JPH02105594A - 導体ペースト及び多層のセラミックス基板 - Google Patents
導体ペースト及び多層のセラミックス基板Info
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- JPH02105594A JPH02105594A JP25722488A JP25722488A JPH02105594A JP H02105594 A JPH02105594 A JP H02105594A JP 25722488 A JP25722488 A JP 25722488A JP 25722488 A JP25722488 A JP 25722488A JP H02105594 A JPH02105594 A JP H02105594A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はグリーンシートに印刷しグリーンシートと同時
に焼成し導体を形成する導体ペースト等に関する。
に焼成し導体を形成する導体ペースト等に関する。
[従来の技術]
従来実用化されているセラミックス基板用銀−パラジウ
ム導体ペーストは予め焼成されたアルミナ等の基板を対
象としているため、グリーンシート上に印刷し、同時に
焼成すると導体にクラック、剥離を発生したり、はなは
だしい場合にはセラミックス基板に変形1反りなどが発
生するという欠点がある。
ム導体ペーストは予め焼成されたアルミナ等の基板を対
象としているため、グリーンシート上に印刷し、同時に
焼成すると導体にクラック、剥離を発生したり、はなは
だしい場合にはセラミックス基板に変形1反りなどが発
生するという欠点がある。
更には、導体のセラミックス基板への接着性が低下する
という欠点を有している。
という欠点を有している。
[発明の解決しようとする課題]
本発明の目的は、従来技術が有していた前述の欠点を解
消しようとするものであり、従来知られていなかった導
体ペースト等を新規に提供することを目的とするもので
ある。
消しようとするものであり、従来知られていなかった導
体ペースト等を新規に提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、前述の問題を解決すべくなされたものであり
、導体を構成する成分として銀とバラジニウムを使用し
ているセラミックス基板用の導体ペーストにおいて、銀
−銅−タングステン複合粉末を添加することを特徴とす
るセラミックス基板用の導体ペーストを提供するもので
ある。
、導体を構成する成分として銀とバラジニウムを使用し
ているセラミックス基板用の導体ペーストにおいて、銀
−銅−タングステン複合粉末を添加することを特徴とす
るセラミックス基板用の導体ペーストを提供するもので
ある。
以下本発明の詳細な説明する。本発明は、銀−パラジュ
ウム導体ペーストに銀−銅−タングステンの複合粉末(
以下単に複合粉末というときもある。)を添加すること
によってセラミックス基板との接着性等を改善しようと
するものである。尚%は特に記載しない限り重量%とす
る。
ウム導体ペーストに銀−銅−タングステンの複合粉末(
以下単に複合粉末というときもある。)を添加すること
によってセラミックス基板との接着性等を改善しようと
するものである。尚%は特に記載しない限り重量%とす
る。
本発明にかかる導体ペーストの成分を以下に述べる。
銀粉末及びパラジュウム粉末 70〜95%銀−銅
−タングステン複合粉末 0.05〜lO%バインダー
ガラス 2〜28%更に上記銀−銅−
タングステン複合粉末の成分割合を以下に述べる。
−タングステン複合粉末 0.05〜lO%バインダー
ガラス 2〜28%更に上記銀−銅−
タングステン複合粉末の成分割合を以下に述べる。
銅 10
〜80%タングステン 1〜50
%銀
10〜60%かかる成分について以下説明する。
〜80%タングステン 1〜50
%銀
10〜60%かかる成分について以下説明する。
本発明にかかる銀粉末及びパラジュウム粉末は導体を構
成する成分であり、必須の成分であって、本発明の導体
ペースト中の銀粉及びパラジュウム粉末の割合が少なす
ぎるとシート抵抗値が増大するため好ましくなく、そし
て、銀粉及びパラジュウム粉末の割合が多すぎると、相
対的に銀−銅−タングステン粉末やバインダーガラスの
添加量が少な(なり、以下に述べる欠点が生じるので好
ましくない。また銀粉末とバラジュウム粉末の成分割合
は本発明にかかる効果とは直接関係しない。好ましくは
70〜95%の範囲で本発明の導体ペーストの総量に対
して添加される。銀−銅−タングステン複合粉末は、本
発明の導体ペーストの総量に対して0.05〜lO%添
加されることにより、導体のセラミックス基板への接着
強度を向上させ、かつ、導体のクラック、剥離等の欠陥
を防止する効果を有する。
成する成分であり、必須の成分であって、本発明の導体
ペースト中の銀粉及びパラジュウム粉末の割合が少なす
ぎるとシート抵抗値が増大するため好ましくなく、そし
て、銀粉及びパラジュウム粉末の割合が多すぎると、相
対的に銀−銅−タングステン粉末やバインダーガラスの
添加量が少な(なり、以下に述べる欠点が生じるので好
ましくない。また銀粉末とバラジュウム粉末の成分割合
は本発明にかかる効果とは直接関係しない。好ましくは
70〜95%の範囲で本発明の導体ペーストの総量に対
して添加される。銀−銅−タングステン複合粉末は、本
発明の導体ペーストの総量に対して0.05〜lO%添
加されることにより、導体のセラミックス基板への接着
強度を向上させ、かつ、導体のクラック、剥離等の欠陥
を防止する効果を有する。
複合粉末の添加量が、0.05%未満ではその効果は少
なく、10%より多いと、導体にクラック、剥離が発生
したり、半田濡れ性が低下するので好ましくない。望ま
しい範囲は1〜6%である。
なく、10%より多いと、導体にクラック、剥離が発生
したり、半田濡れ性が低下するので好ましくない。望ま
しい範囲は1〜6%である。
バインダーガラスは、本発明の導体ペーストの総量に対
して2〜28%添加され、28%より多いと導体のシー
ト抵抗が大きくなって好ましくなく、2%より少ないと
セラミックス基板との活着が弱くなり好ましくない。
して2〜28%添加され、28%より多いと導体のシー
ト抵抗が大きくなって好ましくなく、2%より少ないと
セラミックス基板との活着が弱くなり好ましくない。
本発明に係る銀−銅−タングステン複合粉末中の銅成分
は、導体のセラミックス基板との接着力を向上させる効
果を有し、複合粉末中の割合が10%未満ではその効果
が少なく、80%を越えると、導体にクラック、剥離が
発生しやす(なるため好ましくない。望ましい範囲は、
30〜60%である。上記複合粉末中のタングステンは
、導体のクラック、剥離を防止する効果を有し、1%未
満ではその効果が少なく、50%を越えると、半田濡れ
性が低下するので好ましくない。望ましい範囲は、5〜
30%である。
は、導体のセラミックス基板との接着力を向上させる効
果を有し、複合粉末中の割合が10%未満ではその効果
が少なく、80%を越えると、導体にクラック、剥離が
発生しやす(なるため好ましくない。望ましい範囲は、
30〜60%である。上記複合粉末中のタングステンは
、導体のクラック、剥離を防止する効果を有し、1%未
満ではその効果が少なく、50%を越えると、半田濡れ
性が低下するので好ましくない。望ましい範囲は、5〜
30%である。
上記複合粉末中の銀は、空気中での焼成時に銅粉末、タ
ングステン粉末の酸化を防止する効果を有すると共に、
銅粉末、タングステン粉末を導体成分の主体である銀、
バラジュウム粉末になじみやす(する効果を有する。
ングステン粉末の酸化を防止する効果を有すると共に、
銅粉末、タングステン粉末を導体成分の主体である銀、
バラジュウム粉末になじみやす(する効果を有する。
複合粉末中の銀の割合が10%未満では、酸化を防止す
る効果が少なく、銅、タングステンが空気中での焼成時
に酸化されるため好ましくなく、60%以上では相対的
に銅、タングステンの割合が少なくなるため好ましくな
い。望ましい範囲は20〜40%である。
る効果が少なく、銅、タングステンが空気中での焼成時
に酸化されるため好ましくなく、60%以上では相対的
に銅、タングステンの割合が少なくなるため好ましくな
い。望ましい範囲は20〜40%である。
かかる銀−銅−タングステン複合粉末は、例えば銀粉末
、銅粉末、タングステン粉末を所定の割合で秤量し、ア
ルミナ磁性乳鉢中等で混合し、窒素雰囲気中300〜6
00℃の温度で数十分〜数時間焼成して得られる。使用
する銀粉末、銅粉末、タングステン粉末の粒径は特に限
定されないが、通常0.1−10μm程度の粉末が使用
される。
、銅粉末、タングステン粉末を所定の割合で秤量し、ア
ルミナ磁性乳鉢中等で混合し、窒素雰囲気中300〜6
00℃の温度で数十分〜数時間焼成して得られる。使用
する銀粉末、銅粉末、タングステン粉末の粒径は特に限
定されないが、通常0.1−10μm程度の粉末が使用
される。
本発明において多層のセラミックス基板は次のようにし
て製造される。アルミナ粉末、ガラスフリット等のセラ
ミックスの原料粉にブチラール樹脂、アクリル樹脂等の
有機バインダー、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ブチル−ベンジル等の可塑剤、トルエン、
アルコール等の溶剤を添加し混練してスラリーを作製す
る。そして、該スラリーをシート状に成形し、いわゆる
グリーンシートが作成される。該グリーンシートにヴイ
アホール用等の穴を開け、表面に本発明の導体ペースト
を所定の回路に印刷する。
て製造される。アルミナ粉末、ガラスフリット等のセラ
ミックスの原料粉にブチラール樹脂、アクリル樹脂等の
有機バインダー、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ブチル−ベンジル等の可塑剤、トルエン、
アルコール等の溶剤を添加し混練してスラリーを作製す
る。そして、該スラリーをシート状に成形し、いわゆる
グリーンシートが作成される。該グリーンシートにヴイ
アホール用等の穴を開け、表面に本発明の導体ペースト
を所定の回路に印刷する。
ヴイアホールには本発明の導体ペーストが満たされる。
次にこれらの印刷されたグリーンシートを所定の枚数重
ね合わせ、熱圧着により積層化し、1000℃以下の温
度にて焼成して多層のセラミックス基板となる。このよ
うにして製造された多層のセラミックス基板は回路が絶
縁基板を介して多層に積重されたものとなる。
ね合わせ、熱圧着により積層化し、1000℃以下の温
度にて焼成して多層のセラミックス基板となる。このよ
うにして製造された多層のセラミックス基板は回路が絶
縁基板を介して多層に積重されたものとなる。
本発明にかかる複合粉末中の銅の作用機構は必ずしも明
確ではないが、銅が焼成時にセラミック基板中に拡散し
、導体とセラミックス基板との界面に強固な反応中間物
を生成するため導体のセラミックス基板との接着強度が
向上する効果を生ずるものと考えられる。
確ではないが、銅が焼成時にセラミック基板中に拡散し
、導体とセラミックス基板との界面に強固な反応中間物
を生成するため導体のセラミックス基板との接着強度が
向上する効果を生ずるものと考えられる。
本発明にかかる複合粉末中のタングステンの作用機構は
必ずしも明確ではないが、導体の銀、パラジュウム粉末
の焼成収縮率とセラミックス基板の焼成収縮率のミスマ
ツチを緩和する働きをし、導体のクラックや剥離、変形
を防止する効果を生ずるものと考えられる。
必ずしも明確ではないが、導体の銀、パラジュウム粉末
の焼成収縮率とセラミックス基板の焼成収縮率のミスマ
ツチを緩和する働きをし、導体のクラックや剥離、変形
を防止する効果を生ずるものと考えられる。
更には、銀粉末は複合粉末、銅粉末、タングステン粉末
の周囲を覆い、焼成時の酸化を防止する作用を有する。
の周囲を覆い、焼成時の酸化を防止する作用を有する。
[実施例]
■)、グリーンシート
AltOn粉末60%とAlaOs−PbO−3iOz
−BzOa−CaO系ガラスフリット40%の混合物に
有機バインダー、可塑剤、溶剤等を添加し混練してスラ
リーを作成した。
−BzOa−CaO系ガラスフリット40%の混合物に
有機バインダー、可塑剤、溶剤等を添加し混練してスラ
リーを作成した。
次いでこのペーストをシートに成形し、乾燥することに
よりグリーンシートを作成した。
よりグリーンシートを作成した。
it)、導体ペースト
銀粉末、パラジュウム粉末、銀−制御タングステン複合
粉末ガラスフリット(AlxOs−SiO□−BzOn
−BaO系)を[表−1]に示した割合で調合した。こ
れに印刷性を付与するためにエチルセルロース樹脂、ブ
チルカルピトールからなる有機ビヒクルを添加し、アル
ミナ磁性乳鉢中で1時間混合した後、三本ロールにて、
分散し、導体ペーストを作製した。
粉末ガラスフリット(AlxOs−SiO□−BzOn
−BaO系)を[表−1]に示した割合で調合した。こ
れに印刷性を付与するためにエチルセルロース樹脂、ブ
チルカルピトールからなる有機ビヒクルを添加し、アル
ミナ磁性乳鉢中で1時間混合した後、三本ロールにて、
分散し、導体ペーストを作製した。
銀−制御タングステン複合粉末は予め銀粉末、銅粉末、
タングステン粉末を[表−1]に示した割合で秤量し、
アルミナ磁性乳鉢中で1時間混合粉砕した後、500℃
の温度で1時間、窒素雰囲気中で焼成し、再びアルミナ
磁性乳鉢中で粉砕しておき使用した。
タングステン粉末を[表−1]に示した割合で秤量し、
アルミナ磁性乳鉢中で1時間混合粉砕した後、500℃
の温度で1時間、窒素雰囲気中で焼成し、再びアルミナ
磁性乳鉢中で粉砕しておき使用した。
1ii)、試料の作製
グリーンシート上に[表−1]に示した組成の導体ペー
ストをスクリーン印刷し、25μm厚みのペースト層を
形成した。
ストをスクリーン印刷し、25μm厚みのペースト層を
形成した。
次いでこれを乾燥後、空気雰囲気中で100”C/hr
の速度で昇温し、900℃で20分間焼成しセラミック
ス基板上に導体層を形成した。
の速度で昇温し、900℃で20分間焼成しセラミック
ス基板上に導体層を形成した。
このセラミックス基板について、導体の半田濡れ性、導
体のセラミックス基板への接着強度を示すビール強度、
導体のシート抵抗、導体の剥離、クラック、変形の有無
について評価し[表−1]の下段に示した。
体のセラミックス基板への接着強度を示すビール強度、
導体のシート抵抗、導体の剥離、クラック、変形の有無
について評価し[表−1]の下段に示した。
[表−1]より明らかな如く、本発明の導体ペーストは
、半田濡れ性、ビール強度に優れ、シート抵抗も低く、
導体のクラック、剥離、変形等の欠陥のない優れた導体
ペーストである。
、半田濡れ性、ビール強度に優れ、シート抵抗も低く、
導体のクラック、剥離、変形等の欠陥のない優れた導体
ペーストである。
なお、各特性の評価方法は次の通りである。
【特性評価法]
■)、剥離、クラック、変形等の欠陥
目視による外観検査
it)、 半田濡れ性
Sn 63%、Pb 35%、Ag 2%半田。
240±5℃、5秒間デイツプ後
半田の濡れた面積割合を評価した。
1ii)、ビール強度試験
0.8φすずメツキ軟銅線を銀−パラジiv) 。
ニウム導体に半田付し、その銅線を垂直折り曲げ後、引
っ張り試験により評価した。
っ張り試験により評価した。
高温放置後、ビール強度試験
0.8φすずメツキ銅線を導体に半田付後、150℃、
1000時間放置後、引張り試験により評価した。
1000時間放置後、引張り試験により評価した。
シート抵抗
Y、 H,P製デジタルマルチメーターにより測定評価
した。
した。
[発明の効果]
本発明の導体ペーストは、グリーンシート上に印刷し、
同時に焼成し、剥離、クラック、変形等の欠陥のない導
体を形成出来るだけでなく、導体とセラミックス基板と
の接着力が向上し、さらには、高温放置後においても接
着力が低下しにくいという信頼性に優れた効果を有し、
特に多層のセラミックス基板用導体ペーストとして機能
を発揮し、その工業的価値は多大である。
同時に焼成し、剥離、クラック、変形等の欠陥のない導
体を形成出来るだけでなく、導体とセラミックス基板と
の接着力が向上し、さらには、高温放置後においても接
着力が低下しにくいという信頼性に優れた効果を有し、
特に多層のセラミックス基板用導体ペーストとして機能
を発揮し、その工業的価値は多大である。
Claims (2)
- 1.導体を構成する成分として銀とパラジュウムを使用
しているセラミックス基板用の導体ペーストにおいて、
銀−銅−タングステン複合粉末を添加することを特徴と
するセラミックス基板用の導体ペースト。 - 2.上記導体ペーストをグリーンシート上に印刷後、多
層化して焼成してなる多層のセラミックス基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25722488A JP2699467B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 導体ペースト及び多層のセラミックス基板 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2008099594A1 (ja) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Panasonic Corporation | 多層セラミック基板とその製造方法 |
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-
1988
- 1988-10-14 JP JP25722488A patent/JP2699467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH07192526A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Nec Corp | 導電体形成用ペースト |
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CN114758840B (zh) * | 2022-04-25 | 2023-12-01 | 苏州晶讯科技股份有限公司 | 用于高温共烧陶瓷体系的钨铜电极浆料及其制造方法 |
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