JP2507113B2 - シ―ト状清掃具 - Google Patents

シ―ト状清掃具

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JP2507113B2 JP2017965A JP1796590A JP2507113B2 JP 2507113 B2 JP2507113 B2 JP 2507113B2 JP 2017965 A JP2017965 A JP 2017965A JP 1796590 A JP1796590 A JP 1796590A JP 2507113 B2 JP2507113 B2 JP 2507113B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばカードに記憶された情報を読み取る
カードリーダのカード搬送装置に付着した汚れを清掃す
る際に用いられるシート状清掃具に関するものである。
[従来の技術] 例えば、カード式電話機には磁気カードに記憶された
通話回数を読み取るカードリーダが設けられている。こ
の種の電話機には通常第4図に示すように、電話機4の
前面に磁気カードを挿入及び排出する挿入口5及び返却
口5bがそれぞれ設けられている。尚、挿入口5aと返却口
5bが共用されて1個となっているものもある。また、電
話機の内部には、これらの挿入口5a及び返却口5bにそれ
ぞれ対向する位置に、第5図に示すような搬送装置6が
設けられている。この搬送装置6はそれぞれ両端がロー
ラ8により張架された上下1対の無端ベルト7,7及びゴ
ムローラからなっており、ローラ8の回転により磁気カ
ードを無端ベルト7,7及びゴムローラ間に挟持して搬送
するようになっている。
ところが、長時間の使用により、あるいは挿入口5aま
たは返却口5bから塵埃などが内部に入ることによりベル
ト7及びゴムローラを汚すことがある。この結果磁気カ
ードに汚れが付着したり、ベルト7及びゴムローラによ
る磁気カードの搬送が円滑に行なわれなくなったりす
る。このため時々ベルト7及びゴムローラを清掃する必
要があるが、従来は搬送装置6が取り付けられた図示せ
ぬユニットを電話機4本体から取り外してベルト7及び
ゴムローラの清掃を行なっていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように、従来は電話機4のカードリーダに設
けられた搬送装置6のベルト7及びゴムローラの清掃を
行なうために、搬送装置6が取り付けられたユニットを
電話機4本体から取り外さなければならず、作業性が悪
いという問題があった。
この問題を解決するために、本件出願人は先に第6図
に示すシート状清掃具を提案している(特願平1−1776
3号参照)。
このシート状清掃具9は清掃液が浸潤された吸液性部
材10の周囲にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂11を所定の
幅で塗布した後に熱処理してカード状に形成したもの
で、搬送装置6におけるベルト7を清掃する際には、シ
ート状清掃具9をアルコール等の清掃溶剤に浸した後に
カードが搬送装置の内部で停止するように指等で固定す
る。
この後、搬送装置6のベルト7及びゴムローラを駆動
することでベルト7及びゴムローラの汚れがカード9の
吸液性部材10部分に擦り付けられる。
ところが、この種のシート状清掃具9では、清掃部を
なす吸液性部材10に不織布を用いているため、アルコー
ルを吸収するとすぐに膨張して膨れあがり、カード9が
入出口5に引っ掛かって搬送装置6の内部に導かれない
という問題が生じ、薄くすると破れて清掃部として機能
しないという問題があった。又、不織布は表面荒さが小
さくて柔らかいため、ベルト7及びゴムローラに対して
強固に付着した汚れを簡単に落とすことができなかっ
た。
ところで、強固に付着した汚れを落とすべく、シート
状清掃具の清掃部に表面荒さが大きい網状の硬質シート
を用いることも考えられるが、清掃溶剤の保持能力が低
いので安定した清掃効果が得られないという問題があ
る。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、強固に付着した汚れに対して
も十分な清掃効果をもって清掃することができるシート
状清掃具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明によるシート状清
掃具は、磁気カード等の情報が記憶されたカードをカー
ド入出口5からの投入により取り込みカード処理を行っ
た後に前記カード入出口より返却するカードリーダに設
けられる搬送装置6の前記カードと接触する搬送面の清
掃に用いられるシート状清掃具において、 清掃液を保持するように浸潤された吸液性部材2と、 該吸液性部材の上下面に配設された硬質の網状シート
3と、 前記カード入出口に対して挿入可能なカード状に形成
され、該カード入出口に挿入されたときの前記搬送面と
接触する位置に前記吸液性部材を挟持した状態で前記網
状シートが固定された本体1aと、前記カード入出口への
前記本体の挿入側端部と相反する該本体の一端部側に設
けられた該カード入出口の口径より幅広のストッパ部1b
とを有するシート状ガイド部材1とを備えたことを特徴
としている。
[作 用] カードリーダにおける搬送装置6のカードと接触する
搬送面の清掃時には、シート状ガイド部材1の本体1aを
カード入出口5より挿入する。その際、本体1aの挿入側
端部と相反する側に設けられたストッパ部1bは、カード
入出口5の口径よりも幅広に形成され、搬送装置6の駆
動によって本体1aがカード入出口5よりカードリーダの
内部に引き込まれるのを阻止し、本体1aを指等で保持す
る煩わしさを解消している。そして、シート状清掃具
は、搬送装置6の搬送面が硬質の網状シート3と摺接し
た状態でカードリーダに固定され、搬送装置6が網状シ
ート3上を空回りする。これにより、吸液性部材2に浸
潤された清掃液が網状シート3から染み出し、搬送面に
付着した汚れが浮き上がって網状シート3の両面でその
汚れが掻取られる。
[実施例] 第1図は本発明によるシート状清掃具の一実施例を示
す分解斜視図、第2図は同カードの断面図である。
この実施例によるシート状清掃具は、例えばカードリ
ーダにおける搬送装置の汚れを清掃する際に用いられる
もので、シート状ガイド部材としてのカード状部材1、
吸液性部材2、硬質シート3から構成されている。
カード状部材1はカード本体1aと、このカード本体1a
に連続して一体に形成され、かつカード本体1aの幅より
も広い幅を有するストッパ部1bとから構成されている。
ストッパ部1bはカード本体1aを入出口5より挿着した
際に、搬送装置6の駆動によってカード本体1aが装置内
部に引込まれないように設けられており、搬送装置の清
掃を行なう場合のカード本体1aの一端を指等で保持する
煩わしさを解消している。また、このストッパ部1bが入
出口5に当接して状態では、搬送装置6のベルト7及び
ゴムローラの表面が吸液性部材2の両面に設けられた硬
質シート3と摺接している。
吸液性部材2は吸液性に優れたエステル系の材質から
なる不織布で構成されるもので、カード本体1aが搬送装
置6に挿着された状態で清掃対象となるベルト7及びゴ
ムローラと対面するようにカード本体1aの所定位置に形
成された取付穴1cに設けられている。
硬質シート3は吸液性部材2の両側に重合して設けら
れ、吸液性部材2とともにカード本体1aに固定されてお
り、例えば表面を熱硬化性樹脂によって固めたポリエス
テル系の網状シートによって構成され、ベルト7及びゴ
ムローラに付着した汚れを掻取っている。
次に、上記のように構成されるシート状清掃具の作用
としては、第3図に基づき搬送装置のベルトを清掃する
場合を例にとって説明する。
カード本体1aの先端をカード挿入口5aに挿入すると、
図示せぬカード位置検出部がこのカード本体1aを検出
し、磁気カードを挿入した場合と同様にローラ8が回転
を開始し、無端ベルト7,7がそれぞれ図中矢印A方向に
走行する。
このとき、カード本体1aの一端に一体に形成されたス
トッパ1bが投入口5aから突出しているので、カード本体
1aが装置内部の奥方に引き込まれることがなく、ベルト
7の表面は吸液性部材2の両面に設けられた硬質シート
3と摺接している。
この状態で、吸液性部材2に浸潤されたアルコールが
硬質シート3より染み出し、1対のベルト7,7の表面全
域に付着した汚れが浮き上がり、硬質シート3によって
汚れが掻取られる。
なお、カード本体1aをカード挿入口5aから挿入してカ
ード返却口5bから排出させるときに、このカード本体1a
がカード返却口5bから押し出されないように押し付ける
ことによっても、前述した場合と同様にベルト7の表面
を清掃することができる。
従って、上述した実施例によれば、従来のようにカー
ドリーダの搬送装置6のユニットを電話機4の本体から
取り出すことなく、搬送装置6に設けられたベルト7及
びゴムローラの清掃を行ない、搬送装置6の汚れによる
搬送力の低下や磁気カードの汚れの発生を防止すること
ができ、カードリーダの清掃の作業性を向上させること
ができる。また、清掃を行なう際、清掃に必要な清掃溶
剤は吸液性部材2によって十分に保持され、カード挿着
時に吸液性部材2より染み出す清掃溶剤によってベルト
7及びゴムローラに付着した油、ゴミ等が浮き上がり、
さらに硬質シート3によってベルト7及びゴムローラに
付着した強固な汚れを掻取られるので、従来のシート状
清掃具よりも清掃効果が向上する。
また、清掃対象としてはカードリーダの搬送装置に限
ることなく、銀行の現金支払機や切符販売機等の装置に
も適用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のシート状清掃具によれ
ば、以下に示す格別顕著な効果を奏する。
清掃液の浸潤された吸液性部材は、その上下面が硬質
の網状シートで挟持されて保護される構成なので、吸液
性部材が剥がれたり破れたりなどの障害を発生すること
がなく、清掃に必要な清掃液を吸液性部材によって十分
に保持できる。
吸液性部材の上下面に配設された硬質の網状シートで
搬送面の汚れを掻取るので、搬送装置の上下の搬送面に
付着した強固な汚れも一度に掻取れ、従来に比べて清掃
効果の向上が十分に図れる。
吸液性部材及び網状シートが固定されたシート状ガイ
ド部材の本体には、カード入出口に対する挿入側端部と
相反する側にカード入出口の口径より幅広のストッパ部
が設けられているので、清掃具自体を指等で保持する煩
わしさが解消され、カードリーダにシート状清掃具を固
定して搬送面の清掃を行なうことができる。その際、本
体ストッパ部との距離を変えることにより、任意の搬送
装置の搬送面の清掃にも対処することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシート状清掃具の一実施例を示す
分解斜視図、第2図は同清掃具の断面図、第3図は同清
掃具を用いた搬送装置の清掃状態を示す図、第4図はカ
ード式電話機を示す斜視図、第5図はカードリーダの搬
送装置を示す側面図、第6図は従来のシート状清掃具の
一例を示す図である。 1……カード状部材(シート状ガイド部材)、2……吸
液性部材、3……硬質シート(網状シート)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気カード等の情報が記憶されたカードを
    カード入出口(5)からの投入により取り込みカード処
    理を行った後に前記カード入出口より返却するカードリ
    ーダに設けられる搬送装置(6)の前記カードと接触す
    る搬送面の清掃に用いられるシート状清掃具において、 清掃液を保持するように浸潤された吸液性部材(2)
    と、 該吸液性部材の上下面に配設された硬質の網状シート
    (3)と、 前記カード入出口に対して挿入可能なカード状に形成さ
    れ、該カード入出口に挿入されたときの前記搬送面と接
    触する位置に前記吸液性部材を挟持した状態で前記網状
    シートが固定された本体(1a)と、前記カード入出口に
    対する前記本体の挿入側端部と相反する側に設けられた
    該カード入出口の口径より幅広のストッパ部(1b)とを
    有するシート状ガイド部材(1)とを備えたことを特徴
    とするシート状清掃具。
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