルを保有し、Y。
M、Cの各サイクル毎にIITキャリッジリターン中に
最高8面分ストアされ、領域指定やコピーモードに応じ
てセレクトされる。勿論、RAM容量を増やせば各サイ
クル毎にロードする必要はない。
(H)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジュール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングビッチイ言号とラインバッファ308
3のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッフ
ァ3083は、2ライン分からなるピンポンバッファと
することにより一方の読み出しと同時に他方に次のライ
ンデータを書き込めるようにしている。縮拡処理では、
主走査方向にはこの縮拡処理モジュール308でデジタ
ル的に処理しているが、副走査方向にはIrTのスキャ
ンのスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍
速から1/4倍速まで変化させることにより50%から
400%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバ
ッファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補
完することによって縮小し、付加補完することによって
拡大することができる。補完データは、中間にある場合
には同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応
じた重み付は処理して生成される。例えばデータXi′
の場合には、両側のデータXI% XI+1およびこれ
らのデータとサンプリングポイントとの距離d、、d、
から、(Xt Xi )+ (Xt、+ Xd、)ただ
し、d + + d 2 = 1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、−旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならなくなるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
(I)スクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一儒号に変換し
出力するものであり、閾値マ)IJクスと階調表現され
たデータ値との比較による2値化処理とエラー拡散処理
を行っている。IOTでは、この2値化トナ一信号を人
力し、16ドツ) / m mに対応するようにほぼw
i80μmφ、幅60μmφの楕円形状のレーザビーム
をオン/オフして中間調の画イ象を再現している。
まず、階調の表現方法について説明する。第36図(n
)に示すように例えば4×4のハーフトーンセルSを構
成する場合について説明する。まず、スクリーンジェネ
レータでは、このような/’%−フトーンセルSに対応
して閾値マトリクスmが設定され、これと階調表現され
たデータ値とが比較される1、そして、この比較処理で
は、例えばデータ値が「5」であるとすると、闇値マト
リクスmの「5」以下の部分でレーザビームをオンとす
る信号を生成する。
16ドツト/mmで4×4のハーフトーンセルを一般に
100spi、16階調の網点というが、これでは画像
が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そこで、
本発明では、階調を上げる方法として、この16ドツ)
 / m mの画素を縦(主走査方向)に4分割し、画
素単位でのレーザビームのオン/オフ周波数を同図(0
)に示すように1/4の単位、すなわち4倍に上げるよ
うにするこ七によって4倍高い階調を実現している。し
たがって、これに対応して同図(0)に示すような閾値
マトリクスm′を設定している。さらに、線数を上げる
だめにサブマトリクス法を採用するのも有効である。
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マトリクスmを用いたが、サブマト
リクス法は、複数の単位マ) IJクスの集合により構
成し、同図史)に示すようにマトリクスの成長核を2カ
所或いはそれ以上(複数)にするものである。このよう
なスクリーンのパターン設計手法を採用すると、例えば
明るいところは141spi、64階調にし、暗くなる
にしたがって200spi、12828階調ることによ
って暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と階
調を変えることができる。このようなパターンは、階調
の滑らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定する
ことによって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドツトマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さ(すると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
〔(1)に示すようにスクリーンジェネレータ3092
で生成されたオン/オフの2値化(i号と入力の階調信
号との量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路3
094により検出し、補正回路3095、加算回路30
91を使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの
階調の再現性を良くするものであり、例えば前のライン
の対応する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを
通してたたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
(J)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジュール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。
制御情報としては、カラー変換やモノカラーかフルカラ
ーか等のカラーモード、写真や文字等のモジュレーショ
ンセレクト情報、TRCのセレクト情報、スクリーンジ
ェネレータのセレクト情報等があり、カラーマスキング
モジュール302、カラー変換モジュール304、LI
CRモジュール305、空間フィルター306、TRC
モジクール307の制御に用いられる。なお、スイッチ
マトリクスは、ソフトウェアにより設定可能になってい
る。
(K)編集制御モジュール 編集制御子ジュールは、矩形でなく例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(ホ)に示すようにCPUのバスにAGDC(
Aclvanced Graphic  Digita
l  Controller)3121、フォントバッ
ファ3126、ロゴROM3128、DMAC<DMA
  Controller) 3129が接続されてい
る。
そして、CP Uから、エンコードされた4ビツトのエ
リアコマンドがAGDC3121を通してプレーンメモ
リ3122に書き込まれ、フォントバッファ3126に
フォントが書き込まれる。プレーンメモリ3122は、
4枚で構成し、例えばro 000Jの場合にはコマン
ドOであってオリジナルの原稿を出力するというように
、原稿の各点をブレーンO〜プレーン3の4ビツトで設
定できる。この4ビツト情報をコマンド0〜コマンド1
5にデコードするのがデコーダ3123であり、コマン
ド0〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジック
、ロゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定す
るのがスイッチマトリクス3124である。フォントア
ドレスコントローラ3125は、2ビツトのフィルパタ
ーン信号により網点シェード、ハツチングシェード等の
パターンに対応してフォントバッファ3126のアドレ
スを生成するものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX1フオントバツフア3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメツシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC,縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なくし、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(III−2)イメージ処理システムのハードウェア構
成 第37図はIPSのハードウェア構成例を示す図である
本発明のIPSでは、2枚の基板(IPS−A。
IPS−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精
細度の再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な
機能を達成する部分について第1の基板(rPs−A)
に、編集のように応用、専門機能を達成する部分を第2
の基板(IPS−B)に搭載している。前者の構成が第
37図(a)〜(C)であり、後者の構成が同図(d)
である。特に第1の基板により基本的な機能が充分達成
できれば、第2の基板を設計変更するだけで応用、専門
機能について柔軟に対応できる。したがって、カラー画
像形成装置として、さらに機能を高めようとする場合に
は、他方の基板の設計変更をするだけで対応できる。
IPSの基板には、第37図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスADR3BUS、データバスDATAB
US、コントロールバスCTRLBUS)が接続され、
IITのビデオデータB1GSR,同期信号としてビデ
オクロックrlT・VCLK、ライン同期(主走査方向
、水平同期)信号11T−LS、ページ同期(副走査方
向、垂直同期)信号11T−PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降においてバイブライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なりロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチエツクするのが、ライン同期発生&フェイル
チエツク回路328である。そのため、ライン同期発生
&フェイルチエツク回路328には、ビデオクロックI
IT−VCLKとライン同期信号IIT・LSが接続さ
れ、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUのバ
ス(ADRSBUS、DATABUSSCTRLBUS
) 、チップセレクト信号C8が接続される。
IITのビデオデータB、GSRはEND変換部のRO
M321に人力される。END変換テーブルは、例えば
RAMを用いCPUから適宜ロードするように構成して
もよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理中
に書き換える必要性はほとんど生じないので、B、G、
Hのそれぞれに2にバイトのROMを2個ずつ用い、R
OMによる1、、tJT(ルックアップテーブル)方式
を採用している。そして、16面の変換テーブルを保有
し、4ビツトの選択信号ENDSelにより切り換えら
れる。
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
×17) IJクスを2面保有する3個の演算LSI3
22からなるカラーマスキング部に接続される。演算L
SI322には、CPUの各バスが接続され、CPUか
らマトリクスの係数が設定可能になっている。画像信号
の処理からCP tJによる書き換え等のためCPUの
バスに切り換えるためにセットアツプ信号SU、チップ
セレクト信号C8が接続され、マトリクスの選択切り換
えに1ビツトの切り換え信号MONOが接続される。
また、パワーダウン信号PDを人力し、IITがスキャ
ンしていないときすなわち画像処理をしていないとき内
部のビデオクロックを止めている。
演算LSI322によりB、G、RからYSM。
Cに変換された信号は、同図(d)に示す第2の基板(
IPS−B)のカラー変換LSI353を通してカラー
変換処理後、DOD用LS■323に入力される。カラ
ー変換LSI353には、非変換カラーを設定するスレ
ッショルドレジスタ、変換カラーを設定するカラーパレ
ット、コンパレータ等からなるカラー変換回路を4回路
保有し、D。
D用LSI323には、原稿のエツジ検出回路、枠消し
回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSr323の出力は、UCR
用LS I 324に送られる。このLSIは、UCR
回路と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コ
ピーサイクルでのトナーカラーに対応するプロセスカラ
−X1必要色Hue、エツジEdgeの各信号を出力す
る。したがって、このLSIには、2ビツトのプロセス
カラー指定信号C0LR,カラーモード信号(4COL
R%MONO)も入力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSI324から出力
されたプロセスカラ−X1必要色Hue。
エツジE dgeの各信号を5X7のデジタルフィルタ
ー326に人力するために4ライン分のデータを蓄積す
るFIFOおよびその遅れ分を整合させるためのFIF
Oからなる。ここで、プロセスカラーXとエツジE d
geについては4ライン分蓄積してトータル5ライン分
をデジタルフィルター326に送り、必要色Hueにつ
いてはFIFOで遅延させてデジタルフィルター326
の出力と同期させ、MIX用LSI327に送るように
している。
デジタルフィルター326は、2X7フイルターのLS
Iを3個で構成した5X7フイルターが2組(ローパス
LPとバイパスHP)あり、一方で、プロセスカラーX
についての処理を行い、他方で、エツジE dgeにつ
いての処理を行っている。
MIX用LSI327では、これらの出力に変換テーブ
ルで網点除去やエツジ強調の処理を行いプロセスカラー
Xにミキシングしている。ここでは、変換テーブルを切
り換えるための信号としてエツジEDGE、シャープ5
harpが入力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2にバ
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の書き換えを行うように構成され、3ビツトの切り換え
信号T RCSelにより切り換えられる。そして、こ
こからの処理出力は、トランシーバ−より縮拡処理用L
SI345に送られる。縮拡処理部は、8にバイトのR
AM344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバッ
ファ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッチ
の生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
縮拡処理部の出力は、同図(6)に示す第2の基板のエ
リアメモリ部を通ってEDF用LSI346に戻る。E
DF用LSI346は、前のラインの情報を保持するF
rFOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散処
理を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号Xは
、スクリーンジェネレータを構成するSG用LSI34
7を経てIOTインターフェースへ出力される。
[)Tインターフェースでは、1ビツトのオン/オフ信
号で人力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ビツトにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
第37図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドツ)7mmであるので、縮小LSI3
54では、1/4に縮小して且つ2値化してエリアメモ
リに蓄える。拡大デコードL1359は、フィルパター
ンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情報を読
み出してコマンドを生成するときに16ドツトに拡大し
、ロコアドレスの発生、カラーパレット、フィルパター
ンの発生処理を行っている。DRAM356は、4面で
構成しコードされた4ビツトのエリア情報を格納する。
AGDC355は、エリアコマンドをコントロールする
専用のコントローラである。
(III−3)色補正(カラーマスキング)(A)色補
正およびグレイバランス系の構成第38図は色補正およ
びグレイバランス系のブロック構成を示す図である。
第35図〜第37図によりIPSの全体の構成概要を説
明したが、そのうち色補正およびグレイバランス系を抽
出してブロック図で示したのが第38図である。
色補正およびグレイバランス系は、第38図に示すよう
にEND変換回路701、カラーマスキング回路702
、UCR回路703、TRC回路704からなっている
。END変換回路701では、IITの照明用光源のス
ペクトラムやダイクロイックミラーの特性、さらには光
電変換素子、カラーフィルター、レンズ等のバラツキを
補正するともに、フィルムプロジェクタ−使用時のポジ
ーネガ反転やフィルムメーカーによるフィルム透過率の
差異を補正し、グレイバランスしたカラー分解信号EN
DBSENDG、ENDRに変換している。カラーマス
キング回路702では、END変換回路701から出力
されたグレイバランスカラー分解信号ENDB%END
G、ENDRの割合から、3X3や3×6.3X9等の
グレイバランス法を適用したマトリクスによる演算を行
い、フルカラー時は3色のグレイバランスしたトナー信
号ENDYSENDM、ENDCの画素データを生成し
、また、モノカラー時は輝度信号を生成している。UC
R回路703は、4色フルカラー時にトナー信号END
Y、ENDM、ENDCの割合からKを生成し、さらに
生成されたKの値に応じてトナー信号ENDY、END
M、ENDCの値を減算(下色除去)する。Kの生成で
は、最大値最小値検出回路7031によりトナー信号E
NDY、ENDM、ENDCの最大値と最小値とを検出
して減算器7032により最大値と最小値との差を求め
、当該差に応じたクロマファンクション7033で変換
される値が減算器7034で最小値から減算される。ま
た、下色除去では、生成されたE N D K fi:
U CRファンクション7035で変換した値ENDK
’が減算器7036Y、7036M、7036Cでトナ
ーイ言号ENDY、ENDMSENDCの値から減算さ
れる。なお、3色フルカラー、モノカラー時は、Kの生
成およびENDY、ENDM、ENDCの下色除去を行
わないので、UCR回路703はバイパスされる。
そして、T R,C回路704では、TRCカーブを基
に人力された画素データに対して出力する画素データの
値を決定し、このTRCカーブを変化させることにより
濃度、コントラスト、カラーバランスの調整、反転等を
行っている。
次に色補正を行うカラーマスキング回路について説明す
る。
(B)カラーマスキング回路の構成 第39図はカラーマスキング回路の構成例を示す図であ
る。
本発明のカラーマスキング回路は、8ビツトの色分解信
号B、G、Rに対して上位4ビツトと下位4ビツトのR
AMテーブル(LLIT)を設け、これらのRAMから
読み出した値を加算処理することにより色分解信号B、
G、Rからトナー信号Y、M、Cを生成している。その
1色分の回路構成例を示したのが第39図である。第3
9図において、RAMテーブル731Bは色分解信号B
の上位4ビツト、RAMテーブル731Gは色分解信号
Gの上位4ビツト、RAMテーブル731Rは色分解信
号Rの上位4ビツトをそれぞれアドレスとするものであ
り、RAMテーブル731BとRAMテーブル731G
から読み出した値を加算器733で加算し、さらにその
値とl”AMテーブル731Rから読み出した値とを加
算器734で加算している。また、RAMテーブル73
2Bは色分解信号Bの下位4ビツト、RAMテーブル7
32Gは色分解信号Gの下位4ビツト、RAMテーブル
732Rは色分解信号Rの下位4ピツCをそれぞれアド
レスとするものであり、これらのRAMテーブル732
B、732G、?32Rから読み出した値を加算器73
5と736で加算しでいる。そして、加算@737で上
位4ビツトから得られた加算値と下位4ビツトから得ら
れた加算値とを加算し、まるめ回路738を通して内部
演算の13ビツトを8ビツトにまるめて例えばトナー信
号Yとし7て出力する。し、たがって、同様の回路をト
ナー信号M、Cに関しても有し、通常、RAMテーブル
には、フルカラー用とモノカラー用との2面のデータを
有している。このバイブライン方式内部演算のタイミン
グチャートを示したのが第40図であり、内部演算のデ
ータ表現方法の例を示したのが第41図である。
第40図に示すタイミングチャートは、次のような処理
を示している。例えば入力データal、bl、clに関
してみると、下位ビットのデータαa1、βb1、rc
lがRAMテーブル732B、?32G、732Rから
読み出され、加算器735により演算が行われてαa1
+βb1がラッチされる。さらに、次のクロックでは、
加算器736により演算が行われてαal+βb1+γ
cl(下位ADD結果)がラッチされる。同時に加算器
734により演算が行われてαa1′+βbl’十γ0
1′ (上位ADD結果)がラッチされる。そして次の
タロツクでは、加算器737により演算が行われてαa
1+βbl+rcl+αa1′十βb 1’ +r c
 1’  (ROUN’D回路入力)がまるめ回路73
8に人力され、まるめ処理後にカラ−7スキング回路の
出力データαA、 l +βB l +rC]として送
出される。
第41図に示すように上位RAMテーブルデータは、下
位2ビツトが小数点以下のビット、最上位ビットが符合
ビットからなる2バイト構成、下位テーブルデータは、
下位5ビツトが小数点以下のビット、最上位ビットが符
合ビットからなる2バイト構成であるので、シフトti
作をして小数重位置を合わせ、桁上げをして加算処理し
ている。
そして、加算値が負の場合には零に、rFFJを超える
場合にはrFFJになるようにまるめ処理される。
このように上位4ビツトと下位4ビツトに分割してテー
ブルを構成すると、それぞれ16のテーブルサイズにな
り、小さいテーブルで構成できるため、メモリ容量を大
幅に削減することができるとともに、それだけLSIの
ゲート数が少なくなり、LStの小型化、コストの低減
を図ることができる。因に、8ビツトデータそのままを
使用した場合には、256のテーブルサイズが必要にな
り、分割した場合の16テーブルサイズに比べると非常
に大きなメモリ容量となる。しかも、このメモリ容量は
、1色分だけであるので、フルカラーでみた場合には、
Y、MSCの3色分の容量が必要になる。また、3×3
マトリクス等の場合には、乗算LUTでなく乗算回路方
式にしてもよいことは勿論である。
(C)乗算テーブルの設定 上記の回路では、加算処理だけでトナー信号を生成する
ため、トナー信号Y、M、Cとして出力される加算値が
、3×3の によるマトリクス演算値となるように、すなわち、色分
解信号B%G、Hの各入力に対し、人力データと係数の
乗算結果をRAMテーブル731B、731G、?31
R,732B、732G、732Rに書き込んでおく。
この場合において、マトリクスの係数を自由に設定して
しまうと、グレイがグレイとして再現されなくなる。そ
のため、本発明では、グレイバランス法(G、  B、
 Method)を適用することによって、 や、3×6の a 34+ a 5S+a as となるように係数を設定すると、グレイバランスされた
ものとなる。すなわち、色分解信号B、G、Rが等しい
値ではいずれのトナー信号Y、M、Cも等しい値になる
ように係数が設定される。
なお、上記3X67) IJクスの二乗項は、−次の項
と共に例えばa++B+a+aB’の値としてBの変換
テーブルに設定し、加算処理だけで変換値を得ることが
できる。しかし、3×9或いはそれ以上のマトリクスを
採用する場合にはBGSGR。
・・・・・・等の項が含まれることになる。この場合に
は、a IJBG%・・・・・・となるため、Bの変換
テーブルとGの変換テーブルのそれぞれの値の乗算が必
要になるが、この場合にも、例えば B2+02− (B−G)” 或いは、 (B+G)’ −(B’ +G’ ) に展開することができるので、上記のテーブルの他にB
とGとの加算器(減算器)を設けると共にこの加算値(
減算値)による変換テーブルを設けることによって、変
換テーブルと加減算器を使って乗算なしにマトリクス演
算値を求めてもよい。
このようにすることにより乗算器を使う場合に比べ 高
速でカラーマスキング処理することができる。
RAMテーブル731B、731G、731R1732
B、732G、732Rの設定は、VCPUから行うよ
うに構成されている。VCPUでは、4色フルカラーの
場合のY、MSCにそれぞれB。
GSRの計9種類とモノカラーの場合のY、M。
C共通にB、GSRの3種類を、しかも上位4ビツトと
下位4ビツトに対応する係数として持っている。この係
数はオーバーフローしないビット数とするため、2バイ
ト構成となっていて、スタートキーが操作されてコピー
スタートするときに、原稿が写真か、文字か、印刷か、
混在か、コピー出力がモノカラーかによって係数が選択
され、乗算値が演算されてLUTに書き込まれる。この
演算では、まず格納エリアを2バイトではオーバーフロ
ーしてしまうので、2バイト+2バイトの計4バイトに
して0〜15倍の演算を行う。そして、設定時に切り播
で、最下位1バイトの四捨五入処理を行い、2バイトの
データをLUTに書き込むようにしている。
RAMテーブル731B、731G、731R。
732B、732G、732Rは、RAMテーブル書き
込みクロックWCK、RAMテーブル書き込みモードの
選択WMD、RAMテーブル書き込みイネーブルNWE
の信号により書き込みが制御され、RAMテーブル書き
込みアドレスMΔ8〜0によりRAMテーブル書き込み
データMD7〜0が書き込まれる。
(III−4)グレイバランス 上記のようにカラーマスキングにおいて、グレイバラン
ス法を適用するには、その人力画像データがグレイバラ
ンスしていないと意味をなさない。
その意味で、このカラーマスキングの人力画像データの
グレイバランス処理を行うのがEND変換回路である。
第42図はEND変換基板の回路構成を示す図、第43
図はEND変換カーブの例を示す図である。
第42図に示すEND変換基板の回路構成は、カラー分
解信号B、GSHのうちの1つについて示したものであ
り、各信号に対応して2kBのROM2枚(321−1
,321−2)とバッファF374からなる。2枚のR
OM321−1.321−2には、第43図に示すよう
なEND変換カーブに基づく変換データを1面につき2
56X8ビツトで8面分ずつの計16面を格納し、これ
らのうちの1面が4ビツトの選択信号ENDSelによ
り選択される。したがって、8ビツトの人力データをア
ドレスとして8ビツトの変換データが読み出されバッフ
ァF374を通して出力される。
変換データは、通常のコピー用(文字、印刷、混在)、
写真用、ジェネレーションコピー用の3面、フィルムプ
ロジェクタ−用11面、予備1面で構成されている。選
択信号ENDSetは、上記いずれのコピーモードかに
よりV CP LJで生成される。このROM321−
1.321−2を通すことによりグレイ原稿に対しては
カラー分解信号B、G、Rの値が等しくなる。
(I−5)画像データ処理の設定制御 (A>画像データ処理系の管理 本発明では、VCPUがIITおよびIPSからなる画
像データ処理系を管理している。
IPSにおける画像データの各処理段階では、既に述べ
たように変換テーブル(LUT)を駆使することによっ
て画像データの変換や補正等の処理に柔軟性を持たせて
いる。すなわち、変換テーブルを用いると、非線形な変
換や補正等のデータの設定も自由に行うことができ、ま
た、予め演算結果の値を設定しておくことによって変換
テーブルを読み出すだけで演算処理を行うことなく所望
の演算値を得ることができる。しかも、複数のテーブル
を用意し画像の種類に応じて選択できるように構成する
ことによって、写真や文字、印刷、それらの混在に合わ
せて画像データの変換や補正等を行うことができ、それ
ぞれの原稿に応じた特有の画像の再現性を保証すること
ができる。しかも、変換テーブルを用いることによって
、変換や補正等の処理回路でのゲート数やメモリ容量を
少なくすることができ、入力データをアドレスにしてテ
ーブルのデータを読み出すことにより所望のデータを得
ることができるので、処理速度を上げることもできる。
VCPUは、このようなIPSにおける各種テーブルの
設定、制御を行うとともにIITの画像データ処理系も
制御している。
第44図はVCPUによる画像データ処理制御系の構成
を示す図である。
vcpu基板(VCPU  PWBA)781は、画像
データの流れからみると、アナログ基板(ANALOG
  PWBA)782の後に接続され、VCPU784
の他、ITG (I ITタイミングジヱネレータ)7
85、SHC(シェーディング補正回路)786の各回
路も組み込まれている。
VCPU784は、先に述べたようにTPSにおける各
種テーブルの設定、制御を行うとともに、このITG7
85、SHC?86の制御、アナログ基板782の制御
も行っている。
アナログ基板782では、FITセンサ基板からCCD
ラインセンサの5層素子分の色分解信号(ビデオ信号)
を入力すると、これを各アンプを経由して対応するA/
D変換器(第19図の235)に入力し、ここで8ビツ
トのデジタルデータ列GBRGBR・・・・・・に変換
してVCPU基板781のITG785に送出する。こ
のアナログ基板782に対して、VCPU784は、ゲ
イン調整アンプとオフセット調整アンプの増幅度の設定
を行っている。このゲイン調整アンプとオフセット調整
アンプは、それぞれCCDラインセンサの5層素子分に
対応したチャネルCHI〜CH5毎にあり、VCPU7
84は、各チャネルのゲイン調整用のDAC,オフセッ
ト調整用のDACをセレクトして設定値を書き込むよう
にしている。したがって、VCPU基板781とアナロ
グ基板782との間には、DACの切り換え、チャネル
CH1〜CH5のセレクト、ライトの各信号と、アドレ
スバス、データバスがインターフェースとじて設けられ
ている。
vcpu基板781(7)ITG785ハ、千鳥補正を
行う遅延量設定回路(第19図の236)と分離合成回
路(第19図237)を制御するものであり、VCPU
784からレジスタ設定を行ってこれらの回路を制御し
ている。千鳥補正を行う遅延量設定回路は、5層のCC
Dラインセンサの副走査方向の取り付けずれ量を補正し
、分離合成回路は、ラインメモリを有し、各チャネルで
GBRGBR・・・・・・をそれぞれの色信号に分離し
てlライ2分保持し、各チャネルの色信号を合成してい
る。そのため、ITG785には、倍率値に対応した千
鳥補正量を設定するレジスタPS−DLY。
IPSパイプラインの遅延補正値を設定するレジスタI
PS−LS−GENLH,主走査方向レジ補正値を設定
するレジスタREGI−ADJUST、主走査方向の有
効画素幅を設定するレジスタLS−3IZELH,千鳥
補正調整値を設定するレジスタDV−GEN、DARK
出力タイミング調整値を設定するレジスタDARKが用
意され、これらのレジスタには、VCPUからアドレス
バス、データバスを通して設定される。例えばレジスタ
PS−DLYには、パワーオン時に倍率100%に対応
する4が千鳥補正量として設定され、スタート時に選択
倍率に応じた千鳥補正量が決定され設定される。また、
rTG785にはWHTREFとWHTINTがホット
ラインとして用意され、このホットラインを通してデー
タを取り込んだタイミングを通知している。
5HC786では、ITG786から色別の画素データ
を人力して画素ずれ補正、シェーディング補正を行って
いる。そのために、画素ずれ補正の方式を設定するレジ
スタCTRL−REG、 シェーディングで濃度調整値
を設定するレジスタADJ−REG、SRAM (第1
9図の240)のリード/ライト画素アドレスを設定す
るレジスタADLとADH−REG、SRAMのデータ
レジスタDATA−REG等が用意されている。画素ず
れ補正は、画素データ間の加重平均を行う処理であり、
レジスタCTRL−REGの設定内容に応じ、n画素目
の人力データをDTh、出力データをd、、とすると、 d、l=Dゎ (補正しない)、 a、l= (Dn−+ +2D、)/3d、= (2D
、l +DI、)/3 等のパターンを選択している。シェーディング補正は、
画像人力データとSRAMに書き込まれた基準データと
の差をとって出力する処理であり、基準データは、スキ
ャン開始前に白色基準板の読み取りデータが画素ずれ補
正されSRAMに書き込まれたものである。また、濃度
調整は、レジスタADJ−REGの設定値を画像人力デ
ータに加えることによってなされる。
5HC786におけるデータの流れは、コピースキャン
モードと色検知サンプルスキャンモードにより異なる。
コピースキャンモードでは、まず、スキャン開始のWH
TREF入力時に白入力率板の濃度を読み込むと、その
白色の基準データをSRAMに書き込み、次のスキャン
を開始すると画素ずれ補正を通した原稿読み取り濃度デ
ータがSRAMのデータによりシェーディング補正され
る。
色検知サンプルスキャンモードでは、色検知指定点にI
ITキャリッジが移動し、WHTREF信号を入力する
と、原稿読み取り濃度データをSRAMに書き込み、そ
の後指定画素のデータをSRAMからVCPU784の
RAMにに読み出す。
色検知シーケンスは、IITキャリッジを指定点まで移
動して50mS経過するとITG785にWHTREF
が発行され、IPSのラインシンク信号rPs−LSに
同期してSRAMへの書き込み処理が行われる。そして
、次のラインシンク信号IPS−LSでITG785か
らWHT I NT信号が発行されてVCP0784の
RAMへ指定点の画素データが転送される。上記50m
5は、IITキャリッジの振動が止まり静止する時間で
ある。この色検知は、指定点から主走査方向に5画素、
副走査方向に5画素が対象となる。したがって、SRA
Mへ書き込まれた主走査方向1ラインの画素データから
指定点とそれに続く5点の画素データをVCPU784
のRAMに読み込み、さらにIITキャリッジを1パル
スずつ4回移動して同様に5点ずつ画素データの読み込
み処理を行う。以上は指定点が1点の場合の処理である
したがって、指定点が複数ある場合には、それぞれの指
定点について同様の処理が繰り返し行われることになる
(B)IPSのテーブル設定 VCPU784は、UCR回路におけるレジスタの設定
やLUTの設定、TRC変換テーブルの設定、カラーマ
スキングの乗算テーブル(第39図の731.732)
の設定等を行っている。すなわち、第38図に示すシス
テムでは、END変換回路701、OCR回路703お
よびTRC回路704に変換値を格納したメモリからな
るLUT方式の変換テーブル、制御レジスタを備え、こ
れらがVCPU784により書き替えられる。
先に述べたようにカラーマスキング回路は、マトリクス
演算を行うものであるが、基本的にはLUT方式の変換
テーブルに乗算値を格納し、乗算することなく読み出し
たメモリの値を加減算処理するだけで演算値が得られる
ように構成されている。このようなLOT方式の変換テ
ーブルを採用すると、非線形特性の変換にも対応でき、
理論的な変換値だけでなく経験的に変換値を設定できる
というメリットを有している。したがって、VCP[J
784では、基本的なパラメータを持ち、コピーモード
等の実行条件に応じて、コピースタート時、或いはII
Tのキャリッジリターン(バックスキャン)時にTRC
回路、UCR回路およびカラーマスキング回路のメモリ
に書き込むデータの演算を行い、書き込み処理を実行す
る。この実行条件としては、例えばコピー原稿が、写真
原稿か、文字原稿か、印刷原稿か、これらの混在原稿か
、出力コピーがモノカラーか等であり、さらには、フィ
ルムプロジェクタ−の場合、フィルムの内容によっても
変更される。そして、これらのセレクト信号が、END
変換回路に対してはVCPU784から、TRC回路お
よびカラーマスキング回路に対してはm集制御部から供
給される。
そのタイミングは、第44図ら〕に示すようにブリスキ
ャン、コピースキャンに先立って行われる。
そして、ブリスキャンの前には、コピーモードやブリス
キャンの種類により各レジスタ、テーブルに所定のデー
タが書き込まれ、各コピースキャンの前には、各現像色
MSC,・・・・・・に対応して各レジスタ、テーブル
に所定のデータが書き込まれる。
なお、TRC変換テーブルは、先に述べたように標準T
RCカーブと折れ線近似データにより生成されるが、設
定データの計算は、その前のスキャン中に行い、キャリ
ッジのバックスキャンの間にメモリへの書き込み処理の
みを行うようにすることによって、キャリッジのバック
スキャン中におけるTRC設定のための専有時間を短く
している。
その他、本発明のグレイバランス制御に関し、VCPt
J784では、END変換テーブルの選択(第42図の
ROM321−1.321−2の選択信号ENDSel
の生成)も行っている。
(I−6>LSIの構成 (A)内部クロックの制御 LSIの内部では、ラッチ回路(D  Q)により画像
データをラッチしながら同期をとってパイプライン処理
しており、このラッチおよび各回路の動作を制御するの
が内部クロックである。第39図に示すようにクロック
コントローラ740は、ビデオクロックCLKより内部
クロックを生成するものであり、フリップフロップ回路
とアンドゲートからなる回路構成で、パワーダウン信号
NPDにより内部クロックを止めるようにしている。
この内部クロックの停止制御により、スタンバイ中にお
けるLSIの消費電力の低減および発熱の抑制を図り、
耐ノイズ性を高めている。
(B) ビン配置 第45図はLSIのビン配置例を示す図である。
LSIの接続ビンは、第45図に示すように上下左右に
配置しており、これらは、LSIをプリント基板上に実
装するときに、レイアウト、配線が容易となるようにグ
ループ化している。すなわち基板の上下関係を図示の状
態でみると、上方左側から左方に画儒データの入力関係
のビン、右方に画像データの人力関係のビン、右方下側
から下方にCPUインターフェース関係のビン、そして
、上方にコントロール関係のビンを配置している。
本発明のIPSは、それぞれの機能単位に分けて回路の
LSI化を行い、第37図に示すように画像データをF
ITから人力してIOTに出力するデータの流れに沿っ
てLSIを配置している。第52図に示すピン配置のL
SIでは、画像データが左から右へ流れる向きとなり、
下側にCPUバスを通し、上側にコントロール信号ライ
ンを通し、画像データの流れに沿って左から右へLSI
を順次縦続接続する構成となる。したがって、CPUイ
ンターフェース関係のビンとコントロール関係のビンを
図示の状態で上下逆に配置すると、丁度第37図の配列
にマツチするものとなる。このように、各LSIのピン
配置を統一すると、実装密度を上げると共に、配線長を
短くしてノイズトラブルの低減も図ることができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、変換
テーブルの出力を合成して色分解信号から記録信号を生
成するので、変換テーブルの設定内容に応じて自由に色
補正を行うことができ、簡単な処理で高速に必要な色補
正を行うことができる。また、複数の変換テーブルを設
けることにより変換特性の設定を容易にすることができ
る。しかも、変換テーブルを上位ビットと下位ビットに
分割して設けることによりメモリ容量やLSI構成のゲ
ート数を大幅に削減することができる。さらに、複数の
変換テーブルを設けて切り換えることができるようにす
ることにより、原稿の種類に応じた色補正を行うことが
でき、また、変換テーブルを書き替え可能にすることに
より多種多様に色補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像形成装置の色補正方式の1実
施例構成を示す図、第2図は本発明が適用されるカラー
複写機の全体構成の1例を示す図、第3図はハードウェ
アアーキテクチャ−を示す図、第4図はソフトウェアア
ーキテクチャ−を示す図、第5図はコピーレイヤを示す
図、第6図はステート分割を示す図、第7図はパワーオ
ンステートからスタンバイステートまでのシーケンスを
説明する図、第8図はプログレスステートのシーケンス
を説明する図、第9図はダイアグノスティックの概念を
説明する図、第10図はシステムと他のリモートとの関
係を示す図、第11図はシステムのモジュール構成を示
す図、第12図はジョブモードの作成を説明する図、第
13図はシステムと各リモートとのデータフロー、およ
びシステム内子ジュール間データフローを示す図、第1
4図は原稿走査機構の斜視図、第15図はステッピング
モータの制御方式を説明する図、第16図はIITコン
トロール方式を説明するタイミングチャート、。 第17図はイメージングユニットの断面図、第18図は
CCDラインセンサの配置例を示す図、第19図はビデ
オ信号処理回路の構成例を示す図、第20図はビデオ信
号処理回路の動作を説明するタイミングチャート、第2
L図はIOTの概略構成を示す図、第22図は転写装置
の構成例を示す図、第23図はデイスプレィを用いたU
Iの取り付は例を示す図、第24図はUlの取り付は角
や高さの設定例を説明するための図、第25図はUIの
モジュール構成を示す図、第26図はUIのハードウェ
ア構成を示す図、第27図はUICBの構成を示す図、
第28図はEPIBの構成を示す図、第29図はデイス
プレィ画面の構成例を示す図、第30図はF/Pの斜視
図、第31図はM/Uの斜視図、第32図はネガフィル
ムの濃度特性および補正の原理を説明するための図、第
33図はF/Pの構成を概略的に示すとともに、F/P
とM/UおよびIITとの関連を示す図、第34図は操
作手順およびタイミングを説明するための図、第35図
はIPSのモジュール構成概要を示す図、第36図はI
PSを構成する各モジュールを説明するための図、第3
7図はIPSのハードウェア構成例を示す図、第38図
は色補正およびグレイバランス系のブロック構成を示す
図、第39図はカラーマスキング回路の構成例を示す図
、1g40図はパイプライン方式内部演算のタイミング
チャート、第41図は内部演算のデータ表現方法の例を
示す図、第42図はEND変換基板の回路構成を示す図
、第43図はEND変換カーブの例を示す図、第44図
はVCPUによる画像データ処理制御系の構成を示す図
、第45図はLSIの接続ビン配置例を示す図である。 1・・・イメージ入力ターミナル、2・・・イメージ処
理システム、3・・・イメージ出力ターミナル、4・・
・変換テーブル、5・・・合成回路。 出 願 人   富士ゼロックス株式会社代理人 弁理
士 阿 部 龍 吉(外5名)第1図 第5 図(b) 第5 図 (C) カラシタ3 O−一−−〜−−一−−一 図 (d) 第 図 (e) −T3− 肛冊揶郵皿 ←T3← 第6= 第8 図 第10図 費−−−−−−一参 ニ ジリアル通イ:インターフエイス モジュール間インターフエイス 第12図 (α) (b) 第14図 7!(J’/ 第15図 (a) (b) 第15図 (d) (e) 第16 図(a) 第16 図(b) 第17図 第18図 (b) ト引アH 第20図 232a G+ 34a 35a 第21 図 第22図(a> 第22図(b) 萬25図 第26図 席29図 第29図 第30図 第31図 t)、31.bJj 第36図 (d) (e) 第36図 (f) 第36図 (i) ■Y−−j−ヒーー ■c−−ノー℃−一 (【) (程氷) (vl、入) 第三図 (n) 第36囚 (p) (q) 第37図 (C) BGRDENSffY

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光学系の色分解信号から色材の記録信号に色補正
    変換して出力する画像形成装置において、各色分解信号
    に対応する変換テーブルを備え、変換テーブルの出力を
    合成して記録信号を生成することを特徴とする画像形成
    装置の色補正方式。
  2. (2)各色分解信号に対応して複数の変換テーブルを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の色
    補正方式。
  3. (3)各色分解信号の加減算値に対応して変換テーブル
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
    の色補正方式。
  4. (4)変換テーブルを色分解信号の上位ビットと下位ビ
    ットに分割して構成したことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置の色補正方式。
  5. (5)複数の変換テーブルの出力を加減算処理により合
    成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置の色補正方式。
  6. (6)変換テーブルのデータは小数点以下のデータを含
    み、合成後のデータをまるめ処理して出力することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置の色補正方式。
  7. (7)色分解信号の同じ次数に作用する変換マトリクス
    の係数は、各記録信号についてその合計が等しい値にな
    る係数を適用して変換テーブルを設定したことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置の色補正方式。
  8. (8)光学系の色分解信号に等価中性濃度変換処理を行
    ってから色補正変換することを特徴とする請求項7記載
    の画像形成装置の色補正方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07240849A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Nec Corp Rgbデータのcmyデータへの変換装置

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JPH07240849A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Nec Corp Rgbデータのcmyデータへの変換装置

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