JPH02102267A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH02102267A
JPH02102267A JP25458888A JP25458888A JPH02102267A JP H02102267 A JPH02102267 A JP H02102267A JP 25458888 A JP25458888 A JP 25458888A JP 25458888 A JP25458888 A JP 25458888A JP H02102267 A JPH02102267 A JP H02102267A
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智 栗山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化性組成物に関する。更に詳しくはポットラ
イフの改善された硬化性組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、加水分解性シリル基含有樹脂に触媒を用いて常温
で硬化させると硬度・耐候性に優れた塗膜が得られるこ
とはよく知られている。その際、塗膜の硬化性を速める
と浴のポットライフが短くなるという問題点があり、ポ
ットライフを長くする試みが行われている。例えば有機
カルボン酸(米国特許箱3,755,252号明細書)
、含硫黄系錫化合物(特開昭57−fi3351号公報
)が触媒として用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらの触媒は硬化性が小さくなるためにポッ
トライフが長くなるので塗膜の硬化性も低下してしまう
という問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは硬化性を落とさずにポットライフの長い硬
化性組成物について鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。
すなわち、本発明は(A)末端又は側鎖番こ加水分解性
シリル基を少なくとも一個有するシ1ノル基含有樹脂 
  100重量部に対して (B)炭酸、ほう酸および燐酸類からなる群より選ばれ
る酸類の完全エステル 0.1〜ioo重量部及び (C)硬化触媒       0.005〜IO重量部
乞リル基を少なくとも一個有するシリル基含有樹月旨と
してはシリル基を一側辺」1有する樹脂なら特ζこ制限
はないが、例えばシリル基含有ビニル系樹月旨、シリル
基含有ウレタン系樹脂、シリル基含有アミド系樹脂、シ
リル基含有エポキシ系樹脂等及びこれらの混合物が挙げ
られる。
シリル基含有ビニル系樹脂としては例えば加フに分解性
シリル基を有する重合性単量体(a)とそのイ也の重合
性単量体(b)との共重合体が挙げられる。
加水分解性シリル基を有する重合性単量体(a)の具体
例としては、加水分解性基を有するビニルシラン、たと
えばビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(
β−メトキシエトキシ)シラン;および加水分解性基を
をする(メタ)アクリロキシアルキルシラン、たとえば
γ−メタシクロキシプロピルトリメトキシンラン、γ−
メタシクロキシプロピルトリエトキシンラン、γ−メタ
シクロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタ
シクロキシプロピルメチルジェトキシシラン、γ−アシ
クロキシプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる
これらのうちで好ましいものは加水分解性基を存する(
メタ)アクリロキシアルキルシランである。
その他の重合性単量体(b)としては(メタ)アクリル
酸アルキル(アルキル基の炭素数は1〜12)エステル
〔炭素数1〜12のアルキルエステルたとえば(メタ)
アクリル酸メチル、 (メタ)アクリル酸エチル、 (
メタ)アクリル酸n−ブチル、 (メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシルなど〕、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シアルキルエステル〔(メタ)アクリル酸ヒドロキシエ
チル、 (メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルなと〕
、(メタ)アクリル酸、芳香族ビニル単量体(スチレン
、α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル炭化水素、α
−クロロスチレンなどのその置換体など)、ノ10ゲン
化ビニル単量体(塩化ビニルなど)、アルキルまたはシ
クロアルキルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、
シクロヘキシルビニルエーテルなど)、ビニルエステル
(酢酸ビニルなど)、ニトリル基含有単量体(アクリロ
ニトリルなど)、アミド基含有単量体〔(メタ)アクリ
ルアミド、クロトンアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、フマル酸ジアミドなど〕、エポキシ基含有単量体
〔(メタ)アクリル酸グリシジルなと〕など及び含ふっ
素アルキルを含む単量体、例えば(メタ)アクリル酸パ
ーフルオロオクチルエチルなどのパーフルオロアルキル
基含有(メタ)アクリル酸エステル、CsF+ v (
CH)口OCOCH=CHCOOMeなどのパーフルオ
oフルキル基含有マレイン酸エステ/l/、Cr F+
 s CH20CH:CH2などのパーフルオロアルキ
ル基含有ビニルエーテルなど; ポリジメチルシロキサ
ン基含有単量体、例えば CI(2:CHCOO(CH2)3  [5t(C11
3)20コ 。5l(CH3)3CH2=C(CH3)
COOCsHa [5I(CH3)20]。5l(CH
a)3CH2=C(CH3)C00(CH2)3[5I
(CH3)20] ll5l(CHs)aCH2=C(
CH3)COO(CH2h [: 5t(CeHも)2
0]。5t(CHa)a(n=θ〜130)等が挙げら
れ単独又は二種以上の混合物が挙げられる。これらの中
で好ましいものは(メタ)アクリル酸アルキルおよび芳
香族ビニル単量体であり、特に好ましいものはメタクリ
ル酸メチル、アクリル酸n−ブチルおよびスチレンであ
る。
ビニル系樹脂中の(a)、(b)の含有量は樹脂の重量
に基づいて(a)は通常5〜80%、好ましくは7〜5
0%、(b)は通常95〜20%、好ましくは93〜5
0%である。
上記において、(a)が5%未満の場合、ビニル系樹脂
の硬化性が遅くなり、得られる硬化樹脂の耐溶剤性が不
良になる。また80%を越えるとビニル系樹脂の硬化性
は速いが、硬化樹脂の耐衝撃性などの可撓性が不良にな
る。(b)が95%を越えるとシリコンの量が少なくな
りビニル系樹脂の硬化速度が遅くなり耐溶剤性も不良に
なる。
本発明におけるシリル基含有ビニル系樹脂は(a)、(
b)の単量体を熱重合、光重合または放射線重合などの
ラジカル重合に従って塊状、または溶液重合させること
により製造できる。好ましい重合方法は有機溶剤中ラジ
カル開始剤を使用したラジカル重合(溶液重合)〔溶液
重合の場合、使用される有機溶剤としては芳香族炭化水
素(トルエン、キシレン、エチルベンゼンなど)、脂肪
族炭化水素(ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなど
)、脂肪族エステル(酢酸エチル、酢酸n−ブチルなど
)、脂肪族ケトン(アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ジ−n−ブチルケトン、シクロ
ヘキサノンなど)、脂肪族エーテル(ジオキサン、テト
ラヒドロフランなど)、ハロゲン化炭化水素(四塩化炭
素、二塩化エチレンなど)などおよびこれらの二種以上
の混合物が挙げられる。好ましいものはトルエン、キシ
レン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
酢酸n−ブチルおよび二塩化エチレンの単独またはこれ
らの二種以上の混合物である。
を機溶剤の(a)、(b)の単量体の合計重量に対する
割合は任意に選択できるが、通常0.1:l〜2:1、
好ましくは0.5:1〜5:1である。
ラジカル重合反応を行う場合、使用されるラジカル重合
開始剤としてはアゾ系化合物(アゾビスイソブチロニト
リル、アゾビスイソバレロニトリルなど)、過酸化物(
ベンゾイルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド
、クメンハイドロパーオキシドなど)、レドックス系化
合物(ベンゾイルパーオキシド/N、N−ジメチルアニ
リンなど)などが挙げられる。好ましいのはアゾ系化合
物である。
重合開始剤の添加量は(a)、(b)の単量体の固形分
合計重量に対し、通常0.001〜20%、好ましくは
0.1〜10%である。
また、場合によっては連鎖移動剤(n−ラウリルメルカ
プタン、n−ドデシルメルカプタン、を−ドデシルメル
カプタン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシランなど
)を加え分子量を調節することができる。
ラジカル重合反応の反応温度は通常50〜150℃、好
ましくは70〜130℃である。反応時間は通常1〜1
0時間であり、好ましくは2〜7時間である。重合の終
点は赤外吸収スペクトルの二重結合の吸収(1848c
nr ’ )が消滅することによって、またはガスクロ
マトグラフィーを使い未反応の単量体が減少することに
よって確認出来る。
ビニル系樹脂の分子量は特に制限されないが、通常1,
000〜30,000、好ましくは2,000〜15,
000である。ビニル系樹脂は大気中に暴露されると常
温で網状組織を形成して硬化する。
シリル基含有ウレタン系樹脂は通常ポリイソシアネート
とポリオールを反応して生成したプレポリマーにγ−ア
ミノプロピルトリメトキシシランやγ−インシアネート
プロピルトリエトキシシランを反応させることによって
得られる。特開昭58−29818号公報に記載された
ものと同じものでよい。
シリル基台をアミド系樹脂はポリアミド及びアミ7基含
を樹脂とエポキシ系シランカップリング剤との反応によ
って得られる。ポリアミド及びアミノ基含有樹脂として
は、例えば通常の二塩基酸とポリアミンとの縮合によっ
て得られるポリアミド樹脂あるいはアクリルアミド共重
合体、あるいは高酸価アルキド樹脂にポリアミンを付加
させたものが使用できる。
シリル基含有エポキシ系樹脂としてはエポキシ化合物、
例えばビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの付加
縮合物、プロピレングリコールとエピクロルヒドリンと
を縮合させて得られるポリグリシジルエステル、ノボラ
ック型フェノールホルムアルデヒド樹脂とエピクロルヒ
ドリンとを縮合して得られるポリグリシジルエーテル化
フェノール樹脂等とアミノ基またはアミド基を含有する
シランカップリング剤との反応物が使用出来る。
これらは特開昭5ニ一89132号公報に記載されたも
のと同じでよい。
これらのシリル基含有樹脂の分子量は特に制限されない
が通常1.000〜eo、ooo、好ましくは2.00
0〜40.000である。シリル基含有樹脂は大気中に
暴露されると常温で網状組織を形成し硬化する。
(B)の炭酸、ほう酸および燐酸類からなる群より選ば
れる酸類の完全エステルとしては、炭酸ジエステル、ほ
う酸トリエステル、燐酸トリエステル、遊離の酸基を有
しない燐酸モノエステル又はジエステル、亜燐酸トリエ
ステルなどがあげられる。
炭酸ジエステルの具体例としては炭酸ジメチル、炭酸ジ
エチル、炭酸メチルエチル、炭酸ジ−n−ブチル、炭酸
ジフェニル、炭酸ジベンジル、炭酸メチルフェニル、炭
酸エチレン、炭酸プロピレン等が挙げられる。
ほう酸トリエステルとしては、ほう酸トリメチル、ほう
酸トリエチル、ほう酸トリ−n−ブチル、ほう酸トリフ
ェニル、ほう酸トリベンジル等が挙げられる。
燐酸トリエステルとしては燐酸トリメチル、燐酸トリエ
チル、燐酸トリ−n−ブチル、燐酸トリフェニル、燐酸
トリクレジル等が挙げられる。
遊離の酸基を有しない燐酸モノエステル又はジエステル
としてはメチル燐酸ジメチル、エチル燐酸ジエチル、フ
ェニル燐酸ジフェニル等のアルキル燐酸ジエステルまた
はジメチル燐酸メチル、ジエチル燐酸エチル、ジフェニ
ル燐酸フェニル等のジアルキル燐酸モノエステルが挙げ
られる。
亜燐酸トリエステルとしては亜燐酸トリメチル、亜燐酸
トリエチル、亜燐酸1・!J−n−ブチル、亜燐酸トリ
フェニル、亜燐酸トリクレジル、亜燐酸トリベンジル等
が挙げられる。これらのエステルは単独又は二種以上を
混合して使用してもよい。これらのうち好ましくは炭酸
ジエステル及び燐酸トリエステルであり、特に好ましく
は炭酸ジエチル、炭酸ジフェニル、燐酸トリ−n−ブチ
ルおよび燐酸トリフェニルである。
(c)の硬化触媒としては従来からシラノール縮合触媒
として使用されているものでよく、有機チタネート系化
合物〔イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、
イソプロピルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタ
ネート、テトライソプロビルジ(ラウリルホスファイト
)チタネートなど〕、有機アルミニウム系化合物(アセ
トアルコキシアルミニウムジイソプロピレートなど)、
カルボン酸型有機錫化合物(ジオクチル酸銀、ジブチル
錫ジアセテート、ジオクチル錫ジラウレート、ジブチル
錫ジラウレート、ジブチル錫マレートなど)、その他カ
ルボン酸金属塩(酢酸ナトリウム、カプロン酸亜鉛、オ
クチル酸鉛、ナフテン酸コバルト等)、酸性リン酸エス
テル(モノメチル酸性リン酸エステル、ジメチル酸性リ
ン酸エステル、ジエチル酸性リン酸エステル、モノブチ
ル酸性リン酸エステルなど)、カルボン酸及びその酸無
水物(アジピン酸、マレイン酸、クエン酸、イタコン酸
、 コハク酸、 フタル酸、 トリメリット酸、 無水
マレイン酸、無水フタル酸など)アミノシラン(γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピル
トリメトキシシランなど)、アミン及びその塩(トリエ
チルアミン、ジブチルアミン−2−ヘキソエート、環式
アミジン及びその塩など)、第四級アンモニウム塩(テ
トラメチルアンモニウムハイドロキシドなど)等の硬化
触媒が挙げられる。これらの触媒は単独でも2種以上を
混合して使用してもよい。これらのうち好ましいものは
カルボン酸型有機錫化合物である。
(B)のエステルの添加量は(A)のシリル基台仔樹脂
100重量部に対し通常0.1〜100重量部、好まし
くは1〜50重量部である。CB)が0.1重量部未満
になると組成物のポットライフを長くする効果が不十分
となり100重量部を越えて添加しても、ポットライフ
が長くならず薬剤が無駄になる。
(C)の硬化触媒の添加量は、(A)のシリル基台宵樹
脂100重量部に対し通常0.005〜20重量部で、
好ましくは0.05〜10重量部である。(C)が0.
005重景重量満だと組成物の硬化性が不十分となり、
20重量部を越えると硬化性は速いが得られた塗膜の物
性が不良となる。
本発明の硬化性組成物は(A ) 、 (Ill ) 
、 (C)を上記配合量で配合して使用するが、必要に
よりシリル基含有樹脂の保存安定剤、溶剤、充填剤、顔
料、添加剤(紫外線吸収剤、耐熱性向上剤、レベリング
剤、たれ防止剤、艶消し剤など)を混入併用することが
可能である。具体的には特開昭58−193G1号公報
に記載のものが使用できる。
シリル基含有樹脂の保存安定剤としては、加水分解性エ
ステル、アルコールなどがよく、加水分解性エステルと
してはオルトギ酸トリアルキル(オルトギ酸トリメチル
、オルトギ酸トリエチルなど)、オルト酢酸トリアルキ
ル(オルト酢酸トリメチルなど)、シラン類(メチルト
リメトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、テトラn−ブトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、γ−メタシクロキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、シリケ
ートなど)が挙げられる。アルコールとしては、メタノ
ール、エタノール、イソプロパツール、イソブチルアル
コール、エチレングリコール、グリセリンなどが挙げら
れる。
溶剤としては、シリル基含有樹脂を合成する際の溶剤と
同じでよく、シリル基含有樹脂に対して不活性なものが
用いられる。更に溶剤で希釈することも可能である。
また充填剤及び顔料としては、体質顔料(炭酸カルシウ
ム、カオリン、タルク、ケイ酸アルミ、アエロジルなど
)、無機顔料(酸化チタン、酸化鉄、黄鉛、酸化カドミ
ウム、カーボンブラック、アルミ鱗片など)、有機顔料
(アゾ系、アゾレーキ系、フタロシアニン系、キナクリ
ドン系、イソインドリノン系の有機顔料など)が挙げら
れる。
保存安定剤の量は、シリル基含有樹脂に対して通常0.
5〜50重量%、好ましくは1〜30重量%である。
溶剤の量はシリル基含有樹脂に対して通常0〜600重
量%である。
充填剤および顔料の量は、シリル基含有樹脂に対して通
常0〜200重量%である。艶消し剤などの添加剤の添
加量は通常0〜10重量%である。
本発明の硬化性組成物は(A)、(B)、(C)及びそ
の他の成分を通常の撹拌だけによる混合でもよいし、混
合装置(ボールミル、ニーグー サンドグラインダー 
ロールミル、フラットストンミルなト)を用いて分散、
混合することによっても得る事も出来る。混入する順序
はどの順序でもよい。
また現行の塗料、コーテイング材、プライマー接着剤と
して用いられている種々の樹脂とブレンドすることが可
能である。
本発明の硬化性組成物は種々の無機物及び有機物の表面
の被覆に使用可能であり、塗料、コーテイング材、プラ
イマー 接着剤、シーリング材などとしてを用である。
本発明の硬化性組成物の塗布量は通常10〜800g/
セ、好ましくは50〜500g/nFである。
本発明の塗料の塗装方法としては、たとえば刷毛塗り、
ロール塗り、スプレー塗り、流し塗りまたは浸漬法など
の方法が挙げられ、特に限定されない。
〔実施例〕
以下製造例、比較製造例及び実施例により本発明を更に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例 1 三ツロコルベンにキシレン 90gヲ仕込ミ、90℃に
加熱した後、スチレン 10g、メタクリル酸メチル4
5g、アクリル酸n−ブチル 20g、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル 5L  γ−メタシクロキシプロ
ピルトリメトキシシラン20g+  1〜ラウリルメル
カプタン2g及びアゾビスイソブチロニトリル(以下A
IBNという) 3gの混合溶液を3時間かけて滴下し
た。2時間同温度で反応させた後、AIBNo、3gを
追加し、更に2時間反応させた。キシレンで固形分濃度
50%に調整しシリル基含有樹脂(イ)を得た。
製造例2 三ツロコルベンにキシレン 90gヲ仕込ミ、90℃に
加熱した後、スチレン 15g、  メタクリル酸n−
ブチル55g、アクリル酸n−ブチル 25g、γ−メ
タシクロキシプロピルトリメトキシシラン8To  γ
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン2g及びアゾ
ビスイソブチロニトリル(以下AIBNという)3gの
混合溶液を3時間かけて滴下した。以下製造例 1と同
様にしてシリル基金を樹脂(ロ)を得た。
製造例 3 キシレン 45g、酢酸n−ブチル45gを300m 
lの四つロコルベンに仕込み、撹拌しなから90°Cに
加熱した。スチレン 15g、メタクリル酸メチル47
g。
メタクリル酸2−イソシアネートエチル6g+  アク
リル酸n−ブチル 13g、  γ−メタシクロキシプ
ロピルトリメトキシシラン 15g、  n−ラウリル
メルカプタン2g及びアゾビスイソブチロニトリル(以
下AIBNという)  3gの混合溶液を3時間かけて
滴下した。
2時間同温度で反応させた後、AIBNo、3gを追加
し、更に2時間反応させた。温度を70°Cに下げ、イ
ソホロンジイソシアネート 5.2gとビスフェノール
Aのプロピレンオキシド付加物(MW600)  20
.5gとシフチル錫ジラウレート 0.01gを加え、
70〜80°Cで10時間反応させた。この溶液のNG
O含量は0.33wt%であった。温度を50°Cまで
下げγ−アミノプロピルトリメトキシシラン3.1gを
仕込み、同温度で5時間反応させた。赤外吸収スペクト
ルで2250cnr’のNGOの吸収が消失したのを確
認した。キシレンで固形分濃度50%に調整しシリル基
含有樹脂(ハ)を得た。
製造例4 ポリプロピレングリコール(MW400) 50g、 
 )ルエン68g1  及びジブチル錫ジラウレ−1〜
0,0Ig  を四つロコルペンに仕込み、70−80
’Cに加熱し、イソホロンジイソシアネート37.0g
を滴下した。同温度で4時間反応するとNGO含滑か2
.2wt%になった。
温度を5θ°C以下に下げ、γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン 15.0gを投入して1時間反応させた
赤外吸収スペクトルの2250cnr’にNGO基の吸
収が無くなったことを確認した。l・ルエンて固形分濃
度50%に調整しシリル基含有樹脂(ニ)を得た。
製造例5 四つロコルベンにセロソルブ42.1g及びγ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン22.1gを仕込み、攪拌
しながら反応温度を60°Cとした。同温度でエピコー
1〜828(シェルケミカル社製エポキシ樹脂)20g
を2時間で滴下した。滴下終了後同温度で2時間保持し
て、シリル基含有樹脂(ホ)を得た。
実施例 1〜8及び比較例 1〜5 製造例 1〜5で得られたシリル基含有樹脂(イ)〜(
ホ)をキシレンで固形分30%に希釈した。この樹脂溶
液に触媒としてジオクチル錫ジラウレートを樹脂固形分
に対し2%と表1の様に添加剤を配合し、開放状態での
皮ぼりまたはゲル化までのポットライフを測定した。ま
たこの配合溶液をウェットで50μにコーティングして
指触乾燥時間を測定した。
表−1 添加剤の量は樹脂固形分に対する重量%測A; ボット
ライフ(時間) 測B;指触乾燥時間(時間) (注1)触媒としてジオクチル錫ジラウレートの代わり
に5tannJF−9B (工具有機(株)型金硫黄有
機錫化合物〕を同量使用した。
〔発明の効果〕
本発明の硬化性組成物は常温硬化型であり、特に塗装時
の塗膜の硬化性(乾燥性)を低下させずに浴のポットラ
イフが長いので実使用の際の作業性に優れる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)末端又は側鎖に加水分解性シリル基を少なく
    とも一個有するシリル基含有樹脂100重量部に対して (B)炭酸、ほう酸および燐酸類からなる群より選ばれ
    る酸類の完全エステル 0.1〜100重量部及び (C)硬化触媒0.005〜20重量部を 含有させてなる硬化性組成物。 2、(B)が炭酸ジエステル、ほう酸トリエステルまた
    は燐酸トリエステルである請求項1記載の硬化性組成物
    。 3、(B)が炭酸ジエチルまたは燐酸トリ−n−ブチル
    である請求項1記載の硬化性組成物。 4、(C)がカルボン酸型有機錫化合物である請求項1
    〜3のいずれか一項記載の硬化性組成物。
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