JPH05271607A - 熱硬化性上塗塗料組成物 - Google Patents

熱硬化性上塗塗料組成物

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JPH05271607A
JPH05271607A JP9718692A JP9718692A JPH05271607A JP H05271607 A JPH05271607 A JP H05271607A JP 9718692 A JP9718692 A JP 9718692A JP 9718692 A JP9718692 A JP 9718692A JP H05271607 A JPH05271607 A JP H05271607A
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俊郎 南部
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広利 川口
Hideyuki Onari
英之 大成
Naotami Andou
直民 安藤
Hisao Furukawa
久夫 古川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】水酸基を有するアクリル樹脂(A)と、特定の
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)と、オ
ルガノポリシロキサン(C)と、特定のシラン化合物の
1種単独又は2種以上からなる混合物を部分加水分解し
て得た縮合物であって、加水分解性のメトキシシリル基
を有し、数平均分子量が250〜2,500である部分
加水分解縮合物(D)および/または沸点120°C以
上のアルコール(E)と、からなる。 【効果】撥水性の保持性およびリコート密着性の物性バ
ランスに優れた硬化塗膜を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱硬化性組成物に係わ
り、詳しくは、たとえば建築外装、自動車、産業機械、
スチール製家具、家電用品、プラスチックス部材の上塗
塗料に適用して好適な熱硬化性上塗塗料組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
熱硬化性塗料として、アルキドメラミン樹脂塗料、アク
リルメラミン樹脂塗料、エポキシメラミン樹脂塗料など
が知られている。これらの塗料は、揮発性のメラミンを
ポリオールの架橋剤として使用するものであるため、発
生する副生物による臭気が問題視されていた。
【0003】また、メラミンを架橋剤とする上記従来の
塗料は、撥水性(水の接触角)の保持性や耐候性の点で
未だ充分なものとは言い難く、このため、近年、とくに
自動車用塗料などにおいて、省資源、省エネルギー化の
観点から、メンテナンスフリーの撥水性の保持性および
耐候性に優れた高性能塗料の開発が嘱望されていた。
【0004】これらの問題を解決するため、従来のポリ
オールおよびメラミンによる架橋形式とは全く異なる形
式で架橋し、耐候性、耐薬品性、耐溶剤性などに優れた
硬化塗膜を与える、ポリオールおよび加水分解性シリル
基含有重合体の混合物からなる塗料が提案されている
(特開平1−141952号公報参照)。
【0005】しかしながら、この混合物からなる塗料に
は、撥水性の保持性およびリコート密着性の物性バラン
スが総じてよくないという問題があった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは、撥水性の保持性お
よびリコート密着性の物性バランスに優れた硬化塗膜を
与え得る、特に上塗塗料として用いて好適な熱硬化性上
塗塗料組成物を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る熱硬化性上塗塗料組成物は、水酸基を有
するアクリル樹脂(A)と、下記一般式化1で表される
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)と、オ
ルガノポリシロキサン(C)と、下記一般式化2で表さ
れるシラン化合物の1種単独又は2種以上からなる混合
物を部分加水分解して得た縮合物であって、加水分解性
のメトキシシリル基を有し、数平均分子量が250〜
2,500である部分加水分解縮合物(D)および/ま
たは沸点120°C以上のアルコール(E)と、からな
る。
【0008】
【化9】
【0009】〔ただし、化1中、R1 は炭素数1〜10
のアルキル基、R2 は水素原子、または、炭素数1〜1
0のアルキル基、炭素数1〜10のアリール基および炭
素数1〜10のアラルキル基よりなる群から選ばれた1
価の炭化水素基、aは0、1または2である。〕
【0010】
【化10】
【0011】〔ただし、化2中、R1 は炭素数1〜30
のアルキル基、炭素数1〜30のアリール基、炭素数1
〜30のアラルキル基、もしくは化3、化4、、化5、
化6、化7または化8で表される1価の基、nは0〜3
の整数である。〕
【0012】
【化11】
【0013】
【化12】
【0014】
【化13】
【0015】
【化14】
【0016】
【化15】
【0017】
【化16】
【0018】本発明における水酸基を有するアクリル樹
脂(A)は、焼付直後の硬化物に、硬度、耐溶剤性など
の諸物性を発現させるためのものである。その主鎖が実
質的にアクリル共重合体からなるため、その硬化物は耐
候性、耐薬品性、耐水性などに優れたものとなる。
【0019】水酸基を有するアクリル樹脂(A)は、た
とえば水酸基含有ビニル系重合性化合物とアクリル酸、
メタクリル酸、またはこれらの誘導体などとを共重合さ
せることにより得られる。
【0020】この場合の水酸基含有ビニル系重合性化合
物としては、たとえば2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート(以下、ア
クリレートおよびメタクリレートを「(メタ)アクリレ
ート」と総称する)、1−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド、東亜合成化学工業社
製のアロニクス5700、4−ヒドロキシスチレン、日
本触媒化学工業社製のHE−10、HE−20、HP−
10およびHP−20(以上、いずれも末端に水酸基を
有するアクリル酸エステルオリゴマー)、日本油脂社製
のブレンマ−PPシリーズ(ポリプロピレングリコール
メタクリレート)、ブレンマ−PEシリーズ(ポリエチ
レングリコールモノメタクリレート)、ブレンマ−PE
Pシリーズ(ポリエチレングリコールポリプロピレング
リコールメタクリレート)、ブレンマ−AP−400
(ポリプロピレングリコールモノアクリレート)、ブレ
ンマ−AE−350(ポリエチレングリコールモノアク
リレート)、ブレンマ−NKH−5050(ポリプロピ
レングリコールポリトリメチレンモノアクリレート)お
よびブレンマ−GLM(グリセロールモノメタクリレー
ト)、水酸基含有ビニル系化合物とε−カプロラクトン
との反応により得られるε−カプロラクトン変性ヒドロ
キシアルキルビニル系モノマーが挙げられる。なかで
も、ε−カプロラクトン変性ヒドロキシアルキルビニル
系モノマーは、塗膜に、より優れた耐衝撃性および可撓
性を付与することができるので、好適である。
【0021】かかるε−カプロラクトン変性ヒドロキシ
アルキルビニル系モノマーの代表例としては、下記一般
式化17で表されるビニル系モノマーが挙げられる。
【0022】
【化17】
【0023】化17中、Rは水素原子またはメチル基、
nは1以上の整数である。化17で表されるビニル系モ
ノマーの上市品としては、ダイセル社製のPlacce
l FA−1(R=H、n=1)、同Placcel
FA−4(R=H、n=4)、同Placcel FM
−1(R=CH3 、n=1)、同Placcel FM
−4(R=CH3 、n=4)、UCC社製のTONE
M−100(R=H、n=2)および同TONE M−
201(R=CH3 、n=1)などが挙げられる。これ
ら水酸基含有ビニル系重合性化合物は、1種単独を用い
てもよく、必要に応じて2種以上を併用してもよい。
【0024】水酸基含有ビニル系重合性化合物と共重合
可能なアクリル酸またはメタクリル酸の誘導体は特に限
定されず、その具体例としては、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリフルオ
ロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピ
ル(メタ)アクリレート、パーフルオロシクロヘキシル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、グ
リシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、(メタ)アクリルアミド、α−エチル
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−メチルアクリルアミド、アクリロイルモルホ
リン、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、東亜合
成化学工業社製のマクロモノマーであるAS−6、AN
−6、AA−6、AB−6、AK−5、(メタ)アクリ
ル酸のヒドロキシアルキルエステル類等のα,β−エチ
レン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル
類とリン酸またはリン酸エステル類との縮合生成物であ
るリン酸エステル基含有ビニル系化合物、ウレタン結合
やシロキサン結合を含む(メタ)アクリレートが挙げら
れる。
【0025】水酸基を有するアクリル樹脂(A)は、5
0重量%(以下、「%」と略記する)を越えない範囲
で、主鎖にウレタン結合やシロキサン結合により形成さ
れた部分を含んでいてもよく、(メタ)アクリル酸誘導
体以外のモノマーに由来する部分を含んでいてもよい。
【0026】上記モノマーには制限はなく、その具体例
としては、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチ
レン、スチレンスルホン酸、ビニルトルエン等の芳香族
炭化水素系ビニル系化合物;マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸等の不飽和カルボン酸、それらの塩(アルカリ
金属塩、アンモニウム塩、アミン塩など)、それらの酸
無水物(無水マレイン酸など)、または、それらと炭素
数1〜20の直鎖または分岐のアルコールとのジエステ
ルまたはハーフエステル等の不飽和カルボン酸エステ
ル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジアリルフタレ
ート等のビニルエステルやアリル化合物;ビニルピリジ
ン、アミノエチルビニルエーテル等のアミノ基含有ビニ
ル系化合物;イタコン酸ジアミド、クロトンアミド、マ
レイン酸ジアミド、フマル酸ジアミド、N−ビニルピロ
リドン等のアミド基含有ビニル系化合物;メチルビニル
エーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、クロロプレン、プロピレン、ブタ
ジエン、イソプレン、フルオロオレフィンマレイミド、
N−ビニルイミダゾール、ビニルスルホン酸等のその他
のビニル系化合物が挙げられる。
【0027】水酸基を有するアクリル樹脂(A)の合成
方法としては、t−ブチルパーオキシアセテート等の過
酸化物系ラジカル開始剤や、アゾビスイソブチロニトリ
ル等のアゾ系ラジカル開始剤用いる溶液重合法が、合成
が容易である点で好ましい。
【0028】溶液重合法においては、必要に応じてn−
ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n
−ブチルメルカプタンなどの連鎖移動剤を用いて分子量
を調整するようにしてもよい。また、溶液重合に使用す
る溶剤は、原料モノマーなどに対して非反応性の溶剤で
あれば特に限定されない。
【0029】また、水酸基を有するアクリル樹脂(A)
は、たとえばヘプタン、ペンタン等の非極性有機溶剤に
不溶性の重合体粒子を分散させた非水ディスパージョン
タイプとしてもよい。
【0030】水酸基を有するアクリル樹脂(A)の分子
量はとくに制限されないが、本発明に係る硬化性組成物
から形成される耐久性等の硬化塗膜の物性(以下、「塗
膜物性」と称する)の点で、数平均分子量が、1,50
0〜40,000のものが好ましく、3,000〜2
5,000のものがより好ましい。また、水酸基を有す
るアクリル樹脂(A)は、充分に架橋し得る個数の水酸
基を有するものでなければならず、強度および耐久性の
点で、水酸基価が、10〜300mgKOH/gである
ものが好ましく、30〜150mgKOH/gであるも
のがより好ましい。水酸基を有するアクリル樹脂(A)
は1種単独を用いてもよく、必要に応じて2種以上を併
用してもよい。
【0031】本発明におけるアルコキシシリル基含有ア
クリル共重合体(B)は、下記一般式化18で表される
アルコキシシリル基を1分子中に少なくとも1個、好ま
しくは2個以上有するものである。1分子中のアルコキ
シシリル基の平均個数が1個未満であると、得られる塗
膜の耐溶剤性が悪くなる。
【0032】
【化18】
【0033】ただし、化18中、R1 は炭素数1〜1
0、好ましくは1〜4のアルキル基、R2 は水素原子、
または、炭素数1〜10、好ましくは、1〜4のアルキ
ル基、炭素数1〜10のアリール基、炭素数1〜10の
アラルキル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素
基、aは0、1または2である。
【0034】化18で表されるアルコキシシリル基は、
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)の主鎖
の末端に含まれていてもよく、側鎖に含まれていてもよ
く、また主鎖の末端および側鎖の双方に含まれていても
よい。
【0035】R1 の炭素数が10を越えると、アルコキ
シシリル基の加水分解反応性が低下し、R1 がアルキル
基以外の基、例えばフェニル基、ベンジル基であって
も、加水分解反応性が低下する。
【0036】R1 の具体例としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基が挙げられる。R2 におけるアルキル基の
具体例としては、R1 の説明のところで挙げたものと同
様のアルキル基が挙げられ、アリール基の具体例として
は、フェニル基が挙げられ、またアラルキル基の具体例
としては、ベンジル基が挙げられる。
【0037】化18で表されるアルコキシシリル基の具
体例としては、後述するアルコキシシリル基含有モノマ
ーに含まれるアルコキシシリル基が挙げられる。
【0038】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)は、その主鎖が実質的にアクリル共重合体からな
るため、得られる硬化物は耐候性、耐薬品性、耐水性な
どに優れたものとなる。また、アルコキシシリル基が炭
素原子に直接結合しているため、硬化物は耐水性、耐ア
ルカリ性、耐酸性などに優れたものとなる。
【0039】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)の数平均分子量は、本発明に係る熱硬化性上塗塗
料組成物から得られる塗膜物性の点から、1,000〜
30,000の範囲が好ましく、3,000〜25,0
00の範囲がより好ましい。
【0040】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)は、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、それら
の誘導体などと、アルコキシシリル基含有モノマーとの
共重合により得ることができる。
【0041】上記アクリル酸またはメタクリル酸の誘導
体は特に制限されず、その具体例としては、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレー
ト、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、パ
ーフルオロシクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリロニトリル、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リルアミド、α−エチル(メタ)アクリルアミド、N−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメ
チルアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、アク
リロイルモルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、東亜合
成化学工業社製のアロニクスM−5700、東亜合成化
学工業社製のマクロモノマーであるAS−6、AN−
6、AA−6、AB−6、AK−5、ダイセル社製のP
laccel FA−1、Placcel FA−4、
Placcel FM−1、Placcel FM−
4、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル
類等のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキ
シアルキルエステル類とリン酸またはリン酸エステル類
との縮合生成物であるリン酸エステル基含有ビニル系化
合物、ウレタン結合やシロキサン結合を含む(メタ)ア
クリレートが挙げられる。
【0042】上記アルコキシシリル基含有モノマーとし
ては重合性二重結合を有すること以外は特に制限はな
く、その具体例としては、下記化19〜化30で表され
る化合物が挙げられる。その他、末端にアルコキシシリ
ル基をウレタン結合またはシロキサン結合を介して有す
る(メタ)アクリレートなども含まれる。
【0043】
【化19】
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】
【化22】
【0047】
【化23】
【0048】
【化24】
【0049】
【化25】
【0050】
【化26】
【0051】
【化27】
【0052】
【化28】
【0053】
【化29】
【0054】
【化30】
【0055】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)中のアルコキシシリル基含有モノマーにより形成
される部分の割合は、組成物の硬化性や塗膜物性の点か
ら5〜90%の範囲が好ましく、11〜70%の範囲が
より好ましい。
【0056】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)には、50%を越えない範囲で、主鎖にウレタン
結合やシロキサン結合により形成された部分が含まれて
いてもよく、(メタ)アクリル酸誘導体以外のモノマー
に由来する部分を含んでいてもよい。
【0057】上記(メタ)アクリル酸誘導体以外のモノ
マーは特に制限されず、その具体例としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、スチレンス
ルホン酸、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエン等
の芳香族炭化水素系ビニル化合物;マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸、それらの塩(ア
ルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩など)、それ
らの酸無水物(無水マレイン酸など)、または、それら
と炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルコールとのジ
エステルまたはハーフエステル等の不飽和カルボン酸エ
ステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジアリルフ
タレート等のビニルエステルまたはアリル化合物;ビニ
ルピリジン、アミノエチルビニルエーテル等のアミノ基
含有ビニル系化合物;イタコン酸ジアミド、クロトンア
ミド、マレイン酸ジアミド、フマル酸ジアミド、N−ビ
ニルピロリドン等のアミド基含有ビニル系化合物;2−
ヒドロキシエチルビニルエーテル、メチルビニルエーテ
ル、シクロヘキシルビニルエーテル、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、クロロプレン、プロピレン、ブタジエン、
イソプレン、フルオロオレフィンマレイミド、N−ビニ
ルイミダゾール、ビニルスルホン酸等のその他のビニル
系化合物が挙げられる。
【0058】アルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)は、たとえば特開昭54−36395号公報、同
57−36109号公報、同58−157810号公報
などに開示される方法により製造することができるが、
合成の容易さなどの点から、アゾビスイソブチロニトリ
ル等のアゾ系ラジカル開始剤を用いて溶液重合法により
製造するのが最も好ましい。
【0059】この溶液重合の際に、必要に応じて、n−
ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n
−ブチルメルカプタン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、
下記化31で表される化合物等の連鎖移動剤を用いるこ
とにより、分子量を調整することができる。また、アル
コキシシリル基を分子中に有する連鎖移動剤、たとえば
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランを用い、反
応進行中に消費された分を連続的に補充するようにすれ
ば、分子量調節と併せて、シリル基含有アクリル共重合
体の末端にアルコキシシリル基を導入できるので好まし
い。
【0060】
【化31】
【0061】上記溶液重合法による場合の重合溶剤とし
ては、炭化水素類(トルエン、キシレン、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサンなど)、酢酸エステル類(酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなど)、エーテル類(エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−
ブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート)、ケトン類(メチルエチルケトン、アセ
ト酢酸エチル、アセチルアセトン、メチルイソブチルケ
トン、アセトンなど)など、原料モノマーに対して非反
応性の溶剤であれば特に制限なく用いることができる。
本発明におけるアルコキシシリル基含有アクリル共重合
体(B)は、1種単独で用いてもよく、用途に応じて2
種以上を併用してもよい。
【0062】本発明における、水酸基を有するアクリル
樹脂(A)とアルコキシシリル基含有アクリル共重合体
(B)との配合割合については特に制限はないが、
(A)/(B)成分比が重量比で9/1〜1/9の範囲
が好ましく、8/2〜2/8の範囲がより好ましい。
(A)/(B)成分比が9/1を越えると本発明の組成
物から得られる塗膜の耐水性が低下する傾向があり、1
/9未満であると水酸基を有するアクリル樹脂(A)の
配合効果が充分に得られなくなる傾向がある。
【0063】本発明におけるオルガノポリシロキサン
(C)は、塗膜に撥水性を付与し、水のハジキ(たとえ
ば耐候性試験後の水のハジキ)を持続させるとともに、
塵埃等の汚染物の付着を防止するためなどに用いられる
成分であり、末端および/または側鎖に反応性官能基を
有し、水酸基を有する樹脂(A)およびアルコキシシリ
ル基含有重合体(B)と相溶性のあるものであれば、特
に制限されずに用いることができる。
【0064】オルガノポリシロキサン(C)は、線状、
分岐状、網状、環状のいずれの構造のものであってもよ
く、またオルガノ基(有機基)としては、水素原子、ア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、アリル基、
フェニル基などが挙げられる。なかでも、工業的に製造
されており、安価である、メチル基、ビニル基、フェニ
ル基などのオルガノ基が実用上有利である。上記反応性
官能基としては、シラノール基、アルコキシシリル基、
アルコール性水酸基、グリシジル基、アミノ基、メルカ
プト基、カルボキシル基、アミド基、ビニル基、(メ
タ)アクリロキシ基などが挙げられる。なかでも、シラ
ノール基、アルコキシシリル基、下記化32で表される
アルコール性水酸基が好ましい。反応性官能基の個数
は、オルガノポリシロキサン(C)1分子中に1個以上
が好ましい。
【0065】
【化32】
【0066】オルガノポリシロキサン(C)の分子量
は、水酸基を有するアクリル樹脂(A)およびアルコキ
シシリル基含有アクリル共重合体との相溶性のある範囲
において適宜選択可能であるが、分子量が大きくなるに
つれて前記相溶性は低下するので、ケイ素原子を2〜3
00個含むものが好ましく、2〜100個のものがより
好ましく、3〜50個のものが特に好ましい。
【0067】オルガノポリシロキサン(C)の具体例と
しては、次のものが挙げられる。すなわち、反応性官能
基としてアルコキシシリル基を有するものとしては、下
記化33、化34、化35または化36で表されるもの
が、反応性官能基としてシラノール基を有するものとし
ては、化37、化38、化39または化40で表される
ものが、その他の反応性官能基を有するものとしては、
化41、化42、化43または化44で表されるもの
が、さらに水酸基を有するアクリル樹脂(A)またはア
ルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)と共重合
可能なものとしては、化55、化56または化57で表
されるものが、それぞれ例示される。
【0068】
【化33】
【0069】〔化33中、Rはフェニル基、炭素数1〜
4のアルキル基、および、水酸基よりなる群から選ばれ
た1価の基、l、m、nはそれぞれ1〜5の整数であ
る。〕
【0070】
【化34】
【0071】〔化34中、nは2〜20の整数〕
【0072】
【化35】
【0073】〔化35中、m、nはそれぞれ1〜10の
整数である。〕
【0074】
【化36】
【0075】〔化36中、Rは炭素数1〜5のアルキル
基、nは2 〜10の整数である。〕
【0076】
【化37】
【0077】
【化38】
【0078】
【化39】
【0079】
【化40】
【0080】〔化37〜化40中、Meはメチル基、P
hはフェニル基、Rはフェニル基、炭素数1〜4のアル
キル基または水酸基、m、nは1〜50の整数であ
る。〕
【0081】
【化41】
【0082】
【化42】
【0083】
【化43】
【0084】
【化44】
【0085】〔化41〜化44中、Xは下記化45〜化
54の中から選ばれた有機官能基、Rはメチル基、フェ
ニル基またはC6 5 CH2 CH2 −基、n及びmは1
〜50の整数である。〕
【0086】
【化45】
【0087】
【化46】
【0088】
【化47】
【0089】
【化48】
【0090】
【化49】
【0091】
【化50】
【0092】
【化51】
【0093】
【化52】
【0094】
【化53】
【0095】
【化54】
【0096】〔化45〜化54中、RおよびR' は炭素
数1〜5のアルキル基である。〕
【0097】
【化55】
【0098】〔化55中、nは1〜50の整数であ
る。〕
【0099】
【化56】
【0100】〔化56中、Rはメチル基、フェニル基ま
たはC6 5 CH2 CH2 −基、nは1〜50の整数で
ある。〕
【0101】
【化57】
【0102】上記オルガノポリシロキサン(C)は、1
種単独を用いてもよく、必要に応じて2種以上を併用し
てもよい。オルガノポリシロキサン(C)の配合量は、
水酸基を有するアクリル樹脂(A)およびアルコキシシ
リル基含有アクリル共重合体(B)の固形分総量100
重量部(以下、「部」と略記する。)に対して、通常
0.01〜100部、好ましくは0.05〜50部であ
る。配合量が0.05部未満であると、撥水性などが充
分に発現され難く、50部を越えると、相溶性、ハジキ
などの点で問題が生じる。
【0103】本発明における部分加水分解縮合物(D)
の具体例としては、メチルシリケート、メチルトリメト
キシシラン、エチルトリメトキシシラン、ブチルトリメ
トキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、ドデシル
トリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−アミ
ノエチル−γ−プロピルトリメトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジブチ
ルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ビ
ニルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラ
ン、トリエチルメトキシシラン、トリフェニルメトキシ
シラン等のシラン化合物の部分加水分解縮合物であっ
て、その平均分子量が250〜2,500であるものが
例示される。
【0104】部分加水分解縮合物(D)は、上記シラン
化合物の1種単独又は2種以上の混合物に、必要量の水
を加え、さらに要すれば少量の塩酸、硫酸などを縮合触
媒として加え、常温〜100°Cの温度で、生成するメ
タノールを除去しながら縮合を進めることにより容易に
得ることができる。
【0105】メチルシリケートを部分加水分解し、縮合
させて得られる、メトキシシリル基を有する部分加水分
解縮合物の上市品としては、日本コルケート社のメチル
シリケート47、メチルシリケート51、メチルシリケ
ート55、メチルシリケート58、メチルシリケート6
0が挙げられ、またメチルトリメトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシランなどを部分加水分解し、縮合させて
得られる、メトキシシリル基を有する部分加水分解縮合
物の上市品としては、信越化学社のAFP−1、AFP
−2、AFP−6、KR213、KR217、KR92
18;東芝シリコーン社のTRS165、TR335
7;日本ユニカー社のY−1567、FZ−3701、
FZ−3704などが挙げられる。
【0106】上記部分加水分解縮合物(D)の配合量
は、水酸基を有するアクリル樹脂(A)およびアルコキ
シシリル基含有アクリル共重合体(B)の固形分総量1
00部に対して、通常0.01〜100部、好ましくは
0.5〜20部である。
【0107】本発明における沸点120°C以上のアル
コール(E)の具体例としては、n−アミルアルコー
ル、イソアミルアルコール、3−メトキシブチルアルコ
ール、n−ヘキシルアルコール、2−メチルペンタノー
ル、第二ヘキシルアルコール、2−エチルブチルアルコ
ール、第二ヘプチルアルコール、ヘプタノール、n−オ
クチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、第
二オクチルアルコール、ノニルアルコール、2,6−ジ
メチル−4−ヘプタノール、n−デカノール、n−ドデ
カノール、第二ウンデシルアルコール、トリメチルノニ
ルアルコール、第二テトラデシルアルコール、フェノー
ル、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、
3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール、ベンジル
アルコール、ジアセトンアルコールが挙げられる。
【0108】アルコール(D)の沸点が120°Cより
も低いと、スプレー塗装時、或いは加熱硬化させる前の
セッティング中にアルコールが揮発してしまい十分な効
果を得ることができない。アルコール(D)は、沸点が
高いために、硬化最終時まで塗膜に残る。それによって
最終塗膜の表面特性が変わり、硬度と耐衝撃性のバラン
ス及び2コート2ベークでの層間密着性が向上すると考
えられる。
【0109】アルコール(E)の配合量は、水酸基を有
するアクリル樹脂(A)およびアルコキシシリル基含有
アクリル共重合体(B)の樹脂固形分の総量100部に
対して3〜100部の範囲が好ましく、5〜70部の範
囲がより好ましい。アルコール(E)の配合量が3部未
満であると耐衝撃性、層間密着性が不十分となり、また
100部を越えると粘度が低下し、作業性が低下するの
で、ともに好ましくない。
【0110】アルコール(E)は、アクリル樹脂(A)
およびアルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)
の一方または双方に、それぞれの重合前、重合中、重合
後のいずれの時点で配合してもよく、また水酸基を有す
るアクリル樹脂(A)およびアルコキシシリル基含有ア
クリル共重合体(B)のブレンド後に配合してもよい
が、特にアルコール(E)をアクリル樹脂(A)及びア
ルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)の重合溶
剤に使用すると、アルコールと樹脂の相溶が十分となり
効果が安定する。
【0111】硬化時間を短縮するために、本発明に係る
熱硬化性上塗塗料組成物に硬化触媒を配合してもよい。
その場合の硬化触媒の具体例としては、ジブチルスズラ
ウレート、ジブチルスズジマレエート、ジオクチルスズ
ジラウレート、ジオクチルスズジマレエート、ジオクチ
ルスズマレエートのポリマー、オクチル酸スズ等の有機
スズ化合物;リン酸、モノメチルホスフェート、モノエ
チルホスフェート、モノブチルホスフェート、モノオク
チルホスフェート、モノデシルホスフェート、ジメチル
ホスフェート、ジエチルホスフェート、ジブチルホスフ
ェート、ジオクチルホスフェート、ジデシルホスフェー
ト等のリン酸またはリン酸エステル;プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイ
ド、グリシジルメタクリレート、グリシドール、アクリ
ルグリシジルエーテル、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシ
シラン、下記化58で表される化合物、油化シェルエポ
キシ社製のカーデュラE、同エピコート828、同エピ
コート1001等のエポキシ化合物とリン酸および/ま
たはモノ酸性リン酸エステルとの付加反応物;有機チタ
ネート化合物;トリス(エチルアセトアセテート)アル
ミニウム、トリス(アセチルアセトナート)アルミニウ
ム等の有機アルミニウム化合物;テトラブチルジルコネ
ート、テトラキス(アセチルアセトナート)ジルコニウ
ム、テトライソブチルジルコネート、ブトキシトリス
(アセチルアセトナート)ジルコニウム等の有機ジルコ
ニウム化合物;マレイン酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、イタコン酸、クエン酸、コハク酸、フ
タル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの酸
無水物、パラトルエンスルホン酸等の酸性化合物;ヘキ
シルアミン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、N,N−
ジメチルドデシルアミン、ドデシルアミン等のアミン
類;これらアミンと酸性リン酸エステルとの混合物また
は反応物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアル
カリ性化合物が挙げられる。
【0112】
【化58】
【0113】上記例示の硬化触媒のうち、有機スズ化合
物、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステルとアミン
との混合物または反応物、飽和または不飽和の多価カル
ボン酸もしくはその酸無水物、反応性シリコン化合物、
有機チタネート化合物、有機アルミニウム化合物、有機
ジルコニウム化合物またはこれらの2種以上の混合物
が、活性が高く好ましい。本発明における硬化触媒は1
種単独を用いてもよく、必要に応じて2種以上を併用し
てもよい。
【0114】硬化触媒の配合量はとくに制限されない
が、水酸基を有するアクリル樹脂(A)およびアルコキ
シシリル基含有アクリル共重合体(B)の樹脂固形分の
総量100部に対して、通常0.1〜20部の範囲が好
ましく、0.1〜10部の範囲がより好ましい。硬化触
媒の配合量が0.1部未満であると硬化性が低下する傾
向があり、20部を越えると塗膜の外観が悪くなる傾向
があるので、ともに好ましくない。
【0115】また、本発明に係る熱硬化性組成物は、通
常溶剤を配合して用いられる。その場合の溶剤として
は、非反応性の溶剤であれば特に制限されずに配合し
得、具体例としては、一般の塗料、コーティング剤など
に用いられている脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水
素類、アルキルアルコール類、ケトン類、エステル類、
エーテル類、アルコールエステル、ケトンアルコール
類、エーテルアルコール類、ケトンエーテル類、ケトン
エステル類、エステルエーテル類などが挙げられる。な
かでも、組成物の保存安定性が改善される点で、アルキ
ルアルコール類が好ましい。
【0116】上記アルキルアルコール類としては、アル
キル基の炭素数が1〜10のものが好ましく、たとえば
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、イソブチルアルコール、s−ブチルアルコール、
t−ブチルアルコール、n−アミルアルコール、イソア
ミルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアルコ
ール、エチレングリコールモノエーテルなどが挙げられ
る。本発明における溶媒は1種単独を用いてもよく、必
要に応じて2種以上を併用してもよい。
【0117】溶剤としてのアルコールの配合量に特に制
限はないが、水酸基を有するアクリル樹脂(A)および
アルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B)の樹脂
固形分の総量100部に対して、10部以下が好まし
く、50部以下がより好ましい。一般に、溶剤の配合量
は、水酸基を有するアクリル樹脂(A)およびアルコキ
シシリル基含有アクリル共重合体(B)の各分子量およ
び両者の組成によって異なり、実用上必要とされる固形
分濃度および粘度に合わせて調整される。なお、先に述
べた沸点120°C以上のアルコール(E)は、溶剤と
しても機能するが、この沸点120°C以上のアルコー
ルの配合量に限っては、先に述べた範囲の配合量が好ま
しい。
【0118】また、長期にわたる繰り返し使用に対して
問題のない保存安定性を確保するためには、本発明に係
る熱硬化性組成物に、脱水剤を配合することが好まし
い。その場合の脱水剤の具体例としては、たとえばオル
トギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、
オルト酢酸エチル、メチルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリ
メトキシシラン、メチルシリケート、エチルシリケート
等の加水分解性エステル化合物が挙げられる。
【0119】脱水剤は、アルコキシシリル基含有アクリ
ル共重合体(B)の重合前に加えてもよく、重合後に加
えてもよく、重合中に加えてもよい。
【0120】脱水剤の添加量に特に制限はないが、水酸
基を有するアクリル樹脂(A)およびアルコキシシリル
基含有アクリル共重合体(B)の樹脂固形分の総量10
0部に対して、通常100部以下が好ましく、50部以
下がより好ましい。
【0121】上記したアルキルアルコールと脱水剤とを
併用することにより、保存安定性を著しく改良すること
ができる。
【0122】本発明に係る熱硬化性上塗塗料組成物に、
用途に応じて、希釈剤、体質顔料等の顔料、紫外線吸収
剤、光安定剤、沈降防止剤、レベリング剤等の添加剤;
ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート等
の繊維素;エポキシ樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム、ポリビニルブチ
ラール等の樹脂;充填剤などを添加してもよい。
【0123】本発明に係る熱硬化性上塗塗料組成物を各
種塗布方法、たとえば浸漬、吹きつけ、刷毛塗り等の常
法により被塗物に塗布した後、通常30°C以上、好ま
しくは55〜350°Cで硬化させることにより、被塗
物の表面に密着性、耐久性などに優れた硬化塗膜を形成
することができる。
【0124】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変
更して実施することが可能なものである。
【0125】〔合成例1〕水酸基を有するアクリル樹脂
(A−1)の合成 攪拌機、温度計、還流冷却器、チッ素ガス導入管および
滴下ロートを備えた反応容器に、酢酸ブチル31.3
部、キシレン9.5部を仕込み、チッ素ガス導入管にて
チッ素ガスを導入しつつ110°Cに昇温した後、下記
に示す組成の混合物を滴下ロートより5時間かけて等速
滴下した。 キシレン 18.0部 スチレン 28.3部 メタクリル酸メチル 7.4部 アクリル酸n−ブチル 32.5部 Placcel FM−1 31.8部 2,2' −アゾビスイソブチロニトリル 1.8部 混合物の滴下終了後、2,2' −アゾビスイソブチロニ
トリル0.2部、トルエン3.8部を1時間かけて滴下
した。次いで、110°Cで2時間反応させて冷却し、
樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度を60%に調整
して水酸基を有するアクリル樹脂(A−1)を得た。こ
のアクリル樹脂の水酸基価(mgKOH/g soli
d)は72、数平均分子量は10,000であった。な
お、上記Placcel FM−1は、ダイセル社製
の、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル:ε−カプロラ
クトン1:1の反応物である。
【0126】〔合成例2〕水酸基を有するアクリル樹脂
(A−2)の合成 合成例1と同様の反応容器に、酢酸ブチル31.3部、
キシレン9.5部を仕込み、チッ素ガス導入管にてチッ
素ガスを導入しつつ110°Cに昇温した後、下記に示
す組成の混合物を滴下ロートより5時間かけて等速滴下
した。 キシレン 18.0部 スチレン 28.3部 メタクリル酸メチル 7.4部 アクリル酸n−ブチル 32.5部 Placcel FM−1 31.8部 FM 0711 5.0部 2,2' −アゾビスイソブチロニトリル 1.8部 混合物の滴下終了後、2,2' −アゾビスイソブチロニ
トリル0.2部、トルエン3.8部を1時間かけて滴下
した。次いで、110°Cで2時間反応させて冷却し、
樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度を60%に調整
して水酸基を有するアクリル樹脂(A−2)を得た。こ
のアクリル樹脂の水酸基価(mgKOH/g soli
d)は72、数平均分子量は10,500であった。な
お、上記FM 0711は、チッ素社製の、下記化59
で表される化合物である。
【0127】
【化59】
【0128】〔合成例3〕アルコキシシリル基含有アク
リル共重合体(B−1)の合成 合成例1と同様の反応容器に、キシレン45.9部を仕
込み、チッ素ガスを導入しつつ110°Cに昇温した
後、下記に示す組成の混合物を滴下ロートより5時間か
けて等速滴下した。 スチレン 12.8部 メタクリル酸メチル 50.1部 メタクリル酸ステアリル 6.9部 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 30.2部 キシレン 13.5部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 4.5部 混合物の滴下終了後、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル0.5部、トルエン5部を1時間かけて等速滴下
した。次いで、110°Cで2時間熟成した後冷却し、
樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度を60%に調整
してアルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B−
1)を得た。このアルコキシシリル基含有アクリル共重
合体(B−1)の数平均分子量は6,000であった。
【0129】〔合成例4〕アルコキシシリル基含有アク
リル共重合体(B−2)の合成 合成例1と同様の反応容器に、2−エチルヘキシルアル
コール30.0部、キシレン15.9部を仕込み、チッ
素ガスを導入しつつ110°Cに昇温した後、下記に示
す組成の混合物を滴下ロートより5時間かけて等速滴下
した。 スチレン 12.8部 メタクリル酸メチル 50.1部 メタクリル酸ステアリル 6.9部 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 30.2部 キシレン 13.5部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 4.5部 混合物の滴下終了後、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル0.5部、トルエン5部を1時間かけて等速滴下
した。次いで、110°Cで2時間熟成した後冷却し、
樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度を60%に調整
してアルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B−
2)を得た。このアルコキシシリル基含有アクリル共重
合体(B−2)の数平均分子量は6,300であった。
【0130】〔合成例5〕アルコキシシリル基含有アク
リル共重合体(B−3)の合成 合成例1と同様の反応容器に、キシレン45.9部を仕
込み、チッ素ガスを導入しつつ110°Cに昇温した
後、下記に示す組成の混合物を滴下ロートより5時間か
けて等速滴下した。 スチレン 12.8部 メタクリル酸メチル 45.1部 メタクリル酸ステアリル 6.9部 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 30.2部 キシレン 13.5部 FM 0711 5.0部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 4.5部 混合物の滴下終了後、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル0.5部、トルエン5部を1時間かけて等速滴下
した。次いで、110°Cで2時間熟成した後冷却し、
樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度を60%に調整
してアルコキシシリル基含有アクリル共重合体(B−
2)を得た。このアルコキシシリル基含有アクリル共重
合体(B−3)の数平均分子量は6,200であった。
【0131】表1に合成例1〜5で用いた原料組成を示
す。
【0132】
【表1】
【0133】(実施例1〜9および比較例1〜3)表2
又は表3に示す各成分を混合し、トップコートクリアー
塗料を調製した。脱脂およびリン酸化成処理を施した軟
鋼板に、自動車用エポキシアミド系カチオン電着プライ
マーおよび中塗サーフェーサーを塗装した塗板を試験片
とし、その上に市販のアクリルメラミン樹脂塗料(シル
バーメタリックベース)を塗布した後、ウェット・オン
・ウェット方式で、上記各トップコートクリアー塗料に
チヌビン900(チバガイギー社製のベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤)およびチヌビン292(チバガイギ
ー社製のヒンダードアミン系光安定剤)を、樹脂固形分
100部に対してそれぞれ1部を添加し、スプレー可能
な粘度までキシレンにて希釈し、140°Cで30分間
焼き付けた。このときのベースコートの乾燥膜厚は約1
5μm、トップコートクリアー塗料の乾燥膜厚は約30
μmであった。表2および表3に、得られた各塗装物の
特性をそれぞれ下記の方法により評価した結果を示す。
なお、表3には、比較例4として、市販のアクリルメラ
ミン塗料のみを塗装した塗装物の特性も比較のために示
してある。
【0134】(接触角)FACE接触角計CA−P型
(協和界面科学社製)を用いて、初期および耐候性試験
を行った後の各塗装物の水に対する接触角を測定した。
耐候性試験は、アトラス社製のユウブコンを用い、紫外
線照射時間8時間、水凝集(暗黒)50°Cにて4時間
を1サイクルとして、合計1400時間促進試験を行っ
た。
【0135】(リコート密着性)上記各塗装物に、さら
にアクリルメラミン樹脂塗料(シルバーメタリックベー
ス)を塗装した後、ウェット・オン・ウェット方式で、
上記トップコートクリアー塗料を塗装し、140°Cで
30分間焼き付けた。この焼付け後の塗装物をJIS
K5400に準拠した碁盤目試験法により試験した。2
5/25を評点10点とし、0/25を評点0点として
評価した。
【0136】
【表2】
【0137】
【表3】
【0138】表2および表3より、本発明に係る熱硬化
性上塗塗料組成物は、耐候性試験後も接触角の低減が小
さく、またリコート密着性に優れていることが分かる。
【0139】
【発明の効果】本発明に係る熱硬化性上塗塗料組成物
は、撥水性の保持性およびリコート密着性の物性バラン
スに優れるなど、本発明は優れた特有の効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 直民 兵庫県加古郡播磨町野添3丁目130−1 (72)発明者 古川 久夫 兵庫県神戸市北区筑紫が丘4丁目5の7

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水酸基を有するアクリル樹脂(A)と、下
    記一般式化1で表されるアルコキシシリル基含有アクリ
    ル共重合体(B)と、オルガノポリシロキサン(C)
    と、下記一般式化2で表されるシラン化合物の1種単独
    又は2種以上からなる混合物を部分加水分解して得た縮
    合物であって、加水分解性のメトキシシリル基を有し、
    数平均分子量が250〜2,500である部分加水分解
    縮合物(D)および/または沸点120°C以上のアル
    コール(E)と、からなることを特徴とする熱硬化性上
    塗塗料組成物。 【化1】 〔ただし、化1中、R1 は炭素数1〜10のアルキル
    基、R2 は水素原子、または、炭素数1〜10のアルキ
    ル基、炭素数1〜10のアリール基および炭素数1〜1
    0のアラルキル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水
    素基、aは0、1または2である。〕 【化2】 〔ただし、化2中、R1 は炭素数1〜30のアルキル
    基、炭素数1〜30のアリール基、炭素数1〜30のア
    ラルキル基、もしくは化3、化4、、化5、化6、化7
    または化8で表される1価の基、nは0〜3の整数であ
    る。〕 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】
  2. 【請求項2】前記水酸基を有するアクリル樹脂(A)
    は、その水酸基価が10〜300mgKOH/gであ
    り、その数平均分子量が1,500〜40,000であ
    る請求項1記載の熱硬化性上塗塗料組成物。
  3. 【請求項3】前記アルコキシシリル基含有アクリル共重
    合体(B)は、分子内に重合性二重結合とアルコキシシ
    リル基とを有するアルコキシシリル基含有モノマー単位
    を5〜90重量%含有する重合体である請求項1記載の
    熱硬化性上塗塗料組成物。
  4. 【請求項4】前記オルガノポリシロキサン(C)は、末
    端および/または側鎖に反応性官能基を有する請求項1
    記載の熱硬化性上塗塗料組成物。
  5. 【請求項5】前記部分加水分解縮合物(D)は、メチル
    トリメトキシシランを部分加水分解して得た縮合物であ
    る請求項1記載の熱硬化性上塗塗料組成物。
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