JPH0197248A - 丸編機の選択装置用戻し装置及びその操作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、互いに平行に設けられて不動作位置と動作位
置との間を移動可能で両方の位置において一緒に拘束可
能な少なくとも１組の選針刃を選択装置毎に備え、これ
らの選針刃が柄出しジャックの柄出しパットにそれぞれ
作用し、電磁設定装置により柄に従って不動作位置から
動作位置へ移動可能である、多編成系丸編機の選＆Ｆ装
置の選択装置用戻し装置に関する。

〔従来の技術〕

このような選択装置は、丸編機の１回転後に柄を規則正
しく反覆される限られた大きさの柄の個別選針用選針装
置に使用される。柄は選択装置において固定的に規定さ
れている。柄の高さは丸偏機の編成系数により、また柄
の綿は柄出しジャックの柄出しパットの数により規定さ
れる。

選択装置の柄に従う設定は丸ａ機において行なわれる。

このため出図人の以前の出願（特願昭６３−２００３３
２号）では、選針刃を設定するため各編成系の選択装置
に選択的に付加可能な設定装置が提案されている。選択
装置の選針刃の設定前に、付加可能な設定装置の作用範
囲にある共通な初期位置へすべての選針刃をもって行か
ねばならない。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の基磯になっている課題は、丸８機における柄交
換の際選択装置の選針刃を迅速かつ確実に共通な不動作
位置へ戻すことができる戻し装置を提供することである
。

〔課題を解決するための手段〕

この課題を解決するため本発明によれば、戻し装置が￥
に＠設定装置の代りに選択装置へ付加可能なケースを持
ち、各選針刃組のため選針刃の移動方向に移動可能な移
動片がこのケース内に支持されて、選針刃組のすべての
選針刃に作用する押圧面と同様にすべての選針刃に作用
する引戻し面とを持っている。

移動片の引戻し面が移動片のかぎ端部に形成され、移動
片が移動行程の一部において更に選針刃の移動方向に対
して横に移動可能に設けられているのがよい。

〔発明の効果〕

本発明により構成される戻し装置を、前述した共通な電
磁設定装置のように順次すべての選択装置に付加して、
設定装置による新たな柄選択のため、選択装置のすべて
の選針刃を既存の納設定から不動作位置へ戻すことがで
きる。本発明の特別な利点は、移動片が引戻し面を持ち
、従って動作位置にある選針刃を捕捉して不動作位置へ
戻すことができるだけでなく、移動片が更に不動作位置
に密まる選針刃にも作用する押圧面を持ち、選針刃を動
作位置の方へ励かすことができる。その際選針刃を本発
明により次のようにして戻すことができる。即ち選択装
置のすべての選針刃の拘束を解除し、少なくとも１つの
移動片を柄出しジャックの方へ動かし、移動片の抑圧面
により、不動作位置にあるすべての選針刃を移動して、
柄出しジャックの柄出しパットに作用させ、横移動され
た移動片を逆方向に戻して、引戻し面によりすべての選
針刃を捕捉し、すべての選針刃を共通な動作位置から、
選択装置に付加可能なＳ砒設定装置の作用範囲にある共
通な不動作位置へ戻し、設定装置による新たな設定後す
べての選針刃を拘束する。

不動作位置に留まる選針刃も移動片によりまず動作位置
へ移動することにより、選択装置の範囲にあるすべての
柄出しジャック及び補助針が、針筒にある選択位置へ半
径方向内方に移動される。続いてすべての選針刃が不動
作位置へ引戻されると、柄出しジャック及び補助針はこ
の選択位置に留まる。選択装置の新たな設定のために付
加される設定装置は、その電磁設定装置又は設定装置に
より、選針刃のみを動作位置へ前進させればよく、柄出
しジャック及び補助針を一緒に動かす付加的な力を加え
る必要がない。それにより特に大きい電磁力なしに確実
な選針刃選択が保証される。

〔実施例〕

本発明により構成されて２組の選針刃を持つ選択装置用
戻し装置の実施例を、添付図面に基いて以下に説明する
。

第１図の半径断面図は、多編成系丸編機のうち針筒ｌＯ
の下部１０．１を示している。＆ｆ筒のこの下部１０．
１には、柄出しジャック１１がその下端１１．１の周り
に揺動可能に支持されている。

柄出しジャック１１の上端は二叉頭部１１．３として形
成され、針筒１０に長さ方向移動及び揺動可能に支持さ
れてＭ御パット１２・２を持つ補助針１２がこの二叉頭
部にはまり、この補助針の頭部１２．３は完全には示し
てない編針１３の下端に°当っている。丸編機のうち更
にカム環１５が、このカム環に取付けられて補助針１２
の長さ方向運動を制御するカム１４と共に示されている
。

更に固定保持環１７上には、選択袋＠１９の基部１６が
取付けられ、この選択装置１９に戻し装置２０が付加さ
れている。第２図ないし第４図の水平断面図に示すよう
に、選択袋Ｍ１９は上下に設けられて互いに平行に延び
る２組の選針刃を持ち、各組の２つの選針刃２３９２４
は並置されて、中間空間２２を残して選択装置１９のケ
ース２１内に、針筒に対して半径方向移動可能に支持さ
れている。選針刃組の各選針刃２３．２４は公知のよう
に、柄出しジャック１１が柄出しパット１１．２を持つ
高さ位置に合わされている。

第１図では、一方の柄出しジャック１１の柄出しパット
１１．２が最上高さ位置で、他方の柄出しジャック１１
の柄出しパット１１．２が最下高さ位置で、それぞれ柄
出しパットに作用する各選針刃組の選針刃２３と共に示
されている。

両方の選針刃組の選針刃２３及び２４は、括出しジャッ
ク１１の柄出しパット１１．２用乗上げ斜面を持つそれ
ぞれ１つの乗上げ頭部２３．１．２４．１と、図示しな
い設定装置の移ｍ機構用作用端部２３．２．２４．２と
、すべての選針刃組に対して共通な拘束条片２７又は２
８用のそれぞれ２つの側方係合凹所２５及び２６を持っ
ている。選針刃は、第２図において右の選針刃２４がと
る不動作位置と、第２図の左に示す選針刃２３がとる動
作位置との間で、それぞれ移動可能であり、これらの両
方の位置でそれぞれ拘束条片２７又は２８により拘束可
能である。拘束条片２７及び２８は、第１図に示すよう
に直角に曲ってつまみ頭部に終る切換え棒３０により、
拘束位置と拘束解除位置との間で動かされる。第２図な
いし第４図では、拘束条片２７及び２８がそれぞれ拘束
解除位置で示されている。

第２図ないし第４図から戻し装置２０の構造もわかる。

その詳細は、わかり易くするため第３図及び第４図に分
布して示されている。この戻し装置はケース３１を持ち
、このケースの段付き壁部分３２は選択装置１９の後方
へ開いたケースへ心合わせして付加可能で、第１図に示
す係合爪３３により取付は可能である。ケース３１内に
は中心制御板３４がケースの全長にわたって延び、その
前端と後端をそれぞれ楔面頭部３４．１及び３４．２と
なるように厚くされている。

制御板３４の両側には、それぞれ１つの移動片３５及び
３６が選択装置の選針刃２３．２４の移動方向に移動可
能に支持され、概略的に示す戻しはね３７の戻し力に抗
して、移動方向に対して直角に運動可能である。針筒の
半径方向に一致する選針刃２３．２４及び付属の移動片
３５．３６の移動方向は、２つの方向矢ａ］３８及び３
９により第３図及び第４図に示されている。

両方の移動片３５及び３６は同じに構成されているが、
制御板３４に関して対称に戻し装置のケース３１へ挿入
され、戻し装置の全高にわたって延びている。移動片の
前部は、押圧面３５．１゜３６．１と引戻し面を形成す
るかぎ端部３５．２．３６．２とを持っている。移動片
３５及び３６は制御板３４に面する当り側にそれぞれ２
つの楔面溝３５．３及び３５．４を持ち、これらの楔面
溝へ制御板３４の楔面頭部３４．１及び３４．２がはま
ることができる。

第１図及び第３図には握り頭部４１に終る揺動レバー４
０が示され、ケース３１の図示しない支持穴へ差込み可
能な切換え軸４２に結合されている。この切換え軸４２
は固定制御板３４にある図示しない穴を貫通して、各移
動片３５．３６のために連結突起４３を持っている。各
連結突起４３は移動片３５．３６に形成される連結凹所
４４へ係合している。切換え軸４２を持つ揺動レバー４
０は、鍵のようにケース３１内で揺動可能である。揺動
レバー４０により、両方の移動片３５及び３６移動が同
時に一緒に次のように行なわれる。

第２図は初期位置にある戻し装置２０を示し、この位置
で両方の移動片３５及び３６は中間位置にあり、固定制
御板３４の楔面頭部３４．１及び３４・２は移動片３５
．３６の楔面溝３５．３．３６．３及び３５．４゜３６
．４へはまり、両方の移動片のかぎ端部３５．２及び３
６．２は密接している。この位置でかぎ端部３５．２及
び３６．２は、第２図からよくわかるように、選択装置
１９の両方の選針刃組の間の中間空間２２へ押込まれる
。移動片３５及び３６のこの位置で戻し装置２０が選択
装置１９へ付加されて、係合爪３３により係留されると
、切換え棒３０を介して選択装置１９の両方の拘束条片
２７及び２８が拘束解除される。それからケース３１内
に支持される揺動レバー４０が、第１図に示す中間位ｆ
ｉ＆Ｍ　（第２図）からまず第１図に示す位置へ揺動さ
れ、それにより両方の移動片３５及び３６が第３図に示
す位置へ矢印３８の方向に動かされる。移動片３５及び
３６のこの運動の際両方の移動片３５．３６が、固定制
御板３４の楔面頭部３４．ｌ及び３４．２により戻しは
ね３７の力に抗して、移動方向に対して直角にも動かさ
れるので、移動片３５及び３６のかぎ端部３５，２及び
３６．２が、すべての選針刃２３及び２４の側方凹所２
３．３及び２４．３へ第３図のようにはまる。更に第３
図かられかるように、選針刃２３及び２４の作用端部２
３．２及び２４．２が、両方の移動片３５及び３６の押
圧面３５．ｌ及び３６．１の作用を受け、それにより両
方の選針刃組のすべての選針刃２３及び２４が完全な動
作位置へ移動される。それによりこれらの選針刃２３及
び２４の作用範囲にあるすべての柄出しジャック１１及
び補助針１２が針筒の溝へ半径方向内方に押込まれる。

続いて揺動レバー４０が逆方向に中間位ＢＭを越えて第
１図に鎖線で示す揺動位置Ｒへ戻される。この戻し運動
中にすべての選針刃２３及び２４が両方の移動片３５及
び３６のかぎ端部３５゜２及び３６．２により捕捉され
て、一緒に不動作位置へ戻される。戻し装置２０を選択
装置１９から外すため、揺動レバー４０が揺動位置Ｒか
ら中間位置Ｍへ揺動される。両方の移動片３５及び３６
はばね３７により第２図に示す位置へ房される。鰐いて
選択袋ｆｉｆ１９を新たに設定するため、戻し装＠２０
の代りに電磁設定装置が選択装置Ｉ９に付加される。続
いて切換え棒３０及び拘束条片２７．２８の逆の運動に
より選針刃２３及び２４の針選択が固定される。

【図面の簡単な説明】

第を図は戻し装置を付加された選択装置の範囲における
九Ｈｈの針筒及びカム環の半径に沿う断面図、第２図は
不動作位置にある戻し装置を付加された選択装置の第１
図ＩＩ−ＩＩ　！！ｉに沿う水平断面図、第３図は移動
片が前進状態にある戻し装置及び選択装置の第２図に対
応する断面図、第４図は移動片が戻し状態にありかつ選
針刃が不動作位置にある戻し装置及び選択装置の第２図
に対応する断面図である。 ｌＯ・・・針筒、１１・・・柄出しジャック、１１．２
・・・柄出しパット、１９・・・選択装置、２０・・・
戻し装置、２３．２４・・・選針刃、２７．２８・・・
拘束条片、３１・・・ケース、３５．３６・・・移動片
、３５．１．３６．１・・・押圧面、３５．２．３６．
２・・・引戻し面（かぎ端部）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　互いに平行に設けられて不動作位置と動作位置との
   間を移動可能で両方の位置において一緒に拘束可能な少
   なくとも１組の選針刃を選択装置毎に備え、これらの選
   針刃が柄出しジャックの柄出しパットにそれぞれ作用し
   、電磁設定装置により柄に従つて不動作位置から動作位
   置へ移動可能であるものにおいて、戻し装置（２０）が
   電磁設定装置の代りに選択装置（１９）へ付加可能なケ
   ース（３１）を持ち、各選針刃組のため選針刃（２３，
   ２４）の移動方向に移動可能な移動片（３５，３６）が
   このケース（３１）内に支持されて、選針刃組のすべて
   の選針刃（２３，２４）に作用する押圧面（３５．１，
   ３６．１）と同様にすべての選針刃（２３，２４）に作
   用する引戻し面（３５．２，３６．２）とを持つている
   ことを特徴とする、多編成系丸編機の選針装置の選択装
   置用戻し装置。 ２　移動片（３５，３６）の引戻し面が移動片のかぎ端
   部（３５．２，３６．２）に形成され、移動片（３５，
   ３６）が移動行程の一部において更に選針刃（２３，２
   ４）の移動方向に対して横に移動可能に設けられている
   ことを特徴とする、請求項１に記載の戻し装置。 ３　移動片（３５，３６）の横移動が、固定制御板（３
   ４）に形成される楔面頭部（３４．１，３４．２）によ
   り強制され、この楔面頭部に沿つて移動片（３５，３６
   ）が案内されることを特徴とする、請求項２に記載の戻
   し装置。 ４　選択装置が２組の選針刃を持ち、移動片（３５，３
   ６）が両方の選針刃組の間の中間空間（２２）へ押込み
   可能に固定制御板（３４）の両側に設けられていること
   を特徴とする、請求項１ないし３の１つに記載の戻し装
   置。 ５　両方の移動片（３５，３６）が中間の初期位置から
   両方向（３８，３９）へ一緒に移動可能に設けられて、
   共通な駆動機構（４０〜４３）に連結されていることを
   特徴とする、請求項４に記載の戻し装置。 ６　共通な駆動機構がケース（３１）内に支持されて手
   により動かすことができる揺動レバー（４０）を含み、
   この揺動レバーが両方の移動片（３５，３６）の連結凹
   所（４４）へはまる連結突起（４３）を持つ切換え軸（
   ４２）に結合されていることを特徴とする、請求項５に
   記載の戻し装置。 ７　両方の移動片（３５，３６）が同じに構成され、固
   定制御板（３４）に対して対称に設けられていることを
   特徴とする、請求項４ないし６の１つに記載の戻し装置
   。 ８ａ）選択装置（１９）のすべての選針刃（２３，２４
   ）の拘束を解除し、 ｂ）少なくとも１つの移動片（３５，３６）を柄出しジ
   ャック（１１）の方へ動かし、移動片（３５，３６）の
   押圧面（３５．１，３６．１）により、不動作位置にあ
   るすべての選針刃（２３，２４）を移動して、柄出しジ
   ャック（１１）の柄出しパット（１１．２）に作用させ
   、 ｃ）横移動された移動片（３５，３６）を逆方向（３９
   ）に戻して、引戻し面（３５．２，３６．２）によりす
   べての選針刃（２３，２４）を捕捉し、すべての選針刃
   （２３，２４）を共通な動作位置から、選択装置（１９
   ）に付加可能な電磁設定装置の作用範囲にある共通な不
   動作位置へ戻し、 ｄ）設定装置による新たな設定後すべての選針刃（２３
   ，２４）を拘束する ことを特徴とする、請求項１ないし７に記載の戻し装置
   を持つ選択装置の選針刃を戻す方法。