JPS6229956B2 - - Google Patents
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- JPS6229956B2 JPS6229956B2 JP52071374A JP7137477A JPS6229956B2 JP S6229956 B2 JPS6229956 B2 JP S6229956B2 JP 52071374 A JP52071374 A JP 52071374A JP 7137477 A JP7137477 A JP 7137477A JP S6229956 B2 JPS6229956 B2 JP S6229956B2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/005—Reproducing at a different information rate from the information rate of recording
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
- G10L21/00—Speech or voice signal processing techniques to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
- G10L21/04—Time compression or expansion
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/00007—Time or data compression or expansion
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/802—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving processing of the sound signal
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/90—Tape-like record carriers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Computational Linguistics (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
本発明は磁気記録再生装置に係り、記録時とは
異なる速度でスローモーシヨン再生画像、フアー
ストモーシヨン再生画像等の特殊再生画像を得る
と共に、固定ヘツドにより磁気テープの長手方向
に記録された音声信号をも、記録時と近似したピ
ツチの再生音声信号として同時に再生し得る磁気
記録再生装置を提供することを目的とする。 回転ビデオヘツドにより映像信号を磁気テープ
の長手方向に対し傾斜したトラツクを形成して記
録再生すると共に、音声信号を固定オーデイオヘ
ツドにより磁気テープの長手方向に沿つたトラツ
クを形成して記録再生する従来のヘリカルスキヤ
ンVTRにおいて、スローモーシヨン再生画像、
フアーストモーシヨン再生画像等の特殊再生画像
を得る場合、音声信号は磁気テープ走行速度の変
化の影響を受け、ノーマル再生時(又は記録時)
の音声信号の周波数、ピツチと相違するので、特
殊再生時に再生音声信号を聞き取ることは殆ど不
可能であつた。 また、スローモーシヨン、フアーストモーシヨ
ン再生時等において、再生画像をノイズバーの無
い状態で得ることは装置が極めて複雑となるもの
であつた。 本発明はこれら従来装置の欠点を除去するもの
であり、以下図面と共にその各実施例について説
明する。 第1図は本発明装置の一実施例のブロツク系統
図、第2図、第3図及び第4図は夫々2倍速フア
ーストモーシヨン再生時、3/2倍速フアーストモ
ーシヨン再生時及び1/2倍速スローモーシヨン再
生時の磁気テープに形成された記録トラツクと回
転ビデオヘツド走査軌跡との関係を示す。第1図
中、入力端子より入来したカラー映像信号は、輝
度信号処理回路2により輝度信号を分離した後周
波数変調し、更に不要周波数成分を除去する信号
処理が施された後混合器3に供給される。一方、
上記カラー映像信号は色信号処理回路4に供給さ
れ、ここで搬送色信号を分離した後上記周波数変
調された輝度信号(以下FM輝度信号という)帯
域よりも低域に周波数変換し、更に不要帯域成分
を除去する信号処理が施された後、上記混合器3
に供給される。ここで、本実施例では後述の如く
ガードバンド無く又はこれを極めて少なくして記
録するため、隣接トラツクよりのクロストークを
防止する意味で1水平走査期間毎に低域変換搬送
色信号の位相が90゜ずつ順次推移し、かつ、1ト
ラツク毎にその推移方向が逆転されている。 混合器3により混合されて取り出されたFM輝
度信号及び低域変換搬送色信号よりなる周波数分
割多重信号は、増幅器5により増幅された後、記
録時接点Rに接続されているスイツチSW1を介し
て回転ビデオヘツド6,7に供給され、これによ
り磁気テープ8上第2図乃至第4図にt1,t2,…
で示す如き傾斜トラツクを形成して記録される。
ビデオヘツド6,7は180゜対向した位置で同一
高さ位置となるようヘツドバー、回転ドラム等に
取付けられた各々のギヤツプ6a,7a(第2図
に示す)は、トラツク走査方向の垂線に対してα
゜互いに逆方向に傾けられ所謂アジマスヘツドを
形成している。第2図乃至第4図中、ビデオヘツ
ド6により記録されたトラツクはt1,t3,t5,…
であり、ビデオヘツド7により記録されたトラツ
クはt2,t4,…で示す。 一方、入力端子9より入来した音声信号は
AGC回路10を経てレベル調整器11によりレ
ベル調整され記録増幅器12により増幅された後
バイアス発振器13の出力高周波信号と重畳され
更に記録時接点R側に接続されているスイツチ
SW2を介して固定オーデイオヘツド14に供給さ
れ、これにより磁気テープ8に交流バイアス記録
される。この音声信号が記録されているオーデイ
オトラツクは第2図乃至第4図に15で示す如
く、磁気テープ8の長手方向上でかつ磁気テープ
8の側縁部に形成される。 また、上記入力端子1より入来したカラー映像
信号は垂直同期信号分離回路16により垂直同期
信号が分離された後コントロール信号増幅器17
を経て単安定マルチバイブレータ(以下モノマル
チという)18に印加され、ここで60Hzの垂直同
期信号から30Hzのコントロール信号が形成され
る。このコントロール信号は記録増幅器19によ
り適宜のレベルに増幅された後記録時接点Rに接
続されているスイツチSW3を介してコントロール
ヘツド20により磁気テープ8に記録され、第2
図乃至第4図中21で示されるコントロールトラ
ツクが磁気テープ8の長手方向上に形成される。 上記記録増幅器19の出力は一方、アツテネー
タ22により減衰されて再生増幅器23に供給さ
れ、ここで増幅された後モノマルチ24に印加さ
れる。モノマルチ24はスイツチSW5の切換えに
よつて時定数が切換えられるよう構成されてお
り、後述する再生時に記録時と異なるテープ走行
速度に応じて変化する再生コントロール信号の周
期を、記録時(又はノーマル再生時)と常に略同
一にするためと、コントロール信号により形成さ
れるサンプリングパルスの位相が後述するトラペ
ゾイド形成回路31の出力台形波の傾斜部分中央
に位置させるために設けられている。 記録時は切換スイツチSW5が接点Rに接続され
ることによつて所定のパルス幅とされたモノマル
チ24の出力パルスは、サンプリングパルス形成
回路25によりサンプリングパルスとされた後位
相比較回路26に回転ビデオヘツド6,7の回転
位相を制御するためのヘツドサーボ回路の基準信
号として印加される。回転ビデオヘツド6,7の
回転に同期した回転体に180゜対向した位置に設
けられている2個の逆極性のマグネツト(図示せ
ず)がピツクアツプヘツド27により検出され、
この検出出力がモノマルチ28,29に印加され
て互いに180゜位相のずれた30Hzの2つのパルス
とされた後、フリツプフロツプ30に印加され
る。これにより、フリツプフロツプ30より繰り
返し周波数30Hzの対称矩形波がとり出され、この
対称矩形波はビデオヘツド6,7出力のスイツチ
ングに使用されると共に、トラペゾイド形成回路
31に供給されて台形波に変換された後前記位相
比較器26に供給され前記サンプリングパルスと
位相比較される。 位相比較器26の出力誤差電圧はサンプリング
ホールド回路32により所定期間(後述するスロ
ーモーシヨン再生時、再生コントロール信号の繰
り返し周波数が低下した場合にも直前の誤差電圧
がホールドされるよう)ホールドされた後、低域
フイルタ33により高域成分が除去され更に直流
増幅器34を経て回転ヘツドのブレーキ機構35
に制御電圧として供給され記録時回転ビデオヘツ
ド6,7の回転位相を制御して垂直同期信号をビ
デオトラツクの端部の一定位置に記録している。 磁気テープ8はキヤプスタン36とピンチロー
ラ37により挾持駆動されており、キヤプスタン
36の回転がフライホイール38に設けられてい
るマグネツト・ピツクアツプヘツド39によりピ
ツクアツプされ、このピツクアツプ出力は増幅器
40を経た後トラペゾイド形成回路41により台
形波に変換されて位相比較器42に供給される。
この位相比較器42の他方の入力には基準信号発
振器43の出力基準信号がカウンタ44、分周器
45,46により順次カウントダウンされて記録
時接点Rに接続されているスイツチSW6を介して
供給される。ここで、スイツチSW6は装置の操作
動作に連動して切換えられるスイツチで、本実施
例では記録及びノーマル再生のほか1/2倍速スロ
ーモーシヨン再生、3/2倍速フアーストモーシヨ
ン再生、2倍速フアーストモーシヨン再生が選択
的に行なえるよう、S,F1,F2の各接点は、接
点Rに供給される基準信号周波数の1/2倍、3/2
倍、2倍の基準信号が供給されるべく分周器4
7,45、カウンタ44の出力端に接続されてい
る。スイツチSW6の可動接片は磁気記録再生装置
のスローモーシヨン再生、ノーマル再生(記録モ
ード)、3/2倍速フアーストモーシヨン再生、2倍
速フアーストモーシヨン再生操作により上記各接
点に接続される。 上記位相比較器42より誤差電圧が切換回路4
8に供給され、各種テープスピードに対応する直
流電圧が付加されてキヤプスタンモータ(DCモ
ータ)49を内蔵する回転数制御回路50に供給
される。回転数制御回路50はDCモータ49の
逆起電圧を使用し回転数を一定とする公知のもの
であり、更にキヤプスタン36の回転位相を基準
信号の位相と一致させているため、キヤプスタン
36の回転は上記各操作モードにおいてもその回
転数、位相とも正確に制御されている。 次に上記方式で記録された磁気テープの通常再
生動作につき説明する。通常再生(ノーマル再
生)操作によりスイツチSW1,SW2,SW3は接点
Pに接続され、スイツチSW5,SW6は接点Rに接
続される。このためキヤプスタン36の回転は記
録時と同様にトラペゾイド形成回路41の出力台
形波と分周器46の出力とを位相比較して得た信
号により回転位相、回転数ともに制御されてお
り、磁気テープ8は記録時と等速で走行せしめら
れる。またコントロールヘツド20により再生さ
れたコントロール信号から形成したサンプリング
パルスとドラムパルスより形成した台形波とが位
相比較され、該比較誤差電圧により回転ビデオヘ
ツド6,7の回転位相が制御される。 回転ビデオヘツド6,7により交互に再生され
た映像信号はスイツチSW1の接点Pを通り増幅器
51を経て輝度信号処理回路52及び色信号処理
回路53に夫々同時に供給される。輝度信号処理
回路52は入力再生映像信号からFM輝度信号を
分離した後この信号を振幅制限、周波数復調し更
に不要帯域成分を除去して輝度信号を再生する信
号処理を行なう回路で、再生輝度信号を混合器5
4に供給する。一方、色信号処理回路53は入力
再生映像信号から低域変換搬送色信号を分離し、
この信号を周波数変換して元の帯域へ戻すと共に
記録再生過程で発生する時間軸変動成分を除去す
る。本実施例では記録時、搬送色信号の位相を
1H毎に90゜ずつ推移させ、かつ、1トラツク毎
に位相推移方向を逆にしているため、再生時は記
録時と逆方向に1H毎に90゜ずつ推移させ、か
つ、1トラツク毎に位相推移方向を逆とすること
により、元の帯域に戻された搬送色信号を標準カ
ラー映像信号の搬送色信号と同じものとする。ま
た、かかる搬送色信号を1H期間遅延させた信号
と混合することにより隣接トラツクのクロストー
クの影響を除去しうる。色信号処理回路53の出
力再生搬送色信号は上記混合器54に供給され、
ここで再生輝度信号と帯域共用多重化された後出
力端子55から再生カラー映像信号として出力さ
れる。 一方、固定オーデイオヘツド14により音声ト
ラツク15に記録されていた音声信号が再生さ
れ、スイツチSW2、再生増幅器56、レベル調整
器57を順次経てスイツチSW7に供給される。こ
のスイツチSW7は通常再生時には接点Nに、また
スローモーシヨン又はフアーストモーシヨン再生
の時には接点Aに接続される記録再生装置の操作
と連動するスイツチで、通常再生時には音声補正
プロセス58を通すことなくレベル調整器57出
力を音声出力端子59に導く。 次にフアーストモーシヨン再生、スローモーシ
ヨン再生動作について説明する。 本出願人は、先に特公昭58―40873号(特願昭
52―35601号)にて、 互いにアジマス角度の異なる複数の回転ヘツド
により、磁気記録媒体の走行方向に対して傾斜す
るトラツクを順次隣接して形成記録し、互いにア
ジマス角度の異なる複数の回転ヘツドにより、上
記傾斜トラツクの既記録信号を再生する磁気記録
再生装置において、再生時に該磁気記録媒体を V=V0(n−2/n) (ただし、Vは再生時の磁気記録媒体走行速
度、V0は記録時又は通常再生時の磁気記録媒体
走行速度、nは0及び2以外の任意の整数)なる
記録時とは異なる走行速度で連続的に走行させる
手段と、上記複数の回転ヘツドの回転速度を実質
的に記録時と同一速度とし、かつ、上記複数の回
転ヘツドの回転と再生コントロール信号の位相と
を一定に保つように上記複数の回転ヘツドの回転
位相及び磁気記録媒体走行速度のうち少なくとも
いずれか一方を制御する手段とよりなることを特
徴とする磁気記録再生装置を提案した。 本実施例のスロー、フアーストモーシヨン速度
は上記の式を満足するものならば実施し得るもの
であるが、音声信号を再生する都合上、n=1の
リバース再生、n=2の静止画再生は除外し、ま
た説明の便宜上、2倍速フアーストモーシヨン再
生(前記式中、n=−2)、3/2倍速フアーストモ
ーシヨン再生(同、n=−4)、及び1/2倍速スロ
ーモーシヨン再生(同、n=4)の各場合を例に
とつて説明する。 2倍速フアーストモーシヨン、3/2倍速フアー
ストモーシヨン、1/2倍速スローモーシヨンの操
作によりスイツチSW6の可動接片が接点F2,
F1,Sに切換接続される。このため、キヤプス
タンサーボの基準信号周波数は接点R閉成時の通
常再生時のそれにくらべ2倍、3/2倍、1/2倍の周
波数となり、位相比較器42でキヤプスタン36
の回転をヘツド39によりピツクアツプして得た
パルスと位相比較される。また切換回路48内の
直流電圧レベルが通常再生時の概略2倍、3/2
倍、1/2倍となるようスイツチSW6と連動して上
記操作により切換えられているため、キヤプスタ
ン36の回転はその速度、位相が制御され磁気テ
ープ8は生確に2倍速、3/2倍速、1/2倍速で駆動
される。また磁気テープ8の走行速度が2倍、3/
2倍、1/2倍となることにより、コントロールヘツ
ド20により再生された再生コントロール信号の
繰り返し周波数が、通常再生時のそれと変化する
こととなるが、記録再生装置の操作により(スイ
ツチSW6と連動し)スイツチSW5も接点F2,
F1,S側に切換わつているため、モノマルチ2
4のパルス幅が変化しサンプリングパルスの間隔
は記録時と略同一とされる。1/2倍速スローモー
シヨン再生時等に再生コントロール信号、サンプ
リングパルスが欠除する場合が発生するが、サン
プリングホールド回路32により位相比較誤差電
圧がホールドされているため、ヘツドサーボが乱
れることはない。 また、磁気テープの走行速度が2倍、3/2倍と
なつているフアーストモーシヨン再生時、1/2倍
となつているスローモーシヨン再生時は磁気テー
プ8とオーデイオヘツド14との相対速度が記録
時の速度にくらべ2倍、3/2倍、1/2倍となつてい
るため、このままでは固定オーデイオヘツド14
により再生された音声信号の周波数が記録時の原
音声信号周波数に対し2倍、3/2倍、1/2倍となり
再生音を聞きわけることは不可能である。 そこで、本実施例では上記のスローモーシヨン
再生、フアーストモーシヨン再生時にはスイツチ
SW7が接点Aに切換接続されてレベル調整器57
の出力音声信号を音声補正プロセス58に供給す
る。この音声補生プロセス58は、スイツチ
SW8,2倍音声補正回路90、3/2倍音声補正回
路91、1/2倍音声補正回路92により構成さ
れ、スイツチSW8は記録再生装置の操作スイツチ
SW6と連動されて2倍速フアーストモーシヨン、
3/2倍速フアーストモーシヨン、1/2倍速スローモ
ーシヨン再生時に各々接点F2,F1,Sに接続さ
れ、記録時と周波数、ピツチが変わつている再生
音声信号を夫々2倍音声補正回路90、3/2倍音
声補正回路91、1/2倍音声補正回路92に夫々
供給する。 上記音声補正回路90,91,92は2倍、3/
2倍、1/2倍に周波数、ピツチが変化され、時間軸
が圧縮又は伸長されている再生音声信号を、反対
に時間軸伸長又は圧縮を行なうことにより、記録
時の音声信号に近似する音声信号を得るものであ
る。かかる補正回路としては、アナログ信号のま
ま記憶素子に一定周波数のクロツク信号で書き込
み、1/2倍、2/3倍、2倍周波数のクロツク信号で
読み出すアナログシフトレジスタ、音声信号をA
―D変換した後デイジタル信号として記憶し、異
なる速度で読み出しD―A変換を行なうデイジタ
ルメモリを使用する方法等種々の方法が考えられ
る。 第5図は第1図に示す音声補正プロセス58に
くらべ記憶素子を省略しうる場合の音声補正プロ
セスの他の実施例のブロツク系統図を示す。第5
図に示す音声補正プロセス58′は、切換スイツ
チSW7(第1図に示す)の接点Aを経て入力端子
61に入来する各種フアーストモーシヨン再生、
スローモーシヨン再生時に時間軸が圧縮又は伸長
されピツチが変わつている音声信号を512ビツト
のバケツト・ブリゲード・デバイス(以下BBD
と記す)62,63により記録時の音声信号に復
元する。すなわち、BBD62,63の一方は端
子64より入来する書き込み用クロツクパルスが
スイツチSW9を介して印加されて入力音声信号の
書き込みを行ない、他方のBBDは端子65,6
6,67からスイツチSW10,SW11を経て入来す
る読み出し用クロツクパルスにより記憶した入力
音声信号の読み出しを行なう。読み出された音声
信号はスイツチSW12を介して出力端子68から
出力される。スイツチSW9,SW11,SW12は連動
とされており、BBD62及び63の一方に読み
出しクロツクパルスを印加し、他方に書き込みク
ロツクパルスを印加し、入力音声信号が512ビツ
ト一杯書き込まれるとクロツクパルスを切換え、
読み出しを交互に行なわせる。端子65,66,
67に印加される読み出しクロツクパルスの周波
数は夫々書き込みクロツクパルスの周波数にくら
べて1/2倍、2/3倍、2倍の周波数とされており、
記録再生装置の操作によりピツチ変換率を切換え
るべくスイツチSW6と連動して切換わるスイツチ
SW10により読み出しクロツクパルスの一つが使
用される。例えば、2倍速フアーストモーシヨン
再生時には端子65より入来した書き込みクロツ
クパルス周波数の1/2倍の周波数の読み出しクロ
ツクパルスが接点F2に接続されているスイツチ
SW10及びスイツチSW11を経てBBD62又は63
に印加され、BBDに読み出し動作を行なわせ
る。この結果、BBD62,63より時間軸が2
倍に伸長され通常再生時(又は記録時)の音声信
号のピツチと近似した再生音声信号が交互に読み
出され、情報が一瞬もとぎれることなく出力端子
68から出力される。3/2倍速フアーストモーシ
ヨン再生時、1/2倍速スローモーシヨン再生時に
も同様にして時間軸が略復元された音声信号が出
力端子68から出力される。 この音声補正プロセス58′において、2倍
速、3/2倍速のフアーストモーシヨン再生を行な
う場合は問題ないが、1/2倍速スローモーシヨン
再生時には512ビツトのBBD62,63を使用し
ていることにより、読み出し期間の後半には音声
信号が書き込まれていず、無信号状態となる(書
き込み時の2倍の速度で読み出しているため)。 この欠点を除去する必要がある場合には、記憶
容量の大なるBBD等のアナログシフトレジスタ
を使用する、無信号状態時に他のBBD出力に切
換える、BBDの読み出し信号をフイードバツク
しそのBBDに入力する等の方法が考えられる。 第6図はBBD等のアナログシフトレジスタの
数を増加することなく、また比較的記憶容量の少
ないBBD等をも使用し得る場合の音声補正プロ
セスの他の実施例のブロツク系統図を示す。スイ
ツチSW13,SW14は磁気記録再生装置のスローモ
ーシヨン、フアーストモーシヨン等の操作により
切換わるスイツチで、本実施例では1/2倍速スロ
ーモーシヨン再生、2/3倍速スローモーシヨン再
生、2倍速フアーストモーシヨン再生、3/2倍速
フアーストモーシヨン再生が可能であり、各々の
スイツチSW13,SW14の接点X,Yは次表に示さ
れる如く上記操作により接続される。
異なる速度でスローモーシヨン再生画像、フアー
ストモーシヨン再生画像等の特殊再生画像を得る
と共に、固定ヘツドにより磁気テープの長手方向
に記録された音声信号をも、記録時と近似したピ
ツチの再生音声信号として同時に再生し得る磁気
記録再生装置を提供することを目的とする。 回転ビデオヘツドにより映像信号を磁気テープ
の長手方向に対し傾斜したトラツクを形成して記
録再生すると共に、音声信号を固定オーデイオヘ
ツドにより磁気テープの長手方向に沿つたトラツ
クを形成して記録再生する従来のヘリカルスキヤ
ンVTRにおいて、スローモーシヨン再生画像、
フアーストモーシヨン再生画像等の特殊再生画像
を得る場合、音声信号は磁気テープ走行速度の変
化の影響を受け、ノーマル再生時(又は記録時)
の音声信号の周波数、ピツチと相違するので、特
殊再生時に再生音声信号を聞き取ることは殆ど不
可能であつた。 また、スローモーシヨン、フアーストモーシヨ
ン再生時等において、再生画像をノイズバーの無
い状態で得ることは装置が極めて複雑となるもの
であつた。 本発明はこれら従来装置の欠点を除去するもの
であり、以下図面と共にその各実施例について説
明する。 第1図は本発明装置の一実施例のブロツク系統
図、第2図、第3図及び第4図は夫々2倍速フア
ーストモーシヨン再生時、3/2倍速フアーストモ
ーシヨン再生時及び1/2倍速スローモーシヨン再
生時の磁気テープに形成された記録トラツクと回
転ビデオヘツド走査軌跡との関係を示す。第1図
中、入力端子より入来したカラー映像信号は、輝
度信号処理回路2により輝度信号を分離した後周
波数変調し、更に不要周波数成分を除去する信号
処理が施された後混合器3に供給される。一方、
上記カラー映像信号は色信号処理回路4に供給さ
れ、ここで搬送色信号を分離した後上記周波数変
調された輝度信号(以下FM輝度信号という)帯
域よりも低域に周波数変換し、更に不要帯域成分
を除去する信号処理が施された後、上記混合器3
に供給される。ここで、本実施例では後述の如く
ガードバンド無く又はこれを極めて少なくして記
録するため、隣接トラツクよりのクロストークを
防止する意味で1水平走査期間毎に低域変換搬送
色信号の位相が90゜ずつ順次推移し、かつ、1ト
ラツク毎にその推移方向が逆転されている。 混合器3により混合されて取り出されたFM輝
度信号及び低域変換搬送色信号よりなる周波数分
割多重信号は、増幅器5により増幅された後、記
録時接点Rに接続されているスイツチSW1を介し
て回転ビデオヘツド6,7に供給され、これによ
り磁気テープ8上第2図乃至第4図にt1,t2,…
で示す如き傾斜トラツクを形成して記録される。
ビデオヘツド6,7は180゜対向した位置で同一
高さ位置となるようヘツドバー、回転ドラム等に
取付けられた各々のギヤツプ6a,7a(第2図
に示す)は、トラツク走査方向の垂線に対してα
゜互いに逆方向に傾けられ所謂アジマスヘツドを
形成している。第2図乃至第4図中、ビデオヘツ
ド6により記録されたトラツクはt1,t3,t5,…
であり、ビデオヘツド7により記録されたトラツ
クはt2,t4,…で示す。 一方、入力端子9より入来した音声信号は
AGC回路10を経てレベル調整器11によりレ
ベル調整され記録増幅器12により増幅された後
バイアス発振器13の出力高周波信号と重畳され
更に記録時接点R側に接続されているスイツチ
SW2を介して固定オーデイオヘツド14に供給さ
れ、これにより磁気テープ8に交流バイアス記録
される。この音声信号が記録されているオーデイ
オトラツクは第2図乃至第4図に15で示す如
く、磁気テープ8の長手方向上でかつ磁気テープ
8の側縁部に形成される。 また、上記入力端子1より入来したカラー映像
信号は垂直同期信号分離回路16により垂直同期
信号が分離された後コントロール信号増幅器17
を経て単安定マルチバイブレータ(以下モノマル
チという)18に印加され、ここで60Hzの垂直同
期信号から30Hzのコントロール信号が形成され
る。このコントロール信号は記録増幅器19によ
り適宜のレベルに増幅された後記録時接点Rに接
続されているスイツチSW3を介してコントロール
ヘツド20により磁気テープ8に記録され、第2
図乃至第4図中21で示されるコントロールトラ
ツクが磁気テープ8の長手方向上に形成される。 上記記録増幅器19の出力は一方、アツテネー
タ22により減衰されて再生増幅器23に供給さ
れ、ここで増幅された後モノマルチ24に印加さ
れる。モノマルチ24はスイツチSW5の切換えに
よつて時定数が切換えられるよう構成されてお
り、後述する再生時に記録時と異なるテープ走行
速度に応じて変化する再生コントロール信号の周
期を、記録時(又はノーマル再生時)と常に略同
一にするためと、コントロール信号により形成さ
れるサンプリングパルスの位相が後述するトラペ
ゾイド形成回路31の出力台形波の傾斜部分中央
に位置させるために設けられている。 記録時は切換スイツチSW5が接点Rに接続され
ることによつて所定のパルス幅とされたモノマル
チ24の出力パルスは、サンプリングパルス形成
回路25によりサンプリングパルスとされた後位
相比較回路26に回転ビデオヘツド6,7の回転
位相を制御するためのヘツドサーボ回路の基準信
号として印加される。回転ビデオヘツド6,7の
回転に同期した回転体に180゜対向した位置に設
けられている2個の逆極性のマグネツト(図示せ
ず)がピツクアツプヘツド27により検出され、
この検出出力がモノマルチ28,29に印加され
て互いに180゜位相のずれた30Hzの2つのパルス
とされた後、フリツプフロツプ30に印加され
る。これにより、フリツプフロツプ30より繰り
返し周波数30Hzの対称矩形波がとり出され、この
対称矩形波はビデオヘツド6,7出力のスイツチ
ングに使用されると共に、トラペゾイド形成回路
31に供給されて台形波に変換された後前記位相
比較器26に供給され前記サンプリングパルスと
位相比較される。 位相比較器26の出力誤差電圧はサンプリング
ホールド回路32により所定期間(後述するスロ
ーモーシヨン再生時、再生コントロール信号の繰
り返し周波数が低下した場合にも直前の誤差電圧
がホールドされるよう)ホールドされた後、低域
フイルタ33により高域成分が除去され更に直流
増幅器34を経て回転ヘツドのブレーキ機構35
に制御電圧として供給され記録時回転ビデオヘツ
ド6,7の回転位相を制御して垂直同期信号をビ
デオトラツクの端部の一定位置に記録している。 磁気テープ8はキヤプスタン36とピンチロー
ラ37により挾持駆動されており、キヤプスタン
36の回転がフライホイール38に設けられてい
るマグネツト・ピツクアツプヘツド39によりピ
ツクアツプされ、このピツクアツプ出力は増幅器
40を経た後トラペゾイド形成回路41により台
形波に変換されて位相比較器42に供給される。
この位相比較器42の他方の入力には基準信号発
振器43の出力基準信号がカウンタ44、分周器
45,46により順次カウントダウンされて記録
時接点Rに接続されているスイツチSW6を介して
供給される。ここで、スイツチSW6は装置の操作
動作に連動して切換えられるスイツチで、本実施
例では記録及びノーマル再生のほか1/2倍速スロ
ーモーシヨン再生、3/2倍速フアーストモーシヨ
ン再生、2倍速フアーストモーシヨン再生が選択
的に行なえるよう、S,F1,F2の各接点は、接
点Rに供給される基準信号周波数の1/2倍、3/2
倍、2倍の基準信号が供給されるべく分周器4
7,45、カウンタ44の出力端に接続されてい
る。スイツチSW6の可動接片は磁気記録再生装置
のスローモーシヨン再生、ノーマル再生(記録モ
ード)、3/2倍速フアーストモーシヨン再生、2倍
速フアーストモーシヨン再生操作により上記各接
点に接続される。 上記位相比較器42より誤差電圧が切換回路4
8に供給され、各種テープスピードに対応する直
流電圧が付加されてキヤプスタンモータ(DCモ
ータ)49を内蔵する回転数制御回路50に供給
される。回転数制御回路50はDCモータ49の
逆起電圧を使用し回転数を一定とする公知のもの
であり、更にキヤプスタン36の回転位相を基準
信号の位相と一致させているため、キヤプスタン
36の回転は上記各操作モードにおいてもその回
転数、位相とも正確に制御されている。 次に上記方式で記録された磁気テープの通常再
生動作につき説明する。通常再生(ノーマル再
生)操作によりスイツチSW1,SW2,SW3は接点
Pに接続され、スイツチSW5,SW6は接点Rに接
続される。このためキヤプスタン36の回転は記
録時と同様にトラペゾイド形成回路41の出力台
形波と分周器46の出力とを位相比較して得た信
号により回転位相、回転数ともに制御されてお
り、磁気テープ8は記録時と等速で走行せしめら
れる。またコントロールヘツド20により再生さ
れたコントロール信号から形成したサンプリング
パルスとドラムパルスより形成した台形波とが位
相比較され、該比較誤差電圧により回転ビデオヘ
ツド6,7の回転位相が制御される。 回転ビデオヘツド6,7により交互に再生され
た映像信号はスイツチSW1の接点Pを通り増幅器
51を経て輝度信号処理回路52及び色信号処理
回路53に夫々同時に供給される。輝度信号処理
回路52は入力再生映像信号からFM輝度信号を
分離した後この信号を振幅制限、周波数復調し更
に不要帯域成分を除去して輝度信号を再生する信
号処理を行なう回路で、再生輝度信号を混合器5
4に供給する。一方、色信号処理回路53は入力
再生映像信号から低域変換搬送色信号を分離し、
この信号を周波数変換して元の帯域へ戻すと共に
記録再生過程で発生する時間軸変動成分を除去す
る。本実施例では記録時、搬送色信号の位相を
1H毎に90゜ずつ推移させ、かつ、1トラツク毎
に位相推移方向を逆にしているため、再生時は記
録時と逆方向に1H毎に90゜ずつ推移させ、か
つ、1トラツク毎に位相推移方向を逆とすること
により、元の帯域に戻された搬送色信号を標準カ
ラー映像信号の搬送色信号と同じものとする。ま
た、かかる搬送色信号を1H期間遅延させた信号
と混合することにより隣接トラツクのクロストー
クの影響を除去しうる。色信号処理回路53の出
力再生搬送色信号は上記混合器54に供給され、
ここで再生輝度信号と帯域共用多重化された後出
力端子55から再生カラー映像信号として出力さ
れる。 一方、固定オーデイオヘツド14により音声ト
ラツク15に記録されていた音声信号が再生さ
れ、スイツチSW2、再生増幅器56、レベル調整
器57を順次経てスイツチSW7に供給される。こ
のスイツチSW7は通常再生時には接点Nに、また
スローモーシヨン又はフアーストモーシヨン再生
の時には接点Aに接続される記録再生装置の操作
と連動するスイツチで、通常再生時には音声補正
プロセス58を通すことなくレベル調整器57出
力を音声出力端子59に導く。 次にフアーストモーシヨン再生、スローモーシ
ヨン再生動作について説明する。 本出願人は、先に特公昭58―40873号(特願昭
52―35601号)にて、 互いにアジマス角度の異なる複数の回転ヘツド
により、磁気記録媒体の走行方向に対して傾斜す
るトラツクを順次隣接して形成記録し、互いにア
ジマス角度の異なる複数の回転ヘツドにより、上
記傾斜トラツクの既記録信号を再生する磁気記録
再生装置において、再生時に該磁気記録媒体を V=V0(n−2/n) (ただし、Vは再生時の磁気記録媒体走行速
度、V0は記録時又は通常再生時の磁気記録媒体
走行速度、nは0及び2以外の任意の整数)なる
記録時とは異なる走行速度で連続的に走行させる
手段と、上記複数の回転ヘツドの回転速度を実質
的に記録時と同一速度とし、かつ、上記複数の回
転ヘツドの回転と再生コントロール信号の位相と
を一定に保つように上記複数の回転ヘツドの回転
位相及び磁気記録媒体走行速度のうち少なくとも
いずれか一方を制御する手段とよりなることを特
徴とする磁気記録再生装置を提案した。 本実施例のスロー、フアーストモーシヨン速度
は上記の式を満足するものならば実施し得るもの
であるが、音声信号を再生する都合上、n=1の
リバース再生、n=2の静止画再生は除外し、ま
た説明の便宜上、2倍速フアーストモーシヨン再
生(前記式中、n=−2)、3/2倍速フアーストモ
ーシヨン再生(同、n=−4)、及び1/2倍速スロ
ーモーシヨン再生(同、n=4)の各場合を例に
とつて説明する。 2倍速フアーストモーシヨン、3/2倍速フアー
ストモーシヨン、1/2倍速スローモーシヨンの操
作によりスイツチSW6の可動接片が接点F2,
F1,Sに切換接続される。このため、キヤプス
タンサーボの基準信号周波数は接点R閉成時の通
常再生時のそれにくらべ2倍、3/2倍、1/2倍の周
波数となり、位相比較器42でキヤプスタン36
の回転をヘツド39によりピツクアツプして得た
パルスと位相比較される。また切換回路48内の
直流電圧レベルが通常再生時の概略2倍、3/2
倍、1/2倍となるようスイツチSW6と連動して上
記操作により切換えられているため、キヤプスタ
ン36の回転はその速度、位相が制御され磁気テ
ープ8は生確に2倍速、3/2倍速、1/2倍速で駆動
される。また磁気テープ8の走行速度が2倍、3/
2倍、1/2倍となることにより、コントロールヘツ
ド20により再生された再生コントロール信号の
繰り返し周波数が、通常再生時のそれと変化する
こととなるが、記録再生装置の操作により(スイ
ツチSW6と連動し)スイツチSW5も接点F2,
F1,S側に切換わつているため、モノマルチ2
4のパルス幅が変化しサンプリングパルスの間隔
は記録時と略同一とされる。1/2倍速スローモー
シヨン再生時等に再生コントロール信号、サンプ
リングパルスが欠除する場合が発生するが、サン
プリングホールド回路32により位相比較誤差電
圧がホールドされているため、ヘツドサーボが乱
れることはない。 また、磁気テープの走行速度が2倍、3/2倍と
なつているフアーストモーシヨン再生時、1/2倍
となつているスローモーシヨン再生時は磁気テー
プ8とオーデイオヘツド14との相対速度が記録
時の速度にくらべ2倍、3/2倍、1/2倍となつてい
るため、このままでは固定オーデイオヘツド14
により再生された音声信号の周波数が記録時の原
音声信号周波数に対し2倍、3/2倍、1/2倍となり
再生音を聞きわけることは不可能である。 そこで、本実施例では上記のスローモーシヨン
再生、フアーストモーシヨン再生時にはスイツチ
SW7が接点Aに切換接続されてレベル調整器57
の出力音声信号を音声補正プロセス58に供給す
る。この音声補生プロセス58は、スイツチ
SW8,2倍音声補正回路90、3/2倍音声補正回
路91、1/2倍音声補正回路92により構成さ
れ、スイツチSW8は記録再生装置の操作スイツチ
SW6と連動されて2倍速フアーストモーシヨン、
3/2倍速フアーストモーシヨン、1/2倍速スローモ
ーシヨン再生時に各々接点F2,F1,Sに接続さ
れ、記録時と周波数、ピツチが変わつている再生
音声信号を夫々2倍音声補正回路90、3/2倍音
声補正回路91、1/2倍音声補正回路92に夫々
供給する。 上記音声補正回路90,91,92は2倍、3/
2倍、1/2倍に周波数、ピツチが変化され、時間軸
が圧縮又は伸長されている再生音声信号を、反対
に時間軸伸長又は圧縮を行なうことにより、記録
時の音声信号に近似する音声信号を得るものであ
る。かかる補正回路としては、アナログ信号のま
ま記憶素子に一定周波数のクロツク信号で書き込
み、1/2倍、2/3倍、2倍周波数のクロツク信号で
読み出すアナログシフトレジスタ、音声信号をA
―D変換した後デイジタル信号として記憶し、異
なる速度で読み出しD―A変換を行なうデイジタ
ルメモリを使用する方法等種々の方法が考えられ
る。 第5図は第1図に示す音声補正プロセス58に
くらべ記憶素子を省略しうる場合の音声補正プロ
セスの他の実施例のブロツク系統図を示す。第5
図に示す音声補正プロセス58′は、切換スイツ
チSW7(第1図に示す)の接点Aを経て入力端子
61に入来する各種フアーストモーシヨン再生、
スローモーシヨン再生時に時間軸が圧縮又は伸長
されピツチが変わつている音声信号を512ビツト
のバケツト・ブリゲード・デバイス(以下BBD
と記す)62,63により記録時の音声信号に復
元する。すなわち、BBD62,63の一方は端
子64より入来する書き込み用クロツクパルスが
スイツチSW9を介して印加されて入力音声信号の
書き込みを行ない、他方のBBDは端子65,6
6,67からスイツチSW10,SW11を経て入来す
る読み出し用クロツクパルスにより記憶した入力
音声信号の読み出しを行なう。読み出された音声
信号はスイツチSW12を介して出力端子68から
出力される。スイツチSW9,SW11,SW12は連動
とされており、BBD62及び63の一方に読み
出しクロツクパルスを印加し、他方に書き込みク
ロツクパルスを印加し、入力音声信号が512ビツ
ト一杯書き込まれるとクロツクパルスを切換え、
読み出しを交互に行なわせる。端子65,66,
67に印加される読み出しクロツクパルスの周波
数は夫々書き込みクロツクパルスの周波数にくら
べて1/2倍、2/3倍、2倍の周波数とされており、
記録再生装置の操作によりピツチ変換率を切換え
るべくスイツチSW6と連動して切換わるスイツチ
SW10により読み出しクロツクパルスの一つが使
用される。例えば、2倍速フアーストモーシヨン
再生時には端子65より入来した書き込みクロツ
クパルス周波数の1/2倍の周波数の読み出しクロ
ツクパルスが接点F2に接続されているスイツチ
SW10及びスイツチSW11を経てBBD62又は63
に印加され、BBDに読み出し動作を行なわせ
る。この結果、BBD62,63より時間軸が2
倍に伸長され通常再生時(又は記録時)の音声信
号のピツチと近似した再生音声信号が交互に読み
出され、情報が一瞬もとぎれることなく出力端子
68から出力される。3/2倍速フアーストモーシ
ヨン再生時、1/2倍速スローモーシヨン再生時に
も同様にして時間軸が略復元された音声信号が出
力端子68から出力される。 この音声補正プロセス58′において、2倍
速、3/2倍速のフアーストモーシヨン再生を行な
う場合は問題ないが、1/2倍速スローモーシヨン
再生時には512ビツトのBBD62,63を使用し
ていることにより、読み出し期間の後半には音声
信号が書き込まれていず、無信号状態となる(書
き込み時の2倍の速度で読み出しているため)。 この欠点を除去する必要がある場合には、記憶
容量の大なるBBD等のアナログシフトレジスタ
を使用する、無信号状態時に他のBBD出力に切
換える、BBDの読み出し信号をフイードバツク
しそのBBDに入力する等の方法が考えられる。 第6図はBBD等のアナログシフトレジスタの
数を増加することなく、また比較的記憶容量の少
ないBBD等をも使用し得る場合の音声補正プロ
セスの他の実施例のブロツク系統図を示す。スイ
ツチSW13,SW14は磁気記録再生装置のスローモ
ーシヨン、フアーストモーシヨン等の操作により
切換わるスイツチで、本実施例では1/2倍速スロ
ーモーシヨン再生、2/3倍速スローモーシヨン再
生、2倍速フアーストモーシヨン再生、3/2倍速
フアーストモーシヨン再生が可能であり、各々の
スイツチSW13,SW14の接点X,Yは次表に示さ
れる如く上記操作により接続される。
【表】
スイツチSW15は通常再生時と上記特殊再生時
とにより切換わるスイツチで、装置の操作に応じ
て通常再生時は接点Nに、特殊再生時には接点A
に接続される。 第6図は1/2倍速スローモーシヨン再生でピツ
チを元に戻す場合を示しており、入力端子69よ
り入来した再生音声信号(時間軸が通常再生時の
2倍に伸長されている)は、接点aに接続されて
いるスイツチSW16を通つてXビツトのBBD70
に供給され、ここで0/2のクロツク周波数で
ゆつくり書き込まれる。このクロツク周波数
0/2は、周波数0のクロツクパルスを発振出
力する発振器71の発振出力を1/2分周する分周
器72、接点x,aに夫々接続されているスイツ
チSW13,SW17を順次経てBBD70に供給され
る。 一方、すでにXビツト一杯に書き込み完了の
BBD73は、発振器71よりスイツチSW18を経
て入来する0のクロツクパルスにより書き込み
時の2倍の速度で読み出され、その出力はクロツ
ク成分を除去する低域フイルタ74、接点aに接
続されているスイツチSW19、増幅器75、スイ
ツチSW15を順次経て出力端子76から出力され
る。このBBD73の出力はちようどピツチが通
常再生時と略同一に復元された音声信号となる。 77は分周器で、BBD70,73が書き込み
動作を完了したか否かを検出するために設けられ
ており、入力信号を1/X倍の周波数に分周して書
き込み動作を行なつているBBD(第6図の例で
はBBD70)のクロツクパルスがX発目に達す
ると出力を発生してスイツチSW16,SW19,SW20
を一斉に切り換える。すると、スイツチSW19を
中心にBBD70,73の役割が入れ代る。すな
わち、BBD70はピツチが略復元された音声信
号を読み出し、この音声信号はクロツク成分を除
去する低域フイルタ78、BBD70の出力を
BBD73の出力と同一にするためのゲイン調整
器79、スイツチSW19、増幅器75、スイツチ
SW15を順次経て出力端子76から出力される。 以下、上記の動作が繰り返される。 このように、BBD70,73が書き込み動作
を完了しないとスイツチSW16,SW19,SW20は切
換わらないので、BBD70がその記憶容量の半
分まで書き込んだとき、BBD73は記憶内容を
全部はき出して空になるので、そのままでは
BBD70の書き込みが完了する次の記憶容量の
半分の時間はBBD73の出力が無い状態が続く
ので、これを防止するために低域フイルタ74か
らゲイン調整器80及びスイツチSW20を通して
BBD73の出力を再びBBD73の入力にフイー
ドバツクする。すると、BBD73は最後の1ビ
ツトの記憶内容を読み出した時、前と同じ情報が
同じ順序で再び書き込まれこれをもう一度読み出
す。従つてBBD73の出力がゼロになることは
ない。すなわち、BBD73は同じ情報を2回繰
り返して出力する。同様の目的でBBD70の出
力は低域フイルタ78、ゲイン調整器81、スイ
ツチSW16を介してその入力にフイードバツクさ
れる。なお、ゲイン調整器80,81はフイード
バツクされる音声信号とフイードバツクされてい
ない音声信号とのレベル差をなくすために設けら
れている。 スイツチSW13が接点Yに接続された場合は、
発振器71の出力発振周波数を2/3倍に分周する
分周器82の出力パルスが読み出し用クロツクパ
ルスとしてBBD70,73に印加されるので、
BBD70,73は同じ情報を1.5回出力する。 スイツチSW14が接点Yに接続されると、スイ
ツチSW16,SW19,SW20及びスイツチSW17,
SW18の各々の連動関係は変らないが、両者の間
の連動関係は逆になる。すなわち、スイツチ
SW16,SW19,SW20が接点aに接続されている
時、スイツチSW17,SW18は接点bに接続されて
いる。すると書き込みクロツクが読み出しクロツ
クより速くなるので、出力端子76の出力音声信
号のビツチは、入力端子69に入来する入力音声
信号のビツチより下がる。従つて、フアーストモ
ーシヨン再生のときはスイツチSW14は接点Yに
接続される。この場合は、BBD70,73の出
力から入力へのフイードバツク回路は使われな
い。 例えば2倍速フアーストモーシヨン再生時は前
記表に示すようにスイツチSW13が接点X、SW14
が接点Yに接続され、読み出し動作中のBBDが
記憶内容をすべて読み出すまでの時間に、書き込
み動作を行なうBBDは2回記憶内容を書き換え
ることになる。このうち1回目はスイツチSW19
に接続されていないので無駄に読み出され、2回
目の記憶内容が出力として利用されることにな
る。 第6図において、インバータ83はスローモー
シヨン再生時とフアーストモーシヨン再生時とで
スイツチSW16,SW19,SW20とスイツチSW17,
SW18との接続関係を逆にするものである。 ところで、前述したようにフアーストモーシヨ
ン再生時、スローモーシヨン再生時においても、
ヘツドサーボが動作しており、またキヤプスタン
サーボにより正確に磁気テープ走行速度が制御さ
れていることにより、2倍速フアーストモーシヨ
ン再生時、3/2倍速フアーストモーシヨン再生時
及び1/2倍速スローモーシヨン再生時の回転ビデ
オヘツド6,7の走査軌跡は各々第2図にFT1,
FT2,FT3,…、第3図にFT1,FT2,FT3,
FT4,…及び第4図にSL1,SL2,SL3,SL4,…
で示す如くになる。 2倍速フアーストモーシヨン再生時、ビデオヘ
ツド7が第2図中走査軌跡FT1を7′で示す如く
走査すると次の1フイールド期間はビデオヘツド
6が走査軌跡FT2を走査し、順次走査軌跡FT3,
FT4,…をビデオヘツド7,6が交互に走査す
る。この時各走査軌跡は2つのトラツクに跨がる
こととなるが、ビデオヘツド6,7のアジマス損
失により再生時のヘツドと同一アジマス角度のヘ
ツドにより記録されたトラツクの信号のみが再生
されることとなる。第2図中、この信号再生に寄
与するトラツク部分を斜線で示す。第2図中第1
フイールドの初期、第2フイールドの後期、第3
フイールドの初期、…等で再生出力信号レベル低
下部分が現われS/Nが劣化するが、斯かる部分
は再生画面上垂直ブランキング期間内となるか、
又は再生画面の上端若しくは下端部分となるた
め、特に一般家庭用磁気録画再生装置では実用上
殆ど問題となることはない。 第3図に示す3/2倍速フアーストモーシヨン再
生時、第4図に示す1/2倍速スローモーシヨン再
生時も各図に斜線で示す如く再生信号レベル低下
部分が第1フイールドの初期、第4フイールドの
後期、第5フイールドの初期、第8フイールドの
後期、第9フイールドの初期、…に発生するが、
これらも上記2倍速フアーストモーシヨン再生時
と同様に、実用上問題は生じない。 また前述方法によつては再生カラー映像信号中
に含まれる再生出力信号低下部分、S/N劣化部
分が再生画像中問題となる場合には、一方のビデ
オヘツドを幅広としトラツク幅の大なるギヤツプ
をもつ再生ヘツド(又は180゜対向した位置より
ずれた位置に設けられている再生ヘツド)により
再生することにより、再生出力信号レベル低下部
分の再生レベルを向上でき、ノイズバーやS/N
劣化部分の殆ど無いスロー、フアーストモーシヨ
ン再生画像を得ることができる。 前記実施例においては、スローモーシヨン再生
時、フアーストモーシヨン再生時、比較的ノイズ
の少ない有効な再生映像信号を得るために、アジ
マス記録方式、特殊再生時の再生速度を選定する
方法により行なつているが、かかる方式に限定さ
れるものではなく、補助ヘツドを設けノイズバー
再生時記録トラツクを走査している補助ヘツドに
切換える等他の方法により行なうこともできる。 また音声信号の補正手段を切換える方法とし
て、記録再生装置のスローモーシヨンあるいはフ
アーストモーシヨン再生操作により行なつている
が、かかる操作により磁気テープ走行速度を切換
え、磁気テープ走行速度の相違より生ずる再生コ
ントロール信号の繰り返し周波数の相違を検出す
ることにより、自動的に音声信号の補正手段を切
換えること、更にはヘツドサーボの特性(モノマ
ルチ24のスイツチSW5)をも切換えることもで
きるものである。 記録時には互いにアジマス角度の異なる複数の
回転ヘツドにより磁気記録媒体の走行方向に対し
傾斜したトラツクを順次隣接して形成して映像信
号を記録し、固定ヘツドにより磁気記録媒体の走
行方向上にトラツクを形成して音声信号を記録
し、再生時には上記磁気記録媒体の走行速度を V≒V0(n−2/n) (ただし、Vは再生時の磁気記録媒体走行速
度、V0は記録時又は通常再生時の磁気記録媒体
走行速度、nは0及び2以外の任意の整数)なる
記録時とは異なる走行速度で連続的に走行させる
走行速度可変手段と、上記複数の回転ヘツドの回
転速度を実質的に記録時と同一速度とし、かつ、
上記複数の回転ヘツドの回転と再生コントロール
信号の位相とを一定に保つように上記複数の回転
ヘツドの回転位相及び磁気記録媒体走行速度のう
ち少なくともいずれか一方を制御する手段とを有
して、上記回転ヘツドにより映像信号を再生する
と共に、上記固定ヘツドにより音声信号を再生す
る磁気記録再生装置であつて、前記走行速度可変
手段により記録時と異なる走行速度で走行される
磁気記録媒体から、前記固定ヘツドにより再生さ
れた音声信号のピツチを、記録時と同一の走行速
度で磁気記録媒体を走行したときに再生される音
声信号のピツチと略同一となるように補正する補
正手段と、再生態様の切換操作に関連して補正手
段のピツチ変換率を切換える切換手段とを具備し
たため、記録時と異なる磁気記録媒体走行速度の
特殊再生時に、通常再生時での再生音声信号のピ
ツチと近似したピツチの再生音声信号を得ること
ができ、また操作性が良く、更に音声信号のピツ
チコントロールを予め設定された割合でのみ行な
い(可変速度でピツチコントロールしない)、し
かも無段変速的可変速ではなく、かつ、テープの
一端を上下に動かす機構も不要であるから、安価
な構成で常に記録時と略同一のピツチの再生音声
信号を得ることができ、またノイズバーを再生画
面上問題とならないようにする操作が極めて容易
にできる等の特長を有するものである。
とにより切換わるスイツチで、装置の操作に応じ
て通常再生時は接点Nに、特殊再生時には接点A
に接続される。 第6図は1/2倍速スローモーシヨン再生でピツ
チを元に戻す場合を示しており、入力端子69よ
り入来した再生音声信号(時間軸が通常再生時の
2倍に伸長されている)は、接点aに接続されて
いるスイツチSW16を通つてXビツトのBBD70
に供給され、ここで0/2のクロツク周波数で
ゆつくり書き込まれる。このクロツク周波数
0/2は、周波数0のクロツクパルスを発振出
力する発振器71の発振出力を1/2分周する分周
器72、接点x,aに夫々接続されているスイツ
チSW13,SW17を順次経てBBD70に供給され
る。 一方、すでにXビツト一杯に書き込み完了の
BBD73は、発振器71よりスイツチSW18を経
て入来する0のクロツクパルスにより書き込み
時の2倍の速度で読み出され、その出力はクロツ
ク成分を除去する低域フイルタ74、接点aに接
続されているスイツチSW19、増幅器75、スイ
ツチSW15を順次経て出力端子76から出力され
る。このBBD73の出力はちようどピツチが通
常再生時と略同一に復元された音声信号となる。 77は分周器で、BBD70,73が書き込み
動作を完了したか否かを検出するために設けられ
ており、入力信号を1/X倍の周波数に分周して書
き込み動作を行なつているBBD(第6図の例で
はBBD70)のクロツクパルスがX発目に達す
ると出力を発生してスイツチSW16,SW19,SW20
を一斉に切り換える。すると、スイツチSW19を
中心にBBD70,73の役割が入れ代る。すな
わち、BBD70はピツチが略復元された音声信
号を読み出し、この音声信号はクロツク成分を除
去する低域フイルタ78、BBD70の出力を
BBD73の出力と同一にするためのゲイン調整
器79、スイツチSW19、増幅器75、スイツチ
SW15を順次経て出力端子76から出力される。 以下、上記の動作が繰り返される。 このように、BBD70,73が書き込み動作
を完了しないとスイツチSW16,SW19,SW20は切
換わらないので、BBD70がその記憶容量の半
分まで書き込んだとき、BBD73は記憶内容を
全部はき出して空になるので、そのままでは
BBD70の書き込みが完了する次の記憶容量の
半分の時間はBBD73の出力が無い状態が続く
ので、これを防止するために低域フイルタ74か
らゲイン調整器80及びスイツチSW20を通して
BBD73の出力を再びBBD73の入力にフイー
ドバツクする。すると、BBD73は最後の1ビ
ツトの記憶内容を読み出した時、前と同じ情報が
同じ順序で再び書き込まれこれをもう一度読み出
す。従つてBBD73の出力がゼロになることは
ない。すなわち、BBD73は同じ情報を2回繰
り返して出力する。同様の目的でBBD70の出
力は低域フイルタ78、ゲイン調整器81、スイ
ツチSW16を介してその入力にフイードバツクさ
れる。なお、ゲイン調整器80,81はフイード
バツクされる音声信号とフイードバツクされてい
ない音声信号とのレベル差をなくすために設けら
れている。 スイツチSW13が接点Yに接続された場合は、
発振器71の出力発振周波数を2/3倍に分周する
分周器82の出力パルスが読み出し用クロツクパ
ルスとしてBBD70,73に印加されるので、
BBD70,73は同じ情報を1.5回出力する。 スイツチSW14が接点Yに接続されると、スイ
ツチSW16,SW19,SW20及びスイツチSW17,
SW18の各々の連動関係は変らないが、両者の間
の連動関係は逆になる。すなわち、スイツチ
SW16,SW19,SW20が接点aに接続されている
時、スイツチSW17,SW18は接点bに接続されて
いる。すると書き込みクロツクが読み出しクロツ
クより速くなるので、出力端子76の出力音声信
号のビツチは、入力端子69に入来する入力音声
信号のビツチより下がる。従つて、フアーストモ
ーシヨン再生のときはスイツチSW14は接点Yに
接続される。この場合は、BBD70,73の出
力から入力へのフイードバツク回路は使われな
い。 例えば2倍速フアーストモーシヨン再生時は前
記表に示すようにスイツチSW13が接点X、SW14
が接点Yに接続され、読み出し動作中のBBDが
記憶内容をすべて読み出すまでの時間に、書き込
み動作を行なうBBDは2回記憶内容を書き換え
ることになる。このうち1回目はスイツチSW19
に接続されていないので無駄に読み出され、2回
目の記憶内容が出力として利用されることにな
る。 第6図において、インバータ83はスローモー
シヨン再生時とフアーストモーシヨン再生時とで
スイツチSW16,SW19,SW20とスイツチSW17,
SW18との接続関係を逆にするものである。 ところで、前述したようにフアーストモーシヨ
ン再生時、スローモーシヨン再生時においても、
ヘツドサーボが動作しており、またキヤプスタン
サーボにより正確に磁気テープ走行速度が制御さ
れていることにより、2倍速フアーストモーシヨ
ン再生時、3/2倍速フアーストモーシヨン再生時
及び1/2倍速スローモーシヨン再生時の回転ビデ
オヘツド6,7の走査軌跡は各々第2図にFT1,
FT2,FT3,…、第3図にFT1,FT2,FT3,
FT4,…及び第4図にSL1,SL2,SL3,SL4,…
で示す如くになる。 2倍速フアーストモーシヨン再生時、ビデオヘ
ツド7が第2図中走査軌跡FT1を7′で示す如く
走査すると次の1フイールド期間はビデオヘツド
6が走査軌跡FT2を走査し、順次走査軌跡FT3,
FT4,…をビデオヘツド7,6が交互に走査す
る。この時各走査軌跡は2つのトラツクに跨がる
こととなるが、ビデオヘツド6,7のアジマス損
失により再生時のヘツドと同一アジマス角度のヘ
ツドにより記録されたトラツクの信号のみが再生
されることとなる。第2図中、この信号再生に寄
与するトラツク部分を斜線で示す。第2図中第1
フイールドの初期、第2フイールドの後期、第3
フイールドの初期、…等で再生出力信号レベル低
下部分が現われS/Nが劣化するが、斯かる部分
は再生画面上垂直ブランキング期間内となるか、
又は再生画面の上端若しくは下端部分となるた
め、特に一般家庭用磁気録画再生装置では実用上
殆ど問題となることはない。 第3図に示す3/2倍速フアーストモーシヨン再
生時、第4図に示す1/2倍速スローモーシヨン再
生時も各図に斜線で示す如く再生信号レベル低下
部分が第1フイールドの初期、第4フイールドの
後期、第5フイールドの初期、第8フイールドの
後期、第9フイールドの初期、…に発生するが、
これらも上記2倍速フアーストモーシヨン再生時
と同様に、実用上問題は生じない。 また前述方法によつては再生カラー映像信号中
に含まれる再生出力信号低下部分、S/N劣化部
分が再生画像中問題となる場合には、一方のビデ
オヘツドを幅広としトラツク幅の大なるギヤツプ
をもつ再生ヘツド(又は180゜対向した位置より
ずれた位置に設けられている再生ヘツド)により
再生することにより、再生出力信号レベル低下部
分の再生レベルを向上でき、ノイズバーやS/N
劣化部分の殆ど無いスロー、フアーストモーシヨ
ン再生画像を得ることができる。 前記実施例においては、スローモーシヨン再生
時、フアーストモーシヨン再生時、比較的ノイズ
の少ない有効な再生映像信号を得るために、アジ
マス記録方式、特殊再生時の再生速度を選定する
方法により行なつているが、かかる方式に限定さ
れるものではなく、補助ヘツドを設けノイズバー
再生時記録トラツクを走査している補助ヘツドに
切換える等他の方法により行なうこともできる。 また音声信号の補正手段を切換える方法とし
て、記録再生装置のスローモーシヨンあるいはフ
アーストモーシヨン再生操作により行なつている
が、かかる操作により磁気テープ走行速度を切換
え、磁気テープ走行速度の相違より生ずる再生コ
ントロール信号の繰り返し周波数の相違を検出す
ることにより、自動的に音声信号の補正手段を切
換えること、更にはヘツドサーボの特性(モノマ
ルチ24のスイツチSW5)をも切換えることもで
きるものである。 記録時には互いにアジマス角度の異なる複数の
回転ヘツドにより磁気記録媒体の走行方向に対し
傾斜したトラツクを順次隣接して形成して映像信
号を記録し、固定ヘツドにより磁気記録媒体の走
行方向上にトラツクを形成して音声信号を記録
し、再生時には上記磁気記録媒体の走行速度を V≒V0(n−2/n) (ただし、Vは再生時の磁気記録媒体走行速
度、V0は記録時又は通常再生時の磁気記録媒体
走行速度、nは0及び2以外の任意の整数)なる
記録時とは異なる走行速度で連続的に走行させる
走行速度可変手段と、上記複数の回転ヘツドの回
転速度を実質的に記録時と同一速度とし、かつ、
上記複数の回転ヘツドの回転と再生コントロール
信号の位相とを一定に保つように上記複数の回転
ヘツドの回転位相及び磁気記録媒体走行速度のう
ち少なくともいずれか一方を制御する手段とを有
して、上記回転ヘツドにより映像信号を再生する
と共に、上記固定ヘツドにより音声信号を再生す
る磁気記録再生装置であつて、前記走行速度可変
手段により記録時と異なる走行速度で走行される
磁気記録媒体から、前記固定ヘツドにより再生さ
れた音声信号のピツチを、記録時と同一の走行速
度で磁気記録媒体を走行したときに再生される音
声信号のピツチと略同一となるように補正する補
正手段と、再生態様の切換操作に関連して補正手
段のピツチ変換率を切換える切換手段とを具備し
たため、記録時と異なる磁気記録媒体走行速度の
特殊再生時に、通常再生時での再生音声信号のピ
ツチと近似したピツチの再生音声信号を得ること
ができ、また操作性が良く、更に音声信号のピツ
チコントロールを予め設定された割合でのみ行な
い(可変速度でピツチコントロールしない)、し
かも無段変速的可変速ではなく、かつ、テープの
一端を上下に動かす機構も不要であるから、安価
な構成で常に記録時と略同一のピツチの再生音声
信号を得ることができ、またノイズバーを再生画
面上問題とならないようにする操作が極めて容易
にできる等の特長を有するものである。
第1図は本発明装置の一実施例のブロツク系統
図、第2図乃至第4図は夫々記録時と異なるテー
プ走行速度で再生した場合の磁気テープ上の記録
トラツクと回転ヘツド走査軌跡との関係を示す
図、第5図及び第6図は夫々本発明装置の要部の
他の実施例のブロツク系統図である。 1……カラー映像信号入力端子、6,7……回
転ビデオヘツド、9……音声信号入力端子、14
……固定オーデイオヘツド、55……再生カラー
映像信号出力端子、58,58′……音声補正プ
ロセス、59……再生音声信号出力端子、62,
63,70,73……バケツト・ブリゲード・デ
バイス(BBD)。
図、第2図乃至第4図は夫々記録時と異なるテー
プ走行速度で再生した場合の磁気テープ上の記録
トラツクと回転ヘツド走査軌跡との関係を示す
図、第5図及び第6図は夫々本発明装置の要部の
他の実施例のブロツク系統図である。 1……カラー映像信号入力端子、6,7……回
転ビデオヘツド、9……音声信号入力端子、14
……固定オーデイオヘツド、55……再生カラー
映像信号出力端子、58,58′……音声補正プ
ロセス、59……再生音声信号出力端子、62,
63,70,73……バケツト・ブリゲード・デ
バイス(BBD)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 記録時には互いにアジマス角度の異なる複数
の回転ヘツドにより磁気記録媒体の走行方向に対
し傾斜したトラツクを順次隣接して形成して映像
信号を記録し、固定ヘツドにより磁気記録媒体の
走行方向上にトラツクを形成して音声信号を記録
し、再生時には上記磁気記録媒体の走行速度を V≒V0(n−2/n) (ただし、Vは再生時の磁気記録媒体走行速
度、V0は記録時又は通常再生時の磁気記録媒体
走行速度、nは0及び2以外の任意の整数)なる
記録時とは異なる走行速度で連続的に走行させる
走行速度可変手段と、上記複数の回転ヘツドの回
転速度を実質的に記録時と同一速度とし、かつ上
記複数の回転ヘツドの回転と再生コントロール信
号の位相とを一定に保つように上記複数の回転ヘ
ツドの回転位相及び磁気記録媒体走行速度のうち
少なくともいずれか一方を制御する手段とを有し
て、上記回転ヘツドにより映像信号を再生すると
共に、上記固定ヘツドにより音声信号を再生する
磁気記録再生装置であつて、 前記走行速度可変手段により記録時と異なる走
行速度で走行される磁気記録媒体から、前記固定
ヘツドにより再生された音声信号を入力信号とし
て受け、該再生音声信号のピツチを、記録時と同
一の走行速度で該磁気記録媒体を走行したときに
再生される音声信号のピツチと略同一となるよう
に補正する補正手段と、 再生態様の切換操作に関連して該補正手段のピ
ツチ変換率を切換える切換手段とを具備したこと
を特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7137477A JPS546417A (en) | 1977-06-16 | 1977-06-16 | Magnetic recorder-regenerator |
US06/181,010 US4392161A (en) | 1977-06-16 | 1980-08-25 | Recorded tape, speed-change reproducing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7137477A JPS546417A (en) | 1977-06-16 | 1977-06-16 | Magnetic recorder-regenerator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS546417A JPS546417A (en) | 1979-01-18 |
JPS6229956B2 true JPS6229956B2 (ja) | 1987-06-29 |
Family
ID=13458655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7137477A Granted JPS546417A (en) | 1977-06-16 | 1977-06-16 | Magnetic recorder-regenerator |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4392161A (ja) |
JP (1) | JPS546417A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55149844U (ja) * | 1979-04-10 | 1980-10-28 | ||
JPS57148481A (en) * | 1981-03-09 | 1982-09-13 | Sony Corp | Method for reproducing picture signal |
EP0087114B1 (en) * | 1982-02-22 | 1991-01-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Video tape recorder |
US4807055A (en) * | 1985-09-11 | 1989-02-21 | Pioneer Electronic Corporation | Multi-speed magnetic recording playback |
DE3584287D1 (de) * | 1985-09-12 | 1991-11-07 | Sharp Kk | Wiedergabegeraet. |
KR930009229B1 (ko) * | 1991-01-31 | 1993-09-24 | 삼성전자 주식회사 | 캡스턴모터 제어장치 |
US5307212A (en) * | 1991-08-22 | 1994-04-26 | Rohm Co., Ltd. | Trapezoidal wave generation in a video control signal write circuit |
FR2689291B1 (fr) * | 1992-03-27 | 1997-03-28 | Antoine Sorba | Procede de traitement d'un signal de son, notamment d'un signal de parole ou de musique, et applications correspondantes. |
KR960005647B1 (ko) * | 1993-12-22 | 1996-04-30 | 엘지전자주식회사 | 브이씨알(vcr)의 다이제스트 오디오 스킵장치 및 그의 방법 |
UA77951C2 (en) * | 2000-11-29 | 2007-02-15 | Laminate for packaging of food and method for its formation (variants) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265610A (en) * | 1975-11-27 | 1977-05-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Television unit attached to static picture recorder |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3925816A (en) * | 1968-07-10 | 1975-12-09 | Sony Corp | Magnetic recording system with overlapping tracks of high and low frequency information |
NL7201920A (ja) * | 1972-02-15 | 1973-08-17 | Philips Nv | |
GB1425866A (en) * | 1972-06-07 | 1976-02-18 | Sony Corp | Signal processing apparatus |
-
1977
- 1977-06-16 JP JP7137477A patent/JPS546417A/ja active Granted
-
1980
- 1980-08-25 US US06/181,010 patent/US4392161A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265610A (en) * | 1975-11-27 | 1977-05-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Television unit attached to static picture recorder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4392161A (en) | 1983-07-05 |
JPS546417A (en) | 1979-01-18 |
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