JP3175541B2 - クリーニングカード - Google Patents
クリーニングカードInfo
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Description
んで読み書きをするカードリーダのカードを搬送する搬
送ベルトの汚れを除去するためのクリーニングカードに
関する。
対向する一対の無端状の搬送ベルトが配設され、カード
挿入口から挿入されたカードの先端部がこれら搬送ベル
ト間に圧接挟持され、搬送ベルトの走行によりカードが
カードリーダ内に取り込まれ、磁気ヘッド等により磁気
情報の読み書きが行われたのち、再びカード挿入口ある
いはカード返却口から返却される。この搬送ベルトの圧
接挟持によりカードを搬送する際に、カード表面に印刷
されたインキや手垢等が搬送ベルトに付着し次第に堆積
される。これが次に搬送されてくるカードの表面に付着
して、カードの汚れの原因となっていた。また、これが
搬送ベルトの摩擦係数を低下させ、カードスリップの原
因にもなっていた。したがって、定期的にクリーニング
カードをカードリーダ内に挿入して、この搬送ベルトの
汚れを除去している。
態を示す断面図である。同図において、全体を符号20
で示すカードリーダは、前面板22、後面板23および
側面板24からなる箱状の筐体21とこの筐体21内に
設置されたカード搬送機構25とを備えている。カード
搬送機構25は、前面板22に穿設されたスリット状の
カード挿入口27と、カード挿入口27の開口縁に沿う
ように設けた上下一対の対向する取り込み板28と、搬
送手段としての一対の対向する無端状の搬送ベルト3
3、34とから概略構成される。
と従動ローラ29および駆動ローラ32と従動ローラ3
0間にそれぞれ張設されており、駆動ローラ31は同軸
上に軸着したプーリ36が伝達ベルト38を介してモー
タ37の回転を伝達されることにより回転駆動され、こ
れにより搬送ベルト33が走行する。35は磁気カード
(図示せず)の磁気情報を読み書きする磁気ヘッド、3
9はカードガイドである。
クリーニングカード40により搬送ベルト33,34の
汚れを除去するには、クリーニングカード40をカード
挿入口27から先端が搬送ベルト33,34に圧接挟持
される深さまで挿入し、この位置においてクリーニング
カード40の後端を把持した手41によりクリーニング
カード40を保持する。クリーニングカード40がカー
ド搬送機構35に挿入されると図示を省略した検出器に
よりカード40を検出してモータ37が駆動され、搬送
ベルト33,34が走行する。手41によって保持され
たクリーニングカード40に対して、搬送ベルト33,
34が走行するので、クリーニングカード40の表面に
搬送ベルト33,34が摺接して搬送ベルト33,34
の表面の汚れがクリーニングカード40面に転移するこ
とによって除去される。クリーニングが終了したら、ク
リーニングカード40を抜き取る。
た従来のクリーニングカードを使用してのクリーニング
動作においては、クリーニングカード40がカードリー
ダ内に取り込まれないように手41によって保持してい
るため、手に負担がかかるとともに、誤ってカードリー
ダ内に取り込まれてしまうと、クリーニングの機能が得
られないといった欠点があった。また、手41で保持し
ているため、カード挿入口27から挿入される部分が目
分量で決められ、クリーニングに使用した部分の長さ1
が一定しないので、クリーニングに使用される部分が不
均一となり、安定した効率の良いクリーニングが得られ
ないといった欠点もあった。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、操作性の向上を図るとともに、安定した効率の良い
クリーニングが得られるクリーニングカードを提供する
ことにある。
に、本発明に係るクリーニングカードは、カードリーダ
のカード挿入口からカード搬送路内に挿入し、挿入され
た部分が搬送ベルトに圧接されることにより搬送ベルト
の汚れを除去する汚れ除去部を備えたクリーニングカー
ドであって、このカードの両側縁に前記カード挿入口の
周縁に係止されるストッパを一体に設け、汚れ除去部を
ストッパを挟んで一対設けたものである。また、本発明
に係るクリーニングカードは、各汚れ除去部のうち少な
くとも1個の先端からストッパまでを他の汚れ除去部と
比較して異なる長さに形成したものである。
で把持する必要がない。また、1枚のクリーニングカー
ドで2個の汚れ除去部が使われる。また、本発明によれ
ば、1枚のクリーニングカードで機種の異なるカードリ
ーダに対応できる。
する。図1は本発明に係るクリーニングカードの全体を
示す斜視図、図2は同じく平面図、図3は同じく動作状
態を示す断面図である。これらの図において、上述した
図5に示す従来技術において説明した同一または同等の
部材については、同一の符号を付し詳細な説明は省略す
る。全体を符号1で示すものは、本発明に係るクリーニ
ングカードであって、両側縁にストッパ2,3が突出形
成され、これらストッパ2,3を挟んで前記カード挿入
口27の幅より僅かに短い幅Wを有する汚れ除去部4,
5が形成されている。これら汚れ除去部4,5はそれぞ
れ長さL1,L2(L1>L2)に形成されている。ま
た、これら汚れ除去部4,5はカード挿入方向に沿った
中心線C−Cを挟んでそれぞれ2箇所の汚れ除去部4
a,4bと汚れ除去部5a,5bとの計4箇所の汚れ除
去部が形成されている。
された使用回数表示桝であって、それぞれ10個の桝が
印刷されており、表示桝6が汚れ除去部4aの使用回数
を、また表示桝7が汚れ除去部5aの使用回数をそれぞ
れ表示するものである。8,9はそれぞれ汚れ除去部4
aおよび汚れ除去部5aのカード挿入口27への挿入方
向を示す矢標であり、クリーニングカード1に印刷され
ている。これら使用回数表示桝6,7および矢標8,9
は、図示を省略しているが、汚れ除去部4bおよび汚れ
除去部5b用として、クリーニングカード1の裏面にも
印刷されている。搬送ベルト33,34は、カード挿入
口27から挿入されたクリーニングカード1の挿入方向
に沿った中心線C−Cから一側部側に配設されている。
ドの使用方法を説明する。まず、カード挿入口27と従
動ローラ29,30との距離が長いカードリーダ20に
クリーニングカード1を挿入する場合を説明する。この
場合には、クリーニングカード1のカードリーダ20内
への挿入長さlを比較的長くする必要があり、クリーニ
ングカード1の一対の汚れ除去部のうち、先端からスト
ッパ2,3までの長さがL1に形成された汚れ除去部4
を、矢標8に沿ってカード挿入口27からストッパ2,
3がカード挿入口27の周縁に係止されるまで挿入す
る。汚れ除去部4の挿入は、図示を省略した検出器によ
って検出され、これによってモータ37が駆動され、両
搬送ベルト33,34が走行する。このとき、両搬送ベ
ルト33,34には、汚れ除去部4aが位置している。
両搬送ベルト33,34は、ストッパ2,3がカード挿
入口27の周縁に係止されたクリーニングカード1の汚
れ除去部4aを圧接挟持しながら走行するので、両搬送
ベルト33,34上の汚れが汚れ除去部4aに転移され
て除去される。
作中にクリーニングカード1が両搬送ベルト33,34
の走行によって取り込まれることがないので、従来のよ
うに手で把持する必要がなく、かつクリーニングに使用
した長さlが一定となる。所定時間後にクリーニングカ
ード1をカード挿入口27から引き出すことによってク
リーニングが終了する。このクリーニング動作が終了す
る毎に、使用回数表示桝6の1個を塗りつぶす。10回
のクリーニング動作が終了して、使用回数表示桝6のす
べてが塗りつぶされたのを確認したら、クリーニングカ
ード1を反転させる。反転させたクリーニングカード1
をカード挿入口27から挿入すると、両搬送ベルト3
3,34には、先の汚れ除去部4aと対称の汚れ除去部
4bが位置する。この汚れ除去部4bでも、上述した汚
れ除去部4aと同様に両搬送ベルト33,34上の汚れ
を転移させて除去する。
9,30との距離が短いカードリーダ20にクリーニン
グカード1を挿入する場合を説明する。この場合には、
クリーニングカード1のカードリーダ20内への挿入長
さlを比較的短くする必要があり、クリーニングカード
1の一対の汚れ除去部のうち、先端からストッパ2,3
までの長さがL2に形成された汚れ除去部5を矢標9に
沿ってカード挿入口27からストッパ2,3がカード挿
入口27の周縁に係止されるまで挿入する。挿入された
汚れ除去部5は、両搬送ベルト33,34に一方の汚れ
除去部5aが位置して、両搬送ベルト33,34上の汚
れは、この汚れ除去部5a上に転移されて除去される。
この汚れ除去部5aでのクリーニング動作は、使用回数
表示桝7で表示され、表示桝7がすべて塗りつぶされた
ら、クリーニングカード1を反転させて他方の汚れ除去
部5bによってクリーニングを行う。
によって、2個の汚れ除去部4,5を左右2箇所で使用
できるため、従来の1枚のクリーニングカードと比較し
て4倍の使用が可能となる。また、使用回数表示桝6,
7を設けたことにより、各汚れ除去部4a〜5bの汚れ
の目安を表示することができ、各汚れ除去部4a〜5b
を汚れ具合のばらつきをなくして効率よく使用すること
ができる。
7のすべてが塗りつぶされたときに、クリーニングカー
ド1を反転させて、新しい汚れ除去部を使用するように
したが、使用回数表示桝6,7のすべてが塗りつぶされ
る前に、汚れ除去部の汚れが確認できたら、新しい汚れ
除去部を使用するようにしてもよいことは勿論である。
また、本実施例では、汚れ除去部4と汚れ除去部5とを
異なる長さに形成して、異機種のカードリーダに対応で
きるようにしたが、同じ長さに形成して同機種に2倍の
回数使用できるようにしてもよい。
である。この第2の実施例のクリーニングカード1で
は、ストッパ2,3の幅を汚れ除去部4,5と同じ幅W
に形成し、かつ長さをそれぞれL2,L1に形成して、
これらストッパ2,3を汚れ除去部として形成したもの
である。これらストッパ2,3をカード挿入口27に挿
入するときには、汚れ除去部4,5がカード挿入口27
の周縁に係止されてストッパとして機能する。10,1
1は、それぞれストッパ2,3の使用回数表示桝、1
2,13は、それぞれストッパ2,3の矢標である。こ
の第2の実施例では、ストッパ2,3を汚れ除去部とし
て使用することができるので、上述した第1の実施例と
比較して1枚のクリーニングカードにつき2倍の回数使
用することができる。
4とストッパ3とを同じ長さL1に形成し、汚れ除去部
5とストッパ2とを同じ長さL2に形成して2機種のカ
ードリーダに対応できるようにしたが、すべて異なる長
さに形成して、4機種のカードリーダに対応できるよう
にすることもでき、種々の設計変更が可能である。
リーニングカードの両側縁にカード挿入口の周縁に係止
されるストッパを一体に設けたことにより、従来のよう
にクリーニングカードを手で把持することがないので、
操作性が向上するとともに、挿入長さが常に一定となる
ので、汚れ除去部をむらなく効率よく使用することがで
きる。また、汚れ除去部をストッパを挟んで一対設けた
ことにより、1枚のクリーニングカードによって、2個
の汚れ除去部を使用することができるので経済的であ
る。
ッパを形成したことにより、1枚のクリーニングカード
によって、複数の汚れ除去部を使用することができるの
で経済的である。
ち少なくとも1個の先端からストッパまでを他の汚れ除
去部と比較して異なる長さに形成したことにより、1枚
のクリーニングカードで異機種のカードリーダに対応で
き、このため使い勝手が向上する。
す斜視図である。
す平面図である。
を示す断面図である。
施例の全体を示す平面図である。
断面図である。
汚れ除去部、6,7,,11,12…使用回数表示桝、
20…カードリーダ、27…カード挿入口、33,34
…搬送ベルト。
Claims (3)
- 【請求項1】 カードリーダのカード挿入口からカード
搬送路内に挿入し、挿入された部分が搬送ベルトに圧接
されることにより搬送ベルトの汚れを除去する汚れ除去
部を備えたクリーニングカードであって、このカードの
両側縁に前記カード挿入口の周縁に係止されるストッパ
を一体に設け、前記汚れ除去部を前記ストッパを挟んで
一対設けたことを特徴とするクリーニングカード。 - 【請求項2】 請求項1記載のクリーニングカードにお
いて、汚れ除去部でストッパを形成したことを特徴とす
るクリーニングカード。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のクリーニ
ングカードにおいて、各汚れ除去部のうち少なくとも1
個の先端からストッパまでを他の汚れ除去部と比較して
異なる長さに形成したことを特徴とするクリーニングカ
ード。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15763195A JP3175541B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | クリーニングカード |
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---|---|---|---|
JP15763195A JP3175541B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | クリーニングカード |
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JPH097129A JPH097129A (ja) | 1997-01-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15763195A Expired - Fee Related JP3175541B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | クリーニングカード |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3175541B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8639986B2 (en) | 2010-09-28 | 2014-01-28 | Lsi Corporation | Firmware tracing in a storage data communication system |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-06-23 JP JP15763195A patent/JP3175541B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8639986B2 (en) | 2010-09-28 | 2014-01-28 | Lsi Corporation | Firmware tracing in a storage data communication system |
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