JPH02104193A - 映像再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスク状の記録媒体に記録されている映像
信号を再生する映像再生装置に関する。

〔従来の技術〕

ディスク状の記録媒体に記録されている映像信号を再生
する映像再生装置では、記録ディスクを回転駆動するデ
ィスクモータの回転速度を制御して記録ディスクとピッ
クアップとの相対速度を制御すると同時に、ピックアッ
プから得た再生信号をラインメモリに供給してディスク
の偏心や回転ムラによる時間軸の変動を補正する時間軸
補正処理を施すようにしている。

また、ビデオディスクプレーヤのようにＣＬＶ方式（定
線速度回転方式）による映像再生装置では、いわゆるト
ラックジャンプ動作による特殊再生を可能にするため、
少なくとも１フイ一ルド分の映像信号を画像メモリに記
憶し、この記憶した映像信号を基準同期信号（水平およ
び垂直同期信号）に同期した信号で読み出すようにして
いる。

第３図は、このような従来の映像再生装置の構成を示す
ブロック図である。

同図において、記録ディスク１はディスクモータ２によ
って回転駆動され、光ピツクアップ３によってＲＦ信号
Ｓ１が読み取られる。光ピツクアップ３はサーボ回路４
によって制御され、ディスク１が面振れしても常にその
反射面にピントを合わせるフォーカスサーボ、所定のト
ラックを追跡するトラッキングサーボ、光ピックアップ
３全体をディスク１の半径方向に移動させる光学系送り
サーボ等の制御がなされ、静止画再生９倍速再生等の特
殊再生時にはジャンプ指令によりディスクの半径方向に
ジャンプ（トラック飛び越し）する。

ＦＭ復調回路等からなる復調回路５は、記録ディスク１
から光ピツクアップ３によって読み取られたＲＦ信号Ｓ
１を映像信号Ｓ２に復調し、ＡＤ変換回路６および制御
回路７に供給する。ＡＤ変換回路６では、制御回路７か
ら供給されるクロック信号ＣＫによって映像信号Ｓ２を
ディジタルビデオ信号Ｓ３に変換しラインメモリ８に供
給する。

ラインメモリ８では、制御回路７から供給される書込ア
ドレス信号ＷＤＩによってディジタルビデオ信号Ｓ３を
１〜数ライン分記憶し、同じく制御回路７から供給され
る続出アドレス信号ＲＤＩによって記憶した信号をディ
ジタルビデオ信号Ｓ４として読み出し画像メモリ９に記
憶する。

制御回路７からＡＤ変換回路６に供給されるクロック信
号ＣＫは、復調回路５で復調された映像信号Ｓ２の水平
同期信号に同期する信号であり、ラインメモリ８に供給
される書込アドレス信号ＷＤ１はこのクロック信号ＣＫ
によって計数され順次出力の変化する書込アドレスカウ
ンタの出力である。また、続出アドレス信号ＲＤＩは固
定発振器の出力によって計数される続出アドレスカウン
タの出力であり、固定発振器は周波数の安定性が必要な
ため通常クリスタル発振器が使用されている。

このため、ラインメモリ８へ書き込まれるジッタを含む
ビデオ信号Ｓ３は、周波数の安定した固定発振器の出力
信号に同期した続出アドレス信号ＲＤｌによって読み出
されるので、時間軸変動が補正されたジッタのないビデ
オ信号Ｓ４に変換されて出力される。

また、画像メモリ９は１フイ一ルド分のビデオ信号を記
憶できる記憶容量を有し、ラインメモリ８からビデオ信
号Ｓ４が読み出される毎に順次書き込み、書き込む毎に
順次読み出すように制御回路７からの書込アドレス信号
ＷＤ２および続出アドレス信号ＲＤ２によって制御され
る。画像メモリ９から読み出されたビデオ信号Ｓ５は、
ＤＡ変換回路１０に供給され、アナログ信号に変換され
たのち再生映像信号Ｓ６として出力される。

この場合、続出アドレス信号ＲＤ２は基準同期信号に位
相同期する信号である。このため、特殊再生によるトラ
ックジャンプ動作により同期信号が不連続なビデオ信号
が画像メモリ９に書き込まれても、基準同期信号に同期
したアドレス信号ＲＤ２で読み出すことにより水平およ
び垂直同期信号に同期したビデオ信号を得ることができ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述の従来例において、復調回路５で復調された映像信
号Ｓ２をＡＤ変換回路６でディジタルビデオ信号Ｓ３に
変換する場合、クロック信号ＣＫの周波数を高く設定す
れば折り返しノイズのない広帯域映像信号を得ることが
出来るが、その場合には記憶容量の大きいラインメモリ
８および画像メモリ９を必要とし、特に画像メモリ９に
は大容攬メモリを必要とするため装置が高価になるとい
う不都合がある。

クロック信号ＣＫの周波数を下げてＡＤ変換すれば、ラ
インメモリ８および画像メモリ９の記憶容量は少なくて
すむが、映像を広帯域で再生する場合には折り返しノイ
ズが発生する。ＡＤ変換回路６の前で高域成分を除去す
ればこの折り返しノイズの発生を押さえることが出来る
が、解像度が低下し好ましくない。

また、各回路を１チツプで構成する場合には、生産上の
不良率を下げるためにチップ占有面積の大きい部分、す
なわち画像メモリ９の面積を小さくするのが望ましいが
、そのためには画像メモリ９の容量を小さくする必要が
あり、容量を小さくするには前述したようにクロック信
号ＣＫの周波数を下げてＡＤ変換する必要があるため画
質上好ましくない。

本発明は、同期信号が不連続な映像信号を同期信号が連
続する映像信号に変換する際に用いる画像メモリの記憶
容量を低減させることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の映像再生装置は、記録媒体から読み出した映像
信号の時間軸の変動を補正する時間軸補正手段と、上記
補正手段から単位時間当たりに読み出す映像信号のデー
タ量よりも少ない量のデータを記憶し読み出し時には基
準同期信号に同期する位相で読み出す同期変換手段とを
設け、通常再生時には上記時間軸補正手段の出力を選択
して出力し、特殊再生時には上記同期変換手段の出力を
選択して出力するように構成する。

〔作　用］ 本発明は、同期変換処理を必要とするのは特殊再生時で
あり、トラックを順次連続して再生する通常再生時には
同期変換処理は必ずしも必要がなく、また、映像信号帯
域を広く再生することにより高解像度の画像が望まれる
のは、記録されている映像信号を出来るだけ忠実に再生
する必要のある通常再生時であって、特殊再生時には画
質よりも操作性が重視されるという点に着目してなされ
たもので、通常再生時には記録媒体から読み出した映像
信号の時間軸の変動を補正する時間軸補正手段の出力を
選択して出力し、特殊再生時には時間軸補正手段で補正
した出力を同期変換手段で変換処理したのち出力するよ
うにする。このため、同期変換手段では、時間軸補正手
段から単位時間当たりに読み出す映像信号のデータ量よ
りも少ない量のデータをサンプリングして記憶すること
により画像メモリの記憶容量を低減させている。

［実施例］ 第１図は本発明による映像再生装置の一実施例を示すブ
ロック図で、第３図と同一部分には同一符号を付して説
明する。

第１図の構成において、記録ディスク１、ディスクモー
タ２、光ピツクアップ３、サーボ回路４、復調回路５、
ＡＤ変換回路６、制御回路７およびラインメモリ８は第
３図と同様に接続されている。

また、ラインメモリ８の出力はサンプリング回路１１お
よび切換回路１２に接続されており、サンプリング回路
１１の出力は画像メモリ９に接続されている。切換回路
１２はラインメモリ８の出力と画像メモリ９の出力とを
切り換えてＤＡ変換回路１０に接続する。

このような構成において、記録ディスクｌのトラックを
順次連続して再生する通常再生時には切換回路１２を図
示のようにラインメモリ８側に切り換え、ラインメモリ
８で時間軸補正したビデオ信号Ｓ４をＤＡ変換回路１０
に出力する。また、静止画再生１倍速再生等トラックを
飛び越す特殊再生時には切換回路１２を画像メモリ９側
に切り換えて、サンプリング回路１１および画像メモリ
９で同期変換処理をしたビデオ信号Ｓ５をＤＡ変換回路
１０に出力する。

次に、サンプリング回路１１でビデオ信号Ｓ４のデータ
量を２分の１に変換して画像メモリ９に供給する場合を
例に同期変換処理の動作を説明する。

映像信号の高域周波数には色信号により変調されたサブ
キャリア信号が重畳されているので、サンプリング信号
ＳＰの周波数Ｆｓｐは、低減するにしても実用的にはサ
ブキャリア周波数Ｆｓｃの２倍のナイキスト周波数より
も１．５〜２Ｍｆｌｚ程度高く設定するのが望ましい。

ＮＴＳＣ方式の場合、サブキャリア周波数Ｆｓｃは３．
５８　ＭＨｚであるが、画像メモリ９への書き込みクロ
ック周波数として、例えば、５７６Ｆｈ　　（Ｆｈ：水
平同期周波数＝１５．７３４Ｋｌｌｚ）を選べば、サン
プリング信号ＳＰの周波数ＦｓｐはＦ　５ｐ＝９．０６
ＭＩＩｚとなり、折り返しノイズを含まない約４．５Ｍ
Ｈｚ帯域のＮＴＳＣ信号を再生することが出来る。

また、通常再生時にはラインメモリ８の出力を直接出力
するので、サンプリング信号ＳＰの２倍の周波数（１８
，１２Ｍ）ｌｚ）のクロック信号ＣＫでＡＤ変換された
ビデオ信号をＡＤ変換回路６から得ることができ、折り
返しノイズを含まない約９Ｍ１１ｚ帯域のＮＴＳＣ信号
を再生することが出来、解像力も充分な映像信号を得る
ことができる。

このように、サンプリング回路１１でサンプリング変換
を２：１で行うとすれば、画像メモリ９の記す、α容量
はサンプリング変換を行わない場合に比べて半分の容量
で済み、また、サンプリング回路１１は入力ビデオ信号
から１サンプルおきに間引くだけの簡単な処理をすれば
よいので回路構成も簡易となる。

サンプリング変換を２；１で行う他の方法としては、サ
ブキャリア周波数の４倍の周波数でＡＤ変換し、サブキ
ャリア周波数の２倍の周波数で画像メモリに書き込む方
法が考えられるが、この方法はナイキスト周波数以下で
サンプリングするので映像信号に折り返しノイズが含ま
れるが、例えば、特公昭６１−４７０３５号公報に開示
されている技術を用いれば除去することが出来る。この
方法によれば、画像メモリの記憶容量をさらに少なくす
ることが可能となる。

なお、前述の実施例においては、サンプリング回路１１
でビデオ信号Ｓ４を１サンプル毎に間引いてデータ量を
２分の１にする２：１変換について説明したが、要は画
像メモリ９に書き込むビデオ信号をラインメモリ８から
の出力に対して低減するようにすればよく、第２図に示
すように、より複雑なデータ圧縮回路１３を用いてもよ
い。ただし、サブナイキストサンプリングになる場合は
画像メモリ９の出力にデータ再生回路１４を設ける必要
がある。

また、前述の実施例では、ラインメモリ８の出力および
画像メモリ９の出力を切換回路１２によって切り換える
ようにしたが、これに限らずラインメモリ８および画像
メモリ９の出力にそれぞれＤＡ変換回路を設け、各ＤＡ
変換回路の出力を選択的に切り換えるようにしてもよい
。

〔発明の効果〕

本発明による映像再生装置によれば、通常再生時には時
間軸補正処理をした高サンプリングレートの映像信号を
出力するようにし、特殊再生時には時間軸補正処理をし
た映像信号のサンプリングレートを低減して画像メモリ
に書き込み、基準同期信号に同期した位相で出力する同
期変換処理を施すようにしたので、通常再生時の解像度
を低下させることなく画像メモリの記憶容量を低減する
ことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による映像再生装置の一実施例を示すブ
ロック図、 第２図は本発明の他の実施例の要部を示すブロック図、 第３図は映像装置の従来例を示すブロック図である。 ６・・・ＡＤ変換回路、８・・・ラインメモリ、９・・
・画像メモリ、１１・・・サンプリング回路、１２・・
・切換回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体から読み出した映像信号の時間軸の変動を補正
   する時間軸補正手段と、 上記補正手段から単位時間当たりに読み出す映像信号の
   データ量よりも少ない量のデータを記憶し読み出し時に
   は基準同期信号に同期する位相で読み出す同期変換手段
   とを有し、通常再生時には上記時間軸補正手段の出力を
   選択して出力し、特殊再生時には上記同期変換手段の出
   力を選択して出力することを特徴とする映像再生装置。