JPH0199563A - 外用部材 - Google Patents

外用部材

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JPH0199563A
JPH0199563A JP62258073A JP25807387A JPH0199563A JP H0199563 A JPH0199563 A JP H0199563A JP 62258073 A JP62258073 A JP 62258073A JP 25807387 A JP25807387 A JP 25807387A JP H0199563 A JPH0199563 A JP H0199563A
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浩 田中
Yoshiki Moriya
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喬 鈴木
Toshiaki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、貼付試!!*(バッチテスト)、身体の疾患
部の止血、消毒、保護、および局所または循環系への薬
物投与などの目的で皮膚上に直接貼付する外用部材(す
なわち、医療用または医療補助用のいわゆる絆創膏、鎮
痛消炎等を目的とする硬膏剤、パップ剤等)に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、このような外用部材は紙、不織布、熱可塑性樹脂
などの支持体上に常温で感圧接着性を有する高分子物質
層を積層したものが知られているが、皮膚に直接長時間
にわたり貼付されるため接着力や刺激性の関係などから
適用皮膚面での皮膚炎、いわゆる絆創膏かぶれを起こす
ことがよく知られている。
この絆創膏かぶれを改良するために接着剤成分の樹脂や
生ゴムに対する研究、あるいは皮膚生理作用を阻害しな
い通気性のある支持体の研究や支持体への塗布方法の検
討などが試みられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような試みも効果は少なく、依然と
して絆創膏かぶれが接触性皮膚炎の中でも良く知られた
皮膚炎の一つになっている。
本発明者等はこうした事情に鑑み、皮膚刺激を抑制した
外用部材を得るべく鋭意研究を重ねた結果、特定のシリ
コン化合物すなわちポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサンを、常温で感圧接着性を有する高分子物
質層に配合することにより、皮膚刺激性を低減させ、絆
創膏かぶれを著しく低減できることを見出したが、残念
なことにこの外用部材は皮膚への接着性においてやや劣
る場合があった。この点を改良すべくざらに研究を重ね
た結果、上記ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシ
ロキサンと水溶性高分子であるカルボキシビニルポリマ
ーを併用することにより、上記欠点が改良され、かつ外
用部材の皮膚刺激性を低減させ、絆創膏かぶれを著しく
低減できることを見出し、これらの知見にもとずいて本
発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段1 すなわち本発明は、シートまたはテープ状支持体上に常
温で感圧接着性を有する高分子物質層を積層してなる外
用部材において、該高分子物質層にポリオキシアルキレ
ン変性オルガノポリシロキサンと、カルボキシビニルポ
リマーとを配合してなる外用部材である。
以下、本発明の構成について詳細に述べる。
本発明において使用される支持体としては、和紙、クラ
フト紙等の紙類、綿布、スフ、不織布等の布類、塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、
ポリカーボネイト、及びこれらの共重合体、セロハン等
のプラスチックフィルム、金属箔、及びこれら各種支持
体の積層体などが挙げられる。
本発明において使用される常温で感圧接着性を有する高
分子物質としては、アクリル系高分子物質、例えば(メ
タ)アクリル酸−〇−ブチルエステル、(メタ)アクリ
ル酸−n−ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸−2
−エチルブチルエステル、(メタ)アクリル酸イソオク
チルエステル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシ
ルエステル、(メタ)アクリル酸−〇−デシルエステル
、(メタ)アクリル酸−n−ドデシルエステル、(メタ
)アクリル酸トリデシルエステルなどの(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル及び/又は上記エステル類と共重
合可能な(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸
、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸−2−とドロキ
シエチルエステル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキ
シプロピルエステル、(メタ)アクリルアミド、N、ト
ジメチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸
ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジ
エチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸−2
−メトキシエチルエステルの如き官能基を有する単量体
及び/又はアクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニ
ルプロピオネートの如きビニル系単量体との共重合物等
、 ゴム系高分子物質、例えばポリイソプレンゴム、ポリイ
ソブチレンゴム、ポリブテンゴム、ブチルゴム、スチレ
ン−ブタジェンゴム、スチレン−ブタジェン−スチレン
共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−スチレン共重合
体ゴム、シリコーンゴム、天然ゴム等、 ビニル系高分子物質、例えばポリビニルアルコール、ポ
リビニルエーテル、ポリビニルアセテート等が挙げられ
る。本発明においてはこれらの高分子物質を、密着性、
相溶性等を考慮しながら単独で又は組合せて使用する。
本発明に用いるポリオキシアルキレン変性オルガノポリ
シロキサンは下記一般式[A]乃至[D]で表される化
合物である。
(以下全白) 本発明に用いられるポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサンの平均分子量は3000以上を有するも
のが好ましく、更に好ましくは5000以上である。ま
た、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン
分子中にポリオキシアルキレン基を2〜80重量%含有
するものが好ましく、効果発現の面から更に好ましくは
、11〜50重量%である。
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの配
合量は前記高分子物質層中の0.1〜90重量%、好ま
しくは0.1〜50重量%である。多量に配合すると、
外用部材の皮膚上への接着性を損なう傾向にあり好走し
くない。
本発明に用いられるカルボキシビニルポリマーは、分子
中にカルボキシル基を持った水溶性のとニルポリマーで
、平均分子量100万〜300万程度のアクリル酸を主
とする重合体である。市販品ではカーボボール(グツド
リッチ社: B、F、GoodrichChemica
l Co、) 、ハイビスワコ−(和光純薬工業社)等
があげられる。これらのものは中和することにより増粘
ゲル化することから広く液剤の増粘剤として用いられて
いるが、本発明の外用部材においては、中和せずに前記
高分子物質相に添加分散して用いる。前記高分子物質相
への分散性を良好ならしむる為にはあらかじめ適当量の
水又はアルコールに溶解させて用いることが好ましい。
用いる水又はアルコールの量は該カルボキシビニルポリ
マーを均一分散するに必要な最低量で良い。
カルボキシビニルポリマーの配合量は、該高分子相全量
中0.5乃至5%が好適である。0.5%未満では接着
性の向上は見られず、5%を越えて配合しても更なる向
上は見られない。
本発明においては上記した必須構成成分に加えて各種の
添加剤、例えば薬剤、溶解・拡散改善剤、保水剤、角質
軟化剤、経皮吸収侶進剤等が高分子物質層中に配合可能
である。
これらのものを具体的に例示すれば、薬剤としては、 a、鎮痛消炎剤:例えばサリチル酸、サリチル酸メチル
、サリチル酸グリコール、1−メントール、力ンファー
、ノニル酸ワニリルアミド、トコフェロール、ハツカ油
、チモール、トウガラシエキス、トウガラシ末、酢酸ト
コフェロール、di−カンフル、アセトアミノフェン、
メフェナム酸、フルフエナム酸、インドメタシン、ジク
ロフェナック、アルクロエナツク、オキシフェンブタシ
ン、フェニルブタシン、イブプロフェン、フルルブブロ
フエンなど す、抗菌性物質:例えばニトロメタシン、ナイスクチン
、アセトスルファミン、クロトリマゾール、ペンタマイ
シン、アムホテリシンB1ビロールニドリン、など C1抗生物質:例えばβ−ラクタン系抗生物質(ペニシ
リン類、セファロスポリン類)、オキシテトラサイクリ
ン、硫酸フラジオマイシン、エリスロマイシン、クロラ
ムフェニコールなど d、ビタミン剤:例えばビタミンA1エルゴカルシフエ
ロール、コレカルシフェロール、オクトチアミン、リボ
フラビン酪酸エステルなど e、冠血管拡張剤:例えばニトログリセリン、ニフエミ
ビン、ジビリダモール、イソソルバイトシナイトレート
、エリスリトーステトラニトレイト、ペンタエリトース
テトラニトレイトなど r、抗ヒスタミン剤:例えば塩酸ジフェンヒドラミン、
クロルフェニラミン、ジフェニルイミダゾールなど g、コルチコステロイド類:例えばハイドロコーチシン
、プレゾニゾロン、パラメタシン、ベクロメタゾンブロ
ビオナート、フルメタシン、ベータメタシン、プロピオ
ン酸ベクロメタゾン、デキサメタシン、トリアムシノロ
ン、トリアムシノロンアセトニド、フルオシノロン、フ
ルオシノロンアセトニド、フルオシノロンアセトニドア
セテート、プロピオン酸りロベクゾールなど り、催眠鎮痛剤:例えばフエノバルビタール、アモバル
ビタール、シフロバルビタールなどのバルビタール類 i、精神安定剤:例えばフルフェナジン、チオリダジン
、ベンゾジアゼピン類(例えばジアゼパム、ロラゼバン
、フルニトラゼパン)、クロルプロマジンなど j、抗高血圧剤:例えばクロニジン、カリクレインなど に、降圧利尿剤:例えばハイドロサイアザイド、ベンド
ロフルメサイアザイドなど ■、麻酔剤:例えばリドカイン、ベンシカイン、アミノ
安息香酸エチルなど m、抗てんかん剤:例えばニトラゼパム、メブロバメー
トなどがあげられる。
経皮吸収促進剤としてはジメチルスルホキサイド、ドデ
シルスルホキサイド、メチルオクチルスルホキサイド、
ジメチルデシルホスホキサイド、モノ又はジエチルアセ
タミド、トビドロキシエチルラクタミド、ジメチルアセ
トアミド、N、トジメチルドデカミド、ジメチルホルム
アミド、トルイル酸ジエチルアミド、テトラヒドロフル
フリルアルコール、テトラヒドロフラン、ソルビトール
、ドデシルピロリドン、メチルピロリドン、尿素、アジ
ピン酸ジエチル、スクアレン、スクアラン、アセチル化
ラノリン、セチルラクテート、ジオクチルセバケート、
エトキシ化ステアリルアルコール、ラノリン酸ラノリン
アルコール、高級脂肪酸アルコール、サリチル酸、スチ
ルイソオクタノエート、流動パラフィン、スクワラン、
ワセリン、アミノ酸、蛋白分解酵素、ニコチン酸エチル
、l−メントール、サルブルール、高級脂肪酸トリグリ
セリド、ポリオキシアルキレングリコール、脂肪酸モノ
(又はジ)エタノールアミド、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリグリセリンアルキルエステル、高級アルキルス
ルホンなどがあげられる。
また溶解剤、保水剤としてはラノリン、オリーブ油、グ
リセリン、プロピレングリコール、ベンジルアルコール
、ブチルベンゾエート、シリスチン酸イソプロピル、オ
クタツール、1,3−ブチレングリコール、(ポリ)エ
チレングリコールなどがあげられる。
その他の任意成分としては、窩分子物質層の保型性を保
つための充填剤、接着助剤、軟化剤、ゲル化剤等があげ
られる。
充填剤としては、シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム
、カオリン、雲母、亜鉛華、水酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、澱粉、タルク、クレーなどが挙げられる。
接着助剤としては酢酸エチル、酢酸ブチル、クエン酸ト
リエチル、ブチルアルコール等、軟化剤としては各種可
塑剤、ポリブテン、ポリイソブチレン低重合物、ゲル化
剤としてはアラビアゴム、ゼラチンなどを挙げることが
できる。
本発明に係る外用部材を製造するには、感圧接着シート
又はテープを製造するに用いる公知の方法ならいずれで
も用いることができる。例えば溶媒に溶解された高分子
物質溶液、又は高分子物質を水性媒体に分散させたエマ
ルジョンに、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシ
ロキサンとカルボキシビニルポリマーを添加して分散さ
せ、その後シートまたはテープ状の支持体上に該溶液又
はエマルジョンを塗布し、乾燥して外用部材とする方法
、上記と同様の方法でポリオキシアルキレン変性オルガ
ノポリシロキサンを添加することなくシートまたはテー
プ状の支持体上に高分子物質層を形成させ、しかる後、
該ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを
塗布、又は噴震等の方法で配合する方法等があげられる
シートまたはテープ状の支持体上に高分子物質層(感圧
接着剤層)を形成するには、前記高分子物質溶液又はエ
マルシヨンを、スプレィコート法、ロールコート法、グ
ラビアコート法、リバースコート法、デイツプコート法
、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法等の公知の塗布手
段を用いることができる。
塗布膜の乾燥は、水性媒体の液体成分、高分子溶液中の
溶媒等を飛散させるような条件を採用すれば良い。この
目的のためには、熱風乾燥法、赤外線照射による乾燥法
、遠赤外線照射による乾燥法等によって、約90〜18
0℃で1〜10分程度加熱すればよい。感圧接着性を有
する高分子物質層の厚みは、外用部材の種類によって異
なるが、一般には乾燥後の厚みが絆創膏類では0.5m
m以下、硬膏剤、パップ剤等では0.5mm以上が好ま
しい。
[実施例1 以下に実施例をあげて本発明の詳細な説明するが本発明
はこれらに限定されるものではなく本発明の技術思想を
逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。なお実施例
中部とあるのは全て重量部を表す。なお、皮膚刺激性、
保持力および糊残りは次の方法にて測定した。
亙1皿1止 各外用部材から幅4 c m %長き7cmの試験片を
作成し、これを絆創膏に比較的かぶれ易い被験者の前腕
部に48時間貼付した後剥離し、試験片剥離後2時間、
5時間、24時間の皮膚刺激性値を評価した。
刺激性の評価は下記の基準にて行なった。
紅斑等の反応を認めない・・・・−・・・・・・・・・
−−かすかな紅斑を認める・・・・・・・・・・・・・
・・・・・±紅斑を認める  ・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・+強い紅斑を認める・・・
・−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・什強い紅
斑と浮腫を認める・・・・・・・・・・・・・・・■−
保」1カー 各外用部材から輻4cm+、長き7cmの試験片を作成
し、これを被験者の前腕部に48時間貼付して、試験片
が皮膚からはがれるか否かを判定した。
皇ユニ 各外用部材について、使用時に剥離シートを感圧接着剤
層からはがす際に剥離シート上に接着剤が残存するか否
かを判定した。またヒト前腕部に外用部材を貼付して4
8時間経過してから剥がす際に適用皮膚面に糊残りが生
じているか否かを判定した。
実施例1、比較例1 市販のアクリル酸エステルを主成分とするアクリル系接
着剤(サイピノールA T−301,サイデン化学社製
)80部に、一般式(A)の構造を有し、ポリオキシエ
チレン基を20重量%含有し、平均分子量が6000で
あるポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン4
部を混合し、次いで、あらかじめ調装しておいたハイビ
スワコ−104の30%水溶液10部を添加混合した後
、酢酸エチルを主溶剤とする硬化剤(サイピノールDT
)20部を混合して接着剤組成物をえた。この接着剤組
成物をポリオレフィン系不織布に塗布し、常温で乾燥さ
せて外用部材を得、これを実施例1とした。また同様の
方法でポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン
とハイビスワコー水溶液とを配合しない外用部材を得、
これを比較例1とした。
実施例1および比較例1の皮膚刺激性評価結果を表1に
示す。
(以下余白) 表1から明らかなように、比較例に皮膚刺激性が認めら
れるのに対し、本発−明品はいずれの被験者においても
皮膚刺激性が少ないことが判り、またわずかな刺激性値
を示した被験者でも短時間に刺激性がなくなっているこ
とがわかる。
また、比較例1には、剥離シート上および貼付皮膚面上
での糊残りの現象が見られたのに対して実施例1ではこ
れが見られず、皮膚への保持力も比較例1と同程度に良
好であった。
(以下余白) 実施例2 実施例1中のポリオキシエチレン変性オルガノポリシロ
キサン4部を、一般式(B)の構造を有し、ポリオキシ
エチレン基を75重量%含有し、平均分子量が3000
0であるポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサ
ン45部に、30%カルボキシビニルポリマー水溶液1
0部を30%カーボボール水溶液20部に変更した以外
は実施例1と同一処方、同様の方法で外用部材を得た。
実施例3 実施例1中のポリオキシエチレン変性オルガノポリシロ
キサン4部を、一般式(C)の構造を有しポリオキシエ
チレン基を7重量%含有し、平均分子量が3000であ
るポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン0.
5部に、30%カルボキシビニルポリマー水溶液の配合
量を5部に変更した以外は実施例1と同様にして外用部
材を得た。
実施例4 実施例1中のポリオキシエチレン変性オルガノポリシロ
キサン4部を、一般式(A)の構造を有しポリオキシエ
チレン基を50重置部含有し、平均分子量が20000
であるポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン
20部に、30%カルボキシビニルポリマー水溶液10
部を30%カーボボール水溶液20部に置換した以外は
実施例1と同様にして外用部材を得た。
実施例2乃至4についての剥離後2時間後の皮膚刺激性
評価結果を表2に示した。表2から明らかなように、実
施例2乃至4の外用部材の皮膚刺激性は少なく、安全性
に優れていることがわかる。
尚、実施例2乃至4の外用部材は保持力が良好であり、
糊残りの現象は見られなかった。
、・;、i′余 白) 表2 皮膚刺激性評価結果 実施例5 市販のポリビニルアルコールを主成分とするビニル系接
着剤100部に実施例1で用いたのと同じポリオキシエ
チレン変性オルガノポリシロキサンを6部、30%カル
ボキシビニルポリマーのアルコール溶液10部を混合し
、しかる後ポリエチレンフィルム上に均一に塗布し、乾
燥させ外用部材を得た。
比較例2 実施例5と同様にしてポリオキシエチレン変性オルガノ
ポリシロキサンおよびカルボキシビニルポリマーのアル
コール溶液を抜去した外用部材を得た。
実施例5および比較例2の剥離2時間後の皮膚刺激性評
価結果を表3に示す。表3から明らかなように比較例2
に皮膚刺激性が認められるのに対し、実施例5は皮膚刺
激性が少なく、安全性に優れていることがわかる。また
、比較例2には、剥離シート上および貼付皮膚面上での
糊残りの現象が見られたのに対して実施例5ではこれが
見られず、かつ皮膚への保持力も良好であうな。
次に、薬剤を含有する外用部材について実施例をあげて
詳細に説明する。なお、薬物放出性、薬物溶解性の測定
には、次の方法を用いた。
1目1放J口± 各外用部材から4cm X 7cmの試験片を作成し、
これを健康人の皮膚に所定時間貼付して剥離後のテープ
中に残存する薬物を定量することによって接着剤からの
薬物の放出性を決定した。
1立且股庄 各外用部材を1ケ月常温に保存した後、高分子物質層を
顕微鏡にて観察し、薬物の結晶の析出の有無を調べた。
実施@6 実施例1で用いたものと同一の接着剤80部と硬化剤2
0部に、L−メントール6.9部、サリチル酸グリコー
ル4.9部、ノニル酸ワニリルアミド0.018部、お
よび一般式(A)の構造を有し、ポリオキシエチレン基
を20重量%含有し、平均分子量が6000であるポリ
オキシエチレン変性オルガノポリシロキサン5部とカル
ボキシビニルポリマーの30%水溶液10部を加えて混
合した後、ポリオレフィン系不織布に均一に塗布、乾燥
させ、外用部材を得た。
比較例3 ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサンとカル
ボキシビニルポリマー水溶液を抜去した以外は実施例6
と同一処方、同様の方法で外用部材を得た。
得られた外用部材の皮膚刺激性は表4の結果で示すよう
に、比較例3に皮膚刺激性が認められるのに対し、本発
明品である実施例6はいづれの被験者においても皮膚刺
激性が少ないことがわかり、またわずかな刺激性値を示
した被験者でも短時間後に刺激性がなくなっていること
がわかる。また得られた外用部材の皮膚への保持力は良
好であり、剥離シート上及び貼付皮膚面上での糊残り現
象は見られなかった。ざらに薬物の放出性は良好であり
、薬物溶解性も良好で結晶の析出は見られなかった。
表4 皮膚刺激性評価結果 実施例7 実施例6で用いたものと同じ接着剤80部と硬化剤20
部に店−メントール9.5部、サリチル酸グリコール6
.8部、ノニル酸ワニリルアミド0.024部、および
一般式(B)の構造を有し、ポリオキシエチレン基を7
5重量%含有し、平均分子量が30000であるポリオ
キシエチレン変性オルガノポリシロキサン45部、カル
ボキシビニルポリマーの30%水、・容液25部を加え
て混合した後、実施例6と同様の方法で外用部材を得た
実施例8 実施例7で用いたものと同じ接着剤80部と硬化剤20
部にL−メントール6.6部、サリチル酸グリコール4
.7部、ノニル酸ワニリルアミド0.017部、および
一般式(C)の構造を有し、ポリオキシエチレン基を1
1重量%含有し、平均分子量が3000であるポリオキ
シエチしノン変性オルガノポリシロキサン0.5部、カ
ルボキシビニルポリマーの30%水溶液5部を加えて混
合した後、実施例7と同様の方法で外用部材を得た。
実施例9 実施例7で用いたものと同じ接着剤80部と硬化剤20
部にL−メントール13,1部、サリチル酸グリコール
9.3部、ノニル酸ワニリルアミド0.033部、およ
び一般式(A)の構造を有し、ポリオキシエチレン基を
50重量%含有し、平均分子量が20000であるポリ
オキシエチレン変性オルガノポリシロキサン100部を
加えて混合した後、カルボキシビニルポリマーの30%
水溶>1ji45部を実施例7と同様の方法で外用部材
を得た。
実施例7乃至9の外用部材の皮膚刺激性の結果(剥離2
時間後)を表7に示した。表7から明らかなように、い
ずれの外用部材にも皮膚刺激性は少なく、安全性に優れ
ていることがわかる。また、いずれの外用部材も保持力
は良好で、糊残りの現象は見られず、薬物放出性、薬物
溶解性も良好であった。
表7 皮膚刺激性評価結果(2時間後)実施例10 ゼラチン10部、カオリン10部、ポリビニルアルコー
ル5部、グリセリン5部、プロピレングリコール15部
、ポリアクリル酸2部、精製水が30部、L−メントー
ル4部、サリチル酸メチル4部、di−カンフル1部、
チモール0.5部、酢酸トコフェロール0.5部および
実施例5で用いたのと同じポリオキシエチレン変性オル
ガノポリシロキサン3部とカルボキシビニルポリマーの
30%水溶液10部を加えて混合した後、ポリオレフィ
ン系不織布に均一に塗布し、乾燥させて外用部材を得た
比較例4 ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサンとカル
ボキシビニルポリマー水溶液を抜去した以外は実施例1
0と同様にして外用部材を得、これを比較例4とした。
得られた外用部材の皮膚刺激性(剥離2時間後)は表8
の結果で示すように、比較例4に皮膚刺激性が認められ
るのに対し、本発明品である実施例10の皮膚刺激性は
少なかった。また実施例10の外用部材は、保持力は良
好で、薬物の放出性、薬物溶解性も良好で結晶の析出は
見られなかった。
表8 皮膚刺激性評価結果(2時間後)[発明の効果〕 本発明の外用部材は皮膚刺激性が少なく、人体安全性が
極めて高く、かつ接着性、糊残り、薬物溶解性、薬物放
出性にも優れたものである。
特許出願人 株式会社 資 生 堂 手続補正書(自発) 昭和62年11月1ユ日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第2褥073号 2、発明の名称 外用部材 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都中央区銀座7丁目5番5号明細書の「
発明の詳細な説明」の欄。
5、補正の内容 明細書第35頁「表8」の「比較例6」を「比較例4」
、と補正する。
以上

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート又はテープ状支持体上に常温で感圧接着性
    を有する高分子物質層を積層してなる外用部材において
    、該高分子物質層にポリオキシアルキレン変性オルガノ
    ポリシロキサンと、カルボキシビニルポリマーとを配合
    することを特徴とする外用部材。
  2. (2)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
    ンが、下記一般式[A]乃至[D]で表される化合物よ
    り選ばれたものである特許請求の範囲第1項記載の外用
    部材。
  3. (3)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
    ンの平均分子量が3000以上である特許請求の範囲第
    1項または第2項のいずれかに記載の外用部材。
  4. (4)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
    ンのアルキレンオキシド含有量が11〜50重量%であ
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の
    外用部材。
  5. (5)カルボキシビニルポリマーの平均分子量が100
    万〜300万である特許請求の範囲第1項または第4項
    のいずれかに記載の外用部材。 ▲数式、化学式、表等があります▼[A] ▲数式、化学式、表等があります▼[B] ▲数式、化学式、表等があります▼[C] ▲数式、化学式、表等があります▼[D] (式中、Rは炭素数1乃至3のアルキル基、又はフェニ
    ル基、R′は水素、又は炭素数1乃至12のアルキル基
    、pは1乃至5の整数、qは2又は3、mは5乃至10
    0、nおよびxは1乃至50の整数である。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002363069A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Nitto Denko Corp 貼付製剤
US8337884B2 (en) 1995-06-07 2012-12-25 Noven Pharmaceuticals, Inc. Transdermal compositions containing low molecular weight drugs which are liquid at room temperatures

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