JPS6346163A - 外用部材 - Google Patents

外用部材

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JPS6346163A
JPS6346163A JP61168470A JP16847086A JPS6346163A JP S6346163 A JPS6346163 A JP S6346163A JP 61168470 A JP61168470 A JP 61168470A JP 16847086 A JP16847086 A JP 16847086A JP S6346163 A JPS6346163 A JP S6346163A
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polyoxyethylene
polyoxyalkylene
skin irritation
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、貼付試9(パッチテスト)、身体の疾患部の
止血、消毒、保護、および局所または循環系への薬物投
与などの目的で皮膚上に直接貼付する外用部材(すなわ
ち、医療用または医療補助用のいわゆる絆創膏、鎮痛消
炎等を目的とする硬膏剤、パップ剤等)に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、このような外用部材は紙、不織布、熱可塑性樹脂
などの支持体上に常温で感圧接着性を有する高分子物質
層を積層したものが知られているが、皮膚に直接長時間
にわたり貼付されるため接着力や刺激性の関係などから
適用皮膚面での皮膚炎、いわゆる絆創膏がぶれを起こす
ことがよく知られている。
この絆創膏かぶれを改良するために接着剤成分の樹脂や
生ゴムに対する研究、あるいは皮膚生理作用を阻害しな
い通気性のある支持体の研究や支持体への塗布方法の検
討などが試みられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような試みも効果は少なく、依然と
して絆創膏かぶれが接触性皮膚炎の中でも良く知られた
皮膚炎の一つになっている。
本発明者等はこうした事情に鑑み、皮膚刺激を抑制した
外用部材を得るべく鋭意研究を重ねた結果、特定のシリ
コン化合物すなわちポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサンを常温で感圧接着性を有する高分子物質
層に配合することにより、皮膚刺激性を低減させ、絆創
膏かぶれを著しく低減できることを見出し、この知見に
もとずいて本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、シートまたはテープ状支持体上に常
温で感圧接着性を有する高分子物質層を積層してなる外
用部材において、該高分子物質層にポリオキシアルキレ
ン変性オルガノポリシロキサンを配合してなる外用部材
である。
以下、本発明の構成について詳細に述べる。
本発明において使用される支持体としては、和紙、クラ
フト紙等の紙類、綿布、スフ、不織布等の布類、塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、
ポリカーボネイト、及びこれらの共重合体、セロハン等
のプラスチックフィルム、金属箔、及びこれら各種支持
体の積層体などが挙げられる。
本発明において使用される常温で感圧接着性を有する高
分子物質としては、アクリル系高分子物質、例えば(メ
タ)アクリル酸−〇−ブチルエステル、(メタ)アクリ
ル酸−n−ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸−2
−エチルブチルエステル、(メタ)アクリル酸イソオク
チルエステル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシ
ルエステル、(メタ)アクリル酸−n−デシルエステル
、(メタ)アクリル酸−n−ドデシルエステル、(メタ
)アクリル酸トリデシルエステルなどの(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル及び/又は上記エステル類と共重
合可能な(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸
、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキ
シエチルエステル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキ
シプロピルエステル、(メタ)アクリルアミド、N、N
−ジメチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル
酸ジメチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸
ジエチルアミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸−
2−メトキシエチルエステルの如き官能基を有する単量
体及び/又はアクリロニトリル、ビニルアセテート、ビ
ニルプロピオネートの如きビニル系単量体との共重合物
等、 ゴム系高分子物質、例えばポリイソプレンゴム、ポリイ
ソブチレンゴム、ポリブテンゴム、ブチルゴム、スチレ
ン−ブタジェンゴム、スチレン−ブタジェン−スチレン
共重合体ゴム、スチレン−イソプレン−スチレン共重合
体ゴム、シリコーンゴム、天然ゴム等、 ビニル系高分子物質、例えばポリビニルアルコール、ポ
リビニルエーテル、ポリビニルアセテート等が挙げられ
る。本発明においてはこれらの高分子物質を、密着性、
相溶性等を考慮しながら単独で又は組合せて使用する。
本発明に用いるポリオキシアルキレン変性オルガノポリ
シロキサンは下記一般式[A]乃至[D]で表される化
合物である。
(以下余白) 本発明に用いられるポリオキシアルキレン変性オルガノ
ポリシロキサンの平均分子量は3000以上を有するも
のが好ましく、更に好ましくは5000以上である。ま
た、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン
分子中にポリオキシアルキレン基を2〜80重量%含有
するものが好ましく、効果発現の面から更に好ましくは
、11〜50重量%である。
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの配
合量は前記高分子物質層中の0.1〜90重量%、好ま
しくは0゜1〜50重量%である。多量に配合すると、
外用部材の皮膚上への接看性を損なう傾向にあり好まし
くない。
本発明においては上記した必須構成成分に加えて各種の
添加剤、例えば薬剤、溶解・拡散改善剤、保水剤、角質
軟化剤、経皮吸収促進剤等が高分子物質層中に配合可能
である。
これらのものを具体的に例示すれば、薬剤としては、 a、鎮痛消炎剤:例えばサリチル酸、サリチル酸メチル
、サリチル酸グリコール、1−メントール、カンファー
、ノニル酸ワニリルアミド、トコフェロール、ハツカ油
、チモール、トウガラシエキス、トウガラシ末、酢酸ト
コフェロール、dl−カンフル、アセトアミノフェン、
メフェナム酸、フルフェナム酸、インドメタシン、ジク
ロフェナック、アルクロエナツク、オキシフェンブタシ
ン、フェニルブタシン、イブプロフェン、フルルブブロ
フエンなど す、抗菌性物質:例えばニトロフラゾン、ナイスクチン
、アセトスルファミン、クロトリマゾール、ペンタマイ
シン、アムホテリシンB1ビロールニドリン、など C0抗生物質:例えばβ−ラクタン系抗生物質(ペニシ
リン類、セファロスポリン類)、オキシテトラサイクリ
ン、硫酸フラジオマイシン、エリスロマイシン、クロラ
ムフェニコールなど d、ビタミン剤:例えばビタミンA1エルゴカルシフエ
ロール、コレカルシフェロール、オクトチアミン、リボ
フラビン酪酸エステルなど e、冠血管拡張剤:例えばニトログリセリン、ニフエジ
ピン、ジビリダモール、イソソルバイトシナイトレート
、エリスリトーステトラニトレイト、ペンタエリトース
テトラニトレイトなど「、抗ヒスタミン剤:例えば塩酸
ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン、ジフェニル
イミダゾールなど g、コルチコステロイド類:例えばハイドロコーチシン
、プレゾニゾロン、バラメタシン、ベクロメタゾンブロ
ビオナート、フルメタシン、ベータメタシン、プロピオ
ン酸ベクロメタゾン、デキサメタシン、トリアムシノロ
ン、ドリアムシノロンアセトニド、フルオシノロン、フ
ルオシノロンアセトニド、フルオシノロンアセトニドア
セテート、プロピオン酸りロベクゾールなど り、催渡鎮痛剤二例えばフエノパルビタール、アモバル
ピタール、シフロバルビタールなどのバルピタール類 i、精神安定剤:例えばフルフェナジン、チオリダジン
、ベンゾジアゼピン類(例えばジアゼパム、ロラゼバン
、フルニトラゼパン)、りaルブUマシンなど j、抗高血圧剤:例えばクロニジン、カリクレインなど に、降圧利尿剤:例えばハイドロサイアザイド、ペンド
ロフルメサイアザイドなど 1、麻酔剤:例えぼりドカイン、ベンシカイン、アミノ
安息香酸エチルなど 膳、抗てんかん剤:例えばニトラゼバム、メブロバメー
トなどがあげられる。
軽度吸収促進剤としてはジメチルスルホキサイド、ドデ
シルスルホキサイド、メチルオクチルスルホキサイド、
ジメチルデシルホスホキサイド、モノ又はジエチルアセ
タミド、N−ヒドロキシエチルラクタミド、ジメチルア
セトアミド、N、N−ジメチルドデカミド、ジメチルホ
ルムアミド、トルイル酸ジエチルアミド、テトラヒドロ
フルフリルアルコール、テトラヒドロフラン、ソルビト
ール、ドデシルピロリドン、メチルピロリドン、尿素、
アジピン酸ジエチル、スクアレン、スクアラン、アセチ
ル化ラノリン、セチルラクテート、ジオクチルセバケー
ト、エトキシ化ステアリルアルコール、ラノリン酸ラノ
リンアルコール、高級脂肪酸アルコール、サリチル酸、
スチルイソオクタノエート、流動パラフィン、スクヮラ
ン、ワセリン、アミノ酸、蛋白分解酵素、ニコチン酸エ
チル、1−メントール、サルブルール、高級脂肪酸トリ
グリセリド、ポリオキシアルキレングリコール、脂肪酸
モノ(又はジ)エタノールアミド、エチレングリコール
モノエチルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル、ポリグリセリンアルキルエステル、高級アルキ
ルスルホンなどがあげられる。
また溶解剤、保水剤としてはラノリン、オリーブ油、グ
リセリン、ベンジルアルコール、ブチルベンゾエート、
シリスチン酸イソプロピル、オクタツール、1.3−ブ
チレングリコール、(ポリ)エチレングリコールなどが
あげられる。
その他の任意成分としては、高分子物質層の保型性を保
つための充填剤、接着助剤、軟化剤等があげられる。
充填剤としては、シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム
、カオリン、雲母、亜鉛華、水酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、澱粉、タルク、クレー等、接着助剤としては
酢酸エチル、酢酸ブチル、クエン酸トリエチル、ブチル
アルコール等、軟化剤としては各種可塑剤、ポリブテン
、ポリイソブチレン低重合物などを挙げることができる
本発明に係る外用部材を製造するには、感圧接着シート
又はテープを製造するに用いる公知の方法ならいずれで
も用いることができる。例えば溶媒に溶解された高分子
物質溶液、又は高分子物質を水性媒体に分散きせたエマ
ルシヨンに、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシ
ロキサンを添加して分散させ、その後シートまたはテー
プ状の支持体上に該溶液又はエマルジョンを塗布し、乾
燥して外用部材とする方法、上記と同様の方法でポリオ
キシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを添加する
ことなくシートまたはテープ状の支持体上に高分子物質
層を形成させ、しかる後、該ポリオキシアルキレン変性
オルガノポリシロキサンを塗布、又は噴B等の方法で配
合する方法等があげられる。
シートまたはテープ状の支持体上に高分子物質層(感圧
接着剤層)を形成するには、前記高分子物質溶液又はエ
マルジョンを、スプレィコート法、ロールコート法、グ
ラビアコート法、リバースコート法、デイツプコート法
、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法等の公知の塗布手
段を用いることができる。
塗布膜の乾燥は、水性媒体の液体成分、高分子溶液中の
溶媒等を飛散きせるような条件を採用すれば良い。この
目的のためには、熱風乾燥法、赤外線照射による乾燥法
、遠赤外線照射による乾燥法等によって、約90〜18
0℃で1〜10分程度加熱すればよい。感圧接着性を有
する高分子物質層の厚みは、外用部材の種類によって異
なるが、一般には乾燥後の厚みが絆創膏類では0.5+
am以下、硬膏剤、バッグ剤等では0.5mm以上が好
ましい。
[実施例] 以下に実施例をあげて本発明の詳細な説明するが本発明
はこれらに限定きれるもので4よなく本発明の技術思想
を逸脱しなし)範囲で種々の変形力(可能である。なお
実施例中部とあるのは全て重量部を表す。なお、皮膚刺
激性、保持力および糊残りは次の方法にて測定した。
亙1皿監良 各外用部材から輻4C醜、長ざ7CI+の試験片を作成
し、これを絆創膏に比較的かぶれ易し)被!夫者の前腕
部に24時間貼付した後刺離し、試慝灸片撃11離1多
2時間、5時間、24時間の皮膚刺激性イ直を評価した
。刺激性の評価は下記の基準にて11なった。
紅斑等の反応を認めない・・・・・・・・・・・・・・
・−かすかな紅斑を認める・・・・・・・・・・・・・
・・・・・±紅斑を認める  ・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・+強い紅斑を認める・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・丑強い紅
斑と浮腫を認める・・・・・・・・・・・・・・・■−
保」1カー 各外用部材から幅4 c II %長ざ7cmの試験片
を作成し、これを被験者の前腕部に24時間貼付して、
試験片が皮膚からはがれるか否かを判定した。
■ユ亙 各外用部材について、使用時に剥離シートを感圧接着剤
層からはがす際に剥離シート上に接着剤が残存するか否
かを判定した。またヒト前腕部に外用部材を貼付して2
4時間経過してから剥がす際に適用皮膚面に湖残りが生
じているか否かを判定した。
実施例1、比較例1 市販のアクリル酸エステルを主成分とするアクリル系接
着剤と酢酸エチルを主溶剤とする硬化剤のセット(サイ
ピノールA T−301,サイデン化学社製)を用い接
着剤80部と硬化剤20部を混合し、ざらに一般式(A
)の構造を有し、ポリオキシエチレン基を20重量%含
有し、平均分子量が6000であるポリオキシエチレン
変性オルガノポリシロキサン4部を混合した。これを塩
化ビニルフィルム上に均一に塗布し、常温で乾燥させて
外用部材を得、これを実施例1とした。また同様の方法
でポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン無配
合の外用部材を得、これを比較例1とした。
実施例1および比較例1の皮膚刺激性評価結果を表1に
示す。
(以下余白) 表1 皮膚刺激性評価結果 (以下余白) 表1から明らかなように、ポリオキシエチレン変性オル
ガノポリシロキサン無配合の比較例に皮膚刺激性が認め
られるのに対し、本発明品はいずれの被験者においても
皮膚刺激性が少ないことが判り、またわずかな刺激性値
を示した被験者でも短時間に刺激性がなくなっているこ
とがわかる。
また、比較例1には、剥離シート上および貼付皮膚面上
での糊残りの現象が見られたのに対して実施例1ではこ
れが見られず、かつ皮膚への保持力も良好であった。
実施例2、比較例2 市販パッチテスト用絆創膏(鳥居製薬製)に実施例1で
用いたポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン
を120g/a+2塗布して外用部材を得、これを実施
例2とした。また、市販パッチテスト用絆創膏そのもの
を比較例2とした。実施例2および比較例2についての
皮膚や1激性の評価結果を表2に示す。表2から明らか
なように比較例2には皮膚刺激性が認められるのに対し
、実施例2には皮膚刺激性がなく、安全性に優れている
ことがわかる。また本発明品は糊残り現象もなく保持力
も良好であったが、市販品には糊残り現象が見られた。
(以下余白) 実施例3 実施例1中のポリオキシエチレン変性オルガノポリシロ
キサン4部を、一般式(B)の構造を有し、ポリオキシ
エチレン基を75重量%含有し、平均分子量が3000
0であるポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサ
ン45部に変更した以外は実施例1と同一処方、同様の
方法で外用部材を得た。
実施例4 実施例1中のポリオキシエチレン変性オルガノポリシロ
キサン4部を、一般式(C)の構造を有しポリオキシエ
チレン基を7重量%含有し、平均分子量が3000であ
るポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン0.
5部に置換した以外は実施例1と同様にして外用部材を
得た。
実施例5 実施例1中のポリオキシエチレン変性オルガノポリシロ
キサン4部を、−a式(A)の構造を有しポリオキシエ
チレン基を50重量%含有し、平均分子量が20000
であるポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン
20部に置換した以外は実施例1と同様にして外用部材
を得た。
実施例3乃至5についての剥離後2時間後の皮膚刺激性
評価結果を表3に示した。表3から明らかなように、実
施例3乃至5の外用部材の皮膚刺激性は少なく、安全性
に優れていることがわかる。尚、実施例3乃至5の外用
部材は保持力が良好であり、糊残りの現象は見られなか
った。
(以下余白) 表3 皮膚刺激性評価結果 (以下余白) 実施例6 市販のポリビニルアルコールを主成分とするビニル系接
着剤100部に実施例1で用いたのと同じポリオキシエ
チレン変性オルガノポリシロキサンを6部混合し、しか
る後ポリエチレンフィルム上に均一に塗布し、乾燥させ
外用部材を得た。
比較例3 実施例6と同様にしてポリオキシエチレン変性オルガノ
ポリシロキサン無配合の外用部材を得た。
実施例6および比較例3の剥離2時間後の皮膚刺激性評
価結果を表4に示す。表4から明らかなように比較例3
に皮膚刺激性が認められるのに対し、実施例6は皮膚刺
激性が少なく、安全性に優れていることがわかる。また
、比較例3には、剥離シート上および貼付皮膚面上での
糊残りの現象が見られたのに対して実施例6ではこれが
見られず、かつ皮膚への保持力も良好であった。
表4  皮膚刺激性評価結果 次に、薬剤を含有する外用部材につし)で実施例をあげ
て詳細に説明する。なお、薬物放出性、薬物溶解性の測
定には、次の方法を用いた。
粟嵐豊土ユ 各外用部材から4cm X 7cmの試験片を作成し、
これを健康人の皮膚に所定時間貼付して剥離後のテープ
中に残存する薬物を定量することによって接着剤からの
薬物の放出性を決定した。
ゑ立ヱ尻立 各外用部材を1ケ月常温に保存した後、高分子物質層を
顕微鏡にて観察し、薬物の結晶の析出の有無を調べた。
実施例7 実施例1で用いたものと同一の接着剤80部と硬化剤2
0部に、L−メントール6.9部、サリチル酸グリコー
ル4.9部、ノニル酸ワニリルアミド0.018部、お
よび一般式(A)の構造を有し、ポリオキシエチレン基
を20重量%含有し、平均分子量が6000であるポリ
オキシエチレン変性オルガノポリシロキサン5部を加え
て混合した後、ポリオレフィン系不織布に均一に塗布、
乾燥させ、外用部材を得た。
比較例4 ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン5部を
抜去した以外は実施例7と同一処方、同様の方法で外用
部材を得た。
得られた外用部材の皮膚刺激性は表5の結果で示すよう
に、比較例4に皮膚刺激性が認められるのに対し、本発
明品である実施例7はいづれの被験者においても皮膚刺
激性が少ないことかわかり、またわずかな刺激性値を示
した被験者でも短時間後に刺激性がなくなっていること
がわかる。
また得られた外用部材の皮膚への保持力は良好であり、
剥離シート上及び貼付皮膚面上での糊残り現象は見られ
なかった。ざらに薬物の放出性は良好であり、薬物溶解
性も良好で結晶の析出は見られなかった。
(以下全白) (以下余白) 実施例8.比較例5 市販の消炎鎮痛プラスターを比較例5とし、これに実施
例7で用いたものと同じポリオキシエチレン変性オルガ
ノポリシロキサンを120g/m2ffl布して外用部
材を得、これを実施例8とした。
皮膚刺激性評価結果を表6に示す。
表6から明らかなように比較例5の市販消炎鎮痛プラス
ターには皮膚刺激性が認められるのに対し、本発明品で
ある実施例8は皮膚刺激性が少なく、安全性に優れてい
ることがわかる。
(以下余白) 表6 皮膚刺激性評価結果 (以下全白) 実施例9 実施例?で用いたものと同じ接着剤80部と硬化剤20
部にt−メントール9.5部、サリチル酸グリコール6
.8部、ノニル酸ワニリルアミド0.024部、および
一般式(B)の構造を有し、ポリオキシエチレン基を7
5重量%含有し、平均分子量が30000であるポリオ
キシエチレン変性オルガノポリシロキサン45部を加え
て混合した後、実施例7と同様の方法で外用部材を得た
実施例10 実施例7で用いたものと同じ接着剤80部と硬化剤20
部にL−メントール6.6部、サリチル酸グリコール4
.7部、ノニル酸ワニリルアミド0.017部、および
一般式(C)の構造を有し、ポリオキシエチレン基を1
1重量%含有し、平均分子量が3000であるポリオキ
シエチレン変性オルガノポリシロキサン0.5部を加え
て混合した後、実施例7と同様の方法で外用部材を得た
実施例11 実施例7で用いたものと同じ接着剤80部と硬化剤20
部にt−メントール13.1部、サリチル酸グリコール
9.3部、ノニル酸ワニリルアミド0.033部、およ
び一般式(A)の構造を有し、ポリオキシエチレン基を
50重量%含有し、平均分子量が20000であるポリ
オキシエチレン変性オルガノポリシロキサン100部を
加えて混合した後、実施例7と同様の方法で外用部材を
得た。
実施例9乃至11の外用部材の皮膚刺激性の結果(剥離
2時間後)を表7に示した。表7から明らかなように、
いずれの外用部材にも皮膚刺激性は少なく、安全性に優
れていることがわかる。また、いずれの外用部材も保持
力は良好で、糊残りの現象は見られず、薬物放出性、薬
物溶解性も良好であった。
(以下全白) 表7 皮膚刺激性評価結果(2時間後)(以下余白) 実施例12 市販のポリビニルアルコールを主成分とするビニル系接
着剤100部に、C−メントール11.7部、サリチル
酸メチル12.4部、ハツカ油0.5部、dl−カンフ
ル2.0部、チモール0.5部、酢酸トコフェロール0
.3部、サリチル酸グリコール3.4部および実施例7
で用いたのと同じポリオキシエチレン変性オルガノポリ
シロキサン6部を添加、混合し、次いでこれをポリオレ
フィン系不織布に均一に塗布し、乾燥させて外用部材を
得た。
比較例6 ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン6部を
抜去した以外は実施例12と同様にして外用部材を得、
これを比較例6とした。
得られた外用部材の皮膚刺激性(剥離2時間後)は表8
の結果で示すように、比較例6に皮膚刺激性が認められ
るのに対し、本発明品である実施例12の皮膚刺激性は
少なかった。また実施例12の外用部材は、保持力は良
好で、糊残りの現象は見られず、薬物の放出性、薬物溶
解性も良好で結晶の析出は見られなかった。
(以下全白) 実施例13 実施例12と同一の市販ポリビニルアルコールを主成分
とするビニル系接着剤100部に、L−メントール11
.7部、サリチル酸メチル12.4部、ハツカ油0.5
部、dt−カンフル2.0部、チーt−−)tto、5
部、酢酸トコフェロール0.3部、サリチル酸グリコー
ル3.4部および実施例7で用いたのと同じポリオキシ
エチレン変性オルガノポリシロキサン3部と、実施例9
で用いたのと同じポリオキシエチレン変性オルガノポリ
シロキサン3部とを添加、混合し、次いでこれをポリオ
レフィン系不織布に均一に塗布し、乾燥させて外用部材
を得た。
比較例7 ポリオキシエチレン変性オルガノボリシaキサン計6部
を抜去した以外は実施例13と同様にして外用部材を得
、これを比較例7とした。
得られた外用部材の皮膚刺激性(剥離2時間後)は表9
の結果で示すように、比較例7に皮膚刺激性が認められ
るのに対し本発明品である実施例13の皮膚刺激性は少
なかった。また実施例13の外用部材は、保持力は良好
で、糊残りの現象は見られず、薬物の放出性、薬物溶解
性も良好で結晶の析出は見られなかった。
表9 皮膚刺激性評価結果(2時間後)[発明の効果] 本発明の外用部材は皮膚刺激性が少なく、人体安全性が
極めて高く、かつ接着性、糊残り、薬物溶解性、薬物放
出性にも優れたものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート又はテープ状支持体上に常温で感圧接着性
    を有する高分子物質層を積層してなる外用部材において
    、該高分子物質層にポリオキシアルキレン変性オルガノ
    ポリシロキサンを配合することを特徴とする外用部材。
  2. (2)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
    ンが、下記一般式[A]乃至[D]で表される化合物よ
    り選ばれたものである特許請求の範囲第1項記載の外用
    部材。
  3. (3)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
    ンの平均分子量が3000以上である特許請求の範囲第
    1項または第2項のいずれかに記載の外用部材。
  4. (4)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサ
    ンのアルキレンオキシド含有量が11〜50重量%であ
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の
    外用部材。 ▲数式、化学式、表等があります▼[A] ▲数式、化学式、表等があります▼[B] ▲数式、化学式、表等があります▼[C] ▲数式、化学式、表等があります▼[D] (式中、Rは炭素数1乃至3のアルキル基、又はフェニ
    ル基、R′は水素、又は炭素数1乃至12のアルキル基
    、pは1乃至5の整数、qは2又は3、mは5乃至10
    0、nおよびxは1乃至50の整数である。)
JP61168470A 1986-04-15 1986-07-17 外用部材 Granted JPS6346163A (ja)

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