JPH02109844A - 缶様容器およびその密封シール方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［／１Ｘ上の利用分野］ 本発明は、缶様容器およびその密封シール方法に関し、
特に、金属缶に代わる合成樹脂を主体とした、缶切りな
どの補助′ｉｆ：ｉ具がなくてもｌＪＲ缶ｉ−Ｊ能な、
プラスチック製缶様容器の胴体と蓋体との密封シール技
術に関する。

［従来の技術］および［その解決すべき課題］缶詰容器
や飲料コーヒー缶やスープ化や食料油・調味料缶やモー
ターオイル缶などの缶様容器においては、従来上として
金属缶が使用され、その胴体と蓋体とのシール方法につ
いては従来から１゜とじて二重巻締めによる方法が採用
されてきた。

金属缶に代わるプラスチック５８１缶様容器についても
、内容物の長期保存の為には気密シールが要求されるこ
とは同様であるが、むしろプラスチック製であることか
ら金属缶よりもその要求は厳しいものがある。

本発明者らは、先に、金属缶に代わる、７ｒ；切りなど
の補助道具なくして開缶可能な、プラスデック製缶様容
器を堤案じた。

当該缶様容器を構成する蓋体の・例は、４０μ以ＦのＡ
ｇ箔を中間層として、その両面に片面で１００μ以ドの
熱接合が可能な合成樹脂層を有する三層横這の多層基材
（フィルム）を射出成形金型に装着しておき、この多層
基材の片面側に熱口■塑性樹脂を射出して成るもので５
当該蓋体にあっては、当該熱可塑性樹脂層が積層されて
いない部分即ち多層基材の表面が露出している＋ｉ＋ｈ
のための円形帯状のスコア部を形成し、このスコア部を
、前記射出熱可塑性樹脂層の上面に取（−１けた合成樹
脂製タブを持上げすることにより、切断して。

当該蓋体の開缶を可能としている。

方、缶様容器を構成する胴体も同様に、例えば、薄いＡ
ｌ２箔を中間層として、その両面に薄肉の熱接合可能な
合成樹脂層を有する三層横這の缶様容器胴体形成用基材
を射出成形金型に装着しておき、当誤基材の片面側に樹
脂を射出して成る。

このような蓋体と胴体とからなる缶様容器は、レトルト
特性が良好で、落缶強度が大で、薄いＡＱ箔を使用して
いることなどから缶の燃焼カロリーが小さくて済み、缶
切りなどの補助道具なくして容易に開缶できるなどの各
種の利点を備えている。また、当該缶様容器にあっては
、酸素など缶内容物を腐食させるものを透過させないい
わゆる前記蓋体は、ガスバリヤー性を備え、長期保存が
ｉＪ能であるという利点も婦＾ているが、゛５該長期保
イｊ性を維持する為には、ａ体と胴体とを取付するシー
ル部分が重要となる。即ち、いくら前記蓋体は、ガスバ
リヤー性を婦人た蓋体や胴体が得られても、それらのシ
ール部分に気密不良（リーク）が発生しては長期保存に
はｍｌえられないことになる。

当該プラスチツク５Ｊ缶様容器にあっても、金属缶の場
合と同様に、その胴体°内に内容物を充填しる体をキャ
ッピングし、シームし、レトルト殺菌工程に移１“１す
るというＬ要玉程を経て物流過程におかれるが、当該シ
ームＬ程にあっては、蓋体の多層基材を構成するＡＱ箔
の一面には前述の如く熱接合可能な合成樹脂層があり、
−・力、胴体にも同様にその基材のＡｌ２７ｒＵの一面
には熱接合可能な合成ＶＡ脂層があるので、例えば、こ
れら蓋体と胴体におけるＡＱ箔に高周波を誘導し、加熱
してさらに当該△ρ箔に接した当該熱接合可能な合成樹
脂層をＭ溶融させて、蓋体を胴体に気密シールするとい
う方法が採用される。しかるに、当該プラスチック製缶
様容器にあっては、その内容物の充填工程において、内
容物の一部が胴体の開目端部に付着し易く、そのＨＲし
た内容物がこれら熱接合可能な合成樹脂層に介在すると
、気密不良を惹起し■い。

この場合、缶様容器が飲料缶のときには、内容物が液体
である為に、蓋体と胴体とを押圧することによりシール
而から排除され易いが１缶詰８器や食料缶などのときに
は、内容物が、例えば、魚肉フレーク、魚目類、練製品
（カマボコ）、スィートコーンなどの固形物や粘稠な油
などよりなるので、その小片が胴体の開口端部に付着し
早く、空気圧による端面クリーナなどのそれらを排除す
る機器を用いて飛散除去操作を行っても、−旦、開口ｌ
ｖｉ部に付着すると固化する場合もあり、完全に除去し
難く、この状態で高周波溶着などのヒートシールを行う
と、シール而に夾雑物が残任して、殆どの場合気密不良
となり、短時間では密封状態を確保できても、長期にわ
たるときには経時的に腐敗が進行して二次汚染を生起す
ることがある本発明はかかる技術的背景の下、−上記の
如きプラスチック製缶様容器における蓋体と胴体との良
好なＷ：１４シール技術を債供することを目的とする本
発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本
明細占の記述および添付図面からあきらかとなるであろ
う。

１課題を解決するための手段］およびＥ作用］本発明は
、 （１）＠体とご体とから成り、当該胴体に当該蓋体を密
Ｊ４取付することを必要とする缶様容器において、前記
胴体は、識胴体の胴体体部の上端部周辺にフランジ部を
外方に突設して成るとともに、その蓋体との取付側最内
層に当該蓋体との熱接合が１１１能な合成樹脂層を有し
て成り、一方、前記蓋体は、前記蓋体は、ガスバリヤー
性の基材層と前記胴体との取付側最内層に形成された胴
体との熱接合が可能な合成樹脂層とを有して成るととも
に底部と該底部外周に連接してｑ設された存トリ部と該
立上り部に連接して外方に曲設されたフランジ部とが形
成された缶様容器石川基材と該缶様容器＾用基材の少な
くともト記底部−Ｉ−面からｊ２−ＦＱ　ｍ表面端縁に
かけて積層した熱＋１］雫性樹脂層と当惑底部り面に積
層した当該熱１１ｉ１塑性樹脂層の上面に取４＝ｉけし
た益体開口のための合成樹脂製タブと当該タブにより蓋
体の開［］を可能とするスコア部とを備えて成り少なく
とも前記胴体のフランジ部天面と前記蓋体のフランジ部
内面および！ｌｉ該胴体の胴本体部内面と当該蓋体の缶
様容器る用基材のｄ−Ｊｌり部内面を当接し、当該胴体
における蓋体との熱接合が可能な最内層の合成樹脂層表
面と５３蓋体における胴体との熱接合が可能な最内層の
合成樹脂層表面とを熱接合して′！′５誤凶体を蓋体胴
体に密１→取付するに、 当該蓋体の中心からＬ２熱接合されるｑトリ部内面まで
の径を、当該胴体の中から上記熱接合される胴本体部内
面までの径よりも大に構成して、当該蓋体を当該胴体内
部に押圧して当該胴体に取付するようにしたことを特徴
とする缶様容器、（２）胴体のフランジ部の長さを胴本
体部の肉厚に対し６倍以内好ましくは３倍以内となした
。上記記載の（ｈ様容器、 （３）胴体の同本体部内面とフランジ部表面端縁間のコ
ーナー部のアールを構成する半径を、胴本体部の肉厚と
同等かあるいはそれ以下に構成して成る、上記に記載の
ｆｆＪ様容器、および（４Ｉ　１記（３）に記載のアー
ルを構成する半径を、蓋体のフランジ部端縁と立−Ｌり
部間のコーナー部のアールを構成する半径と同等あるい
はそれ以下に構成して成る、ｆｉｉｔ記（１）に記載の
缶様容器、並びに、 （５）前記（１）に記載の缶様容器において、蓋体を押
圧し胴体に熱接合して密■（取付するに、胴体のフラン
ジ部天面および蓋体のフランジ部内面における各熱接合
可能な合成樹脂層を、胴体の胴本体部内面と蓋体の立」
ニリ部内面との間に、溶融流入させて行うことを特徴と
する蜜月取付を必要とする缶様容器のＷ、月シール方法
に存する。

次に、本発明を実施例を示す図面を参照しつつ説明する
。

本発明に使用される蓋体の一例平面図は第６図に示され
る。また、同蓋体の他の一例平面図は第８図に示される
。

当該す体の断面図の一例は、第６図へ−Ａａに沿う第４
図に示される。

当該蓋体ｌは、缶様容器蓋用基材２とこの基材１」−に
積層された熱可塑性樹脂層３とこの熱可塑性樹脂８４３
の上面に取付した、当該δ体ＩＩＪＩ口のための合成樹
脂製タブ４と当該タブ４により当該蓋体１の閤［１を可
能とするスコア部５とを備えて成る。

、Ｆ記能様容′ＪＳａｉ用基村２は、第４図に示すよう
に、底部２Ａと≦底部２Ａ外周に連接してｑ設された立
上り部２Ｂと該立ＩｐＨ２Ｂに連接して外方に例えば図
示のように前記′１Ｌ川な底部２Ａに平行に曲設された
フランジ部２Ｃとが形成されている当該缶様容器石川基
材２は、前記蓋体は、ガスバリヤー性の基材層と、缶様
容器を構成する胴体（゛胴体本体部）との取付側最内層
に形成（積層）された当該胴体との熱接合が可能な合成
樹脂層とを有して成る１譲缶様容器蓋用基材２の構成断
面の一例は第７図に示されている。また、第１図にも示
したが、他の図面−にでは便宜り省略しである。

この第７図や第１図に示すように、当該缶様容器石用基
０２の構成例は、前記蓋体は、ガスバリヤー性の基材層
２００を中間層とし、その両面に熱接合可能な合成樹脂
Ｐ４２０１．２０２を有する三層構造の前記蓋体は、ガ
スバリヤー性をもする多層基材より成っている。

当該：ｎ様容器こ用基材２の詳細については後述する。

ここでは、簡単に述べると、−１−泥中間層を構成する
前記蓋体は、ガスバリヤー性の基材層２００の例として
は、アルミニウム箔（Δρ）が挙げられ、薄肉の゛例え
ば４０μ以ドに構成されている。■−記合成樹脂層２０
１．２０２も好ましくは片面で１００１１以下に構成さ
れており、最内層の合成樹脂層２０２は胴体との１ｍで
熱接合（熱演？１）が可能であることが必要である。他
方の合成樹脂層２０＋は当該缶様容器石川基材２の上に
積層される熱可塑性樹脂層３とのｆｒＩｌで熱溶４され
るものであることが必要である。

このように、最内層に胴体との熱接合＝ｉＪ能な合成樹
脂層２０２を有する結果、胴体との密封シールがｉＪ能
となり、また、中間層に前記蓋体は、ガスバリヤー性の
基材層２００を有する結果、前記蓋体は、ガスバリヤー
性で長期保存が０１能で史に、合成樹脂層２０１がイｉ
る結果、熟１１１塑性樹脂層３との密着強度が高い着体
ｌが得られ、レトルト時に剥離が起こり雉＜、落Ｃ１ｉ
強度の高いものが得られ、特に、後に述べるような射出
成形により、当該能様容′ａａ用基材２１−に溶融した
射出樹脂３を積層すると、高温でのレトルト処理時の一
１雌強度や落雷強度により一層向七した蓋体１を得るこ
とができる。

当該＃ｌ　６１塑性樹脂層３は、籠様容器酉用基材２の
底部２Ａの土面に、５詔基材２が露出した部分であるス
コア部５を除いてその外側に積層され平坦なパネルｉｌ
ｌ　３００を構成しているとともに、スコア部５の外周
縁から当課基材２の存−１ニリｉｌｔ　２　Ｂの上面に
かけて積層されて当該熱可塑性樹脂層：３のｆＺ　１ニ
リ部３０１を構成し、かつ、該）γｌ−り部コ３０１に
連接してその外力に、当該熱可塑性樹脂層３のフランジ
部３０２を構成している。

当該熱可塑性樹脂Ｍ３よりなるフランジ部コ３０２は、
図示では、ＸＬ様容器石川基材２の１′１．上り部２　
［３に連接したフランジ１Ｙ１２　Ｃの上面端縁にかけ
て積層した部分と、当該部分から突出してＦＪｉ向に垂
設された突出部とを有するように構成されているが、当
該突出部を有しなくてもよい。

その場合は５缶様容器４用基材２のフランジ部２Ｃの端
縁と上記熱ｉｉＪ塑性樹脂層３のフランジ部３０２の端
縁とが・致する。

尚図示では、当該突出部２Ｃを有する場合、当該基材２
のフランジ部２Ｃの端縁は当該熱可塑性樹脂層３のフラ
ンジ部３０２の中途位；ｎにとどまるが、当該フランジ
部３０２の端縁まで延在させることが、来月シールＬ好
ましい。

当該基材）は、第１図に示すような断面を有する胴体６
に密封取付けられる。

当該胴体６は、ここでは底を有する２ピースｔｌｊで例
示しであるが、缶胴と酉と底の３部分からなる３ピ一ス
缶であってもよい。

当課胴体６は、この実施例では、胴体形成用基材７と該
基材７の外面に積層された熱可塑性樹脂層８とを有して
成る。

当譲胴体形成用基材７は、前記缶様容器蓋用基材２と同
様の構成により成っている。

その最内層７０２は、蓋体１の当該画用ノ！材２の最内
層合成樹脂層２０２と熱接合（熱演ｎ）が可能な合成樹
脂により構成される。

その中間層７００には、４川基材２の中間層２００と同
様のＡＩ２箔が使用される。

この△Ｑ箔７００の他面に積層された合成樹脂層７０１
には、熱可塑性樹脂層８と熱接合口１能な樹脂が使用さ
れる。

本発明においては、かかる胴体６において、第４図など
にも図示のように、底部６００の外周よりｉ２Ｌりした
胴本体部６０１の１．端部周辺に外方に突設したフラン
ジ部６０２を有することを特徴の一゛つとしている。

また、本発明においては、！ｌｊ該胴体６の径よりも蓋
体１の径を人き（構成して、蓋体を胴体に取り付けする
に、当該蓋体１を胴体６内部に押圧して当該胴体６に取
り付けするようにしたことを特徴としている。具体的に
は、第４図に示すように６体（Ｃａｐ）Ｉにあってはそ
の中心から胴体６と熱接合される能様容ｎＭ用基材２の
ｑｌ−り部２　＋３表面までの径（Ｃｒ）を、胴体（［
３ｏｄｙ）６の中心から当該蓋体ｌの立上り部２８表面
と熱接合される胴本体部６０１内面までの径（Ｂｒ）よ
りも大（Ｃｒ＞Ｂｒ）に構成する。それ故、蓋体１の胴
体６への取付前にあっては、その差（Ｃｒ−Ｄｒ１分大
となっている。

第２図は、当該蓋体ｌの胴体６への取付部断面図を示し
、蓋体１の立ｌ−り部が胴体６の内部に押圧されること
が理解される。なお、第２図にて符号９は押圧治具を示
す、第３図は同様に取付断面図を示す、この図では、蓋
体１と胴体６との間に間隙があるが、これらは、後で述
べるように所定の部位で当接密着する。

第９図には、る体１の胴体６への取付後の一例を斜視図
で示しである。

当該抑圧により、蓋体１の４用基材２のフランジ部２Ｃ
内面と胴体６のフランジ部６０２人面（表面）とが当接
され、さらに、蓋体１の石川基材２のＱｋ−９部２Ｂ内
面と胴体６の胴本体１１１６０１内面とが当接される。

当該押ＬＦ、ｌ＆、これら当接した界面において、熱接
合を行う。

熱接合は、例えば高周波誘導加熱により行われる。

１１り述のように、蓋体ｌの４用基材２の中間層２００
や胴体６の胴体形成用基材７の中間層７００には、例え
ばΔｉ箔が使用されるので、当該ＡＱ箔に高周波を誘導
し、その表面に積層された熱接合可能な合成樹脂層２０
２．７０２をそれぞれ熱溶融させ、熱接合を行う。

従って、上記がら、る体１のＦ記径（Ｃｒ）や胴体６の
上記径（Ｂ　ｒ　）は、これらが熱接合される面を基準
にしてあり、特に、￥ｉ体１の４用基材２の）γ−トリ
ｉｌｌ　２　＋３内面と胴体６の胴本体部６０１内面と
のシール（以下側面シールという）如何は長期保ｒｊ性
に重大な関係がある。

本発明によれば、Ｆ記のように蓋体１の一ヒ記径（Ｃ「
）を胴体６の上記（￥（Ｂ「）よりも大にして押圧して
前記の如き面を当接して熱接合を行い、その際に、前述
の如く胴体６にはフランジ部６０２を設けるようにした
。

このように、フランジ部６０２を設けることにより、シ
ール部分が拡大され、上記側面シールのみならず、当該
フランジ部６０２天面においてもシール（以下天面シー
ルという）部分が広がり、シール強度が向上し、蓋体１
と胴体６との密月取＋・ｔを良好にすることができる。

換言すれば、このように、蓋体１の径（Ｃｒ）を胴体６
の径（Ｂ「）よりも大にせず、かつ、フランジ部６０２
を設けない、側面シールのみではシール不良が発生し楊
＜、また、そのシール中を長くとることができない。

すなわち、本発明にあっては、蓋体を胴体に密封取付す
るに、プラスチック性蓋体１とプラスチック製胴体６と
の密封取付であって、熱接合可能な合成樹脂層２０２．
７０２を熱により溶融させて取付すること、当該蓋体ｌ
や胴体６が図示のように斜面となっていることなどから
、側面シールを行なおうとすると、第１図失ｌ！Ｊｌｏ
で示すように、これら合成樹脂層２０２．７０２が熱溶
融したときに、缶内部に向って下方向に流れ込み易く、
側面シール不良を起こし易い。

この場合、Ｊ記のように、胴体６にフランジ部６０２を
設けることにより、当該フランジ部６０２における合成
樹脂層７０２の一部が側面シール側に流入し、側面シー
ル不良をカバーすることができる。

なお、第１図などでは、胴体形成用基材７がフランジ部
６０２の端縁まで延在している例を示したが、本発明で
はこれに限定されず、例えば胴本体部６０１の上部位置
にとどまっている場合などであってもよい。

その場合は、胴体フランジ部６０２の熱可塑性樹脂層８
が側面シール側に流入する。

また、上記において、合成樹脂層２０２も相伴って側面
シール側に流入する、 本発明では、このように、胴体６にフランジ部６０２を
設けることにより、シール中を増加させ、側面シール不
良をカバーでき、シール強度を向りできるので当該フラ
ンジ部６０２の長さ（８１：Ｗ、第４図参照）をできる
だけ長くした方が良いし、蓋体１を胴体６に押圧すると
きにも押圧力をかけ易い。

しかし、この長さ（ＢＦＷＩが長過ぎるときには、フラ
ンジＰＪ６０２の先端が押圧力によって湾曲するし、ま
た、当該フランジ部６０２に夾雑される夾雑物排除力は
低下し■い。

本９！Ｉダ１者は本発明の如き！ａ様の雷様容器にあっ
ては、そのフランジ部６０２の長さ（［３Ｆ　Ｗ　）を
、胴本体部６０１の肉厚（＋３　Ｗ　）を基準にしてそ
の６倍以内好ましくは３倍以内特に好ましくは１８〜２
０倍とすることがｉｌｌ　当であることが判つた。

これは酉と胴体間の押圧力を効串よくシール性に作用さ
せるのに役立っている。

また、本発明では、ａ体１の径（Ｃｒ）を胴体６の径（
Ｂ「）よりも大にして、押圧して、熱接合するので、そ
の際に、胴体６の胴本体部６０１内面とフランジ部６０
２表面端縁間のコーナー部のアールを構成する゛ト径（
ＢＦｒ、第５図参照）が大き過ぎるときには、押圧した
ときに当該フランジ１６０２が１−下に拡開し、その押
圧力が充分にかからないし、また、夾雑物を缶外部に排
除させたり、夾雑物を当該部で充分に圧潰することが難
しくなる。

本発明者らは、説、α検１・１の結果、当該コーナー・
部のアールを構成する半径（Ｂ　Ｆ　ｒ　）を、胴本体
部６１０の肉厚（Ｂ　Ｗ　）を基阜として、当該肉厚Ｂ
Ｗと同等かあるいはそれ以Ｆに構成すると良いことが判
った。

さらに、密封シール性を良好にし、かつ、夾雑物を切断
、圧潰して長期保ひに耐えさせ、信頼性の高いプラスチ
ック′！Ａ雷様容器とする為には、■−２胴体６におけ
るアールを構成する゛ト径（Ｂ　Ｆ　ｒ）と、当該胴体
６に押圧し熱接合する蓋体１のフランジ部２Ｃ端縁とｑ
ヒリ部２１３間のコーナー部のアールを構成する゛ト径
（ＣＣｒ）との関係も重要であることが判った。

本発明者らは、説、α検討の結果、胴体６におけるＬ記
コーナーｆｆｌ　！ｒ、径（Ｂ　Ｆ　ｒ　）を、蓋体１
ノ１＝記コーナー部半径（ＣＣｒ）と同等あるいはそれ
以ドに構成すると良いことが判った。

第５図（Ｂ）は両者の関係を−、三の例でもって図示し
たもので、その上部は蓋体１を、そのＦ部は胴体６を示
し、同図最下部１を、その下部は胴体６を示し、同図最
下部に矢標で示すように、当該胴体６の１３１”　ｒは
、蓋体ｌのＣＣｒと同等であるか、もしくは例えば直角
のコーナー部で示すように、それ以下であることが良い
。

次に、本発明における当該蓋体１の製法例について説明
する。

第１２図に示すように、適宜大きさの缶様容器着用基材
２を、射出成形装置のストリッパープレート１０内に挿
入する。これは、図示例のように、ロボットの移動シリ
ンダー１１に当該基材２を吸着しつつ行えばよい、第１
３図に示すようにストリッパープレート１０内に当該基
材２を固定して位置ずれを防＋ｈ　シつつ、第１４図に
示すように、型締めを行う、この型締めにより、Ｖ板状
（−次元形状）の当該）Ａ材２は第１４図に示すように
金型（コア型、受型）１２内で折曲げされ、樹脂流入路
１コ３およびゲート１４を有する金や（キャビティ型、
射出型）１５の当ｊゲート１４により溶融樹脂がコア型
１２とキャビティ型１５で形成されるキャビティ（型内
空間）＃各自に射出され第４図に示す蓋体１において未
だタブ４を取付けしていない当該蓋体１の本体部を得る
６着体ｌのスコア部５は例えば金型の押切りにより形成
することかできる。

１諏は体１の製造に際し、上記のように基材２を射出成
形金型内にｔめ′Ａ着しておき蓋体１を射出成形しよう
とすると、当該基材２が位置ずれしインサート開度に問
題かったが５上記の如くストリッパープレート１０内に
固定する方法によりかかるインサート成形における困難
性を排除することに成功したく特開昭５９−２１５８４
２号公報）。

当該蓋体１は、後述する胴体６の製法と同様にＥめｉ該
凶用基材２をプリフォームしておく方法でもよい。

蓋体１の製法としては５本出願人が先に提案した、タブ
４を予め金型に装着しておき、射出成形と同時に、タブ
４を厘体ｌの本体部に装着する方法を援用することが好
ましい（特願昭６２−１１２３８号）。

さらに、本出願人が先に提案じた、第１５図に示すよう
に、底部２ＡとＱ−Ｌり部２Ｂとフランジ部２Ｃとを形
成した凶用基材２の両端部に、Ｍ　ＤＩ塑性樹脂層３を
積層し［同図（８１］　、次いで、パネル部３００を底
ＰＩＳ　２　Ａ上に接合し、次いで、タブ４を当該パネ
ル部３００上に取着ける方法で例示される方法でもよい
（特願昭６３−８４０１８号）、この製法によれば、ス
コア部５の巾（Ｓ）をできるだけ狭くすることができる
し、また、パネル部３００に空隙＋６を設けることがで
き前者により、タンパ−レジスタンス防＋ｈ　［改ざん
防＋ｔ、　］機能をもたせることができるし、後者によ
り落雷強度の高いものを１−することができる。

本発明に係る蓋体１の開口は、第１５図に例示するよう
に、タブ４の後端部を持ｌ二げると、その先端部が下方
向に押しＦげられ、スコア部５における召用基材２を切
断することにより行われる。

第１０図は、当甚開缶後の第８図に示す蓋体１のｔ面図
、第１１図は同断面図と、当該蓋体ｌと胴体６との関係
を示す。

次に、本発明における胴体６の好ましい製法例について
説明する。

第＋６図に示すように、胴体形成用ノ５材７を、同図（
Ａ）に示すように円板状に打抜き、これを同図（１’３
）に示すような、縦り同情１．７０を有する中空雌金型
１７の１−面にＪｉｉ置し、その上に、縦方向溝１８０
を４−ｇする離合〜！１８を装置し、当該基材７を雌金
型１７の中空部内にスライドさせ、同図（Ｃ）に示すよ
うな底部７Ａと１２Ｆり部７Ｂとフランジ１ｌ１７ｃと
が形成され、かつ、リンクル１９を有するプリフォーム
基材７′を得る。これにより、当該基材７中のＡｊ！７
ｉ！′１７００などが実質的に延在されないので、薄い
Ａε箔の使用を可能とし、また、均一な厚みとすること
ができる。

次いで、ｍ＋７図（Ａ）に示すように、金型２・０の雄
モールド部分に装着し、金型２１を型締めし、そのキャ
ビティ部に、射出成形材料２２を、金型２１のゲート２
３により射出して、第４図に示すような胴体６を得る。

この製法については、本発明者らが先に提案したもので
あって（特願昭６０−３４６４９号）、当該製法などに
ついては同出願の明細さ中に記載した事項を適用するこ
とができる。

本発明に使用される前記蓋体は、ガスバリヤー性の基材
２００，７００の例としては、金属箔の他下記のシート
、フィルムなどが挙げられる。

金属箔の例としてはアルミニウム箔（以下単にアルミ箔
という）が挙げられ、本発明は、特に、このアルミ箔を
前記蓋体は、ガスバリヤー性基材２００，７００として
成る缶様容器蓋体に係るものである。その他ガスバリヤ
ー性の基材の例としては、エチレン酢酸ビニル共重合体
のケン化物、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリア
クリロニトリル等のシート、フィルム笠が挙げられる。

本発明に係る缶様容器蓋体１は、前述のようにこの前記
蓋体は、ガスバリヤー性の基材を有する石川基材２を切
断し開口するようになっており、その易開封性や、製品
とした場合の落下強度、破缶強度、成形時の破断強度と
の開運などから、当該アルミ箔などの前記蓋体は、ガス
バリヤー性基材２の厚みは５０μ以下好ましくは９〜３
０μであることが望ましい。

また、このような厚みとすることにより、完全焼却が可
能となり、また、焼却カロリーも５０００〜６０００　
ｋｃａｊ！　／にｇに低下させ、空缶処理の問題に対処
できる。

石川基材２の樹脂層２０１．２０２を構成する樹脂とし
ては、熱により溶融するポリエチレン、ポリプロピレン
、エチレンプロピレン共用合体専の樹脂が使用される。

これら両層２０１．２０２とも同一の樹脂により構成さ
れていてもよいし、異なった樹脂により構成されていて
もよい。

これら樹脂層２０１．２０２を前記蓋体は、ガスバリヤ
ー性の基材２００に形成する場合、接着剤あるいはフィ
ルム状のホットメルト接着剤などの接着剤樹脂層を介し
て又は介さずに形成することができる。

これら樹脂層２０１．２０２の厚みは、前述の前記蓋体
は、ガスバリヤー性の基材２００と同様の理由から片面
で１００μ以下であることが好ましい。

胴体６における胴体形成用基材７についても上記蓋体１
と同様である。

本発明に使用される射出成形材料３．８には各種のもの
が使用できるが、合成樹脂例えばレトルト殺菌時の高温
に対し、秀れた耐熱性を有するポリプロピレン、エチレ
ンプロピレン共重合体等のポリオレフィン系合成樹脂が
例示される。

射出成形に無機質充填剤を混合してもよい、無機質充填
剤を混合することにより１次のごとき利点がある。

■　缶様容器のＮｔ法法定定性向上し、収縮率が低下し
有利となる。

■　耐熱性が向ｈＬ、熱変形温度が上シＩし、レトルト
−Ｌ有利となる。

■　燃焼カロリーが低下し、焼却炉などをいためず、空
缶処理上有利となる。

■　剛性をもたせることができ、白話の流通上有利とな
る。

■　熱伝導が良好となり、レトルト上有利となる■　コ
ストを低減できる。

無機質充填材としては、一般に合成樹脂およびゴムの分
野において広く使われているものであればよい、これら
の無機質充填剤としては、食品衛生性が良く、酸素およ
び水と反応しない黒磯化合物であり、混練時および成形
時において分解しないものが好んで用いられる。該無機
質充填剤の例としては、金属の酸化物、その水和物（水
酸化物）、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき化合物、
これらの複塩ならびにこれらの混合物に大別される。該
無機質充填剤の代表例としては、酸化アルミニウム（ア
ルミナ）、その水和物、水酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム（マグネシア）、水酸化マグネシウム、酸化曲鉛
（曲鉛偵）、鉛丹および鉛白のごとき鉛の酸化物、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウ
ム。

ホワイトカーボン、アスベスト、マイカ、タルク、ガラ
ス繊維、ガラス粉末、ガラスと−ズ、クレー、ケイソウ
−Ｆ、シリカ、ワラストナイト、酸化鉄、酸化アンチモ
ン、酸化チタン（チタニア）、リトポン、軽石粉、硫酸
アルミニウム（石骨なと）、ケイサンジルコニウム、酸
化ジルコニウム、炭酸バリウム、ドロマイト、二疏化モ
リブヂンおよび砂鉄があげられる。これらの無機質充填
剤のうち、粉本状のものはその径が２０ミクロン以ド（
好適には１０ミクロン以下）のものが好ましい、また繊
維状のものでは、径が１〜５００ミクロン（好適には１
〜３００ミクロン）であり、長さが０．１〜６ＩＩＩＢ
（好適には０１〜５−■）のものが望ましい、さらに、
′Ｖ扱状のものは径が３０ミクロン以Ｆ（好適には１０
ミクロン以下）のものが好ましいこれらの無機充填剤の
うち、特に平板状（フレク状）のものおよび粉末状のも
のが好適であるその他射出樹脂に顔料など各撓添加剤を
添加してもよい。

［発明の効！Ｊ！］ 本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を説明すれば、本発明によればＷ、Ｈシ
ール性が良好で、夾雑物排除能に優れ、長期保ｔｊに嗣
える高信頼性のＷ：封シール技術を提供することができ
た。

１記において本発明者によってなされた発明を実施例に
もとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で神
々変更可能であることはいうまでもない。

本発明は丸缶の他、四角缶、楕円缶などについてし適用
することができる。また、フルオーブン缶のみならず、
飲料缶などのパーシャールオーブン街についても通用す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す要；ｌ断面図。 第２図は本発明の実施例を示す要部断面図、第３図は本
発明の実施例を示す要部断面図、第４図は本発明の実施
例を示す６体と胴体の断面図、第５図（△）、（Ｂ）は
それぞれ本発明の蓋体と胴体とのコーナー部における関
係を示す説明図、第６図は本発明の実施例を示す蓋体の
平面図、第７図は本発明に使用される４用基材の個構成
断面図、第８図は本発明の他の実施例を示す蓋体の平面
図、第９図は本発明の実施例を示す缶様容器の斜視図、
第１０図は本発明の実施例を示す惹体間口後の・Ｙ面図
、第１１図は第１０図１（−１３線断面図、第１２図〜
第１４図はそれぞれ本発明の実施例を示す蓋体の製造［
程断面図第１５図は同地の例を示ｔ５ｕＷ工程断面図、
第１６図（△）〜（１３）および第１７図（△）、（Ｂ
）はそれぞれ本発明の実施例を示す胴体の５２造１、程
説明図である。 ・蓋体 ２・・・缶様容器凶用基材 ２△・・・底部 ２Ｂ・　・　・１′Ｌ１ユリ部 ２Ｃ・・・フランジ部 ３・・・熱り塑性樹脂層 ３０１　・　・　・立−ヒリ部 ：う０２・・・フランジ部 ４・・・合成樹脂製タブ ５・・・スコア部 ６・・・胴体 ６０１・・・同本体部 ６０２・・・フランジ部 ７・・・胴体形成用基＋４ ８・・・熱可塑性樹脂層 Ｃ「・・・蓋体径 ］３「・・・同体径 Ｂｗ・・・同本体部肉厚 １３　Ｆ　ｗ・・・フランジ部長さ ［３Ｆ　ｒ・・・胴体コーナー部アール構成゛れ径 ＣＣｒ・・・蓋体コーナー部アール構成゛れ径

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、胴体と蓋体とから成り、当該胴体に当該蓋体を密封
   取付することを必要とする缶様容器において、前記胴体
   は、該胴体の胴体体部の上端部周辺にフランジ部を外方
   に突設して成るとともに、その蓋体との取付側最内層に
   当該蓋体との熱接合が可能な合成樹脂層を有して成り、
   一方、前記蓋体は、ガスバリヤー性の基材層と前記胴体
   との取付側最内層に形成された胴体との熱接合が可能な
   合成樹脂層とを有して成るとともに底部と該底部外周に
   連接して立設された立上り部と該立上り部に連接して外
   方に曲設されたフランジ部とが形成された缶様容器蓋用
   基材と該缶様容器蓋用基材の少なくとも上記底部上面か
   ら立上り部表面端縁にかけて積層した熱可塑性樹脂層と
   当該底部上面に積層した当該熱可塑性樹脂層の上面に取
   付けした蓋体開口のための合成樹脂製タブと当該タブに
   より蓋体の開口を可能とするスコア部とを備えて成り少
   なくとも前記胴体のフランジ部天面と前記蓋体のフラン
   ジ部内面および当該胴体の胴本体部内面と当該蓋体の缶
   様容器蓋用基材の立上り部内面を当接し、当該胴体にお
   ける蓋体との熱接合が可能な最内層の合成樹脂層表面と
   当該蓋体における胴体との熱接合が可能な最内層の合成
   樹脂層表面とを熱接合して当該蓋体を当該胴体に密封取
   付するに、 当該蓋体の中心から上記熱接合される立上り部内面まで
   の径を、当該胴体の中から上記熱接合される胴本体部内
   面までの径よりも大に構成して、当該蓋体を当該胴体内
   部に押圧して当該胴体に取付するようにしたことを特徴
   とする缶様容器。 ２、胴体のフランジ部の長さを胴本体部の肉厚に対し６
   倍以内となした、請求項１に記載の缶様容器。 ３、胴体の同本体部内面とフランジ部表面端縁間のコー
   ナー部のアールを構成する半径を、胴本体部の肉厚と同
   等かあるいはそれ以下に構成して成る、請求項１に記載
   の缶様容器。 ４、請求項３に記載のアールを構成する半径を、蓋体の
   フランジ部端縁と立上り部間のコーナー部のアールを構
   成する半径と同等あるいはそれ以下に構成して成る、請
   求項１に記載の缶様容器。 ５、請求項１に記載の缶様容器において、蓋体を押圧し
   胴体に熱接合して密封取付するに、胴体のフランジ部天
   面および蓋体のフランジ部内面における各熱接合可能な
   合成樹脂層を、胴体の胴本体部内面と蓋体の立上り部内
   面との間に、溶融流入させて行うことを特徴とする密封
   取付を必要とする缶様容器の密封シール方法。