JPH02110044A

JPH02110044A - カード搬送装置

Info

Publication number: JPH02110044A
Application number: JP26238088A
Authority: JP
Inventors: Osamu Tano; 田野　修
Original assignee: NHK Spring Co Ltd
Current assignee: NHK Spring Co Ltd
Priority date: 1988-10-18
Filing date: 1988-10-18
Publication date: 1990-04-23
Anticipated expiration: 2009-01-19
Also published as: JPH064466B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］〈産業上の利用分野〉本発明は、カードを三位置間で搬送するためのカード搬
送装置に関する。

〈従来の技術〉従来、例えばＩＣ記憶素子を内蔵するＩＣ記憶カードを
始めとして光学的、磁気的、電子的、物理的、或いはそ
の他の形式の情報記憶手段を有する情報記憶媒体として
のカードの読出し或いは書込みを行うためのカードリー
ドライタに於て、カードを搬送するための装置としては
種々の形式のものがある。例えば、同一出願人による特
願昭６３−１６６０９９号明細書に提案されているよう
に、駆動プーリ及び従動プーリに丸ベルトを巻回し、傾
けて設けられた従動プーリ及びガイドローラにより、カ
ードの搬送面に向けて突出するようにガイドされるベル
トの直線部分と、ばね部材により弾発付勢された対向従
動ローラとの間にカードを挾持して搬送するようにした
ものがある。

上記構造によると、カードを挿入した際には、従動プー
リから繰り出されて駆動ブーりに巻き取られる間のベル
トの直線部分を利用して、情報の授受位置に向けてカー
ドを搬送し、読出しあるいは書込みを完了した後には、
駆動プーリを反転してカードを排出するようにしている
。

しかしながら、カード排出時には駆動プーリがら繰り出
される向きにベル１〜が走行するため、従動ブーりと対
向従動ローラとにより挾持される部分の摩擦抵抗により
、ベルトの上記挾持部分の走行方向手前側が、ベルトの
周回路の内側から外向きに膨らむように変位する。この
変位により、排出方向に対して斜めにカードが搬送され
るため、カードの側縁部が、その側縁部をガイドするガ
イド部に衝当し、負荷抵抗が大きくなり、駆動効率が悪
化するという問題がある。

〈発明が解決しようとする課題〉このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、カードを搬送する際の駆動効率を向上し得るカード
搬送装置を提供することにある。

［発明の構成］く課題を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、カードを２位置間
で搬送するためのカード搬送装置であって、互いに間隔
をおいてそれぞれ回動自在に軸支された駆動プーリ及び
従動プーリの両者に巻回されたベルトと、前記ベルトを
長平方向に駆動する手段と、前記ベルトと共働して前記
カードを挾持するべく前記ベルトの直線部分の一部に対
向する対向押付は手段とを有し前記直線部分の前記従動
プーリの近傍部分に、前記ベルトの周回路内側から外向
きへの変位を抑制する手段が配設されていることを特徴
とするカード搬送装置を提供することにより達成される
。

く作用〉このようにすれば、駆動プーリから繰り出されて従動プ
ーリに巻き収られる向きにベルトが駆動される際に、そ
の直線部の従動ブーり近傍に、ベルトの周回路の内側か
ら外向きへの変位が生じることを抑制することができ、
ベルトの直線部の直線性が保持される。

〈実施例〉以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図は、本発明に基づくカード搬送装置のケーシング
１の上面を切除して示す平面図であり、第２図は第１図
の■−■線についてみな側断面図である。ケーシング１
は偏平であって、しがも第１図及び第２図に於ける左右
方向の軸線方向に長い箱型をなし、図の左側の後端面を
開放されている。ケーシング１の図の右側の前端には、
例えば磁気カード２を挿入するための挿入口３が設けら
れている。この挿入口３がら挿入されるカード２が、ケ
ーシング１の天板４及び底壁５の互いに対向する内面間
を通過するようにされている。底壁５には、カード２を
受容しつつその両側縁部を搬送方向にガイドするための
ガイド溝６が凹設されている。

底壁５のガイド溝６の側方部には、カード２の搬送方向
に所定の間隔をおいて互いに同一径をなす駆動プーリ７
と従動プーリ８とが配設されている。ゲージング１内の
後端側の両側壁間にはブリッジ状をなす支持板１１が設
けられており、支持板１１に下方に向けて突出するよう
に設けられた軸７ａにより、カード２の搬送面に対して
直交する軸線回りに回動自在に駆動プーリ７が軸支され
ている。また１、ケーシグ２内の挿入口側の両側壁間に
もブリッジ状をなす支持板２４が設けられており、第３
図に示されるように、支持板２４のカード２の搬送面に
対して若干傾けられた部分に、下方に向けて突出するよ
うに設けられた軸８ａにより、カード２の搬送方向に直
交しかつその搬送面に対して傾けられた軸線回りに回動
自在に従動プーリ８が軸支されている。これら両プーリ
７．８には、例えば円形断面形状を有するゴム材からな
るベルト９が巻回されており、その一方の直線区間の部
分９ａが、カードの２の搬送方向に沿ってかつガイド溝
６内に臨むようにされている。

駆動プーリ７に同軸かつ一体的に固設された大径ギヤ１
２が支持板１１の上方に設けられており、その大径ギヤ
１２には、支持板１１に枢支されたアイドルギヤ１３を
介して、同様に支持板１１に固設された偏平型モータ１
４の小径の駆動ギヤ１５が歯合している。

前記したベルト９の直線部分９ａの駆動プーリ７の近傍
の上方には、天板４に下方に向けて突出するように固設
されたブラケット１６の下端部によりガイドローラ１７
が枢支されている。従動プーリ８のガイド溝６の底面に
対する最接近部とガイドローラ１７とによりガイドされ
るベルト９の直線部分９ａが、第２図に良く示されてい
るように、カード２の搬送面としてのガイド溝６の底面
に近接しかつ沿うようにされている。

また、ケーシング１内には、ガイド溝６の両側壁部の上
面を搬送方向に沿って覆うように、挿入口３からブラケ
ット１６近傍に達するガイド板２０がそれぞれ固設され
ている。挿入口３から挿入されたカード２の両側縁部が
、各ガイド板２０とガイド溝６の底面との間に受容され
て、その上下方向に対して位置決めされる。第１図に於
ける下方のガイド板２０の駆動プーリ７側近傍には、カ
ード２の磁気テープ部２３に対して情報の読出し／書込
みを行うための磁気ヘッド２１が、第４図に示されてい
るように、ガイド溝６内に臨むように固設されており、
ガイド溝６の底壁には、例えば板ばねにより磁気ヘッド
２１に向けて弾発付勢された押圧パッド２２が設けられ
ている。

ガイド溝６の底壁側には、底壁に開設された開口部を介
してケーシング１内に臨むように、従動プーリ８のガイ
ド溝６の底面に対する最接近部とガイドローラ１７とに
対向する従動ローラ１８がそれぞれ配設されている。従
動ローラ１８は、底壁５の下面に固設された板ばねから
なる支持体１９により支持されて、ベルト９の直線部分
９ａの両端部に向けて弾発付勢されている。

また、第１図〜第３図に示されるように、直線部分９ａ
の従動プーリ８の近傍には、支持板２４に下方に向けて
突出するように設けられた固定軸により枢支されたガイ
ドローラ２５が、ベルト９の周回路の内側から外向きへ
の変位を抑制するように配設されており、直線部分９ａ
の直線性を保持するようにされている。

このようにして構成されたカード搬送装置にあっては、
挿入口３からカード２が挿入されると、例えば図示され
ないセンサが作動して偏平型モータ１が回転し、駆動プ
ーリ７が第１図の矢印の向きに駆動される。すると、ベ
ルト９の直線部分９ａと挿入口３側の従動ローラ１８と
の間にカード２の先端部が弾発的に挾持されるため、カ
ード２をケーシング１の後端に向けて搬送することがで
きる。そして、第４図に示されるように、押圧パッド２
２により磁気ヘッド２１側に押圧されたカード２の磁気
テープ部２３に対して、磁気ヘッド２１により情報の読
出し／書込みを行う。

また、情報の読出し／書込みを行った後には、偏平型モ
ータ１５を逆転してカード２を挿入口３に向けて戻すこ
とにより、カード２を取出すことができる。このとき、
ベルト９の直線部分９ａが、駆動プーリ７から従動プー
リ８に向けて繰り出されるように走行するため、直線部
分９ａの従動プーリ８及び対向従動ローラ１８により挾
持される部分の摩擦抵抗により、直線部分９ａの従動プ
ーリ８近傍部分がベルト９の周回路の内側から外向きに
脹もうとする。しかしながら、前記したようにその外向
きへの変位をガイドローラ２５により抑制して、直線部
分９ａの直線性が保持されるため、搬送方向に対して斜
めにカード２が搬送されることがない。

［発明の効果］このように本発明によれば、駆動ブーりから繰り出され
て従動プーリに巻き取られる向きにベルトが駆動される
際に、その直線部分の従動プーリ近傍に、ベルトの周回
路の内側から外向きへの変位が生じることを抑制するこ
とができ、ベルトの直線部の直線性が保持されるため、
カードを、搬送方向に対して直線的に搬送することがで
き、カード搬送時の負荷抵抗の減少により駆動効率が向
上し得るなど、その効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づくカード搬送装置のゲージング
の上面を切除して示す平面図である。第２図は、第１図の■−■線についてみた側断面図であ
る。第３図は、第１図の■−■線についてみた部分断面図で
ある。第４図は、第１図のＩＶ　−ＩＶ線についてみた部分断
面図である。１・・・ケーシング３・・・挿入口５・・・底壁７・・・駆動プーリ８・・・従動プーリ９・・・ベルト１１・・・支持板１３・・・アイドルギヤ１５・・・駆動ギヤ１７・・・ガイドローラ１９・・・支持体２１・・・磁気ヘッド２３・・・磁気テープ部２５・・・ガイドローラ２・・・カード４・・・天板６・・・ガイド溝７ａ・・・軸８ｂ・・・軸９ａ・・・直線部分１２・・・大径ギヤ１４・・・偏平型モータ１６・・・ブラケット１８・・・従動ローラ２０・・・ガイド板２２・・・押圧パッド２４・・・支持板

Claims

【特許請求の範囲】　カードを２位置間で搬送するためのカード搬送装置で
あつて、互いに間隔をおいてそれぞれ回動自在に軸支された駆動
プーリ及び従動プーリの両者に巻回されたベルトと、前
記ベルトを長手方向に駆動する手段と、前記ベルトと共
働して前記カードを挾持するべく前記ベルトの直線部分
の一部に対向する対向押付け手段とを有し、前記直線部分の前記従動プーリの近傍部分に、前記ベル
トの周回路内側から外向きへの変位を抑制する手段が配
設されていることを特徴とするカード搬送装置。