JPS5931269B2 - エイゾウシンゴウシヨリホウシキニオケル シユウハスウヘンカンホウシキ - Google Patents

エイゾウシンゴウシヨリホウシキニオケル シユウハスウヘンカンホウシキ

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JPS5931269B2
JPS5931269B2 JP50158567A JP15856775A JPS5931269B2 JP S5931269 B2 JPS5931269 B2 JP S5931269B2 JP 50158567 A JP50158567 A JP 50158567A JP 15856775 A JP15856775 A JP 15856775A JP S5931269 B2 JPS5931269 B2 JP S5931269B2
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洋治郎 佐藤
正紀 堀家
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、半導体メモリを用いて周波数変換を行うと
ともにジッターキャンセルを行うようにした映像信号処
理方式における周波数変換方式に関し、特に映像信号の
1水平走査分あるいは複数水平走査分の分割が水平ブラ
ンキング期間で行われることを可能とした周波数変換方
式を提供することを目的とする。
従来、レコード盤等のオーディオ信号記録媒体へ記録さ
れた映像信号から、その静止画像を再生表示するための
周波数変換には、主として磁気ディスクが用いられてい
た。
この磁気ディスクは、オーディオ記録媒体からの再生映
像信号の読み込み操作に際しては低速回転され、再生表
示のための読み出し操作に際しては高速回転に切換えら
れるように構成されている。このような低速回転と高速
回転との切換駆動を行う磁気ディスクを用いて周波数変
換を行う場合には、特にその低速回転時における回転速
度の変動や偏差が映像信号の周波数の変動や偏差の原因
となり、表示画像へジッターを生じさせるという欠点が
あり、その製作に高精度のものが要求される。
このようなジッターは、またオーディオ信号記録媒体の
回転速度の変動や偏差によつても発生される。これらの
影響を除去するために、従来から各種のジッターキャン
セラ−が提案されている。この発明の周波数変換方式で
は、従来の低速回転と高速回転との切換駆動による磁気
ディスクの代りに、半導体素子を用いることを第1の特
徴とする。さらに、この半導体素子によりジッターキャ
ンセルを行わせることを第2の特徴とする。そしてまた
、ジッターキャンセルにより高速回転の磁気ディスクに
生じる不都合を完全に除去するように制御することを第
3の特徴とする。この発明によれば、半導体バッファメ
モリを用いて純電気的に周波数変換を行うことができる
ので、小型で軽量なものとなり、しかもデバイスの大量
生産により将来そのコストも非常に安価になることが期
待できる。
またジッターキャンセルが容易であり、しかも高速回転
の磁気デイスクへの正規の高速映像信号の書き込みが正
確に行えるという優れた効果が達成される。したがつて
、映像信号をレコード盤等のオーデイオ信号記録媒体へ
記録しておき、これを再生系を用いてその静止画像を表
示するようにした映像信号処理方式の実用化に際して、
その効果は顕著である。
説明の順序として、まずこのような映像信号処理方式の
周波数変換装置に半導体バツフアメモリの一つであるア
ナログシフトレジスタを用いる場合の動作について考察
する。
CCD(電荷結合素子)やBBD(バケツト・ブリゲー
ド素子)等の電荷転送素子であるアナログシフトレジス
タをアナログ遅延線として用いることは従米公知である
その一例としては、TRのジツタ一補正装置として用い
ることが知られている。このCCD等のアナログシフト
レジスタは、遅延時間が可変であることから、ジツタ一
補正に対しては有効なものである。
すなわち、CCDはクロツク周波数を制御することによ
り可変遅延線として使用することができ、このCCDの
入出力間の遅延時間Tは、CCDのビツト数をN1クロ
ツク周波数をF。とすれば、T=N/F C で表わされる。
そこで、このクロツク周波数F。
を制御することにより、入力映像信号のジッタ一(時間
的変動分)に対応する遅延時間Tが得られるようにすれ
ば、アナログシフトレジスタへはジツタ一の影響を補償
しながら映像信号の読み込み転送を行うことができる。
アナログシフトレジスタは主として価格面からの制約が
あるので、その記憶容量を静止画像の1水平走査線分の
映像信号について画質の低下に影響しない程度のビット
数に選定する。
大容量のものを用いれば、1走査線分に限らず複数走査
線分の映像信号を読み込ませることもできる。このよう
なアナログシフトレジスタは、読み込みクロックの周波
数と読み出しクロックの周波数を異ならせることにより
、映像信号の周波数変換を行うことが可能である。
第1図は、周波数変換装置としてアナログシフトレジス
タにより構成された半導体バツフアメモリを用いた従来
の映像信号処理方式のプロック図である。
また第2図Aは、第1図のプロツク図の動作を説明する
ためのタイムチヤートであり、aは再生クロック信号、
bは切換スイツチSWlによる周波数変換期間、cは切
換スイッチSW2による再生トラック切換期間、dは再
生低速映像信号、eは磁気デイスク7上のトラツクTA
の動作状態、fは同じくトラックTBの動作状態を示す
第2図Bは、第2図Aの再生低速映像信号dとトラック
TBの動作状態fの部分拡大図である。第1図において
、オーデイオ信号記録媒体へ記録された再生低速映像信
号は、入力端子1から与えられ、イコライゼーシヨンと
かレベルコントロールを行う再生低速映像信号処理回路
2とローパスフイルタ3を通つて、バツフアメモリ4へ
与えられる。この再生低速映像信号には、記録媒体の回
転速度の変動や偏差に起因して、映像信号の周波数の変
動や偏差成分が含まれている。また、入力端子8から与
えられる再生クロツク信号には、入力端子1の再生低速
映像信号と同じ周波数の変動・偏差成分が含まれており
、この変動・偏差成分は周波数の変動・偏差成分検出回
路9によつて検出される。
このような再生クロック信号としては、再生低速映像信
号に含まれている水平同期信号を用いてもよいし、再生
低速映像信号に予め当間隔の基準クロツク信号を並設さ
せ、これを用いてもよい。周波数の変動・偏差成分検出
回路9の出力は、VCO(電圧制御発振回路)等の読み
込みクロック発生回路10へ与えられ、発生されるバツ
フアメモリ読み込みクロツクパルスの周波数を制御する
切換スイツチSWlは、再生低速映像信号を正規の低速
映像信号帯域に周波数変換するために、バツフアメモリ
4の記録容量に応じて、例えば1水平走査線(以下1H
という)分ずつの再生低速映像信号の読み込み動作と、
高速クロックパルスによる読み出し動作とを切換えるも
のである。
最初の状態では、この切換スイツチSWlは左方の接点
に接続されており、この間は入力端子1からの再生低速
映像信号が、その周波数の変動・偏差成分に対応して周
波数が変化される低速読み込みクロックパルスによりバ
ツフアメモリ4へ読み込まれる。すなわち、再生低速映
像信号の1H間は、周波数の変換・偏差成分が補償され
るように制御されて、順次サンプリングされながら、ア
ナログシフトレジスタで構成されたバツフアメモリ4へ
読み込まれることになる。そして、1H分の再生低速映
像信号の読み込みが完了すると、切換スイッチSWlは
右方の接点に切換えられ、バッフアメモリ4の映像信号
は読み出しクロツク発振回路11からの一定の高速クロ
ックパルスにより読み出される。
高速読み出しクロツクの周波数は、例えば低速読み込み
クロツクの周波数の200倍程度に設定されており、バ
ツフアメモリ4から読み出される映像信号は、正規の高
速映像信号帯域に周波数変換され、しかも周波数の変動
や偏差成分も除去されている。
このようにして正規の高速映像信号帯域に周波数変換さ
れた1H分の映像信号は、ローパスフイルタ5と記録増
幅回路6を通り、切換スイッチSW2によつて磁気ヘツ
ドHAへ導かれて、磁気デイスク7上のトラツクTAへ
書き込まれる。
磁気デイスク7のトラツクTAは、例えばその1周上に
1フイールド分の映像信号が記録できるように構成され
ており、1Hの映像信号はトラツクTAの1/262.
5周だけの位置に書き込み記録される。この磁気デイス
ク7は、例えば3600rpmの回転速度が得られるよ
うに、読き出しクロツク発振回路11からの高速クロツ
クパルスが分周回路12を介して供給されるように配置
されたシンクロナス高速回転モータ13により駆動され
る。このような1H分の映像信号の高速読み出しとトラ
ツクTAへの書き込み記録が終了すると、切換スイッチ
SWlは再び左方の接点へ接続され、次の1H分の映像
信号が低速の読み込みクロツクによつてバツフアメモリ
4へ低速度で読み込まれる。
この場合に、磁気デイスク7の1回転の時間と再生低速
映像信号の1H分の読み込みに要する時間とは、その両
者が一致するようにされている。したがつて、次の1H
分の高速読み出しと磁気デイスク上のトラツクTAへの
書き込み記録のタイミングは、前にトラツクTAへ書き
込まれた1H分の映像信号の終端部が磁気ヘッドHAの
下へきた時点となる。このようにして、バツフアメモリ
4への1H分の映像信号の低速度での読み込み、および
高速度での読み出しと読み出された1H分の映像信号の
磁気デイスク上のトラックTAへの書き込み記録とを2
63回繰り返えせば、トラツクTAの1周へは1フイー
ルドの映像信号を記録することができる。
この磁気デイスク7は、高速映像信号について正規の周
波数が得られるように高速回転しているから、切換スイ
ツチSW2を切換えれば、トラツクTAの1周に記録さ
れた映像信号は、磁気ヘツドHAから再生回路14を通
つて出力端子15へ取り出すことができる。
この出力をT受像機へ与えれば、静止画像を再生表示す
ることができる。第2図A(!)a−eを参照すれば、
このような1フイールドの映像信号を磁気デイスク7上
のトラツクTAへ書き込み記録している間は、bの切換
スイツチSWlが左右に動作して周波数変換が行われて
いることを示しており、dの再生低速映像信号はこの間
にeに示すようにトラツクTA上へ記録されることにな
る。この場合には、切換スイツチSW2は、磁気ヘツド
HAが書き込み動作を行うように接続されているから、
cの再生トラツク切換期間としては動作していない状態
が示されている。静止画像を連続的に再生表示するため
には、磁気デイスク7上ヘトラツクTAとTBとを併設
しておき、トラツクTAに記録された映像信号をTV受
像機へ映出している間に、他方のトラツクTBの1周へ
上述と同様の動作を繰り返えして1H分ずつの映像信号
を書き込み記録する。
第2図Af)a−fを参照すれば、eのように切換スイ
ツチSW2が動作して、トラツクTA上の映像信号が再
生側へ切換えられると、eに示すようにトラツクTA上
の映像信号は映出される状態となる。この状態で、bに
示すように切換スイツチSWlを動作させて再生低速映
像信号の周波数変換とトラックTBへの書き込み記録と
を行えば、dとfに示すようにその間は先のトラツクT
Aと同様の記録状態となる。
トラックTBへの記録が終了すると、切換スイツチSW
2がcのように切換えられて、トラックTBへ記録され
た映像信号が映出される状態となる。
第2図Bは、第2図Aの再生低速映像信号dとトラツク
TBの記録位置fとを拡大図で示すものであり、磁気デ
イスク7の1回転に要する時間に、再生低速映像信号の
1H分低速度でバツフアメモリ4へ読み込むようにした
場合のトラツクTBへの書き込み位置を説明するために
用いられる。
1フイールドを構成する263本の水平走査信号のうち
、図示された96〜98番目の再生低速映像信号は、そ
れぞれ水平同期パルス信号を含む水平ブランキング期間
で分割されて、磁気デイスク7上のトラックTBが1回
転する度ごとに、順次96番目、97番目、98番目の
1Hの映像信号がトラツクTBへ書き込まれることにな
る。
したがつて、第1図に示されるようなプロツク図によれ
ば、半導体メモリを用いて再生低速映像信号の周波数変
換と、オーデイオ信号記録媒体の回転速度の変動や偏差
に起因する映像信号の周波数の変動・偏差成分を除去す
ることができる。その結果、再生された静止画像にはジ
ッタ一が発生しない。ところが、この第1図の場合には
、オーデイオ信号記録媒体の回転速度の変動や偏差成分
がある程度以上大きくなると、次のような不都合が生じ
る。
すなわち、各1Hの再生低速映像信号の低速クロツクに
よるバツフアメモリ4への読み込み操作と、高速クロツ
クによる読み出し操作とを切換える切換スイツチSWl
の動作タイミングは、オーデイオ信号記録媒体の回転速
度の変動・偏差成分の多少により変化されるため、各1
Hの再生低速映像信号の読み込みに要する時間にばらつ
きが生じる。
そこで、この切換スイッチSWlの動作タイミングを、
一定の高速回転を行つている磁気デイスク7の回転を基
準としてコントロールすれば、再生低速映像信号の1H
の分割がどこで起るかも知れない。
さらに、回転速度の変動・偏差成分が正規の時間より長
い方向にずれている場合には、1フイールドの再生低速
映像信号の最後の部分については、その結果磁気デイス
クモの書き込みが■ より短かい方向にずれている場合には、磁気デイスク7
の1周に書き込まれた1フイールドの映像信号の終端部
は、その先端部との間に不必要なブランクを発生させる
こととなる。
次に、切換スイツチSWlの動作タイミングを、入力さ
れる再生低速映像信号の水平同期信号を検出してコント
ロールすれば、映像信号の各1Hの分割は同期信号を含
む水平ブランキング期間に行うことができるが、回転速
度の変動・偏差成分の多少により各1Hの映像信号の読
み込み時間が変化するため、磁気デイスク7上への映像
信号の書き込みは各1Hごとに連続した状態とならず、
相互にオーバラップしたり、ブランクを生じたりする。
すなわち、第2図Bに示すように、例えば96番目の1
Hの映像信号の次に、正しく97番目の1Hの映像信号
が書き込み記録されるためには、1Hの再生低速映像信
号の低速読み込みに要する時間に磁気テイスク7が1回
転するような関係を保つことが必要である。ところが、
再生低速映像信号に変動・偏差成分が含まれていると、
各1Hの映像信号の低速読み込みに要する時間が変動し
て、磁気デイスクモの映像信号の書き込みのタイミング
が、磁気デイスク7の1回転に要する時間と一致しなく
なつてしまう。その結果、上記のようなオーバラツプや
ブランクを発生させることとなる。このような不都合は
、半導体バツフアメモリを用いて周波数変換とジツター
キャンセルとを行う場合に固有の問題であり、周波数変
換を伴わないTR等においては殆んど問題とならない 〜 そこで、第1図のブロツク図について、さらに細かくそ
の動作を分析する。
第1図において、サンプリングデバイスであるアナログ
シフトレジスタのサンプリング周波数F8は、信号の最
大周波数成分がFnlaxのとき、F8−n−FrTl
ax(ただしn〉2)である。
そこで、シフトレジスタ4の入出力に用いるローパスフ
イルタ3と5の特性から、n=3とする。また、オーデ
イオ信号記録媒体から再生され、周波数変換されて磁気
デイスク上へ1フイールド記録され、さらに再生表示さ
れる一連の再生系における映像信号の形式を、複合映像
信号のFM変調されたRF信号とすれば、この場合の最
大周波数成分はFMデビエーシヨンのみを考慮してFm
ax=4.5MHZである。したがつて、正規の高速映
像信号におけるサンプリング周波数Fsは、となる。
すなわち、周波数変換としてアナログシフトレジスタか
ら読み出すときのクロック周波数は13.5MHzでよ
い。また、正規の高速映像信号におけるIHの時間は、
となり、IHバツフアメモリとして必要なビット数は、
となる。
次に、磁気デイスクへの書き込み周期については、デイ
スクの1回転でIH分の映像信号を記録し、263回転
で1フイールド画の記録を完了する場合には、デイスク
への書き込み周期=デイスクの1回転の時間+1Hの書
き込み時間=低速読み込み時間+1H読み出し時間であ
り、 デイスクの1回転の時間=1/ 60−16.666m
secIHの高速書き込み時間=16.66/ 262
.5= 63.5μSecであるから、デイスクへの書
き込み周期=16.729msecとなる。
この関係を第3図Aについて説明すれば、再生低速映像
信号には、それぞれIH(1水平走査)ごとに水平同期
信号が挿入されており、tlの時間において低速クロツ
クによりバツフアメモリへ読み込まれ、これに続くT2
の時間において高速クロツクによりバツフアメモリから
読み出される。
このtlは、デイスクの1回転する時間であり、この場
合には3600rpmであるから、先に計算したとおり
16.666msecである。またT2は、IHの高速
読み出し時間であり、これはデイスクへのIHの高速書
き込み時間に等しく63.5μSecである。したがつ
て、低速映像信号の再生時におけるIH時間は、となり
、正規の高速映像信号に対して、オーデイオ信号記録媒
体から再生される低速映像信号は、の低い周波数に引き
伸ばされた変換信号となつている。
また、高速に変換したときのサンプリング周波数Fsは
13.5MHzであるから、である。
このようにして、tlの時間でバツフアメモリへ読み込
み、T2の時間に高速の読み出しを行う動作を繰り返え
して、1フイールドの映像信号を磁気デイスクへ記録す
ると、低速映像信号のIHのうち、高速の読み出し時間
T2の間の映像信号二は、記録されないことになる。
しかしながら、NTSC方式においては、第3図Bに示
すように、水平同期パルス信号は(0.08±0.01
)Hと規定されており、これを低速映像信号の水平同期
パルス時間について計算すれば、である。
これに対して、高速の読み出しのためにブランクとなる
時間T2は0.063msesであり、と微少時間であ
る。したがつて、再生低速映像信号の各IHの分割が各
水平同期パルス時間内において行われ、高速読み出しも
その時間内であれば、時間T2に相当するブランクを含
んだ磁気デイスク上の映像信号からでも、その映像信号
を再生するときに、水平同期信号発生回路を設けるだけ
で簡単に補償することができる。
ところが、すでに説明したように、オーデイオ信号記録
媒体の回転速度の変動や偏差に起因する再生低速映像信
号の周波数の変動や偏差を補償するために、低速クロッ
クの周波数を変化させるとそれに対応してIHの映像信
号の低速読み込みに要する時間が変化する。
第4図は、再生低速映像信号の各水平同期パルス信号の
中心部で分割した場合の各IHの低速読み込みと高速読
み出しに要する時間Ta−Tdの変化を示す概念図であ
る。
各時間Ta−Tdの変動成分は、広い範囲の周波数成分
で存在する。このうち、低い周波数の変動成分によつて
1フイールド画に必要な262.5本の各IHに対して
徐々に変化すれば、各IHの分割が必ず水平同期パルス
期間内で行われるような制御は行われていないから、映
像信号の途中に分割点が存在したり、あるいは磁気デイ
スク上への書き込み位置が互いにオーバラツプしたり不
必要なブランクを生じたりすることとなる。すなわち、
第1図の場合には、各IHの再生低速映像信号の読み込
みは磁気デイスクの1回転に要する時間に行われ、高速
読み出しによる高速映像信号帯域への周波数変換と、そ
のIHの映像信号の磁気デイスクへの書き込みは磁気デ
イスクの1/ 262.5回転に要する時間に行われる
ことを基本としている。
ところが、再生低速映像信号における周波数の変動や偏
差を補償するために、低速の読み込みクロツクの周波数
を制御すれば、IHの映像信号の読み込みに要する時間
も変化され、磁気デイスクの1回転の時間と一致しなく
なる。このような状態で、切換スイツチSWIの動作タ
イミングを磁気デイスクの回転を基準としてコントロー
ルするとすれば、この場合には磁気デイスクの回転速度
は一定であるから、結局一定の時間ごとに低速読み込み
と高速読み出しを繰り返えすことになる。
そして、再生低速映像信号はその周波数の変動・偏差成
分の多少により各IHの低速の読み込みに要する時間が
異つているから、その分割は水平同期パルス期間である
か映像信号の途中であるかに関係なく行われることとな
る。したがつて、高速読み出しの時間に相当する映像信
号のブランクを補償することは容易でなく、また低速の
読み込みに要する時間が長くなれば、1フイールド画の
表示に必要な映像信号のすべてを磁気デイスク上へ書き
込むことも不可能となる。これに対して、切換スイツチ
SWlの動作タイミングを再生低速映像信号の水平同期
パルスを検出することによつてコントロールすれば、各
1Hの再生低速映像信号の低速読み込みに要する時間が
磁気デイスクの1回転する時間と一致しなくなるので、
各1Hの映像信号の磁気デイスク上への書き込み位置に
乱れを生じ、前後の各1Hの高速映像信号は、相互にオ
ーバーラツプしたり、不必要なブランクを生じたりして
しまう。そこで、この発明の周波数変換方式では、再生
低速映像信号中に含まれている周波数の変動や偏差成分
を除去するとともに、低速映像信号の各1水平走査分あ
るいは複数水平走査分の分割が常に水平ブランキング期
間内に行われるように制御することにより、正規の高速
映像信号帯域へ周波数変換された映像信号を高速回転の
磁気デイスク上の1周へ、正確に連続して順次1水平走
査分あるいは複数水平走査分ずつ書き込むことができる
ようにすることを目的とする。
先に説明したように、半導体メモリを用いれば周波数変
換を行うことができ、さらに再生低速映像信号中に含ま
れている周波数の変動・偏差成分を除去することも極め
て簡単である。
しかしこの場合には、第4図に示したように各1H分の
再生低速映像信号の読み込み時間が変動するために、高
速回転の磁気デイスク上へ正しく連続して書き込むこと
ができない。
磁気デイスク上へ1Hずつの高速映像信号を正しく連続
して書き込むためには、磁気デイスクの1回転に要する
時間が、再生低速映像信号の各1Hの低速読み込みに要
する時間に等しくなるように制御することが必要である
。再生低速映像信号に含まれる変動・偏差成分は、0〜
1KHz前後の広い範囲の成分で存在する。
このうち低い成分に応し、磁気デイスクを制御して補償
してやるのがこの発明の目的で、高い成分に対しては水
平ブランキング期間内のばらつきとして許容される。こ
の発明は、再生低速映像信号の周波数の変動・偏差成分
のうち、例えばO〜数Hz程度の変動成分を検出し、こ
の検出出力により高速回転の磁気デイスクの回転速度を
制御して、磁気デイスクの1回転に要する時間と1Hの
再生低速映像信号の低速読み込みに要する時間とが略々
一致するようにすることを提案する。
この場合には、磁気デイスクの1/262.5回転する
時間も変化するので、これに対応して高速読み出しクロ
ックパルスの周波数も制御することが必要となるが、高
速読み出しクロツクを用いて磁気デイスク駆動用のモー
タを回転させる場合には共通の変化が得られるので好都
合である。第5図は、この発明の周波数変換方式の動作
原理を説明するためのプロツク図である。
図面中の符号1〜15は第1図と同様であるが、11の
読み出しクロツク発生回路はVCO等で構成される点で
第1図と異なり、また16はローパスフイルタを示す。
第5図のプロツク図においては、例えばO〜数Hz程度
の帯域幅を有するローパスフイルタ16が設けられてお
り、このローパスフイルタ16は周波数の変動・偏差成
分検出回路9によつて検出された再生クロツク信号に含
まれる変動・偏差成分のうち、O〜数Hzの変動・偏差
成分をさらに検出する。
入力端子1から与えられる再生低速映像信号の1H分の
低速読み込み中は、第1図の場合と同様に、切換スイツ
チSWlは左方の接点に接続されている。
そして、低速読み込みクロツクは、その周波数が再生低
速映像信号中の周波数の変動・偏差成分と同じ周波数の
変動・偏差を受けるように、周波数の変動・偏差検出回
路9の出力により制御されるCO等で構成された読み込
みクロツク発生回路10から発生される。したがつて、
バツフアメモリ4へ読み込まれた1Hの映像信号には、
周波数の変動・偏差成分は存在しない。この間は、同時
に再生低速映像信号中の周波数の変動・偏差成分のうち
、回転中の磁気デイスク7が応答することのできるO〜
数Hzの範囲の変動・偏位成分がローパスフイルタ16
により検出されて、CO等で構成された読み出しクロツ
ク発生回路11を制御し、発生される高速クロツクパル
スにその範囲の周波数の変動・偏差成分を与えている。
そして、この高速クロックは分周回路12を介して高速
回転モータ13を駆動しているから、磁気デイスク7の
回転速度も1Hの映像信号の低速読み込み時間の変化に
対応して、その間に1回転するような速度に制御される
。切換スイッチSWlの切換えタイミングは、分周回路
12の出力のクロツク数をカウントして磁気デイスク7
の1回転を検出し、また読み出しクロツクの数をカウン
トすれば磁気デイスク7の1/262.5回転を検出で
きる。
したがつて、これらの時点で低速読み込み時間(t1
)と高速読み出し時間(T2)の経過を検知する。1H
の映像信号の読み込みが完了すると、切換スイツチSW
lは右方の接点へ接続される。
磁気デイスク7の回転速度は、この時点で丁度1回転す
るように制御されているから、高速クロツクによりバツ
フアメモリ4から読み出された1Hの映像信号が、磁気
デイスク7上へ書き込まれる。このように制御すれば、
上記実施例のように映像信号の262.5分の1の再生
低速映像信号の場合、次の1Hの映像信号は磁気デイス
ク7の回転速度と一致して、次の1回転に要する時間に
低速読み込みが完了し、前の1Hの映像信号の次の位置
へ連続して正しく書き込まれる。したがつて、第4図に
示されたような、徐々に変化するような1H分の時間T
a−Tdに対しても、それぞれに対応した低速読み込み
の時間と高速読み出しの時間により磁気デイスク7は1
回転プラス1/262.5回転の関係を保つことができ
る。
その結果、各1Hの映像信号は、常に水平同期パルス期
間で分割されることとなり、高速読み出し時間に相当す
るブランクは簡単に補正することができる。そして、先
に説明したように、高速クロツクによる読み出し時間幅
は、水平同期パルスの発生される時間幅に対して、僅か
にその4.7%を占めるに過ぎないものである。
そこで、磁気デイスク7の回転速度の制御は、厳密に1
Hの映像信号の低速読み込み時間に一致しなくても、水
平同期パルス期間内で分割が行われる程度の変動ならば
よい。
さらに、水平ブランキング期間内であつても、ノイズの
除去や整形が可能であるから、その範囲内で分割が行わ
れてもよい。これらの場合には、1Hの映像信号のビッ
ト数が多少変動することになるので、バッフアメモリの
ビツト数は予め余裕のある値に選んでおくことが必要と
なる。
以上第5図に関連して説明したように、この発明の周波
数変換方式によれば、再生低速映像信号中に含まれてい
る周波数の変動や偏差成分を完全に除去することができ
、しかも各1Hの映像信号を水平同期パルス期間ないし
は水平ブランキング期間で分割しながら、正規の映像信
号帯域へ周波数変換して、磁気デイスク上の1周へ順次
連続して正確に書き込むことが可能となる。
なお、静止画像を連続的に再生表示するためには、第5
図のプロツク図に示す装置を2組設けることが必要とな
るが、再生回路14におけるAFCが追従可能な範囲の
変動であり、かつTV受像機の水平同期AFCが応答可
能な範囲の変動であれば、磁気デイスク7上へ第1図と
同様な2つのトラツクを併設して、交互に記憶と再生と
を行わせることもできる。
また切換スイッチSW2の切換えタイミングは、バツフ
アメモリ4から読み出された映像信号が磁気デイスクモ
の書き込み記録が完了したことを検出して決定する。
以上の第1図ないし第5図の説明においては、磁気デイ
スク7の回転数を3600rpmとし、トラックTA,
TBの各1周を1フイールドメモリとして構成する場合
について考察した。
しかし、1フレーム画像の記録再生においても同様のシ
ステムが可能であり、その場合にはデイスクの回転数を
1800rpmとして、バツフアメモリの読み込み読み
出しを525回繰り返えせばよい。また、磁気デイスク
モの書き込み氏、アナログシフトレジスタの遅延時間の
性能により限界があり、バツフアメモリとして用いるア
ナログシフトレジスタの遅延時間Tは、T−N/Fcで
決定されるが、現在の経済性からは1Hメモリの方が2
Hメモリを用いるよりも有利である。しかし、第1図や
第5図において、1Hメモリを用いても2Hメモリある
いはそれ以上のメモリを用いても、単に再生低速映像信
号の分割が1Hごとに行われるか、複数Hごとに行われ
るかという点を除けば、基本的には相違がない。また、
半導体メモリとしては、公知のデイジタルメモリを用い
ることもできる。以上に詳細に説明したとおり、この発
明の周波数変換方式では,半導体メモリを用いて周波数
の変換とジツタ一補正とを行い、しかも映像信号を正確
に磁気デイスクへ書き込むことができるので、デバイス
を小型、軽量、安価に構成することが可能となつた。
そのため、再生低速映像信号をオーデイオ信号記録媒体
へ記録しておき、その静止画像をTV受像機等へ映出す
るようにした映像信号処理方式の実用化に対して、著し
い効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図はアナログシフトレジスタを周波数変換装置とし
て用いた従来の映像信号処理方式のプロック図、第2図
AとBは第1図の動作を説明するためのタイムチヤート
、第3図AとBは再生低速映像信号における読み込み時
間t1と読み出し時間T2との関係および水平同期パル
ス信号の説明のための信号波形図、第4図は再生低速映
像信号の各1Hの時間Ta−Tdの変化を示す概念図、
第5図はこの発明の周波数変換方式の基本原理を説明す
るためのプロツク図である。 図面において、3と16はローパスフイルタ、4はバツ
フアメモリ、5はローパスフイルタ、7は磁気デイスク
、9は周波数の変動・偏差成分検出回路、10は読み込
みクロツク発生回路、11は読み出しクロック発生回路
、13はシンクロナス高速回転モータを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転速度の変動や偏差に起因する周波数の変動や偏
    差成分を有する再生低速映像信号の1水平走査分あるい
    は複数水平走査分を、再生低速映像信号と同じ周波数変
    動・偏差を受けるように制御された低速読み込みクロッ
    ク周波数で半導体バッフアメモリへ読み込み、また再生
    低速映像信号の周波数変動・偏差成分のうち磁気ディス
    ク回転モータの駆動信号に変動・偏差成分を与えた場合
    、ディスク回転速度が応答する範囲の成分を検出して高
    速読み出しクロック周波数を制御し、前記映像信号を半
    導体バッファメモリから高速度で読み出して正規の高速
    映像信号帯域に周波数変換し、磁気ディスクの1周上へ
    順次書き込むとともに、前記高速読み出しクロックの出
    力により磁気ディスク駆動用の高速回転モータを回転制
    御することによつて、映像信号の1水平走査分あるいは
    複数水平走査分の分割を水平ブランキング期間に行うこ
    とを可能としたことを特徴とする映像信号処理方式にお
    ける周波数変換方式。
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