JPH01221075A

JPH01221075A - 再生映像信号の処理装置

Info

Publication number: JPH01221075A
Application number: JP63046614A
Authority: JP
Inventors: Koji Iijima; 飯島　康二; Takao Takahashi; 孝夫高橋; Teruhiko Kori; 照彦郡; Katsuhiko Ueno; 上野　克彦
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1988-02-29
Filing date: 1988-02-29
Publication date: 1989-09-04
Anticipated expiration: 2012-06-04
Also published as: JP2615766B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、回転ヘッド型ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ
）の巻き戻し再生（レビュー）、速送り再生（キュー）
等の高速変速再生モードの再生映像信号を処理するのに
適用して好適な処理装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、回転ヘッド型ＶＴＲの再生映像信号がメモリ
を介して出力され、レビュー時、キュー時等の高速変速
再生モードには、その再生速度に応じた周期で、メモリ
に書き込まれる再生映像信号のラインが間引かれ、また
はラインが補間されるようにメモリよりデータが読み出
されるようにしたことにより、再生映像信号の１フイー
ルド内のライン数が変化しても良好な画像が再生される
ようにしたものである。

〔従来の技術〕

回転ヘッド型のＶＴＲにあっては、第４図に示すように
、ビデオテープ（１００）　　上に傾斜した記録トラッ
クＴが順次形成されている。この記録トラックＴの１本
には、映像信号の１フイ一ルド分が記録されている。そ
して、回転ヘッド（図示せず）は、ノーマル再生時には
同図実線ａに走査軌跡を示すように、記録トラックＴに
沿って走査する。

これに対して、例えばレビュー時およびキュー時は、そ
れぞれ同図破線すおよび一点鎖線Ｃに示すように、回転
ヘッドは複数の記録トラックＴを横切って走査する。し
たがって、周知のように再生映像信号の１フイールド内
のライン数が、レピ二−時には増加すると共に、キュー
時には減少する。

この再生映像信号の１フイールド内のライン数ｎは、５
２５本／６０　フィールドのＮＴＳＣ方式の場合には、
下式で求められる。

ｎ　＝２６２．５−　α（Ｎ　−１）　　　　　　＝　
・・（１）この（１）式において、αは、β■モードで
は１、β■モードでは０．７５であり、また、Ｎは倍速
数であり、レビューでは負、キューでは正である。

ところで、このようなレビュー時およびキス−時は、上
述したように回転ヘッドは複数の記録トラックＴを横切
って走査するので、回転ヘッドが記録トラックＴを横切
る位置では再生ＲＦ信号のレベルが小さくなって、再生
画像にバーノイズが生じる。そこで、このようなバーノ
イズを除去するために、ＶＴＲからの再生映像信号をメ
モリに記憶し、このメモリの読み出し時に、ノイズのあ
るライン信号を、ノイズのないライン信号と置換して読
み出して出力映像信号を得ることが、例えば特願昭６１
−２８０１０４号でもって提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように、レビュー時およびキュー時の再生映像信号
をメモリを用いて処理することによりバーノイズを除去
することができる。しかし、レビュー時およびキュー時
には、上述したように再生映像信号の１フイールド内の
ライン数ｎが変化するため、メモリより出力される映像
信号による画像が垂直方向に拡大または縮小して歪んだ
ものとなる問題があった。

例えば、１本の記録トラックＴに記録されている映像信
号による画像が、第５図Ａに示すように円であるとする
と、レビュー時の再生映像信号による画像は、ライン数
が増加しているので、同図Ｂに示すようにだ円となる。

そのため、メモリに書き込まれるデータは、同図Ｃに示
すようになり、メモリより得られる出力映像信号による
再生画像は、同図りに示すように垂直方向に拡大し、下
部が切れたものとなる。また、例えば、１本の記録トラ
ックＴに記録されている映像信号による画像が、第６図
Ａに示すように円であるとすると、キス−時の再生映像
信号による画像は、ライン数が減少しているので、同図
已に示すようにだ円となる。そのため、メモリに書き込
まれるデータは、同図Ｃに示すようになり、メモリより
得られる出、力映像信号による再生画像は、同図りに示
すように垂直方向に縮小したものとなる。

本発明は、このような点を考慮し、再生映像信号の１フ
イールド内のライン数が変化しても良好な画像が再生さ
れるようにすることを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、メモリ（３）と、書き込みラインアドレスコ
ントローラ（５）と、読み出しラインアドレスコントロ
ーラ（６）と、回転ヘッド型ビデオテープレコーダの高
速変速再生モード判定回路（１０）とを有し、ビデオテ
ープレコーダからの再生映像信号は書き込みラインアド
レスコントローラ（５）の制御によってメモリ（３）に
書き込まれると共に、読み出しラインアドレスコントロ
ーラ（６）の制御によってメモリ（３）よりデータが読
み出されて出力映像信号が得られ、判定回路（１０）に
よって書き込みまたは読み出しラインアドレスコントロ
ーラ（５）または（６）が制御され、ビデオテープレコ
ーダの再生速度に応じた周期で、メモリ（３）に書き込
まれる再生映像信号のラインが間引かれ、またはビデオ
テープレコーダの再生速度に応じた周期でラインが補間
されるようにメモリ（３）よりテ′−夕が読み出される
ものである。

〔作用〕

レビュー時、キュー時等の高速変速再生モードでは、再
生映像信号の１フイールド内のライン数が再生速度に応
じて増減変化する。上述構成においては、このような高
速変速再生モードであって、ライン数が増加する場合に
は、その再生速度に応じた周期でメモリ（３）に書き込
まれる再生映像信号のラインが間引かれ、またライン数
が減少する場合には、その再生速度に応じた周期でライ
ンが補間されるようにメモリ（３〕よりデータが読み出
されるため、メモリ（３）より得られる出力映像信号は
正しい画像情報を有するものとなり、歪のない画像を再
生し得る。

〔実施例〕

以下、第１図を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。

同図において、（１月よ回転ヘッド型ビデオテープレコ
ーダ（図示せず）からの再生映像信号Ｓ１　が供給され
る入力端子であり、この再生映像信号Ｓ１はＡ／Ｄ変換
器〔２）でデジタル信号に変換されたのちメモリ（３）
に供給される。このメモリ（３）は１フイ一ルド分の容
量を有するものとされ、例えばフィールドメモリで構成
される。

また、入力端子（１）に供給される再生映像信号Ｓ１は
同期分離回路（４）に供給され、この同期分離回路（４
）より得られる同期信号５ＹＮＣは、書き込みラインア
ドレスコントローラ（５）に供給される。そして、この
コントローラ（５）によって上述したメモリ（３）の書
き込みラインアドレスが、同期信号５ＹＮＣに同期して
制御される。

また、（６）は読み出しラインアドレスコントローラで
あり、このコントローラ（６）によってメモリ（３〕の
読み出しラインアドレスが制御される。そして、メモリ
（３）より読み出されるデータはバッファ回路（７）を
介してＤ／Ａ変換器（８）に供給されてアナログ信号に
変換され、出力端子（９）には出力映像信号Ｓ２が得ら
れる。

また、（１０）は、ビデオテープレコーダがレビュー時
、キュー時等の高速変速再生モードであることを判定す
る高速変速再生モード判定画、路である。

そして、このモード判定回路（ｌＯ）によって、コント
ローラ（５）および（６）が制御され、高速変速再生モ
ードでないと判定されるときには、メモリ（３）の書き
込みラインアドレス右よび読み出しラインアドレスは１
ラインごとに順次更新されるが、高速変速再生モードで
あると判定されるときには、メモリ（３）の書き込みラ
インアドレスおよび読み出しラインアドレスは以下のよ
うに制御される。すなわち、レビュー時等のように再生
映像信号Ｓ１　の１フイールド内のライン数が増加する
場合には、その増加した分だけライン数を少なくするた
めに、再生速度に応じた周期で、書き込みラインアドレ
スの更新が停止され、メモリ（３）に書き込まれる再生
映像信号Ｓ１のラインが間引かれるようになされる。ま
た、キュー時等のように再生映像信号Ｓ１の１フイール
ド内のライン数が減少する場合には、その減少した分だ
けライン数を多くするために、再生速度に応じた周期で
、読み出しラインアドレスの更新が停止され、メモリ（
３）より同一ライン信号が連続して読み出され、ライン
が補間されるようになされる。

本例はこのように構成され、高速変速再生モードでない
ときには、入力端子（１）に供給される再生映像信号Ｓ
ｌ　はメモリ（３）に１ラインごとに順次書き込まれ、
そして、このメモリ（３）よりデータが１ラインごとに
順次読み出されて、出力端子（９）に出力映像信号Ｓ２
が得られる。

また、高速変速再生モードであるときには、以下のよう
に動作する。レビュー時等のように再生映像信号Ｓ１の
１フイールド内のライン数が増加する場合には、入力端
子（１）に供給される再生映像信号Ｓ１　は、再生速度
に応じた周期でラインが間引かれてメモリ（３）に書き
込まれ、そして、このメモリ（３）よりデータが１ライ
ンごとに順次読み出さ、れる。そのため、出力端子（９
）に得られる出力映像信号Ｓ２　は正しい画像情報を有
するものとなる。

例えば、１本の記録トラックＴに記録されている映像信
号による画像が、第２図へに示すように円であるとする
と、レビュー時の再生映像信号Ｓ１による画像は、ライ
ン数が増加しているので、同図已に示すようにだ円とな
る。しかし、メモリ（３）にはラインが間引かれて書き
込まれるので、メモリ（３〕に書き込まれるデータは、
同図Ｃに示すようになり、出力端子（９）に得られる出
力映像信号Ｓ２による再生画像は、同図りに示すように
良好な画像となる。また、キュー時等のように再生映像
信号Ｓ１　の１フイールド内のライン数が減少する場合
には、入力端子（１）に供給される再生映像信号Ｓ１は
メモリ（３）に１ラインごとに順次書き込まれ、そして
、このメモリ（３）より再生速度に応じた周期でライン
が補間されて読み出される。そのため、出力端子（９）
に得られる出力映像信号Ｓ２　は正しい画像情報を有す
るものとなる。例えば、１本の記録トラックＴに記録さ
れている映像信号による画像が、第３図Ａに示すようで
あるとすると、キュー時の再生映像信号Ｓ１　による画
像は、ライン数が減少しているので、同図已に示すよう
にだ円となる。そのため、メモリ（３）に書き込まれる
データは、同図Ｃに示すようになる。しかし、メモリ（
３）からはラインが補間されて読み出されるので、出力
端子（９）に得られる出力映像信号Ｓ２　による再生画
像は、同図りに示すように良好な画像となる。

このように本例によれば、再生映像信号Ｓ１の１フイー
ルド内のライン数が増減する高速変速再生モードであっ
ても、出力端子（９）には、正しい画像情報を有する出
力映像信号Ｓ２を得ることができ、良好な再生画像を得
ることができる。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明によれば、レビュー時、キュー時等の
高速変速再生モードには、その再生速度に応じた周期で
、メモリに書き込まれる再生映像信号のラインが間引か
れ、またはラインが補間されるようにメモリよりデータ
が読み出されるようにしたので、正しい画像情報を有す
る出力映像信号を得ることができ、良好な画像を得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図および
第３図はその説明のための図、第４図はレビュー時、キ
ュー時のヘッド走査軌跡を示す図、第５図および第６図
は従来例の説明のための図である。（３）はメモリ、（５）は書き込みラインアドレスコン
トローラ、（６）は読み出しラインアドレスコントロー
ラ、（１０）は高速変速再生モード判定回路である。

Claims

【特許請求の範囲】メモリと、書き込みラインアドレスコントローラと、読
み出しラインアドレスコントローラと、回転ヘッド型ビ
デオテープレコーダの高速変速再生モード判定回路とを
有し、上記ビデオテープレコーダからの再生映像信号は上記書
き込みラインアドレスコントローラの制御によって上記
メモリに書き込まれると共に、上記読み出しラインアド
レスコントローラの制御によって上記メモリよりデータ
が読み出されて出力映像信号が得られ、上記判定回路に
よって上記書き込みまたは読み出しラインアドレスコン
トローラが制御され、上記ビデオテープレコーダの再生
速度に応じた周期で上記メモリに書き込まれる上記再生
映像信号のラインが間引かれ、または上記ビデオテープ
レコーダの再生速度に応じた周期でラインが補間される
ように上記メモリよりデータが読み出されることを特徴
とする再生映像信号の処理装置。