JPS6035724B2 - 音声信号記録再生方式 - Google Patents

音声信号記録再生方式

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JPS6035724B2
JPS6035724B2 JP54114872A JP11487279A JPS6035724B2 JP S6035724 B2 JPS6035724 B2 JP S6035724B2 JP 54114872 A JP54114872 A JP 54114872A JP 11487279 A JP11487279 A JP 11487279A JP S6035724 B2 JPS6035724 B2 JP S6035724B2
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JP
Japan
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audio signal
signal
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time
recording
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JP54114872A
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昭 廣田
晴介 平栗
卓 内海
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は音声信号記録再生方式に係り、音声信号を時間
圧縮して少なくとも1トラックおき裏に映像信号の重畳
して記録することにより、音声信号のクロストークを除
去しつつ周波数特性の良好な音声信号を再生しうる音声
信号記録再生方式を提供することを目的とする。
一般家庭用磁気緑画再生装置は通常2ヘッドへリカルス
キヤンニング方式を採用し、回転ビデオヘッド‘こより
映像信号をテープ長手方向に対して傾斜したトラックに
記録し、音声信号を固定へッド‘こよりテープ長手方向
のトラックに記録し、この記録テープから同様の回転ビ
デオヘッド‘こより映像信号を再生し、固定へツド‘こ
より音声信号を再生する。
例えば、映像信号として第1図に示す周波数スベクトラ
ムのNTSC方式カラー映像信号を記録する場合は、帯
城共有多重化されている同図に1で示す輝度信号と同図
にVで示す搬送色信号とを分離し、輝度信号は低搬送波
周波数変調し(搬送波偏移周波数帯域3.4MHZ〜4
.4MHZ)、また搬送色信号2は周波数変換して色副
搬送波周波数が62鰍Hzの低域変換搬送色信号とし、
これら両信号を周波数分割多重して第2図に1で示す磁
気テープ上に互いにギャップ角の異なる2個の回転ビデ
オヘッド(図示せず)が交互に、1フィード宛1本の傾
斜したビデオトラック2a,2b,2c,・・・…を形
成して記録する。一方、音声信号は映像信号とは別系統
の音声信号処理回路を経て入力端子3より入来し、一般
オーディオテープレコーダと同様に高周波バイアス回路
4を経て固定のオーディオヘッド5により磁気テープ1
の上側緑部にオーディオトラック6を形成して記録され
る。
またこれと同時に、記録されるカラー映像信号の垂直同
期信号に同期したコントロールパルスが固定のコントロ
ールヘッド(図示せず)により、磁気テープーの下側緑
部にコントロールトラック7を形成して記録される。ま
た再生時は、トラック2a,2b,・・・・・・より記
録トラックに磁化方向と同一のアジマス角を有する回転
ビデオヘッド(図示せず)により、順次再生され、その
再生信号の周波数スベクトラムは第3図に示す如く、帯
城mの周波数変調波の輝度信号(搬送波の偏移周波数帯
城3.4MHZ〜4.4MHZ)と、Wで示す帯城の低
域変換搬送色信号とよりなる多重信号であり、周波数変
調輝度信号は周波数復調され、低域変換搬送色信号は第
1図にDで示す元の帯城に周波数変換により戻された後
、両信号が多重されて再生カラー映像信号とされる。し
かして、上記の周知の映像信号及び音声信号記録再生方
式において、より一層の磁気テープの利用効率の向上に
よる記録、再生時間の長時間化を図るために、磁気テー
プの走行速度を低下させると、第2図中、回転ビデオヘ
ッドと磁気テープ1との間の相対線速度の低下よりもオ
ーディオヘッド5を磁気テープ1との間の相対線速度の
低下の方が、オーディオヘッド5が固定ヘッドであるこ
とからより一層大となり、映像信号の記録、再生よりも
音声信号の記録、再生の方がより大なる悪影響(周波数
特性やS/Nの劣化等)を受けることとなる。
そこで、上記の問題を解決するために、音声信号を周波
数変調又は振幅変調し、周波数変調されている映像信号
(更には周波数変調されている輝度信号の低域に周波数
変換されている搬送色信号)の下側帯城に混合多重化し
、回転ビデオヘッドによりビデオトラックに記録するこ
とも考えられるが、一般家庭用、あるいは業務用VTR
では磁気テープの有効利用という点よりアジマス記録再
生方式によりガードバンド無く(又はガードバンド幅を
僅少にして)記録されているため、相隣るトラックより
のクロストークが大となるという問題があり、かかるク
ロストークはアジマス記録再生方式をもってしても、上
記の変調音声信号帯城が低い点(更には記録、再生時間
の長時間化によりビデオトラックのトラック幅の狭小化
やガードバンドが無いこと等)より、充分に除去するこ
とができなかった。
本発明は上記の欠点を除去したものであり、第4図以下
の図面と共にその各実施例について説明する。
第4図は本発明になる音声信号記録再生方式の第1実施
例のブロック系統図、第5図A〜Dは夫々第4図の記録
時の要部のタイムチャート、第6図は磁気テープパター
ンの一例を示す図、第7図は本発明方式により再生され
たカラー映像信号の周波数スベクトラムの一例を示す図
、第8図A〜Dの夫々第4図の再生時の要部のタイムチ
ャートを示す。
まず記録時の動作につき説明する。第4図において、入
力端子1川こ入来したカラー映像信号は前記した記録方
式の映像信号処理回路11を経て回転ビデオヘッド12
及び13の交互の走査により、例えば1フィールド宛1
本のビデオトラックを形成して磁気テープ14上に記録
される。ただし、本実施例では後述する如く、回転ビデ
オヘッド13により記録する信号は低域変換搬送色信号
と周波数変調された輝度信号との周波数分割多重信号に
、周波数変調された圧縮音声信号が周波数分割多重され
てなる信号である点が従来と異なる。一方、音声信号は
入力端子15より低域フィルター 6に供給され遮断周
波数約10KHz以上の周波数成分が除去される。
これは後述するバケット・プリゲード・デバイス(以下
「BBD」という)18及び19の動作帯域外の信号成
分を除去するためである。ところで、言己録時には連動
して功襖わる記録再生スイッチ17及び33は第1図に
示す如く夫々接点17a,33aに接続されており、従
って上記低域フィル夕16の出力音声信号は切換スイッ
チ1 7を通過してBBD1 8及び1 9の夫々に同
時に供給される。このBBD1 8及び19はドラムパ
ルスを基準にして生成されたクロックパルスにより、交
互に読み出し動作と書き込み動作とを繰り返し、かつ、
一方が読み出し動作中のときは他方が書き込み動作中で
あるように制御される。すなわち、入力端子2川こは、
上記回転ビデオヘッド12及び13が夫々1800対向
して設けられた回転ドラム(図示せず)に180o対向
して埋設された2個のマグネットをピックアップヘッド
(いずれも図示せず)により検出して得た信号により形
成された第5図Aに示すドラムパルスが供給され、位相
比較器21及び享分周器25に夫々供給される。
位相比較器21‘ま学識2はり信号と上記ドラムパルス
とを位相比較し、それらの位相差に応じた誤差電圧を低
減フィル夕22を介して電圧制御発振器(以下「VCO
」という)23に印加してその発振周波数を制御する。
この位相比較器21、低域フィル夕22、VC023及
び学識24よ晩秋‐川フ工‐ズ・ロックド・ループ(以
下「PLL」という)を構成している。
このPLL内のVC023より取り出された繰り返し周
波数N・ナ。
(「。はドラムパルスの繰り返し周波数)のパルスは、
切襖スイッチ27の接点27b及び切襖スイッチ28の
接点28aに夫々供給される一方、享分周器26により
享分周された後切換スイッチ27の接点27a及び切襖
スイッチ28の接点28bに夫々供給される。上記の切
襖スイッチ27より取り出されたパルスはクロツクパル
スとしてBBD18に印加され、他方、切換スイッチ2
8より取り出されたパルスはクロツクパルスとしてBB
DI 9に印加される。
切換スイッチ27及び28と、BBD18及び19の読
み出し出力を功換える切換スイッチ29の各切換タイミ
ングは、享分周器25より取り出された第5図Bに示す
パルスにより決定され、同図Bに示すドラムパルスの享
分周パルスのハィレベルの期間は、切換スイッチ27,
28,29を接点27a,28a,29bに接続させ、
ローレベルの期間は接点27b,28b29aに切襖接
続させる。ここで、VC023の出力パルスはBBD1
8,19の読み出し用クロック/ひレスとして、また享
分周器26よりのパルスはBBD1 8,1 9の書き
込み用クロツクパルスとして用いられる。
なぉ、幹勝24のN雌BD18’19の各段数に等しく
、VC023の出力パルスの繰り返し周波数を2〆。と
すると、2ナC=2XN/2×ナD=N・ナD なる関係にある。
いま、功換スイッチ1 7を介してBBD1 8,19
に第5図Cに示す如き音声信号が夫々同時に供給されて
いる場合において、同図Bに示すドラ小ルスの参周パ服
地−し小柳肌では切換スイッチ27,28,29は接点
27b,28b,29aに接続されるため、BBD1
8は2ナcのクロツクパルスにより読み出し動作を行な
い、一方、BBDI9はナcのクロックパルスにより書
き込み動作を行なう。
すなわち、第5図B中、期間らのうち害で示す期間は期
間しでBBD18に書き込まれた音声信号40aが、2
倍に時間圧縮されてBBD18より読み出され(第5図
Dに41aで示す)、後半のをで示す期間はBBD,8
に箸期間で書き込まれた音声信号40bの前半の部分が
そのまま読み出される。同様に、期間t3では切換スイ
ッチ27,28,29は第4図に示す如く接点27a,
28a29bに切換接続され、第5図B中、蔓期間t2
でBBDI9に書き込まれた音声信号40bが、2倍に
時間圧縮されて読み出されく第5図Dに41bで示す)
、も期間はBBD…こ鞠問で談込靴た音声信号40Cの
前半の部分がそのまま読み出される。
従って、BBD1 8,1 9は交互にドラムパルスの
一周期毎に書き込みと読み出しが交互に繰り返され、か
つ、一方が2〆cのクロックパルスで読み出し動作中の
ときは他方がナcのクロックパルスで書き込み動作する
ように制御され、切換スイッチ29の可動薮片からは、
第5図Dに示す如く2倍の時間圧縮された音声信号41
a,41b,41c,・・・・・・が同図Aに示すドラ
ムパルスのローレベルの期間に対応した期間、間欠的に
出力されると共に、2倍に時間圧縮された音声信号41
a,41b,41c,・・…・の間の同図○に破線で示
す期間は入力音声信号が時間圧縮されることなくそのま
ま取り出される。
この切襖スイッチ29の可動嬢片より取り出された音声
信号は、低域フィル夕30で不要周波数成分が除去され
た後、増幅器、プリェンフアシス回路、リミツタ等によ
り構成されている記録音声信号処理回路31を経て変調
回路32に供給される。
変調回路32は周波数変調器、低域フィルタ等で構成さ
れており、2倍に時間圧縮された音声信号と非時間圧縮
音声信号とが交互に時系列的に合成されてなる上記の記
録音声信号処理回路31よりの音声信号を周波数変調し
、かつ、不要周波数成分を除去した後、接点33aに接
続されている記録再生スイッチ33を介して片チャンネ
ルの記録されるべき周波数変調輝度信号及び低域変換搬
送色信号の周波数分割多重信号に周波数分割多重し回転
ビデオヘッド13に供給する。ここで、上記変調回路3
2の出力周波数変調音声信号の搬送波周波数は、例えば
120日2又は1.28MHZに選定されており、周波
数偏移は両者とも土40〜7肌日2の範囲内となるよう
に選定されている。なお、音声のステレオ化を考慮した
場合は、上記の2つの搬送波をもつ周波数変調音声信号
を出力することもできる。上記の回転ビデオヘッド13
は回転ビデオヘッド12と交互に例えば1フィールド毎
に磁気テープ14上を走査して第5図Aに示すドラムパ
ルスのローレベルの期間入力信号を記録する。
従って磁気テープ14上のテープパターンは第6図に示
す如く回転ビデオヘッド13より斜線で示すトラック4
21,422,423,……が形成され、回転ビデオヘ
ッド12によりトラック43,,432,・・・・・・
が形成される。ここで、回転ビデオヘッド13には第5
図Dに示す如く2倍に時間圧縮された音声信号41a,
41b,41c,・・・・・・と非時間圧縮音声信号と
が交互に時系列的に合成された信号を変調信号とする周
波数変調音声信号が供給されるが、同図Aに示すドラム
パルスのローレベルの期間のみ磁気テープ14上にトラ
ック421,422,423,・・・・・・を形成して
信号を記録する。このため、トラック421,422,
423,……には第5図Dに41a,41b,41c,
・・・・・・で示す2倍に時間圧縮された音声信号を変
調信号とする周波数変調音声信号部分のみが映像信号に
多重されて記録されることとなる。次に、再生時の動作
について説明する。第4図に示すブロック系統図におい
て、再生時には記録再生スイッチ17及び33は夫々接
点17b,33b側に切襖接続される。第6図に示す磁
気テープパターンのトラック42,,422,423,
・・・・・・は回転ビデオヘッド13により再生され、
トラック43・,432,・・・・・・は回転ビデオヘ
ッド12により再生され、回転ビデオヘッド12の再生
信号は従来と同様に映像信号処理回路11にのみ供給さ
れ、他方、回転ビデオヘッド1の再生信号は映像信号処
理回路11に供給されると同時に、記録再生スイッチ3
3を経て帯城フィル夕34に供給される。ここで、回転
ビデオヘッド13の再生信号はその周波数スベクトラム
を第7図に示す如く、帯域が血で示される周波数変調輝
度信号(搬送波の偏移周波数帯城3.4MHZ〜4.4
MHzで、その上側波帯の大部分が再生されない)と、
Wで示される帯城の低域変換搬送色信号と、Vで示され
る帯城の、2倍に時間圧縮された音声信号を変調信号と
する周波数変調音声信号(搬送波中心周波数1.29M
HZ)及び/又はNで示される帯城の、2倍に時間圧縮
された音声信号を変調信号とする周波数変調音声信号(
搬送波中心周波数12皿HZ)とが夫々周波数分割多重
されてなる信号である。なお、回転ビデオヘッド12の
再生信号の周波数スベクトラムは、従来と同様に示す如
くになる。第7図に示す周波数スベクトラムをもつ再生
多重信号は、帯城フィル夕34により周波数変調音声信
号のみが周波数選択されて取り出された後、前層増幅器
及び周波数復調器等で構成されている復調回路35に供
給され、ここで復調されて2倍に時間圧縮された音声信
号とされる。
復調回路35より取り出された時間圧縮音声信号は、1
トラック(1フィールド)おき毎に間欠的に現ねれ、デ
イェンフアシス回路や増幅器等で構成された再生音声信
号処理回路36で所定の信号処理が施された後、更に低
域フィル夕37、記録再生スイッチ17を夫々経てBB
D18及び19に夫々同時に供給され2倍に時間伸長さ
れて元の音声ピッチに戻される。すなわち、切換スイッ
チ27,28及び29は夫々連動されて裏分周器25の
出力パルスにより切換わるが、記録時とは逆に切換スイ
ッチ27,28が接点27a,28aに接続されるとき
は切換スイッチ29は接点29aに接続され、他方、接
点27b,28bに接続されるときは切換スイッチ29
は接点29bに接続される。
これにより、記録時とは逆にBBD1 8,1 9は切
換スイッチ27,28を通して供給されるクロックパル
スのうち、周波数2ナcのクロツクパルスにより書き込
み動作を行ない、周波数2ナcのクロックパルスにより
読み出し動作を行う。このBBD1 8,1 9の動作
について第8図A〜Dのタイミングチャートと共に説明
するに、同図Aは入力端子20よりのドラムパルスで、
これを享分周器25により享分周して得た同図Bに示す
パルスにより、そのハィレベルの期間は切換スイッチ2
7,28,29は接点27a,28a,29a側に接続
され、ローレベル期間は接点27b,28b,29b側
に接続される。
これにより、BBD18及び19に1トラック再生毎(
すなわち、ここではドラムパルスがローレベルの期間毎
)に間欠的に入来する第8図Cに示す時間圧縮音声信号
は、例えば同図Bにちで示す期間BBD18に周波数2
ナcのク。ツクパルスにより書き込まれ、同図Bにt6
で示す期間、周波数〆cのクロックパルスにより読み出
され2倍に時間伸長された、すなわち元の音声ピッチに
戻された音声信号が第8図Dに示す如くBBD18より
取り出される。同様に、上記期間らの後判微吟に、周波
数2〆cのクロックパルスによりBBDI 9に書き込
まれた圧縮音声信号が第8図Bに次のt7で示す期間、
周波数ナcのクロックパルスにより読み出され、元の音
声ピッチに戻された音声信号が第8図Dに示す如くBB
DI 9より取り出される。
なお、ドラムパルスの/・ィレベル期間に対応する期間
もBBD1 8,1 9より不要成分が読み出されるが
、切襖スイッチ29の切換制御によりこの不要成分は後
段回路へ出力されない。以下、上記と同様の動作が繰り
返されることより、切襖スイッチ29より第8図Dに示
す如く元の音声ピッチに戻された復調音声信号のみが時
系列的に合成されて連続信号として取り出され、低域フ
ィル夕38によりノイズ成分が除去された後出力端子3
9より出力される。
このようにして、本実施例によれば映像信号の記録再生
に関しては従来方式に比し特に変更することなく、BD
18,1 9を用いて音声信号を2倍に時間圧縮しビデ
オトラックに1トラックおき毎に記録するため、音声信
号に関しては実質的に1本のビデオトラック幅相当のガ
ードバンドを形成せしめたことになり、かかる構成によ
り再生時の音声信号のクロストーク障害は防止され、磁
気テープ速度に影響されない、すなわち低いテープ速度
でも周波数特性が劣化しない音声信号の記録再生を実現
することができる。
なお、本実施例では再生した不連続時間圧縮音声信号を
BBD1 8,1 9により時間伸長した後スイッチン
グにより連続信号としているため、次のような利点があ
る。
一般に多くの周波数変調波を選択的にスイッチングして
一つの連続した情報信号とする場合、スイッチング点の
波形の不連続から復調時、スイッチング点にスパイク雑
音が生ずる障害が発生する。一方、この障害は周波数変
調波が高周波数であり、スイッチング点における波形の
周期に対するずれの割合が大きいため生ずることに着目
し、周波数変調波を復調して低周波数の信号とした後ス
イッチングして連続信号とする場合は、上記の障害は軽
減されるが、周波数変調波の数だけの復調器を必要とし
、また復調器の特性も一致したものでなければならずコ
スト的に不利である。しかし、本実施例によれば、BB
D1 8,1 9に供給される信号は10KHZ程度以
下の復調音声信号であるから、不連続信号として再生さ
れているが切換スイッチ29より取り出される音声信号
はスイッチング点において殆ど雑音を発生することがな
く連続した音声信号となり、しかもBBD2個とそのク
ロツクパルス発生回路が必要となるだけであり低コスト
の構成で連続した再生音声信号を得ることができる。
上記実施例では音声信号の時間圧縮、時間伸長をBBD
を用いた手段でもつて構成してるが、BBDに限ること
はなく他の電荷転送素子を用いて構成したとしても同様
の効果を得ることができるし、また次の第2実施例にお
いて説明するようにディジタルメモリを使用しても全く
同一の効果を得ることができるものである。
以下、音声信号の時間圧縮、時間伸長をディジタルメモ
リを用いて行なう第2実施例について第9図及び第10
図と共に説明する。第9図は本発明方式の第2実施例の
ブロック系統図を示す。
同図中、第4図と同一構成部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。本実施例はデイジタルメモリとして
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を使用した場合
であり、RAMに対する音声ディジタル信号の書き込み
周期と読み出し周期とを同一とし、アドレス指示周期を
書き込み時と読み出し時とで異ならせ、もって音声ディ
ジタル信号の時間圧縮、時間伸長を行なうものである。
まず記録時の動作につき説明するに、記録時は記録再生
スイッチ33,45,54は夫々接点33a,45a,
54aに連続して接続される。
従って、入力端子15に入来した音声信号は記録再生ス
イッチ45を通して△変調器46に供給され、ここでコ
ントロールユニット47より供給される例えば491.
02眺HZのサンプリング・クロックによりアナログー
ディジタル変換された後〆モリ48に書込まれる。ここ
で、サンプリング・クロックを491.02鰍HZとし
た理由は、サンプリング周期はメモリ48の容量を記録
されるべき映像信号の1フレームに相当する時間(1ト
ラックに1フィールドの映像信号を記録すると共に音声
信号を1トラックおき毎に2倍に時間圧縮して記録する
ため)で割った値となるが、メモリ48の容量は1磯ビ
ットで、また映像信号の1フレームに相当する時間は3
3.367msecであるからである。一方、スイッチ
回路49よりの14ビットの並列出力はメモリ48に印
加され、読み出し時は書き込み時の2倍の周波数982
.05鰍HZでカウントアップするように切換え、メモ
リ48より2倍に時間圧縮された音声ディジタル信号を
出力させる。この2倍に時間圧縮された音声ディジタル
信号は復調器50でディジタルーァナログ変換された後
、前記第1実施例と同様に記録音声信号処理回路31、
変調回路32、記録再生スイッチ33を夫々経て回転ビ
デオヘッド13により映像信号と共に1トラックおき毎
に記録される。なお、入力端子20よりのドラムパルス
は位相比較器51に供給され、ここで16ビットのカゥ
ンタ53よりの信号と位相比較された後VC052に制
御電圧として印加される。
このVC052より3928.23松日2のパルスが発
振出力されて力ゥンタ53に印力0され、ここで分周さ
れる。VC052の発振出力と加ンタ53の1段目より
の参周出力1964.11舷HZのパルスと、力ゥンタ
53の2段目よりの孝馳力982・o5鰍HZ似順地夫
々コントロールユニット47に供給され、論理回路で構
成されたこのコントロールユニット47により各回路へ
供給せられるクロックパルス等のコントロール信号を生
成せしめる。第10図に書き込み及び読み出し時のタイ
ミングチャートを示す。次に再生時の動作につき説明す
る。
再生時には記録再生スイッチ33,45,54は夫々接
点33b,45b,54b側へ切換接続される。これに
より、入力端子2川こ入来したドラムパルスは位相比較
器51に供給される一方、記録再生スイッチ54を通し
てコントロ−ルュニット47に供給され、これにより時
間圧縮された音声信号が再生される区間のみ、△変調器
46の出力時間圧縮音声ディジタル信号のメモリ48へ
の書き込みを行なうためのパルスを発生させる。また△
変調器46によるアナログーディジタル変換はコントロ
ールユニット47よりの記録時の2倍の周波数982.
05鰍HZのサンプリングクロックで行なわれ、スイッ
チ回路49は書き込み時メモリ48のアドレスを982
.05耶HZでカウントアップし、読み出し時‘まその
夢波数491.o2眺HZでカウントアップするように
切換えられる。従って、メモリ48より2倍に時間伸長
されて元の音声ピッチに戻された連続波の音声ディジタ
ル信号が読み出される。このようにして、ディジタルメ
モリを用いた本実施例においても、磁気テープ走行速度
を低速化して記録、再生する場合も、S/N良く音声信
号を記録、再生できる。
本実施例は前記第1実施例に比し音声遅延時間を短か〈
でき、また性能が良いという利点を有し、一方第1実施
例はこの第2実施例に比し装置を比較的低コストで小型
で構成できるという利点を有する。なお、上記の各実施
例において、記録時とは異なるテープ走行速度として第
6図示の如きテープパターンの磁気テープを再生する場
合(スローモーション再生、ファーストモーション再生
等)であっても、テープ走行速度の変化に対するテープ
・ヘッド間相対速度への影響は実質上無視して差し支え
なく、よってこの再生時のときも音声信号のピッチを変
えることなく再生できる(ただし再生時間はテープ走行
速度の変化に対応して若干異なる)。
特に記録時よりも低速でテープを走行させるスローモー
ション再生時の場合、従来は音声信号のS/N劣化によ
り音声を再生していなかったが、本発明によれば回路を
変更することなく元の音声ピッチの音声信号を再生でき
好適である。なお、記録時と異なるテープ走行速度とし
て再生した場合は当然のことながら記録時と異なるヘッ
ド走査軌跡を描くが、これによる再生音声信号への影響
は実用上殆どない。また、上記の各実施例においては、
ドラムパルスに基づいて生成した信号により各種スイッ
チのコントロールを行なっているが、回転ビデオヘッド
等の変動(回転むら等)を考慮すると、映像信号の垂直
同期信号により形成した信号により各種スイッチをコン
トロールすることも充分考えられるものである。
更に回転ヘッド式の磁気縁画再生装置に適用した場合に
ついて説明したが、磁気ディスク、磁気シート等の回転
記録媒体に記録し再生する装置においても円心円状又は
螺旋状トラックの1本おき毎に時間圧縮した音声信号を
映像信号を共に記録再生することにより、本発明を適用
できることは勿論である。
また更に音声信号記録トラックはビデオトラックの1ト
ラックおき鏡でなくても、時間圧縮率、伸長率をより大
にして2トラックおきあるいは3トラックおき毎にする
ことも原理的には可能である。上述の如く、本発明にな
る音声信号記録再生方式は、記録媒体上に形成される映
像信号記録トラックのうちn本(nは1以上の整数)お
き毎の映像信号記録トラックに記録される映像信号に、
時間圧縮した音声信号を周波数分割多重して記録し、再
生時は間欠的に再生される上記時間圧縮した音声信号を
時間伸長して元の音声ピッチに復元すると共に連続信号
として再生するようにしたため、記録媒体の走行速度を
低速化して長時間記録、再生を行なう場合に、低速化に
よる弊害として生ずる音声信号の周波数特性の劣化を除
去でき、また時間圧縮した音声信号は少なくとも1本お
きのトラックに記録されるので隣接トラックとのクロス
トーク障害も防止でき、更にこの場合にも現在の2ヘッ
ドヘリカルスキャンニング方式及び映像信号記録再生方
式に関し何ら変更を加えることなく音声信号の高忠実度
な記録、再生ができ、また、記録時と異なる速度で記録
媒体を再生した場合も、音声ピッチが元に復元された音
声信号を再生でき、また前記音声信号の時間圧縮、時間
伸長はBBD等の電荷転送素子を用いて行なうようにし
たため、簡単な回路構成で小型かつ安価に構成でき、ま
た鰭荷転送素子より復調後の音声信号を元の音声ピッチ
として取り出し、これをスイッチングして連続した再生
音声信号を得るようにしているのでスイッチングの時点
において生ずるスパイク雑音を殆んど生じないようにで
き、また更に前記音声信号の時間圧縮、時間伸長はディ
ジタルメモリを用いて行なうようにしたため、高精度な
時間圧縮や時間伸長ができる等の数々の特長を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は記録再生される映像信号の一例としてのNTS
C方式カラー映像信号の周波数スベクトラムを示す図、
第2図は従釆方式による磁気テープ上のテープパターン
及び音声信号記録系の一例を示すブロック系統図、第3
図は第2図のビデオトラックからの再生信号の周波数ス
ベクトラムの一例を示す図、第4図は本発明方式の第1
実施例を示すブロック系統図、第5図A血は夫々第4図
の記録時の動作説明用タイムチャート、第6図は本発明
方式による磁気テープ上のテープパターンの一例を示す
図、第7図は本発明方式の磁気テープ再生信号の周波数
スベクトラムの一例を示す図、第8図A〜Dは夫々第4
図の再生時の動作説明用タイムチャート、第9図は本発
明方式の第2実施例を示すブロック系統図、第10図は
第9図のメモリの読み出しと書き込みの動作タイミング
を漠式的に示す図である。 第1図 第2図 第3図 第5図 第6図 第7図 第4図 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録媒体上に形成される映像信号記録トラツクのう
    ちn本(nは1以上の整数)おき毎の映像信号記録トラ
    ツクに記録される映像信号に、時間圧縮した音声信号を
    周波数分割多重して記録し、再生時は間欠的に再生され
    る上記時間圧縮した音声信号を時間伸長して元の音声ピ
    ツチに復元すると共に連続信号として再生することを特
    徴とする音声信号記録再生方式。 2 前記音声信号の時間圧縮、時間伸長は、電荷転送素
    子を用いて行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の音声信号記録再生方式。 3 前記音声信号の時間圧縮、時間伸長は、デイジタル
    メモリを用いて行なうことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の音声信号記録再生方式。
JP54114872A 1979-09-07 1979-09-07 音声信号記録再生方式 Expired JPS6035724B2 (ja)

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JPS59100676A (ja) * 1982-11-30 1984-06-09 Victor Co Of Japan Ltd 多重記録装置及び多重記録再生装置
JPS59100675A (ja) * 1982-11-30 1984-06-09 Victor Co Of Japan Ltd 多重記録装置及び多重記録再生装置
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